2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.06.06 (Mon)

【2016トーナメント】5/8 決勝 筑波大VS拓殖大

3Qに差をつけた筑波大が春の頂点に
拓殖大は粘りを見せて準優勝


150508bababamba.jpg シーズン最初の大きな大会、春の関東大学とーナメント決勝は、昨インカレ覇者であり、主力が変わらず残る筑波大と、トーナメント決勝進出は5年ぶりとなる拓殖大のカードとなった。筑波大は今年度日本代表候補に選出された#6馬場(3年・SF)を中心に能力ある選手が揃い、速さと高さを併せ持つバランスが魅力。対する拓殖大もスモールラインナップの機動力を活かしたバスケットで、3連覇を狙う東海大を下して勝ち上がってきた。東海大相手に30得点20リバウンドと大活躍した大学界を代表する#23バンバ(4年・C)と、高確率で3Pを沈めるシューター#39成田(4年・G)を中心にバスケットを展開している。

 第1Q、筑波大は拓殖大の#23バンバ以外のミスマッチを狙ってインサイドにボールを集め、対する拓殖大は#39成田と#23バンバの1on1から得点につなげていく。序盤、試合は互いにスローテンポで進み、拓殖大は#18多田(1年・F・八王子)の合わせからの3P、#39成田の3Pから流れを作っていく。筑波大は中々調子が上がらないものの、#6馬場の速攻からのバスケットカウント、1on1からのダンクが出て徐々に勢いに乗ると、筑波大#8木林(4年・PF)、拓殖大#23バンバといった互いのインサイド陣の活躍で互角の戦いを展開して、第1Qは15-16と筑波大が1点リード。

 第2Q、開始から拓殖大は#39成田の連続3P、#15熊澤(2年・F)のアウトサイドシュートで主導権を握る。対する筑波大も途中#8木林がファウルトラブルに陥るも、#46生原(4年・PG)がボールマンにプレッシャーをかけて相手のミスから速攻につなげる。またチームとしてもディフェンスリバウンドから早い展開につなげる形が徐々に出始め、#2満田(3年・SG)のフリースローや#11増田(1年・PF・福大大濠)のゴール下につなげていく。拓殖大はタイムアウトで立て直しを図るが、その後#6馬場の2回のダンクが出て、得点面では互角であるも徐々に筑波大ペースに。前半は35-34の拓殖大が1点ひっくり返して終了した。

160508tomiyama.jpg 第3Q、筑波大は#2満田(4年)と#6馬場の早い展開で連続6得点し、主導権を握る。拓殖大は#23バンバが1on1からダンクを狙いに行くが、筑波大#6馬場がこれをブロックに行く。これは惜しくもファウルになるが筑波大ペースは変わらず、その後、拓殖大は#33富山(3年・F)の好リバウンドやパスカットからの速攻が出るものの、このQは9点しか取れず。筑波大は#11増田や#4青木(3年・PG)の活躍とバランス良く得点し、44-49と筑波大のリードで第3Qを終える。

 最終Q開始直後、#6馬場がパスカットからこの日5本目となるダンクにつなげ、会場を盛り上げる。差を詰めたい拓殖大だがミドルシュートが決められず、一方で筑波大は#14波多(2年・SF)、#17杉浦(3年・PF)の活躍で得点を伸ばしていく。拓殖大は#23バンバが得点していくが、筑波大#11増田の連続得点でリードを維持する。拓殖大は#39成田が1on1から難しい3Pを2本決めて会場を沸かせるが追いつくには至らない。拓殖大は最後、ファウルゲームを仕掛けるが届かず、筑波大が69-77で57年振り5度目の優勝を決めた。

 優勝まであと一歩でここ数年を過ごしてきた筑波大が遂に栄冠を手に入れた。主将の生原が怪我で出場時間が限られ、杉浦も同様に足を痛めて万全のコンディションではなかったが、エースの馬場が奮起。攻守で責任を果たした。大事なところを任されたルーキーの増田ら、控えメンバーも良いプレーを見せ、期待の下級生が揃うため伸びしろは多い。1年を通してまだまだ進化の可能性を感じさせるチームに秋以降も期待が高まる。

