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オータムカップ2020開始
関西大学リーグ戦開催中

2020.10.25 (Sun)

【2020関西リーグ1部】最終週(10/24〜25)レポート

関西を制したのは近畿大
混戦リーグを制しインカレへ


201025KINDAI.jpg

 全12チームによる1巡総当たり制で開催となった関西1部リーグはこの週が最終週となった。短期戦となったことで、上位勢のつば迫り合いが繰り広げられた優勝争いは、最終試合までその行方がもつれる展開となった。

写真:近畿大は、柱のパトリックは健在だが、そこに坂口太一らベンチメンバーも融合した総合力の高さが目立った。


ベンチメンバーも活躍した近畿大が王座奪還

20102501HIRAO.jpg 土曜日を迎える時点で自力優勝の可能性があったのが大阪学院大。優勝のためには連勝が必要だったが、ここでまず前年王者の京都産業大を下し一歩前進する。このほかの近畿大と天理大はいずれも勝利したため、最終日を残す段階で京産大の連覇の可能性が潰えた。

 そして最終日、第5試合に組まれていたのが勝てば優勝の大阪学院大と、天理大により一戦となった。だが近畿大に1敗を喫して以降、好内容の続く天理大がここでも良さを見せる。堅いインサイドで大阪学院大を封じ、この日好調の#58川真田(4年・C)らの奮起もあって20点差の大勝。これで優勝の可能性は天理大と、近畿大に絞られた。

 天理大は希望を繋いだが、直後のリーグ最終試合は序盤から近畿大が京産大をリードする展開に。#9パトリック(3年・C)、#36榎田(4年・SF)の両輪はもちろん、ベンチスタートながら今大会貢献度の高い#7坂口颯馬(4年・SG)、#21坂口太一(2年・PG)といった面々の得点も伸び、連敗中の京産大を寄せ付けなかった。稀に見る混戦を近畿大が制する形でリーグ戦が閉幕した。

 濱田、今村といった主戦選手が卒業し、久々の公式戦となった近畿大。これまで経験の少なかったメンバーが多くなり未知数の部分も多かったが、それらのメンバーが起用に応えた大会となった。終盤は#93大町(3年・C)をスタートで起用し、これまでになかった新しい布陣も披露。インカレではサイズ面の解消も課題となるだけに、これが最終的にフィットすれば飛躍を期待できそうだ。

 しかし、優勝を争いながら2位以下となったチームも、インカレに向け可能性を感じさせる内容だったことは間違いない。近畿大に喫した敗戦が最後に響いた天理大は、その後京産大、天理大を圧倒。去年も試合に絡んでいたメンバーが多く、チームの成熟度は高く、#3藤澤(4年・PG)が繰り出す緩急をつけたオフェンスが最後まで効力を発揮した。大阪学院大は#8吉井(4年・SF)の安定度もさることながら、#30金田(2年・SF)も器用さを見せ、#0深田(1年・SF・中部大第一)や#31鈴木(1年・PG・三重海星)のルーキーコンビも早々にチームにフィットした。最後に3連敗となった京産大は、やや苦しい終盤戦に。インカレでの巻き返しに期待したい。

写真:近畿大オフェンスのタクトを振るった平尾。自信の深まるリーグ戦になっただろう。


昇格初年度の龍谷大が逆転5位
18年ぶりインカレへ


20102505RYUKOKU.jpg

 一方このリーグ戦でもう一つ注目だったのが、最後のインカレ行き切符を掴むことのできる5位争いだった。5週目までこのポジションを堅持していたのは関西学院大。しかし大会6日目、龍谷大がこれに勝利したことをきっかけに、龍谷大が連勝街道に入っていった。

 当週土曜日のゲームでは、龍谷大が勝利しプレッシャーをかけると、関西学院大は天理大に迫るも僅かに及ばず、これでついに龍谷大が5位に浮上した。翌最終日は第1試合に龍谷大が神戸医療福祉大と対戦。これに勝てば龍谷大の5位が確定する。試合は序盤から龍谷大が大量リード。終盤は詰め寄られるがなんとか交わし、6連勝目。1部復帰初年度を勝ち越したばかりか、インカレ出場権も手にする結果となった。未経験の中での戦い、サイズ不足を全員で補い、目標を達成した。

 優勝とはいかずとも、インカレには進みたかった中位以下のチームとしては、決して満足のいく結果ではなかったかもしれない。コロナ流行の影響で、チームによっては準備の濃淡差もあった。また教育実習時期もずれ込んだことで、主力を欠いたチームもあり、なんとも言えない歯がゆさを感じた選手、チームは少なくないだろう。ただレギュレーション上、今年のリーグは降格なしとなっている。今後も不透明な状況が続く中で、いかに時間を有効に使いながら次の戦いに向かっていくか。今から模索が続く。

写真:5連敗スタートから6連勝フィニッシュとなった龍谷大が最後のインカレ行きを掴んだ。

【最終結果】
優勝・近畿大     10勝1敗
2位・天理大     10勝1敗
3位・大阪学院大   9勝2敗
4位・京都産業大   8勝3敗
5位・龍谷大     6勝5敗(5位・龍谷大まではインカレ出場権を獲得)
6位・関西学院大   6勝5敗
7位・立命館大    4勝7敗
8位・同志社大    4勝7敗
9位・関西大     4勝7敗
10位・大阪体育大   3勝8敗
11位・神戸医療福祉大 1勝10敗
12位・大阪経済大   1勝10敗


※近畿大・榎田選手、渡辺選手、天理大・藤澤選手のインタビュー、
 京都産業大・サンブ選手、龍谷大・高橋選手のコメントは「続きを読む」へ。

※リーグ後半戦のフォトギャラリーは別途掲載します。
EDIT  |  23:55  |  2020関西  |  Top↑

2020.10.18 (Sun)

【2020関西リーグ1部】第5週(10/17〜18)レポート

上位勢が横一線に並んだまま最終週へ
5位争いも含めて予断を許さず


201017RYUKOKU.jpg

 全6週、各チーム1巡総当たりの関西リーグも5週目となった。試合数が少なく、ゆえに勝敗差は接近する今大会。混戦の優勝争い、そしてインカレ出場のかかる5位以上をめぐる攻防は、例年にも増して接戦となっている。最終日まで、もつれた状況が続きそうだ。

写真:連勝を続けインカレ圏内に迫る龍谷大。日曜日のゲームでは同志社大を最後の最後に逆転し、安堵の表情を見せた。


201017TB.jpg 僅差のため、大会が佳境となった終盤のこの段階になると、毎日のようにドラマチックな展開が待ち、これが今年のリーグを面白くしている。当週まず土曜日は、前週で近畿大を破っていた大阪学院大が、クロスゲームの末に関西学院大に敗れ手痛い初黒星に。逆にもう負けられない近畿大は、無敗の一角である天理大に競り勝ち、優勝戦線に踏み留まった。一方この日は京都産業大が勝利したため、この時点では京産大のみが全勝、初めて単独首位に立つ状況となった。

 こうなると抜け出しを図りたい京産大。ところが、翌・日曜日のゲームでは、前日に1敗へ後退していた天理大にまさかの大敗を喫してしまい、これで無敗チームがなくなった。それを尻目に、近畿大、大阪学院大も勝利したため、上位4チームが1敗で再び並んだ。いずれも残りは2試合であり、この中からどこが抜け出すのかが全く見通せない状況となっている。

201017WATANABE.jpg 「最後のインカレ枠」となる5位の争いも、関係するチームのゲームのたびに様相が変化している。先にも触れたように、現在5位の関西学院大は土曜日のゲームで大阪学院大に勝利。しかし当週は、追いかける関西大、龍谷大がいずれも連勝となった。一方、日曜日のゲームで関西学院大が敗れた結果、5勝の5位・関西学院大に、関西大と龍谷大が1勝差にまで詰め寄った。リーグ序盤の黒星先行から持ち直しつつあった大阪体育大はここまで3勝の8位で、やや厳しいもののここにまで僅かながらの可能性がある。関西学院大が逃げ切るのか、それとも逆転があるのか。こちらも最終週にドラマがありそうだ。

