2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.11.27 (Sun)

【2016インカレ】最終結果

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優勝 筑波大学(3年連続4回目)
準優勝 東海大学
第3位 白鷗大学
第4位 専修大学
第5位 青山学院大学
第6位 名古屋経済大学
第7位 早稲田大学
第8位 関西学院大学

【個人賞】
■最優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学)
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■敢闘賞 寺園脩斗(東海大学)
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■優秀選手賞 生原秀将(筑波大学)
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■優秀選手賞 馬場雄大(筑波大学)
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■優秀選手賞 中山拓哉(東海大学)
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■優秀選手賞 川島 蓮(白鴎大学)
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■優秀選手賞渡辺 竜之佑(専修大学)
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■MIP賞 寺園脩斗(東海大学)
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■得点王 杉浦佑成(筑波大学)112点
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■3P王 寺園脩斗(東海大学)12本
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■リバウンド王 アブ フィリップ(専修大学)OFF53/DFE38/TOT91
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■アシスト王 中山拓哉(東海大学)21本
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優勝 筑波大学
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準優勝 東海大学
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3位 白鷗大学
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4位 専修大学
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2016.11.27 (Sun)

【2016インカレ】11/27結果(最終日)

■国立代々木競技場第二体育館

関西学院大学49(12-18,12-15,6-12,19-15)60早稲田大学
名古屋経済学50(5-26,16-13,12-21,17-9)69青山学院大学
専修大学58(9-21,21-13,13-14,15-13)61白鷗大学
筑波大学66(18-13,16-10,8-12,24-16)51東海大学


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2016.11.26 (Sat)

【2016インカレ】11/26レポート(準決勝)

白鷗大、専修大はそれぞれの持ち味を出すも
筑波大と東海大が決勝進出を果たす


 インカレ男子戦も残すはあと2つ。一段階ごとにレベルの上がる試合内容に、会場も湧いている。ベスト4に残ったうち、初の決勝を目指した白鷗大、そして8年ぶりの決勝を目指す専修大はそれぞれ上位シードのチームに挑む形になった。しかし第1シード筑波大、第2シード東海大がそれぞれ勝利し、3年連続同カードでの決勝が決まった。


リードを握った東海大が流れをキープ
白鷗大は4Qに失速し、3度目の逆転劇はならず

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 リーグ戦では1勝1敗。東海大は今大会最激戦と言われるブロックを勝ち上がり、かたや白鷗大は2戦連続4Qでの逆転劇で劇的勝利を重ねてきた。始まるまではどちらにどう転ぶかわからない試合だったが、立ち上がりから東海大がペースを掴んだ。

161126ooya.jpg 東海大は今大会絶好調の#4寺園(4年・PG)がフローター、速攻とオフェンスで流れを作り、チームディフェンスでは白鷗大に簡単に外を打たせず、バックパスなどを犯させる立ち上がり。しかし白鷗大も開始5分で#0野﨑(3年・SG)の3Pが1本が出ると#75イブラヒマ(1年・C・延岡学園)の高さも生き、持ち直す。しかしゴール下の攻防で決めきれない場面もあり、1Qは14-22の東海大リード。2Qは東海大のオフェンスが停滞。白鷗大もファウルが続いてしまうものの、#18奥野(3年・PG)のアシストからの#75イブラヒマ、そして#41 小倉(4年・PF)がインサイドでねじ込むなど、苦しいディフェンスの中でも得点。#28川邉(4年・SF)の3Pなどもあって残り5分で1点差に追い上げた。東海大はゾーンを盛り込んだチェンジングで対応し、残り4分から#25平岩(1年・C・土浦日大)へのアシストが2つ通ると再び引き離し、29-37で前半終了。

 3Q、開始2分間は東海大がノーゴール。その間に白鷗大は#23ジャニ(4年・C)のゴール下につづいて#41小倉の3Pが決まり、5点差まで詰める。しかし東海大はそこから寺園が果敢にゴールを狙い、#33鈴木(4年・SF)のオフェンスリバウンドからの得点もあって、点差を8に広げて逃げる。追いすがる白鷗大は#41小倉、#21神里(3年・PG)の連続スリーもあって、47-51。白鷗大が4点差に詰めて3Q終了。

161126ogura.jpg 4Q立ち上がり、白鷗大は#41小倉がゴール下で見事なボールカットでターンオーバーを奪うが、東海大のディフェンスの前にゴールが決まらない。東海大は#13中山(4年・SG)が開始3分で4ファウルとなるものの、陸川監督はこれを下げず、チーム全体で激しいディフェンスを続けていく。東海大は#25平岩が連続でフリースローをもらっていくが、3/8と確率は悪い。しかし、白鷗大は得点できない焦りからか、自慢のアウトサイド、そしてディフェンスで固められたインサイドでも得点できず、リバウンドもボールが落ちてこなかった。最後まで打っていくものの、結局このQは開始2分で#75イブラヒマが獲得したフリースローの2点だけにとどまり、東海大が一度もリードさせず49-65で試合終了。決勝へ進出した。

 負けた白鷗大はビハインドを背負ったままの展開ではあったが、3Qまでは焦った様子はなく、我慢と集中で確実にできることをこなして冷静だった。ただ、3Pは川島、野﨑とも1/8と確率が上がらず、勝負を分けた4Qは我慢も効かなかった。「自分たちのシュートが相手に読まれていて思うように打てず、そこで集中が切れてしまったのが敗因。いつもはできる我慢ができなかった」と主将の川邉。リバウンドを1本でも取れれば立て直せる自信はあったが、跳ねたボールが4Qはことごとく東海大の方へと落ちてしまったのも痛かった。落合監督「今日はみな頑張った。でもボールがこちらへ落ちてこなかったり、あと“もう一つ”が出なかった。それを頑張ろうと言いながらやったが、相手が上だった」、と述べた。しかし、監督就任から3年でここまで来た成長力は素晴らしいもの。選手たちも年ごとに実力をつけ、「ここまで、成功と同じくらい失敗している。ちょっとぐらいの失敗ではへこたれない」(落合監督)というメンタリティを持っている。それを3位決定戦の場でも見せて欲しい。

161126tokai1.jpg 5年連続決勝進出を果たした東海大。陸川監督「準決勝は難しい山場。その中でキャプテンが吠えて、得点して自分たちのペースを作ってくれた」と、ここまで素晴らしい働きを見せている寺園のリーダーシップ、プレーを褒め称えつつ、他の選手全員が自分の仕事をしていることを評価。どこが相手だろうと“チームとしての力”にはどこにも負けない自負がある。そして武器であるディフェンスもこのインカレのためにさらにブラッシュアップし、磨き上げてきている。ここまで最激戦ブロックを勝ち上がったことは、選手たちにとっても大きな自信になっているに違いない。決勝の舞台でそれを出し切るだけだ。

写真上:東海大・大矢はインサイドのリバウンドで貢献。今大会では3Pも決まっている。
写真中:白鷗大・小倉は絶妙の飛び込みプレー、3Pで東海大のディフェンスを翻弄。
写真下:東海大が信じるのは“チームの力”。決勝でもそれが生きるか。

