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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】東海大優勝インタビュー

「“次は2位とは言わせない”という気持ちで続けてきた」
最後の最後に努力と思いが実を結び、掴んだ頂点

◆#33狩野祐介(東海大・4年・主将・SG)
121125karino_i2.jpg「悲願」とはまさにこのことを言うのだろう。いつまでも止まらない涙、仲間からの終わることのない抱擁、そしてその後の満面の笑顔。多くの人の記憶に残る印象的な幕切れだった。「やっとです」喜びを噛み締め、絞りだすように話し始めたインタビューでは、どこか浮遊したような状態の中、頂点に立つまでどんな思いだったかが全身から溢れ出ていた。
バスケットを始めた小学生の頃から、狩野の近くには常に比江島慎の存在があった。それは仲間であることもあったが、大抵は優勝を阻む敵であり、何度も頂点の一歩手前で辛酸を嘗めさせられてきた。優勝の次、「2位」であるという評価は、常に彼の心の中にひっかかっていた事項だ。学生として比江島を越える最後の機会となった今大会。スタメンに復帰した狩野のプレーはどこかこれまでと違っていた。持ち味のシュートだけではなくあらゆるプレーに手を抜かない姿に、チームも呼応しての完全なる勝利。長い長い道のりをめげずに自分を信じて歩き続けてきた努力家が、最後の最後に一番欲しかったものを手に入れた。


―優勝おめでとうございます。
「…やっと、やっと優勝できました」

―優勝を決めた後、立ち上がれませんでしたね。
「足に力が入らなくて、立ち上がれなかったですね」

―あの時はどんな気持ちでしたか?
「これまで一歩手前で負けてきたことも思い出したし、やっと勝てた、優勝したという気持ちもありましたね。いろんなことが巡りました」

―どのあたりで涙が?
「ハーフタイムで少しやばかったんです。でも去年もハーフには似たような状況だったので、気を引き締めて。それで4Qの残り3分になって涙が出てきて、残り1分でファウルゲームで足がふるえて涙が止まらなくなって。最後に師門(#31高山)たちが出てきて勝利を確信したら号泣していました」

―あの涙が本当に印象的でした。今回のインカレに臨むにあたってどんな気持ちだったんでしょう。
「このインカレは何かが違うと感じていました。なんだろう、緊張もしないし何か違うという感覚だけはありました。対戦相手も来るだろうと思っていたチームが全部負けてきていたり、何か違うということをずっと感じていましたね」

―その中で自分はリラックスしてやれているということをおっしゃっていましたが。
「そうですね。シューティングの時なんかも全部入るし、不思議な状態で。うまく言えないけれど何か起こりそうな感覚がずっとありました」

―リラックスぶりを示すようなプレーと言うか、気負う感じとはまた違って、シュートだけではなくリバウンドやルーズボールにも非常に献身的で、これまでの狩野選手とは違う、という感じがした5試合でしたが、何がきっかけだと思いますか。
「やはりリーグ戦でスタートを落とされたというところからだと思います。そこでプレースタイルも変わりました。シュートだけではいけないと思って、ドライブもパスもして、そして勝利の鍵をにぎるリバウンドを取ってやろうと思う気持ちがありました」

―そういうチームに活力を与えるプレーは非常に印象的でした。今日はいいところでシュートも入ったのではないでしょうか?
「入りましたか?」

―覚えていない?(笑)
「内容はもう、あまり。速攻で決めたのぐらいしか覚えていないですね(笑)」

―キャプテンとしてこういう部分を見せようと、意識しているプレーはありましたか?
「ずっと背中を見せることを考えていて、中でもルーズボールとリバウンドを見せるのはキャプテンとして大事なことだと思っていました。さっきスタッツを見たらリバウンドは9本でケビン(#7晴山)よりも取っていたので、背中を実際に見せられて良かったなと今は思っています」

―ここまで何度も2位で涙を飲んできて、周囲にもそう言われることがあって、あきらめたり、気持ちが折れそうになった時はなかったですか?
「自分はなかったですね。見返そうと考えていたと言うか、逆にそう言わせないようにしようという気持ちが大きくて。怖い先生に教わっていた時は、怒られるたびに次は怒らせないようにしようという気持ちが強かったし、2位と言われても次は2位と言わせないようにしようと思ってきたのがありますね。大学は賑やかな東海というところに来られて、陸川監督という指導者に教えてもらうことができて、恵まれていたとも思います。最初は大学に行かないでプロに行こうと考えていたんですが、プロに行っていたらこの優勝も味わえてないし、本当に恵まれていました。もちろん今までの監督やチームにも。今年のチームはにぎやかででうるさいぐらいで、4年生の山田(#14)や師門もにぎやかで、応援も4年生が先頭に立ってやってくれて、仲間にも恵まれましたね」

