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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2009.06.04 (Thu)

【2009トーナメント】決勝 東海大VS慶應義塾大フォト

090531KEIO2.jpg
抱き合う慶應大。しかしその後ろで東海大も悔しさに涙を見せた多嶋以外は、やりきった表情で笑顔を浮かべていた。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31 決勝 東海大VS慶應義塾大

息をつかせぬ激闘を制した慶應大が逆転劇で優勝
東海大も粘り、秋シーズンの大学界充実は必至

東海大学93(25-19,21-26,18-24,29-26)95慶應義塾大学
090531keio1_20090604092853.jpg40年ぶりの慶應大と、初進出の東海大。誰もが期待した好カードによる決勝は、最後の一瞬まで分からない勝負となった。

バスケットは瞬時の判断の積み重ねが形作る競技であり、選手も監督も40分という試合時間の間、0コンマ何秒という世界でそれをし続けなければならない。こうしたシビア且つ、勝負の醍醐味を決勝の舞台でこれほど面白く感じさせてくれる試合は、そうそう実現するものではない。

何度となく試合のポイントが積み重なり、リードが入れ替わった戦いは、最後に真っ向勝負からのブロックショットという劇的な幕引きを迎えた。勝負を制したのは慶應大。ミスも多く、反省は多いだろうがそれでも最初のピンチから最後の一瞬まで精神的に揺るがなかったのは、彼らが勝負際で発揮するとてつもない集中力と、ここまで積み上げてきた経験値によるものが大きい。しかし、それに対する東海大もまた、決してあきらめない姿勢を示し続けた。

春の頂上決戦は、単なる好勝負というよりは今シーズンの大学界全体の充実を予測させるとともに、観客の心に強い印象を残すことになった。タレント揃いで強豪チームがひしめく今年、どういうチームが勝者であることがふさわしいか学生王者である慶應大がまず示した。今後更に追われる存在となった彼らがどう戦い、何を見せるかといった楽しみとともに、それに続く他チームのプライドもまた楽しめるシーズンが秋に続く。

※試合のレポートと慶應大・酒井選手、東海大・前村選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31 5位決定戦 白鴎大VS明治大

”やれる”を信じた白鴎大が初ベスト8で5位
明治大は昨年より1つ順位を上げて幕

白鴎大学93(22-27,19-19,30-21,22-16)83明治大学
090531hakuou大会中に「経験」を積んで来た両チームだが、「やれる」を信じて戦い抜いた白鴎大が、明治大を上回った。トランジションの速い青山学院大、高さのある専修大と戦ってきた白鴎大には、余裕があった。この余裕こそ、「経験」から生まれたものである。明治大は、機動力があって、高さのあるチーム。まさに、白鴎大が大会中に経験して来たものを併せ持っているチームだった。

前半はビハインド。だが、後半から#5千葉(4年・C)の気迫溢れるルーズボールやリバウンドが光って、徐々に流れが白鴎大へと傾いていく。明治大も#3金丸英悟(4年・PF)や#20若林(4年・SG)のディフェンスが光って、白鴎大の流れを食い止めるが、3Qに離されるとそのままリードを奪えず。

初ベスト8で5位という成績を残した白鴎大と、昨年の7位から1つ順位をあげた明治大。ともに実りのあるトーナメントになったに違いないだろう。秋のリーグでも戦う両チーム。このトーナメントで得た、「経験」をどう生かしていくのか。非常に楽しみである。

写真:逆転に沸く白鴎大ベンチ。

※試合のレポートと白鴎大・千葉選手、藤江選手、明治大・金丸英悟選手・若林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31レポート(3位決定戦・7位決定戦)

前半から一転後半に猛ラッシュ
青学大が法政大を突き放し、3位入賞

青山学院大学101(16-19,27-26,37-9,21-26)80法政大学
090531TAKAAKI.jpg3位決定戦のカードは皮肉にも昨年の決勝と同じ顔合わせとなった。ここ数年、立ち上がりから激しいトランジションの猛攻を仕掛け、先行逃げ切りが必勝パターンの青山学院大。しかし、「昨日の負けを引きずってしまった」という#7渡邉(4年・PG)の言葉が表すよう鈍い立ち上がりとなった。