 拓殖大は準決勝ほど優位な立場を取れなかった。バンバはフル出場で28点18リバウンドとダブル・ダブルだが、終始馬場に張り付かれてこれまでよりも簡単には得点はできない場面もあった。成田もやはりフル出場で22点と気を吐き、富山や阿部が飛び込みリバウンドなどでサイズの不利をカバーする働きを見せたが、筑波大を上回るまでには至らず。しかし、決勝の舞台に進んだことは大きな意味がある。秋に向けてはベンチをより充実させたいところだ。

写真上:筑波大・馬場と拓殖大・バンバの制空権争いは見応えがあった。リバウンド争いも激しかった。
写真下:拓殖大・富山は抜群の跳躍力を生かして飛び込みリバウンドなどで活躍。高さのある筑波大に対しても常にゴール下でボールに絡んでいた。

※筑波大・生原選手、馬場選手、波多選手、波多選手、拓殖大・バンバ選手、成田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.05.29 (Sun)

【2016トーナメント】5/8 7位決定戦 明治大VS青山学院大

延長戦を制して明治大が7位
青山学院大は追い上げるも届かず8位

160508imagawa.jpg 明治大青山学院大の組合せとなった7−8位決定戦。終始明治大がリードするも、4Q残り40秒で青学大が同点に追いつき、戦いは延長戦へ。勝負をわけたのは、“リバウンド”だった。

 1Qは、#5會田(4年・PG)、#2齋藤(3年・PG)のツーガード擁する明治大が、内外バランスよく得点を重ねると、ディフェンスも機能し始め、速攻やパス回しからの3Pなど、開始4分で11-5とリードする展開に。青学大は選手交代などでリズムを変えにいくも、なかなか糸口が見いだせず。ガードの#14柏倉(4年・PG)を投入しテンポアップすると、#32前田(2年・SF)の3Pや#24安藤(4年・SF)のドライブで点差を縮めたが、終了間際に明治大#21野口(1年・SF・九州学院)が3Pを沈め、1Qは26-19。2Q開始早々明治大・#3綱井(2年・SG)の3Pが決まると、点差は29-19の10点差。だが、ここで気持ちを見せたのは青学大4年生たちだった。まずは主将・#14柏倉がチームを鼓舞するかのように強気に攻めてドライブで狙うも、判定はチャージング。しかし、このプレーが青学大に流れを引き寄せ、#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)のセカンドショットが決まると、今度は4年の#24安藤と#3大崎(4年・SG)がそれぞれ3Pと速攻を決め、29-26へ。明治大も#5會田からのアシストで速攻を狙った#21野口がバスケットカウントを決めるが、それでも青学大が#32前田、#10高橋(2年・C)の得点で差を詰め、32-31の1点差。しかし、逆転はできず。ここから残り4分半、青学大がノーゴールの間、#32吉川(3年・SG)、#5會田の得点で明治大が38-31と再びリードを広げて後半へ。

 3Qも先手を取ったのは、明治大。青学大も#24安藤の3Pや#0納見(1年・PG・明成)と#7ナナーの合わせで食らい付くが、明治大に連続で速攻を許し、たまらずタイムアウトを請求。立て直しを図るも、明治大は#9田中井(4年・SG)の3P、#2齋藤と#28今川の合わせがきまり56-42とこの日最大のリード。#24安藤の3P、#32前田のバスケットカウントで点差を縮め、56-48で3Qへ。


