FC2ブログ
2019年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月


第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 8/24〜11/10

関西学生バスケットボールリーグ戦 8/31〜11/3


2019.06.09 (Sun)

【2019西日本インカレ】6/9 決勝戦 近畿大VS京都産業大

バランスよく得点を伸ばした近畿大に軍配
全関の雪辱を果たし大会2連覇


190609KINDAI.jpg 西の春シーズンを締めくくる西日本インカレの決勝は、今回も近畿大京都産業大の顔合わせとなった。前回対戦では、予期せぬアクシデントにも集中を保ちながら最終盤に京産大が逆転し、昨年の雪辱に成功。しかし今回は、近畿大がそれを上回ることとなった。


 近畿大は、前日同様この日も#24今村(4年・PF)が好調。いきなり得点を続けて京産大の出鼻をくじく。京産大は中でのシュートがなかなか狙えず、アウトサイドの確率も上がらない状況で苦しい。近畿大は#24今村が早々に2ファウルとなるが、#33濱田(4年・PG)のレイアップ、#9パトリック(2年・C)のゴール下で好リズムを持続させる。ここで京産大はゾーンで打開を図り、#38リンダー(4年・PF)の速攻、#24大庭(4年・SF)の3Pでビハインドを埋める。それでも近畿大は慌てず、#24今村の2ショットでノーゴールを切り抜けると流れを呼び戻した。1Qで7点のリードに成功すると、この勢いは2Qも続き、ゾーンを物ともせずに#13渡辺(3年・SG)がカットしての合わせも飛び出すなどで点差を開いていく。終盤に#9パトリックが接触プレーの影響で一旦ベンチに退くも、41−32としてほぼプラン通りで後半へ。

190609ENOKIDA.jpg 追い上げたい京産大は、3Q早々に#25田中(2年・SF)の3Pが決まる。近畿大は立て続けにファウルをコールされ#13渡辺が4つとなる。しかし、#9パトリックから交代出場の#56米澤(1年・SG・延岡学園)への合わせが決まり、停滞する気配を見せない。直後には#24今村にダンクが飛び出し、京産大にきっかけを与えない。4Qに入り、京産大は#38リンダーのドライブや、#24大庭の速攻で最後の反撃に出るが、#36榎田(3年・PF)のゴール下や#24今村の3Pも決まり近畿大の優勢は崩れなかった。最後はフリースローを#33濱田が確実に決めていきゲームセット。83−73で勝利した近畿大が、全関決勝で敗れたリベンジを果たし、西日本インカレ2連覇を決めた。

 全関ではパトリックのインサイドが目立ち、バランスを欠いていた印象もあった近畿大だが、この決勝ではそのパトリックが上手く周囲を活かしながらのプレーが目立った。周囲もそれに応え、この試合では4名が2桁得点をマークするバランスの良さだった。元々能力値の高い選手が揃っているだけに、これだけボールが回ると相手にすれば厳しい。アウトサイドも効果的に決まり、ゾーンを敷かれても問題としなかった。全関の反省点を見事に解消した勝利だった。

190609HOJYO.jpg ゲーム序盤の出遅れを、最後まで埋められなかったこの日の京産大。今大会は上田がプレータイムを制限されたことものしかかったが、近畿大の多彩なオフェンスには最後まで翻弄された感が強く、ゾーンもうまく機能せず。ディフェンス面での課題を突きつけられた格好となった。リーグでは、このままでは終われないだろう。秋には一段階レベルアップしたチーム力を示していきたい。

写真上:バスケットカウントを獲得した今村をパトリックが労う。それぞれが勝利に欠かせない働きを見せた。
写真中:近畿大は榎田もコンスタントな働きぶりだった。
写真下:最後は自ら果敢な攻めを見せた京産大・北條。だが、全関の再現はならず。

※近畿大・濱田選手、今村選手、パトリック選手、京都産業大・大庭選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:35  |  2019関西  |  Top↑

2019.06.09 (Sun)

【2019西日本インカレ】6/9 3位決定戦 中京大VS新潟経営大

立ち上がりから優勢の中京大が2年ぶりの3位
新潟経営大は初のベスト4で大きな経験値を得る


190609HAYASHI.jpg 西日本インカレは最終日。まず3位決定戦に登場したのは、東海地区の中京大と、北信越の雄・新潟経営大だった。


 幸先良く先行したのは中京大。#6林(4年・SF)の3P、#3内山(4年・SF)のレイアップが続いて早々に主導権を握る。新潟経営大はファウルもかさみ、オフェンスも単発。思うようにスコアを伸ばせない。対照的な滑り出しの中で、#15粂(4年・SG)、#6林の3Pが連続で決まった中京大が、1Q途中で大きな15点もの差をつけることに成功した。2Qになると、新潟経営大も反撃。#3山崎(2年・SG)が攻め気を見せ何とかチームをもり立てる。中京大は出だしの勢いはさすがに影を潜め、この時間帯はファウルが増え思うようにはならない。それでも1Qの貯金は大きく、39−22という大差でハーフタイムに入った。