青学大の1Qのスコアはわずか16点。ゾーンディフェンスを仕掛けたり、調子の上がらないスタメンから早い段階で#23湊谷(3年・F)や#27宇田川(3年・F)を起用するも、得意の早いトランジションの展開に持ち込めない。一方の法政大は、青学大のゾーンに対し、ポストを経由してインサイドを攻めたかと思えば、外からは#5神津(4年・C)が3Pと効果的に攻める。2Qに入るとようやく青学大の形が出てくる。#27宇田川が泥臭くティップインで得点すれば、#4小林高晃(4年・SG)のブレイクや速い展開から#23湊谷が3P。しかし法政大にゾーンを攻略され、思うようにブレイクが出ない。法政大は#23信平(4年・F)、#5神津が立て続けに3Pを決めれば、さらに#91落合(4年・PF)のミドル。青学大も湊谷、#5辻(2年・SG)が個人技で反撃を見せるが、法政大は前半終了間際には神津から落合へと経由し#11長谷川(2年・SG)の3Pが炸裂。43-45と法政大のリードで折り返す。

「後半になって向こうの切り替えが良くなって、こっちが対応できなかった」(法政大・#3鈴木)

青学大のトランジションが一気に加速する。青学大は前半とは打って変わり、襲い掛かるようなプレッシャーのゾーンディフェンスを展開。青学大は#7渡邉の逆転の3Pを皮切りに、#32中川(2年・C)、#16比江島(1年・GF・洛南)が速攻。対する法政大は立ち上がりの#5神津の速攻を最後に、なんと6分間で13回もオフェンスを失敗。その間にも青学大の怒涛の攻撃は止まない。#16比江島のブロックから#11福田の速攻や#32中川のアウトサイドで15点差まで開くと、これまで出場時間に恵まれなかった#0橋本(3年・PG)が鬱憤を晴らすかのように爆発。わずか3分間で2本の速攻と3本のアシストに成功。このQ9点と沈黙した法政大は26点もの大量ビハインドを背負ってしまう。法政大は#23信平、#5神津を中心に反撃を試みるも、さすがにこの得点差を覆すには至らず。後半に自分たちのバスケットを取り戻した青学大が、3位入賞を果たした。

写真:小林高晃は今大会通してこれまで通り手堅い姿を見せたが、影響力という部分ではまだ足りない印象が残った。ユニバーシアード候補として、負担も大きいが主将としての働きにはまだまだ期待したい。

※青山学院大・橋本選手、法政大・鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


明暗を分けたのは3Qの攻防
拓殖大が全員出場で実りある勝利をあげる

拓殖大学84(15-15,17-21,24-11,28-31)78中央大学
090531nagai7位決定戦は、互いに昨年の主力選手が卒業、新しいカラーを模索するチーム同士の対戦となった。
1Qは15-15の同点。2Qは両チームのルーキーが活躍を見せる。拓殖大は#94長谷川智伸(1年・F・福岡大大濠)がフリースローを獲得したり、速攻で3Pシュートを決めたりとアグレッシブなプレイを披露。一方の中央大も#22小野大貴(1年・F・明成)がドライブや3Pで加点し、譲らない。一進一退の展開となるが、2Q残り2分40秒に中央大#9吉田(3年・F)が3Pシュートを沈め、22-28として中央大が抜け出すかと思われる。しかし、拓殖大#22松崎(3年・G)がすかさず返し、同点に持ち込む。そこから4点を加えた中央大が32-36とわずかにリードして折り返しとなった。
試合が動いたのは3Q5分。中央大・拓殖大ともに足を動かすディフェンスから速攻を狙うが、中央大はミスが相次ぎ、#4小野龍猛(4年・CF)の1on1の後約3分間得点が止まってしまう。その間に拓殖大は#99長谷川技(2年・F)を中心にイージーシュートを重ね、54-47と勢いに乗る。4Qに入っても拓殖大は#42永井(3年・F)・#26上杉(2年・F)が加点し、流れを維持。対する中央大は3Q残り1分、4Q6分にタイムアウトを取るが、オフェンスが3Pシュートに偏ってしまい状況を打開できない。バックコートからのプレスを繰り出すも惜しくもファールとなってしまい、拓殖大にチームファールフリースローを与えてしまう。
残り1分半、拓殖大はにフルメンバーチェンジを行い、ベンチメンバー全員をコートに立たせる。中央大は#12竹原(3年・SF)の3Pなどで意地を見せるが、84-78で拓殖大が逃げ切り7位、中央大が8位となった。

