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オータムカップ2020開始
関西大学リーグ戦開催中

2020.10.04 (Sun)

【2020関西リーグ1部】第3週(10/3〜4)レポート

インカレ5枠目の争いが苛烈に
上位陣は崩れず折り返し



201004OSAKAGAKUIN.jpg

 全日程が6週間のうちに行われることになる関西リーグは第3週。最終週が各チーム1試合ずつとなっているため、当週が終了すれば後半戦に入ることになる。予定通りの消化となっているとはいえ、日程が進むのはあっと言う間。特例的な降格なしのレギュレーションながら、貴重な公式戦の場でみすみす負け続けることはどのチームも避けたいところだろう。

写真:この週一番の熱戦となったのは土曜の大阪学院大と関西大のカード。終盤に逆転を呼び込んだ勝山を、吉井や金田が労った。


201004ISOUF.jpg この週注目されたのが、インカレ出場へ士気の高い関西大の2試合。土曜日に全勝の大阪学院大、日曜日はこれまた全勝の京都産業大との対戦が組まれており、ここに勝利して更にインカレの可能性を引き寄せたい状況だった。しかし、いずれも接戦となったが勝利には届かず4敗となった。

 その関西大に2週目までの対戦で敗れていた関西学院大、大阪体育大としては、関西大にプレッシャーをかけておきたいところ。この週は、この2チームでも明暗が分かれた。1勝止まりで苦しんでいた大阪体育大は、2戦とも勝利し勝率を五分に戻すことに成功。巻き返しに向けて、希望をつなぐ大きな連勝となった。一方、1敗を維持していた関西学院大は、日曜日の龍谷大戦で痛恨の敗戦。未勝利の続いていた相手に今大会初勝利を献上し、優勝争いから離されるばかりか、後続の足音が近づくところに迫られることとなった。

 そんな中位の争いを尻目に、上位勢はこの週も崩れなかった。最初は手探りな部分も感じられたチームもあったが、段々と陣容も固まってきた印象がある。4週目は近畿大が、大阪学院大、天理大と相次いで対戦の予定。また現在下位に位置するチーム同士の対戦も本格化していき、展開次第ではどのチームにもジャンプアップの可能性がある。いよいよ優勝、そしてインカレ出場をかけた星の潰し合いが幕を開ける。

写真:天理大はイソフもコンスタントな活躍を見せている。


※近畿大・平尾選手、大阪学院大・勝山選手、立命館大・野田選手、同志社大・万久里選手のインタビューは「続きを読む」へ。

[続きを読む]

【INTERVEW】

「自分としてはこれからが楽しみ」
201004HIRAO.jpg◆#14平尾剣弥(近畿大・3年・PG)
 濱田が卒業したガードのポジションを担うことになった今季はコロナの影響で手探りのまま推移している。公式戦の経験は浅いが、ここまではフロアリーダーとして堂々としたプレーぶりと言って差し支えないだろう。昨年は1冠に留まったチームとしては、ここからが本番と言うべき段階に入る。自身としては未体験ゾーンの戦いとなるが、臆せずチームを盛り立てたい。(※10月3日インタビュー)


—ここまで連勝を続けています。
「今年は自分がスタメンで、去年までは4回生が2人いたんですけど、このリーグ戦が初の公式戦ということになって、自分自身としては不安な気持ちがあったんですけど、チームのメンバーがサポートしてくれていて勝ちにつながっています」

—これまでポイント出場はありましたが今年はスタメンです。やはりこれまでとは訳が違う?
「全然違います。去年までは、試合が決まったところで出ていただけで、気持ちの面でも違います」

—個性的な選手が多い中で心がけていることはありますか?
「みんなの個人技術は関西でも高い方だと思います。その中でみんながみんな、やりたいことをやろうとすると歯車が合わなくなるので、そのコントロールは上手くやろうと心がけています」

—近畿大も練習出来ない時期があったと思いますが、再開はいつからでしたか?
「全員で集まれたのが7月の頭でした。そこまでの3か月くらいは練習すらできなかったので、最初は走ったり、ウェイトが中心でした。ほとんどボールも触れない感じで。リーグもあるかどうかが分からない状況で、モチベーションを保ちながら練習するのがすごく大変でした」