―その中でも、原田コーチは狩野選手が練習から生活までお手本になってくれたのが大きかったとおっしゃっていました。
「食べ物だったり寝る時間、ストレッチなんかはそうですね。寝るのは11時と決めているし、ストレッチは風呂から上がって1時間から多い時は2時間やります。これは高校2年生の時からなんですが、食事は炭酸やお菓子、アイスも食べず、体にいいものを入れて。ずっと今まで我慢してきました。本当はそういうのが大好きで、今すぐ食べたいくらい大好きなんですけど(笑)、我慢して、我慢して、優勝したら食べるぞと思ってきたんです。それがようやく果たせたので今はもう体のことは考えず、まずは食べまくります(笑)」

121125karino_i.jpg―(笑)。今は何でもどうぞという感じです。優勝の後に観客席に向かって掲げていたものはなんですか?
「あれは2月に自分がプレーしていた地元のミニバスの指導に行った時に、後輩たちが書いてくれた寄せ書きです。今は自分の先輩がそこの指導者をしていて、教えに行ったんです。優勝したらこれを掲げるから、テレビに映るから、と約束していたので、果たせて良かったです」

―それは果たせて良かったですね。本当におめでとうございます。
「ほんとうにやっと、です。これ以上うれしいことはないです。ドラマを作って欲しいくらいですね(笑)」

写真下:庄内ミニバスケットボールチームからもらった寄せ書き。左下にサインした花岡さんが狩野選手が4年生だった時のキャプテンで、現在チームの指導者。右下の伊藤さんは当時の副キャプテン。その他に現役の選手たちからの言葉も寄せられ、先輩と後輩からの温かい気持ちにも優勝という結果で応えることができた。


※田中選手、晴山選手、バランスキー選手、ベンドラメ選手、原田アシスタントコーチのインタビューは「続きを読む」へ。


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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】決勝フォト・東海大

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優勝し、コート中央へ最後の挨拶に出ていったところで崩れ落ちた狩野がそのまま床につっぷし、泣き続けた。足が震えて力が入らず、自分では立ち上がることができなかったと言う。それだけの思い、それだけの喜びが彼の全身を支配していた。


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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】決勝フォト・青山学院大

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試合終了のブザーが鳴り響き、東海大が喜びを爆発させ、青学大のメンバーがそれを見つめる中でエースの比江島が静かにコートから去っていった。その胸には一体何が去来していたのか。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】決勝 青山学院大VS東海大

相手エースを抑えた東海大が6年ぶりの頂点に立つ
青学大は終始劣勢を強いられ3年連続三冠を逃す


121125tokaig1.jpg 2012年のインカレ決勝戦は、準決勝でともに快勝した青山学院大東海大の、2年続けて同じ顔合わせとなった。両チーム合わせて今年の日本代表経験者が5人も揃う華やかな両チームの対戦を見ようと多くの人が訪れ、代々木の舞台は大学バスケットのシーズンを締めくくる戦いに沸いた。

 学生界最強という形容をほしいままにしている青学大は、この大会に3年連続の三冠がかかる。一方の東海大の現メンバーは大学三冠タイトルに手が届くところに至ることはあったが未だ無縁。加えて今季はここまで青学大に公式戦3戦全敗を喫し、青学大優位と見る向きもあった。

 だが、試合はティップオフからほとんどの時間でリードし続けた東海大に軍配が上がった。今季はいずれも青学大の前に準優勝に終わってきたが、ハイレベルなディフェンスで青学大を凌駕。相手に見せ場をほとんど作らせず、悲願の学生日本一の称号を戴冠するに至った。

写真:優勝の瞬間、田中、狩野らが顔を歪ませた。

※詳しいゲームレポートと、青山学院大の記者会見、比江島選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※東海大のインタビューは別途掲載します。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】明治大vs近畿大フォト

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今大会、明治大を牽引した目の3P。シューターとして期待されてきたが、ようやくその実力を周囲に納得させる力を発揮して3P王獲得。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】明治大vs近畿大(3位決定戦)

【4Qで突き放した明治大が2010年以来の3位獲得】

121125simizu.jpg 3位決定戦の顔合わせは関西1位でここまで残った近畿大と、関東3位を倒して名乗りをあげた明治大の対戦となった。互いに準決勝では相手に大差をつけられた後とあり、どのような戦いになるか未知数の状態での試合となった。

 1Qは点が入らなかった。近畿大は#22ソウ(1年・C・沼津中央)、#77木田(4年・SG)のミドルシュートが入った後は伸び悩む。明治大は#51皆川(2年・PF)が#22ソウに対し、3分半で3つのファウルを犯して#22西川(3年・SF)と交代。攻撃が外からになりがちで、これが当たらず最初の得点が入ったのは残り3分の#22西川からのアシストによる#10清水(3年・PG)のシュート。近畿大は#22ソウのバスケットカウント以降は高さのある明治大のゴールを割れず、ソウ以外の4人を総入れ替えに。明治大はこのあと#22西川が#22ソウをかいくぐり、4点を獲得。互いに伸び悩んだ1Qは6-9と非常にロースコアな立ち上がりとなった。

