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2014.11.06 (Thu)
【2014リーグその他】11/6入れ替え戦結果
横浜国立大学68(21-14,15-18,13-21,19-11)64城西大学
首都大学東京113(26-17,21-11,30-14,36-28)70千葉商科大学
神奈川大学63(20-12,11-15,16-14,16-11)52駒澤大学
江戸川大学69(19-16,14-16,21-18,15-7)57埼玉工業大学
専修大学57(16-27,15-25,18-20,8-24)96大東文化大学
白鴎大学92(25-16,16-15,15-25,20-20,16-5*)81日本体育大学 *OT
横浜国立大学 4部残留
城西大学 5部残留
首都大学東京 4部残留
千葉商科大学 5部残留
神奈川大学 2部残留(2勝0敗)
駒澤大学 3部残留(0勝2敗)
江戸川大学 2部残留(2勝0敗)
埼玉工業大学 3部残留(0勝2敗)
※1-2、2-3部間は2勝戦勝方式。
テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
2013.11.22 (Fri)
【2013リーグ】11/7入れ替れ戦 早稲田大VS国士舘大 第3戦
国士館大が昨年の借りを返して1部昇格の快挙

開始早々#21河上(4年・F)がスティールから速攻を決めて早稲田大サイドが大きく沸くが、そこから3分以上得点できず、その間に国士館大は#22原(2年・F)の3P、#14高橋(4年・G)のバスケットカウントで勢いに乗った。早稲田大は#21河上が一心にシュートを打ち続けるも、なかなかネットを揺らせない。それでも#15木村(3年・F)や#2木澤(2年・G)が攻め気を見せ始め、交代した#27平野(3年・F)も#22原を徹底マークし食らいつく。すると残り3分半から#21河上が覚醒。3Pやドライブなどひとりで11得点を稼ぎ、#34池田(2年・G)の速攻も加勢して21−15と早稲田大が逆転して2Qに入ると、#11河合(1年・G・洛南)の3Pも決まって最大9点先行した。だが早稲田大はトラベリングや連続ファウルでややリズムを崩す。国士舘大はフリースローの確率は良くないもののコツコツと加点して追いつき、シーソーゲームとなった。#2木澤や#34池田の好ディフェンスが光る早稲田大に対し、国士舘大も#22原が冷静にディフェンスを飛ばせてシュートを決めるなど譲らない。35−32とほぼ点差のないまま前半を終えた。

4Q、#8伊集(3年・G)の3Pや#14高橋のミドルシュートが決まって国士舘大が最大14点リード。しかし早稲田大も諦めず、#27平野や#11河合が連係プレーからゴール下で加点。#15木村が負傷退場となったが、苦しい中で#34池田がバスケットカウントが決めて6点差まで詰め寄った。しかし国士舘大もタイムアウトを挟んで#8伊集が価値ある3Pを決め、それ以上は詰めさせない。早稲田大は#34池田が5ファウルで退場し、足をつりながらプレーしていた#21河上もプレーの続行は不可能となり、やむなくベンチへ。そのまま国士館大は#22原や#14高橋がシュートを決め続けてリードをキープし、残り時間わずかとなると勝利を悟った国士館大の応援席から大きな国士舘コールが始まった。そのまま69−78でタイムアップ。試合後にはベンチも応援団もコートになだれ込み、喜びをはじけさせた。

2010年の入れ替え戦で1部昇格を果たした早稲田大は、3年で2部降格となった。今年はリーグ序盤からどこか噛み合わず、もがき続ける日々が続いた。リーグ終盤にかけて明るい兆しも見えたが、最後は国士館大の強さに押し切られる形に。それでもスランプを乗り越え、主将兼エースとして、足の痛みに時折顔をしかめながらもシュートを決め続けた#21河上の奮闘は見事であり、下級生もこの大舞台にひるまず要所で活躍した。チームはまだ若く発展途上だ。ここから再建を図り、この雪辱を再びこの地で晴らしてほしい。
写真上:気迫でリングに向かい続けた#21河上の姿勢には、試合後国士館大の選手からも称賛の声が上がった。
写真中:国士館大・馬はファウルをよく我慢して40分間のフル出場。12得点15リバウンドで勝利に貢献した。
写真下:昇格の瞬間、国士舘大の原が主将の松島に思い切りの笑顔で飛びついた。
※国士館大・松島選手、高橋選手、原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.20 (Wed)
【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 大東文化大VS法政大 第2戦
逆転劇で1部復帰を決定!

