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2020.10.11 (Sun)
【2020関西リーグ1部】第4週(10/11)レポート
4強勢直接対決・第1Rは大阪学院大に軍配
無敗チームがなくなり5位以下の争いが拮抗

4週目となった関西リーグは、土曜日の日程が台風の影響で実施されず、日曜日に繰り越し、当週はその日のみで開催された。無観客ながら、優勝の行方を占う一戦はもちろん、ここまで全敗のチームも相次いで勝利し、白熱の様相を呈した。
写真:連敗を止めた立命館大は、満尾の3Pが初勝利を引き寄せた。
この日は近畿大対大阪学院大という無敗チーム同士による最初の対戦が実現。期待通りの終盤まで分からない展開となった。序盤のペースは#0深田(1年・SF・中部大一)の積極性も出た大阪学院大。#8吉井(4年・SF)も、#9パトリック(3年・C)相手に内外で得点を重ねて前半をリードする。ただ後半になると近畿大も要所で#7坂口(4年・SG)や#13渡辺(4年・SG)らが得点し、接近。終盤は1点を争う緊迫の内容となった。終止符を打ったのは、大阪学院大#8吉井の3P。これで勝負を決め、大阪学院大が大きな1勝をつかんだ。
残る無敗チームである京都産業大、天理大は、この日いずれも勝利した。これによりトップ集団から近畿大が1つ遅れる形となったが、まだまだ優勝の可能性は残っている。ひと山を越えた形となった大阪学院大としても気の抜けない対戦が続くことになり、予断を許さない状況が続く。
また、5位以下の争いもますます分からなくなってきた。5位・関西学院大、6位・大阪体育大がこの日敗れた一方、勝利の遠かった立命館大と神戸医療福祉大がいずれも勝利。これで未勝利のチームがなくなり、5位以下の8チームの差が一気に詰まってきた印象だ。このグループでは、前週の関西学院大に続き、この日関西大をも下した龍谷大の活躍が特に顕著。まだ2勝ながら、この調子を保てば昇格初年度でのインカレも見えてくる。先の見えない5位争いにも注目だ。
写真上:深田の積極性も大阪学院大に勢いを与えた。
写真下:神戸医療福祉大も初勝利。山崎の働きが光った。
【第4週終了時点】
京都産業大 7勝0敗
大阪学院大 7勝0敗
天理大 7勝0敗
近畿大 6勝1敗
関西学院大 4勝3敗
大阪体育大 3勝4敗
龍谷大 2勝5敗
関西大 2勝5敗
立命館大 1勝6敗
同志社大 1勝6敗
大阪経済大 1勝6敗
神戸医療福祉大 1勝6敗
※大阪学院大・吉井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「下級生のミスも4回生としてカバーできるように」
プレー面、精神面いずれもチームの中心に
◆#8吉井裕鷹(大阪学院大・4年・SF)
パトリックを相手には、さすがの吉井もインサイド勝負は簡単にはいかなかった。しかし、この選手の持ち味はアウトサイドからでも射抜ける豊富な才能。最後は3Pで厳しいゲームを制した。公式戦のタイトルは、入学直後の全関を制したのがチームとしては最後。インカレでの躍進も期待できるが、まずは関西のタイトルを手中に収めたい。
—全勝同士の対戦ということで、気持ちも入っていたのではないでしょうか。
「そうですね。全勝同士でもありましたし、近大には負けたくないという気持ちもあって、でもいつも通りのプレーを心がけていました」
—序盤から深田選手(#0)の活躍が光り、ゲームの入りも成功でしたね。
「今日は1年生が助けてくれました。ハードにディフェンスをするところだったり、良いシュートを決めてくれたりで、かなり助けられました」
—昨年のリーグで京産大のサンブ選手(#23)とマッチアップの時もそうでしたが、パトリック選手(#9)とのマッチアップも楽しみながらやっているように見えました。
「サイズもあって、多少なりともこっちとしては怖気付きそうになるところで、あえて楽しくやっている感じです」
—パトリック選手は、今日はアウトサイドもありましたが。
「相手にそこのシュートを決められるのは問題ないというか。やられたくないのはゴール下なので、気にすることではないと思っていました。逆に決めてくれて外から打ちたくなると思うので、飛び込まれるよりはその方が助かる部分もありました。チーム全体で優劣をつけて、どこを抑えるべきかを意識していました。今日はみんなシュートが良くてたまたま勝てた感じでもありますけど(笑)、たまたまでも勝てたのは大きいです。今日は留学生のいる相手に徹底すべきところを徹底してやった結果が出たと思います」
—これでリーグ優勝が意識できるところに来ましたね。
「はい。4回生なので狙っても良いかなと思っています」
—4回生ということで、コミュニケーションの部分にも意識しているように思います。
「コミュニケーションはめちゃくちゃ意識するようになりました。1年生も求められるレベルが高い中で頑張ってくれているので。でも一方通行になると本当に伝わっているのかがわからないので、後輩にもきちんと返してくれるようにすることを意識しています。少しずつではありますけど、増えてきた実感はあります」
—コロナの影響で肉体的にも精神的にも簡単ではないシーズンですが、状態も上がっていますね。
「体もそうでしたけど、みんなも気持ち的に落ちていた部分があるので、そこは意識できているのかなと思います。ここで慢心せず、守るべきところは守って、行けるところは行って、下級生がミスをしてもそれを4回生としてカバーできるようにしていきたいです」
無敗チームがなくなり5位以下の争いが拮抗