 2Qになってようやく試合が動き出した。開始早々明治大は#2目(3年・SG)が3Pを決め、近畿大は#22ソウのブロック、#6保花(2年・SG)のスティールから速攻も出る。近畿大はリードしているものの、パスが通らずターンオーバーから明治大に得点を奪われる場面も目立つ。しかし点数的には競り合いが続き、近畿大は#33藤田(1年・SF・西海学園)のミドルシュートや#22ソウがアリウープパスからシュートを決めて近畿大が残り2分でややリード。しかしここから明治大も#2目が2連続の3Pを沈めて25-23と逆転し、明治大リードで前半を終了した。

121125noro.jpg 3Qも明治大がリードのまま進む。明治大は#51皆川がファウル4となるが、近畿大も#22ソウが3つ目を犯し、苦しい展開に。近畿大は一時8点差まで開かれてしまうが、#10清水のアンスポーツマンライクファウルでフリースローを獲得し、最後は#16橋本(2年・SG)がルーズボールを取ってシュートに持ち込むなどしてやや差を詰め、37-32と明治大5点リードで3Q終了。しかし4Qに入るとゲームが動いた。開始早々#22ソウが4つ目のファウル。ベンチへは下げないが、これで積極的なディフェンスには行きづらくなった。明治大は#2目のバスケットカウントに続き、#12中東が3連続得点。そこに#16安藤も続いて10点差をつけた。近畿大は#22ソウを始め、#33藤田、#7野呂(3年・SG)などで返すがその差は埋まらず。明治大は速攻なども出して引き離していく。近畿大は#22ソウが4ファウルの中ブロック、ダンクと魅せるが追いつくことはできず64-48で試合終了。明治大がロースコアゲームを制して3位入賞を果たした。

 明治大の塚本HC「選手が成長してくれたことが一番うれしい。ディフェンスを強化してきてそれが出た。中でも清水がよくプレッシャーをかけてくれた」と、点数が入らない中でもディフェンスが安定していた分、心配はなかったと記者会見でコメント。2年生がメインとなったチームにとって、成長の階段を一段登った重要な大会になった。近畿大は「ディフェンスは始めできていたが、その中でリバウンドを取りそこねた」(木田)「1対1で攻めることができなかった」(ソウ)と、攻守で決め手を欠いたことを敗因に述べた。それでもファウル4となっても積極的にブロックを狙い合計8ブロックを記録したソウ。安易なオフェンスは通用しないという部分も示した。明治大、近畿大とも今後まだ伸びていくチーム。このインカレの結果を来季以降に活かしてさらに上を狙いたい。

写真上:ガードとしてよくプレッシャーをかけていった明治大・清水。
写真下:木田とともに得点源として活躍した野呂。

※明治大・西川選手、近畿大・木田選手、ソウ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】5位決定戦 専修大vs筑波大フォト

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残り1秒で#47砂川のシュートが決まり、ガッツポーズの筑波大。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】専修大vs筑波大(5位決定戦)

【専修大が追い上げるも、延長戦の末筑波大が劇的勝利!】

121125muto.jpg 準々決勝でそれぞれ惜敗を喫した専修大筑波大が、5位決定戦で相まみえた。専修大は2008年、筑波大は2007年以来のベスト8進出となる。順位決定戦の中での最高位となる5位の座をめぐって、試合は延長戦にもつれ込む白熱した展開となった。

 1Qは点の取り合いとなったが、速攻や#33館山(4年・F)の3P、#11宇都(3年・G)のバスケットカウントで専修大が一歩抜け出す。だが筑波大も25-20で2Qに入ると、#21笹山(2年・PG)を起点に#32武藤(3年・C)、#50梅津(4年・C)が加点し、#34池田(3年・SF)のバスケットカウントで逆転。そこからは互いに守り合う展開が続いた。専修大にブロックや#4高橋(4年・PG)のテイクチャージが出れば、負けじと筑波大も素早いヘルプの寄りで専修大のドライブをシャットアウトする。専修大#69湊(3年・PF)のブザービーターで締め、前半を40-40と同点で試合を折り返すと、3Qに入っても依然としてシーソーゲーム。点差が離れず、61-59で3Qを終えた。

 「あと10分!」という声がどちらともなく聞こえる中、いよいよ最終Qがスタート。開始から勢いに乗ったのは筑波大。#14坂東(2年・SG)のジャンプシュートを皮切りに、#32武藤のバックシュートで逆転し、#76星野(4年・SF)も速攻を決める。極めつけは#14坂東の2連続3P。4分経過して2得点とオフェンスが沈黙する専修大に対し、筑波大は怒涛の猛攻で16得点を奪い、残り6分12点リードと優位に立った。だが、ここから専修大は#11宇都が魅せた。次々速攻に走り、わずか1分半の間に一人で10点を稼いで残り4分で4点差に。筑波大も#76星野の2連続得点で8点差に押し戻すが、専修大は#3廣島(4年・G)のスティールから#11宇都が決め、再び#11宇都の一対一で残り1分半に4点差と食らいつく。#22樋口(4年・PF)も2連続でブロックショットを決めてゴールキーパーさながらの活躍。すると残り21.9秒、#11宇都が速攻からバスケットカウントを決め2点差に。この1スローは外れるが、リバウンドは専修大のもとへ。パスを受け取った#11宇都がそのままドライブを決め、残り16.9秒、ついに81-81と同点に追いついた。筑波大は次のオフェンスで#21笹山から#32武藤へのパスがつながらず、最後に専修大にチャンスが回ってくる。しかし#3廣島のジャンプシュートはこぼれ、オフェンスリバウンドを時間内に決められずタイムアップのブザーが鳴り響いてノーカウント。試合は同点のまま、延長戦へ。