160508aogaku.jpg 4Qは学生代表を務める#24安藤と、ウインターカップ2連覇の経験を持つ#0納見が気持ちの強さと勝負強さを見せる。この試合、青学大が初めて先手を取り、#24安藤のドライブ、#0納見がチームを勢いづける3Pを沈め、反撃に出る。さらに、#24安藤が3Pフリースローをしっかりと決めれば、#0納見がジャンプショット、そして#24安藤のドライブで差を縮めると、#3大崎から#24安藤の合わせで71-71と試合は振り出しへ。明治大はここで#2齋藤が奮起。3Pを沈め、逆転を阻止すると、#26小谷(4年・SG)のオフェンスリバウンドでつないだチャンスからドライブを決め、残り1分で76-71へ。だが、諦めない青学大は#24安藤にパスを集め、そこから#3大崎にパスが渡ると3Pが決まり、2点差へ。明治大・#5會田が狙ったジャンプショットは外れ、残りは40秒。#0納見がドライブを決め、76-76の再び同点とすると、試合は延長戦へともつれ込んだ。

 延長戦の先手は明治大。接戦で気持ちの強さを発揮する#32吉川(3年・)がバスケットカウントで先行すると、#0納見がジャンプショットを決め返す。だが、どうしても逆転できない青学大。勝負を決めたのは、“リバウンド”だった。スモールラインナップでのぞんだ青学大に対し、明治大は#28今川らの高さでオフェンスリバウンドを奪い、得点を積み重ね、じわじわとリードを広げる。残り1分15秒、#32吉川がドライブでディフェンスを抜き去り、86-80とすると青学大タイムアウト。そこから青学大らしい粘りを見せ、#24安藤が3P、ドライブを決めると、残り20秒89-85の4点差に迫り今度は明治大がタイムアウトを請求。ファウルゲームを仕掛ける青学大に対し、#28今川がフリースローを確実に決めるが、残り7秒#0納見が3Pを決め、ルーキーとは思えない堂々としたプレーを見せる。点差は3点。ファウルゲームを継続する青学大に対して、今度は#5會田がフリースローを1本決め、4点差。最後、#24安藤の放った3Pが決まり、92-91と1点差に追いつくも、試合終了。明治大が延長戦に持ち込まれたが、一度も逆転を許さず、7位で大会を終えた。

160508oosaki.jpg 試合後、「ビッグマンが機能しなかった」ことを課題に挙げた青学大・廣瀬HC。ルーキーのナナーはまだこれからの選手。高橋も学生代表合宿により、週末不在となったことで調整不足が響いた。そのため、スモールラインナップで戦う場面でこの大会は多く見られた。「スモールラインナップでやることは覚悟していた。そこでいいゲームができたが、それではダメです。最後リバウンド勝負でああいう結果になってしまう」と、延長戦でのリバウンド争いを悔やんだ。

 もうひとつ今後に向けた課題として、「春先は去年よりも走りたいと言っていたが、走っても1対1ができなかったら走っている意味がない。もう一回チームプランを考えないといけない。自分達がやりたいことをやるのではなく、筑波大のような能力集団を倒すにはどうしたらいいのか、ということにフォーカスしていく必要がある」と語った。この大会、思うようなプレーができているとは言い難かった青学大。それでもベスト8入りを果たし、さらには追い上げを見せたことは底力があるということ。チームが噛み合うようになれば、一気に変貌を遂げる可能性は高い。ここから青学大がどんなバスケを展開するチームに成長するのか、リーグ戦が今から待ち遠しい。

 そして、この試合同点に追いつかれるも、延長戦を制した明治大。就任1年目となる山本監督の初陣となった関東トーナメントは7位となった。戦う意欲や勝利へのこだわりなど、春先から選手たちのメンタル面を指摘することが多かったが、山本監督「終わり良ければ全て良しで、最後1点差に追い上げられたが、勝ちは勝ちなので。いい終わり方だった。こういう“勝つ”気持ちを大事にしてリーグ、インカレにつなげていきたい」と、この試合をしっかりと勝ち切った選手たちを評価した。