190609YAMAZAKI.jpg 迎えた後半早々、新潟経営大は#12横山(3年・SG)がゴール下、3Pで得点を稼ぎ、追いすがる。しかしファウルが続いてしまい波に乗り切れない。ここからは互いにフリースローを打ち合う展開が続き、点差は開いたままなかなか縮まらない。3Q終盤には#3内山の3P、#25植木(2年・PF)の速攻が飛び出し中京大のリードは20点となった。4Qに入りようやく新潟経営大が#3山崎の得点に続く形で、#13棚橋(1年・SG・新潟工業)や、主将の#6井上(4年・PG)もシュートを決めていくが、すでに勝負の行方は大勢が決した後。78−54の大差で勝利した中京大が、2年ぶりに3位の座をつかんだ。

 中京大は、準決勝でも近畿大相手に引かず、パトリックへの厳しいマークが最後まで効いていた。2年前は、最終的にはインカレでも躍進を果たしているだけに、この先にも注目したいチームの一つだ。一方、最終2日間では上位陣との力量差を見せつけられた新潟経営大は4位。最後に限れば課題が浮き彫りになったが、チームとして西日本インカレは初のベスト4。反省点と同時に確かな手応えを得て大会を終えた。

写真上:中京大・林はチーム最多の18得点。3Pは4/5をマークした。
写真上:新潟経営大を牽引した山崎はまだ2年生。今後も楽しみな存在だ。

※中京大・内山選手、新潟経営大・井上選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:30  |  2019関西  |  Top↑

2019.06.08 (Sat)

【2019西日本インカレ】6/8 準決勝

西日本インカレは佳境に突入
京産大の関西二冠か、近畿大の連覇か


190608THUMB.jpg 九州、中国、四国、関西、東海、北信越の各校が参加し、エディオンアリーナ大阪をメイン会場に行われる西日本インカレが今年も行われている。休みなく日程が消化される過酷さ、教育実習などで不在となる選手も出るなどの不確定要素も多い一方で、普段は対戦機会の少ないチーム同士での対戦も多く組まれることとなり、各チームの力関係を推し量る意味でも貴重な機会である。この日で大会は準決勝までを終え、残すは最終日の決勝と3位決定戦を残すのみとなった。


 準決勝にまず登場したのは、第2シードの京都産業大と、春の北信越リーグを制し、準々決勝では関西学院大に競り勝った新潟経営大だった。ゲームは立ち上がりから京産大ペース。#24大庭(4年・SG)が3Pやバスケットカウントで攻め立て、#23サンブ(2年・C)の高さも活きてつけ入る隙を与えない。新潟経営大は序盤からタフショットを強いられる場面も多く、単発な得点が続いてしまった。京産大はベンチメンバーも繰り出しながら余裕ある試合運び。新潟経営大は、4Qにはラッシュを見せたものの、点差を覆すには至らなかった。76−57で勝利の京産大が、全関に続く優勝に王手をかけた。

写真:24得点22リバウンドと、さすがの働きを示した京産大・サンブ。

※京都産業大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。

粘る中京大を、近畿大が振り切る

 全関で敗れ、この大会こそ優勝で締めくくりたい近畿大。対する中京大は、2年前の西日本インカレ3位を足がかりに、その年のインカレではベスト8入りを経験。準決勝2試合目は、経験値の高いチーム同士の対戦となった。

190608WATANABE.jpg 開始直後から、中京大はゾーンを披露。近畿大は、どうにかボールを受けた#9パトリック(2年・C)が得点するが、ペースが上がらない。その間に中京大は、#6林(4年・SF)、#34長谷川(3年・PF)の3P、#30中崎(2年・PF)のミドルシュートなどで、リズム良く得点する。開始後に失点した#9パトリックに対しても粘り強いディフェンスを見せ、その後は思うようにシュートを打たせない。ここで近畿大は#24今村が奮起。外からのシュートが立て続けにネットを揺らし、1Q途中で7点あったビハインドから、逆転に成功。逆に序盤はシュート好調だった中京大は、単発な得点が続く。しかし#34長谷川の3P、#6林はツースローを揃え、12点差を7点差に戻して前半を終えた。

