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第71回 全日本大学バスケットボール選手権大会 〜12/15
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館

2019.12.13 (Fri)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー#17山本草大(広島大・1年)

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関東に勝つため、前しか見ていない
自身と日本のバスケットの成長を描く広い視野


◆#17山本草大(広島大・1年・PG・福大大濠)

話しはじめた瞬間から、熱い想いがとめどなく溢れ出してきた。昨年の福大大濠のキャプテン。筑波大の中田に「キャプテンは自分ではない」と言わしめた存在だ。1年目にして絶対に負けたくないという思いでインカレのスタメンをチーム内で獲得し、絶対に関東を倒すということしか考えていなかった。どんな状況でも、地方のチームでも、絶対に、だ。

失うものは何もなかった。試合は立ち上がりからサイズがない分、スピードを活かしたプレーでアグレッシブに攻めていった。

山本:失うものはないので、プライドは捨てて自分たちのやってきたことを出すだけとみんなで話していました。速い展開でシュートを打てる時は、打つという練習をしてきました。それが、結果シュートが思い切って入り、ディフェンスでも中を固めて、練習通りにできました。

後半からは突き放されてしまったが、それでも最後まで必死に走って声を出した。入学してからここまでは、インカレに来るため、試合に出るために必死に努力して、プレータイムを勝ち取り続け、何よりも楽しみにしていた場所だった。そして目一杯、楽しんだ。

山本:ここ数週間は楽しみという感情でいっぱいで、2、3日はわくわくを抑えて、抑えて(笑)。本当に自分自身、楽しいという気持ちしかなくて。今はそれに加えて悔しさもあり、楽しいと悔しいが混ざっています。今日の試合で1年間やるべきことは見えたので、じっくり反省して、1年間このわくわくをまたためていきたいと思います。

広島大はチャンスがあればインカレに出られるという環境だと思っていて。もちろん、もともと正ガードの先輩もいますし、高校でちょっと有名どころでやらせてもらっていたからといって、簡単に出られる環境ではもちろんないですし、僕も努力を重ねました。スタメンで出たくて、どうしてもほしくて考えて、考えてバスケットをしていました。やっと掴んだこのインカレのスタートでした。

5月にはスタメンだったのですが、正ガードの先輩が怪我をしてしまったんです。復帰されて、インカレ予選で勝てばインカレ、負ければ出られないという状況の中で、その先輩が20得点をの活躍で勝ちました。言えば、その方のお陰でインカレに行けました。僕は何もできず、またそこから争いです。インカレは先輩のお陰で来られましたけど、どうしてもインカレは僕がスタートで出たかったんです。練習もアピールの連続です。シュートを気持ちでねじ込み、絶対負けたくなくて、やっと掴んだチャンスでした。本当に楽しかったです。

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福岡大付属大濠高校のキャプテンとして高校時代は奮闘し、山本の代では福岡第一との死闘も繰り広げ、話題になった。そこから中田や浅井は筑波大へ、土家は早稲田大へと進み、山本は実家に近い広島大を選んだ。

山本:高校の中でも、能力やバスケットのレベルは本当に下の方で、入学してくる後輩もみんな僕よりシュートが入る、高く飛べる、色々なものを持っていました。能力集団、タレント集団にはないことを、僕はやってきただけでした。客観的に見て、バスケットで関東で戦うことは、将来を考えてもその先が僕的には違う。それよりは広島大の教育学部がいいなと。高校の成績を使ってAO推薦で入れるということで、そこのチャンスをもらいました。学部としても、将来は指導者になりたいのでぴったりだと思いました。でもプレーするのも好きだから、インカレも出たい。スタートで出たい。でも教育者としての知識も得たいと、そんなことを思って選んだんです。国公立は、目標をもって入学してきた人が多く、価値観も大いに合うだろうと思っていました。

同期と学ぶ地域は離れてしまったが、インカレに来れば再会できる。

山本:みんなこの試合も見ていてくれていて。浅井とは高校時代はずっと一緒にいて、今でも電話がよくきます。彼とはプライベートでも仲良くて、その分東京で大丈夫かなと心配な面もありました(笑)。中田は心配しなくても一人でやりますし、土家は今日、天理大とギリギリの試合をしていましたが、僕の試合は茶化しにきましたね(笑)。

同期の中でも山本、中田、土家は歴代の大濠の選手たちと比べても、熱く、個性的だ。たまたまそういう3人が揃ったのか、一緒に成長していくうちにそうなっていったのか、それはどうも両方のようだ。

山本:3人とも1年生の時から、誰かに何かを言うのにいつも3人集まっていました。それぞれタイプは違いますが、言いたいことは言う仲でしたね。言わなきゃいけないことは言わなくてはいけないですし、ぶつからないと本当の仲間はできません。片峯先生がそういう部分を期待されていることはありました。主体的に、言われる前に考えることですね。大学に入り、今なら言葉で言えますが、高校1年生の頃の僕らは感じて、自然とやっていたと思います。結果、みんな今もそういう雰囲気で頑張ってくれてよかったですね。


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広島大で山本はここから何を実現していくのかというと、そこには単に自分のことだけに止まらない先を見据えた言葉が出てきた。 プレイヤーとさらにその先まで、野望は大きい。

山本:大学はもっと楽にと言いますか、楽しむ場だと思っていたんです。でも勉強は大変ですし、その上でバスケバスケだし。ただ、大変ですが楽しいし、充実しています。本当に広島大の先輩方に僕は恵まれているんです。僕が熱いことを言っても『お前そういう考え方なんだ、面白いね』と受け入れてくれる器の大きい大人の先輩です。下の意見も聞いてくれて、それから4年生が決めてくれましたが、それが学生らしいあるべき姿だと感じます。なのでどんどん自分を出すことができました。それが1年目でしたね。あと3年ありますが、絶対勝ちます。関東に絶対勝ちます。もう経験して、やれることとやれていないことはわかりました。『俺たち前半よくやったね、頑張ったね』ではなく、勝たなくてはいけません。中国地方が舐められていたら、関東のレベルも上がりません。関東のレベルが上がらなければ、日本のレベルも上がりません。

僕は指導者を目指す上でそこまで考えて行きたいですし、その第一歩が大学の今です。高校でも土家より僕がベンチプレスをあげたら、彼も頑張っていましたし、それと一緒ですよね。地方が頑張れば関東も頑張りますし、来年、再来年は勝ちを狙いにいきます。前しか見ていません、次しか考えていません。広島大を見ていてください。



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2019.12.13 (Fri)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー #24大庭岳輝(京都産業大・4年)

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「誰でもできることを全力でやってきた」
ハードワークや継続の重要性を伝えた1年

◆#24大庭岳輝(京都産業大・4年・主将・SG)

関東1位の大東文化大に挑んだ関西1位の京都産業大。ファウルトラブルなども響いたが、ディフェンスではゾーンで大東大からターンオーバーを奪い、モッチに対応したサンブの働きも見事だった。一時は大きく引き離されたが、それでもあきらめずに追い上げて、4Q終盤であと数点、というところまで迫った。

大庭:相手が関東1位ということで、ほとんどの人は最大17点とか開いたときにそのままいくと思っていたと思います。でも僕らとしてはオフェンスがあまりよくない状況で17点しか離れていなかったので、最後までやれると思っていました。オフェンスが噛み合えばカンバックできる内容でした。そこで4Qに徐々に噛み合ってきてカンバックできたし、しっかり粘れて最後までやりきれたなと思います。

引き離されても切れずについていけたのが、この試合のポイントだった。彼らが下級生の頃は我慢がきかず、そこで点差が開いてしまうことがあったが、大庭やリンダーの3P、北條の見事なフローターなど、勝負強い攻撃で粘った。

大庭:途中で点差が開いても、試合中に集中が切れることはあまりなくなりましたね。夏にも関東の大学とやらせてもらったんですが、そのときも20点くらいは戻せました。だから今日もぜんぜん無理だと思うことなく、最後まで粘り続けられました。

春はスプリングキャンプ、夏は遠征にも来ますが、そういう機会も活きていると思います。関東のフィジカルは関西にいると体感することは少ないのですが、貴重な経験は大事にしていいます。また、その分練習でチーム内でも上のフィジカルの当たりを体感することを意識して、バチバチやることをやっています。そういうことが身になってきているんだなと感じました。今日もフィジカルで負けている感覚はあまりないので、やはり続けることが大事だと思います。