2Q、追いつきたい法政大は#0高田や#24加藤(2年・F)が得点面を担っていくが、ここでベンチから入った#7藤井(1年・G・厚木東)が起用に応えて3Pを沈め、2連続のミドルシュートも入って追い上げる。大東大はオフェンスが単発気味でシュートが決まらず、3分ほど沈黙。リードは守っているものの、法政大は#16沼田(2年・C)の連続ゴールに#0高田のスティールもあって、その差をじわじわ詰めていく。それをさせたくない大東大は#30鈴木(4年・SG)の3Pが決まり、持ち直して41-36とリードし前半終了。

3Q終盤から4Q頭の合計4分間、大東大はノーゴール。法政大は10点のリード得て余裕を持つ形になった。大東大は焦りからかシュート確率が落ちてしまい、決定的なチャンスを掴みきれないままずるずると時間が経過。法政大は十分に点差を引き離すと最後にコートに主将の#14大塚(4年・G)と#13三角(4年・F)を送り出し、最後は笑顔で2010年以来の1部昇格の瞬間を迎えた。最終スコアは62-77。逆転劇によるうれしい結果となった。

大東文化大はリーグ戦では最終週を連勝で飾り、決してネガティブなイメージはなかったが2戦とも途中で大きく離される展開となってしまった。昨年の4年生たちが抜け、今年は試合経験の少ないメンバーで戦ってきた。リーグ戦で筑波大を破ったこともあり、成長が期待できるチームだった。しかし、大事な勝負をものにできない不安定さがこの入れ替え戦でも出てしまった。下を向かずまた強い大東大へと成長を遂げられるか、ここからがスタートだ。
写真上:法政大・沼田と大東大・戸ケ崎のマッチアップは、強いフィジカルを持った選手同士のタフなぶつかり合いで見応え充分だった。
写真中:奮闘が見えた大東大・兒玉。今季より正ポイントガードに座りチームを鼓舞するアグレッシブなプレーをし続けた。
写真下:昇格に涙する法政大の大塚、高田、三角。少ないメンバーでここまであきらめずにやってきた結果の涙だった。
※法政大・大塚選手、高田選手、三角選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.18 (Mon)
【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 中央大VS慶應義塾大 第2戦
険しい道程を乗り越え、1部復帰を成し遂げる

2Q、ようやく慶應大のエンジンがかかる。中央大は#5谷口(3年・F)が2ファウルでベンチへ。その間に#10矢嶋(4年・F)のシュート、#11権田(3年・F)のスティールも出て勢いづくと、#14大元(2年・G)のアシストから#23黒木が決めるなどして一気に逆転した。しかし、中央大もここで切れない。#5谷口と交代した#10渡部(2年・SG)の3Pで再逆転すると、#25森(1年・SF・明成)が奮闘。体を張ったプレーで次々に得点を奪っていく。#31流田(3年・G)の3Pも出た中央大が35-35と同点に戻して前半は終了した。

4Q、後のない中央大はディフェンスを激しくし、第1戦同様高い位置からプレスディフェンスを仕掛けて慶應大からターンオーバーを奪い、#24塩谷(4年・PF)、#22山田(4年・PF)らが返していく。慶應大はボール運びに苦しみながらも#16伊藤、#10矢嶋らが得点。じわりと中央大に点差を詰められる時間帯もあったがリードを守っていくと、残り1分を切って#6大木(4年・G)、#9平石(4年・G)らを投入し、全員を4年生に。70-95の15点差でのタイムアップの瞬間、応援団が「一部復帰」の大段幕を掲げ、大仕事を果たしたチームの面々が笑顔に包まれた。

一方の中央大は負けられない思いはあっただろう。このチームは2年連続で1部への入れ替え戦に挑み、カルテットと呼ばれた昨年の4年生たちがやっとの思いで昇格を成し遂げたばかりだ。今年のチームにも能力豊かな選手たちは揃っていたが、チームとしての結果を出すには至らなかった。しかし森や宍倉、八木橋といった下級生はこの入れ替え戦でも頼もしいところを見せた。降格しても中央大にはまだインカレが残っている。ここで再び切り替えられるか。
写真上:伊藤とともに両エースとして安定してきた慶應大・大元。抜群の運動能力による攻守でチームを助けた2カ月だった。
写真中:ボールに対しての勘のいいプレーで流れを作る時間もあった中央大・森。これからの中央大を担う選手であり、この経験を跳ね返して成長して欲しい。
写真下:最後は大木、平石、本橋、矢嶋、蛯名といった4年生がコートに立った慶應義塾大。
※慶應義塾大・蛯名選手、矢嶋選手、伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.18 (Mon)
【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 神奈川大VS玉川大 第2戦
粘った玉川大を神奈川大が振り切り2連勝


最後まで粘った玉川大だったが、あと一歩及ばず。3年連続の入れ替え戦進出は、またしても2部の壁が立ちはだかることとなった。それでも今年はチームとしてまとまりを見せ、誰かに頼ることなく全員で戦う姿勢を貫いてリーグ最終日に3部3位に滑り込むなど貴重な経験をしてきた。試合に絡む3年生以下も多い。この経験を来季に生かして欲しい。
リーグを通して試合によりムラがあった神奈川大は、最終戦もその形が出ることに。それでも地力の差で押しきり、2部残留を果たした。今年は4年生が主体となり引っ張ってきたチーム。もったいない負けもあったが、噛み合えば上位にも引けを取らない実力を持っており、最後までリーグ戦の成り行きを分からなくする存在だった。来季は主力の多くが抜け、ここから新たなスタートとなる。下級生は今季の雪辱を胸に、次こそは上位進出を図りたい。
写真上:チームハイの19得点だった玉川大・中野。最終学年となる来季も奮闘に期待したい。
写真下:最後は副キャプテンの#1瀧澤も入れて4年生5人が揃った神奈川大。チームの核となる存在だった。
※神奈川大・田村選手、古橋選手、早川選手、曽根選手、玉川大・横沢選手、畠山選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.16 (Sat)
【2013リーグ】11/6入れ替え戦 江戸川大VS順天堂大 第2戦
延長戦を制した江戸川大が2連勝で2部残留

