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2016.11.09 (Wed)
【2016リーグ入替え戦】11/9レポート
明治大は1部、江戸川大は2部残留
入替え戦最終日、4-5部間の2試合と1-2部間の第3戦が行われた。4-5部間は5部の東京国際大、東京理科大がともに勝利し、4部昇格を遂げた。1-2部間の明治大と江戸川大戦は、明治大が持ち味のディフェンスを展開し、江戸川大を退けた。
【江戸川大が3Qに迫るも明治大が2部残留を決める】

2Q、明治大は#24森山(2年・PF)の3Pで差を広げるが、#28今川(2年・SF)が3ファウル目に。一方、激しいディフェンスにあって思うようにシュートを打てない江戸川大は#23保岡を下げるが、#55平子(4年・SF)の3P、#12オウマ(1年・C・明徳義塾)のフェイダウェイで詰め寄る。しかしタイムアウトを取った明治大が再三ターンオーバーを奪ってからの早い展開で得点を積み増しし、37-20で前半終了。江戸川大は明治大のディフェンスを打開できず得点が伸びなかった。

4Q、先制は江戸川大#1平岩。江戸川大は3点差まで詰め寄るが、#23保岡がディフェンスで引っかかって倒れたところで、アンスポーツマンライクファウルを取られてしまう。ここを境に流れが明治大に傾き、怒涛の攻撃が続いて残り2分半には15点のリードに成功する。江戸川大はここで最後のタイムアウトを請求し、なんとか流れを取り戻そうとするが差は埋まらず、最後は72-53でタイムアップ。明治大が江戸川大の挑戦を退け、1部残留を決めた。
明治大は立ち上がりから全開のディフェンスを見せた。ポイントゲッターの保岡には會田をつけ、インサイドは宮本、今川らが固めてオウマにもボールを入れさせなかった。江戸川大は3Qに平岩を筆頭に得点差を詰めたが、4Qの勢いは明治大が勝った。


写真上:明治大は田中井が速攻、ドライブとアグレッシブな姿を見せてチームを勢いづけた。
写真中上:江戸川大は3Q、平岩がディフェンスをかいくぐり、追い上げの一翼を担った。
写真中下:試合終盤、ハドルを組む江戸川大。
写真下:試合終了し、明治大には安堵の笑顔が、そして4年生の田中井の顔には涙が流れていた。
※明治大・會田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2016.11.09 (Wed)
【2016リーグ入替え戦】11/9結果
山梨大学62(20-13,17-22,9-23,16-12)70東京国際大学
創価大学62(10-13,20-13,16-19,16-36)81東京理科大学
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◆1-2部入替え戦 第3戦 国立競技場代々木第二体育館
明治大学72(19-9,18-11,11-23,24-10)53江戸川大学
【昇格】
東京国際大学(4部昇格)
東京理科大学(4部昇格)
【降格】
山梨大学(5部降格)
創価大学(5部降格)
【残留】
明治大学(1部残留)
江戸川大学(2部残留)
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2016.11.08 (Tue)
【2016リーグ入替え戦】11/8レポート
明治大と江戸川大は第3戦へもつれこむ
入替え戦3日目は一発勝負で結果が出る3−4部入替え戦を含む、6試合が行われた。3−4部間の対戦は、4部3位の文教大が3部10位の東京経済大を下し3部昇格、3部9位の関東学院大は4部4位の千葉大に勝利して3部残留となった。
【神奈川大が2連勝し1年で2部復帰を決める】

勝負の後半、3Q神奈川大は外角のシュートが落ちてくるが、インサイドでファウルをもらい粘って10点のリードに成功。法政大はオフェンスリバウンドが取れず29-51とこのQを2点で終了してしまう。4Q、法政大は選手を細かく入れ替え、ディフェンスでも当たっていくが速い段階でチームファウル5つになり、タイトなディフェンスには出にくくなっていく。神奈川大は残り3分となってコートを全員4年生へと交代させた。#4江上(4年・PG)ほか、各々がシュート決めてベンチも盛り上がる中、44-82で試合終了し、2部への復帰を決めた。一方の法政大は初の3部へと降格となった。
写真:最後は多くの4年生がコートに立った神奈川大。1年での2部復帰となった。
※神奈川大・江上選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【東洋大が最後に明星大を振り切り2部残留】

2Qの立ち上がり、東洋大のシュートが決まらない間に明星大が詰め寄ると、#23川崎が3P、速攻を決めて開始3分に逆転。東洋大は4分で2得点とブレーキがかかってしまう。タイムアウトで悪い流れの修正をはかる東洋大は#10鷲見(4年・C)のゴール下、#11中村(4年・PG)のスティールで同点に戻すが、明星大もゴール下のスペースにボールが通り逆転。この残り4分からは互いに譲らない展開となるが、外角の確率が上がらず、チームファウルで続けてフリースローを与えてしまった東洋大がやや苦しい内容。しかし最後は少し離れたところを押し戻して41-42とビハインドを1点に留めて前半を終えた。
3Qの立ち上がり、明星大は#9望月(3年・F)のジャンパー、バスケットカウントで逃げる。東洋大は打ってはいるが第1戦のように入らず、ターンオーバーから明星大に走られてじりじりと差を広げられる展開に。9点差まで開いたところから互いに得点が止まってしまうが、ディフェンスで粘る東洋大が残り2分でなんとか4点差に押し戻す。しかし明星大は残り1分、#23川崎の3Pなどで再度引き離し、52-57とリードで4Qへ。