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今年はキャプテンとしてチームをまとめてきた大庭。プレーはもちろん、声かけなど地道な仕事を何よりも大事だと考えてやってきた、継続の1年だったという。

大庭:下はやんちゃな選手も多いので苦労しましたが、声を出すとかハードワークするとか、そういう簡単なことを僕がサボってしまうとチームとしてはダメになってしまいます。そこだけはしっかり続けようと思っていて、それは最後までできたと思います。

自分たちが1年生のときはチーム状況的にも、リンダーや上田といった下級生3人のオフェンスの回数を増やしてもらうということが多かったです。でも今の2年生が入ってきて、コミュニケーションもしっかり取って、チームとしてもまんべんなく攻められるようになりました。そこからチームとしてもグッとよくなったと自分でも思っています。今の2年は3年になって上級生になるので、もっと考え方を変えてどういうことをしないといけないとか、練習からハードワークするとか、そういうことを意識するだけでチームでもどんどん変わっていくと思うんです。そういうことを期待したいですね。

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試合には破れたが、翌日最後に主将として大事なミーティングで役割を果たしたい、そう大庭は締めくくる。

大庭:今言った、ハードワークの重要性などを明日の最後のミーティングでしっかり伝えたいと思います。それが自分にできる最後の仕事です。やはり、どこを目標に置いているか、ということがすごく大事だと思うんです。自分たちは1年間関東を倒すということだけを念頭に置いてやってきました。西日本選手権は負けましたが、関西のタイトルはしっかり2つ取って東京に乗り込めました。それがあったからこそ、関東1位の大東文化に臆することなく戦えたので、1年間継続するのは本当に大事なことだと思います。

続けるということは一番難しいことです。上級生の誰かがサボってしまうと、チームとしても上の誰かがサボっているからいいや、となってしまいます。そうならないように自分は1年間ハードワークとか声を出すとか、誰でもできることを全力でやってきた自負はあります。それを後輩に見てもらえていたらいいなと思いますが、どう感じて自分たちで実践してくれるか。今年感じたことがあれば、ぜひやっていってくれることを願いたいです。


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2019.12.13 (Fri)

【2019インカレ】プレイヤーズインタビュー #24佐々木隆成(天理大・4年)

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誇りを持って天理大のスタイルでプレーし
留学も経験した誰よりも濃い5年間


◆#24佐々木 隆成(天理大・4年・SG)

大会2日目の12月10日、関西4位の天理大は1回戦で早稲田大に対して勝利目前だった。逆転から4Qはリードする形で試合は進み、ただ、最後に早稲田大の神田が放った3Pがリングにはねて大きく上に上がり、そのままネットに吸い込まれ、早稲田大の逆転で試合は幕。天理大は1点差で破れた。

後半の驚異的な追い上げでリードに持ち込んだ天理大の勢いは見事だっだが、エースは相手にかなわなかった部分もあると言う。

佐々木:僕らの感覚からすると前半の雰囲気とか関東の身体の当たりはやはり違うものはありました。身体の当たりはなんとなくわかっていたんですが、雰囲気がやはり大きかったですね。それで自分たちのバスケットができない状態で、前半は17点差にされてしまいました。みんなでハーフタイムにいつも通りの自分たちのバスケットをしようと話して、そこからインサイドにもボールが入るようになって、こういうクロスゲームに持ち込めたんだと思います。

自分たちのバスケットというのは、インサイドにつないで、そこからディフェンスを縮めておいてキックアウトをして、というバスケットです。それが前半はできていなかったので、1回インサイドに入れよう、ボールをそれで落ち着かせてバスケットを展開しようと、そこを意識して後半に入りました。

やるべきことを再確認し、後半はイソフがインサイドで踏ん張り、藤澤の攻撃も効いた。ただ、「自分が終盤のフリースローをあと1本でも決めていれば」と、たらればではあるが惜しむ。

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天理大のエースは元来ディレイドのバスケットを基本とするチームに、高い機動力を生かしてスピード感をもたらした。時間を使ってじっくり組み立てるバスケットと、佐々木や藤澤によるガード陣の早い展開との両方を展開できるところが、今季の天理大の大きな持ち味だったといえるだろう。

佐々木:天理大の特徴は時間をしっかり使うディレイゲームです。2ガードで藤澤とも試合中によく話すんですが、「ここは1本走ろうか」とか、あいつからも「ちょっとテンポ上げましょうか」とか、話をしてくれます。ディレイゲームの中でもいけるときは速攻で簡単に点を 取るということも1年間やってきました。それを今日はあまり出せなかったんですが。後輩たちはよくやってくれましたね。天理大は下級生主体のチームで、4回生で出ているのは自分とキャプテンの藤林(#25)くらいです。あとは残るので、来年は彼らがやってくれると思います

逆転できたということは、それが通用したということだと思います。二杉先生のやられるディレイゲーム、今はそういう形は主流ではないところもあると思うんですが、僕たちはみんなと違う挑戦をしているという、誇りであり自信を持っています。そういうことを全国大会で見せられればいいなと思ってきました。1回戦でああいう形で負けてしまったのですが、見ている方には天理大学のバスケットは違うな、と少しでも思っていただけたらいいなと思っています。


佐々木は大学生活で1年間のハワイ留学も経験した。そこで得られたものは人としても、バスケットとしても決して小さくない。

佐々木:文化が違うところで1年間を過ごして、外に出ればきれいな自然があるし、アメリカの一部なので公園に行くとバスケットゴールがたくさんあって、裸足で遊んでいる現地の中学生くらいの子でもダンクをします。ああ、すごいなと思ったし、そういうのを見られたことで関東でもビビらずにやることができるようになったと思います。こういうことは学生だからこそできるし、親にも感謝するばかりです。いい思いをできた5年間でした。誰よりもこの5年間を楽しんだと思います。

留学したの3回生になるときで、1年後に3回生として再び部に戻りました。帰ってきたらチームが2部に落ちていて藤澤ともうまくプレーが合わず苦労しましたのは確かです。でも1部に復帰して、4回生になってようやく彼も自分がどういうプレーをするかが理解できて合うようになってきて、今年は相当楽しい1年でした。

プレイヤーとしても、一人の学生としても充実していたという佐々木。そうした経験がこの先の活躍にもつながっていってくれることを期待したい。

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2019.12.11 (Wed)

【2019インカレ】12/11レポート(2回戦・Aコート)

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関西勢と九州1位が関東相手に奮戦
大東文化大と専修大はあわやの場面も


 インカレは2面での展開により、3日目にしてベスト8決定戦まで進んだ。AとCブロックの合計4試合が行われたAコートでは、大東文化大・専修大・東海大・日本大のすべて関東チームが勝ち上がった。地方勢は関西1位の京都産業大と関西2位の近畿大が関東上位を脅かす試合を展開するも破れたが、昨年よりも差のない戦いとなり、関西勢のレベルアップを感じさせた。九州共立大も途中まで東海大に接戦を演じた。唯一の関東対決となった日本大と早稲田大は日本大が高さと攻撃力で逃げ切った。



互いに外が当たらない中で日本大#10杉本が得点を牽引

191211matuwaki.jpg 劇的な試合で1回戦を勝ち上がった早稲田大日本大と対戦。両者固い出足だが日本大は#60黒田のシュートが決まり、インサイドでは#0シェイク(3年・C)の高さが活きる。早稲田大は外打ちが多く、これが決まってこない。11―17で1Q終了。2Q、#0シェイクが2つ目のファウルを犯し、ベンチへ下がる時間もあったが、#14松脇(4年・SG)がフリースローを得るなどして前半は22―32と日本大がリード。

 後半3Q、両者ここまでほとんどアウトサイドが当たっていないが、早稲田大は#12土家(1年・PG・福大大濠)、#41小室(3年・C)、#14柳川(3年・SG)の3Pがようやく当たり、残り3分3点差に詰め寄った。日本大はかろうじてリードを守って4Qに入ると、#10杉本(3年・SG)にようやく当たりが来る。さらに杉本は切れ込んでファウルももらっていき、流れを取り戻す。早稲田大はオフェンスが単調になってしまい、シュートが決まらない。日本大も爆発的は点数が伸びなかったがリードを守りきり51―67。ベスト8へ進んだ。