1Qの立ち上がりは江戸川大は#3王(2年・C)のバスケットカウントから入り、#1田中(4年・G)の3Pなどもあって先行。#97小澤(3年・F)の速攻も出て10-2と開きまずまずのムードになった。対する順天堂大は外のシュートが決まって来ず、苦しい展開となるが残り5分になって#99小川(4年・F)の3Pが入ったのを皮切りに、#96佐藤(3年・PF)、#33喜久山(3年・F)のアウトサイドが続いて残り2分で12-12と同点に戻すとそこからは入れあいとなり、15-16と順天堂大が1点リードした。
2Qは江戸川大#97小澤の速攻が出るとここから小澤の3P1本を含む4連続得点でリードを奪う。順天堂大は大きく離されはしないものの、得点が止まりがちとなり、スコアが思ったように伸びない。しかしそこを#99小川が今度はバスケットカウントで流れを変える役目を果たすと、#3小薗井(3年・G)がシュート、アシストにと活躍し、残り3分には#99小川の3Pで再び同点に戻した。タイムアウトを取った江戸川大はここで修正。#14伊藤(4年・G)のドライブが決まり、#3王がポストに押し込みバスケットカウントを獲得。31-29と今度は江戸川大が2点リードで前半を終了した。
3Q、順天堂大はここまで沈黙していたエース#23泉(4年・F)がこの試合初得点。一方の江戸川大は#1田中のバスケットカウントや#89陶山(4年・F)が軽やかなターンでゴール下を決める。江戸川大は5点のリードに成功するが、オフェンスが好調の#97小澤がここで4つ目のファウルとなってしまう。逆に順天堂大は#20込山(2年・SG)の3Pが決まり、#23泉の3連続のミドルシュートが気持よく決まってまたも追い上げからの逆転で48-49で3Qを終える。

延長戦で流れを掴んだのは江戸川大の方だった。まず#1田中のシュートが入ると#89陶山がこれに続き、延長戦を演出するシュートを決めた#28平岩が3連続で決めて順天堂大をシャットアウト。順天堂大は#23泉がシュートを1本決めるにとどまり、79-69で試合終了。江戸川大が2連勝で2部残留。順天堂大は勝負をタイに戻せず、3部残留となった。

昨年は降格の入れ替え戦で対戦した因縁の相手に最後まで粘った順天堂大だが、一矢報いることはできなかった。「まだ力が足りなかったということ」と主将の泉。十分力を蓄えた状態でなければ上に行っても通用しないという言葉は、厳しくもあるが真実だ。3年の主力ガードたちや新人戦でも7位に入った下級生たちがここからさらに力を積み上げ、チャレンジし続けて欲しい。
写真上:ファウルトラブルになったものの、好調に得点を稼いだ江戸川大・小澤。
写真中:一試合を通じて貢献を続けた順天堂大・小川には4年の意地が見えた。
写真下:最後は4年生をコートに送り込んだ江戸川大。涙を見せる選手たちも。
※江戸川大・田中選手、陶山選手、伊藤選手、順天堂大・泉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.14 (Thu)
【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 駒澤大VS立教大 第2戦
立教大が地力の差で突き放して2部昇格


第1戦は怒濤の3P攻勢で2点差での惜敗だった駒澤大だが、この日は同じ展開とはならず。試合後には試合に出ていない下級生も含め、悔し涙に暮れていた。今季は昨年の主力が全員抜け、スポーツ推薦がひとりもいない中でゼロからのスタートだった。リーグ戦中は良くない内容の試合もあったが、徐々に調子を上げて1勝をあげるなど、成長も見られた。来季からは3部。今年の経験を生かし、再び力をつけていきたい。
大差をつけての快勝で2部昇格を成し遂げた立教大。しかしここに至るまでの道のりはそう簡単なものではなく、昨年は有力な選手が集まっているとされながらも没収試合となるなど、チャンスをふいにして絶望も味わった。そこから這い上がった4年生たちが土台になって堅守速攻のチームスタイルを徹底し、有望な下級生たちがその期待に応える奮闘を見せたからこその3部優勝、2部昇格。最高の笑顔でシーズンを締めくくった。
写真上:シュートが持ち味の駒澤大・佐野。最終学年となる来季も奮闘に期待したい。
写真下:プレータイムは長くなかったが、主将としてチームをまとめる役目に徹した立教大・竹田。終盤コートに立ち、シュートが決まるとベンチもひと際大きく沸いた。
※立教大・新保選手、駒澤大・佐々木選手、馬場選手、斎田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.06 (Wed)
【2013リーグ】11/6入れ替え戦レポート
早稲田大と国士館大のゲームは唯一第3戦へもつれる
2戦先勝方式で行われる1―2部、2―3部の入れ替え戦。第2戦は、6試合中5試合で先勝したチームが連勝を飾り、昇格や残留が決する結果となった。まず神奈川大・江戸川大はそれぞれ玉川大・順天堂大相手にペースを奪われながらも2部残留を果たして安堵。また立教大が駒澤大を下し2部昇格を成し遂げた。1―2部間は、過去2部で苦しいシーズンを送ってきた慶應義塾大と法政大が、這い上がっての1部復帰。これで中央大・大東文化大が2部に舞い戻ることとなった。嬉し涙や笑顔がはじけた勝者の裏側には、必ず敗者が存在する。それぞれの選手たちのターニングポイントとして、この日が新たなスタート地点となった。
※駒澤大対立教大、江戸川大対順天堂大、神奈川大対玉川大、中央大対慶應義塾大、大東文化大対法政大は別途掲載します。
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【要所でディフェンスを締めた国士館大が早稲田大を下す】