4週目となった関西リーグは、土曜日の日程が台風の影響で実施されず、日曜日に繰り越し、当週はその日のみで開催された。無観客ながら、優勝の行方を占う一戦はもちろん、ここまで全敗のチームも相次いで勝利し、白熱の様相を呈した。
写真:連敗を止めた立命館大は、満尾の3Pが初勝利を引き寄せた。

残る無敗チームである京都産業大、天理大は、この日いずれも勝利した。これによりトップ集団から近畿大が1つ遅れる形となったが、まだまだ優勝の可能性は残っている。ひと山を越えた形となった大阪学院大としても気の抜けない対戦が続くことになり、予断を許さない状況が続く。

写真上:深田の積極性も大阪学院大に勢いを与えた。
写真下:神戸医療福祉大も初勝利。山崎の働きが光った。
【第4週終了時点】
京都産業大 7勝0敗
大阪学院大 7勝0敗
天理大 7勝0敗
近畿大 6勝1敗
関西学院大 4勝3敗
大阪体育大 3勝4敗
龍谷大 2勝5敗
関西大 2勝5敗
立命館大 1勝6敗
同志社大 1勝6敗
大阪経済大 1勝6敗
神戸医療福祉大 1勝6敗
※大阪学院大・吉井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「下級生のミスも4回生としてカバーできるように」
プレー面、精神面いずれもチームの中心に

パトリックを相手には、さすがの吉井もインサイド勝負は簡単にはいかなかった。しかし、この選手の持ち味はアウトサイドからでも射抜ける豊富な才能。最後は3Pで厳しいゲームを制した。公式戦のタイトルは、入学直後の全関を制したのがチームとしては最後。インカレでの躍進も期待できるが、まずは関西のタイトルを手中に収めたい。
—全勝同士の対戦ということで、気持ちも入っていたのではないでしょうか。
「そうですね。全勝同士でもありましたし、近大には負けたくないという気持ちもあって、でもいつも通りのプレーを心がけていました」
—序盤から深田選手(#0)の活躍が光り、ゲームの入りも成功でしたね。
「今日は1年生が助けてくれました。ハードにディフェンスをするところだったり、良いシュートを決めてくれたりで、かなり助けられました」
—昨年のリーグで京産大のサンブ選手(#23)とマッチアップの時もそうでしたが、パトリック選手(#9)とのマッチアップも楽しみながらやっているように見えました。
「サイズもあって、多少なりともこっちとしては怖気付きそうになるところで、あえて楽しくやっている感じです」
—パトリック選手は、今日はアウトサイドもありましたが。
「相手にそこのシュートを決められるのは問題ないというか。やられたくないのはゴール下なので、気にすることではないと思っていました。逆に決めてくれて外から打ちたくなると思うので、飛び込まれるよりはその方が助かる部分もありました。チーム全体で優劣をつけて、どこを抑えるべきかを意識していました。今日はみんなシュートが良くてたまたま勝てた感じでもありますけど(笑)、たまたまでも勝てたのは大きいです。今日は留学生のいる相手に徹底すべきところを徹底してやった結果が出たと思います」
—これでリーグ優勝が意識できるところに来ましたね。
「はい。4回生なので狙っても良いかなと思っています」
—4回生ということで、コミュニケーションの部分にも意識しているように思います。
「コミュニケーションはめちゃくちゃ意識するようになりました。1年生も求められるレベルが高い中で頑張ってくれているので。でも一方通行になると本当に伝わっているのかがわからないので、後輩にもきちんと返してくれるようにすることを意識しています。少しずつではありますけど、増えてきた実感はあります」
—コロナの影響で肉体的にも精神的にも簡単ではないシーズンですが、状態も上がっていますね。
「体もそうでしたけど、みんなも気持ち的に落ちていた部分があるので、そこは意識できているのかなと思います。ここで慢心せず、守るべきところは守って、行けるところは行って、下級生がミスをしてもそれを4回生としてカバーできるようにしていきたいです」
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