121125utonaoki.jpg 泣いても笑っても最後となる5分間。互角のせめぎ合いとなり、終盤まで2点差以内の緊迫した展開が続く。残り1分、筑波大は#34池田がジャンプシュート、フリースローを決め、延長戦最大となる4点のリードを奪った。専修大も残り45秒、#22樋口のゴール下で2点差にし、続く筑波大のオフェンスをしのいだものの、そのリバウンドからのパスアウトを筑波大#21笹山が見事にカット。時間は残り20秒となり、このまま筑波大がボールを回して勝利するかと思われた。だがドラマは終わっていなかった。専修大は激しく#21笹山に当たってボールを取り返し、残り13.6秒、#11宇都が速攻に走って89-89と同点に。筑波大はタイムアウトを挟み、最後のオフェンスチャンスに懸けることとなる。すると交代で入った#47砂川(4年・PF)がペイントエリアに切れ込み、そこにパスが渡った。ボールをもらった足が一瞬トラベリングかと思われたが、これはセーフの判定。専修大は一瞬ディフェンスに出遅れ、#47砂川はひとりノーマークとなった。そして、ジャンプせずにつま先立ちでふわりと放たれたボールが、きれいにリングを通過。タイマーの表示は残り1秒89-91。専修大はタイムアウトを挟んで最後のオフェンスに望みを託すが、#11宇都のシュートは外れてタイムアップ。劇的な幕切れに喜びを爆発させる筑波大の選手たちはもちろん、専修大も最後の際どい判定に悔しがりながらも、これでラストゲームとなる4年生は晴れ晴れとした表情。互いをねぎらい合い握手や抱擁を交わす両チームを、観客たちからの大きな拍手が包んだ。

121125hiroshima.jpg 最高の形で5位の座についた筑波大。1点差で惜敗した準々決勝から切り替え、「真価の問われる戦い」(#34池田)を見事に勝ち抜いた。主力だった昨年の4年生が卒業したものの、今年は学年関係なく互いに補い合うことでその穴をカバー。トーナメント3位、新人戦2位、リーグ戦4位、インカレ5位と、コンスタントに上位入賞を果たしたのは、チームが一丸とならなければ成し遂げられなかったことだろう。選手たちが口々に出てみたかったと話すオールジャパンでも、貴重な経験を積んで欲しい。

 あと一歩及ばず、6位となった専修大。4Qの全20得点を稼ぎ、トータル46得点を稼いだ宇都の活躍はもちろん、4年生たちのディフェンスやルーズボールに飛び込む姿勢も追い上げに一役買っていた。過去3年間、なかなか勝てない苦しいシーズンも経験したが、今年は今まで以上に練習への意識も高まったと言い、朝練なども行って大きな飛躍を見せた年。来季からは今の4年生が抜けてまたメンバーも大きく様変わりするが、変わらぬ奮闘を期待したい。

写真上:21得点13リバウンドとチームハイの活躍で奮闘した武藤。
写真中:圧巻の得点力を見せつけた宇都。終盤の池田とのマッチアップも白熱した。
写真下:専修大は廣島の執拗なディフェンスやスティールも大事な局面で大きかった。

※筑波大・坂東選手、砂川選手、梅津選手、専修大・高橋選手、館山選手のインタビュー、専修大・樋口選手、廣島選手、松井選手のコメントは「続きを読む」へ。

 

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】7位決定戦 大東文化大vs日本大フォト

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前日までの結果でMIPの候補にも入っていた大東大・岸本。順位決定戦が代々木ではなかったのが惜しまれるが、最後まで観客を魅了した。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】大東文化大vs日本大(7位決定戦)

【大東大が日本大を下しシーズンを7位で締める】
121125kamata_tate.jpg 別会場で開催となった順位決定戦も最終日を迎えた。國學院大学でまず最初に行われた7位決定戦は、大東文化大日本大の対戦となった。

 リーグ戦同様に、大東大が終始リードを得た試合だった。#19藤井(4年・SG)が得意のスクープショットを決め、#43鎌田(4年・C)のゴール下でスタートダッシュに成功。#14岸本(4年・PG)も3Pやレイアップを沈めて引き離す。日本大は#11飛田(4年・SG)が小気味良く得点を重ねるが、他の選手はなかなかスコアを伸ばすことが出来ない。2m級の選手が代わる代わる出場するが、鎌田を相手にしては苦しい。#30鈴木(3年・SG)や#86大久保(4年・SG)も交代で出場しシュートを決めた大東大が、前半だけで二桁得点差をつけた。