試合展開としては、互いにミスを連続してしまう場面もあったが、それでもやり続ける姿があった。その中で拓殖大は7位と8位との間により大きな違いを見出しており、これが勝因となった。
「このチームにとって勝つことは大きいんです。トーナメントは去年(青学大に敗れベスト32)もその前(8位)も負けているし、ましてやリーグも下との入替戦まで行ってしまった。そういう意味では上位に入るということが大切だし、勝ちたいという気持ちが選手にあったと思います。第一関門の筑波大戦(5回戦)を突破してせっかくベスト8に入れたので、少しでも上位をと思って臨み、最後はバタバタしてしまったけれど全員出られて勝てたのでよかったです」 (拓殖大・池内監督)

写真:中央大・小野をかわしてシュートを決める拓殖大・永井。

※拓殖大・池内監督と中央大・中島コーチのコメント、中央大・浜田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】最終結果

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優勝 慶應義塾大学(40年ぶり5回目)
2位 東海大学
3位 青山学院大学
4位 法政大学
5位 白鴎大学
6位 明治大学
7位 拓殖大学
8位 中央大学


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最優秀選手賞 小林大祐(慶應義塾大学)


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敢闘賞    古川孝敏(東海大学)



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優秀選手賞  岩下達郎(慶應義塾大学)
       二ノ宮康平(慶應義塾大学)
       満原優樹(東海大学)
       小林高晃(青山学院大学)
       神津祥平(法政大学)



090531KAKUSYOU.jpg
得点王    金丸晃輔(明治大学) 107点
3ポイント王 藤江建典(白鴎大学) 16本
リバウンド王 トゥーレイ・アビブ(白鴎大学) OR21-DR47 TOR68本
アシスト王  二ノ宮康平(慶應義塾大学) 25本



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MIP賞    前村雄大(東海大学)

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】5/31結果

拓殖大学84(15-15,17-21,24-11,28-31)78中央大学
白鴎大学93(22-27,19-19,30-21,22-16)83明治大学
青山学院大学101(16-19,27-26,37-9,21-26)80法政大学
東海大学93(25-19,21-26,18-24,29-26)95慶應義塾大学

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2009.05.31 (Sun)

【2009トーナメント】慶應義塾大VS東海大・決勝の見所

学生チャンピオン慶應大か、新生・東海大か
好敵手による決勝が実現


090530KEIO.jpg決勝は期待を裏切らないカードが実現した。
トーナメントで実力十分のチームが期待通りに勝ち上がるかどうかは、組み合わせの運次第なところがある。だが今年は内容の濃い上位決戦となっている。ここしばらく、「春は春」と言われてきた。それはシーズン最初の大会で仕上がっているチームはまずなく、逆に春がいいと秋シーズンに沈むパターンもちらほら見受けられたからだ。ルーキーがノーマークで打たせてもらえるのも、波乱が起こるのも春ならではの光景だった。しかし、今年は未完成なチーム状態であっても特に上位4つは今年の大学界を代表するシード校が勝ち上がり、意味ある大会となっている。