160508saito.jpg この大会の総括として、昨年は出場機会に恵まれなかった小谷と田中井が存在感を示し、會田も課題であったオフェンス面で積極的な姿勢から得点数を伸ばすなど、4年生の活躍も光った。山本監督「4年生には申し訳ないが、もしかしたらチームを作るのに1年かかるかもしれない。それでも、4年生が今一生懸命にやってくれている。その辺の頑張りを何とか手助けしてあげたい。その頑張りを下級生たちが見て、明治の伝統を引き継いでいってほしい。それだけです」と言うが、2月中旬の就任からまだ2か月半。この大会で得た手応えや感触をもとに、山本監督と4年生たちが作る新たな明治大が、本当のスタートを切った。

写真上:17得点15リバウンドをたたき出した明治大・今川は、延長戦で勝利を呼び込むリバウンドを記録。春先には学生代表候補にも選出され、今後の更なる成長が期待される。
写真中上:大崎が司令塔としてゲームを牽引。ルーキーの能見もそれに続いた。
写真中下:ハーフタイム中に主将・#14柏倉を中心に円陣を組んで話し合う青学大。
写真下:この試合で12アシストをマークし、大会のアシスト王に選出された明治大・齋藤。

※明治大・田中井選手、小谷選手、青山学院大・安藤選手、納見選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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2016.05.29 (Sun)

【2016トーナメント】5/8 5位決定戦 専修大VS中央大

我慢を重ねた専修大が逆転の5位
中央大は可能性を見せるも4Qに力尽きる


160508mikami.jpg 5位決定戦、中央大は前日の5~8位決定戦で負傷した#28鶴巻(2年・SF)に代わってルーキーの#33三上がスタートに名を連ねた。1Q、機動力を生かして専修大のインサイド陣を囲み、サイズの差を感じさせないディフェンスを展開。攻めては#15八木橋(4年・PG)から#7森(4年・CF)への合わせや#33三上、#6柿内(3年・PG)の3Pシュートで優位を得る。一方の専修大はクリアに決めきれない中、#7國分(4年・SF)の身体を張ったプレーで25-16とつなぐ。

 2Qも中央大が#2大崎の3Pや#99浅見(3年・PF)の合わせなど小気味よく加点していくのに対して、専修大は#6渡辺(4年・G)にボールを集めるもなかなかリズムをつくれない。リバウンドも中央大が確保する。専修大はディフェンスから仕切り直そうとするが、中央大#33三上に体勢を崩しながらも決められ、残り6分半37-24でタイムアウトを請求。この後は両者小さなミスが続き、44-31で前半を終える。

 3Q、中央大は引き続き専修大にブロックショットの隙を与えず得点を積み上げる。専修大はオフェンスリバウンドからチャンスを広げてじりじりと追撃。ラストプレイは中央大にうまくファールを使われたものの、60-54まで迫る。

160508osawa.jpg 4Q、専修大・佐々木監督が「テンポを上げていこう」と声を掛ける。それに応えるように中央大のターンオーバーを#6渡辺の速攻につなげ、開始2分で62-62と振り出しに戻す。中央大#7森、専修大#7國分の4年生が意地を見せ合い、一進一退となる。専修大は#30アブ(1年・PF・アレセイア湘南)がブロックショットやダンクで続けば、中央大は#6柿内、#33三上の3連続3Pでさらに上回り、残り3分75-70と突き放す。だがタイムアウトあけ、専修大はリバウンドで粘った末に#7國分が1on1をねじ込む。中央大#33三上が3ショットのフリースローのうち1本成功に留まるうちに専修大はインサイドを攻め、残り1分76-76と同点に。さらに#7國分が再び1on1を決め逆転に成功する。中央大は#6柿内の3Pに託すがやや遠く、ボールは専修大へ。#6渡辺が24秒ぎりぎりまで使い、シュートは決め切れなかったものの#30アブがリバウンドを奪取。中央大はすかさずファウルゲームに行くが、#30アブはフリースローをきっちり2投決め、土壇場で強みを生かした専修大が76-80で5位となった。

 専修大はトーナメントにおいて負けたのは1試合のみとなった。その「1回の敗戦」の大きさが刻まれたことを、佐々木監督は前向きに捉えている。下級生たちが新人戦で実戦経験を積み、#65佐々木(3年・PF)が戻ればさらに多彩なバスケットを展開できそうだ。