写真上:激しいルーズボール争いが展開された。
写真下:明星大は川崎が5本の3P、ドライブでオフェンス力を発揮。
※東洋大・山本選手、島崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【大東文化大が悲願の1部復帰を決める】

3Qも大東大の勢いは止まらず。次々と3Pが沈み、慶應大を突き放していく。38-77で3Qを終了するが、4Qも大東大は甘さを見せず、ベンチの4年生をコートに送り出したのは残り3分になってから。慶應大は大東大のディフェンスを最後まで割れずに52-104。大東大が3年ぶりに1部への復帰を決めた。
写真:葛原は34分の出場。終始勢いある攻撃を続けた。
※大東文化大・原選手、ビリシベ選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【江戸川大が逃げ切って勝敗はタイ、第3戦に命運を懸ける】

3Q、明治大は3連続ゴールを皮切りに得点を重ねると、#22宮本(3年・PF)、#28今川(2年・SF)のインサイド陣の3Pも決まり、流れを持ってくることに成功。反対に江戸川大は外が決まらず、パスミスも出てしまう。しかし明治大は残り4分で#28今川が4ファウルでベンチに。江戸川大は明治大のディフェンスに苦しみボールもうまく回らない我慢の時間帯の中、終盤になってようやく#23保岡の3P、ジャンパーが沈み点差を1とすると、#12オウマのオフェンスリバウンドで残り1分に逆転。しかしすかさず明治大も逆転し返すところを、次のオフェンスで#12オウマの3Pが沈んだ。これで48-50と江戸川大が再度逆転して3Qを終了。

写真上:江戸川大・保岡は激しいマークにあいながらもこの試合31点。第1戦は後半におさえられたが、この試合は一貫して決め続けた。
写真下:激しいルーズボール争いも展開された。
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2016.11.08 (Tue)
【2016リーグ入替え戦】11/9試合予定
◆4-5部入替え戦
10:00 山梨大学(4部) vs 東京国際大学(5部)
11:40 創価大学(4部) vs 東京理科大学(5部)
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◆1-2部入替え戦 第3戦
13:20 明治大学(1部9位) vs 江戸川大学(2部2位)
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2016.11.08 (Tue)
【2016リーグ入替え戦】11/8結果
東京経済大学57(10-23,20-18,4-23,23-23)87文教大学
関東学院大学74(25-10,16-11,23-17,10-21)59千葉大学
◆入替え戦2回戦 国立競技場代々木第二体育館
法政大学44(15-5,12-25,2-31,15-31)82神奈川大学
東洋大学77(25-18,16-24,11-15,25-10)67明星大学
慶應義塾大学52(10-28,18-21,10-28,14-27)104大東文化大学
明治大学67(12-15,14-18,22-17,19-18)68江戸川大学
【昇格】
大東文化大学(1部昇格)
神奈川大学(2部昇格)
文教大学(3部昇格)
【降格】
慶應義塾大学(2部降格)
法政大学(3部降格)
東京経済大学(4部降格)
【残留】
東洋大学(2部残留)
関東学院大学(3部残留)
明星大学(3部残留)
千葉大学(4部残留)
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2016.11.07 (Mon)
【2016リーグ・入替え戦】11/7結果
法政大学47(16-20,3-19,7-18,21-17)74神奈川大学
東洋大学97(19-22,23-13,29-20,26-17)72明星大学
慶應義塾大学53(11-30,6-17,18-17,18-16)80大東文化大学
明治大学76(16-20,27-11,17-16,16-12)59江戸川大学
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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 中央大vs大東文化大(第18戦)
中央大は夢半ばでシーズン終了

中央大は1巡目で効果を試したゾーンディフェンスを1Qからぶつける。大東大は1巡目とは一転して、#12熊谷(2年・PG)が外から、#15モッチ(1年・C・桜丘)が中でとバランスよく攻め、15-8と先行。だが中央大も#13中村(2年・G)のシュートタッチがよく、守っても大東大のターンオーバーを誘い食らいつく。しかし、残り3分に#7森(4年・PF)が2ファウルとなってしまい、ベンチに下がらざるを得なくなる。このピンチを#99浅見(3年・C)が3Pでつなぐものの、大東大#12熊谷がこのQ3本目の3Pを沈め、24-15で終える。
2Q、大東大は#12熊谷が厳しいチェックを受けながらもう1本3Pを決め、交代したばかりの#32原(4年・SF)もロングシュートで続いて33-17と大東大ペースに。中央大はたまらずタイムアウトを請求、#7森をコートに戻す。さらには重たいオフェンスを打開すべく、1Q終盤の#6柿内(3年・G)に続いて#17笠原(4年・F)や#33三上(1年・F・明成)を投入していく。残り5分、ようやく好守からその#33三上の速攻が出るが畳み掛けるには至らず、両者足踏み。先に抜け出したのは大東大で、残り1分半#23奥住(2年・SG)の3Pが決まる。これ以上離されたくない中央大は#28鶴巻(2年・F)がチームファウルフリースロー、#13中村が24秒オーバーギリギリの3Pで36-24と食い下がる。