慶應義塾大と東海大は2006年にインカレの歴史に残る決勝戦を戦ったほか、これまで印象的な試合を数々披露してきた。フルチームでの対戦は昨年のトーナメントのベスト4決めで対戦した。これは慶應大が逆転勝利。また、その前は2007年のリーグ最終週も戦った。この年はどちらも主将ほか、ケガ人を多発した苦難の年だった。より状況が深刻だったのは2部降格となった慶應大だが、その2戦は両方とも慶應大が制している。また、昨年は新人戦でも対戦し、これは東海大が勝利している。

090530TOKAI.jpg昨年3位の慶應大はリベンジを果たし、法政大を下して決勝進出。決勝の舞台は1969年以来40年ぶりとなる。準決勝での法政大戦では遂に本領を発揮した。序盤からリードを奪い、インカレを制したような早いトランジションから速攻を連発して勝負をつけた。逆境から甦ったチームは飛躍的な成長から次の段階に向かうべきところにいる。一つの結果を得ることがまた慶應大に一つの成長をもたらすだろう。また一方、昨年5位の東海大は青学大と激しい接戦を展開し、終盤逆転勝利で決勝に初進出。春からメンタル面では昨年とは格段の違いが見える。全員がバスケットを楽しみ、全員がチームのために献身的になれているのが強みだ。青学戦で見せた粘りが決勝の舞台でも出せればこれもまた優勝するに十分なチームと言える。それゆえに見所は多い。#7岩下(3年・C)と#0満原(2年・C)のインサイド対決、#5小林(4年・G/F)と#24古川(4年・F)のエース対決、#16二ノ宮(3年・G)と#17前村(4年・G)や#5多嶋(3年・G)のガード対決など対応するポジションの戦いほか、身長は190cmにも満たないながら、29日までのリバウンドランキングで1位となっている#14酒井(3年・F)の仕事人ぶりや#7遥(3年・PF)の成長など、見るべきタレントは多い。ともに激しいディフェンスを信条とする懸命さと、「チーム」で戦う団結力で大学界では定評がある学生らしいチームであり、内容の濃い決勝を見せてくれそうだ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30 準決勝 青山学院大VS東海大

要所でミスが続いた青学大を
チームで破った東海大が初の決勝進出

青山学院大学80(22-18,21-18,20-20,17-27)83東海大学
090530MAEMURA.jpg「チーム」という言葉がこの試合のキーだ。
試合の約37分を追う展開だった東海大は、ミスが出ても、互いにカバーし合っていた。誰かがミスをしたら、他が次でやり返す。そして、試合中はとにかく声を出し、コミュニケーションを欠かさなかった。逆に、追われる展開だった青学大は、ミスがミスとして完全に確立されてしまう。また、「コミュニケーションが無かった」(青学大・長谷川監督)と特にコート上での会話がなかった自分たちを嘆いた。試合終盤にかけては、この違いが特に顕著に出ていた。

「東海は自分たちに足りないものを持っていた」(青学大#7渡邉)

プレーの面でもそうだが、その他でもまさに東海大は青学大に足りないものを持っていた。それが、「応援」。ベンチも応援団も、常に声を張ってコートの5人を後押しした。点が入れば飛び跳ねて盛り上がり、ミスが出ても「大丈夫、焦るな」と落ち着かせる。少数精鋭を貫かねばならない青学大には、どうにも出来ない問題ではあるが、「やっぱり応援があるのとないのでは、『やってやろう』という気持ちが違う」(青学大・長谷川監督)と吐露した。

まさにチームで勝利を掴んだ東海大は、この大会初の決勝進出。東海大は、「チーム」で優勝を狙いにいくことは間違いない。

写真:勝利の瞬間、主将の前村が両手を挙げてガッツポーズを見せた。

※試合のレポートと東海大・古川選手、青山学院大・小林高晃選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30 準決勝 慶應義塾大VS法政大