写真:3Pが当たらない中、松脇がフリースローを8/11と高確率で決めていった。



近畿大は逆転するもファウルトラブルが響く

191211pp.jpg 1Qは近畿大のリードから入った。専修大はすぐに立て直し、2Qに入ると一気に引き離して専修大らしいハイスコアとなり、前半は40-30。3Q、そのまま10点ほどのリードの専修大だが、近畿大は#24今村(4年・PF)がフリースローを得ていくと追い上げ、#36榎田(3年・PF)の3Pが決まると開始3分で2点差に。専修大はタイムアウトで流れを切る。専修大は#12西野(3年・F)のリバウンド、#23キング(2年・SG)のレイアップなど高い身体能力から再び差を広げていく。近畿大は#13渡辺(3年・SG)がオフェンスリバウンド、合わせを見せて再び追い上げ、さらに#24今村のドライブからパトリックへの合わせで残り1分半に逆転。さらに#24今村のバックドアが決まり55―59と近畿大4点リードで4Qへ。

近畿大の流れで入った4Q、#9パトリック(2年・C)がタップを押し込み#24今村のジャンパーで6点のリードまで広げた。しかしここから#9パトリックが連続ファウルを犯してしまい、ファウルアウト。続けて抜群のアタックを見せていた#13渡辺もファウルアウトとなり、近畿大は一気に崩れてしまった。専修大は#46寺澤(2年・SF)で逆転、#30アブ(4年・C)などインサイドの強みを生かして点差をつけると、61-89。専修大が際どい勝負を最後は制した。

写真:16点17リバウンドのパトリック。ファウルは相変わらず課題だが、昨年よりも成長した姿を見せてくれた。



ガードの個人技が光る九州共立大が東海大相手に健闘

191211nishida.jpg 東海大は九州1位の九州共立大と前半から接戦を展開。九州共立大はディフェンスではゾーンを織り交ぜ、オフェンスでは#3奥田(3年・PG)、#11久保田(4年・G)のツーガードがゲームを引っ張っていく。東海大は#19西田(3年・SG)が好調で3Pを沈めていき、接戦からじわりと抜け出す33-24で前半終了。

 後半、東海大は#11大倉颯太(2年・G)、#19西田が立て続けにアウトサイドを沈めると一気に差がついた。九州共立大は得点が伸びず苦しいが、#11久保田が1対1を仕掛け、3Pを決めては苦しい場面を何度も盛り上げる、東海大は#1大倉 龍之介のアウトサイド、アシストも通るなど、追い上げさせない。九州共立大は最後に#24ハッサン(3年・C)が#23佐土原(2年・PF)をブロックも見せた。3Qを40―53で終了して入った4Q、東海大のリードは15点ほどと大きいが、九州共立大も#11久保田の1対1、#24ハッサンもゴール下で粘る。だがアウトサイドが好調に決まり続けた東海大が54-74と20点差に広げて勝利した。

写真:5本の3Pを沈めた西田が20得点。今大会はずっと好調だ。



京都産業大は4Qに追い上げ、僅差で大東文化大に敗北

191211sanbu.jpg 第1シード大東文化大に挑んだ関西1位の京都産業大は、一時20点近く離される展開の中、最終Qで猛追する粘り強さを見せた。

 1Qは互いに競り合う展開となったが、京都産業大はゾーンで大東文化大の足を止め、後に#24大庭(4年・SG)が3Pを沈めて15-17とリード。2Qもゾーンは継続でリードを守る。しかし大東大は#15モッチ(4年・C)が中へ入り、#12中村拓人(1年・PG・中部第一)が絶妙なレイアップを決め、#2飴谷(3年・SG)のフリースローで残り4分半で逆転。その後も#2飴谷から#15モッチへのアシスト、#2飴谷の3Pも決まって一気に抜け出し、37−24で前半終了。

 3Q、大東大は#15モッチ、京都産業大は#23サンブが加点していくが、アウトサイドのシュートがよく決まった大東大が62-45として4Qへ。すると、大東大はリードを守っているが、京都産業大も#24大庭のシュート、#10上田(2年・SF)のドライブで攻め、ゴール下では#23サンブ(2年・C)が長い手を活かして#15モッチをかいくぐってシュートを決めていく。大東大の得点が止まる一方、京都産業大は#90北條(2年・PG)の3Pで差を一桁にすると、そこからも得点が続いて、残り2分半に#24大庭の3Pで68-64。大東大は#15モッチ、#34中村浩陸で返していくが京都産業大は#90北條のフローター、#38リンダー(4年・PF)の3Pも決まり、あわやという展開に。しかし大東大も#25高木のフリースローで安全圏に脱すると79-74で試合終了。京都産業大の追い上げを受けつつも、ベスト8へ進出を決めた。

写真:モッチの顔を抱えるような形でサンブがレイアップ。瞬発力が高く、モッチとは反対のスタイルをうまく活かしたプレーが光った。


※次のインタビューは「続きを読む」へ。
早稲田大・桑田選手、髙阪選手
近畿大・今村選手
九州共立大・久保田選手
京都産業大・リンダー選手


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2019.12.11 (Wed)

【2019 インカレ】12/11レポート(2回戦・Bコート)

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写真:日本体育大は次第に中京大を引き離していった。


青山学院大と白鴎大が接戦をものにし
筑波大と日本体育大は余裕を持って勝利


 Bコートでは1回戦に続きB、Cブロックの2回戦の4試合が行われ、いずれも関東勢がベスト8を決めた。唯一の地方校・中京大は、日本体育大に前半5点差で折り返したが、後半に一気に点差をつけられてしまった。筑波大は最後に控えの選手も出場し、中央大に勝利。白鴎大と青山学院大は競り合いになりながらも勝ち切り、神奈川大と拓殖大は終盤まで追い詰めたが惜敗。その結果青学大、日体大、筑波大、白鴎大の4校がベスト8に進んだ。



筑波大が1Qからシュートを決め続け中央大を圧倒

191211 yamaguchi 筑波大中央大に序盤からリードし77-50で勝利。中央大は1Qから筑波大の高さに苦しんだ。序盤は#2大﨑(4年・SF)や#21渡部(1年・SF・正智深谷)の3Pが決まったが、筑波大は#88牧(4年・SG)や#27山口(3年・SG)を始めアウトサイドやドライブ、速攻も多く余裕を持って試合を進めた。

 中央大はサイズで劣り攻めあぐねた。しかし#12樋口は安定した統率力がみえ、#21渡部もシュートに果敢に向かうなど来年につながる収穫はあったはずだ。その中でも#2大﨑が13点、#22足立も苦しい時間に粘り強さをみせ、#71沼倉はリバウンドで見せた。4年生の意地と、下級生の伸び代を感じさせる試合だった。

写真:20点チームハイの筑波大・山口。中央大・渡部とは出身校が同じで「後輩に負けられない」と意気込んでいた。



青山学院大が拓殖大のシューター陣の猛攻を振り切る

S__480157703.jpg 拓殖大は序盤からどんどんシュートを打ち、大きくリード。対する青山学院大は固さが見えたが#2斉藤(3年・PF)の3Pから持ち直し17-18で1Q終了。2Qも互角の戦いで、拓殖大は#99多田(4年・SF)の3Pが入り盛り上がる。青学大は高さを活かしつつ、#2斉藤が最後にジャンパーを決め33-38と5点リードで折り返す。3Qは開始2分間、両チーム無得点となるが、拓殖大はディフェンスがよく、#9小室(4年・SG)の速攻を皮切りに#59平良(4年・PG)が2本連続で3Pを決め、開始4分半で同点とする。しかしファウルが重なり#41杉野(3年・PF)、#9小室が共に3ファウルでベンチへ。青学大はフリースローで加点し、#21納見(4年・PG)がフローターを始めじわじわ点差をつける。拓殖大はシュートが落ち我慢の時間になるが、終盤に#22飯野(4年・SG)がバスケットカウントを決め45-51で追いかける。

 4Q、#2斉藤のシュートが安定し開始4分で15点差をつける。拓殖大は外角がなかなか入らない。残り4分半でようやく#41杉野のジャンパー、#99多田の3P決まり再び追い上げようとするも、青学大は#21納見のドライブなどで再び点差をつける。残り2分の拓殖大のタイムアウト後、3Pで食らいつくが、青学大は#7ナナー(4年・CF)がダンクを披露し寄せ付けず、67-79でベスト8に進んだ。