 3Qになると#36榎田(3年・PF)が奮起。ドライブに、3Pも決め、2桁の点差に戻す。しかし、それでも中京大は集中を切らさない。#3内山(4年・SF)の得点が続き、およそ10点の差から離されない。だが、相手ディフェンスに苦しんでいた#9パトリックのバスケットカウント、#3内山もフリースローを落とさず、3Qの後半はじわじわと点差が拡大。さしもの中京大もこれで万事休すかと思われたが、4Qに至っても粘る。#32山路(2年・PG)、#30中崎の3Pが連続で決まり、近畿大もメンバーを落とすわけにはいかない展開が長く続いた。最後は#33濱田(4年・PG)の得点や#24今村の3Pで88−70と差が開き、近畿大が勝負をものにしたが、中京大の粘りが最後まで光った好ゲームでもあった。

写真:この春からスタメンとなっている近畿大・渡辺。この日は10得点のみならず、印象的なリバウンドを何本ももぎ取った。

※近畿大・今村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:00  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 決勝 近畿大VS京都産業大

我慢を重ねた京産大が最終盤に逆転に成功
宿敵を下しシーズン最初のタイトルを勝ち取る


190505FINAL2.jpg

 昨年の全関以来、関西の三大タイトルを最後まで争ってきた近畿大京都産業大。今年最初の優勝をかけた戦いも、この2チームによる顔合わせとなった。昨年は、僅差の戦いもあった中で、3つのタイトルを全て手にしたのは近畿大。しかしこの日は、その悔しさを晴らしたい京産大の集中力と気持ちの強さが、最終盤で発揮されるゲームとなった。

写真:優勝を決め、ベンチに戻った主将の大庭が感極まった。昨年跳ね返され続けた壁をようやく突破した。

190505PATRICK.jpg 立ち上がりから、近畿大はこの大会でもここまで盤石の#9パトリック(2年・C)のインサイドが際立つ。京産大も#23サンブ(2年・C)がやり返すが、その以外の得点が伸びず、単発さが否めないオフェンスに。さらに1Q終盤には#23サンブが苦しい2ファウル目。近畿大は、それとは対照的に得点面のバランスは欠くものの、#9パトリックが順調に得点を重ね、2Q立ち上がりには早くも2桁の点差に乗せた。これに対して京産大はゾーンディフェンスを敢行。#90北條(2年・PG)の3P、#14川口(4年・SG)のレイアップなどで離されずに追走する形となった。ゾーンに苦しみつつも得点を重ねていた近畿大だが、京産大タイムアウトが空けると停滞の時間帯に。京産大はこの間に#10上田(2年・SG)の速攻で4点差にまで挽回。しかし#23サンブが3ファウルとなって更に苦しくなる。近畿大は#24今村がドライブでファウルを貰いフリースローで無得点を脱すると、#9パトリックのゴール下、#36榎田(3年・PF)のジャンパーも出て、前半は37−31で折り返すこととなった。

 京産大#90北條のフローターでスタートした3Q。ここで京産大が一気に迫った。#38リンダー(4年・PF)も技ありの得点を決め、#24大庭(4年・SF)のゴール下も続き、最上級生の意地で、3分で同点に。しかし近畿大は動じない。#24今村の3Pで再度勝ち越すと、#33濱田(4年・PG)の速攻、#13渡辺(3年・SG)の合わせ、#9パトリックの豪快なダンクも出て、追いつかれてから4分間のうちに一気に11点リードとする。京産大も#23サンブがダンクを試みるが決めきれない。しかし、ここで思いがけずゲームが止まる。ダンクによるリング調整のため、レフェリータイムに。流れを手にした近畿大にしてみれば、やや水を差される格好になってしまった。調整の後、再開したゲームでペースを握ったのは京産大。#38リンダーのランニングショット、#23サンブのゴール下も出て食い下がり、このQ終えて7点差に戻した。