鮮やかなトランジションで法政大を翻弄
慶應義塾大が1969年以来の決勝の舞台へ

慶應義塾大学80(23-14,27-15,10-16,20-16)61法政大学
090530sakai1.jpg注目の一戦は慶應大がゲームの序盤から飛ばすことに成功した。勝利のパターンは開始で相手を叩くか、粘り強く最後まであきらめないか。どちらかといえば後者のパターンが多い慶應大だが、前者が成功すれば最後の最後まで粘れる慶應大の方が分がいい。
法政大は3Qで巻き返しをはかったが、大きく慶應大を揺るがすことはない。法政大は最後まで前日の戦いのように粘ってアウトサイドも狙っていくが、試合を左右するような劇的なシュートまでは決まらず、慶應大の前に完敗となった。

これで慶應大が決勝進出を決めた。大会中に調子は少しずつ上がってきている。学生王者としてのプライドがかかった戦いが待つ。

写真:酒井は15得点17リバウンド。今大会は慶應大の要として欠かせない存在となっている。

※試合のレポートと慶應大・田上選手、二ノ宮選手、法政大・今井監督、長谷川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30レポート

東海大が激しいディフェンスで青山学院大に逆転勝利
慶應義塾大は法政大の持ち味を出させず完勝


090530AOGAKU.jpg春の王者を決める戦いも大詰めとなった。まず順位決定戦は2部同士の拓殖大白鴎大が対戦した。既に頂点を狙えなくなり、ここでモチベーションの切れるチームは多い。試合は最後まで分からない接戦となったが、拓殖大はここまで好調だったガード陣が機能しない。対する白鴎大は競り合いの中から勝機をつかみ、昨日の敗北を感じさせない戦いを見せて拓殖大を下した。もう一つの順位決定戦は散漫な内容となった。明治大は開始から中央大に離され、焦る展開に。結局は下げていた#14金丸晃輔(3年・SG)を使うことになってしまう。最後にはベンチメンバーも出場させて大勝したが、課題の残る内容となった。準決勝、慶應大VS法政大は慶應大が鮮やかなバスケットを展開。慶應大の力の前に法政大は準々決勝のような輝きを見せることができないまま試合終了した。準々決勝のもう一試合、青山学院大東海大は見ごたえある一戦となった。競り合いから一時は青山学院大が抜け出すが、東海大が逆転。青学大は大事な場面でのミスが響き、3点及ばず敗北。2連覇の夢は潰えた。
決勝は慶應義塾大対東海大と決まった。文句のない好カードだ。期待に違わぬ戦いを期待したい。

写真:青山学院大#7渡邉は最後まで大声でチームを鼓舞した。東海大とどちらが決勝に進出しても全く遜色なかったが、惜しくも敗れた。



一進一退の攻防は拓殖大が最後のオフェンスで失敗
粘りの白鴎大が5位決定戦に進出

白鴎大学90(18-18,22-22,27-21,23-26)87拓殖大学
090530hakuo.jpg拓殖大の選手起用はその日調子がいい選手という形になっている。確固たるスタメンというよりは、より自由度の高い選択でゲームに臨む。しかも豊富なガード陣は層が厚く、場面に応じて交代も効く。しかし、そのガード陣がこの日はなかなか機能しなかった。白鴎大は青学大に対する敗北も影響がないかのように、この日も粘り強かった。青学大のプレッシャーに比べれば、拓殖大のそれは弱く、#30アビブ(1年・C・岡山学芸館)もリバウンドに絡む。前半はQごとの点数も全く同じで互角となった。

勝負は3Qに動いた。#00藤江(4年・F)のシュートや#30アビブのシュート、オフェンスリバウンドで流れを作り、開始5分で白鴎大が6点リードに成功。そのまま引き離したいが、拓殖大もそこは意地を見せ、#26上杉(2年・F)のフックや#99長谷川技(2年・F)のうまい働きも光る。だがその長谷川もアビブにブロックを浴び、拓殖大はディフェンスでもファウルトラブルに陥ってしまう。波に乗った白鴎大は3Qをそのまま6点リードで終えることに成功した。