 拓殖大は持ち味のシュート力を序盤から発揮し、一時は12-0と大きくリードした。青学大は#2斉藤のシュートを中心に得点し逆転を許したが、サイズが劣る中#41杉野もリバウンドで奮闘。ディフェンスではゾーンが効き、青学大を苦しめる時間も多かった。

写真:インサイドは青学大・ナナーと拓殖大・杉野。得点はほぼ互角。リバウンドでフィジカルの強いナナーが上回った。



後半に点差をつけた日本体育大が100点ゲームの快勝

191211 bamu 日本体育大中京大の対戦は、前半は互角の勝負。日体大は#50バム(2年・C)が裏をとるプレー、#5磯野(4年・SF)がゴール下やタップをねじ込み流れを呼び一時は10点差をつける。中京大は入りに固さが見えたが、2Q中盤に#6林(4年・F)、#3内山(4年・SG)の3P、#25植木(2年・PF)のゴール下、#6林のバスケットカウントで最小点差1まで迫り前半は47-42と5点追う形で前半終了。後半は日体大#50バムがゴール下で奮闘し、この日30点の活躍。ガード陣の3Pも決まり点差をつけ、最後は75-104とペースを掴み快勝した。中京大は#6林が35点のゲームハイで、エースとしての活躍をみせた。#25植木の豊富な運動量や#3内山のキャプテンシーもみられたが、日体大のハイペースは徐々に体力を削っていった。しかしディフェンス力を証明する時間帯もあり、東海地区1位の意地が見えた。

写真:ダブルチームで囲まれながらも30得点の日体大・バム。前半厳しい時間にバスケットカウントも決めた。



白鴎大の#2中川が勢いをつけ、終始リードを守りきる

191211 bura 神奈川大白鴎大戦は、前半ロースコアの互角の戦い。白鴎大は前半終盤、#2中川(4年・PG)がバスケットカウント、3Pを2本決めるも、神奈川大の#75小酒部(3年・SF)も3P、ブザーとともにゴール下を決め33-28で5点を追いかける。後半を開始して飛び出したのは白鴎大で、#2中川のスピードが光り、ディフェンスも締める。神奈川大は#75小酒部がファウルをもらいながら攻め食らいつくが、白鴎大は#52ブラ(2年・C)がゴール下、多様なパス回しで速攻も出て勢いが増していく。神奈川大は最後に#3小針(2年・PG)が3Pをねじ込み52-40と8点ビハインドで最終Qへ。

 4Qも白鴎大の勢いは止まらずパスを速く回しながら攻撃を組み立て、速攻、オフェンスリバウンド優勢に。#77前田(4年・F)は神奈川大の#75小酒部にべったり張り付き自由にプレーをさせない。負けじと#75小酒部は振り切り、ファウルをもらっていくがフリースローの確率が上がらず。なかなか点差が詰まらないが、#75小酒部がタップでバスケットカウント、#11工(1年・PF・高崎商)がリバウンドからねじ込み、残り2分半で7点差。お互いディフェンスもハードになりファウルゲームに。白鴎大は#77前田がタップ、#2中川がドライブを決め再び点差をつけ、神奈川大はシュートを決めにいくも、追いつくには時間が足りず。74-62で白鴎大が勝利しベスト8に進んだ。

191211 kanagawa 白鴎大はいい出来で、神奈川大の幸嶋監督「ブラ(#52)の集中度合いが違った」と、リーグ戦とは異なる白鴎大の気合いを称賛。神奈川大の#75小酒部と白鴎大の#77前田とのマッチアップが大きな見どころになり、厳しいマークに遭いながらも小酒部は28点の安定した活躍を見せた。#5緒方は初戦に続き勝負所でシュートを決め、#6尾形は持ち味の身体能力を活かし、オフェンスリバウンドなどでチームを盛り上げ、4年生の活躍が光ったが、ベスト16で姿を消した。

写真上:前田が「シェッハのために誰より頑張りたいのはブラだと思う」と語っていたが、それを証明するようなハードワークと集中を見せた白鴎大・ブラ。
写真下:倒れた4年生の尾形を助け起こす小酒部と小梁。入れ替え戦からインカレにかけては4年生がチームを引っ張るプレーを連発した。


※以下のインタビューは「続きを読む」へ。
中央大・沼倉選手
拓殖大・多田選手
神奈川大・小酒部選手


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EDIT  |  23:45  |  2019インカレ  |  Top↑

2019.12.11 (Wed)

【2019インカレ】12/13試合予定(準々決勝)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

13:20 専修大学 vs 東海大学
15:00 白鴎大学 vs 青山学院大学
16:40 筑波大学 vs 日本体育大学
18:20 大東文化大学 vs 日本大学

※12日は男子の試合はありません。

全日本大学バスケットボール連盟インカレ公式サイト
最新情報は公式サイトでご確認ください。



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2019.12.11 (Wed)

【2019インカレ】12/11結果(2回戦・ベスト8決定)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

早稲田大学51(11-17,11-15,13-15,16-20)67日本大学
専修大学87(16-15,24-15,15-29,32-17)76近畿大学
九州共立大学54(13-19,11-14,16-20,14-21)74東海大学
大東文化大学79(15-17,22-7,25-21,17-29)74京都産業大学


◆Bコート
筑波大学77(26-13,19-7,21-168,11-12)50中央大学
拓殖大学67(17-18,16-20,12-13,22-28)79青山学院大学
白鴎大学74(15-17,18-11,19-12,22-22)62神奈川大学
中京大学75(19-27,23-20,18-31,15-26)104日本体育大学


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2019.12.11 (Wed)

【2019コラム】「情報発信という意味でも、大学日本一に」東海大学広報・橘川将樹

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SNSの普及によって各チームが試合情報や結果だけではなく、部の魅力発信に広く取り組むようになってきている。そんな中、今季から東海大学に新たに「広報」という肩書を持つスタッフが登場した。

これまでも東海大の情報は代々のマネージャーが独自にホームページを作成し、発信してきた。今季はそれがさらに詳細になり、ABチーム両方について試合の告知、結果、チーム情報、OB情報などをHP、各種SNSを使って緻密、かつスピーディに発信している。ビジュアルにもこだわり、東海スポーツとも協同した撮り下ろしなどで展開しているのも例年とは異なる表現だ。この広報として新たな情報発信に挑んでいるのが、3年生の橘川将樹。マネージャーと兼任しつつ広報を担当し、ときには自分で撮影もこなして挑んでいる。どのように活動に取り組んでいるのか、話を聞いた。



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2019.12.10 (Tue)

【2019インカレ】12/10フォトギャラリー

191212sheha2.jpg
スリーを決めた白鴎大・シェッハと中川がハイタッチ。完全復活ではないが、うれしいコート復帰だった。



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2019.12.10 (Tue)

【2019インカレ】12/10レポート(1回戦)

大会2日目にして1回戦の戦いがすべて終了
天理大・福岡大・名古屋学院大は粘るも関東越えはならず


 インカレは 2日目を迎え、ここまで全16試合を消化し、ベスト16が出揃った。この日は接戦が目立ち、特に神奈川大と名古屋学院大戦は最後までわからない熱戦になったが、神奈川大がシーソーゲームを制した。早稲田大は昨年に引き続き、劇的な逆転スリーポイントで天理大を下した。福岡大も前半東海大にリードし、4Q途中まで拮抗した展開を見せたが、4Qの中盤に失速した。