※東海大・平岩選手のインタビューは「続きを読む」へ。



専修大の高さに苦しむも
2Qで流れを掴んだ筑波大が決勝戦へ

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 ディフェンディングチャンピオン・筑波大は、8年ぶりの決勝を目指す専修大の挑戦を受けた。1Qは専修大#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)、筑波大#6馬場のブロックショットが早々に飛び出るなど序盤から激しい空中戦を展開するも、徐々に専修大の高さが筑波大を苦しめることに。#11秋山(3年・G)、#6渡辺(4年・G)の得点でリズムを掴むと、#30アブがオフェンスリバウンドでチャンスを量産し、リード。筑波大は辛うじて食らい付き、17-20で1Qを終えた。

161127abu.jpg 2Qに入っても専修大の高さに苦戦する筑波大。中盤には、インサイド陣がファウルトラブルへ追い込まれるが、見事その苦境を跳ね除け、強さを見せる。ディフェンスの強度を上げ、ボールを奪うとすぐさま攻撃を仕掛け、#6馬場の速攻ダンクなどにより、筑波大ペースに。さらに4年生らが好守で奮闘。#2満田(4年・SF)が3Pを決め、#46生原(4年・PG)と#8木林(4年・PF)のダブルチームから追加点につなげると一気に逆転。一度は同点に追いつかれるも#17杉浦が連続得点で再びリードし、40-30と2桁差をつけて後半へ。

 3Q序盤は、シューター#10大澤(2年・F)を起点に攻撃を組み立てる専修大。これに応えて、3Pを沈めるも、ここで再び立ちはだかったのが#17杉浦。すぐさま3Pを決め返し、専修大に流れを渡さず。61-47とわずかに筑波大がリードを広げて、最終Qへ。しかし#2満田以外のスタートメンバーをベンチで休ませる布陣でのぞんだ筑波大だが、得点が止まってしまう。その間に#34盛實(1年・G・能代工業)の3Pも決まり、専修大が勢いづく。だが、徐々にメンバーを戻し筑波大が、専修大の追撃ムードを消し続けて、80-68で試合終了。筑波大が3年連続の決勝戦へと駒を進めた。

161127baba.jpg 惜しくも敗れた専修大だが、「リーグ戦の経験値として得られたのは、自分たちのアドバンテージである“高さ”やインサイドの強さ」(佐々木監督)を武器に、ここまで勝ち上がってきた。専修大にとっては、8年ぶりとなる準決勝。筑波大と比較すれば、大舞台での経験がないことはマイナス要因でもあったはずだが、この試合でも自分たちの強みをしっかりと発揮。3位決定戦でもその姿勢を貫いて大会を終えてくれることを期待したい。

 そして、専修大を跳ね返した筑波大。序盤に相手の高さに苦しむも、2Qでは隙をついて一気に筑波大ペースで試合を展開。特に前半だけで21得点を挙げた杉浦は、相手の流れを切り、さらには突き放すシュートを決め、その貢献度は大きい。そして、要所要所で4年生3人が試合を締めるプレーを見せ、残りのメンバーもそれぞれも役割をこなしてゲームをつなげた。次なる舞台は決勝戦。リーグ戦は最終日を待たずして優勝を決めたものの、気持ちの緩みから、最終戦で東海大に敗れていることもあり、その悔しさを晴らすとともに筑波大初の3連覇へ挑む。

写真上:力強いリバウンドで専修大の好スタートを演出した専修大・アブ。まだ1年生だが、その存在感は十分なものであり、準決勝を終えた時点で得点、リバウンド、ブロックショットの3部門で1位を記録している。
写真下:筑波大ペースで一気に突き放すためには、馬場の活躍は必須。決勝戦でのその役割が期待される。

※筑波大・杉浦選手、専修大・佐々木監督のインタビュー、コメントは「続きを読む」へ。

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2016.11.26 (Sat)

【2016インカレ】11/26レポート(5〜8位決定戦)

順位決定戦でも熱戦が続き
名古屋経済大は逆転勝利で5位決定戦へ


 4位以下の順位決定戦は、日本体育大世田谷キャンパスへ場所を移して行われた。青山学院大と早稲田大は、リーグ戦では1勝1敗のカード、また名古屋経済大と関西学院大は西日本インカレでも対戦した、因縁の一戦でもあった。


161126ishiguro.jpg ベスト4進出を逃し順位決定戦へとまわった青山学院大早稲田大の一戦。1Q、青山学院大は#10高橋(2年・C)とその交代で出た#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)がゴール下で力強いプレーを見せ得点していく。2Qになると早稲田大が激しいディフェンスと3Pで一度追いつくが、終盤にミスが続いたことで10点差まで開き、35-25で前半を折り返す。3Q、早稲田大は#26富田(2年・C)が頑張りを見せ、ゴール下で点を量産。しかし青山学院大も外角のシュートが当たっていたため点差はなかなか縮まらず。4Q、青山学院大は#3大崎(4年・SG)、#14柏倉(4年・PG)、#24安藤(4年・F)の4年生3人が次々に3Pを沈めて更に差を広げる。早稲田大はなんとか食らいついていき、終盤になって#27濱田(2年・F)が3Pのバスケットカウントで4点プレーを見せるも、追い上げるために必要な時間はもう残っておらず。最後は77-70で青山学院大が勝利した。この結果、青山学院大が5位決定戦へ、早稲田大が7位決定戦へと進むこととなった。

写真:11点の青山学院大・石黒。青学大は4年生4人とも2桁得点で気合を見せた。

※青山学院大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP
終始関西学院大が優勢に試合を展開するも
最終盤に劇的な逆転で名古屋経済大が勝利


161126MATSUMOTO.jpg 西日本インカレでも対戦している関西学院大名古屋経済大が、インカレの順位決定戦でも相見えることとなった。

 関西学院大は、今大会好調の#74中野(2年・SG)がこれまでに違わぬ滑り出し。3Pはもちろん、果敢に中に切れ込んでリバウンドシュートも決める。名古屋経済大#15ジャニパプ(3年・C)の得点は防ぎ切れずとも、その他の選手にはきっちり対応し、先行。2Qには#34池嶋(4年・PF)のレイアップが続き、交代出場の#20横澤(4年・SG)、#27雑崎(4年・PF)も決めてチームを盛り上げた。名古屋経済大はなかなかリズムを掴めず、前半で7点を追うスコアとなった。