—ボール感覚は鈍っていませんでしたか?
「それは自分の場合は本当にありました。いくら動いていたとはいえ、体育館でやる練習量とは差があるので、ボール感覚、シュート感覚も分からない状況でした。今は自分を含めてチーム全体でもだいぶ取り戻せてきているのかな、と思います」

—来週からはいよいよ全勝チームと対戦していきます。
「これまで全勝しているチームとはやっていないので、ここからですね。スタートは良い感じで切れたので、ここから気を引き締めてみんなで乗り越えたいと思います」

—昨年は京産大に全関とリーグのタイトルを許しました。それを晴らしたい気持ちがあると思います。
「その意識もありますし、自分が唯一スタートの中で去年まではプレータイムが少なかったので、自分としてはこれからが楽しみですね」

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「リードされても楽しくやれば勝てる」
201004KATSUYAMA.jpg◆#56勝山智久(大阪学院大・4年・PG)
 ベンチからの起用と出番こそ限られているが、これまでから大幅にプレータイムを伸ばしている。終始劣勢となった関西大戦では、最終盤に得意のアウトサイドを決め、逆転勝利に大きく貢献してみせた。ここまでチームは6連勝。彼を始め、ベンチメンバーも自信をつけてきている。終盤も気持ちを切らすことなく、優勝に近づきたい。(※10月3日インタビュー)


—今日(関西大戦)は苦しみましたね。
「ディフェンスで相手の56番(岸)の3Pや3番(竹村)のドライブにやられていて、ディフェンスリバウンドでも吉井(#8)に頼っていた部分があったと思います。全員でリバウンドに行っていればもっと得点できて、自分たちのオフェンスもできたかなと思います」

—相手がゾーンを敷きましたが、それに苦しんでいるように見えました。
「吉井がフェイスガードされていて、その対応や、他の4人での攻め方をどうするかの練習はやっていなかったので、それで苦しみました」

—練習期間も短かったと思います。ゾーンへの対応を準備するのは難しかったのではないでしょうか。
「ゾーンをやってくるチームはありますけど、自分たちの練習だけでは足りなかったです。ただ今日は良い課題が見つかったので良かったです」

—コロナの影響もありましたよね?
「練習はやってはこれたんですけど、やはりコロナで中断せざるを得なくなった時期もあって、多くをこなせていたわけではないです。5対5はあまりやれず、3対3や2対2しかやれなかった部分はあります」

—ここまで無敗です。続けてこられたのは何が要因ですか?
「今年はコロナで1巡しかない状況で、内容が悪くても勝っていけばインカレに届くので、気持ちは入っています。インカレには行きたいので」

—今日は勝山選手の3Pがチームを救いましたね。
「3Pはたまたま入ったんですけど(笑)、良かったです。パスミスとか、ディフェンスでも甘い部分があったので、そこを直していけばもっと試合に絡めると思います」

—スタメンは儀間選手(#9)ですが、それぞれの持ち味はどのような部分ですか?
「儀間はディフェンスができて、自分は声を出して周りを安定させる部分が強みだと思っていて、どちらかが調子が悪くてもどちらかがカバーできるので、良いバランスが取れていると思います」

—それでも自分がより貢献したいという気持ちもあると思います。
「最後の年なのでどうしても試合には出たいですし、無観客でもYouTubeの配信で見てくれる人がいるので、最後まで頑張りたいと思います」

—吉井選手のプレーにどうしても注目してしまうのですが、彼とは高校(大阪学院大高)でも一緒ですよね。彼の成長はどう見ていますか?
「高校の時とは違ってドライブも出来るようになりましたし、リバウンド面やフィジカルも強くなって、チームにとっては助かっています。あのサイズで中も外も出来るのはあいつくらいしかいないですし」

—その中でも勝ち続けるには勝山選手のプレーも必要になってきます。残り5試合ですが、そこに向けて。
「今日はリードされて雰囲気も良くなくて、学院は雰囲気良くやれていれば勝てるチームだと思っています。自分が声を出して周りを盛り上げたりして、リードされていても楽しくやっていれば勝てると思うので、そこは頑張っていきたいと思っています」

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「僕が気持ちを出さないと勝てない」
201004MAKURI.jpg◆#24万久里光司ジョエル(同志社大・4年・主将・SF)
 主力選手が卒業したこともあって、今年も苦しいポジションにいる同志社大。幸いにして降格のないシーズンだが、それがモチベーションの低下にもつながりかねない中で、果敢なオフェンスだけでなく時にルーズボールにダイブするなど、万久里は気持ちを込めたプレーを見せている。最上級生も少ない中で、リーダーとしての背中を示し、後輩たちを鼓舞していく。(※10月4日インタビュー)