 後半も大東大ペース。#41小山(4年・F)の2連続の3Pで勢いを更に加速させる。日本大は飛田以外でも得点が伸びずに苦しいが、3Q終盤には#6佐藤(2年・G)が果敢に攻めて気持ちを見せる。しかし、大量得点差を埋めるまでには至らず。最後は#7渡部(1年・F・正智深谷)や#99山崎(1年・G・弘前実業)といった下級生もコートに送り込んだ大東大が、83−64で勝利した。

121125sato.jpg 7位という結果に終わった大東大だが、今季は東海大にリーグ戦で1勝し、青山学院大相手にはリーグ、インカレとも善戦。インカレは準々決勝で敗れたが、その試合でファウルアウトした主将の岸本に送られた喝采は、彼自身はもちろん、チームの存在感の大きさを物語る。決して満足の出来る結果ではないかもしれない。しかしながら、充実したシーズンを過ごしたと言えるだろう。

 苦しいシーズンだった日本大は、リーグ戦直前の主将・石川の戦線離脱が惜しまれる。しかし、若い布陣ながら最後に迎えたインカレで拓殖大に勝利し、最後の最後で結果を残した。オールジャパンでも経験を重ねていき、リーグは2部で戦うことになる来季に繋げたいところだ。

写真上:大東大・鎌田と日本大・舘のマッチアップ。鎌田は貫禄の27点。しかし舘もインカレで多くのビッグマンと対戦し、今後のモチベーションを得たようだ。
写真下:日本大・佐藤も大東大・岸本からボールを奪う場面を見せた。

※大東文化大・岸本選手、鎌田選手、和田選手、有村選手のインタビュー、藤井選手、小山選手、張選手、大久保選手のコメント、日本大・石川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】最終結果

優勝  東海大学(6年ぶり3回目)
準優勝 青山学院大学
第3位 明治大学
第4位 近畿大学
第5位 筑波大学
第6位 専修大学
第7位 大東文化大学
第8位 日本大学

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優勝 東海大学


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3位 明治大学


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4位 近畿大学


【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP) 田中大貴(東海大学)
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■敢闘賞 比江島 慎(青山学院大学)
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■優秀選手賞 狩野祐介(東海大学)
■優秀選手賞 晴山ケビン(東海大学)
■優秀選手賞 張本天傑(青山学院大学)
■優秀選手賞 目 健人(明治大学)
■優秀選手賞 ソウ シェリフ(近畿大学)
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※写真右から


■得点王 ソウ シェリフ(近畿大学)117点
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■3ポイント王 目 健人(明治大学)24本
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■リバウンド王 ソウ シェリフ(近畿大学)OR34/DR59/TOT93
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■アシスト王 ベンドラメ礼生(東海大学)29本
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■ディフェンス王 ソウ シェリフ(近畿大学)
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■ディフェンス王 バランスキー ザック(東海大学)
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※集計にミスがあり、近畿大・ソウ選手と同率だったバランスキー選手。表彰式の後発覚し、林理事長よりねぎらいの言葉が送られた。


■MIP賞 田中大貴(東海大学)
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※青山学院大は集合写真を撮影されませんでした。ご了承ください。

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2012.11.25 (Sun)

【2012インカレ】11/25結果

◆國學院大學渋谷キャンパス(順位決定戦)

7位決定戦 大東文化大学 83(24-18,16-13,22-16,21-17)64 日本大学
5位決定戦 専修大学 89(25-20,15-20,21-19,20-22,*8-10)91 筑波大学 *OT

◆国立代々木競技場第二体育館 (3位決定戦・決勝)

3位決定戦 明治大学 64(6-9,19-14,12-9,27-16)48 近畿大学
決勝戦 青山学院大学 57(14-15,21-21,10-18,12-17)71 東海大学

 

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2012.11.24 (Sat)

【2012インカレ】11/24フォト

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この日は比江島が最初からチームを牽引する活躍。しっかりと走って青学大のバスケットを体現した。

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2012.11.24 (Sat)

【2012インカレ】11/24レポート(準決勝)

決勝は青山学院大対東海大の2年連続の対決
関東の2強がふたたび決勝で相まみえることに


 女子の決勝の熱気冷めやらぬあと、代々木第二体育館で行われた男子の準決勝は青山学院大東海大がそれぞれ相手を一蹴。東海大は27点差、青山学院大は49点差をつけて相手をまったく寄せ付けずに自分たちのゲームをしっかり見せ、決勝進出を果たした。両者の対決は昨年の決勝戦に続き2年連続となる。