 後半も、関西学院大がリードを保つ。#74中野、#34池嶋の両名が豊富な形でのシュートを決めていく。名古屋経済大も、#88木下(4年・F)の3Pや#91松本(4年・PF)のインサイドで得点し、シュート1本差に迫る場面はあるが、都度関西学院大が決め返して余裕のある試合運びを続ける。しかし、ターンオーバーから#15ジャニパプが速攻でダンクを決めると、形勢が変わり始める。関西学院大はすぐに返して一旦リードを4点とするが、残り約2分で名古屋経済大は#91松本が連続でバスケットカウントを獲得し、一挙に逆転に成功。ガラリと形勢が変わり、関西学院大にミスが続く中、名古屋経済大は落ち着いて時計を進めた。最後は61−55で勝利した名古屋経済大の5位決定戦進出がこれで確定。未経験の舞台での戦いが、クライマックスを迎えることとなる。

写真:逆転のバスケットカウントを続けた名古屋経済大・松本を、同級生の比嘉が労う。

※名古屋経済大・木下選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.11.26 (Sat)

【2016インカレ】11/27試合予定(最終日)

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 関西学院大学 vs 早稲田大学(7位決定戦)
13:00 名古屋経済学 vs 青山学院大学(5位決定戦)
15:00 専修大学 vs 白鷗大学(3位決定戦)
17:00 筑波大学 vs 東海大学(決勝)


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2016.11.26 (Sat)

【2016インカレ】11/26結果

■日本体育大学世田谷キャンパス
◆順位決定戦
早稲田大学70(10-20,15-15,22-18,23-24)77青山学院大学
名古屋経済大学61(13-14,12-18,18-14,18-9)55関西学院大学


■国立代々木競技場第二体育館
◆準決勝
白鷗大学49(14-22,15-15,18-14,2-14)65東海大学
筑波大学80(17-20,23-10,21-17,19-21)68専修大学


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2016.11.25 (Fri)

【2016インカレ】11/25レポート(準々決勝)

ベスト4は東海大・白鷗大・専修大・筑波大
1〜4シードが順当に勝ち上がる


161125PHILIP.jpg インカレも終盤に入り、ベスト4を懸けた8チームがしのぎを削った。今大会は地方校がベスト8に2校入り、フレッシュな顔ぶれにもなっている。しかし、大事な勝負を勝ち上がったのは、関東の上位4校。確かな実力を示してベスト4へと名乗りをあげた。


 明治大を倒してベスト8に名乗りをあげた関西学院大は第4シード専修大相手に、立ち上がりこそ#74中野(2年・SG)の積極性が光り、いきなり9−0とした。しかし、前日の内容を払拭したい専修大がここから攻勢。#10大澤(2年・F)の3Pで一気に勢いに乗り、1Qのうちに二桁のリード。そこからも攻撃の手を緩めず、関西学院大にきっかけを与えなかった。試合は前半で保ったリードを専修大がそのまま維持する形で推移。66-88で危なげなく8年ぶりのベスト4進出を決めた。

161125kinosita 第1シード筑波大は、初のベスト8入を果たした名古屋経済大と対戦。立ち上がりから#15ジャニパプ(3年・C)の高さに攻めあぐねるシーンが続くが、名古屋経済大の方も得点が伸びず。しかし筑波大は速い段階で#8木林(4年・PF)が1Qに2ファウルでベンチ行きとなってしまう。ただし、名古屋経済大も終盤にファウルが続き20-15。筑波大は5点リードで2Qに入ると、#4青木(3年・PG)のアウトサイドなどが好調に決まり、さらに突き放す。名古屋経済大は筑波大の高さ、ディフェンスを突破できずこのQに28-10と失速。前半を48-25筑波大が大量リードを奪った。後半も筑波大はこの得点を維持し、最後は95-59でベスト4へ。名古屋経済大は順位決定戦へと回る。

写真上:専修大はアブが28得点17リバウンド。関西学院大の強みであるインサイドを支配した。
写真下:名古屋経済大・木下の17点はチームトップのジャニパプに次ぐもの。最後まで積極的に攻める姿勢が見えた。

・専修大・國分選手、筑波大・青木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
白鷗大が2試合連続の逆転劇でチーム初の準決勝へ
早稲田大は2002年以来のベスト4入りは叶わず

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 初のベスト4が懸かる白鷗大と、2002年以来のベスト4を狙う早稲田大。立ち上がりは白鷗大のシュートが好調だったが、早稲田も3Pが入り、ディフェンスではプレスを仕掛けて持ち直すと接戦に。1Qは18-17と互角で終了した。2Qになると白鷗大が#75イブラヒマ(1年・C・延岡学園)の内外のプレーもあってリードに成功。10点以上の差をつけた。しかし、早稲田大もじわじわ追い上げて#11河合(4年・G)の3Pが決まると、残り1分で同点。残り時間にフリースローを1本決めた白鷗大が33-32で前半終了し、両者譲らぬ内容となった。

161125okuno.jpg 3Qも差はつかない。5分経った時点で39-39と得点も鈍い伸びに。しかしここで早稲田大は#11河合が#75イブラヒマをかいくぐってのレイアップ、#26富田(2年・C)のフリースロー、さらには#11河合の速攻が続きと残り3分で6点のリードに成功。白鷗大はタイムアウトで流れを止め、残り時間チームファウルのたまっていた早稲田大相手にフリースローを獲得していき、追い上げて47-49。早稲田大2点のリードで4Qへ。

 開始3分は互いに得点が停滞。早稲田大#27濱田(2年・F)の3Pが決まると、白鷗大#5川島の3Pで返すという風に互いに譲らず。早稲田大は#8新川(3年・F)のレイアップ、#7石原(3年・G)の3Pが決まり、7分で50-57のリードに。さらにプレスを仕掛けてミスを誘う。追う白鷗大は#28川邊(4年・SF)がファウルをもらっていき、#0野﨑(3年・SG)のフローター、速攻で追い上げ。残り2:20に#5川島(4年・SG)のフリースローで逆転した。残り1分半、早稲田大はターンオーバーが2連発。すかさず白鷗大が逆転から4点のリードに成功。さらにタイムアウト明け、#18奥野(3年・PG)が絶妙のアリウープパスで#75イブラヒマのダンクを演出。残り50秒で6点のリードに。28.5秒、早稲田大は#11河合の3Pで67-64とするが、チームファウルのたまった状態での追い上げは苦しい。最後はフリースローを確実に沈めた白鷗大が72-67で初のインカレ準決勝へ進出した。

161125kawai.jpg 白鷗大は途中の経過こそ異なるものの、前日の慶應義塾大戦と同じく、残り2分を切ってからの逆転劇。主将の川邉「最後まで焦りはなかった。自信はあった」と、冷静だった。ベスト4はチームで初。次は東海大との準決勝に挑む。「やったことがないので楽しむだけ。自信はぜんぜんないが、この2試合を勝った経験を生かしたい。陸川監督に胸を借りる」と、落合監督。気負いがない方が吉と出る場合もある。楽しみな一戦になりそうだ。

写真上:ダメ押しのダンクを決めたイブラヒマが、アシストを出した奥野とハイタッチ。
写真中:落合監督よりゲームコントロールにおいて信頼を置かれている白鷗大・奥野。
写真下:早稲田大は河合がチームハイの16得点。最後の意地で3Pを沈めて3点差まで迫った。


