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2012.11.22 (Thu)

【2012インカレ】12/22フォト

121122nihon2.jpg
1点差で勝利し歓喜する日本大と敗れた拓殖大。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2012.11.22 (Thu)

【2012インカレ】11/22レポート(2回戦)

残り4つの椅子を奪い合うベスト8は
東海大・近畿大・筑波大・日本大に


 墨田区総合体育館に場所を移して行われたベスト8を決める残りの4試合。大会初の延長戦は、日本大拓殖大を下すビッグゲーム。近畿大天理大も最後まで競り合う展開となり、愛知学泉大もディフェンスで東海大に迫るなど、ベスト8決めに相応しい熱い戦いが見られた。

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【日本大が延長戦での劇的な勝利で拓殖大を下す】
121122fujii.jpg 拓殖大日本大のベスト8をかけた戦いは、延長戦にもつれ込む激しいものとなり、1点差で日本大が激戦を制した。

 1Qは点の取り合いとなり拓殖大リードの22-18。2Qも拓殖大が先行しているものの、大きく突き放すことができず進んでいく。拓殖大は#94長谷川(4年・F)のファウルが込んでベンチへ。#11佐々木(4年・C)や#14大垣(2年・SF)のシュートでじわじわリードを広げる。日本大はミスが続いて追い上げにに苦しみ、38-30と拓殖大リードのまま前半を終了。

 3Qに入り、前半無得点だった日本大#11飛田(4年・F)にようやく最初の1本が来る。#1坂田(3年・F)がフリースローを得ていく展開になるが、拓殖大は#14大垣、#94長谷川、#11佐々木と続いて一気に差を12点に。しかしここから日本大も地道に追い上げ、#15栗原(1年・SG・前橋育英)の2本の3Pもあって点差を一桁にすると、53-51と2点差に詰めて3Qを終え、4Qは僅差の接戦が続く展開となった。

 拓殖大は立ち上がりに#91井上(4年・PF)がミドルシュート、ゴール下と奮起、#11佐々木も3Pを沈める。日本大は#11飛田の3P、#15栗原もドリブルでゴール下まで持ち込み、レイアップを決める。互いに譲らない戦いの均衡を崩したのは日本大。#11飛田のフリースローで逆転の得点を入れると、#72佐野(1年・PG・東山)がスティールから速攻を出して3点リードに。さらに#21国本(2年・C)のオフェンスリバウンドからの得点で5点差にされてしまった拓殖大は、ここでファウルトラブルで下がっていた#94長谷川とコートに戻す。しかしその長谷川がすぐに足を痛めてベンチに戻る事態に。拓殖大は#1鈴木(4年・PG)のアシストから#11佐々木が決め、#40藤井が速攻からのバスケットカウントで1点差に。日本大は#21国本がフリースローで67-69とするが、残り14.5秒で#94長谷川に代わった拓殖大#29岩田(1年・SF・延岡学園)が値千金のシュートで69-69にすると、日本大最後のシュートは決まらず延長戦へ。

 まずシュートを決めたのは拓殖大#14大垣。しかしその後のシュートが入らない。日本大は#11飛田の3P、#72佐野がパスをカットして#1坂田につなげ71-75とリード。拓殖大はここで#40藤井がミドルシュートとスティールからの速攻を出し、残り30秒で75-75と一歩も引かない。違いにパスのカットなど激しい攻防が続く中、最後の勝負を決めたのは日本大#1坂田。残り3.7秒で拓殖大#29岩田が痛恨のファウル。これでフリースローを得た坂田は1本を決め、残り時間で#40藤井がシュートを打つがこれが外れてブザーが鳴り響いた。75-76。互いに必死の戦いは、日本大が劇的な勝利でベスト8入りを決めた。

121122tobita.jpg 日本大はリーグ戦、入れ替え戦による2部降格と苦しいシーズンを経て、最後の最後に結果を出した。チームを任されたキャプテンの坂田、4年の責任を果たした飛田に、下級生もなんとかついていった。後半に18点をあげた飛田「後半1本目が入って行けると思った。そこから運動量が増えてペースをつかめた」とコメント。入れ替え戦後はチームのモチベーションが上がらず、いい練習はできなかったが、「ここまで来たらふっきってベスト8、オールジャパンに出ようと思ってやってきた」と言う。坂田がキャプテンだが、まだ3年生。4年生として声を出していくことを心がけているそうだ。「今までだったらずるずる行ってしまったが、ディフェンスもリバウンド、走りも出せたのが今までと違うところ。若いチームなので最後までできれば成長できる」と、いい形での勝ち方ができたことと最終日まで残れることに大きな意味を感じている様子。まだミスも多いが、できることを大会中にやりきって欲しい。

 拓殖大は最後の勝負の場面で長谷川を失ってしまったことが悔やまれる。佐々木が26点と頑張り、鈴木も声を出してチームを鼓舞したが、わずか1点に泣いた。今年は例年に比べ、拓殖大らしいトランジションのゲームはなかなか見られなかった。高さ面で苦しんだのもあるが、もやもやした状態の中で戦い続けた1年だった。しかし1部復帰してから、見事な戦いを数々見せてきた拓殖大。負けん気の強い藤井がそれを引き継いで再び勢いを盛り返してくれることを期待したい。