大東大は昨シーズン、そして春に見えた課題をひとつずつ克服していき、2009年の明治大以来の2部全勝優勝を果たした。それでも通過点と捉えており、1-2部入替戦で積年の思いをぶつける。

写真上左:シューターの大東大・奥住は2年目を迎え、ディフェンスやパスを捌く判断を磨いている。
写真上右:4年生の意地を見せた中央大・笠原。
写真下左:ベンチの目の前で4点プレイを決めた大東大・葛原。
写真下右:中央大は残り15秒、4年生をコートへ。今リーグは18戦とも第5試合ということで、土曜午前に荻野コーチが中央大の体育館を覗くとプレイタイムの少ない4年生も一緒にシューティングする姿があったという。出場機会の少ない後輩たちにも声掛けなどを行い、一体感をつくりだした。
※中央大・八木橋選手、森選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 国士館大VS駒澤大(第18戦)
最後の瞬間は両チームともにあふれた“笑顔”

1Q開始早々に#37阿部(2年・SG)、#86下(2年・PG)の連続3Pが飛び出すなど国士舘大が先制。駒澤大もすぐさま#18前田(3年・PG)、#24石井(3年・F)の連続3Pで反撃。その後、#66馬(4年・C)や#12臼井(3年・PF)らインサイド陣へ思うようにパスが出せずにいる国士舘大に対し、#18前田、#17中津(2年・PG)の得点で駒澤大がわずかながらリード。残り1分から#86藤井(4年・PG)の3Pなどで国士舘大が食らい付くと、19-19の同点で2Qへ。
2Qは果敢にシュートを狙い、オフェンスバウンドでチャンスをつなげるもシュートが決まらない国士舘大。しかし、#88板垣(4年・PF)がフリースローで得点をあげると、#86下、#68藤井も続く。さらに、#88板垣が攻守ともにリバウンドで奮闘。セカンドショットから得たフリースローを決めると、#37阿部がドライブで続き、28-23とすると駒澤大がタイムアウト。駒澤大も#18前田からのアシストを#33髙橋(2年・PF)が決め、3点差にまで詰め寄るが、24秒直前で#37阿部がジャンプシュートをねじ込み、国士舘大が逆転を阻止する。しかし、駒澤大の勢いを止めることはできず、好守を見せて国士舘大の攻撃を防ぐ間に、#18前田のジャンプシュートや#65針生(2年・PF)と#17中津の連携プレーからバスケットカウントを決めるなど、駒澤大が逆転。タイムアウトを請求した国士舘大は、#86下の3Pや#33岡野(2年・F)のテイクチャージなどで残り1分半から立て直し、36-34と国士舘大が2点リードで前半を終えた。

このままでは終わらない駒澤大。開始1分半で#65針生のドライブ、#18前田の3Pが決まり、54-47で国士舘大がタイムアウト。今度は国士舘大が反撃し、#37阿部、#86下らアウトサイド陣の得点で再び引き離す。駒澤大も差を縮めるべく奮闘するが、#66馬や#88板垣ら4年生インサイド陣が気迫あふれるプレーで得点を重ねると、ほぼ勝利は国士舘大が手にする展開に。すると、両チームともに4年生をコートへ。シュートを打つたびに歓声があがるなど、最後は終始笑顔が溢れる空気に包まれ、78-58で国士舘大が勝利を手にした。


写真上:20得点を記録した阿部。下とともに1年生時からプレータイムを獲得。その経験をもって、来季は上級生となって初のシーズンに挑む。
写真上中:開始早々に国士舘大の連続得点で流れた嫌な流れを払拭し、接戦へ持ち込む3Pを決めた前田。チームトップの24得点、5アシストを記録した。
写真下中:4Q終盤、味方のシュートをベンチメンバー全員が立ち上がって見守る国士舘大。
写真下:駒澤大もシュートが決まると、ベンチ総立ちで喜びの表情を見せ、コートは笑顔に包まれた。
※国士舘大・板垣選手、馬選手、駒澤大・川嵜選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 順天堂大vs日本体育大(第18戦)
順天堂大はスタイルを貫いて7位

1Q、日体大はリバウンドシュートを重ねていくのに対して、順天堂大は相手の死角を突いたパス回しから、#29千葉(1年・F・盛岡市立)らのフリーのチャンスにつながて加点。残り4分半で10-6と順天堂大がわずかに前に出る。日体大は早々に#75赤土(4年・PF)から1年生にバトンタッチするが、ファウルトラブルでコートに戻らざるを得なくなる。その中でも#3大浦(1年・SG・広陵)ら下級生が奮闘し、16-15と差を詰める。
2Q開始すぐ、スティールからの速攻で日体大が逆転。インサイドでは日体大#75赤土がベンチの目の前でブロックのち雄叫びをあげ、チームを盛り上げる。順天堂大は#6川久保(3年・F)が落ち着いて返すと、#17小鮒(4年・F)の連続得点でじわじわ追い上げ。残り5分29-31でタイムアウトとなる。この後日体大にミスがでたこともあり、試合は振り出しに。さらに残り3秒で#17小鮒の3Pが突き刺さり、39-36と順天堂大が再逆転して折り返す。
3Qは重い展開になる中、順天堂大はフリースローでコツコツ得点していく。日体大はここで#75赤土が連続得点。#19田口(3年・F)のリバウンドシュート、#20小田桐(3年・PG)のアシストと畳み掛け、残り4分半46-48と流れを掴む。インサイドを支配してじりじりと突き放し、52-57までリードを広げる。