「残り1分でも逆転できると信じていた」
連日の逆転劇に驚きつつも選手を信頼

◆落合嘉郎監督(白鷗大)
161125otiai.jpg(試合を振り返って)こんな逆転劇はちょっと考えられない。コーチをしてきてこんなに逆転で勝てるということはそうそうない。僕の力だけではなく、大学の雰囲気や選手の希望、やってやらなきゃ、という感じで何かが乗り移っている感じがする(笑)。昨日の慶應大戦はリーグが終わってからゲームができていなかったので、試合勘がなかった。今日は本来の10人より、7、8人ぐらいでの起用になってしまった。雰囲気にまだ慣れていない子たちなので、それを助けてあげることが今日は少しできた。

(連日の残り2分からの逆転について)5点差ぐらいのゲームなら1分ぐらいでも大丈夫だと信じていた。そういう練習もしている。本番でやりきれる選手たちはすごいが。

(イブラヒマ選手の成長について。リーグ戦からの伸びが大きい)持っているものはすごい。ちゃんと育てばBリーグでもやっていけるぐらいのタレントがあることが、このインカレに入って垣間見えた。フィリップ(専修大#30アブ)がすごくリーグで伸びていてうまくなっていて、うちはどうだろうと思ったが、昨日の活躍を見てやはり成長していたと確信できた。今日も決めてくれた。

(終盤での司令塔に2回戦は神里、この試合は奥野を据えた。奥野の良さ)強気なところ。バスケットボールをこの2年ぐらい勉強していて、ゲームメイクが良くなっている。本来終盤は神里(#21)を出すが、今日の流れは神里で得点を取らすのではなく、ゲームメイクをさせた方がいいと考えた。奥野はどんな場面でも落ち着いている。神里との2ガードは信頼している。この2人が駄目なら多分勝てない。昨日も今日もガードのおかげ」


・専修大・國分選手インタビュー
・PICK UP2 青山学院大vs東海大(東海大・関野選手インタビュー)は「続きを読む」へ。


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2016.11.25 (Fri)

【2016インカレ】11/26試合予定(準決勝・順位決定戦)

■日本体育大学世田谷キャンパス

◆順位決定戦
13:20 早稲田大学 vs 青山学院大学
15:00 名古屋経済大学 vs 関西学院大学

■国立代々木競技場第二体育館

◆準決勝
16:50 白鷗大学 vs 東海大学
18:30 筑波大学 vs 専修大学


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2016.11.25 (Fri)

【2016インカレ】11/25結果

◆国立代々木競技場第二体育館

関西学院大学66(19-30,11-22,15-15,21-21)88専修大学
白鷗大学72(18-17,15-15,14-17,25-18)67早稲田大学
青山学院大学60(19-25,2-14,15-17,24-21)77東海大学
筑波大学95(20-15,28-10,25-17,22-17)59名古屋経済大学


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2016.11.24 (Thu)

【2016インカレ】11/24レポート(2回戦・代々木第二体育館)

好調の慶應義塾大を最後は白鷗大が阻止
専修大は重苦しいながらベスト8へ


 2会場で2回戦の6試合が行われ、ベスト8が出揃ったこの日、代々木第二体育館では男子の2試合が行われた。

161124sn2.jpg 第4シードの専修大新潟経営大に苦しめられた。立ち上がりからアウトサイドも決まり、新潟経営大がリードする形で試合は進行。専修大点差が近づいては離れ、といった形を繰り返して1Qを終えたが、2Qは勢いの出た専修大が盛り返し、反対に新潟経営大は9点と失速。26-34で前半終了。

 後半、一進一退の攻防となるが新潟経営大が差を詰められずに4Qに入る。ゾーンを敷いて専修大のオフェンスを停滞させ、自らは内外アグレッシブに攻めて再度点差を詰め、一桁に。しかし、専修大も大事なところは決めて追いつかせるまではいかず、62-77。新潟経営大の粘りに耐えてベスト8へ進出した。

 専修大・渡辺「どうも感覚がおかしかった」と調子の上がらなかった様子。次は明治大を倒した関西学院大相手だが、関東の意地にかけて負けられない。新潟経営大は1回戦を突破したのは大きな結果だった。3年生に良い選手も揃うだけに、来年に期待したい。

写真:専修大・フィリップと新潟経営大・馬。サイズのあるインサイド同士のぶつかり合いも見ものだった。

※新潟経営大・吉田選手のインタビューは追って掲載します。


◆PICK UP
慶應義塾大が意地を見せて最終盤までリード
白鷗大は最後の攻防で逆転勝利


161124kawasima.jpg 第3シードの白鷗大は関東10位の慶應義塾大とベスト8をかけた戦いを迎えた。順位だけ見れば白鷗大が有利。しかし、試合は最終盤まで慶應義塾大がリードする展開となった。開始早々#5後藤(4年・SG)の3Pが続けて決まったのを皮切りに、慶應義塾大のオフェンスの勢いが続いた。白鷗大はシュートが当たらず、1Qは11-21の慶應大リード。2Qの前半は白鷗大の高さが生き、慶應大が得点を伸ばせず。その間に白鷗大が追い上げ、#5川島(4年・SG)の連続3Pもあって、32-33と1点差にまで追い上げて前半終了。

 3Q、またも慶應大が逃げた。#22トカチョフ(3年・CF)のジャンパーがよく決まり、#16高田(1年・SG・徳島城東)の3Pで開始5分に14点のリード。白鷗大はオフェンスが空回りし、44-54で3Qを終え4Qへ。

161124sawa.jpg 白鷗大は#75イブラヒマ(1年・C・延岡学園)の高さが試合を支配。慶應大はうかつい中で行けない中、それでも得点を重ねてリードを維持。しかし白鷗大は#75イブラヒマ、#21神里(3年・PG)の連続スリー、#5川島の速攻で一気位追い上げ、残り1:50、#75イブラヒマのオフェンスリバウンドからのバスケットカウントで逆転。残り1分、慶應大は#22トカチョフが3Pを返し同点に戻すが、白鷗大は#28川邊(4年・SF)の3P、そして#0野﨑のバスケットカウントで6点のリードに成功。慶應大はファウルゲームに挑み、#4西戸(4年・SG)の3Pで3点差にまで迫るが、最後は77-70でタイムアップ。好勝負を展開したが、最後は白鷗大の高さ、得点力がわずかに上回った。だが、慶應大も今シーズンでも最高レベルの試合を披露し、それだけの力があると示してインカレを終えた。

写真上:白鷗大は10本、慶應大は11本の3Pが沈んだこの試合、白鷗大は川島が3本の3Pをいいところで決めた。
写真下:21得点を決めた慶應大・トカチョフ。強い攻め気で最後まで挑んだ。

※慶應義塾大・西戸選手、後藤選手のインタビューは追って掲載します。



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2016.11.24 (Thu)

【2016インカレ】11/24レポート(2回戦・大田区総合体育館)