190505HOJYO.jpg 最後の10分間を迎え、近畿大は#9パトリック、#24今村が相次ぎ得点し、駄目押しにかかる。京産大も引かずに#23サンブの得点で返す。すると#10上田、#24大庭と大きな3Pが続き、ビハインドは3点に。近畿大はタイムアウトを取るが、直後にターンオーバーからの速攻で#90北條に決められ、じわりと苦しい状況に。逆に勢いに乗った京産大は、またも繰り出した速攻で#24大庭が決め遂に逆転に成功。直後にターンオーバーからの逆速攻で#9パトリックのダンクを許すが、ここでまたもリング調整に。京産大はこの2度目の「水入り」の間も集中を切らさず、再開早々に#10上田のフリースローで再逆転に成功。落としたシュートをも#23サンブが押し込み引き離しにかかる。昨年三冠の近畿大も慌てず、#36榎田のリバウンドシュート、#9パトリックのセカンドショットで3分21秒を残して再度リードに。直後に#23サンブが4つ目となり、俄かに盛り上がる。どちらに転ぶか分からない緊迫の状況下で、京産大は#90北條が自らレイアップを決める。「パトリックがサンブを意識しすぎていることが分かったので、僕や北條でドライブしていこうと狙っていた」とは#10上田の弁。反面近畿大は続くオフェンスでさすがの#9パトリックも決めきれず、京産大は時間を使いながら#38リンダーが落ち着いてレイアップを沈め残り1分42秒で3点リードに。近畿大は最後のタイムアウトを使うも、#90北條のシュートに対する#9パトリックのブロックはテンディングの判定となった。最後に#36榎田の3Pが決まるが、時すでに遅し。獲得したフリースローを着実に沈めた京産大が76−70で勝利し、全関では11年ぶり22回目となる優勝を決めた。

190505FINAL1.jpg 特に後半は、時間が経つにつれてリードが二転三転する緊迫の様相だったこの決勝戦。勝利した京産大は、逆転の場面での勢いはもちろん、それと同時に冷静さも光った。北條を中心に相手インサイドの隙をついたドライブが最後まで効果的に決まり、確実に得点していった。一方で、ディフェンスでは飛び道具とも言えるゾーンがある程度勝利に寄与した部分もある。この勝利を喜ぶ反面、大庭「今日勝ってもまだ近大には負け越している。もう一度やり返さないといけない」と気を引き締める。次の西日本インカレは、一歩上のレベルの力を示せるか。

 近畿大には、流れを掴んだかに見えた場面での2度の中断も不運だった側面はあるだろう。ただ、今大会は得点面で良くも悪くもパトリックの活躍が顕著。全関のみを見れば、昨年の準々決勝以降の総得点は266点に対して、今大会は265点とほぼ変わらない中、パトリック個人の総得点は、昨年の全関での58点から今大会は109点と大幅に増加。パトリックの力量がより際立つものとなった一方で、チームとしてのアウトサイドの確率は本来のものではなく、オフェンスはバランスを欠いてしまったとも言える。ゾーンに対するオフェンスは近年の課題であり、アウトサイドで苦しい状況で、パトリック以外の部分でいかにして攻め込んでいくか、次に向けての修正点が浮き彫りになった。

写真上:サンブを前にしてもスコアを順調に伸ばした近畿大・パトリック。
写真中:京産大は北條のプレーも際立ち、最終盤に逆転に成功。
写真下:試合を終え、サンブとパトリックが健闘を称えあった。

※京都産業大・大庭選手、リンダー選手、上田選手、近畿大・濱田選手、今村選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  23:00  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 3位決定戦 大阪体育大VS関西学院大

関西学院大が一旦は追いつくも
大阪体育大がこれを振り切り3位


190505FUJIMOTO.jpg

 ともに準決勝では良い場面も見せながら敗れた大阪体育大関西学院大。勝って大会を終えたい両者が、3位決定戦に登場した。

写真:バスケットカウントを獲得し、笑顔の藤本。年々頼もしさを増している。

190505IKEDA.jpg 大会を通じて好調の大阪体育大#9藤本(3年・PG)。ミドルシュートでオフェンスの口火を着ると、この日は#6ウィリアム(2年・SF)、#11池田(3年・SF)も好調で、バランス良く得点を伸ばす。関西学院大は、立ち上がりは出遅れ。#7横川(3年・SG)、#50坂本拓馬(4年・SF)の3Pが出るが、単発さは拭えない。それでも2Qになると、こちらも今大会好調の#50坂本拓馬の3Pが2連続で決まり、関西学院大にもエンジンがかかり始める。2Q4分過ぎ、#13古家(4年・PG)のジャンプシュートが決まって同点となった。ここからは、お互いにファウルも込んでしまいフリースローを決め合う膠着状態に。36−35と、関西学院大が僅かにリードして前半が終わった。