 中央大は1部でのプレー経験のある代が最高学年を迎えた。1部昇格を狙える戦力は揃っているだけに、今日のような試合を勝ちきる力をつけたい。

写真上:中央大・三上はルーキーながら3P王を獲得する活躍ぶりを見せた。
写真下:成長が期待される専修大・大澤。

※専修大・佐々木監督、國分選手、中央大・荻野コーチ、八木橋選手、森選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.05.26 (Thu)

【2016トーナメント】5/8 3位決定戦 東海大VS早稲田大

東海大が序盤から引き離して3位を獲得
早稲田大は終盤に迫る力を見せての4位


160508urabe.jpg 3位決定戦に臨んだのは、3連覇への道が絶たれた東海大と、機動力を活かしたアップテンポなバスケットを展開し、久しぶりに上位に食い込んだ早稲田大の両者。勢いでは早稲田大が勝る部分もあるかと思われたが、東海大の激しいディフェンスの前に苦しむ展開となった。

 1Q、東海大は#24卜部(3年・SF)が幸先良くシュートを決めると#25平岩(1年・PF・土浦日大)のシュート、#13中山(4年・PG)の速攻など、東海の得意とする部分での得点が続いた。早稲田大はサイズのある東海大に対し、#21南木(3年・G)が最初の1本を決めた以外はことごとく東海大ディフェンスの前にターンオーバーとなり、アウトサイドも入らず開始5分で4点とオフェンスで苦しむ。反対に東海大は気持ちよく速攻が決まる内容で、1Qは18-7とリードを奪った。

 2Qも早稲田大のオフェンスは好転せず、開始3分で#18森井(3年・PG)の3Pが決まるまでノーゴール。東海大もミスはあるものの、攻守で早稲田大を圧倒する。終盤、早稲田大が#27濱田(2年・F)によるこぼれ球のカバーや#7石原(3年・G)のドライブなどが出始めると、オフェンスリバウンドやアシストも決まり、東海大リードは変わらないが、34-25となんとか差を一桁にして前半終了。

 3Q、立ち上がりの東海大は#24卜部がゴール下でオフェンスリバウンドに粘り、アシスト、ジャンパーも続く。この流れに#25平岩がダンクを決めてチームを乗せ、リードを広げていく。早稲田大は再びターンオーバーが続く展開となり、前半で一桁に留めた点差が再び20点近く開いてしまった。東海大はリードしているものの、中盤からファウルが続いて流れが切れがちに。早稲田大は#25伊藤諄哉(4年・F)の速攻、#26濱田がスティールからバスケットを奪う、早稲田らしい足を使った攻撃も見せたが62-47と依然東海大リードで最終Qへ入った。

160508shinkawa.jpg 早稲田大は4Q開始早々、上から当たる激しいプレッシャーディフェンスを展開。#8新川(3年・F)が#25平岩をブロック、そしてようやく1本目の3Pが入り、さらに速攻からバスケットカウントを奪って反撃に出た。早稲田大の猛攻に東海大は#25平岩、#35伊藤達哉(4年・PG)のシュートなどで応戦し、15点以上のリードは保って試合は進む。残り時間5分、18点差を追う早稲田大はここで#18森井のアウトサイドに大当たりが来る。ここから5本の3Pを沈め、一気に東海大に迫ると、残り22秒で85-80と一気に13点を詰めて5点差に。しかし試合をひっくり返すまでには時間が足りず。終盤フリースローで逃げた東海大が88-82で逃げ切り勝利し、3位で大会を終えた。

 東海大は大会を通して小さな相手に逆のミスマッチへの対応を迫られる試合が続いた。対戦した慶應義塾大、拓殖大、早稲田大はいずれも全体的には小さく、機動力を活かした速いプレーを持ち味とする。そうした相手に対して失点が増える傾向を、いかに抑えて自分たちのロースコアゲームに持ち込むかが今後の課題か。3連覇はならなかったが、大学界でも1、2を争う層の厚さは変わらない。関東を引っ張る存在としてさらなる成長に期待したい。