写真上:天理大はルーキーのベンツロバスも存在感を見せている。
写真下:アウトサイドも好調の近畿大・渡辺。彼の力も優勝のためには不可欠だ。

【第5週終了時点】
京都産業大   8勝1敗
近畿大     8勝1敗
大阪学院大   8勝1敗
天理大     8勝1敗
関西学院大   5勝4敗
龍谷大     4勝5敗
関西大     4勝5敗
大阪体育大   3勝6敗
立命館大    2勝7敗
同志社大    2勝7敗
神戸医療福祉大 1勝8敗
大阪経済大   1勝8敗

※近畿大・坂口颯馬選手、天理大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:00  |  2020関西  |  Top↑

2020.10.11 (Sun)

【2020関西リーグ1部】第4週(10/11)レポート

4強勢直接対決・第1Rは大阪学院大に軍配
無敗チームがなくなり5位以下の争いが拮抗


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 4週目となった関西リーグは、土曜日の日程が台風の影響で実施されず、日曜日に繰り越し、当週はその日のみで開催された。無観客ながら、優勝の行方を占う一戦はもちろん、ここまで全敗のチームも相次いで勝利し、白熱の様相を呈した。

写真:連敗を止めた立命館大は、満尾の3Pが初勝利を引き寄せた。


201011FUKADA.jpg この日は近畿大大阪学院大という無敗チーム同士による最初の対戦が実現。期待通りの終盤まで分からない展開となった。序盤のペースは#0深田(1年・SF・中部大一)の積極性も出た大阪学院大。#8吉井(4年・SF)も、#9パトリック(3年・C)相手に内外で得点を重ねて前半をリードする。ただ後半になると近畿大も要所で#7坂口(4年・SG)や#13渡辺(4年・SG)らが得点し、接近。終盤は1点を争う緊迫の内容となった。終止符を打ったのは、大阪学院大#8吉井の3P。これで勝負を決め、大阪学院大が大きな1勝をつかんだ。

 残る無敗チームである京都産業大、天理大は、この日いずれも勝利した。これによりトップ集団から近畿大が1つ遅れる形となったが、まだまだ優勝の可能性は残っている。ひと山を越えた形となった大阪学院大としても気の抜けない対戦が続くことになり、予断を許さない状況が続く。

201011YAMASAKI.jpg また、5位以下の争いもますます分からなくなってきた。5位・関西学院大、6位・大阪体育大がこの日敗れた一方、勝利の遠かった立命館大神戸医療福祉大がいずれも勝利。これで未勝利のチームがなくなり、5位以下の8チームの差が一気に詰まってきた印象だ。このグループでは、前週の関西学院大に続き、この日関西大をも下した龍谷大の活躍が特に顕著。まだ2勝ながら、この調子を保てば昇格初年度でのインカレも見えてくる。先の見えない5位争いにも注目だ。

写真上:深田の積極性も大阪学院大に勢いを与えた。
写真下:神戸医療福祉大も初勝利。山崎の働きが光った。

【第4週終了時点】
京都産業大   7勝0敗
大阪学院大   7勝0敗
天理大     7勝0敗
近畿大     6勝1敗
関西学院大   4勝3敗
大阪体育大   3勝4敗
龍谷大     2勝5敗
関西大     2勝5敗
立命館大    1勝6敗
同志社大    1勝6敗
大阪経済大   1勝6敗
神戸医療福祉大 1勝6敗

※大阪学院大・吉井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:53  |  2020関西  |  Top↑

2020.10.11 (Sun)

サイト移行のお知らせ

いつも当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

オータムカップ2020よりサイトを以下へ移行いたします。試用運転中につき、変更がある場合がありますのでその際はご了承ください。こちらでもお知らせしてまいります。

関西情報については段階的に移行していきますので、リーグ期間中は現在のサイトでご覧ください。完全に移行次第お知らせいたします。また、こちらのサイトはアーカイブとして継続してご覧ください。今後ともよろしくお願いいたします。


http://bojweb.com



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EDIT  |  09:10  |  NEWS・告知  |  Top↑

2020.10.10 (Sat)

【オータムカップ2020】10/11試合予定

【1部】エスフォルタアリーナ八王子

2回戦

10:00 大東文化大学 vs 日本大学
12:00 青山学院大学 vs 白鴎大学
14:00 専修大学 vs 東海大学
16:00 日本体育大学 vs 筑波大学


【2部】横須賀アリーナ

1回戦

10:00 上武大学 vs 駒澤大学
12:00 江戸川大学 vs 順天堂大学
14:00 明星大学 vs 埼玉工業大学
16:00 関東学院大学 vs 東京成徳大学


今大会は無観客で開催されます。


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EDIT  |  20:04  |  オータムカップ2020  |  Top↑

2020.10.10 (Sat)

【オータムカップ2020】10/10結果

10月10日(土)1回戦

【1部】エスフォルタアリーナ八王子

日本大学84(28-18,20-7,9-13,27-15)53早稲田大学
白鴎大学90(21-13,19-4,22-22,28-26)65神奈川大学
東海大学79(30-11,18-10,20-17,11-10)48拓殖大学
筑波大学71(24-20,16-14,19-9,12-10)53中央大学


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2020.10.09 (Fri)

オータムカップ2020試合予定(10/10)

10月10日(土)1回戦

【1部】エスフォルタアリーナ八王子

10:00 日本大学 vs 早稲田大学
12:00 白鴎大学 vs 神奈川大学
14:00 東海大学 vs 拓殖大学
16:00 筑波大学 vs 中央大学


※2部は10月11日(日)へ順延となりました

【2部】横須賀アリーナ

10:00 上武大学 vs 駒澤大学
12:00 江戸川大学 vs 順天堂大学
14:00 明星大学 vs 埼玉工業大学
16:00 関東学院大学 vs 東京成徳大学

台風接近により、2部開催日程に変更があります。詳しくは関東大学バスケットボール連盟のサイトでご確認ください。

今大会は無観客で開催されます。

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EDIT  |  14:17  |  オータムカップ2020  |  Top↑

2020.10.04 (Sun)

【2020関西リーグ1部】前半戦フォトギャラリー

201004TAIDAI.jpg
大応援団不在の分、ベンチメンバーが盛り上げている大阪体育大。真価の問われる後半戦に臨む。

※その他の写真は「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:46  |  2020関西  |  Top↑

2020.10.04 (Sun)

【2020関西リーグ1部】第3週(10/3〜4)レポート

インカレ5枠目の争いが苛烈に
上位陣は崩れず折り返し



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 全日程が6週間のうちに行われることになる関西リーグは第3週。最終週が各チーム1試合ずつとなっているため、当週が終了すれば後半戦に入ることになる。予定通りの消化となっているとはいえ、日程が進むのはあっと言う間。特例的な降格なしのレギュレーションながら、貴重な公式戦の場でみすみす負け続けることはどのチームも避けたいところだろう。

写真:この週一番の熱戦となったのは土曜の大阪学院大と関西大のカード。終盤に逆転を呼び込んだ勝山を、吉井や金田が労った。


201004ISOUF.jpg この週注目されたのが、インカレ出場へ士気の高い関西大の2試合。土曜日に全勝の大阪学院大、日曜日はこれまた全勝の京都産業大との対戦が組まれており、ここに勝利して更にインカレの可能性を引き寄せたい状況だった。しかし、いずれも接戦となったが勝利には届かず4敗となった。