日体大は11勝7敗の5位。2週を残した段階で2位以内に食い込むのは非常に苦しい状況に追い込まれたが、リーグ最後は「バスケットを楽しむ」という原点を実現できたという。例年より早いシーズン終了も、裏を返せば新チームのスタートダッシュが可能。新チームを担う3年生には田口、江端、小田桐と実力者が揃い、ルーキー大浦の活躍も好材料だ。2012年に2部降格となってから丸4シーズン。2部の水に慣れたくはない。
順天堂大は6勝12敗の7位。エースにボールを集め、積極的に外を打っていくスタイルは他になく、初めて見る人は驚くかもしれない。だが、見続ければ、エースへの信頼、自分たちがやってきたことに対する信頼が伝わってくる。この順天堂大らしさを来シーズンも活かしてほしい。
写真上:順天堂大・横田(右)に声を掛ける八代。
写真下:日本体育大・中居ら4年生は短い時間ながら全力でハッスル。
※日本体育大・大城選手、順天堂大・小鮒選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 法政大VS東洋大(第18戦)
前半終了間際の連続3Pで東洋大が勝利

試合は東洋大#25島崎(4年・SG)のドライブ、#2山口(4年・SG)の3Pで決めれば、法政大も#7藤井(4年・SG)の3P、#57玉城(2年・PG)のドライブで返すなど、どちらも落ちついた入りではあったが、全体的には両者シュートを決めきれず、得点が伸びず。そんな中で#24塚原(4年・PG)、#11中村晃太郎(4年・PG)らの得点で一歩東洋大が抜け出し、6-11で2Qへ。
2Qに入っても法政大はシュートの決定力が上がらない。#11中野(4年・SF)の3Pが決まるまでの3分間半は、対する東洋大が#2山口のジャンプシュートなどでリードを広げる。しかし、粘りを見せる法政大が1歩ずつ差を縮め、15-18の3点ビハインドとすると、2-3ゾーンを仕掛ける。これに、東洋大は少し攻めあぐねるもタイムアウト明けでアジャスト。東洋大#11中村晃太郎が怒涛の4連続3Pを決め、最後は#2山口のブザービーター3Pが決まり、15-33と一気に突き放して後半へ。
3Qは1Q同様にロースコアの展開。わずかながら決定力で東洋大が上回り、22-45で4Qへ。このまま東洋大ペースのままかと思われたが、最後まで自分たちのバスケを全うしようとする法政大は、途中出場の#13鈴木蓮(3年・G)が3連続アシストで#2田勢(4年・PG)のレイアップや#57玉城の3Pをお膳立て。東洋大はタイムアウトを請求するも、法政大の得点は続き、#24鈴木悠介(1年・C・洛南)のフリースローや#57玉城の3Pで35-50と追い上げる。その間、5分間ノーゴールにとどまった東洋大だが、#1渡邊(3年・PF)がドライブで切れ込みフリースローを獲得。1本沈めると東洋大の得点が動き出し、追撃を阻止。41-57で東洋大が勝利をあげた。

法政大は、藤井、植村を中心にパスを展開し、多くのシュートチャンスを作るも、決定率の低さが響き、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。3部との入替え戦に向け、1勝しかできなかったという事実は不安要素でもあるが、それでも自分たちのバスケットを貫きとおした自信は、入替え戦の苦しい場面で立ち向かう力となるはずだ。3年生以下の多くが経験を積んだだけに、来年につなげるバスケットをしたい。
写真上:東洋大・中村が決めた怒涛の4連続3Pは、勝利を大きく引き寄せるプレーとなった。山口と並んで東洋大の得点源の一人であり、入替え戦でのプレーぶりが見ものになる。
写真下:4Qに追撃ムードを演出した法政大・鈴木。藤井、植村、玉城とともに今季の法政はガード陣の成長が目立った。
※東洋大・山口選手、法政大・藤井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 江戸川大VS立教大(第18戦)
立教大も2部の舞台を後輩に残す

2Q、江戸川大は#23保岡(3年・SG)の1on1や#44納富(3年・C)の合わせでじわじわ追い上げる。だがバスケットカウントのフリースローが決まらず、逆転できたのは残り5分。リバウンドを速攻につなげて36-35とすると、オフェンスでもリバウンドに粘る。要所で#55平子(4年・SF)の3Pも決まりリードを広げていくが、立教大も#17西村(4年・SG)が3Pを帰して43-38とついていく。
3Q、江戸川大の3Pが高確率で決まる。さらに#23保岡が続けてバスケットカウントを奪い、差は2桁に。残り4分、60-46でタイムアウトを取った立教大は、このQ途中からコートに入った#5三上が3Pを沈め、追撃といきたかったがなかなかインサイドに入り込めず、69-49と逆に点差を広げられてしまう。