 関東は出場した全12チームが1回戦を突破。それ以外の連盟では東海1位の中京大、関西1位の京都産業大、2位の近畿大、九州1位の九州共立大が2回戦へと進んだ。


◆Aコート

191110waseda_2019121106544703f.jpg
写真:3Pが沈み、仲間に囲まれる早稲田大・神田。


早稲田大は#1神田の劇的な3Pが決まり逆転勝利
東海大は3Qまで福岡大にリードされる危ない展開


191110fujisawa.jpg 競り合いが見られたのは関東9位の早稲田大と関西4位の天理大。早稲田大は高い位置からのプレス、天理大は持ち味のゾーンを使いながらの戦いとなり、2Qの半ばまでは競り合いに。しかし天理大はそこからは早稲田大の圧力の前に点が伸びずに前半は17点のビハインド。しかし3Qに奮起する。#55ディアラ(1年・C・福岡第一)、#24佐々木(4年・SG)、#3藤澤(3年・PG)が機能して次々に得点。タフショットもよく決まって一気に差を詰め、67―63の4点差にして4Qに突入。すると早稲田大はシュートのみならずフリースローまでどんどん外れていき、ディフェンスで粘るも天理大が#28二見(2年・PF)のシュートで残り3分に逆転。さらに天理大はディレイドからのオフェンスで差を広げて残り1分をきり4点のリード。早稲田大は#7宮本がゴール下に入り込んでなんとかねじ込むが、天理大は#24佐々木がフリースローを1本決めて残り7.4秒でリードは3。最後のオフェンス、早稲田大はボールが渡った#1神田が(1年・PG・浜松開誠館)放った3Pがリングに跳ねて吸い込まれ、78-77。昨年同様、劇的な逆転3Pで1回戦を突破した。

 昨年のインカレ3位、そして関東8位でインカレに挑む日本大は、中国1位の徳山大相手に1Qから3―29と快調に飛ばし、まんべんなくメンバーを使いながらの展開となった。中国1位の徳山大はインサイドで#99サインバヤル(1年・C・57r buren dund surguuli)が体を張り、シュートもコンスタントに入って3Qは持ち直すが、日本大はベンチメンバーを使いながら57-85で1回戦突破。日本大はリーグ戦中怪我人が相次いだがそれも全員復帰し、メンバーがようやく揃った状態でこのインカレを戦っていくことになる。

191110aoyama.jpg 昨年の覇者・東海大は九州3位の福岡大に対して前半からビハインド。福岡大は3Pがよく沈み、速い動きと泥臭い粘りでシュートチャンスをものにしていった。ハイスコアな展開となり、東海大は前半50-44と出遅れる形に。後半、東海大は開始3分でようやく追いつくが、そこからもシーソーゲームで推移し、一気に突き放すことができない。終盤になって#1大倉 龍之介(4年・F)のアウトサイドが決まってようやく抜け出していくが、福岡大も最後はブザーとともに放った#24林田(4年・PF)のシュートが3Pとして認められ、72―73と1点差で4Qへ。すると福岡大は#46今林がフローターを沈め逆転と、シーソーゲームが続く。しかし開始3分頃から福岡大のアウトサイドが落ちていくと、東海大はインサイドでファウルをもらい、また#11大倉颯太(2年・G)のレイアップ、3Pなども好調で最後は福岡大を突き放し、80-99で試合終了。福岡大は昨年も1回戦で筑波大に食い下がり、9点差の大健闘を見せたチーム。何より光った粘り強さで、東海大をあわやと思わせるところまで追い込んだ。

 そのほか、地方同士の対戦となった九州1位の九州共立大と四国1位の松山大の対戦は、2Q以降に九州共立大が30点台のハイペースで試合を展開。シュートが決まるごとに大きな歓声が上がり、116-67で1回戦を突破。次戦は東海大と対戦する。

写真上:天理大は藤澤も攻撃起点として後半に活躍。
写真下:福岡大・青山は22点のチームハイで何度も東海大を脅かした。



◆Bコート

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膝の怪我でリーグ戦に出られなかった白鴎大・シェッハ。3Pを決め、笑顔が戻った。


関東勢が全チーム初戦を突破
名古屋学院大が神奈川大を追い詰めたが惜敗


191210 osaki Bコートでは関東勢が全チーム2回戦進出を決めた。関東12位の中央大は東海3位の名古屋経済大91-66で勝利。序盤からディフェンスを締め、アウトサイドもよく入った。リーグ戦同様、タイムシェアでまんべんなく活躍をみせた。名古屋経済大は序盤、#21エマニエル(2年・C)は高さを活かしいいリズムで入ったが、中央大のディフェンスが厳しく攻めあぐねた。しかし#14遠藤(4年・G)は声でチームを鼓舞する姿が見え、ディフェンスでも中央大を苦しめる時間があった。

 関東5位の筑波大114-45で北信越2位の金沢大を圧倒した。高さで優勢となりリバウンドやブロックを量産。終盤は#0伊藤(4年・SG)が出場し5得点で、応援席やベンチが大きく盛り上がった。金沢大は果敢にドライブやシュートに向かったが、筑波大の高さに苦しんだ。

 中国2位の広島大は、関東7位の白鴎大に食らいついた。1Qは互いに天を取り合う形に。サイズでは劣る広島大はスピードで白鴎大のディフェンスを割っていき、1Qを19-18とすると2Qも勢いあるオフェンスを展開。しかし白鴎大は#0関屋(1年・G・飛龍)のシュートをきっかけに広島大を引き離し、前半で15点差をつけ、後半さらにリードを広げた。白鴎大は残り時間わずかになって、リーグを怪我で欠場した#75シェッハ(4年・C)をコートに送り出した。その#75シェッハが3Pを見事決めると、ベンチも応援席も大歓声を上げ、ゲームは91-55で試合終了となった。

写真:中央大は大﨑が10得点。4年生としてインカレで結果を出したい。


【神奈川大#5緒方が2本の3Pでチームを救う】

191110ogata2_20191211065442599.jpg

 関東10位の神奈川大と東海2位の名古屋学院大の対戦は、終始両チームのディフェンス力が光り、どちらに転ぶかわからない展開となった。神奈川大は#75小酒部(3年・SF)が安定の活躍をみせ18-10で1Qをリード。名古屋学院大は点が伸び悩んだが一転して2Q、#27鈴木(4年・SG)の3Pを皮切りに、#28村鳥(4年・F)がバスケットカウント、残り5分で#32栗山(2年・F)がドライブで逆転する。ディフェンスも寄りが早く、簡単にシュートまでいかせない。神奈川大は逆転されるとすぐに#21岡部(3年・PG)が3P、#5緒方(4年・PF)がバスケットカウントで再びリード。しかし名古屋学院大も#20村鳥、#11山本(3年・PG)がシュートを決め34-34と同点にして前半終了。

191210 wan 3Q5分まで両チーム我慢の時間となるが、先に抜け出したのは神奈川大でその後はややリードで進む。名古屋学院大はミスが続いたが#2田中(2年・PG)のフローターから息を吹き返し、#20村鳥の3P、#32栗山のバスケットカウントで再逆転。しかしブザーと共に#5緒方が速攻を決め神奈川大が50-49で1点リードし最終Qへ。4Qも終盤までディフェンスの強度が両チーム落ちず。名古屋学院大はゴール下では攻守で#1王(3年・C)がねばり、#27鈴木、#20村鳥を中心に連続得点しリード。神奈川大は#11工(3年・PF)がシュートを決め、#5緒方が速攻をブロックし気を吐く。名古屋学院大は残り3分、#27鈴木が24秒いっぱいで角度のないジャンパーを決めリード。神奈川大はタイムアウト後、#5緒方が3P、#3小針がディフェンスでみせ、さらに3Pを決め逆転し、リードは2点。名古屋学院大はミスが続き得点できず、残り10秒で再び#5緒方が3Pを沈めて勝負を決定づけると、そのまま幕。68-63で神奈川大が2回戦に進んだ。

191110ogata.jpg 何度も逆転に成功し、惜しくも破れた名古屋学院大だが、ディフェンスの強度は関東のチームに劣らなかった。ヘルプの寄りが速く、また神奈川大の#75小酒部に対しては#20村鳥と#32栗山が交互に徹底マーク。最後は神奈川大に外のシュートを許してしまったが、終盤まで強度が落ちることはなかった。#27鈴木は持ち味のジャンパーや攻撃力を活かし22点のチームハイ。#20村鳥は苦しい時間にバスケットカウントを決めてきた。また#1王がゴール下で献身的にリバウンドを取っていたのは大きかった。

写真上:11得点15リバウンド。インサイドでは神奈川大を凌駕した名古屋学院大・王。
写真下:終盤の3Pを沈めた緒方。小酒部が押さえられる中で見事な働きだった。

※以下のインタビューは「続きを読む」へ。
早稲田大・神田選手
中京大・鈴木選手、村鳥選手
福岡大・今村選手


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2019.12.10 (Tue)

【2019インカレ】12/11試合予定(2回戦・ベスト8決定)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

11:30 早稲田大学 vs 日本大学
13:10 専修大学 vs 近畿大学
14:50 九州共立大学 vs 東海大学
16:30 大東文化大学 vs 京都産業大学