 その関西大に2週目までの対戦で敗れていた関西学院大、大阪体育大としては、関西大にプレッシャーをかけておきたいところ。この週は、この2チームでも明暗が分かれた。1勝止まりで苦しんでいた大阪体育大は、2戦とも勝利し勝率を五分に戻すことに成功。巻き返しに向けて、希望をつなぐ大きな連勝となった。一方、1敗を維持していた関西学院大は、日曜日の龍谷大戦で痛恨の敗戦。未勝利の続いていた相手に今大会初勝利を献上し、優勝争いから離されるばかりか、後続の足音が近づくところに迫られることとなった。

 そんな中位の争いを尻目に、上位勢はこの週も崩れなかった。最初は手探りな部分も感じられたチームもあったが、段々と陣容も固まってきた印象がある。4週目は近畿大が、大阪学院大、天理大と相次いで対戦の予定。また現在下位に位置するチーム同士の対戦も本格化していき、展開次第ではどのチームにもジャンプアップの可能性がある。いよいよ優勝、そしてインカレ出場をかけた星の潰し合いが幕を開ける。

写真:天理大はイソフもコンスタントな活躍を見せている。


※近畿大・平尾選手、大阪学院大・勝山選手、立命館大・野田選手、同志社大・万久里選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:43  |  2020関西  |  Top↑

2020.09.27 (Sun)

【2020関西リーグ1部】第2週(9/26〜27)レポート

無敗チームは崩れず4連勝
上位・下位の差も鮮明に


200927TAKAHASHI.jpg

 関西リーグは1部が第2週目となった。全11試合の日程も、これで三分の一以上が終了したことになる。短い日程では、不調のチームには特に重くのしかかってくる。試合のない中間の過ごし方が、結果の成否を左右する。

写真:4日目には天理大・高橋育実、龍谷大・高橋克実の兄弟マッチアップが実現。両ベンチともそれぞれの得点に盛り上がった。


200927ENOKIDA.jpg 前週段階で無敗の4チーム、京都産業大、近畿大、大阪学院大、天理大は、ともに相手に迫られる場面はあったものの、いずれもそれらを退け開幕4連勝とした。どのチームも代替わり後、初の実戦となっている中で、ベストのユニットを模索しているような部分もある。直接対決までには今以上に状態を上げておきたいところだろう。

 それを追いかけるチームは、星がややばらけ始めている。初戦で敗れていた関西学院大は、その後着実に星を伸ばして3勝1敗に。その関西学院大に勝利していた関西大は、全勝勢には敗れて2勝2敗の五分。これらと同率のチームがいないため、それぞれ単独で5位、6位につけている。関西大は3週目に大阪学院大、京都産業大という全勝チームとの対戦が続く。リーグ戦の半ばであるが、ここがインカレに向けた重要な2試合となりそうだ。

 近年はリーグでも安定して中位を保ってきた大阪体育大はまさかの1勝止まり。「原因が分からないまま悪い状態が続いている」と、藤本の表情も苦しい。4日目にこれを下した大阪経済大は、今大会初勝利。当週は連敗となった同志社大も、近畿大相手に前半は互角の戦いを演じるなど、この1勝グループでも状態の明暗が分かれ始めている。一方で立命館大、神戸医療福祉大、龍谷大は4戦未勝利。短期間のリーグ戦ということもあり、早めの立て直しが急務だ。

【第2週(4日目)終了時点】
京都産業大   4勝0敗
近畿大     4勝0敗
大阪学院大   4勝0敗
天理大     4勝0敗
関西学院大   3勝1敗
関西大     2勝2敗
同志社大    1勝3敗
大阪経済大   1勝3敗
大阪体育大   1勝3敗
立命館大    0勝4敗
神戸医療福祉大 0勝4敗
龍谷大     0勝4敗

※京都産業大・上田選手、天理大・川真田選手、関西学院大・横川選手、関西大・菅原選手、大阪体育大・藤本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

写真:名実ともに近畿大のエースとなった榎田。難しい体勢でも得点を重ねていくのはさすがだ。
EDIT  |  23:13  |  2020関西  |  Top↑

2020.09.22 (Tue)

【2020関西リーグ1部】第1週(9/20〜21)レポート

コロナ禍での関西リーグが開幕
1回戦総当たり制の短期決戦に


200922YOSHII.jpg 新型コロナウイルスの流行が、未だ生活面など多方面に影響を及ぼす状況が続く中、関西学生界では感染防止のガイドラインを講じた上で、リーグ戦が始まった。春シーズンは西日本インカレが中止、全関も無期限の延期を強いられたが、リーグ戦は日程を全12チーム総当たり1回戦制に縮小、無観客開催、さらには下部への降格をなし(下部から2チームが自動昇格)とした上で、実施に踏み切った。

 1部は第1週の2日間が終了。2勝したのは京都産業大近畿大大阪学院大天理大。昨年の上位4チームがそのまま好スタートを切った格好となった。一方苦しいスタートになったのが立命館大大阪経済大神戸医療福祉大龍谷大の4チーム。立命館大を除いた3校は今年から1部に挑戦する昇格勢であるが、現実を突きつけられる2試合となった。しかし、どのチームからも前を向いたポジティブな言葉が続いた。短期戦となれば「1つ勝てばチャンスが大きく広がる」(龍谷大・下畑)ことも事実。久々の実戦となる最初の2試合を終え、見えてきた課題をどう次に繋げるか。苦しい戦績が続いても前を向きながら戦い抜くしかない。

【第1週(2日目)終了時点】
京都産業大   2勝0敗
近畿大     2勝0敗
大阪学院大   2勝0敗
天理大     2勝0敗
大阪体育大   1勝1敗
関西学院大   1勝1敗
関西大     1勝1敗
同志社大    1勝1敗
立命館大    0勝2敗
大阪経済大   0勝2敗
神戸医療福祉大 0勝2敗
龍谷大     0勝2敗

写真:2勝スタートの大阪学院大。ラストイヤーとなる吉井も、懸ける思いは強いはずだ。
   (提供:関西学生バスケットボール連盟)

※大阪経済大・井上選手、神戸医療福祉大・梅村選手、龍谷大・下畑選手のインタビューは「続きを読む」へ。

※第1週のインタビューはリモートで実施しました。
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2020.01.17 (Fri)

【その他の試合】シーガルスカップ2020レポート

200117tokai.jpg

特別指定選手たちもほとんどが集う中での開催は
2年生がシーガルスカップを2連覇!


 東海大シーガルスの学年ごとにチームとして対戦し、優勝を競う「シーガルスカップ」。2007年度までは親睦の意味合いが強い部内の催しだったが、2008年度(2009年1月開催)より現行のようなガチンコ勝負の大会にリニューアルされ、ここまで続いてきた。今回のシーガルスカップ2020は都合により平日のみの開催に。各地に散っている特別指定選手も当初は参加が危ぶまれたが、可能な範囲で選手が揃い、部内一決定戦を1月14日〜17日の4日間に渡って戦った。また、今年はダンクコンテストも開催され、各学年の選手たちが技を競った。



可能性を見せた1年生の奮闘

200117matuzaki.jpg 1勝2敗で3位となったのは1年生チーム。司令塔の#14島谷、ポイントゲッター#24松崎、インサイドでは#10張と、東海大の次世代を担う選手がバランスよく布陣しオフェンス面での勢いが目立った。初戦では4年生を倒し、最終日の2年生との対戦では、前半はオフェンスが単調でシュート精度が上がらず、前半終了時には56-24と大差に。しかし3Qになると攻守ともバランスよく展開して差を詰めていき、4Qの開始1分半では8点差にまで迫る大健闘。2年生は余裕が仇になり、リバウンドが後手に回ると追い上げられる緊迫した展開となった。しかしタイムアウトで仕切り直すと、#11大倉颯太のフリースロー、レイアップなどが出て流れを掌握。#86八村のバスケットカウントなどで追い上げを断ち切った。#24松崎は大会を通じてアグレッシブに攻めて得点王を獲得した。