 早稲田大は2007年に準優勝したとき以来のベスト4突破。惜しむらくはアウトサイドの当たりが終盤まで来なかったことだ。前半は打ち続けたものの3Pは2本、4Qだけで6本当たったが、最初からコンスタントに入ればもっと違った試合展開だったかもしれない。とはいえ、一昨年からガード主体のチームとなったが、その持ち味を上手く出せば上位とも十分勝負できるところを見せた。勢いと爆発力が続けば秋のリーグ戦も楽しみな存在に違いない。

写真上:東海大はスタメンになった卜部が得点面で貢献。年間を通じて安定した働きを期待したいところ。
写真下:早稲田大・新川は今年からポジションアップ。打つだけではないより幅広いプレイヤーへの進化を迫られている。

※東海大・寺園選手、関野選手、平岩選手、早稲田大・吉岡コーチ、河合選手、森井選手のコメントとインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.05.23 (Mon)

【2016トーナメント】5/7 11位決定戦 国士舘大VS日本大

最後までもつれた試合を日本大が制し11位
国士舘大はわずかに及ばず12位で大会終了


160507tutiya.jpg 昨日の試合でともに悔しい負けを喫した国士舘大日本大が11位決定戦に臨んだ。1Qから点差はつかず離れずだが国士舘大は思うように得点が伸びず1Qは10-17の日本大リード。しかし2Qの出足に#0角田(3年・F)が速攻からのバスケットカウントを獲得し、#66馬(4年・C)のシュートで逆転。ベンチから入った#88板垣(4年・C)がラインよりさらに後ろから放つ3Pが次々に沈み、日本大を慌てさせた。日本大は#44松脇(1年・SG)シュート、アシストなどもあって追い上げをはかるが、国士舘大もこのQ#88板垣、#86下(2年・PG)ら合わせて4本の3Pの威力もあって前半は35-30と5点リードで終えた。

 後半、立ち上がりに連続得点を決めた国士舘大だが、日本大のオフェンスもリズムを取り戻し#6新号(3年・PG)の3Pが決まると国士舘大のリードはわずかに。さらに外れたアウトサイドのリバウンドを拾われての#24高橋(4年・SG)の速攻、続けてバスケットカウントを獲得するプレーが決まると日本大が逆転。国士舘大は3Qの後半、ほとんど得点することができずに45-47と2点のビハインドで3Qを終了。

 4Q、国士舘大は#66馬が#48ジャワラ(1年・SF・日大豊山)をブロック、しかしその次に得たフリースローを#66馬が2本ともミスするなど、開始4分間で取れた得点は2点のみ。日本大も開始2分半は沈黙してしまうが、#4柳下(4年・SG)の3Pでなんとか流れを切らさずリードを守る。国士舘大は#86下の3Pが決まると#32臼井(3年・C)や#38阿部(2年・G)も次々に得点していき、離されずについていく。日本大はここでエース#24高橋が奮起。フリースロー、アシスト、バスケットカウントと勢いを切らさず決め続け、#44松脇(1年・SG・土浦日大)の3Pもあって、追い上げる国士舘大をその都度振り払っていく。残り1分を切り日本大のリードは4点。国士舘大は激しいディフェンスからターンオーバーを誘い、残り24秒に#88板垣がこれで得たフリースローを決めて64-66の2点差に迫った。ここからファウルゲームを仕掛けていく国士舘大だが、日本大は残り14秒にフリースローを#24高橋が1投決めて3点のリード。続く国士舘大のオフェンスは、#0角田に託した3Pが決まらず、最後は#6新号がノータイムでフリースローを2本決め、64-69と日本大が逃げ切って11位を決めた。

160507usui.jpg 国士舘大は得意の中長距離のシュートが思ったほど決まらず。リバウンドでは勝っていたが得点が伸びずに終わった。中心となる選手は変わらないが、ベンチメンバーは今大会では昨シーズンと変わっており、まだ秋に向けてどのようなチームになっていくのか未知数だ。シュート力はあるため、安定して力を発揮できるようになりたい。