立教大はくしくも昨年と同じ7勝11敗の6位。三上がリーグ戦前に負傷し長期欠場したため望月&三上のWエース体勢は叶わなかったものの、同じポジションの#11武田、スタートを務めあげた#6吉田ら3年生以下の成長が見られた。上位進出という次のステップは後輩たちに託す。また森川は3年連続アシスト王を達成した。
江戸川大は1990年の創部以来初の1-2部入替戦とインカレに挑む。これからは何もかも未知のステージだからこそ、行けるところまで突き進んでしまいたいところ。江戸川大らしい堅守速攻、そして2部得点王&3P王のエース保岡がどこまで通用するか。観る者を楽しませてほしい。
写真上:シューターぶりを発揮した立教大・西村。
写真下:江戸川大は佐相ら多くの4年生をコートに立たせた。
※江戸川大・平子選手のコメント、立教大・三上選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
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2016.10.29 (Sat)
【2016リーグ2部】10/29レポート(第17戦)
熾烈な下位争いは法政大10位、東洋大9位で確定
既に大東文化大の優勝が決まった2部リーグは、2位争いと下位の入替え戦争いが最終週の見どころになった。下位争いは場合によっては3チームの三つ巴の可能性もあったが、順天堂大が東洋大を下したことで東洋大の入替え戦行きが決定。法政大の10位も確定した。残す2位争いは、勝てば2位決定だった中央大は国士舘大に破れ、同率で並ぶ中央大と江戸川大のどちらが2位となるかは、最終日の結果次第に。最終日、江戸川大は立教大と、中央大は無敗で優勝を決めた大東文化大との対戦になる。


既に優勝を決めている大東文化大は、前の試合の勝敗で2部残留が決まった駒澤大と対戦。駒澤大は前半#14川嵜(4年・F)を負傷で欠く状態になるが、食い下がる。それでも立ち上がりからリードした大東大はベンチメンバーをまんべんなく登場させながら有利に勝負を進め、81-59で17と連勝を伸ばした。
写真上:江戸川大・オウマのダンク。リバウンド争いではやはり強かった。
写真下:日体大はベンチも終始盛り上がり、コートの選手を後押しした。
※大東文化大・花井選手、立教大・森川選手、望月選手のインタビューは「続きを読む」へ。
◆PICK UP1
【順天堂大が逆転劇で2部残留、東洋大は3部入替え戦へ】

2Q、8点を追う東洋大はゾーンで順天堂大のオフェンスからミスを誘い詰め寄るが、オフェンスでは打ち急ぎが目立つ。再び8点差に戻されるとこの差がなかなか動かない状態に突入。しばらく膠着状態が続いたが、最後にこの試合で復帰した#73佐々井(2年・PG)の3Pが入って33-22と順天堂大がリードし、前半を折り返す。

最終Q、順天堂大は東洋大のディフェンスの前にきれいにシュートを打てる場面が少ないが、中盤で東洋大のシュートが落ち始めると差を詰めて、#29千葉(1年・F・盛岡市立)の3Pが残り1:12に入り、63-63の同点に追いついた。残り1分を切り、#17小鮒のドライブで順天堂大が逆転。東洋大はここから勝負どころの1本が出ず、最後は66-69と順天堂大が逃げ切って6勝目。これにより東洋大が9位で3部との入替え戦へ進むことが決まった。
写真上:順天堂大は終盤、小鮒のドライブからのシュートで勝利を確定的に。
写真下:東洋大は高い位置からの守りで相手のミスを誘い、島崎も速攻を連発したが勝利に届かず。
※順天堂大・八代選手、佐々井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
◆PICK UP2
【息詰まる激闘の末に国士舘大が中央大を下す】

1Qは国士舘大#12臼井(3年・PF)の3Pが当たりリードする。中央大は内外でシュートが決まらず10-17とこのQ出遅れた。それでも2Qになると中央大が#7森(4年・PF)のフック、#28鶴巻(2年・F)のフリースローと続き、ゴール下の#7森へのアシスト、速攻も決まって開始3分で追いつき、ここから激しい競り合いになった。#88板垣(4年・PF)、#66馬(4年・C)を下げてサイズが小さくなった国士舘大の方がやや苦しい時間帯が続き、残り3分まで5点と取るにとどまったが、#25中村(1年・SF・北陸)の3Pなどが決まると持ち直した。さらに#86下(2年・PG)の3Pにジャンパー、#66馬へのアシストが決まり流れは良好。中央大は打ってはいくがアウトサイドの確率で苦しみ、27-35と国士舘大がリードして前半を終えた。