そのまま白鴎大ペースかと思われたが、拓殖大も粘った。調子が上がっていなかった#94長谷川智伸(1年・F・福大大濠)や#6長南(2年・F)の3Pで追い上げる。しかし白鴎大も#65高橋(2年・G/F)が3Pを決め、#5千葉(4年・C)がインサイドで粘り加点。そこに#00藤江の3Pが決まって差を10点とした。拓殖大は残り2分、#99長谷川技が5ファウル退場でピンチ。しかし#94長谷川智伸の3P、#42永井(3年・F)のシュートで3点差に詰め寄るとファウルゲームを仕掛けた。これがうまくいった。白鴎大がフリースローを決めきれないところから追い上げ、残り20秒で90-87の3点差にすることに成功。最後は#22松崎(3年・G)に託された。しかし、1対1を仕掛けたいが、全く形にならず失敗。そのままブザーでタイムアップとなった。ファウルトラブルが響いた拓殖大だが、最後のオフェンスでは周囲の足が動かなかった。一方の白鴎大は粘って5位決定戦へ。至上最高位をかけて明治大と対戦する。

写真:試合中もみんなでアビブにアドバイスを行う。

※白鴎大・アビブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。




繋ぎ役の活躍が光った明治大が5位決定戦へ
中央大は反撃の一手が出ず

中央大学66(23-14,14-14,10-27,19-28)83明治大学
090530kanamaru.jpg試合の立ち上がりから、ファウルがかさむ明治大。1Qは中央大にフリースローを与えてしまい、16−6と先行される。だが、残り3分で#14金丸晃輔(3年・SG)、#24岩澤(4年・SG)を投入すると、オフェンスのバリエーションが増える。ゴール下では、#41飯沼(4年・CF)も粘って、チームに貢献。だが、1Qは9点差をつけられて終了する。バリエーションが増えたとはいえ、2Qに入っても明治大のオフェンスはちぐはぐしていた。この理由を「パッシングができなくて、中央のペースに合わせてしまっていた」明治大#24岩澤は語る。中央大は#4小野龍猛(4年・CF)を起点にオフェンスを展開。それに加え、#11恋河内(3年・SG)のジャンプシュートや#5浜田(4年・PG)のドライブなどで加点し、2Q中盤には差を10点にする。明治大はたまらずタイムアウトを請求するが、この後も自身のミスに加え中央大にも粘られて、点差は縮まらない。残り29秒でケガからの復帰を果たした#18岡(4年・F)がシュートを沈めて、大歓声。しかし、前半終了間際の最後のオフェンスセレクションが悪く、得点に繋げられず。37−28で後半へ。

「このまま終わったら、今までの明治と変わらない」(明治大#24岩澤)
ハーフタイムに檄を飛ばされたという明治大は、立ち上がりから足を動かし、ディフェンスで粘る。だが、#3金丸英悟(4年・PF)、#21川崎(4年・F)が立て続けにファウル。川崎に至っては、残り8分38秒で4つめのファウルをコールされベンチへ。ここで明治大が投入したのが#39古瀬(4年・F)だった。「ディフェンスと走ること」を指示されていた古瀬は、それを体現。明治大に勢いをもたらす。足を使える時の明治大は強い。そして、#3金丸英悟がスパーク。内外角から次々とシュートを沈め、中央大を一気に逆転する。中央大はすかさずタイムアウト。しかし、この後も#39古瀬はルーズボールで粘り、#3金丸英悟は3Pを沈める。残り2分9秒で#14金丸晃輔(3年・SG)のシュートで今度は明治大が10点を開く。中央大は、#22小野大貴(1年・F・明成)が合わせのプレーで得点するが、思うように得点は伸びない。4Qに入っても流れは明治大だった。3Qで波に乗ったオフェンスは止められず、中央大を寄せ付けない。対する中央大は、ディフェンスではゾーンプレスを展開し、明治大を翻弄するが、オフェンスでは#12竹原(3年・SF)のシュートが単発に決まるだけで、追い上げまでにはいたらない。最後、明治大はベンチメンバーを全員出場させる余裕を見せて勝利した。