写真:オフェンスで攻め続けた松崎。



2年生は3戦全勝で2連覇達成

200117sakamoto.jpg 2年生は昨年に引き続き全勝で優勝を飾った。#23佐土原、#86八村、#60坂本、#31松本らを中心にしたメンバー構成で初戦の4年生戦を95-92の僅差で勝利。2戦目となった対3年生、最終日の対1年生戦には#11大倉颯太も千葉から帰還して参加し、得点力で華を添えた。ABチーム関係なく学年でのチームとして戦うのがシーガルスカップの魅力。主力の活躍のほか、#39金井の3Pが入るとメンバー全員も盛り上がるなど、チームとしての一体感もあった。ディフェンスでの貢献度が目立った#60坂本は、「ディフェンスもオフェンスも頑張ろうと思ってやった。シーガルスカップはBチームの仲間とも一緒にできるのが楽しみな試合。初戦に颯太がいないときは大変だったけれど、勝ててよかったです」と安堵の顔。この勢いで「来年、再来年と勝って4連覇も目指したい」と、意気込んだ。2年生は#86八村がリバウンド王を獲得した。

写真:ルーズボールを追うなど、ハッスルプレーの見えた坂本。



健闘が光った3年生と、これが最後の大学でのプレーとなった4年生たち

 3年生は1勝2敗で4位。名古屋の特別指定選手の#19西田は、後半の2試合の出場。16日の対2年生の試合は後半からの出場となったが、長時間のプレーで得点を重ねた。#28津屋、#35木下が中心になってゲームを牽引し、#26寒川や#34内田も思い切ったプレーが見えた。最終日の4年生との対戦では前半は5点差で食らいついたが、後半に突き放された。

 4年生は東海大での最後の試合になった。既に多くの選手が特別指定で各地に散っており、同じ日に全員が揃うことは叶わなかったが、それでも見慣れたシーガルスでのプレーを楽しむ様子が伺えた。最終日の3年生との対戦では#1大倉 龍之介がアグレッシブなアタックを続け、#22笹倉もらしいシュートを連発。#9山内のスティール、#38春日の3P、#25平岩のインサイドと数々の見せ場を作った。1勝2敗で2位で大会を終え、個人賞も得点王とリバウンド王、ダンクコンテスト以外はすべてタイトルを4年生が獲得した。

200117ookurar.jpg 大会MVPに輝いたのは、#1大倉 龍之介。大会中に怪我があり、最終戦への出場が危ぶまれたが、無事出場となってキレのある動きを見せた。「4年生全員が最後に揃うことはできなかったけれど、楽しんでやれました。玄(#25平岩)と怜寿(#22笹倉)がいない日もあってキツかったけれど、最後は勝てて終われて良かったです。東海大の4年間は、怪我もあって1年間プレーできず、キツい部分もあったけれど、どんなときも前を向いてあきらめずに努力すれば、勝てることを陸さんほかスタッフからも学びました。ここで4年間頑張れて良かったです」と自身の大学生活を含め、最後を締めくくった。

写真:最終日、怪我の影響も全く感じさせずのびのびプレーした大倉龍之介。



ダンクコンテストは津屋が優勝

200117tuya3.jpg 今回はダンクコンテストも開催された。各人2度の試技によって争われ、最後は上位2名の決戦となり、#86八村、#28津屋が対決。津屋が27点を獲得し、優勝に輝いた。

 シーガルスカップはチームとしてシーズンを締めくくる催し。大会終了後は陸川監督、副将の#38春日による挨拶と、新キャプテンに就任した#28津屋が観客に挨拶し、最後は恒例の観客席も含めた写真撮影を行い、終了となった。

 新チームは既に始動している。一区切りではあるが、ここからも日々シーガルスの鍛錬は続く。

大会結果(シーガルス公式サイト)

※その他の写真は「続きを読む」へ。


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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】12/15 決勝 筑波大VS専修大

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高確率の3Pで筑波大がスタートダッシュ
専修大の追い上げをかわし大学日本一に輝く


 決勝の組み合わせは準決勝でリーグ覇者の大東文化大を僅差で下して勝ち上がった筑波大と、ここ数年で着実に実力をつけ、2年連続で決勝に進んだ専修大との対戦となった。

 口火を切ったのは#34盛實(4年・SG)の2連続3P。専修大に大きな勢いをもたらしたかのように見えた。ところがすぐさま流れは筑波大に。#88牧(4年・SG)の3Pで返し、#27山口(3年・SG)、#8菅原(3年・PG)の速攻で、あっという間に逆転に成功。専修大も#46寺澤(2年・SF)のゴール下が出るが、ターンオーバーやトラベリングも目立ち始め、ここからはスコアが伸びない。それとは対照的に筑波大は、相手のミスからの速攻が面白いように決まり、#75井上(2年・C)や#27山口などの3Pも落ちず、5分半で20−10という大きなリードを得た。専修大はタイムアウトを挟み#23キング(2年・SG)のバスケットカウント、#12西野(3年・SF)のジャンプシュートなどで迫る。今度はファウルの混み始めた筑波大が停滞。#34盛實のタフショットもあって、さらに点差が縮まる。しかし筑波大も黙らず#10村岸(4年・SF)にも3Pが出て僅かなリードを堅持。25−21というハイペースで1Q終了。

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 早く追いつきたい専修大。2Q、立ち上がりにいきなり#34盛實がスティールから華麗なレイアップを決めてワンゴール差に。しかし筑波大の集中は切れず、#27山口のドライブがすぐに決まり追いつかせない。専修大は、相変わらずターンオーバーから走られる場面も目立ち、なかなかリズムに乗れない状況が続く。やや落ち着いた時間帯となったが、これを打ち破ったのは#11増田(4年・PF)の3P。ここから再度筑波大が引き離しにかかる。専修大も#12西野の3Pが出るが、直後に#75井上が値千金の2連続3Pを決める。筑波大のリードは再びこれで10点となった。この後は互いにファウルを犯しつつ得点を決め合い、46−36となってハーフタイムに入った。

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 3Q、専修大はいきなり#12西野が3つ目のファウルを吹かれる。この不穏な空気を振り払うように#30フィリップ(4年・C)のバスケットカウントが決まったのもつかの間、#75井上のリバウンドシュート、#11増田の3Pで筑波大の流れを変えられない。このQ筑波大は#11増田が好調で、ゴール下の得点はもちろん、速攻でバスケットカウントも獲得。専修大はこのプレーで#12西野が4つ目となりより苦しい状況に。#34盛實、#30フィリップという4年生が奮闘を見せるが、筑波大は手を緩めない。速攻を次々と決め続け、リードも20点に乗せてきた。4Qも#1山本(2年・SF)の3Pこそ決まって立ち上がりは専修大が良い入りとなるが、勝利を意識する段階となったこの状況でも筑波大は#27山口の3Pなどで加点し、隙を見せない。#34盛實を中心に攻め気を見せる専修大にようやくリズムが出始めるが、時既に遅しだった。最後は4年生のみの布陣とした筑波大が、91−76。笑顔と涙を交錯させながら、3年ぶりの優勝を果たした。

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「私が思っているよりも3Pが入った」と筑波大の吉田監督は話す。3P確率50%というのはかなりいい数字だ。スタッツ上での差は項目ごとには少なく、両者を分けたのは、数字上では3Pだけだった。しかしこの数字こそが最後まで精神的な優位性を保てた大きな要因であることは間違いない。開始直後は6-0と置かれかけたが、好調なシュートに支えられ、相手の細かなミスを見逃さずにボールを奪い、すかさず専修大を上回る速攻を決めて5分半を終えて二桁点差。専修大も切れずに最後まで攻め続けたが、終わってみれば、立ち上がりの攻防が勝負の趨勢を象徴する決勝となった。