開始から国士館大はオフェンスリバウンドを掌握し、先制点は昨日の第1戦と同じく#22原(2年・F)。その後は互角の決め合いが続くが、#22原の速攻や#20馬(1年・C・日本航空)の攻め気が光った国士館大が次第に流れを掴む。早稲田大も#21河上(4年・F)が後ろから走り込んでのブロックショットを決め、#16山本(2年・F)も3Pやリバウンドに奮闘するなど譲らないが、国士館大は決死のチームディフェンスで早稲田大の攻撃をシャットアウト。4分間近く得点させず1Qを9−19とすると、2Q序盤に#8伊集(3年・G)、#4松島(4年・G)が連続で3Pを決め最大14点差を開いた。しかしここから国士舘大は早稲田大のディフェンスを前に決めきれないシーンが目立ち、オフェンスが停滞。その間に#21河上のフェイダウェイシュートや#34池田(2年・G)のカットインで早稲田大が順調に得点を積み重ね、残り1分半には逆転。それでも国士館大は#22原のバンクシュートで約4分ぶりの得点をあげ、#14高橋のドライブで締めて29−31と2点先行して前半を終えた。

だがここから国士館大も反撃。ようやく決まった#9新田のミドルを皮切りに、#22原や#14高橋が強気で攻めて4連続得点で同点に持ち込む。早稲田大はトラベリングやディフェンスが誰もいないところでパスミスを犯すなどプレーが浮つき、開始5分で逆に7点差をつけられた。国士館大も得点が簡単に伸びるわけではないが、要所で主将の#4松島がアウトサイドからしっかり決めて反撃の隙を見せない。そのまま61−68で逃げ切った。
第1戦は思うように流れを掴めなかった国士館大だが、この日は持ち味のディフェンスもよく機能して1Qと4Qの失点を一桁に抑えた。攻めては#22原が29得点と第1戦と同様に十分な活躍を見せ、#4松島・#14高橋の4年生コンビも二桁得点。昇格への望みを第3戦につなげた。対する早稲田大も勝負強いシュートで2Qや3Qに流れを掴んで勝負を分からなくしたが、終盤の勝負所でのミスがもったいなかった。昨年の入れ替え戦と同じく、第2戦は国士館大に白星を譲ることに。昨年の場合は第3戦で早稲田大が勝負をさらっているが、今回も同じ展開となるか否か。入れ替え戦最後の一試合は必見だ。
写真上:強気な姿勢でミドルシュートを決めて17得点の早稲田大・木村。
写真下:大事な3Pを決めてガッツポーズの国士館大・原。マークが厳しい中でも頼もしい活躍ぶりだ。
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2013.11.05 (Tue)
【2013リーグ】11/5入れ替え戦レポート
初戦から気持ちのこもったプレーに代々木も沸く
3試合で2勝した方が勝ちとなる、1―2部間、2―3部間の入れ替え戦が代々木でスタートした。ナーバスな戦いが選手から普段のパフォーマンスを奪う場合もあれば、最後の意地を見せることもある。1―2部間の試合が始まる頃には平日にも関わらず多くの観客がこうした熱い試合を見に訪れた。第一試合から白熱の接戦が続き、それぞれのチームの必死の思いがぶつかり合った。
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【駒澤大が最大26点差を追いつくも立教大が逃げ切る】


駒澤大の諦めない猛追が光る試合だったが、立教大も勝負強いシュートで譲らず辛勝した。追い上げを許した内容はどうあれ勝ちは勝ちであり、昇格に王手をかけたことには変わりない。逆に駒澤大にとっては、明日の一戦はなんとしても負けられない戦いとなった。今日の後半のような戦いぶりを、今度は序盤から発揮していきたいところだ。
写真上:攻守でアグレッシブなプレーが光った立教大・宮崎。
写真下:3Qに5本の3Pを決め追い上げのきっかけを作った川嵜。
【後半流れを掴んだ江戸川大が順天堂大を振り切る】