 3Qになっても、しばらくは拮抗したこの試合。流れが変わったのは、大阪体育大#20山田(4年・SG)のバスケットカウント。#6ウィリアムがゴール下で得点を続け、大阪体育大が抜け出した。関西学院大はタイムアウトで修正を図るが、波に乗る大阪体育大の勢いは止まらず、#10大橋(4年・PF)の得点も出てベンチも応援席も沸く。#11小西聖也(2年・PG)が意地の得点を続けるが、関西学院大のビハインドはこのQ終了時点で13点となってしまった。4Qも大阪体育大のペースが続き、#20山田の3点プレー、#11池田の速攻などで4分過ぎに20点近いリードを得た。関西学院大は、#13古家が意地の3P、#50坂本拓馬もバスケットカウントを得て猛追するが、劣勢を覆すまでにはさすがに至らず。83−75で大阪体育大が3位決定戦を制した。

190505YOKOKAWA.jpg 藤本、山田の両輪が安定感を見せた大阪体育大は、今年もこの全関ではベスト4入りとなった。インサイドは近畿大や京産大に比べれば劣るが、この日は意図的にそこを使いながらオフェンスを構築。バランス良く得点を伸ばし続け、後半一気に引き離した。まずまずの内容の3位ではあったが、一方でこのチームの課題は秋の戦績。一昨年はギリギリでインカレ出場を果たしたが、それ以外は満足のいく結果をリーグ戦では残せていない。今年こそは、ここから更に上の結果を示せるか。

 関西学院大は、4位こそ確保したが最後の2試合で連敗。決して悪い内容ではなかったものの、上位陣との細かい部分での力量差を突きつけられた感は強く、主将の古家も悔しい顔。一方オフェンス面では坂本拓馬が一貫してシュートが好調で、卒業した中野の穴を感じさせない活躍だった。今後はマークが集中することも予想されるだけに、他のメンバーの力を試される場面が増えていくだろう。

写真上:積極性を示した大阪体育大・池田はチームハイの22得点をマークした。
写真下:関西学院大は横川らが好調にアウトサイドを射抜き、中野が抜けた穴を感じさせなかった。

※大阪体育大・山田選手、関西学院大・古家選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:30  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 5位決定戦 関西大VS天理大

狙い通りのゲーム運びで天理大に軍配
関西大は終始ビハインドを強いられる


 準々決勝では敗れたが、前日の順位決定戦では見事に切り替え勝利した関西大天理大。この先のチームの成長のためにも勝って大会を終えたい両者が、5位の座を争った。

190505SASAKI.jpg ここまでの2試合では狙い通りにロースコアゲームを演じ続けている天理大。この日も立ち上がりから相手の関西大を苦しめた。#24佐々木(4年・PG)のドライブ、#28二見(2年・PF)のバスケットカウント、#58川真田(3年・C)のツースローなどで早々にリードを得る。関西大は天理大の好ディフェンスもあって単発な得点が続き、速攻に行った#17菅原(3年・PF)も#24佐々木のブロックに遭うなど波に乗れない状態が続く。2Qになると天理大は立て続けにファウルを犯し、さすがに序盤の勢いはなくなる。関西大はスローテンポに付き合わせられながらも、#41下田(2年・SG)のミドルシュートや#0足立(4年・PG)のドライブも出て追撃体制に。だが天理大は、#68高松(3年・SF)に3Pが出てリードを渡さない。最後は#3藤澤(3年・PG)のブザービーターとなる3Pも決まり、9点のアドバンテージを得てハーフタイムに入った。

 後半も天理大のスローテンポが続く。関西大は#45西村(1年・SG・草津東)の3Pなどで迫るが、リードの天理大は慌てず、その都度#24佐々木が決め、相手に尻尾を掴ませない老獪な試合運びを続ける。4Qに入ると、関西大は#28中谷(4年・SG)の速攻、3Pの甲斐あって、ようやく4点差に戻すことに成功。逆転がちらつき始める。するとここで天理大は#68高松が奮起。こぼれ球を押し込み、速攻も決める。さらには#3藤澤から#24佐々木への合わせも綺麗に決まり、残り3分半で大きな10点差となった。関西大はそれでも粘り、#17菅原のゴール下や#0足立の3Pで再び接近するが、さすがに時間が足りず。57−51で勝利した天理大が、5位の座を掴んだ。

190505AKIOKA.jpg 昨年は2部での戦いを余儀なくされた天理大にとっては、この全関は自らの立ち位置を知る上でも貴重な戦いとなっただろう。どの相手でも本来のロースコアゲームに引きずり込み、2勝ができたのは大きな収穫と言える。しかし主将の藤林は細かい部分を詰めていく必要があると気を引き締める。この経験を、復活の足がかりとしていきたい。