写真上:最後の最後まで必死に戦った拓殖大・藤井。
写真下:後半にようやく当たりが来た日本大・飛田。

※拓殖大・鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※拓殖大・長谷川選手のインタビューは追って掲載します。



【筑波大が日本体育大を追いつかせずに勝利しベスト8】
121122bando.jpg 昨年はともにベスト16で終わっている日本体育大筑波大の戦いは、終始筑波大がリードする形で進み、追いつかせずに78-68で筑波大がベスト8を決めた。

 日体大は出足から筑波大ディフェンスの前になかなかシュートを決められない状態が続いた。#21熊谷(4年・PF)がゴール下まで入り込みながら決めきれず、アリウープパスもうまくいかない。筑波大は#13坂東(2年・SG)が3P、スタメンの司令塔を務める#6西村(3年・PG)も得点に絡み、#47砂川(4年・PF)も初戦ではなかなか出せなかった足を使った速攻でリード。日体大は1Qを5点を負う形で終えるが、2Qに入りずるずると引き離されて10点のビハインド。しかし#22水沼(4年・SG)の3P、#13清水(3年・G)のシュートでわずかに追い上げ、2Qは29-36。筑波大の7点のリードで終了した。

121122wan.jpg 3Qの出足に筑波大は#76星野(4年・SF)がオフェンスリバウンド、3Pでチームを乗せ、#50梅津(4年・C)も中央突破からのレイアップなどで魅せる。日体大は10点差前後でなんとかついていくが、筑波大は#34池田(3年・SF)、#14坂東と3Pが続き#21笹山(2年・PG)からの速攻も生まれて45-64とさらに引き離して3Q終了。4Q、日体大は#88万(1年・C・中部第一)のインサイドで加点していき、#21熊谷も#16横山(4年・SF)からのパスでダンクを決めて追い上げる。しかし#11北川がアンスポーツマンライクファウルを取られるなど、流れが好転しないまま終盤に入ってしまう。筑波大は10点以上のリードを保ちつつ乗り切り、68-78で試合終了。ベスト8へ進出を決めた。

 日体大は終始流れをつかめず、フラストレーションが溜まる展開だった。4年生が多いチームだが、下級生も多く活躍している。来期のさらなる成長を期待したい。

 筑波大は昨年よりひとつランクアップしてベスト8。初戦と打って変わってそれぞれの選手がきちんと自分の役割を果たした。次の相手は近畿大。昨年のインカレで天理大に負け、そこからインカレ枠数を左右するベスト4にまで相手を進出させるきっかけを作ってしまった。その借りを返せるか、注目の戦いになる。

写真上:今日は4本の3Pを決めた筑波大・坂東。
写真下:万は21得点。後半追い上げたが届かなかった。

※日本体育大・熊谷選手、水沼選手、横山選手、林学生コーチのインタビューは「続きを読む」へ。


【関西勢同士の戦いはわずかな差で近畿大の勝利】
121122sow2.jpg 関西1位と関西5位の戦いになった第三試合、勝負は最後の最後までわからない接戦だった。

 近畿大は#22ソウ(1年・C・沼津中央)のミドルシュートを皮切りに、#77木田(4年・SG)も3P、ミドルを続けて入れる。天理大は#11藤森(2年・SG)がスピードある攻撃で内外から仕掛け、得点を引っ張る。1Qは互いに譲らず16-17と天理大が1点リード。2Q、天理大はインサイドで#22ソウにマッチアップする#23劉(4年・C)が簡単には得点できず、2つ目のファウルを吹かれて#6オジュワング(1年・C・マセノ)に交代。すると安定感には課題があるという#6オジュワングがミドルシュートを入れる活躍を見せた。すぐに#23劉をコートに戻した天理大だが、すぐさま3つ目の笛がなり、劉はベンチへ。しばらく#6オジュワングでの戦いを強いられることに。近畿大は#7野呂(3年・SG)のスティールやドライブも出てじわりとリード。その後は互いにミスも出て37-32と近畿大が5点リードで前半を終えた。

 3Q、#22ソウの3連続得点でリードを広げる近畿大。天理大は#11藤森がミドルシュートや#23劉のアシストを受けての速攻、ドライブにと獅子奮迅の働き。残り6:20で7点離されたところから1点差に追い上げた。近畿大は#10甲斐(3年・PG)が3Pを決め、#22ソウの2つ目のダンクも出て再び点差を開く。しかし必死の天理大も#18相馬(3年・SG)の3P、#56川田(1年・PF・星翔)のシュートが出ると、最後には#6オジュワングが#33藤田(1年・SF・西海学園)に対してブロックを見せ、54-49と5点差で3Q終了。