試合が動いたのは3Q。江戸川大はオフェンスリバウンドで強さを発揮し、#89陶山や#3王が確実に加点。相手のゾーンに対しても#97小澤(3年・F)の3P、#1田中のジャンプシュートで対抗し、徐々にリードを広げていった。順天堂大はオフェンスの足が止まりがちになり、単発な攻めが続いてこのQ9得点。しかし4Qの序盤には9点差を負ったものの、#33喜久山(3年・F)が2本の3Pを決め、さらには鋭いクロスオーバーからジャンプシュートを射抜いて追い上げる。残り3分2点差にして江戸川大にタイムアウトをとらせると、その後も#23泉(4年・F)のオフェンスリバウンドから#37千葉が3Pを決めて逆転に成功した。しかしすぐさま江戸川大は#1田中が3Pを決め返して江戸川大ベンチも大歓声に沸く。#89陶山も体を張ってリバウンドを掌握し、フリースローを確実に2投揃えて頼もしい活躍。順天堂大は焦りも見えて外が入らず、パスカットされるなどミスも出る。そのまま67−58で江戸川大が振り切った。
競り合いになったものの、リバウンドの本数で15本の差をつけた江戸川大が欲しいところで確実に点を伸ばした。順天堂大は良いところで持ち味の外のシュートやブレイクが決まったものの、足が止まる時間帯も。明日の一戦に向け、修正は急務だ。
写真:ハイタッチする陶山と王。江戸川大はふたりがインサイドで力を発揮したことが大きかった。
【神奈川大が強さを発揮し玉川大を寄せ付けず】

玉川大はアグレッシブなディフェンスは光ったものの、神奈川大の手堅いディフェンスを前になかなか得点を伸ばせず苦しい展開を強いられた。明日の一戦は全力でぶつかりたいところだ。
写真:高確率でシュートを決めていった神奈川大・古橋。
【自分たちのプレーで流れを引き込んだ慶應大が先勝】


中央大はディフェンスも良く、前半の慶應大は簡単に攻め入ることが出来なかった。また、リバウンドでも高さのある中央大が優位に立った。山田や流田といった選手が奮闘したが、ゲーム終盤にイニシアチブを握るきっかけを掴めなかった。慶應大は本来の動きに比べれば攻めあぐねる場面やディフェンス面での甘さが目立ったが、高さのない中で2部の2m選手と渡り合い、勝ち抜いてきている。速さやトランジションといった自分たちの優位性を活かしたプレーで要所を締めて第1戦を勝利した。
写真上:リーグは途中復帰でなかなか出番を得られなかった慶應大・本橋もゴール下で得点に絡んだ。
写真下:タフショットもよく決めてチームハイの19得点だった中央大・流田。
【勝負所をエースが制して早稲田大が国士舘大を下す】

しかし3Qは国士館大も挽回。#22原のバスケットカウントに続いてようやくこの試合最初の3Pを#4松島(4年・G)が決め、さらには#14高橋(4年・G)のドライブなどもあって開始4分同点に追いつく。それでも早稲田大は#21河上(4年・F)がミドルシュートを決めてそれ以上乗らせず、#4二宮も中に押し込んで#20馬(1年・C・日本航空)をファウル4つに。早稲田大の4点リードで入った4Q、国士館大はここまで当たりのこなかった#8伊集(3年・G)が3Pを決め、#22原のドライブで逆転したが、早稲田大も#21河上の1on1や#34池田の勝負強い3Pで一歩も譲らず、残り3分2点リード。この勝負所で早稲田大は#21河上が次々一対一を仕掛けてファウルをもらい、フリースローでリードを保った。残り1分6点差。国士館大は#8伊集のシュートが決まるも一歩及ばず、76−60で早稲田大が逃げ切った。
早稲田大#21河上が29得点、国士館大#22原が30得点とエーススコアラーの得点はほぼ互角だったものの、早稲田大は#16山本、#34池田が良いところで仕事をしたのが大きかった。国士館大はアウトサイドがなかなか決まらず、インサイド陣もファウルトラブルに陥ってどこか流れを掴みきれない様子に終わった。絶対に負けられない明日の一戦、一矢報いることはできるか。
写真:攻め気が光った早稲田大・河上。相手が勢いに乗りそうなところでピシャリとシュートを沈めた。
【大事なシュートが決まった法政大が終盤に引き離す】

大きなリードを得た法政大だが、3Qは大東大に詰め寄られた。ファウルやシュートが決まらず得点が止まる間に、大東大は#30鈴木の3Pや#7渡部のバスケットカウントやうまくパスをつないでのシュートなど、じわじわと差を詰めていく。法政大は6分近く無得点となり、その間に大東大が42-47と盛り返して3Qを終了した。そして続く4Qで#99山崎(2年・SG)の3Pで2点差とした大東大だが、法政大もここで#16沼田(2年・C)のフリースロー、#67佐藤(1年・G・宇都宮工)の3Pで持ち直し、#24加藤が速攻からのバスケットカウントで流れを持ってきてさらにスパーク。連続得点で再び差を10点以上とすると、それ以上大東大の追撃を許さず、58-71として第一戦を勝利した。