 フレッシュなメンバーも起用しながらの戦いとなった関西大。これまで試合経験の少なかったベンチメンバーも、スタート起用の選手と遜色のないプレーを見せていた。西日本インカレは、昨年はベスト4にまで到達した舞台。準決勝でも近畿大相手にあわやという戦いぶりだった。今年も上位に食い込み、リーグ戦につなげたい。

写真上:1年間の短期留学期間があり、今年も登録している天理大・佐々木はさすがのプレーを続けている。大阪学院大・吉井と同様、Bリーグで貴重な経験を積んだ。
写真下:若い選手の台頭が目立った関西大。上級生となった秋岡にも、経験の少ないメンバーを鼓舞していくことが求められる。

※天理大・藤林選手、関西大・足立選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:15  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.05 (Sun)

【2019全関】5/5 7位決定戦 大阪学院大VS流通科学大

流通科学大の奮起で前半は競り合いも
徐々に引き離した大阪学院大が制す


 全関最終日、最初のゲームとなったのは、大阪学院大流通科学大による7位決定戦となった。

190505YOSHII.jpg 高さの部分ではどうしても不利を強いられ、準々決勝以降はなかなか良いリズムに乗れない流通科学大。この日も#71小川(2年・SF)を中心とした相手オフェンスを止めきれないが、一方でアウトサイドのシュートが好調。ルーキーの#18永本(1年・PG・西海学園)が1Qだけで3本の3Pを決める。これに触発されたか、#14松屋(4年・PG)もバスケットカウントを獲得すると、ここまで得点面で伸び悩んでいた#9諏訪(4年・SF)にも3Pが出て、互角の展開が続く。2Qになると大阪学院大も本領発揮。#0工藤(4年・PF)、#8吉井(3年・SF)、#71小川ら、バランス良く得点を決めていき、じわりとリードを拡大する。しかし流通科学大も切れず、要所で#0木川(2年・C)が得点しチームに喝を入れる。1Q同様#18永本も外のシュートを決めていき、ハイペースの前半は47−43と大阪学院大の4点リードで終了。

 3Q、再度大阪学院大がリズムを掌握。#71小川が得点を続け、#9儀間(2年・PG)もバスケットカウントを獲得。前半はここから相手に詰め寄られたが、#14安田(3年・SF)のバスケットカウント、#8吉井も確実にペイント内で得点し、引き離しに成功。流通科学大も#14松屋が積極的にシュートを沈めるが、この時間帯は他の選手の得点が止まってしまった。このQで18点リードとした大阪学院大は、これで優勢の構図を確定させた。最後はベンチメンバーも起用し、94−72で勝利。昨年に続いて7位となった。

190505SUWA.jpg 双方とも、昨年と同じ最終順位となった今大会。ともに主力が卒業し、ポジションによっては布陣の固まっていない部分もあり、これから完成度を高めていく段階となるが、高さに勝る大阪学院大が押し切った格好となった。ここ最近は、リーグ戦の結果ギリギリでのインカレ出場となるケースもあり、秋はやや苦しむ傾向にある。それだけに、まずは布陣を固めていきたい。一方ベスト8には食い込んだものの、流通科学大には厳しい全関だった。しかし、この日は苦しんだ前日、前々日とは打って変わって、前半は好内容だった。サイズの部分ではこの先も簡単ではないだろう。だが全員でリバウンドに飛び込んでいく姿勢を示し、ジャンプアップを狙っていきたい。

写真上:Bリーグで大きな経験を積んだ大阪学院大・吉井。この先のシーズンでは更なる存在感を示して欲しい。
写真下:諏訪が本来の役割を見せた流通科学大。チームの浮沈を左右するプレーヤーの一人だ。

※大阪学院大・工藤選手、流通科学大・松屋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:00  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.04 (Sat)

【2019全関】5/4 準決勝・順位決定戦 レポート

順位決定戦も白熱する全関西はあと1日
決勝は今年も近畿大と京産大の対戦に


190504TENRI.jpg

 全関は、この日は準決勝と順位決定戦が行われた。前半2試合と後半2試合とで、コートに立つチーム、選手の立ち位置は異なるが、気持ちのこもったプレーに会場のボルテージも上がった。