※明治大・古瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※慶應義塾大VS法政大、青山学院大学VS東海大は別途掲載します。

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/31最終日試合予定

【代々木第二体育館】
11:00 拓殖大学-中央大学 7位決定戦
12:40 白鴎大学-明治大学 5位決定戦
14:20 青山学院大学-法政大学 3位決定戦
16:00 東海大学-慶應義塾大学 決勝戦

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】5/30結果

白鴎大学90(18-18,22-22,27-21,23-26)87拓殖大学
中央大学66(23-14,14-14,10-27,19-28)83明治大学
慶應義塾大学80(23-14,27-15,10-16,20-16)61法政大学
青山学院大学80(22-18,21-18,20-20,17-27)83東海大学

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2009.05.30 (Sat)

【2009トーナメント】準決勝の見所

いずれ劣らぬ4校から勝ち上がるのはどこか
準決勝は好勝負を期待



準決勝第一試合 慶應義塾大VS法政大
090529KEIO.jpg昨年と同じく、準決勝で再びこの両校が対決することとなった。慶應大は前年、東海大を破って28年ぶりにベスト4へ進出。しかし迎えた準決勝では法政大のペースにはまって力を出せず終わった。しかしその後慶應大がインカレの頂点まで駆け上ったのは周知の通りだ。一方の法政大は決勝進出なるも、青山学院大にはあっさり敗れた。リーグは中盤位、インカレは国士舘大の前にベスト16に終わっている。異なる1年を過ごしてきた両校だが、今年はどちらも勝負の年だ。慶應大は#4田上(4年・F)、#5小林(4年・G/F)を軸に#16二ノ宮(3年・G)、#14酒井(3年・F)、#7岩下(3年・C)の3年トリオが不動のスタメン。一方の法政大は#5神津(4年・C)、#23信平(4年・F)、#91落合(4年・PF)がチームの核だ。いずれも高校、大学を沸かせてきた選手たちであり、実力者揃いの見ごたえある戦いが期待できる。

090529HOSEI.jpg慶應大は早稲田大、中央大を下して勝ち上がった。中央大戦では相手のペースに乗ってしまうような展開となったが、地力の差は明らかだったのも確かで、ここまでは順当と言える。一方の法政大はいつもながらのスロースタート。しかし明治大戦ではそこまでの戦いであまり消耗していなかった分、爆発も大きかった。必要なときに力を出してくるところが一発勝負に強いと言われる由縁だ。慶應大はこの法政大の流れに引きずり込まれないようにしたいところだ。とはいえ、インサイド、アウトサイドとも明治大戦では粘り強かった法政大。自分たちのペースに持ち込みつつ、慶應大を翻弄したいところか。しかし慶應大も1年前とは違う。昨年のような未熟な部分は消え、チームとして成熟しつつある今、法政大に負ける訳にはいかない。どちらにしても簡単な試合ではないだろう。



準決勝第二試合 青山学院大VS東海大
090529AOGAKU.jpgディフェンディングチャンピオン青山学院大と大学屈指のディフェンスチーム東海大。こちらも見逃せない対戦となった。昨年のリーグ戦では1勝1敗。東海大は唯一青学大に1敗をつけたチームであり、こちらもリベンジマッチと言えるだろう。

ユニバーシアード候補に5名もの選手が招集されている青学大。この数を見てもこの学校にどれほどの人材が集まっているかということが分かる。他のチームがついていけないほどのトランジションに加え、近年はベンチ層も厚くなり、6人目、7人目も一級品の選手ばかりだ。春からユニバーシアードの合宿で主力が不在がちの分、細かい連携ではミスも見えるが、手堅い印象はいつも通りだ。2本柱である仕事人#4小林高晃(4年・SG)や#7渡邉(4年・G)が勝負処で仕掛ける1対1も確実性が高く、侮れない。