 2年連続の準優勝となった専修大。ここ数年はタイムシェアをしながらチーム全体の総力を上げる戦い方で、着実な成長を見せている。以前よりもムラが少なくなり、最後まで粘る姿勢も強くなった。今大会、2本柱の盛實とアブ フィリップは大会を通して献身的なプレーでチームを引っ張った。あとはそこに続く後輩たちが最後の壁を超えるべく、さらなるレベルアップをはかるのみだ。

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※筑波大の記者会見は「続きを読む」へ。
※インタビューは別途掲載します。


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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】優勝・筑波大インタビュー

「4年生になることに意味がある」
大学でしか学べない、4年目に得られるもの


◆#88牧 隼利(筑波大・4年・主将・SG)

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今大会のMVP、学生最後の集大成でようやく掴んだ日本一。決勝後は嬉し涙と最高の笑顔が交錯した。昨年は3年生主将として4年生を最終日まで残すことに目が向いていたが、今年は「優勝」の2文字を追いかけた。しかしラストイヤーは順風満帆にはいかず、春のトーナメント戦では決勝で白鴎大に破れ準優勝。リーグ戦は後半に失速し5位に沈んだ。チームが一体となったのは最後の1カ月。牧が見せ続けた姿が仲間に伝わり、結果が最高の形となって表れた。
「4年生」にしか経験できないこと、体現できないことがある。ここでしか味わえない学びを体感することが、大学バスケットボールの意義なのかもしれない。


―優勝おめでとうございます。今の気持ちを。
「素直に嬉しいです。リーグは負けが混んで、チームが苦しい状況でしたがインカレはいい成績を残すことができました。チームとしての一体感を感じることができましたし、これが勝つチームだと思いました」

191215maki1.jpg―『勝つチーム』とは言葉にすると、どんなチームでしょうか?
「学生バスケはプロと違うものがあり、コートの内外で今年一貫してやってきたことが出ると思います。挨拶、感謝を忘れないこととか、細かいところですがそういうところからプレーに出ると思います。下級生にもそれが伝わったのかなとも思います。リーグ中は声かけの面で下級生のことを気にしていました。特に菅原(#8)、山口(#27)にはリーダーシップを求めていたりしていた中で、最後は彼らの口から『4年生のために』と言ってくれました。それは嬉しかったですし、自分が頑張る姿勢を見せ続けることでついてきてくれることがわかりました。力があるメンバーがたくさんいるので、リーグ後半に自分と増田(#11)の調子が落ちた時に、下級生からしたら『自分たちがやったほうがいい』という気持ちもあり、衝突のようなものもありました。プレー中にコミュニケーションをとって、最後はチームみんなが攻めることができるのが筑波大の強みなので、それを出すことができてよかったです」

―高校から勝ってないと言われてきたところもあると思いますが、大学と高校では全く違いますね。大学で勝つ難しさは何でしょうか?
「1~4年生までいて、年齢の差があることは大きいと思います。あとは、高校よりも大学として見られます。『筑波大学』として見られることが大きな違いです。各大学の色があると思いますが、そのカラーを感じます。フィジカルも全く高校とは違いますし、スピードだけではやっていけないところもあります。精神面でも違いますね。高校までは先生がまず柱になっていますが、大学では選手や自分の考えが大切になってきます。それがまとまらないと難しいですね」

―高校とはチームメイトに対する伝え方も違いますよね。
「そうですね。ミーティングはもちろんですが、それ以上に4年生が中心となり『勝ちたい』という意識を練習中からみせてきました。これが下に伝わるまで、やり続けることは大切だなと思います」

―学生バスケットボールで学んだことは何でしょうか?
「片峯先生(福大大濠高)も、吉田先生(監督)も人間力を育ててくれました。文武両道を大切にしました」

―チームが崩れかけたり、2年連続主将を担うことになり、牧選手も辛かったと思いますが、その中で支えてくれた人は誰でしょうか。
「今思うと増田だと思います。この1年で彼も変わりましたし、1人だけじゃなくて2人で頑張ろう、それが出せて最後よかったです」

―これから先はまた違う難しさがあると思いますが、どんな風にバスケットボールをしていきたいですか?
「スキルはまた一から見直していこうと思います。でも勝つメンタリティやリーダーシップを大学では学べたので、プロになっても出していきたいです」

―学生である意味、大学バスケットボール界に4年間いる意味を考えたことがありますか?
「4年生は違いますね。下級生の頃から思っていたのが、インカレでは4年生が活躍することです。『なんでだろう』と思っていました。でも実際4年生になると『勝ちたい』気持ちは大きくなりますし、みんなで勝ちたいという気持ちが持てて楽しいし、でもその分苦しい。でもチーム一体となっている感覚を味わうことができるのは学生バスケならではですね。4年目をやり抜く、4年生になることに意味があると思います」

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※村岸選手、増田選手、森下選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※伊藤選手のインタビューはこちら


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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー #0伊藤優圭(筑波大・4年)

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最後の半年間で実感した4年生の成長が
チームを進化させ、優勝の鍵に


◆#0伊藤優圭(筑波大・4年・SG)

優勝を決めた吉田監督がテレビ用のインタビューの中でも触れたのが、伊藤の話題だった。医学群医学類、一般の言い方では医学部で学ぶ伊藤は、この夏からAチームに昇格。医学の勉強をしながらもバスケットを続けてきた努力の選手だ。インカレ期間は病院実習中にも当たっており、大事な時期でもチームのために尽くしたことを、吉田監督がねぎらった。「あそこで言ってもらえると思っていなかったので、ありがたかったです。頑張ってきてよかった」と伊藤も顔をほころばせる。ベンチで常に声を出し続け、チームを鼓舞し続ける姿が印象的で、決勝では最後に出場機会も得た。ここに至るまでの4年間、勉強と部活動の両立を続けてきた彼にとっての最後の晴れ舞台になった。

伊藤:勉強と部活の両立はなんとか時間を見つけながら部活をやってきました。1年のときは授業の時間と練習の時間が重なってしまったりして、授業を優先させなければなりませんでした。そこは大変でしたね。でも2年生からはリズムが掴めてきて、そこまで苦ではなかったです。

昨年は仲澤さん(現・AC)がAチームに昇格して、チームを盛り上げる働きをしていました。自分も同じような立場としてAチームにいましたが、仲澤さんをお手本にしてという感じでした。今も仲澤さんはチームにいるので、話を聞きながらどうやればいいかアドバイスもいただいています。だから、仲澤さんをベースに、自分が去年にさらに上積みをして、チームのためにできることはやったのかなと思います。

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筑波大は今季も優勝候補の一角ではあった。ただ、リーグ後半戦にかけては歯車がズレ、外から見る分にはインカレはかなり未知数の状況ともいえた。これを立て直しての優勝は見事の一言だが、チームの全員が「ミーティングを重ねて団結した」と口をそろえる。ただ、言葉の端々から感じられる修正の過程は、今年のことだけではなく、彼らが4年間をかけて少しずつ成長を遂げてきたからこそ、と思える部分も伺える。伊藤がそれぞれの4年生の成長を語る。

伊藤:リーグ戦の後半はみんな頑張ろうとしはしていたんですが、一つの方向に定まらないという感じでした。誰かが手を抜くとかそういうことではないんですが、バラバラで。リーグ戦のあとで4年生でも何度も話し合い、戦術的なところは吉田先生がルールを決めて、練習の中でそれをどれだけ徹底できるかを突き詰めました。そこで自分がやれたことは、客観的に見て、声をかけることです。僕のような立場の人間だからこそできることで、それを頑張って、最後はチームが一つになれたと思います。