121122ryu.jpg 4Q、天理大はようやく#23劉がゴール下でのシュートが決まりだす。近畿大は5分以上得点が止まってしまい、#6保花(2年・SG)の3Pでなんとか4点のリードで終盤へ。しかし残り3分の#22ソウのシュートを最後に得点が再度ストップ。天理大は#56川田から#23劉へのアシスト、#20大戸(3年・PG)のシュートで61-59にまで詰め寄る。最後のオフェンスは#18相馬のシュート。これがはずれて#56川田がタップに飛び込むが決まらずタイムアップ。61-59で近畿大が熱戦を制した。

 近畿大が昨年の天理大に引き続き関西勢としてベスト8進出。#22ソウが26得点。その他の選手は細かい交代を繰り返しながらチーム全体で戦っている。昨年の天理大越えがなるかどうか、注目の一戦は筑波大が相手となる。

 天理大はあとわずかが届かなかった。戦いぶりは互角で、最後までわからない戦いだった。大戸は昨年の経験を生かせず悔しがり、今年唯一の4年生であった劉に申し訳ないと詫びた。しかしまだ下級生の多い若いチーム、来年さらに成長して戻ってきて欲しい。

写真上:内外からのプレーがこなせる近畿大・ソウは相手には厄介。次の戦いでもどんなプレーを見せるか楽しみにしたい。
写真下:終盤に追い上げる点を決めていった天理大・劉。

※天理大・大戸選手、藤森選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【猛追する愛知学泉大をかわし東海大が逃げ切る】
121122matumoto.jpg 一回戦で早稲田大を倒した愛知学泉大は、第2シードの東海大と対戦。1Qは東海大が快調に得点を重ねる。高さで劣る愛知学泉大は軽々と上からシュートを打たれてしまい、為す術がない。しかし点差はついたが自らも18点を稼ぎ18-28で2Qへ入ると盛り返す。#2松元(4年・SG)の3Pで口火を切ると、#0垂水(2年・SG)のドライブ、#90飯尾(2年・SG)の3Pも出て、ベンチメンバーが出ている時間帯の東海大を追い上げる。対する東海大は#22飯島(2年・PG)が3Pで返し、#14山田(4年・C)も得点するがじわじわと差が詰まり、コートに#10バランスキー(2年・PF)と#33狩野(4年・SG)が戻った。しかし愛知学泉大は集中し続けて#2松元のミドル、#24田口(3年・PG)が速攻からバスケットカウントを獲得。さらに松元が2本のシュートを沈め、37-41と1Qでつけられた点差を4点まで戻して前半を終えた。

 3Qの立ち上がりは愛知学泉大の激しいディフェンスに東海大のシュートがなかなか決まらない。しかし愛知学泉大も点が取れずに時間が過ぎていく。東海大はゾーンを入れつつの守りで対応していき、それでも愛知学泉大は#2松元の3P、#6森川のバックドアで粘った。しかし東海大も#33狩野の3P、#24田中のシュートが続くと、田中のスティールから#10バランスキーの速攻へつなげるなど差を開いていく。果敢に攻める愛知学泉大だが、このQで50-60と再度10点差に離された。

121122tanakadaiki.jpg 4Q、愛知学泉大はディフェンスをマッチアップゾーンにシフト。しかしこれがうまくはまらず、#10バランスキーに3連続の得点を許してしまう。この4Q頭がきっかけとなり、東海大が愛知学泉大を突き放した。愛知学泉大は最後まであきらめず喰らいつくが63-87で試合終了。東海大がベスト8へ進んだ。

 愛知学泉大は22点の松元を始め、よく集中して戦い続けた。相手に簡単にはシュートを打たせない激しいマンツーマンと状況に応じたゾーンの使い分けは、やはりさすがだ。東海大を追い込む場面もあり、負けはしたが見事な戦いぶりだった。

 東海大は田中、狩野、バランスキーがそれぞれ20点と安定した数字。特にバランスキーが内外で非常に良い働きを見せている。追い上げられはしたが、焦らずゲームを進めた。次は日本大が相手。サイズがある相手だけに注意したいところだ。

写真上:松元は早稲田大戦に続き、主将としてチームを勇気づけるプレーを連発した。
写真下:要所のシュートで流れを持っていかせなかった田中はさすがの働き。

※東海大・狩野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.22 (Thu)

【2012インカレ】11/23試合予定・準々決勝

◆国立代々木競技場第二体育館

13:40 明治大学 vs 専修大学
15:30 近畿大学 vs 筑波大学
17:20 日本大学 vs 東海大学
19:10 青山学院大学 vs 大東文化大学

※再入場はできません。ご注意ください。

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2012.11.22 (Thu)

【2012インカレ】11/22結果

◆墨田区総合体育館

拓殖大学75(22-18,16-12,15-21,16-18,6-7*)76日本大学 *OT
日本体育大学68(12-17,17-19,16-28,23-14)78筑波大学
近畿大学61(17-16,20-16,17-17,7-10)59天理大学
愛知学泉大学63(18-28,19-13,13-19,13-27)87東海大学

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