写真:順位決定戦も白熱の様相。藤澤が勝利に近づく3Pを決めると天理大ベンチも沸き立った。


190504FUTAMI.jpg この日特に盛り上がったのは、天理大大阪学院大による順位決定戦。昨年も全く同じ段階で戦った両者が、今年も火花を散らした。天理大は立ち上がりから#28二見(2年・PF)がゴール下シュート、速攻を決め、交代出場の#95山本(2年・SF)も要所で3Pを沈めるなどしてチームに活力を注入する。対する大阪学院大も、#9儀間(2年・PG)、#71小川(2年・SF)が内外でバランス良く得点していき引かない。大阪学院大がわずかなリードを得た最終盤、天理大は#68高松(3年・SF)の3P、#3藤澤(3年・PG)のフリースローで追いつき、勝負は延長に。するとここで#3藤澤が勝負強さを発揮。貴重な3Pで天理大が抜け出し、最後もフリースローを落とさず75−71で勝利した。

 一方、順位決定戦のもう一カードの関西大流通科学大は、開始から関西大ペース。#6秋岡(3年・PG)や#0足立(4年・PG)らが積極的に得点していく。流通科学大は、サイズ面でも苦しく単発な得点が続いた。関西大は1Qで早々に20点のリードを得ると、そのまま優位にゲームを進めていった。最後は104−65という大差となり、関西大が5位決定戦進出を決めた。

写真:天理大唯一の45分フル出場となった二見。派手さはないが、こぼれ球への反応が良く、この日は11リバウンドをマークした。


京産大が決勝進出も、大阪体育大も最後まで食らいつく

190504UEDA.jpg 準決勝でまず登場したのは京都産業大大阪体育大。序盤は大阪体育大が#9藤本(3年・PG)のミドルシュート、それに続いてこの日スタート起用の#10大橋(4年・PF)も続けて得点し、先制パンチに成功したかに見えた。ただ京産大は慌てず、#23サンブ(2年・C)のバスケットカウント、#24大庭(4年・SF)の3Pですかさず応戦する。#23サンブが早々に2ファウルとなって下げざるを得ないが、#16川尻(4年・C)がそれをつなぐ。この日は全体的に笛がやや軽く、2Qには#90北條(2年・PG)も2つ目となってしまうが、ここも#10上田(2年・SG)を当てがうことでカバー。#9藤本、#20山田(4年・SG)の得点もあり、大阪体育大も大きくは離されないが、#10上田が最後に得点を重ねていった京産大が12点リードでハーフタイムに入った。

 3Q、大阪体育大は変わらず#9藤本が攻め気を見せてペリメーターの得点でなんとか食いさがる。しかし京産大は、コートに戻った#90北條の3P、#23サンブのダンクで着実に加点。ファウルで得たフリースローも確実に決めていき、相手にボディーブローを与えていく。これに対して大阪体育大は集中を切らさない。#23サンブのブロックが立て続けにテンディングとなり、15〜20点程度のビハインドを広げさせない。最後の10分は#24大庭、#38リンダー(4年・PF)の得点が続き、最後は86−73で京産大が決勝行きを決めたが、終始締まった好ゲームとなった。

写真:味方のファウルトラブルを埋める活躍だった京産大・上田。速攻では積極的に先頭を駆け抜けていく姿が頼もしい。


近畿大が関西学院大を押し切り、連覇に王手

190504ENOKIDA.jpg この日の最終試合、準決勝2試合目の近畿大関西学院大は、立ち上がりから近畿大がラッシュを見せた。#9パトリック(2年・C)のゴール下はもちろん、#13渡辺(3年・SG)、#36榎田(2年・PF)も果敢に仕掛けていき得点を重ねる。関西学院大は#7横川(3年・SG)が気を吐くが、インサイドの劣勢がのしかかり1Qから二桁の差を追いかける展開に。#7横川だけでなく、#2森山(4年・PG)や#11小西聖也(2年・PG)のアウトサイド陣の奮起で、10点前後のビハインドをどうにか保つ。しかし、それでも#9パトリックの高さには苦しみ、前半終了時は15点差となった。

 迎えた後半、近畿大はなおも#9パトリックのローポストで優勢な構図。#13渡辺にもバスケットカウントが飛び出しベンチも盛り上がり、試合を決めにかかる。ただここで関西学院大も黙らず、ゾーンを敷いて失点を押しとどめ、#50坂本拓馬(4年・SF)、#7横川、もう一度#7横川と3連続3Pで10点差にまで戻した。相手の尻尾が見え始めたその刹那、それでも近畿大は動じず。#9パトリック、#24今村(4年・SF)とダンクが続き、再び点差を拡大した。関西学院大は、#13古家(4年・PG)が執念で3Pを沈めて追い上げを図るが、近畿大の優位を覆すには至らなかった。最終的には90−64とした近畿大が、関西三冠タイトルの「4連覇」にあと1勝とした。