◆Bコート
11:30 筑波大学 vs 中央大学
13:10 拓殖大学 vs 青山学院大学
14:50 白鴎大学 vs 神奈川大学
16:30 中京大学 vs 日本体育大学


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2019.12.10 (Tue)

【2019インカレ】12/10結果(1回戦)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

早稲田大学78(23-16,26-16,18-31,11-14)77天理大学
徳山大学57(3-29,22-15,118-20,14-21)85日本大学
九州共立大学 116(20-13,34-10,30-18,32-26)67松山大学
福岡大学80(22-24,28-20,22-29,8-26)99東海大学


◆Bコート
名古屋経済大学66(9-24,11-22,21-28,25-17)91中央大学
筑波大学114(32-8,16-11,41-11,25-15)45金沢大学
名古屋学院大学63(10-18,24-16,15-16,14-18)66 神奈川大学
白鴎大学91(19-18,31-17,22-8,19-12)55 広島大学


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2019.12.09 (Mon)

【2019インカレ】12/9レポート(1回戦・ABコート)

第71回全日本大学バスケットボール選手権が開幕
大学日本一の座をめぐる7日間の熱い戦い

 日本一をかけた大学界でも最も重要な戦い、インカレが開幕した。今年は男女が同時開催で、男子は駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で7日間にわたる戦いが行われる。共催での試合数の関係により、今年度は5〜8位を決める順位決定戦は行われず、ベスト8で敗退すれば4年生は引退、チームはシーズン終了になる。ベスト4に残ったチームのみが最終日まで順位をかけて戦いを繰り広げることになる。


◆Aコート

1回戦突破は関西1位の京都産業大・2位の近畿大と
関東3位の専修大・関東1位の大東文化大


191209daito.jpg
大東文化大は全員出場で第1シードらしい戦いぶりを見せた。


 AブロックとCブロックの1回戦が行われたAコートには、第1シードの大東文化大と第3シードの専修大、そして関西1位の京都産業大と関西2位の近畿大という注目の4校が登場し、いずれも勝利した。この中でややおとなしかったのは新潟経営大のディフェンスの前に攻めあぐねた近畿大のみで、後半に抜け出したものの61-89。その他の大東文化大・専修大・京都産業大の3チームは圧倒的な展開でいずれも100点ゲームで初戦を突破した。

191209nakamura.jpg 第1シードの大東文化大は、その貫禄を発揮。#34中村浩陸(4年・PG)が1Qから好調に3Pを沈めてチームを牽引し、全員がたたみかけるようにオフェンスを展開。大阪体育大相手に20点差をつけるとその後も各Qで好調に得点を重ねて102-63。大阪体育大は持ち味のトランジションを軸に最後まで走り、#6アデバンジョ(2年・SF)が高いクイックネスを見せるシーンもあったが、3Qで9点と失速した。

 専修大は昨年のベスト8決めと同じ関西3位のく大阪学院大との対戦に。1Qから相手を圧倒すると110-60の大差。大阪学院大は全体的にサイズが大きくエースの#8吉井(3年・SF)が奮闘するも、専修大のサイズ、攻撃力の前には為す術がなく、昨年以上の点差となる50点差で敗れる厳しい敗戦となった。京都産業大は北海道1位の酪農学園大相手に前半から#24大庭(4年・SG)をはじめシュートも好調で、余裕のある戦いぶりを見せた。酪農学園大は3Pが当たり始めると波に乗り、持ち味の速いトランジションで積極的に攻めていくが、3Qになると40点以上引き離された。終盤は京都産業大が控えを主体にし、118-57。次戦で第1シード、大東文化大と対戦する。

写真:大東文化大は立ち上がりから中村浩陸が連続スリーポイントで見せた。



◆Bコート

日本体育大と青山学院大は前半にやや苦戦
地方校同士の戦いは中京大が抜け出す


2C7A2228.jpg
写真:日本体育大は大浦が欠場。井手も途中で流血して退場し、武藤が長いプレータイムを得た。


191209 taira BブロックとDブロックの初戦4試合行われたBコート。100点ゲームで突破したのは拓殖大と中京大。拓殖大東北学院大に対して入りでやや固さがみえたが、ゾーンを組みスティールから速攻を連続した2Qから徐々にリズムを取り戻して105-65で快勝。中京大100-65札幌学院大に勝利した。札幌学院大は2Q中盤まで互角の勝負。#9皆川(4年・G)が攻撃の基点となり、#31佐藤(4年・SG)はリバウンドやディフェンスで粘ったが、徐々にミスが出始めシュートが落ち、点が伸びなくなった。中盤から中京大は#6林(4年・F)がジャンパーをはじめ多様なプレーをみせ、その後は各選手がまんべんなく活躍。じわじわと点差をつけ後半も中京大がペースをつかんで勝利した。

 残りの2試合は初戦の固さがあったが課題が残った。関東4位の日本体育大は欠場者がいる中で仙台大との初戦。序盤のリードを守り89-66で勝利したものの、終始仙台大のねばりも光った。仙台大は前半のシュートが好調。ゾーンディフェンスで日体大のミスを誘発し、互いに点を取り合う形となる。日体大はリードは保っているがスキを突いて得点され、10点前後の差から一気に突き放せない時間が長かった。4Q、仙台大は#31市川の3P、#18石井(3年・G)のアウトサイドも入りいいペースだが、日体大は#21クリスティン(1年・C・東山)を中心に着実に得点。仙台大はゴール下で#4呂蔡(2年・C)と#5梅田(3年・C)が踏ん張りをみせるも、高さは足りず。日体大が逃げ切りの勝利となった。

191209 jamaia 青山学院大九州産業大の対戦は、九州産業大が1Qにリードしたが、青学大が3Qに連続でシュートを決め一気に点差をつけた。九州産業大は#5ムーア(2年・SF)が前半に青学大のダンクシュートを2ブロック、さらに2本のダンクを披露。#3小松(3年・SG)と#9米須(4年・PG)が交互に青学大の#21納見(4年・PG)をフェイスガードし自由にさせない。青学大は1Q、やや固さがみられ15-20で出遅れるが、2Qに#21納見が3P、#52赤穂(3年・PG)のバスケットカウントを始めじわじわ詰め寄り逆転し42-37で折り返す。3Q、#2斉藤(3年・SG)が3本、#52赤穂、#21納見がそれぞれ1本の3Pを沈め一気に畳み掛け、10点以上の点差を保つ。九州産業大は#9米須に#37松田(4年・PF)が合わせ、#13上良(4年・SG)が得点源となり31点の活躍。しかし終盤まで青学大のシュートはリングに吸い込まれ、かつ九州産業大の#5ムーアが4ファウルになると青学大のゴール下#7ナナー(4年・CF)が安定して攻撃し、77-95で青学大が勝利した。

写真上:拓殖大は全員出場。平良は3P2本を含む12点。
写真下:見事なブロックやダンクを披露した九州産業大のムーア。

※下記選手のインタビューは「続きを読む」へ。
京都産業大・サンブ選手
中京大・林選手
仙台大・藤原選手
九州産業大・上良選手


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2019.12.09 (Mon)

【2019インカレ】12/9フォトギャラリー(1回戦)

191209yonesu.jpg
小気味良い展開で前半は青山学院大を脅かした九州産業大。スピードで見せたガードの米須。


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2019.12.09 (Mon)

【2019インカレ】12/9結果(1回戦)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

酪農学園大学57(19-35,14-23,9-34,15-24)116京都産業大学
新潟経営大学61(18-15,15-25,20-27,9-21)89近畿大学
専修大学 110(22-9,27-16,34-18,27-17)60大阪学院大学
大東文化大学102(36-16,24-19,21-9,21-19)63 大阪体育大学

◆Bコート
拓殖大学105(15-11,30-21,27-21,33-12)65東北学院大学
中京大学 100(17-20,30-10,29-20,24-15)65札幌学院大学
仙台大学66(12−23,17-17,20-21,17-28)89日本体育大学
九州産業大学77(20-15,17-27,20-30,20-23)95青山学院大学


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2019.12.09 (Mon)