4Q、開始早々#6柿内(3年・G)のジャンパーで2点差に迫る中央大。ここから国士舘大は2連続で決められず、開始3分、#28鶴巻のレイアップで中央大が再び同点にする。中央大は#6垣内が積極的に攻め、ジャンパー、フリースロー獲得が続いてリードするが、国士舘大は#66馬のバスケットカウントで再び同点に。残り3分、同点の展開からどちらが抜け出すか緊迫した状態の中、国士舘大は#12臼井のブロックから、#37阿部の速攻が生まれ2点リード。中央大はアウトサイドが当たらないが#6垣内のティアドロップでが大きく弧を描いて決まり残り1分半で再び同点。58-58の状況から再び互いに#32臼井、#7森が決め合うが、勝負の決定的瞬間は残り18.8秒、国士舘大#86下の3Pが沈み60-63と3点のアドバンテージに。中央大はタイムアウトを挟んでシューターの#33三上(1年・F・明成)を投入。#28鶴巻と両ウイングどちらも打てる形にして最後の勝負に懸ける。残り11.4秒、中央大のオフェンスでボールが渡ったのはディフェンスが追いついていなかった#33三上の方。しかし0度から放った3Pはゴールを大きく外れてエンドラインを割る。残り時間、中央大はファウルゲームを仕掛けるがゴールならず、#86下の3Pが決勝点となり国士舘大が激しい戦いに勝利した。

国士舘大はスタメンの4人が2桁得点をマーク。点が取れずに苦しむ時間帯もあったが、リバウンド本数と勝負どころの1本を決めきったことが勝利を呼び込んだ。
写真上:インサイドでは苦しみながらも馬が踏ん張りを見せた国士舘大。
写真中:後半、中央大は柿内がオフェンス面で貢献した。
写真下:試合終了後、抱き合う板垣と馬。
※国士舘大・臼井選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2016.10.23 (Sun)
【2016リーグ2部】10/23レポート(第16戦)
下位順位争いは苛烈さを増す
16試合を終えて、未だ負けなしの大東文化大が優勝を決めた。入替戦で2部1位に相応しい姿を見せるべく、残り2試合をしっかり戦いたいところ。また、3位江戸川大は4位国士舘大と3勝差をつけ、2位もしくは3位が確定した。1勝差の2位中央大、3位江戸川大はともに勝ち、我慢比べが続く。
また、2-3部入替戦回避争いは、2戦を残し、10位法政大は9位東洋大と2勝差だが、直接対決を控え法政大は順位を1つ上げる可能性を残している。東洋大も、2勝差の8位駒澤大には勝敗が並んだ場合得失点差で上回り、同じく2勝差の7位順天堂大(※順位は駒澤大との対戦成績による)とは直接対決を残す。終わってみなければ誰が笑い、誰が泣くかはわからない。


日本体育大は第15戦で負傷した#32フェイ(2年・C)に代わり#45河野(1年・PF・福岡第一)がスタメン。ファウルがかさむも#54津田(1年・PF・県立城東)とも時間をを分け合い果敢なプレイを見せる。守っても前半法政大の2FG成功を4/13本に抑え、速攻につなげて38-20。3Q、法政大に3Pを決められるも趨勢が変わるには至らず、80-48で逃げ切った。
写真上:優勝を決め笑顔でチームメイトとハイタッチする大東大。
写真下:津田とともに思いきりよくプレイした日体大・河野。
※日本体育大・小田桐選手のインタビュートは「続きを読む」へ。
◆PICK UP1
【意地のぶつかり合いは立教大の4年生が上回る】

3Q、東洋大はインサイドにアタックするもフィニッシュまではできず、逆に立教大が速攻につなげて45-35と2桁差がつく。立教大はさらに、残り2分半から#17西村(4年・SG)が3連続でロングシュートを沈め60-41と一気に突き放す。東洋大はこれまでならば消沈してしまうところ、タイムアウト明けにディフェンスから仕切り直す。#88山本(4年・PF)のチームファウルフリースローの後、スティールから#2山口(4年・SG)、#11中村(4年・PG)が連続で決める。残り10秒#11中村のスティールからのシュートは決めきれないも、60-51と得点を50点に乗せ、差も1桁に押し戻す。

写真上:3Qに連続3Pを決めた立教大・西村を称える4年生たち。
写真下:東洋大・島崎も4年生の執念を見せたが1歩及ばなかった。
◆PICK UP2
【2Qに立て直した大東大が2部優勝を果たす】

2Qに入ると、#12熊谷、#20_を中心にオフェンスを組み立てていく。#20ビーがミドルレンジからのジャンプシュートに加え、インサイドの1on1、#87波多(4年・SG)へのアシストとオールラウンドに活躍し、#12熊谷はゲームコントロールに加え、自身の3Pを含むアウトサイドシュートで得点を伸ばす。対する国士舘大は開始5分30秒時点、#21池田(1年・SG)のジャンプシュートがこのQ初得点となり、その後も得点が伸び悩む。大東文化大はこのQ途中から入った#15モッチ(1年・C・桜丘)もゴール下でブロックショット、得点と存在感を表す。大東文化大はアウトサイドシュートの確率・オフェンスリバウンドが良く、対する国士舘大はインサイド中心のオフェンスを展開したが決めきれず、前半は6点のリードを大東文化大が奪った。