地方勢2校がベスト8入りを達成
関東勢では青山学院大、早稲田大が勝ち残り


161124KWANSEIGAKUIN.jpg

 大会4日目。大田区総合体育館では、ベスト8入りをかけた4試合が行われた。

 地方勢の活躍が目立つ今大会を象徴するかのように、関東勢同士の対戦は1試合のみ。地方勢同士の激突も繰り広げられ、勝ち上がった4チーム中2つは、地方から乗り込んできたチームとなった。

写真:関西学院大もベスト8入りを達成。目標に据えながら到達出来なかったステージに、遂に立つこととなった。


161124NANMOKU.jpg この日、この会場では唯一の関東勢同士の対戦となった早稲田大江戸川大は、序盤から#12オウマ(1年・C・明徳義塾)の高さが活きた江戸川大が先行。1回戦は内容が今ひとつといった印象の拭えなかった早稲田大は立ち後れる。一旦は逆転に成功するも、#55平子(4年・SF)に2本の3Pを許すなどで、前半は28−28とイーブンのスコアとなった。

 しかし、後半に入ると本来の良さを発揮。#21南木(3年・G)や#18森井(3年・G)らがバランス良く得点していった。逆に江戸川大は#12オウマが孤軍奮闘の状態となり、早稲田大の走力を前に失速。最後は71−53と点差が開き、早稲田大が準々決勝へと駒を進めた。


161124TAKAHASHI.jpg 地方勢同士の対戦となったのは、名古屋経済大札幌大のカードだった。1Qは、エースの#21田原(4年・F)はもちろん、#17山戸(4年・C)もアウトサイドを沈めて札幌大が2点をリード。しかし、名古屋経済大は#1高橋(2年・C)が尻上がりに調子を上げて得点を重ね、これでペースを掴んだ。その後は#15ジャニパプ(3年・C)のインサイドが機能し始め、じわじわと引き離した。

 ただ、点差がやや離れた後半に入っても札幌大は切れず、粘り強さを発揮。#18池田(2年・G)らが得点を重ねていく。しかし、結局最終スコア87−74となり覆すには至らず。名古屋経済大が、東海勢では16年ぶりとなるベスト8進出を決めた。

写真上:早稲田大・南木はチームハイの13得点をマークした。
写真下:ジャニパプの存在は脅威だが、その脇で加点する高橋の存在も名古屋経済大のストロングポイントである。

・青山学院大vs東海大九州
・関西学院大vs明治大(関西学院大・堤選手コメント)
・名古屋経済大・松本選手のコメントは「続きを読む」へ。

※東海大九州・谷里選手、江戸川大・平子選手、札幌大・山戸選手、明治大・田中井選手、會田選手のインタビューは追って掲載します。

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2016.11.24 (Thu)

【SPECIAL】BOJラインvol.36〜渡辺竜之佑選手〜

リレー形式インタビュー「BOJライン」
vol.36〜専修大学・渡辺竜之佑選手〜


160911watanabe10.jpg 選手の指名でリレー形式にインタビューをつなぐ「BOJライン」。第35回の慶應義塾大・福元直人選手からバトンを渡されたのは、専修大・渡辺竜之佑選手です。

 沖縄出身で、強豪・コザ中から福岡第一高へ進学し、全国トップレベルで活躍してきた渡辺選手。U-18日本代表としてアジア選手権なども経験したキャリアを持ち、専修大に進んでからも1年生の頃から出場機会を得てきました。持ち味はなんといっても反応の速いリバウンド。大きい相手を物ともせずにボールをもぎ取り、得点とともにいつも2桁の数字を残すことから“ミスターダブル・ダブル”とも評されます。今回はそのリバウンドについても掘り下げて伺いました。

 また、闘志あふれるコート内とは別人のように、コートの外では素朴な人柄の渡辺選手。プライベートでは海が大好きだと言い、もちろん地元の沖縄自慢も教えてもらいました。そんなオフコートの一面にも注目な、36回目のBOJライン、どうぞお楽しみください。


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2016.11.24 (Thu)

【2016インカレ】11/25試合予定(準々決勝)

◆国立代々木競技場第二体育館

13:20 関西学院大学 vs 専修大学
15:00 白鴎大学 vs 早稲田大学
16:40 青山学院大学 vs 東海大学
18:20 筑波大学 vs 名古屋経済大学



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2016.11.24 (Thu)

【2016インカレ】11/24結果

◆大田区総合体育館

札幌大学74(23-21,15-23,15-25,21-18)87名古屋経済大学
青山学院大学73(18-19,17-15,17-15,7-10,14-3*)62東海大学九州 *OT
江戸川大学53(14-14,14-14,9-19,16-24)71早稲田大学
関西学院大学73(13-17,15-19,22-17,23-16)69明治大学


◆国立代々木競技場第二体育館

白鷗大学77(11-21,21-12,12-21,33-16)70慶應義塾大学
新潟経営大学 62(17-14,9-20,11-18,25-25)77専修大学


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2016.11.23 (Wed)

【2016インカレ】11/23レポート(2回戦)

激戦の末に東海大が大東文化大を下す
筑波大は大差をつけてベスト8へ


161123tukuba.jpg 勤労感謝の日ということもあり、この日の代々木第二体育館には多くの観客が訪れた。この日は2回戦が2試合行われ、中でもメインイベントといえたのが関東2位の東海大と、2部全勝優勝で1部復帰を決めた大東文化大のカード。大東文化大も優勝候補と目されるほどの実力を持ち、負けた方がベスト16で大会から消えるという絶対に見逃せない一戦は、決勝さながらの観衆に包まれた。

 また、2回戦の2試合目、筑波大日本大の試合は、筑波大が1Qから圧倒的な力を見せて24-7とすると、そのまま大量リードを維持。3Qになってやや集中を欠いた時間帯もあったが、日本大を100-65で下しベスト8へ進んだ。日本大は1部復帰を遂げたチャレンジの1年をここで終えた。

写真:筑波大は前半に本来の力を一気に爆発させ、日本大を引き離した。3連覇に向けて試合での集中を持続していくだけだ。

※日本大・門馬選手、仁平選手、高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP
ロースコアゲームとなった死闘は
気迫の見えた東海大が制す


161123mh.jpg 4年生中心の東海大と、下級生を多く出場させている大東文化大。注目の一戦の立ち上がり、東海大は立ち上がりに攻めあぐねるが、#4寺園(4年・PG)が素晴らしい集中力で3Pを続けて沈めてリード。ディフェンスではゾーンを織り交ぜて大東大のプレーに対応。大東大は#15モッチ(1年・C・桜丘)のブロックなど高さが光るが、1Qは3Pが好調だった東海大に分があり、14-17。2Qは前半互いに停滞するが、大東大は#36園田(3年・SF)の3Pが入ると同点、そこに#90小川(2年・SG)の3Pが続き、残り約4分に逆転した。東海も#4寺園が3Pを返すが、大東大は#12熊谷(2年・PG)のドライブ、#15モッチのスティールからの得点が決まり30-26で前半終了。