【2019インカレ】12/10試合予定

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

11:30 早稲田大学 vs 天理大学
13:10 徳山大学 vs 日本大学
14:50 九州共立大学 vs 松山大学
16:30 福岡大学 vs 東海大学


◆Bコート
11:30 名古屋経済大学 vs 中央大学
13:10 筑波大学 vs 金沢大学
14:50 名古屋学院大学 vs 神奈川大学
16:30 白鴎大学 vs 広島大学

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2019.12.09 (Mon)

【2019インカレ】12/9試合予定(1回戦)

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

◆Aコート

11:30 酪農学園大学 vs 京都産業大学
13:10 新潟経営大学 vs 近畿大学
14:50 専修大学 vs 大阪学院大学
16:30 大東文化大学 vs 大阪体育大学


◆Bコート
11:30 拓殖大学 vs 東北学院大学
13:10 中京大学 vs 札幌学院大学
14:50 仙台大学 vs 日本体育大学
16:30 九州産業大学 vs 青山学院大学

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2019.12.09 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビューSPECIAL モッチ ラミン(大東文化大)

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日本に来て楽しい高校生活だったから
日本の大学に進むことを決断


大東文化大の4年生、モッチ ラミンはチームが2部にいた2016年に入学。その年の1部昇格、2017年のインカレ初制覇に主力として欠かせない活躍を見せ、チーム躍進の鍵となってきた選手だ。試合中には激しい闘志を見せ、力強いプレーは頼もしい。積極的に声を出し、チームメイトとも納得いくまで話し合う姿勢も見せる。

生まれはセネガルの首都ダカール。日本ではサッカーの印象も強い国だ。そこで4人兄弟の末っ子として生まれ育ち、バスケットを始めた。留学先はアメリカも考えたが、最終的には日本を選択。しかし母国とは遠く離れたアジアの国には想像とはかなり違った世界が広がっていた。

モッチ:バスケットは7歳から始めました。兄はプロのバスケットボール選手としてイタリアでプレーしています。ダカールではストリートでバスケットもよくやっているし、サッカーも盛ん。自分は両方好きだったけど、バスケットの方がやりやすくてこっちを選びました。サッカーも大好きで、大学の友だちとはサッカーの話もよくします。

留学については日本に来てみたら誰も英語が喋れず、驚きました。最初は寂しくて帰りたかったですね。日本語は書いたり、しゃべったりして覚えました。しゃべるほうが今も得意かな。バム(日本体育大#50)やブラ(白鴎大#52)は書くことも上手ですよ。

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モッチのようなコミュニケーション力の高い選手でも、さすがに来日当時は心細さもあったようだ。高校の部活動にも面食らったようで、「暑いし、きついし、時間も長い」と振り返る。しかし、それも全国大会に出場して勝てるようになると楽しみの方が大きくなったという。

モッチ:最初は練習に慣れるまで大変で、2、3年になったら全国の上位で戦えるようになりました。そこまで行くのが大変だったけど、そうなると楽しかったですね。高校は先生とも仲が良く、先輩も身近でオフの時間も充実していました。高校で楽しいと思えたから、日本の大学に行く決意も固まったんです。もし高校時代が楽しくなかったら、卒業したら別の国に留学していたかもしれないですね。仲のいい人たちができて、日本の文化も知れてよかった。高校で一番思い出に残っているのは、準優勝した京都インターハイ。準決勝や決勝はいい思い出ですね。すごく暑い年だったんですよね。暑さでいうと日本はセネガルの倍くらい暑いですよ。ダカールは海風が吹いてそんなに暑くならないですから。

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日々レベルアップするためには
1日も無駄にはできない

モッチはその年の注目の選手として大東文化大に入学。当時のチームは2部を脱しきれない状況だったが、一つ上の熊谷 航(B1三河)が頭角を表しはじめており、葛原大智(B1富山)、ビリシベ実会(B2青森)や畢 光昊(社会人富士通)なども揃い、選手層にも厚みがでてきていた。そこにモッチが加入したことでチーム力は一気にアップし、1年目に1部昇格、2年次には初のインカレ制覇を遂げる。

モッチ:大学に来て、まず1部に上がったことがうれしかった。そのために大東に来たともいえるので。それを1年目にできてよかったと思います。次にうれしかったのがインカレで勝ったことかな。

しかし連覇を期待された昨年はリーグ2位、インカレは早稲田大の勝負強さの前にベスト16で敗退してしまう。それだからこそ4年目の今年は負けられない思いは強く持っている。

モッチ:もっと集中しないといけないと思っています。時間が過ぎるのは早いから、無駄にしたくない。バスケットはここで終わりではないし、1日1日レベルアップしないともったいないです。自分は関東でプレーして4年目だから周りには慣れもあるかもしれない。でもそういうみんなの想像を越えていくプレーをしないと、この先に続いていかないと思っています。

モッチの努力は西尾監督も認め、誰よりも練習には真剣に取り組む姿勢を評価している。そこには国を出て自分一人で身を立てようとしている大人の強さがある。

モッチ:一人で大変だけど、もう大人だから自立するのは当たり前。将来はプロになりたいと思っているので、自分のやるべきことをしっかりやっていく必要があります。それに、誰にも負けなくないんです。

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「チームで勝てて本当によかった」
充実感を得られたリーグ戦


「負けたくない」と語ったモッチは長いリーグ戦をチームで戦い抜き、秋のリーグ戦で大東文化大は創部初の優勝を遂げ、結果で証明した。長いプレータイムでさすがに終盤は疲れが見えたが、本当は最後までわからない中で勝って優勝を決めたかったな、と最高の勝負を見せたかった様子だ。

モッチ:最後に優勝を決めればよかったかな。その方が面白いでしょう(笑)。今年はとても長かったしきつかったけど、最後の方はenjoyできました。4年生が引っ張っていけたことが最高によかったし、それに後輩がついてきてくれて頑張りました。

大東文化大は昨年の構成では熊谷とのツーメンが目立ったが、今年はリーグ戦を通して誰もが活躍できるチームへと成長を遂げた。主将の中村浩陸は「チームで勝てたことがよかった」と手応えを語ったが、モッチもそれは同じ気持ちだ。

モッチ:チームみんなで戦えてよかった。浩陸はもちろん、お互い言い合いながら、自分がこうしたい、こうすると攻めやすいという意見にもみんなが積極的に応えてくれたし、今年はいろんな選手がみんなで戦えた。次はインカレ。最後だし頑張るしかない。しっかり準備して、力を入れて、勝負の世界だから油断せず勝ちにいきたいと思う。

勝利が自分の道を開く。そしてそれを仲間とともに実現することが、今年のモッチの最大の目標、そういってもいいのではないだろうか。どんな戦いぶりを見せてくれるだろうか。

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(2019.8.27、11.10インタビュー)


[DATA]
モッチ ラミン/MBODJ LAMINE
背番号:#15
ポジション:C
身長:202cm
体重:108kg
ウイングスパン:215cm
出身:セネガル共和国




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2019.12.09 (Mon)

【2019リーグ1部】プレイヤーズインタビューSPECIAL バム ジョナサン&モンゾンボ クリスティン(日本体育大)

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お互いが助け合っていくことで
チームも自分たちも成長していく


2019年、春トーナメントで5位、リーグ戦は4位に輝いた日本体育大。1部昇格シーズンで大きな成果を出したと言えるだろう。ここで活躍するのが2年生のバム ジョナサンとルーキーのモンゾンボ クリスティン。インサイドでパワープレーを見せるバム、高さとしなやかさを併せ持つクリスティンはタイプも異なり、互いの特色でチームに貢献している。


「小さい頃は絵を将来の仕事にしたかった」―バム

2人はコンゴ民主共和国の首都キンシャサ出身。バムは子どもの頃から絵を描くのが好きで、実は絵に関係することを仕事にしたかったのだそうだ。

バム:最初はバスケにはそんなに真剣ではなかったです。絵の仕事をしたくて、小さな頃はずっと部屋で絵を描いていましたね。みんなより大きかったのでバスケットは7歳から始めました。父もバスケットの選手でした。あと、クリスとは時期はかぶってないけど、同じチーム出身です。

成長とともにバスケットの才能も伸びて日本へ留学することになるが、一人っ子のバムを送り出した母親からは「しっかり頑張りなさい」と今も励ましを受けているという。心細い思いで日本に来てみると周囲の人が優しく、驚くほどだったとか。留学先の福岡第一では、井手口監督が父親のような存在だったという。