090529TOKAI.jpg一方の東海大はチームで戦う全員バスケ。新チームはこれまでに増して連帯感を感じさせ、試合内容も好転している。昨年はケガ人が多く、苦しい台所事情で戦いを強いられる場面が目立った。ディフェンスこそ良かったが、オフェンス面ではなかなか点が取れず苦しんだ結果、インカレも不発に終わった。今年はそういった面では随分改善されている。オフ中に下半身から鍛え直し、足がよく動いている上に、パスもよく回るようになった。#0満原(2年・C)のインサイドに加え、#24古川(4年・F)が好調ならこれまで以上の得点がたたき出せるだろう。

両校とも、右ブロックのような激戦はこの大会では経験しなかったが、その分消耗は少なく、人材が豊富なこともあって体力的には十分余裕があるはずだ。激しいディフェンスとオフェンスの応酬が期待され、観る者を釘付けにするだろう。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29準々決勝 明治大VS法政大

最後の10分での3Pラッシュで勝負有り
明治大は「足」が出ず

明治大学59(17-15,16-19,16-19,10-26)79法政大学
090529kozu2.jpg3Qまでは一進一退。だが、4Qの立ち上がりに法政大が一気に抜け出した。最後の10分まで、法政大の外のシュートは確率が上がってこなかった。それでも、打ち続けた。その結果が、開始3分で15得点に繋がる。ここで明治大は粘れなかった。その理由が疲労だ。機動力の高いディフェンスは、鳴りを潜めてしまっていた。

「最初から、足が動いていないなというのは感じていた」(明治大#3金丸英悟)
「肝心な時に足が動かなくて、ズルズルとやられてしまった」(明治大#19田村)


勝ちたいという気持ちはあった。しかし、日大戦で消耗し尽くした足がついてこなかった。法政大の勢いを止められなかった明治大はベスト4の壁を破れず、順位決定戦に回ることとなった。対する法政大は、2年連続でベスト4進出を果たす。

「いつもと変わらず法政らしさを出して、『今年の法政は違うぞ』と少しでも思わせたい。優勝して、周りにもう何も言わせない」(法政大#23信平)

法政大は、昨年に引き続き、決勝の切符を懸けて慶應義塾大との一戦を迎える。

写真:大事なレイアップを決めた鈴木を、神津が抱え込むように抱き寄せた。

※法政大・神津選手、落合選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2009.05.29 (Fri)

【2009トーナメント】5/29慶應義塾大VS中央大

前半は中央大にペースを握られるも後半は慶應大のゲーム
岩下のファウルトラブルも響かずベスト4へ

慶應義塾大学93(21-29,27-15,19-16,26-18)78中央大学
090529sakai.jpgインカレを制したメンバーが残る慶應大と、#4小野龍猛(4年・C)以外は経験の浅い選手が多い中央大。一見したところでは慶應大が有利に見える。しかし小野というたった1人の選手の存在が、試合のペースを作ることになった。

走りたい慶應大だが、中央大ペースにはまり鈍い試合展開となった。慶應大は#7岩下(3年・C)がファウルトラブルとなり、一瞬ひやりとさせるが#20家治(2年・F)ら控え選手がこれをカバー。前半に逆転すると、後半は追いつかせることなく逃げ切った。実力的には順当にベスト8に進出。慶應大は追う展開でも逆転できる力があるとはいえ、ここから先の戦いはこれまで以上にレベルが上がる。相手に合わせるような試合をすれば再び準決勝で跳ね返されることになるだろう。法政大相手に昨年の悔しさを晴らせるか、次の一戦は見逃せない。

写真:#14酒井、そして#16二ノ宮らの働きあってゲームが好転した。

※試合のレポートと慶應大・小林選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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