写真:外角の確率が上がらない分をドライブで補った榎田。マルチな能力があるのがこの選手の大きな強みだ。


◼5/4 順位決定戦・準決勝結果(大阪市立東淀川体育館)
流通科学大学65(13-33,13-21,16-25,23-25)104関西大学(順位決定戦)
天理大学75(15-20,14-11,21-21,16-14,9-5*)71大阪学院大学 *OT(順位決定戦)
大阪体育大学73(17-24,11-16,22-25,23-21)86京都産業大学(準決勝)
近畿大学90(26-15,16-12,22-23,26-14)64関西学院大学(準決勝)


※近畿大・渡辺選手、京都産業大・サンブ選手、天理大・藤澤選手、関西大・菅原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  22:40  |  2019関西  |  Top↑

2019.05.03 (Fri)

【2019全関】5/3 レポート(準々決勝)

全関も準々決勝の戦いに突入
シーズン最初の関西王者へ火花を散らす


190503KYOSAN.jpg

 関西でも学生バスケシーズンの開幕を告げる関西学生選手権(全関)が開催中だ。今回も、準々決勝以降は5月3日から3日間続けて東淀川体育館で行われている。昨年は近畿大が関西三冠の座を奪還したが、最後のインカレでは他のチーム同様関東の壁を攻略できず、関西勢は2年続けてインカレでのシードを逸している。この先続くシーズンを充実したものとするために、どのチームもまずはこの大会で一定の戦果を挙げたいところだ。

写真:昨年無冠に終わった京産大は、王座奪還に燃えている。


190503YAMADA.jpg 一方で、新チーム発足からの期間も長くはなく、ましてや公式戦はこれが一発目。いずれのチームも荒削りな部分は決して少なくない。実際、大差でこの日の準々決勝を勝利した近畿大京都産業大も、選手の口からは反省すべきポイントが挙がった。この他では関西学院大も、後半途中までは関西大に何度も粘られ、最後に何とか振り切る内容だった。次の準決勝は休みなく翌日に控えているだけに、体調面でのケアに注意しつつ、改善点を即改善し、結果につなげていく修正能力が求められる。

 そんな中で、この日唯一最終局面まで分からない接戦となったのは大阪体育大と天理大の一戦だった。立ち上がりの主導権は、#15黄(3年・C)や#3藤澤(3年・PG)のシュートが効果的に決まった天理大。大阪体育大も2Qに#20山田(4年・SG)の得点などで詰め寄るが、肝心なところでのシュート率が上がらずに追い越せない状態が長く続いた。互いに走り合い、激しい攻防の反面3Q終了時点で38−40のロースコアとなったゲームで、最後に流れを掴んだのは、4年連続ベスト4のかかる大阪体育大。#20山田の3連続得点で逆転に成功すると、#9藤本(3年・PG)が獲得したフリースローを着実に決めていった。天理大は#3藤澤が攻め気を見せて見応えのある僅差のせめぎ合いが続くが、残り2分を切った場面で犯した2本のターンオーバーが重くのしかかった。結局60−54で天理大を振り切り、大阪体育大が準決勝へと駒を進めた。

190503PATRICK.jpg 準決勝は、近畿大vs関西学院大、京産大vs大阪体育大のカードとなった。近畿大の連覇か。京産大、関西学院大の王座奪還か。あるいは大阪体育大の初制覇か。緊迫の戦いが続く。


⬛︎5/3 準々決勝結果(大阪市立東淀川体育館)

関西学院大学82(18-13,19-19,22-17,23-16)65関西大学
大阪体育大学60(11-19,17-11,10-10,22-14)54天理大学
大阪学院大学59(17-20,16-17,9-29,17-24)90京都産業大学
近畿大学105(31-12,22-13,21-13,31-6)44流通科学大学


写真上:大阪体育大は、勝負どころで山田の活躍が光った。これで自身の入学以来4年続けての全関ベスト4となった。
写真下:18分間の出場で、32得点17リバウンドの近畿大・パトリック。今年も三冠のためには欠かせない選手だ。


※近畿大・濱田選手、京産大・北條選手、大阪体育大・藤本選手、関西学院大・坂本拓馬選手のインタビューは「続きを読む」へ。
EDIT  |  21:20  |  2019関西  |  Top↑
 | BLOGTOP |