これで大東文化大は無敗で優勝を決定。力があると言われながら一昨年は入替え戦3戦目で涙を飲み、昨年は入替え戦進出まで届かなかった。3度目の正直となるかが入替え戦の見どころとなろう。
写真上:大東文化大・毕はボースハンドダンクも見せるなど躍動。
写真下:1年生の中で、望月とともにプレイタイムをもらっている国士舘大・池田。
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2016.10.22 (Sat)
【2016リーグ2部】10/22レポート(第15戦)
下位争いは法政大が3部との入替え戦行きに
残り4試合となった2部リーグ戦。一つの勝利が重みを増し、自分たち以外の試合の勝敗も全体に影響を及ぼし始める時期だ。大東文化大は15勝目をあげ、現在3位の江戸川大が残り全部を勝利しても14勝にしかならないため、1部との入替え戦進出が決定。また、法政大は残り全勝でも8位の駒澤大に届かないため、こちらも3部との入替え戦が決まった。


法政大は残り3試合を全勝しても4勝のため、これで5勝となった8位駒澤大には届かず、3部との入替え戦が決まった。一方の駒澤大は9位東洋大に対して2勝差をつけたが、残す対戦は大東大・中央大・国士舘大の上位チームメイン。東洋大に巻き返される可能性はまだ残る。
国士舘大−立教大戦は、国士舘大の高さに対して得意の足が出せない立教大が2Qに逆転され、約10点を追う展開になるがそのまま点差を詰められず。国士舘大は82-63で勝利し、この後の試合で星の並んでいた日本体育大が敗れたため、星一つの差をつけて4位に留まる。

写真上:東洋大は山口を始め粘りは見せたが、江戸川大を崩すまではいかず。
写真中:駒澤大は4Q、石井の3Pがチームを乗せた。
写真下:中央大・中村は機動力抜群のプレーで中央大の攻撃を牽引する。
※駒澤大・針生選手のインタビューは「続きを読む」へ。
◆PICK UP
【大東大が追う展開になるも、3Qで逆転】

2Q、日体大はリバウンドを押さえ、リードを保つ。自身も簡単には得点できないが、大東大もターンオーバーが続いて得点がストップ。メンバーを入れ替え対処していくが、残り3分でもこのQの得点はわずか5点と、流れを握っているのは依然日体大で、リバウンド、ルーズボールにも飛びつき気迫が見える。前半残り30秒、大東大はゾーンプレスを繰り出しターンオーバーを奪うが、日体大も得点は許さず31-40の日体大リードで前半終了。
3Qの立ち上がりも日体大ペースでリードを保つが、ファウルトラブルにより厳しくなる。それでも日体大は#20小田桐の得点が続き15点前後を保つ2桁のリード。しかし大東大がディフェンスで激しさを増し、日体大にタフショットを打たせ、ターンオーバーを奪って盛り返していくと、残り12秒には#12熊谷(2年・PG)のフリースローで55-55の同点に。さらに最後は56-55と逆転して最終Qへ。

大東大は3Qのディフェンスを締め、日体大からターンオーバーを続発させた。危うい展開だったが、後半に力を出せるのは実力がある証拠。1部入替え戦への切符を掴み、最終盤へ入る。
一方の日体大はきれいなシュートが打てずに、4Q頭のフェイの退場も痛かった。そこまでの展開は理想的だっただけに惜しまれる。この敗戦で2位以内の夢は絶たれた。
写真上:制空権争いが一つの見どころとなった。大東大はモッチが31点15リバウンドと数字ではフェイを圧倒。
写真下:日体大は小田桐が3P7本を含む26点。最後までディフェンスも攻めたが、惜しくもファウルアウト。
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2016.10.17 (Mon)
【2016リーグ2部】10/16レポート(第14戦)
中央大も日体大に快勝、入替戦切符に近づく
順位の近いチーム同士の対戦が目白押しとなった第14戦。まず、江戸川大が国士舘大をダブルオーバータイムの末に撃破。中央大は日本体育大を相手に1Q快心の出来で2位をキープした。江戸川大は現在上位のチームとの対戦を一足先に終える形となり、彼らの「4敗」が1-2部入替え戦およびインカレ出場権を占う一つのラインとなりそうだ。もうひとつ注目の現在6、8~10位の4チーム間の対戦は、東洋大と立教大が勝ち星を伸ばした。現時点で下位同士のカードの対戦は次週も続き、気が抜けない終盤戦を迎えている。


他、首位の大東文化大は順天堂大のビッグラインナップにやや戸惑いつつも1Qを22-7とすると、主力を休ませながら83-58で勝利。順天堂大は3Pが2/33本に留まった。
写真上:48分間で42得点の保岡(右から2人目)。シーズンベストといっても過言ではない輝きを見せた。
写真下:東洋大・川上はガードながら15リバウンドと貢献。
※東洋大・山本選手のインタビュートは「続きを読む」へ。
◆PICK UP1
【50分間にわたる熱戦は江戸川大の泥臭さが上回る】