—大阪体育大に勝利するなど、最初のうちは好調に見えたのですが、その1勝にとどまっています。
「試合の中に戦える時間帯はあっても、それを継続できない。前半は競るけど後半に離される試合が続いてて、それを継続できないのが勝ち星を挙げられない要因だと感じます」

—継続できない、というのは何がいけないのでしょうか。
「リバウンドですね。ブレイクが強みだと思っていて、一人だけ195センチありますけど、高さは元々そんなにないんでリバウンドで負けてしまうとハーフオフェンスをするしかなくなって離される展開になるので、そこが原因だと思っています」

—今季は古村選手、田邊選手が抜けた部分も響いていると思います。
「そうですね。去年は2人にボールを集めてシュートまで持っていく場面が、今年はそれがない分自分で割っていくしかないので、2人の存在の大きさは感じますね」

—その分でしょうか。気持ちの見えるプレーを出していますね。
「4回生が僕だけなので、僕が気持ちを出さないと勝てないかなと思っています。体大に勝った試合も、みんながそれに乗ってくれて勝ち切れたと思うので、そこは意識してやっています。ケガ人もいて100パーセントではないんですけど、いるメンバーで勝ち切るしかないと思っています」

—この大会に向けた準備はいかがでしたか。
「ちゃんとできたのは7月からだったと思います。それまではオンライントレーニングでした。ミーティングは、全体ではなかったんですけれど、スタッフとは電話で話していましたね。オンライントレーニングも一人でやるのはしんどいですし、それをどれだけモチベーションを保ちながらやれるか、練習を再開した後はどうしていくか、という内容で」

—ミーティングではどのような話で?
「コロナの前から全体でどういうチームにしていこうという話はしていたので、その点は最初からやっていて良かったと思います。去年はそれを共有できていなくてずるずる負けてしまったので、今年は何をやりたいのかをはっきりさせてやっていこうということは話していました」

—後半戦に向けて修正すべき点は?
「まずはやはりリバウンドです。試合を通じてリバウンドを取り続けること、それをブレイクにつなげていくことですね。相手関係を見ても残りは勝ち切りたい中で、さっきもミーティングで切り替えていこうと話をしたので、そこを大事にして来週からは勝ち切りたいです」

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「諦めずに一戦一戦勝っていきたい」
201004NODA.jpg◆#65野田憲吾(立命館大・3年・SF)
 チーム事情からガードのポジションもこなしており、文字どおり今の立命館大には不可欠なプレーヤー。だが、勝利という結果にどうしても届かず、もどかしいリーグ戦となっている。昨年は1部復帰初年度で8位だった立命館大としては、少なくともそれ以上の結果は欲しいところだろう。悪い流れを早急に断ち切り、まずは初勝利をもぎ取りたい。(※10月4日インタビュー)


—苦しいチーム状況から抜け出せずにいる印象があります。
「今はオフェンス面で自分が中心としてやらせてもらっていますが、そこで得点できずに苦しんでいます。声を出してコミュニケーションを取らないといけないところでうまくいっていないので、そこが修正すべきポイントです」

—チームの雰囲気にも影響はありませんか?
「そうですね。正直、練習中も雰囲気が重いというのが正直なところです」

—雰囲気という意味では、今週は悪くはなさそうでした。ベンチも盛り上げていましたね。
「連敗で後のない状況になって、今週は相手は強いですけれど、練習から雰囲気を上げて臨んだんですけど……。でも、結果はついてこず、でした」

—パンフレットではスモールフォワードとなっていますが、ガードもこなしていますよね?
「小さい時からガードのポジションをやっていました。今年はガードもやっていますけど、大学での経験はスモールフォワードの方が長いので、個人的にはそっちの方が余裕を持ってプレーできますね。ガードとしては、まだまだ力不足、練習不足です」

—なんとか巻き返していきたい後半戦です。
「チームの目標であるインカレが厳しい状況になって、残念ではあります。でも来年のことを考えると勝つ習慣というのはつけていかないといけないと思います。諦めるということはせず、一戦一戦勝っていきたいです」
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