写真上:後半に好プレーを連発した加藤がシュートを決めるたびに高く手を差し上げ、チームを鼓舞した。この日は後輩の法政二高の選手たちも応援に駆けつけ、大声援を浴びていた。
写真下:奮闘が見えた鈴木は16点。背水の陣からどう立て直すか。
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2013.11.05 (Tue)
【2013リーグ2部】10/27 慶應義塾大VS神奈川大
互いに闘志をぶつけ白熱したハイスコアゲームに

アップテンポな展開を得意とする慶應大だが、神奈川大も序盤から点の取り合いに真っ向からついていく。20−19とほぼ互角の点数で1Qを終えると、2Qはわずかに神奈川大が先行。2Q中盤には#33曽根(4年・C)がうまく合わせに飛び込んで連続で得点し、44−34と神奈川大が10点差まで引き離した。慶應大も#10矢嶋(4年・F)がオフェンスを引っぱり#14大元(2年・G)のバスケットカウントも続いたが、神奈川大は#7古橋(4年・F)が力強いリバウンドでシュートをねじ込み追いつかせない。50−46と神奈川大の4点リードで後半に入った。
3Q序盤、#14大元の活躍で慶應大が一時逆転。ここから競り合いが続いて試合はさらにヒートアップするが、徐々に主導権を握ったのはエース#7古橋が圧巻の集中を見せた神奈川大だった。古橋は#14大元の3Pにもすぐさま3Pを決め返し、さらには倒れながらリバウンドをタップしてバスケットカウント獲得。#20早川(4年・G)や#33曽根のバスケットカウントも続き、神奈川大がじわじわリードを広げていった。後手に回った慶應大は前からディフェンスするもファウルがかさみ、3Q残り2分の時点で点差は10。それでも#16伊藤(3年・G)や#4蛯名(4年・G)のシュート、#23黒木(2年・C)のインサイドプレーで我慢の時間帯を踏ん張り、慶應大が78−72と差を縮めて4Qへ。

3部との入れ替え戦にまわることになった神奈川大。試合後には悔し涙で顔をゆがめる選手の姿もあり、こんなはずではなかったという悔しさがひしひしと伝わってきた。今年は4年生主体のチームで春も結果を残していたが、リーグ戦の難しさを思い知らされる結果に。それでもここまでのリーグ戦、2日連続でオーバータイムを制した粘りや、最終戦も2部1位の慶應大を最後まで苦しめる健闘を見せた。入れ替え戦という最後の舞台でしっかり神奈川大らしさを表現してほしい。
神奈川大の気迫を逆転で跳ね返し、文句無しの1位通過となった慶應大。今年は2部8位に終わった昨年から、大躍進を遂げたリーグ戦だった。高さの不利も、身を挺したディフェンスやルーズボール、気迫のリバウンドでカバーしていく戦い方は、他チームの選手が「慶應と戦って刺激になった」と口にするほど。それでも「まだ何も成し遂げたわけではない」と#10矢嶋は気を引き締める。これまでの雪辱を晴らして1部復帰なるか、チームにとって真の勝負がこの先に待つ。
写真上:21得点をあげた神奈川大・曽根。応援席から何度も『曽根!』コールが沸いた。
写真下:慶應義塾大は勝負どころで落ち着いて得点を伸ばした黒木の貢献度も大きかった。
慶應義塾大学:17勝1敗(1位)
神奈川大学:8勝10敗(8位)
※慶應義塾大・矢嶋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.04 (Mon)
【2013リーグ2部】10/27 国士館大VS関東学院大
関東学院大は4年生主体でラストゲームを終える

3Q、国士館大は#14高橋(4年・G)が内外で得点をさらって持ち直し、ディフェンスでも#9新田(3年・C)がブロックショットを決めるなどゴール下にそびえ立つ。#4松島(4年・G)のアシストから良い形でブレイクも出て、開始5分で11点差に引き離した。関東学院大も#30村田の3Pや#21下田のバスケットカウントで勢いに乗りたいが、国士館大に慌てた様子はなく落ち着いて2桁リードをキープする。4Qに9点差まで縮まったものの、#22原がファウル4つになりながらもドライブやタフショットを決めて再び安全圏に。最後は#11永野(4年・F)、#7小杉(4年・F)、#6五百部(4年・G)といった4年生もコートに送り出し、国士館大が80−68で1巡目の借りを返した。

関東学院大は最後の試合を勝利で飾ることはならず。しかし#15下山が途中怪我でベンチに下がったものの、コートに4年生が立つ時間も長く、最終戦を楽しんでいる様子もうかがえた。9勝9敗でリーグ戦を終えた関東学院大は、3チーム間の成績により7位に。リーグ序盤は苦戦したが、中盤はディフェンスも良くなり調子をあげ、慶應義塾大とも1点差の惜敗、国士館大や日本大など上位チームも倒して台風の目となる存在だった。2巡目に入ってからの3連敗がもったいなかったが、うまく切り替え3位の可能性を最終週まで残して最後まで意地を見せた。望んでいた結果は得られなかったものの、4年生の言葉や表情からは、充実感が伝わってきた。
写真上:関東学院大は4年生が多く抜ける来季、前川のリーダーシップにも期待したい。
写真下:国士館大・五百部がファウルをもらってフリースローを決め、ベンチも大いに盛り上がった。
国士舘大学:14勝4敗(2位)
関東学院大学:9勝9敗(7位)
※関東学院大・横瀬選手、荒木選手、村田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.04 (Mon)
【2013リーグ2部】10/27 日本大VS法政大
日本大を下して法政大が最後の切符を掴む