1Q、江戸川大は#23保岡(3年・SG)の連続3Pで幕開け。国士舘大も#86下(2年・PG)がタッチよく決め返す。インサイドでも国士舘大#66馬(4年・C)の1on1、江戸川大#12オウマ(1年・C・明徳義塾)のリバウンドシュートと両者譲らず、残り5分16-14。ここから国士舘大が走る展開に持ち込み、フリーになった#0角田(3年・SF)が3Pを確実に決めて19-21と逆転。しかし今度は江戸川大が走り、#23保岡の3Pで締め括って26-25とわずかに前に出る。
2Q、江戸川大が国士舘大のインサイドを封じ、#12オウマのドライブと#1平岩(3年・SG)の3Pで33-25と流れを掴んだかと思われた。だが、国士舘大は投入された#88板垣(4年・PF)がリバウンドシュートを決めて踏ん張る。ここで江戸川大にパスミスが続き、34-31と再び僅差に。江戸川大は#23保岡が流れながらのシュートやロング3Pを決めて沸かせれば、国士舘大も#88板垣が中外で決め返し4年生の意地を見せる。さらに江戸川大は#44納富(3年・C)のフリースロー獲得、国士舘大は#21池田(1年・SG・小禄)のブザービーターと両サブメンバーの奮闘もあり、どちらに転ぶかわからないまま44-40で折り返しとなる。
3Q、江戸川大はアウトサイドの確率が落ちるが、#12オウマがリバウンドタップなどでつなぐ。国士舘大も#37阿部(2年・SG)が果敢に攻め込み、56-52と点差は変わらない。国士舘大がゾーンディフェンスを試みても江戸川大#23保岡がうまくスペースを活かす。国士舘大も#12臼井(3年・PF)がゴール下をねじ込む。大きく動いたのは残り1分半から。江戸川大#55平子(4年・SF)、#49飯田(3年・PG)がフリーのチャンスを活かして連続3P、64-54と2桁差がつく。さらに速攻、守っては#44納富のブロックショットと勢いに乗り、極めつけに#23保岡が超ロング3Pのブザービーター。69-56と大きく勝利に近づく。


再延長、江戸川大は#55平子、国士舘大は#88板垣の両主将が決め合う。江戸川大は#12オウマに代わった#44納富が速攻を決めれば、国士舘大も#51田中(2年・PF)が走り返す。101-101で残り30秒を切り、トリプルオーバータイムも脳裏を過ぎる。江戸川大はここでボールを#1平岩へ。4Qからチームファウルが累積している状況を鑑みて1on1を仕掛けるも、ファウルコールはなし。しかし混戦の中で自らリバウンドを取ってねじ込む。残り3.8秒、タイムアウトを取った国士舘大は#88板垣の3Pに託すも決まらず、#12臼井のリバウンドシュートもしのいだ江戸川大が103-101で勝利を掴んだ。

写真上左:国士舘大・臼井。江戸川大・保岡とのオールラウンダー対決は圧巻だった。
写真上右:気迫のこもったプレイでフリースローを獲得した国士舘大・下を称えるメンバー。
写真下左:リバウンドで身体を張った江戸川大・オウマだが、最後はほろ苦いファウルアウトに。
写真下右:決勝点を決めメンバーと喜び合う江戸川大・平岩。4Qラストのファウルを帳消しにした。
※江戸川大・飯田選手のインタビュートは「続きを読む」へ。
◆PICK UP2
【中央大がバックコートで仕掛けて持ち味を発揮】

1Q、中央大はシュートイン後にバックコートプレスを展開。#13中村(2年・G)のスティールから、走り込んできた#7森(4年・PF)がレイアップを決める。日体大がゾーンディフェンスを展開すれば#28鶴巻(2年・F)が3Pを、再びスティールから#13中村がバスケットカウントを沈め、14-4と先手を取る。さらに#7森が逆ミスマッチを突いて飛び込みリバウンドやロングシュートと躍動。残り6分で#13中村が2ファウルとなってしまうも勢いは衰えず、日体大はガード陣を入れ替え、タイムアウトと対応を余儀なくされる。ただ、残り4分に#15八木橋(4年PG・)も2ファウルで交代となると、中央大はオフェンスに停滞が見られる。その間に日体大は#3大浦(1年・SG・広陵)がバスケットカウント、#75赤土(4年・PF)がリバウンドシュートを返して、29-19と10点差に収める。

3Q、日体大は#75赤土や#32フェイ、中央大は#13中村と主力にファウルがかさんでいく。その中で中央大が堅守から#7森のレイアップという形を連発、残り3分30秒61-44とリードを広げる。#28鶴巻も続いて走るのに対して、日体大は#3大浦の3Pで何とか67-51で終える。
4Q、日体大のディフェンスが激しさを増す。しかし中央大は#6柿内(3年・G)らがうまく0度のスペースを使ってゾーンを攻略。残り6分20秒、73-55で日体大はタイムアウトを取り、再びスモールラインナップに。粘り強く守るも、オフェンスが#19田口(3年・F)の孤軍奮闘となってしまう。3Pを狙っていくも、中央大も#15八木橋、#28鶴巻が決め返す。最後にはスターティングメンバーを下げる余裕を見せ、83-68と終わってみれば1巡目とほぼ同じ点数での勝利となった。

写真上:中央大・中村は身体能力とリーチを活かしてスティールを連発。チームを波に乗せた。
写真中:日体大は大城を投入するなどしたが流れを引き寄せきれず。
写真下:ベンチで思わず立ち上がる赤土ら4年生の気持ちは大きいだけに、痛い敗戦となった。
※中央大・鶴巻選手のインタビュートは「続きを読む」へ。
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