161123kumagai.jpg 後半の立ち上がりも互いに得点の伸びは鈍い中、東海大は#4寺園4本目のスリーが決まると、#3大矢(4年・PF)の3P、ジャンパーが沈み開始3分で逆転。さらに#33鈴木(4年・SF)の3Pも入った。大東大は残り3分ほどの、セカンドメンバーメインの時間帯に思うようなオフェンス・ディフェンスを展開できず、東海大にフリースローも続けて与えてしまう。東海大は#19三ッ井(4年・PF)もゴール下でふんばり、44-52のリードに。

 4Q、立ち上がりでさらに引き離された大東大は#91ビリシベの3Pを機に再び追い上げムードになるが、東海大はこれを#10鶴田(2年・PF)が2本のジャンパーで断ち切った。それでも大東大はあきらめずに#12熊谷がスティールからの3Pを沈めて残り1分、61-65まで追い上げる。しかし、そこから先は勝負を懸けるシュートが入らず、追い上げの決定打は出ず。61-66で試合終了となり、東海大がベスト8へ進んだ。

161123mitui.jpg 陸川監督はディフェンスが良かったことを評価。大東大の外回りのシュートも、簡単には打たれなかった。一方の西尾HCは3Q終盤、「我慢しきれずにファウルを重ねてフリースローを多く与えてしまった」ことを反省する。こうした場面にこそ、まだ1部上位との差があることを認識させられる試合だったとも言える。また、1部昇格の目標が大きく、入替え戦後は休養を除くと1週間しか練習できていない。インカレに臨むには体制は十分と言えてなかったのも確かだ。それでも熊谷の勝負強さ、モッチのゴール下の強さなど、下級生の活躍は際立っていた。来年のさらなる充実を待ちたい。

写真上:大東大・モッチと東海大・平岩がスタメンでマッチアップ。豪快なゴール下の戦いが続いた。
写真中:勝負強さを見せた大東大・熊谷はまだ2年生。4Q最後も熊谷の3Pが光った。先が楽しみな選手だ。
写真下:東海大・三ッ井は14分の出場でチームハイの寺園に続く、11得点の活躍。


「チーム全員で10万本のシュートを打ってきた」
リーグ戦後は課題克服に打ち込み、磨いたシュート力

◆#4寺園脩斗(東海大・4年・主将・PG)
161123terazono2.jpg

この試合では立ち上がりから気迫が違った。3Pを沈めただけではなく、ルーズボール争いでもモッチに食らいつき、ヘルドを奪うなど次々に印象的なシーンが続いた。1回戦終了後、怪我で今大会を欠場せざるを得なくなった「伊藤のために」を何度も繰り返し、彼が出られない辛さを考えれば、どんなことでもできると言い切ったその決意が、コート上で発露されていた。
さらには寺園を始め、次々と4年生の3Pが決まったのも印象的だった。得点力不足に苦しんできた今シーズンを踏まえ、インカレで勝つために課題克服として全員で10万本ものシュートの特訓に取り組んできた成果だ。力強く、気迫あふれる東海大の姿がそこにあり、寺園がその先頭に立って疾走した試合だった。


―1回戦が終わったあと、「伊藤選手のために」という本当に気迫のあるコメントをされていました。それが見えるこの試合でした。
「インカレの組み合わせが決まったときから、大東大の準備しかしてきませんでした。先は見ずに集中してやろうとしていました。こういうタフなゲームになることは最初からわかっていたので、今日相手のやりたいことをやらせなかった、自分たちのディフェンスの粘りで勝てたと思います。今シーズン自分たちが課題にしていたディフェンスのローテーションだとか、リバウンドのところを、出る人出る人が意識していたので、それがいい結果につながりました」

―大東大の外を打たせない対策をしていたと陸川監督が。
「初戦、大東さんはペリメーター陣のシュートが入らずに苦労していたんですけど、他の2部の試合、慶應との入替え戦を見てもペリメーターの3Pが強くて、あとはモッチのリバウンドを抑えることで自分たちの流れに持っていけると言われていました。そこを徹底しようとコーチにも言われていました。入りが悪いと慶應みたいに離されるから、そこを大事にしようと。この2点をしっかりやるだけでした」

161123terazono.jpg―寺園選手の3P(4本)がすごかったですが、それだけじゃなくモッチ選手相手のヘルドもすごかったです。何が何でも勝つという姿勢が見えました。
「自分たち、特に4年はここで負けたらオールジャパンもなくなってしまいます。目標はインカレ優勝とオールジャパンでプロを倒すことなので、まずは今日勝てて本当にホッとしています」

―あとは、4年生全員(寺園、中山、三ッ井、大矢、関野)の3Pが入ったことにも驚きました。
「アウトサイドのシュート確率は春もリーグ戦も課題でした。それでみんなでインカレまでに10万本のシュートを打とうと決めました。リーグ戦の終わった次の日から、1日300本ぐらいのペースで、一人で合計4350本を打ってきたんです。Aチームは23人いますが、みんなで4350本を打つと、10万50本になります。それをやりきったから、みんな自信を持ってアウトサイドシュートを打てています。練習の成果です」

―すごいですね。ただ打つだけでは、というのはありますがどんなやり方ですか?
「打ち方は個人に任せていますが、ゴール下が苦手な人はフックシュートとか、リーグ戦で苦手だった角度をスタッフに出してもらって、そこを打ち込んだり、考えてやってきました。でもまだこれは大会の途中です。また次に向けて頑張ります」

・東海大・鶴田選手、大東文化大・花井選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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2016.11.23 (Wed)

【2016インカレ】11/23レポート(1回戦)

札幌大が熱戦の末に歓喜の1回戦突破
関東7位の拓殖大は1回戦敗退


161123sapporo.jpg

 インカレ3日目、代々木第二体育館は1回戦の残りを消化し、2回戦が2試合行われた。各地方1位同士の熱戦が続いた2試合は札幌大と東海大九州が勝ち上がった。また、関東勢は青山学院大が仙台大に粘られたが勝利した。そして、怪我人の復帰がならなかった拓殖大が1回戦敗退となった。

写真:名古屋学院大に勝利し、抱き合う札幌大。多くの面々に涙が見えた。


 九州1位の東海大九州は、東北1位の東北学院との対戦。高さ、速さで凌駕する東海大九州が前半からペースを握った。後半、東北学院は#30清水(1年・F・東北)の3Pや#51今野(3年・PF)らインサイドの粘りもあって2点差にまで迫ったが、東海大九州#21谷里(4年・SF)の3Pが連続で当たり、そこからオフェンスの流れを握った東海大九州が勝利した。昨年はベスト8まであと一歩。今年こそはこの壁を突破したい。

161123sato.jpg 関東6位の青山学院大の相手は東北2位の仙台大。1Qからアグレッシブな仙台大に対し、青学大は調子が上がらず。前半は追いつ追われつの展開で、2Q最後に#14柏倉(4年・PG)が遠くから放ったボールが入るラッキーもあって、39-35となんとか青学大リードで終了。3Qは逆に青学大がスティール等を連発し、攻撃的なところを見せて次第に差を広げると、4Qもリードを保って勝利した。