4年生たちはよくも悪くもマイペース。特に1年のときなんかはそれが顕著でしたね。ただ、牧は3年の途中からキャプテンになって相当苦労して、リーグ戦からインカレにかけてはだいぶ精神的にも参っていた様子がありましたし、それを口にすることもありました。4年になったとき、誰かそれを助けてあげられる人が必要だと思いましたが、自分がAチームに上がったときはその気持は忘れないようにと思っていました。

増田は自分のプレーをうまくやろうというのが、1年から3年まではあったかと思うんです。それに集中することで肩の力も抜けて、点もたくさん取れていた。でも4年生になってすごく変わりました。チームに対する働きかけをするようになって、頑張れと声をかけるようになっていったんですよね。練習でのことは自分がAチームに入ってからのことしかわかりませんが、それでも変化を感じる部分はあったし、みんなにも人が変わったようだと言われていました。増田はこれから先もバスケットを続けていく上で、今年の変化は本当に大きなものになったんじゃないかなと思います。村岸や森下も3年生までは“自分”の方が強かった。でも4年生になってチームのために、という部分がたくさん見えるようになって、プレーで引っ張ってくれるようにやはり変化しました。そんな中で自分はひたすらベンチから声をかけ続けるだけでした。それが自分の仕事でしたし。今年の4年生はそんな感じでしたが、最後の半年間で4年生が本当に成長しました。それは感じます。

もちろん、伊藤個人としても成長の実感はある。

伊藤:自分は声を出して頑張れと言い続けるのが得意で、そこで精一杯できることを続けていました。ただ、高校のときは部活でキャプテンをやって辛い思いもしていたので、牧がそういう立場になって追い込まれていたのを見て、どんな心境かもわかりました。そこでチーム状況を客観的に見て、必要なことを言えるようになりましたね。辛い時に「頑張ろう」だけでやろうとしてみても、どうにもならないときはあります。そこで「一度落ち着いて考えようぜ」、という部分をやれる人が大切で、自分がそれに気づいてできたことが、高校とは大きく違っていました。そういう働きができたことは自分の成長といえると思います。

後輩にはこの経験を大事にして欲しいと思います。リーグ戦のあまり良くなかった状況から、一から見直しをして頑張ろうと1カ月間で修正できました。あれができれば優勝できるとわかったと思います。勝つためには今回ここで何をやったのかちゃんとわかった上で、来季は春から12月までやり通せたら、圧倒的な力を見せて優勝できると思います。この最後の1カ月を糧に頑張って欲しいと思います。

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プレイヤーとしてはこれで引退になるが、医学を学ぶ彼にはあと2年間の大学生活が残る。部活で目標を達成したあと、残りの時間は勉学に邁進するのみだ。

伊藤:あとは頑張って勉強をして国家試験に受かることですね。今も病院の実習中で1カ月ごとにいろんな科を回っています。将来はまだ決めていませんが、ここからはまず勉強を大切にしていきたいと思います。

勉強と部活動をこなした文武両道から、今度は一つの道を極めるための学びが続いていく。



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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー#34盛實海翔(専修大・4年)

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4年間、努力し続けたて見せた成長は
次のステージに続く確実な糧に


◆#34盛實海翔(専修大・4年・主将・SG)

2年連続のインカレ準優勝。立ち上がりから筑波の勢いが勝った展開となり、専修大にとっては2年連続であと一歩が足りない結果となった。

盛實:チームとしての完成度というのが筑波の方が高くて、自分たちも気持ちの部分では負けたくないのでアグレッシブに戦っていった部分はあったんですけど、一つのプレー、ルーズボールやリバウンドで、自分たちよりも筑波の方が上回っていた部分が多かったです。かなり高い確率でシュートを決められて、自分たちのリズムがなかなか掴めない状態で、最後まで相手のリズムのまま持っていかれたというのが今日の印象です。筑波はディフェンスとそこからのブレイクということを得意にしているチームなので、そこは対応しようと話していたんですけど、自分たちのリズムが段々悪くなっていってしまいました。試合の入りというのが全てだったのかなと思います。

さらに、センターの井上のスリーポイントにやられたことなど、詰めの甘い部分で「それに対応しきれなかった自分たちの弱さ」と、完敗を認めた。

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表彰式では普段はあまりネガティブな部分を顔に出さない盛實の顔も、ずっと硬いままだった。ただ、確かに勝負には破れたが、今年の専修大にそれまではなかなか発揮しきれなかった粘りが、1年を通じて見られたことを忘れてはならない。それぞれの選手が持つ能力は高いものの、集中力の持続が課題と言われてきた専修大。だが、劣勢になったときも、そこであきらめずに持ち味の攻撃力を武器に粘る姿が、今年は何度も見られた。その姿勢はベスト8がかかった戦いで昨年のチャンピオン東海大相手の大逆転につながり、決勝でも4Qは22-26と、筑波大を上回る点数を叩き出して最後までハードにプレーし続けた。そして、盛實が声を出し続けてチームの気持ちを引き締めた。

盛實:相手にリードされて追う展開が続いて、でもこれまでの経験もあるので、自分から仲間に大丈夫だと声をかけていきました。自分たちの気持ちを切らさないように頑張っていこうと。4年目の成長は何かと言われたら、気持ちの面で去年よりも今年の方が落ち着いてプレーできたことだし、周りに気を配って声をかけるということができたと思います。

個人的な精神面の成長を、彼も認め、チームも同じようなメンタルになってきていることは、リーグ戦でも語っていた。その一方で最後の壁をどう超えるか、それは来年への宿題になった。

盛實:去年も今年もチームを勝利に導けなかったというのは、自分自身の課題ですね。エースと言われてキャプテンにもなって、チームを引っ張っていく立場になった中で、そこで勝ちきれなかったのは、自分の弱いところかなと思います。

それでもこの4年間は盛實にとって成長の4年間だった。頭角を表したのは2年目の新人戦。勝負を決める大事なシュートを次々と沈めてエースシューターとして名乗りを上げると、その後は大学を代表する存在になり、特別指定選手として挑戦したBリーグでもその力を発揮して存在感を示した。周囲の人たちが寄せる期待も感じ取っていた。

盛實:色んな人から『頑張ってね』と言われるようになって、ここまで東海と白鴎を倒してきて、今まで負けてきたチームを背負ってもきたので、その分勝ちたいという気持ちはありました。


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彼がここまでになったのは、日々の努力の賜物だ。練習のあとも、オフの日も、この4年間練習を怠ったことはない、と彼にずっと付き合ってきた工藤学生コーチが言う。「彼がすごいのは能力ではなくて、努力です。1年間、ほぼ365日、自主練習をしないという日はほとんどなかったし、あれだけ練習をしたからこそ、劇的なシュートも、3P王も当たり前」だと太鼓判を押す。そんな努力を、盛實は自分のためであり、チームに示すためでもあると言う。彼の練習は彼自身を大きく飛躍させただけではなく、チームも変えていった。

盛實:チームの中で、自分がシュートを打つ場面は多いです。勝つためには練習してシュートを打つしかないと思っています。それに、自分がそれなりにやってないとチームの選手たちも納得してくれないと思うから、普段の練習の必要性は感じます。チームを引っ張るエースという立場でやらせてもらっているのだから、練習で見せないといけない。だから日頃から頑張ってやっていましたね。

自分が1年のときは実は各人での自主練習の光景があまりなかったんですが、今は2年や3年も積極的に練習が終わったあとに練習をする姿が見られますね。今はみんながやろうとしている。自分が見せてきたことで、いい方向に変わってきているんだなと思いますし、それが2年連続準優勝にもつながりました。そんな大きなことをやったという意識はないけれど、自分としてはやることをやったのかな、そう思います。これが来年につながって欲しいですね。