序盤は一進一退が続くが、先に抜け出したのは法政大。#0高田(4年・G)が速い展開を出し、#13三角(4年・F)も交代してすぐに3Pを決めるなど4年生がチームを引っ張る。対する日本大はゾーンディフェンスを攻めあぐね、得点が停滞。#20舘(2年・C)と#1坂田(4年・F)の合わせのプレーなどが要所で決まるが、ファウルや8秒オーバータイムなどミスも出て18−12で1Qを終えた。しかし2Qに入って日本大も挽回。#14高橋(1年・SG・札幌日大)が激しいマークをものともせずに2連続でシュートを沈めると、#31杉本(3年・PG)も#0高田からボールを奪う好ディフェンスを見せ、#1坂田のミドルで逆転した。法政大は#0高田、#67佐藤(1年・G・宇都宮工)のシュートが高確率で決まりはじめて再び8点差までリードを広げたが、2Qのラスト4分近くオフェンスが沈黙。その間に日本大が追い上げ、31−28と僅差で前半を終える。3Qに入っても、法政大が逃げて日本大が追う構図は変わらない。日本大は#1坂田が攻守で奮闘して追い上げたが、法政大も逆転は許さない。#5松澤(3年・C)が気迫のこもったリバウンドシュートを決め、49−42と7点差にして最終Qへ突入する。

「4年生として、今日に懸ける思いはいつも以上に強いものがあった」と法政大#0高田。「オフェンスが良かったわけではないが、本当にディフェンスとリバウンド、ルーズボール。そこは相手よりも気持ちが勝っていたと思う」と勝因をあげたように、失点を54点に抑えた変則的なディフェンスが見事だった。入れ替え戦は、3年前2部に降格させられた因縁もある大東文化大が相手。「自分が1年生のときに2部に落ちて苦しい思いもしてきているので、自分が上げた代と言われるように精一杯頑張りたい」と、高田は固い決意を語った。
入れ替え戦まであと一歩及ばなかった日本大。1巡目は高さや体の強さなどのアドバンテージを生かしてリーグ戦を引っ張る存在だったが、2巡目は怪我人も増え、次第に負けが込んで4位で涙をのむこととなった。しかし試合に出ている下級生も多く、発展途上のチームであることは間違いない。高さも個人能力もある。選手層も厚い。来季はさらにチームプレーの完成度を高めることができれば、再び1部への道は開かれるだろう。
写真上:強気で攻めた法政大・沼田。日本大・坂田とのマッチアップは見どころ満点だった。
写真下:日本大の大物ルーキー高橋は、初めてのリーグ戦を全18試合ほぼフル出場。疲れが足に来ている中でもシュートを決め続け、スティールやルーズボールに奮闘した活躍ぶりは見事だった。
法政大学:11勝7敗(3位)
日本大学:10勝8敗(4位)
※日本大・安田選手、菊地選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.04 (Mon)
【2013リーグ2部】10/27 日本体育大VS駒澤大
駒澤大は最後の仕事が待つ入れ替え戦へ

3Q、日体大は#88万(2年・C)のゴール下や、#11北川(4年・G)と#1本間(3年・G)の速攻でさらに勢いを加速させる。対する駒澤大はオフェンスリバウンドに絡むが、パスアウトから外のシュートが決めきれずに得点が停滞した。しかし#1井野(2年・PG)らがルーズボールに食らいつき、#6斎田が4ファウルで下がった場面も#14齋藤(1年・SF・県立北本)らが球際に飛び込んで奮闘した。4Q、大きくリードを広げた日体大だが、#19中野(4年・F)、#12周(3年・C)が相次いで怪我に遭いベンチに。それでもそれ以上は詰め寄らせず、79−56で試合終了。9勝9敗でリーグ戦を終えた。

一矢報いることは叶わず、1勝17敗でリーグ戦を終えた駒澤大。しかし試合を重ねながらコミュニケーションを取りあい、少しずつ試合勘は掴めてきた様子。足元のルーズボールに飛び込む気迫や、ディフェンスから速い展開を出し息の合った連携プレーで得点する場面も見られた。ディフェンスやルーズボールなど、闘う姿勢を入れ替え戦でも表現したいところだ。
写真:2カ月間にわたり、毎試合40分近く出てチームを引っ張り続けた駒澤大・佐々木。
写真:日本体育大は終盤4年生の森下に出番が。強気にリングに向かった。
日本体育大学:9勝9敗(5位)
駒澤大学:1勝17敗(10位)
※日本体育大・清水選手、北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.11.04 (Mon)
【2013リーグ2部】10/27 東洋大VS江戸川大
苦戦が続いた江戸川大は順天堂大との入れ替え戦へ