写真:リバウンドにいく東北学院大・佐藤。東北学院大は青山学院大に食らいつき、惜しくも68-60。


・名古屋学院大vs札幌大(札幌大・田原選手インタビュー)、
・名古屋経済大vs拓殖大(名古屋経済大・松本選手、拓殖大・成田選手、拓殖大・藤井選手インタビュー)、
・東北学院大・今野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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2016.11.23 (Wed)

【2016インカレ】11/24試合予定

◆大田区総合体育館

11:00 札幌大学 vs 名古屋経済大学
12:40 青山学院大学 vs 東海大学九州
14:20 江戸川大学 vs 早稲田大学
16:00 関西学院大学 vs 明治大学


◆国立代々木競技場第二体育館

16:40 白鷗大学 vs 慶應義塾大学 
18:20 新潟経営大学 vs 専修大学

尚、明日の天候次第で試合開始時間が変更になる場合があります。詳しくは全日本大学バスケットボール連盟の公式サイトをご確認ください。



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2016.11.23 (Wed)

【2016インカレ】11/23結果

◆国立代々木競技場第二体育館

名古屋学院大学69(13-13,14-21,19-22,23-16)72札幌大学
東北学院大学69(14-21,16-21,24-18,15-29)89東海大学九州
名古屋経済大学94(21-20,17-14,27-21,29-12)67拓殖大学
青山学院大学68(22-16,17-19,18-14,11-11)60仙台大学
大東文化大学61(14-17,16-9,14-26,17-14)66東海大学
筑波大学100(26-7,25-17,26-17,23-24)65日本大学


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2016.11.22 (Tue)

【2016インカレ】11/22レポート(1回戦)

明治大は天理大をワンゴール差で下し2回戦へ
地方校同士の対戦は新潟経営大、関西学院大が勝利


161122kagawa.jpg インカレ2日目、1回戦6試合は初のインカレに挑む江戸川大、関西リーグ1位の関西学院大などが登場した。関東勢はわずか2点差だった明治大のように追い込まれた試合もあったが、全チームが勝利。また、地方同士の対戦は2回戦への望みも大きいため、互いに熾烈な勝負となり、会場も大きな盛り上がりとなった。新潟経営大は広島大と激しい接戦を繰り広げた上に勝利、関西学院大も関西1位の貫禄を見せて香川大を下した。

写真:終始追う形だったが、ベンチも応援席も一生懸命だった香川大。


161122isikawa.jpg 2部2位、12位でインカレに初出場の江戸川大は、2年ぶりにインカレ出場を決めた愛知学泉大と対戦。1Qから徐々に江戸川大の高さ、オフェンス力が愛知学院大を凌駕したが、愛知学泉大も持ち味であるディフェンス力を発揮して2Qにじりじりと追い上げ、前半は33-28の5点差。後半も愛知学泉大のディフェンスは激しく当たり、シュートでは3Pの確率も上がると、3Qは53-47で食い下がった。しかし、4Qの頭に10点差にされると江戸川大のペースに。ただ、愛知学泉大は最後まであきらめずに執拗なディフェンスを敢行。一桁差で粘りに粘って、最後は退場者も出したが76-67。信条であるディフェンスで、ひたむきに戦い抜いた。一方の江戸川大はインカレ初勝利。2回戦に挑む。

161122tei.jpg 九州3位の日本経済大と関東5位の早稲田大は昨年の1回戦と同じカード。1Q、2Qとも互いに得点が伸びず、早稲田大は残り3分からプレスを開始。ターンオーバーを奪って日本経済大のオフェンスを止めに行く。しかし、自分たちも加点できずに両者20点台で前半を終えるが、後半も得点面では同様の展開。ただ、3Qに10点ほどの差をつけた早稲田大がそれを維持し、日本経済大は4Qも8点から先が縮まらない。終盤はリバウンド争いでファウルが続いてしまってリズムを掴むことは叶わず38-50で試合終了。3P王のガードを欠いてロースコアは計算のうちだったという日本経済大は、早稲田大の得点も止めはしたが、自身も相手の得点を越えることは叶わず幕となった。

 九州2位の鹿屋体育大も、第4シードの専修大に相手に外角が当たった。前半は良い時間帯もあったものの、専修大の高さにやられた。しかし3Qに#17土器手(4年・PF)の3Pの当たりが来て、一気に差を一桁に。専修大もそこから持ち直して再び20点の差をつけると、一気に専修大が駆け抜けた。

161122kimura.jpg また、この日は地方校同士の対戦が2カードあった。北信越1位の新潟経営大と中国1位の広島大は、立ち上がりから点差のつかない激しい接戦。前半を終えて20-21となり、3Qに入っても互いに点を取り合い譲らない。ここまでは広島大の方がやや勢いに勝り、残り4分半に6点のリードに成功。しかし新潟経営大はそこから#13木村(3年・SG)の3Pが連続で沈み、逆転。ここから広島大はオフェンスがうまく展開できず、41-32と新潟経営大リードで3Q終了すると、4Qは勢いのついた新潟経営大が快調に得点して1回戦を突破した。

 もう一つの地方同士のカード、関西1位の関西学院大vs四国1位の香川大は、終始関西学院大がリードして97-66で2回戦に進んだ。

写真上:愛知学泉大は石井の3Pが続けて決まり、後半も踏ん張れた。
写真中:シュートを放つ日本経済大・鄭。若いチームだけに来年に期待。
写真下:新潟経営大はシーソーゲームの中、#13木村の3Pで一気に抜け出し、1回戦突破。

※愛知学泉大・中堀選手、日本経済大・大城選手、鹿屋体育大・野村HCのインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP
最後まで激しいデッドヒートはわずかワンゴール差
明治大が天理大の追撃を振り切る


161122saito.jpg 関西2位の天理大は入りがよく、関東9位の明治大に1Qから22-10と差をつけた。明治大は2Qにゾーンを敷き、#2齋藤(3年・PG)の3Pなどもあって追い上げ。天理大は得点がストップして31-29と明治大が一気に差を詰めて前半終了。

 3Q、明治大が逆転に成功するが、今度は天理大がゾーンで明治大を封じにかかり、残り3分にはシーソーゲームに突入。天理大は#56川田(4年・C)がこの時点で4つ、明治大も残り2分に#28今川(2年・SF)が4つのファウルで互いにインサイドの重要選手がコートに不在。3Qは44-47と明治大3点リードとなった。

 4Q、明治大が5点前後のリードを保って試合は進む。譲らない状態が長く続いたが、残り3分、明治大は天理からルーズボールを奪い、リバウンド争いも1本獲得して得点につなげ、8点にまでリードを広げた。しかし天理大もディフェンスで粘って明治大からターンオーバー奪い、#15イーヴィ(4年・C)のインサイドプレーで残り1分を切ってから2点差に迫った。しかし天理大はファウルゲームには出ず、時間を止められたのは残り1.4秒になってから。ここから自分たちのシュートにはつなげられず、明治大が57-59と2点差の辛勝で逃げ切り。天理大は惜しいゲームを落とした。