学生バスケとして最後の取材を受ける頃には表彰式での硬さは消え、いつもの彼に戻っていた。聞かれたことによどみなく答え、取材終わりには一礼を欠かさない。最後には彼のもう一つのキーワードでもあった「楽しさ」も口にし、さまざまなことがあったけれど楽しい4年間であった、と大学での時間を締めくくった。彼にとってこれで大学でのバスケは終わった。そしてもう、次の扉の先への準備はできている。4年間、やれることはやってきた。次はプロの世界で、今度こそ頂点を取りに行く。


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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】準優勝・専修大インタビュー

「盛實と一緒に大学は楽しくやれた」
楽しみにしていた仲間との意義ある4年間


◆#30アブ フィリップ(専修大・4年・C)

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献身的に4年間、専修大のインサイドを支えてきた。1年目は長い出場時間でも黙々とプレーし、2年目以降は周囲の選手の成長に伴ってプレータイムのバランスを取りつつも、大事なときに頼れるセンターはやはり、この人だった。今では数多くの留学生が活躍するようになった大学バスケの世界。最後のインカレで獲得したリバウンド王の称号は、やはり彼がこの分野の第一人者であったと証明するものでもあった。


—勝利には届きませんでした。
「相手がダブルチームで寄ってきて、自分が味方を探してしまうことが多かった。リバウンドが一番大事なので、そこに力を入れてやろうと思っていました。今日は、他が一対一をやっている中で、ゴール下でブロックショットを狙っていて、いつものチームプレーの中で、しょうがないことだけれど、それでやられてしまいました」

—このインカレはいかがでしたか。
「最後は勝ちきれなかったけど、いつもの気持ちで試合に入っていけた。それは良かったです」

191215abu1.jpg—以前ケイタ選手(#0)が「フィリップ選手の助けになりたい」と話していました。彼には何か特別に話していたことはあったんですか。
「今までは留学生でセンターというのが自分一人だけという状況で、今年入ってきてくれたので、色々教えて。高校と大学はまるで違って、1部には良い選手がたくさんいるので、そこでコミュニケーションも取っていって。来年のケイタのプレーを楽しみにしています」

—この4年間、ご自身のプレーで一番成長し、強みだと感じることは何ですか。
「一番できるようになったのは、タイミングを見てのブロックショットや、リバウンドです。そこは上手くなったかなと思います。どこでボールに行くか、どのタイミングでブロックに行くか、そういうところは伸びたと思います」

—この4年間、専修大学というチームはいかがでしたか。
「専修に入ることが決まっていた高校の時のウィンターカップで、盛實(#34)と同じホテルだったんですよね。それで盛實を見ていて良い選手だなと思いましたし、大学でプレーするのを楽しみにしていました。今までその気持ちを忘れずに、4年間一緒にやってこられて良かったです」

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※盛實選手インタビューはこちら
※工藤学生コーチのインタビューは「続きを読む」へ。



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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー #15モッチ ラミン(大東文化大・4年)

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目的を持って頑張り続けた4年間
たゆまぬ努力はこの後も続いていく


◆#15モッチ ラミン(大東文化大・4年・C)

春トーナメント3位、リーグ戦初優勝、インカレ3位でシーズンを終えた大東文化大。特に秋以降のチームとしての総合力は、攻守とも刮目に値する見事なものだった。インカレは準決勝の筑波大戦と一歩も引かぬ戦いで軍配は筑波大に上がったが、どちらが勝ってもおかしくない死闘を展開。大会を終えたモッチは1年を振り返り、楽しかったという。

モッチ:今年1年は本当に楽しかった。自分としてもチームとしても成長したと思う。昨年のチームを見て、みんな今年の大東は大丈夫かなと思っていたと思います。そう言われることもありました。それをリーグ戦で優勝できて、すごい、と言うしかない。とてもいい年だったと思う。インカレは優勝したかったけれど、負けてしまいました。悔しいけれど、この1年は無駄ではない。いい1年でした。


インカレ最終日、3位決定戦の出場時間は約8分にとどまった。肩には頑丈にテーピングが巻かれていたが、準決勝で痛めたものだ。試合の終盤、筑波大の三森のディフェンスと腕が絡まり、引っ張られる形になってしまって肩を痛めてしまったという。そのあと勝負のかかったフリースローを2本落としたが、痛みのせいで腕が上がらなかった。

モッチ:あそこで腕を引っ張られる形になって伸びてしまって、やばい、と思いました。最後のフリースローは届かない、ってなりました。言い訳にしたらダメだけど、痛かったな。準決勝はどっちが勝ってもおかしくない試合だったと思う。だから悔しい。みんな頑張ったし、すごくいい試合だった。何が勝ち負けを決めたかわからない試合だったと思う。

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こうして3位でインカレを終えたモッチだが、どこか誇らしげだった。「すごいことをしたよ思うんだよ」と言うその言葉に、ただただ頷くばかりだ。チームは彼が1年生のときは2部から1部へ昇格し、2年生ではインカレ優勝を果たした。3年生のときは当時の大東文化大の最高位・リーグ2位となり、4年目には創部初のリーグ優勝を果たした。これが、彼が入学してからの4年間にチームとして成し遂げた記録であり、強豪として成長を遂げていく要の部分にモッチがいた。また、同期たちも呼応するようにぐんぐんと伸びて、今年はいずれも頼れる選手ばかりだった。主将の中村はバスケのこともそれ以外のことも、モッチが相談に乗ってくれて、便りになったと言う。元々人に対してよく話かけるモッチは、コミュニケーションの要でもあったのだ。

モッチ:今年はとてもいいチームでした。春のトーナメントでは自分はそんなに良くなかったけど、韓国に行ってすごくチームが伸びて、それでリーグ戦でも優勝できました。

みんなとはよく話したし、それがチームだからね。キャプテンも浩陸だけじゃ大変なところはあると思う。バスケの経験は自分だってすごくあるから、影からサポートしていくこともチームとして大事だと思ってやっていました。自分はバスケのことを言うときはうるさいけど(笑)、チームのために言っています。ここまでいろんなことを言ってきたけど、みんなもすごくわかってくれていると思います。それは感謝してます。

自分が大東に入る前は大東は2部で、どうしても1部に上がりたかったと思う。自分が入学して1年目に1部に上がって、2年ではインカレで優勝しました。それは半端ない、なかなかないことだと思う。この4年目にはリーグ戦も勝ちました。すごいでしょ?4年間でここまでできるチームはなかなかないと思いますよ。すごく大きい結果を出したと思う。

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戦績が物語ることは確かに多いが、この4年間で1部の上位チームとして一目置かれる存在になれたことは意義がある。

モッチ:後輩たちがこれでもっともっと頑張ってくれたら、まだまだ大東は良くなると思う。東海や筑波みたいな、1部でも強豪といつも思われるようなチームになったら嬉しいな。OBとして後輩たちのサポートは話すことくらいしかしかできないけど、それぐらいはやるし、応援も行けたら来ようと思います。

頑張ることって、目的があればいくらでも可能です。自分は学生バスケで終わりたくないし、もっと上でやりたいから、4年間の時間を無駄にすることはできなかった。どんな場面でも目的を持ってやる必要があったし、そのためには頑張り続けるしかない。みんなにもそれをやり続けて欲しいと思います。

この先はプロとしてまた自分の道を自分で切り開いていくモッチ。大学界に大きなものを残してくれたが、この先に続く活躍を祈りたい。

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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】大東文化大インタビュー

「モッチには4年間助けられた」
主将として良き同期たちと歩んだ1年


◆#34中村浩陸(大東文化大・4年・主将・PG)

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春シーズンの不調からの復活を遂げ、リーグ戦優勝の原動力の一人ともなった中村。苦しいときに試合を打開していくのは決まって彼か、モッチだった。機動力があって攻撃的、内外から得点を狙う力は爆発力が高く、相手チームの驚異になった。4年生全員が一丸となったのが今年のチームの良さだが、コート上では常に先頭に立つこの2人の頼もしさは際立っていた。互いの絆が育んだチーム力であり、今年の結果であっただろう。