バム:井手口先生は練習や試合中は厳しいけれど、終わるといいお父さん。先生には「他の留学生はお前より大きいんだから、しっかり走ってリバウンドを取りなさい」と言われていました。お母さんのためにも頑張れって。バムアンゲイという名前は長いから、親しみやすくバムと言うようになったのも、井手口先生です。

高校時代はいろんなプレーを覚えました。地元にいたときは自分がチームで一番小さくて、先生にはリバウンドを取らないといけないと言われてジャンプの練習ばかりしていました。高校ではシュート、ポストムーブ、ドリブルも覚えました。ドリブルはまだまだ上手くなりたいですね。シュートはアシスタントコーチだった今井先生に教えてもらったんですが、シュートフォームから練習を重ねました。それで上手くなって、最後のウインターカップでは井手口先生もシュートを打っていいよといってくれて、それで結構打ったのが思い出に残っています。

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「日本のバスケットにめちゃめちゃびっくり」―クリスティン

クリスティンはバスケットを始めたのはバムより遅い14歳だ。その当時から大きく、今は205cmあるサイズを活かしてインサイドプレーでチームを助けている。

クリスティン:日本のバスケットはコンゴとはぜんぜん違います。コンゴはみんな大きいので、あまり走らない。ワークアウトなんかがハードで、それはすごくしんどいですね。でも日本人は小さいのでめちゃめちゃ走ります。日本に来たとき、このバスケやばくない!?って、日本のバスケットを見てびっくりしました。今は慣れましたけど(笑)。

母国のバスケットは走らないといいながらも、クリスティンはサイズがありつつも走力も高い選手だ。日本体育大ではインサイドのプレーをすることが多いが、外のプレーもやりたいという希望がある。春から外を打つシーンもまずまずあり、センタープレーだけでは終わりたくないという意思が見て取れる。

クリスティン:高校時代はリバウンドとかゴール下のプレーが中心だったけど、大学はそれだけでは勝てないです。外のシュートやドライブもできないとダメだし、それはもっとやっていきたいですね。アウトサイドシュートは毎日練習もしています。

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「コミュニケーションでチームをモチベートしたい」―バム

クリスティンはまだバムほど日本語が自由に操れないので日本語での口数は少ないが、バムは陽気で、いつも笑顔を絶やさない。チームメイトとも、それ以外の仲間ともいつでもにこにこと話している。

バム:いいコミュニケーションを取ってやっていきたいと思っています。コミュニケーションをよくするようになったのは、井手口先生のおかげです。自分が声をかけることでチームのモチベーションアップになると言われていました。そうすることで、みんながよくなるといいと思ってやっています。

センターポジションはキャプテンみたいなもの。後ろから全部見えるから、試合中は自分が言わないとダメなんです。それに、自分はバスケットが上手くなりたいから、自分のプレーがチームメイトから見て嫌な感じだったら、それをちゃんと教えて欲しいんです。コミュニケーションすることで、バスケットが上手くなりたいです。

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新人戦のあと、東海大の八村選手と。


クリスティン:自分はまだ1年生なので、コミュニケーションの部分はバムにはかなわないです。でも彼がよくないときは自分が頑張るというふうに、2人で頑張っていけたらいいと思っています。

バム:自分がよくないときはクリスがやればいいし、その逆もそう。どっちがスタメンでもいいと思います。自分は勝った試合の最後に出ていればそれでいいかな(笑)。



お互いが影響を与え合い次のステージへ

日本体育大はリーグ戦の後半戦で快進撃を見せ、4位に食い込んだ。15年ぶりのことだ。2カ月半に及ぶ戦いについて感想を2人に聞くと。「ちょっと大変だった」とバム、クリスティンは「初めてだけど楽しかった」とルーキーらしい無邪気さも見せる。

バム:練習のときからお互いで助け合ってきました。あっちが頑張れば、こっちも頑張るというふうに。自分はクリスが頑張ればうれしいし、負けたくないとも思う。もちろんお互いダメな日もある。でもそういうときはコミュニケーションを取って、これからも乗り越えていきたいと思います。

次はインカレだ。4位で迎える大会は、バムには昨年とは違った心持ちだろうし、クリスティンにとっては次も初めての場だ。切磋琢磨しながら成長し、「インカレも頑張ります」という2人の奮闘をしっかり目に焼き付けたい。

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(2019.9.5、11.10インタビュー)


[DATA]
バム ジョナサン/BAMANGAY JONATHAN PANZOKOU
背番号:#50
ポジション:C
身長:195cm
体重:100kg
ウイングスパン:213cm
出身:コンゴ民主共和国


モンゾンボ クリスティン/GBADA MOBELA MONZOMBO CHRISTIAN
背番号:#21
ポジション:C
身長:205cm
体重:100kg
ウイングスパン:214cm
出身:コンゴ民主共和国




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2019.12.04 (Wed)

【2019関西新人戦】11/24 最終日レポート

関西新人戦は近畿大が6年ぶり制覇

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 リーグ戦の余熱を残したまま、関西では新人戦が開催された。準決勝までは連日ダブルヘッダーで一気に日程を消化する点はこれまでと同様だが、昨年からインカレの開催時期が12月に変わったことで、この新人戦も11月後半の実施に変更。リーグ戦とインカレの間の僅かな期間での開催となり、ここに臨む姿勢は各チームそれぞれとなった。

写真:優勝を決めた近畿大。


191124KISHIMOTO.jpg 大会はこの日が最終日。まず3位決定戦に登場したのは、大阪商業大関西学院大。来年はこれまでより上のカテゴリとなる2部で戦うことが決まっている大阪商業大が、序盤#6大坪(1年・PF・岐阜農林)、#0武本(1年・PF・福井)の3Pでリードする。しかし、関西学院大もすぐに反撃攻勢に転じる。#12岸本(2年・SG)のシュートが次々とゴールを射抜き、すぐに逆転に成功。ただ大阪商業大もここで切れることなく、#6大坪らの得点で食い下がり、1Qのビハインドは2点に止めた。だが、2Qからは地力差がのしかかり始める。関西学院大は、#97宮内(1年・C・箕面自由学園)の高さも活かしつつバランスよく得点を重ね、引き離しに成功。大阪商業大も#24雲井(2年・SG)の3Pで応戦するが、インサイドでは難しい戦いを強いられた。最後は90−71で、関西学院大が3位となった。

写真:25得点10リバウンドと気を吐いた関西学院大・岸本。


近畿大が本領を発揮し京都産業大に完勝

191124TAKEHARA.jpg 決勝は、関西でトップを走る存在となった京都産業大近畿大の対戦となった。序盤から近畿大は#46柳原(2年・PG)が好調。#9パトリック(2年・C)とともに次々とシュートを決めていきスタートダッシュに成功した。対する京産大は、#23サンブ(2年・C)がリーグ終盤に引き続き欠場。加えて#90北條(2年・PG)もポイント出場を強いられ苦しい陣容。その中でも#22武原(2年・PG)が大事なアウトサイドをことごとく沈めて近畿大に食い下がる。近畿大は#21坂口(1年・PG・金沢)もアウトサイドが好調で、前半はハイペースな内容に。50−43というスコアでの折り返しとなった。

 3Q、近畿大が一気にスパートを図る。京産大のシュートが落ち始めたのを尻目に、#9パトリックのインサイドで順調にオフェンスを展開。#4刀祢(1年・SG・宇部工業)の3Pなども出て、10分を残して19点リードに。4Qもペースを落とさず、リードを広げていき勝負を決めた。最後は95−67とし、6年ぶりの優勝を決めた。

191124TONE.jpg 近畿大、京産大とも、すぐにインカレが控えている中での大会となったが、決勝まで勝ち上がったのはさすが。京産大がベストコンディションでない中で大きな点差がついたが、その中でもともに前半は能力値の高さを見せつけるような内容だった。新人戦チームでの戦いではあったものの、この先のインカレでの目標である打倒・関東に向け、さらに勢いをつけていけるか。

写真上:スタメンに抜擢された京産大・武原。驚異的な確率でアウトサイドのシュートを沈めていった。
写真下:相手に大きなダメージを与えた刀祢の3P。近畿大は経験の少ないメンバーも存分に良さを発揮したゲームだった。

※近畿大・パトリック選手、京産大・小西選手のコメントは「続きを読む」へ。
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