 近畿大明治大は3位決定戦へ。この日の試合では自分たちの良いところをほとんど出させてもらえなかったが、どちらにとっても3位は大きな結果。好ゲームを期待したい。

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【“らしさ”を発揮した東海大が決勝進出】
121124KARINO.jpg 日本大を圧倒してベスト4に名乗りを上げた東海大と、前年天理大が残した関西へのインカレ枠を守って『最低目標』を達成していた近畿大が、準決勝第一試合で対戦した。東海大は前日30得点の#7晴山がこの日も好調。ファーストシュートを沈めると、速攻に走ってバスケットカウントを獲得。ワンスローも決めて試合開始1分を待たずにチームに5点のリードをもたらす。インサイドの攻防が注目されたが、近畿大は#22ソウ(1年・C・沼津中央)が#10バランスキー(2年・F)の好守に阻まれ良い形でのシュートを狙うことが出来ない。#7野呂(3年・SG)のドライブや#77木田(4年・SG)の3Pはあるものの東海大のチームディフェンスを前に、全て単発な得点に終始。逆に東海大は#33狩野(4年・SG)のミドルシュート、中に入り込んだ#24田中(3年・SF)の得点などで順調に得点を重ねていく。近畿大は途中からゾーンディフェンスで対抗するが、既にビハインドは大きな状況に。33−15と大きく水を明けられ前半を終了した。

 後半に入っても、東海大は#33狩野や#24田中で得点していくのに対して、近畿大は#22ソウが苦しみアウトサイドにも当たりが来ない。東海大は4Qに入ると、ベンチメンバーを送り出す余裕を見せながら、最後までペースを掌握し続けた。結局73−46とした東海大が危なげなく勝利を収め、昨年に続けての決勝進出を決めた。

121124SOW-1.jpg 共にディフェンスを信条とするが、高さを誇るソウを相手にしても東海大の守りが数段上手だった。オフェンスでは、狩野や田中をはじめ、大会に入って晴山も好調。リーグ戦の時よりも確実なレベルアップが見られ、決勝に向けて死角は無い。主将の狩野「最後に笑って学生生活を終えられるよう、自分たちがやってきたことを40分間出すだけ」と語って会見を締めた。大学バスケ界でしのぎを削る相手・青学大を下し、悲願を成就させたい。

 近畿大は、支柱であるソウがバランスキーのマークを前に良い形でシュートを狙えず。それでも16得点を決めたものの、他の選手は全てフィールドゴールを3本以内に抑え込まれた。3位決定戦に回るが、主将の嘉陽「3位と4位では、メダルを貰えるか貰えないかで大きく違う。後輩たちのためにもメダルを取って帰りたい」と意気込みを話す。2年続けて「関西勢3位」を果たせるかどうか、注目が集まる。

写真上:安定してシュートを決め続けた狩野。この試合のフィールドゴールは50%を超えた。
写真下:バランスキーの徹底マークを前に、近畿大はソウを活かしきれず。

※東海大・晴山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【明治大を圧倒した青山学院大が3連覇まであと一勝】
121124hiejima2.jpg 準々決勝では大東文化大につけこまれた青山学院大。それを認識して反省し、準決勝では明治大に対し一試合を通して目の覚めるようなバスケットを展開。高さ・強さ・速さを遺憾なく発揮し、“王者”の名に相応しい力を見せつけた。

 青学大は試合開始早々、#56比江島(4年・SF)がミドルシュートを沈め、幸先の良い出足。そこに#13鵤(1年・PG・福岡第一)の速攻が出るなど流れも良い。明治大は青学大の高さと激しいプレッシャーディフェンスに#16安藤(2年・PG)がなんとか返していくが、他で得点ができない。#51皆川(2年・PF)が#8張本をブロックする場面もあるものの、青学大は勢いが途切れない。#8張本のシュート、#3小林(3年・G)のミドルシュートに続き、#56比江島のアシストから#3小林のシュートが決まる。続いて#56比江島はダンクにも行くが、これは失敗。しかしそれを後ろから来ていた#3小林がカバーし、一気に16-6。明治大はこの怒涛の攻撃を止めることができず、5分以上得点が止まったまま。最後になんとか#51皆川がタップでシュートを押し込むが青学大が1Qで32-9。

 いつもの青学大ならここでゆるんだプレーもしてしまいがちな展開だが、この日は違った。スタメンからベンチメンバーへと徐々にシフトさせていくが、交代した選手もまったく集中を切らすことなく、ゴールへと向かう。明治大はそれを止めきれず次々にファウルに。中で攻められない分、アウトサイドの得意な#92水口(2年・SF)を投入するなど打開を図るが、得点はならず。この日なかなか得点に絡めない#12中東もようやく2Q終盤に#1大峰(4年・SG)のゆるいパスを取って得点を入れ、最後には#2目(3年・SG)の3Pも決まった。しかし得点は57-18。前半でトリプルスコアの差となってしまった。

 後半も青学大は手を緩めることなく攻めつづけ、トランジション主体だった時期のような速攻も連発。ベンチメンバーを全員出場させて88-39で試合終了。これぞ青学、という力強い試合を見せて決勝に駒を進めた。