―大会を終えて今はどんな気持ちですか?
「4年間早かったなという感じですね。優勝はできなかったけれど、悔いは残っていません。また次のステージを頑張りたいです」

―春3位、リーグ優勝、インカレは3位と年間を通じて上位の結果を出したと思います。この1年間の成長をどう感じますか?
「チームとして本当に一回りも二回りも成長できた1年だったと思います。それは僕だけの力ではなく、西尾さんやスタッフ、副キャプテンの後藤(#81)だったりが、チームのために考えて発言することを繰り返しました。それが結果につながったし、良かったと思います」

―春の段階ではそうやって高め合う雰囲気はどこまでできていたのでしょう?
「あったはあったんですが、それがみんなバラバラでした。一人が成長しようとやっているときに、もう一人は違うところを向いていたりすることが多く見えました。だからリーグで連勝しているときや、インカレでの戦いというのは、みんなが一つのところを目指して行こう、となっていたので、それが成長できた部分だと思います」

―どこのチームも同じようなことを求めてやっているとは思うのですが、今年の大東文化大がそれをできたのは何故だと思いますか?
「多分モッチ(#15)がすごくチームを鼓舞し続けたりとか、周りを引き込んでやろう、やろうとするプレイヤーだったおかげです。最初はなんだか嫌々なところもありつつ(笑)、みんながついていったりだとか、『あ、自分もやらなきゃ』と気づいたりする選手も出てきて、それが良かったんだと思います。4年生一人ひとりが、たとえ自分が出られなくてもチームのためにやろうとするのが見えました。そのおかげだと思います」

191215nakamura1.jpg―リーグ戦のインタビューでは昨年の主将の熊谷選手(現B1三河)のイメージに惑わされないで、自分の色を出したいと言っていましたね。できたと思いますか?
「100%できたかと言われたらそうではなく、もっとできたことはあったと思います。でも1年間自分の色を出し続けられたのかなとは思っています」

―今年の4年生はどんな人たちでしたか?
「個性的でしたね。後藤などのようなムードメーカーがとても多くて、よくしゃべるし、バラバラに何かをやっているイメージはなかったです」

―誰と支え合ったかといわれたらやはりモッチ選手ですか?
「そうですね。彼は本当にいつもチームのことはもちろん、僕個人の悩みも聞いてくれたし、チームにアドバイスも常にしてくれました。彼自身も自分のことで悩んだこともあったと思います。でも本当にモッチには4年間助けられましたね」

―試合が終わったあと、モッチ選手とコート中央で話し合っていましたね。
「ありがとう、本当にありがとうって言いました」

―コートには最後は4年生しかいませんでした。どんな気持ちでしたか?
「最後に慎哉(#25高木)を試合に出そうというのはあったので、その一心で試合をしていたし、相手もシェッハ(#75)のように怪我で出られなかったメンバーもいたので、そこはみんなが出られて、お互いが良かったですね。いい気持ちで終われてあの数分は楽しかったです」

―後輩たちには何を大事にして欲しいですか?
「大東のバスケットというのを貫いてくれればと思います。ディフェンスからブレイクを出したり、レイアップに持っていったり、そこにビッグマンが絡んで得点するパターンが中心です。それを継続して40分間できるかどうかが鍵だと思います。いいものを持っている後輩が多いので、そこは40分間やり続けることやディフェンスを継続することを意識してやって欲しいと思います」


※後藤選手、小谷選手、高木選手、増本選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※モッチ選手のインタビューはこちら


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2020.01.15 (Wed)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー #77前田怜緒(白鴎大・4年)

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“雑草”から“エース”へ
4年間で遂げた大いなる成長


◆#77前田怜緒(白鴎大・4年・F)

春の覇者・白鴎大は4位でインカレを終えた。主力の怪我、豪雨災害による被災など、最も過酷な1年を送ったチームだったといえるが、それにも折れず最後まで戦い抜けたのは、彼らが元々持っているタフネスのおかげだろう。アクシデントの続いたリーグ戦を7位で持ちこたえ、最後は見事インカレベスト4入りを果たした。

前田:インカレは1戦ごとが次に繋がる試合ができていたと思います。専修戦(準決勝)は負けてしまい、何もできなかったので悔いはありますが、ブラは青学戦(準々決勝)で足を怪我してしまい、パンパンに腫れてしまったんですよ。でも無理をして専修戦に出てくれました。本当によくやってくれて、負担かけてしまって。でも総合的に見たら、いいインカレだったと思います。個人的には激しいマークに遭う中でもアジャストできていたと思います。ただ、専修戦だけできませんでした。ガッツリ当たってくれるとやりやすいのですが、よくわからなかったですね。でもそこが敗因でした。

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このインカレで顕著だったのは、チームの一体となった雰囲気だった。特に、夏に膝の怪我で手術をし、最後のインカレでベンチ復帰を果たしたシェッハへの想いが皆を突き動かしていた。劇的なプレーを決まったとき、また勝利するといの一番に前田がシェッハに駆け寄る姿が何度も見られた。3位決定戦でシェッハがコートに温かく送り出されたときは、今大会でも最も美しいシーンともいえたが、前田が試合の最後に涙目でシェッハと握手を交わした姿も忘れられない。

前田:最後はシェッハとコートに立つことができました。今日の試合前に、モチベーションビデオを見た時に泣いてしまって『やばい』と思ったのですが、なんとか最後の試合を乗り切れました。その時も泣いたので今日は枯れましたね(笑)。

今季、トーナメント戦の優勝は嬉しかったです。その後に怪我人が多く出てしまい、アクシデントが続きました。実はブラも膝がもうぼろぼろだったんです。手術しないといけないのですが、シェッハが手術をしないといけなかったので、代わりがいなくて。それで我慢してやってくれたんですよ。俺よりシェッハのことを想ってくれているんです。このインカレでもタフな試合を全部耐えてくれました。チームとしても、個人としても成長できたし、白鴎大の歴史をある意味塗り替えることができたと思っています。

全員のチームメイトを想う気持ちが、最後まで彼らを戦わせていたのは間違いない。

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今年チームを引っ張ってきた前田は、この4年間でエースとして大きく成長し、また大学界でも注目すべき選手の一人となった。下級生の頃から自らを「雑草」と言い、だからこそエリートチームに勝つことが醍醐味、とも語っていた。実際、昨年は東海大相手に2勝、今年も東海大、筑波大といった強豪を倒してのトーナメント優勝でもあった。それは前田だけの頑張りではなく、やはり高校時代は派手な活躍をしていなくても、大学で成長を遂げたほかの4年生全員の成長の成果でもある。「毎年4年生が頑張れば、勝てるチームになれる」と前田は言う。それは自らが体現した姿だ。

前田:最初の1年目は4年生がすごくて、インカレは3位でした。今年は春に結果が出て、インカレは過去の結果を塗り替えようと頑張りましたが、できませんでした。でもこの4年間を通して多くのバスケットを学ぶことができたし、人間関係でも色々なつながりができました。高校のウインターカップはテレビで見ていたのですが、大学に入って有名な選手たちとマッチアップもできました。毎試合楽しくて、いい経験しかしていないです。毎試合ファウルばかりしてしまいましたが(笑)。今日も中村拓人(大東文化大・#12)とのマッチアップは楽しかったです。

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この先はプロへと道は続く。ポジションアップも視野に入れたさらなる成長が必要になる。ただ、どんなときも泥臭く前に向かう前田が大学界で道を切り開いてきたように、この先困難があっても必ずしぶとく、あきらめず、前に進み続けていくだろう。



テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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