東洋大は9勝9敗と勝敗を5割に戻してリーグ戦を終えた。今年は昨年からほぼメンバーが変わらず、力のある1年生も入ってきて「すごく成長が感じられたシーズンだった」と主将の#3宮里も振り返る。下級生の頃から声が出ないと言われ続けてきた3年生も徐々にリーダーシップを発揮し始め、今年はコート内でのコミュニケーションをとる姿も増えていた。4年生が残したものを引き継ぎ、来季もさらなる成長を楽しみにしたい。
創部初の2部リーグを2勝16敗という成績で終えた江戸川大。1桁差での惜敗が7試合と接戦に泣くことも多く、どうにかして勝ち方を身につけようともがいてきた2カ月間だった。「去年は勝って当たり前のチームだったが、3部と2部は全然違う」(陶山)と、これまで味わったことのない経験を積んできた選手たち。リーグ終盤はなかなか持ち味が出せずに苦しんだが、入れ替え戦で2部での経験を生かすことができるか。4年生は最後の仕事を成し遂げたい。
写真上:上級生になって下級生に声をかける姿も増え、頼もしい司令塔へと成長した東洋大・村上。最終学年となる来季も奮闘に期待したい。
写真下:江戸川大・菊池はサイズはないもののスピードと3Pシュートが武器。入れ替え戦でも炸裂するか。
東洋大学:9勝9敗(6位)
江戸川大学:2勝16敗(9位)
※東洋大・本田選手のコメント、宮里選手、井谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2013.10.26 (Sat)
【2013リーグ2部】10/26レポート
運命が決まる明日の最終戦につなげる

駒澤大は法政大と対戦。前週に初勝利を上げてチームの調子も上がってきた駒澤大も、法政大相手にはなかなか思うようにプレーさせてもらえず。#7佐野(3年・SG)が4本の3Pを決めるなど存在感を発揮したが、48−23となった前半の大差が最後まで響いた。法政大はベンチメンバーも出場させながら88−61で快勝。明日の決戦へとつなげた。

神奈川大と対戦した国士館大は、武器となるディフェンスに加えこの日はオフェンスも子気味良いリズムが光り、1Qで27得点のハイスコア。一方攻めあぐねる神奈川大は2Qから#98大石(3年・G)や#14田代(1年・F・東海大相模)が強気で攻めるが、ディフェンスで的を絞れずリードを引っくり返せない。3Q序盤で#20早川(4年・G)、#7古橋(4年・F)の3Pが決まって神奈川大も8点差に詰め寄ったものの、国士館大はすぐにディフェンスを修正し、#4松島(4年・G)と#14高橋(4年・G)の息の合ったプレーや#22原(2年・F)のブレイクで流れを取り戻した。そのまま点差を引き離し、97−72で快勝した。
写真上:法政大は最後に4年生の#53中家宏太も2分ほどプレータイムを得た。4年生同士、笑顔でハイタッチ。
写真下:悲願の入れ替え戦進出はならなかった関東学院大。明日が4年生にとってはラストゲーム。悔いのない戦いで締めくくってほしい。
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【江戸川大が追い上げるが日体大も逆転はさせず】


江戸川大は何度も盛り返してビハインドをはねのけたものの、“あと2点”が遠かった。しかし元気のなかった前週に比べ、良さも見えた試合に。入れ替え戦につなげるために、良い形で明日は締めくくりたい。一方の日体大は、大きくリードしつつも反撃に遭ったのは反省点だが、逆転はさせなかった点にここまでのリーグ戦の経験が生きている。入れ替え戦回避へと1歩前進した。
写真上:日体大はチーム一丸となって入れ替え戦回避なるか。
写真下:徐々に調子をあげて27得点の江戸川大・陶山。
日本体育大学:8勝9敗
江戸川大学:2勝15敗
※日本体育大・周選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【3Qで振り切った日本大が東洋大の挑戦を退ける】

試合が動いたのは3Q。後半の立ち上がりから5秒バイオレーションやトラベリングなどミスが続く東洋大を尻目に、日本大は#14高橋のカットインを皮切りに怒濤の猛攻。開始5分間のスコアを14−3と圧倒し、18点差に引き離した。その後、東洋大も#11中村(1年・PG・幕張総合)のシュートが決まり始めるものの、その度に#31杉本(3年・PG)や#37安田が決め返して点の取り合いに受けて立つ。点差を保って17点差で4Qに入ると、その後も試合を優位に進めた。#31杉本と#1坂田の連係プレーで東洋大のゾーンもうまく崩し、86−68で快勝した。
東洋大は自分たちのミスから崩れ、得点が止まりがちだった。持ち味のディフェンスも、この日は日本大がまんべんなく点をとったことでポイントを絞れず思うように機能しなかった。まだ下との入れ替え戦の可能性もある。切り替えて最終日も全力でぶつかりたい。
日本大は、刘の抜けた穴を全員でフォローし4人が二桁得点。ベンチメンバーもそれぞれインパクトを残し、チームで勝利を勝ち取った。入れ替え戦への挑戦権を懸けて、明日の法政戦が運命を決める一戦。この調子を明日につなげられるか。
写真:もともとの得点能力を遺憾なく発揮した日本大・安田。
日本大学:10勝7敗
東洋大学:8勝9敗
※日本大・杉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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