写真:明治大は2Q、齋藤の3Pも追い上げに一役かった。


「コミュニケーションが何よりも大切」
日本の文化に触れ、天理大を支えたセンター

◆#15イーヴィ ニヨキゼラ(天理大・4年・C)
161122ibis_20161122230240638.jpg

ケニアからの留学生として、日本にやってきたのは4年前。そこから天理大ではなくてはならないインサイド選手として存在してきた。この試合でも終盤の追い上げは、彼の高さと力強さあってこそだ。
日本に来た当初は言葉も分からず、コミュニケーションがうまくいかずに、バスケットもうまくいかなかったことが多かったと言う。しかし、最終学年となるにつれて語学力も上がり、コミュニケーションも改善。自身でも良いと思える状態にまで高めることができた。


―すごく惜しかったですね。
「はい、残念ながら負けました」

―明治大の22番(宮本)などのディフェンスはどうでしたか?
「うちのチームも、明治大学もディフェンスを頑張ったと思います。22番もいいプレーをして、いい勝負でした」

―1Q、チームで22点取りました。
「そうですね。気合が入っていました。緊張もぜんぜんなかったし、この試合は最後まで勝てる試合だと思っていました。僕は関西から来て優勝するつもりでした。でももう関西に帰るしかありません(笑)。残っているチームは頑張って欲しいです」

―相手のゾーンはどうでしたか?
「そんなに難しくはなかったんですけど、ルーズボールやオフェンスリバウンドを、明治大の方が取ったと思うんですけど(ORは天理大4、明治大5)、そういうものに影響されました」

―今年は4回生で最後の年でしたが、どんな1年でしたか?
「今年は1、2、3年のときに比べたら、プレー的に日本人と私のプレーがうまく合ったと思います」

―インカレを見る限り、イーヴィ選手も年々良くなってきた印象です。
「それはやっぱりコミュニケーションのおかげです。うちのチームはそれを大事にしているんですけど、私は1年、2年のときは日本語もあまりできずに、日本人とうまくコミュニケーションを取れなかったんです。でも今年はトークコミュニケーションが取れるようになりました。だからここまで来られました」

161122ibis.jpg―大学から日本に来た訳ですが、慣れないことも多かったのでは。大変だったことは?
「ありましたね。バスケットは国際的なスポーツで、私もケニアでバスケをやっていましたが、日本でも同じようなバスケをしていると思っていました。でも日本に来て環境が変わって、言葉もわからない、日本の文化もわからない状態で、バスケも急に難しくなりました。スポーツと文化って一体とならないといけないけれど、最初は日本人と日本の文化を学ばなければなりませんでした」

―新しい文化に馴染むまでに苦労したんですね。日本に来て良かったことはどんなことですか?
「たくさんあります。18歳で日本に来たので、23歳の今までいろいろな経験をしました。良かったことは自分の人生と自分の生き方に影響があったこと。人生は良くなったと思います。母国にいても同じようにいい経験ができたかもしれないけど、日本が育ててくれてそれはありがたいと思っています」

―後輩にはどういうことを期待しますか?
「天理大学のバスケットのやり方を守ること、それを続けてもっともっとコミュニケーションを徹底することです。それを一番覚えないといけないと思うので、やり続けて欲しいと思います」

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2016.11.22 (Tue)

【2016インカレ】CLOSEUP 東海イズムを土台に据える、若きコーチの船出

161121kawase2.jpg

「“東海イズム”をベースに1年やってきた」
コーチ1年生としてインカレに帰還


 インカレ初日、中国地方2位で出場した徳山大は1回戦で日本大と対戦し、出だしに良いゲームを見せた。今季より指揮を執っているのは、2012年に東海大を卒業した川瀬秀太コーチだ。「指導者への道は社会人としての経験を積んでから」と考えていたところ、3年目に父親と妹の母校でもあった徳山大の佐藤氏(部長・監督)から声が掛かり、コーチへの縁がつながった。

 徳山大は沖縄出身の選手が多く、これまでどちらかといえば個人技が目立っていたチーム。川瀬コーチはそれとは全く異なる、ディフェンス主体の東海大の文化で育ってきた。だからこそ、自身が指導者として目指すのは、やはりその色を残すものだ。「個人技は中国地方では通用するかもしれないけど、関東勢相手だと個々のスキルで劣るところがあります。僕は陸さん(陸川監督)のバスケットを見て学んできたので、とにかくみんなで攻めて、人とボールを流動的に動かして、ディフェンスはみんなで守ってリバウンドを取るという、“東海イズム”をベースに1年間やってきました」と1年の取り組みを語る。それが発揮できた日本大戦の前半は、勢いを見せられて点数的にも互角だった。ただ、元々持っている選手の良さも消したくはない。最後には誰かが点を取らねばならないのだから、「楽しんで、積極的に打てるときは打ちなさい、と言っています。それはこの試合ではできたので良かったと思う」とアグレッシブに攻めた試合を振り返った。


東海大での恵まれていた時間に感謝するとともに
今ある環境の中で学び、工夫することが命題


 自らは日本でもトップクラスの東海大で4年間を過ごしたが、地方の大学で指導して初めて、自分が享受していた環境が恵まれていたことも分かった。「徳山大には十分な施設がないので、トレーニングも外に行ってやっているけれど、いろんな面を工夫していかないといけません。特にフィジカル面、体づくりはもっとやっていかないと関東には通用しない。それと同時に、自分が学んだバスケットの精度も高めていかないと」。

 目標はインカレで勝つことだったが、まだ就任1年目。自分の思うようなバスケットはまだまだチームに浸透させられていないし、自分自身も勉強不足であると認める。特にリーグ1回戦で思わぬ敗戦を喫し、結果的に2位でインカレに来たのは、自分のミスだと深く反省もしている。だからこそ、地道に努力と学びを重ね、「いろんな人に話を聞いて、試行錯誤して、ときには失敗もしながら全国で勝てるようなチームに育てる」のが、目下の目標だ。徳山大で指導ができるのも、「チームにずっと携わってきた、佐藤先生に声を掛けていただいたおかげ。徳山大は全国でまだ勝ったことはないので、1勝を目標にここで頑張りたい」と決意を述べる。

161121kawase1.jpg 現在、チームは2、3年生が主力。自分も指導者としてスタートしたばかりだ。選手も自分もともに成長していき、「充実してきた2、3年目に勝負できれば」とのこと。ここから数年先の進化を楽しみにしたい。

 指導者として再び踏んだ慣れ親しんだコートとは、ひとまず1回戦でお別れとなったが、「代々木は楽しかった。戻ってこられて良かった」。学生時代を思い出すように、そしてまた次にこの地を踏むことを目指し、最後にそう締めくくった。


テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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