121124ando.jpg 記者会見で小林「昨日の試合を終えていろいろなことを指摘されて、自分は一生懸命やっているつもりだった。でもビデオを見たらそうではなく、直せる部分があった」と、チーム全体が自分たちの状態をこそ、しっかり見えていなかったことを明かす。それを試合前のミーティングで確認したというチームは、本来のやるべきことをはっきり自覚した様子。この日の目の覚めるような戦いぶりはそうした気づきで発揮されたものだった。比江島はライバルとして取り上げられ、常に聞かれる東海大・田中の存在に関して「自分がそこでやられたら負ける」とはっきり。昨年のリーグ戦では先に足にきてしまった一戦目を落としており、昨インカレ決勝では田中がファウルトラブルに追い込まれた。得点だけではなく、マッチアップするすべての面においてどちらが優位に立つかが勝負を分けるだろう。記者会見では“比江島タイム”が出るかどうかという言葉も飛び出し、緊迫した場面における比江島の勝負強さもひとつの見所だ。また、長谷川監督「東海大は春に比べて伸び盛りの2年生が成長しており、春とは違うチームと考えている」と言い、自チームとは「五分」の評価。そこからどう青学大として優位を保つか、見落とせない注目の戦いになる。

 明治大・塚本Hコーチはまず青学が最高の(実力を発揮した)ゲームをやってくれたことに感謝した。1、2年生がほとんどの今のチームにとって、ベスト4に入ったことは予想していたところより上だった。「あれだけのプレッシャーのすごいディフェンスをやられることはなかなかない」と、自分たちのチームにとって大きな経験だったことを語った。安藤「向こうの方が上だった。来年この悔しさを持ってトーナメント、リーグ戦でリベンジできたら」と言う。「次のリーグ戦まであと9カ月」と早くも先の話をして報道陣を笑わせた塚本HCは長いスパンでチーム強化を考えている。彼らが4年、さらにはその後もバスケットを続けていくことを考えながらの強化であり、試合。次の3位決定戦は「貴重」と言う。前回3位になった2008年はセネガル人のパプがいた関東学院大が相手だった。今度は近畿大のソウ。「近畿大とどれぐらいのゲームができるかわからないが、相手は関西1位。チャンピオンをうやまいつつ戦いたい」と意気込みを語った。

写真上:試合の序盤で流れを作った青学大・比江島。エースの活躍がチームをもり立てた。
写真下:明治大・安藤は果敢に攻めたがなかなか青学大ディフェンスを突破できなかった。この試合で得たものを糧にして欲しい。

※青山学院大・張本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.24 (Sat)

【2012インカレ】11/24レポート(順位決定戦)

大東大の猛追を専修大が振り切る
日本大に快勝した筑波大も5位決定戦へ


 昨年は行われなかった順位決定戦、今年は会場の都合で明治学院大学で行われた。前日近畿大に1点差で敗れた筑波大は、気持ちを奮い立たせて日本大に快勝。また大東文化大専修大の対決は、専修大が長く主導権を握るも終盤に大東文化大が追い上げを見せ、タイムアップの瞬間まで分からない白熱したゲームとなった。

 7位決定戦は大東大と日本大の対戦、5位決定戦は筑波大と専修大の対戦となる。モチベーションの難しい順位決定戦は、メンタル面などそれぞれの真の強さの試される試合。大学界の集大成となるインカレ、ここまでベスト8に入れず涙を飲んでコートを去ったチームや、インカレ出場さえ叶わなかったチームは数多い。そんなチームのためにも、ラストを締めくくる熱い戦いを見せて欲しい。

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【序盤で突き放した筑波大が日本大に快勝】
121124sasayama.jpg 順位決定戦の第一試合、筑波大日本大と対戦した。1Q、開始早々にリバウンドシュートで#32武藤(3年・C)がバスケットカウントを獲得し筑波大が流れを掴むと、その後も#6西村(3年・PG)が好守でアンスポーツマンライクファウルを誘い、#14坂東(2年・SG)や#47砂川(4年・PF)も速攻に走る。1Q後半は筑波大も#50梅津(4年・C)にミスが見えるも、日本大もシュートが単発に終わり得点が伸びない。21-8と大きなビハインドを負って1Qを終えた。

 2Q、#11飛田(4年・SG)の3Pで先制し日本大も10点前後でついていくが、筑波大はタイムアウトを挟んで立て直す。#21笹山のスクープショットに続き、#14坂東が走り込んでバックシュートを決め、#32武藤の合わせなども決まって得点を重ねていった。だが2Q後半、日本大は#20舘(1年・C・三本木農)が果敢に勝負を挑んでいき、なかなか決めきれなかったがようやく1本ターンからゴール下が決まってチームを盛り上げると、#15栗原(1年・SG・前橋育英)のバスケットカウント、#72佐野(1年・PG・東山)の3Pが続いた。それでも筑波大は#14坂東が速攻に走って15点差を保って後半へ。

 3Q、これまで離せそうで突き離せなかった筑波大も、ミドルシュートが高確率で決まって点差を20点以上に開いた。このQを24-15として64-40にして最終Qに入ると、最後はベンチメンバーを様々出場させながらリードを保つ。そのまま83-64で勝利した。

 筑波大はディフェンスや速い展開で日本大を圧倒。高さでは不利にあるが、リバウンドもイーブンに持ち込み、インサイド陣を乗らせなかった。依然として外のシュートの確率が上がってこない部分はあったが、昨日の敗戦から切り替え快勝したことは大きい。最終日の5位決定戦はリーグ戦で1勝1敗と星を分け合った専修大との対戦となった。

 日本大は「拓殖戦までは結構良かったけど、そこから昨日・今日とディフェンスが崩れてしまった」と#1坂田。持ち味のディフェンスが機能せずに、あまり良さが出せない試合となった。下級生主体の経験が浅いチームだけに、崩れた時の立て直しに難しさを感じている様子。残り1試合状況を好転させて今後につなげたい。

写真:攻撃の起点となった筑波大・笹山。悔しい敗戦から一夜明け表情にあまり笑顔はなかったが、チームを引っ張るプレーを見せた。

※日本大・坂田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大が4Qの大東大の怒涛の追い上げから逃げ切る】
121124tashiro.jpg 順位決定戦のもう一試合は、専修大大東文化大が顔を合わせた。試合は3Qで流れを掴んだ専修大が前半得たリードをさらに引き離したものの、大東文化大も最後の意地を見せ4Q終盤まで白熱した試合となった。

 立ち上がりから#11宇都(3年・G)の速攻や#4高橋(4年・G)の3Pに続き、#33館山(4年・G)の3Pなどチームの持ち味が出る専修大に対し、大東文化大は#14岸本(4年・PG)が#4高橋らの堅守に阻まれシュートを打っていけない。それでも#88平得(2年・F)のリバウンドもあり、#14岸本から#43鎌田(4年・C)への好アシスト、#19藤井(4年・SG)も得点に絡み、大東大が追う形。一時離されかけたが41-36と5点差に縮めて試合を折り返した。

 すると3Q、専修大は#24田代(1年・SF・東海大浦安)が1on1や3Pと積極的に点を取りに行き、点差を二桁に乗せた。大東大は24秒オーバータイムになるなどなかなか攻められず、#43鎌田のリバウンドシュートなどでなんとか食らい付く苦しい展開に。3Q後半#41小山がスクープショットやドライブでのバスケットカウントでやや点差を詰めるも、専修大は流れを切らさず#33館山の3Pが決まり、#22樋口もブロックショットや押し込んでゴール下を決めるなど高さを活かして攻守で活躍した。最後に#4高橋がドライブを決め、17点リードに広げて3Qを終えた。

121124fujii.jpg だが大東大もこのまま終わらなかった。4Q、#0有村の3Pで先制しリズムを掴むと、#88平得のバックシュートもチームを盛り上げ、#43鎌田の連続得点で残り6分8点差と一桁にする。するとこの勝負所で#14岸本が、3Pをチェックされて相手にリバウンドを取られるも、それをすぐさまスティールして3Pを決め直すというビッグプレーで5点差に。専修大はターンオーバーや外のシュートに当たりが来ずに、開始6分近く得点を奪えない。しかしようやく#22樋口のインサイドプレーで4Q初得点を上げ、ブロックも決めて専修大が立て直す。大東大も#19藤井がスクープショットを決めて対抗するが、専修大は残り1分30秒、相手の勢いを削ぐような#33館山のフェイダウェイがきれいに決まり、8点のリードと優位に立った。

 するとここからもう一度大東大に流れが来た。残り1分21秒、#14岸本がフリースローを2投揃えて6点差にすると、残り30秒、#99山崎(1年・G・弘前実業)がジャンプシュートを決めて4点差。すると残り8.4秒、#14岸本がフリースローを獲得。1投目を決めて、2投目を落とすと、このリバウンドを#88平得、#43鎌田が弾いて大東大ボールにし、ボール回す。ブザーとほぼ同時に同点を狙って#19藤井が同点3Pを放つが、ボールはリングの上をくるりと回って無情にも落ちた。72-69で、専修大が逃げ切った。

 最後に追い上げを許したものの、専修大は長い間リードを保ち続け逆転を許さなかった。相手のエース#14岸本を簡単にプレーさせずにディフェンスから流れを掴み、オフェンスはこの日#11宇都、#33館山と共に#24田代が奮闘して的を絞らせなかった。逃切り勝利で5位決定戦へと駒を進めた。

 大東大は4Qスコアだけ見ると8-22と怒涛の追い上げ。大黒柱#43鎌田の他#88平得がチームハイの11リバウンドと奮闘し、高さのある専修大にリバウンドで17本の差をつけるも、勝負所の3Qで引き離されたことが痛かった。惜しくもあと一歩及ばず、7行決定戦に回った。

写真上:果敢にリングに向かう強気な姿勢を見せた専修大・田代。
写真下:きれいなスクープショットを決めていった#19藤井。最後のシュートを惜しくも外し、がっくりとうなだれた。


※大東文化大・鎌田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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