 日本大は昨年より取り組んでいるディフェンスもだいぶ板につき、地道に粘れるようになってきた。本村が体調不良で最後の2試合を欠場したが、高橋の得点が最後に国士舘大を振り切った。今年は走って点を取るスタイルを目指すが、それを秋までにどれだけ突き詰められるかも勝敗を左右するだろう。

写真上:日本大はガードの土屋も4年生。スピードがあり走りに適した選手。
写真下:臼井の得点も国士舘大には欠かせない。馬とともにインサイドでの働きも期待される。

※日本大・網野コーチのコメント、門馬選手、高橋選手のインタビュー、国士舘大・板垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2016.05.18 (Wed)

【2016トーナメント】5/7 9位決定戦 慶應義塾大VS大東文化大

高さと激しいディフェンスが光った大東文化大学が9位
慶應義塾大は粘りのプレーを見せて10位フィニッシュ


160507kuzuhara.jpg ベスト8以下の最高位、9位を目指す戦いは高さ、選手層ともに厚みのある大東文化大が序盤から強みを発揮するが、慶應義塾大が食らいつく展開となった。

 この日、大東文化大はスタメンに#20毕(3年・PF)ではなく、#15モッチ(1年・C・桜丘)を起用。器用で機動力のある#20毕よりも、インサイドでシンプルに仕事をこなす#15モッチの方が有効という西尾HCの考えによるもの。これによって立ち上がりから慶應大はゴール下で#22トカチョフ(3年・CF)や#7高橋(3年・F)といったインサイド陣がうまく機能せず、外からのシュートが多くなる。一方の大東大は#0葛原(3年・SG)、#68花井(4年・SG)などによる3Pが続き、ゴール下でも#15モッチがオフェンスリバウンドをもぎ取っていった。慶應大も速攻を出す場面はあるが、攻撃パターンが限られ、1Qから大東大が12-21リードする格好となった。

 2Q、大東大はフリースローを得ていくものの確率が悪く、得点の伸びが鈍る。慶應大は#5後藤(4年・G)の3Pを皮切りに加点したいところが、こちらもファウルが混んでくる。大東大はここで#32原(4年・SF)のシュートや飛び込みリバウンド、#20毕の3Pなどが出るが安全圏に引き離す形まではいかず。慶應大は速攻、スティールなど持ち味を出す部分も見えるが点差は縮まらず27-37の大東大リードで前半終了。

 3Q、気を引き締め直した慶應大が大東大に迫った。立ち上がりの#22トカチョフのミドルシュートが決まると、#7髙橋のオフェンスリバウンドやシュート、#5後藤の3Pが続き開始1分半の猛攻で1点差に。大東大は#68花井が速攻からバスケットカウントを獲得するが、その後はファウルが続いた。慶應大は#23木村(3年・CF)の3Pが決まって逆転すると、#7高橋のバスケットカウント、#5後藤の3Pで4点のリードに成功した。ミスが続く大東大は得点が止まりがちになるが、メンバーチェンジで打開をはかる。慶應大のファウルが嵩んでいくのを尻目に、#87波多(4年・SG)、#12熊谷(2年・F)の3Pに#56山岸(3年・PF)の速攻が出た大東大が逆転し、48-55とリードして最終Qへ入った。

 追いつきたい慶應大はパスミスやファウルが続き、ターンオーバーを止めることができない。大東大は#15モッチのゴール下での存在感が大きくなり、リバウンド、フリースローでの得点で慶應大を引き離していった。慶應大はアウトサイドが決まらず、追い上げのきっかけができない。一方の大東大は小気味よく得点を重ねて最終的には63-80で試合終了。9位の座を獲得した。

 高さ、選手層で優っている大東大に最後は軍配が上がった。モッチはケガがあってチームとの合わせはまだ十分ではないが、その存在感は大きく、今後のチームに頼もしい選手が加わった。大東大は選手層が厚く誰が出ても任せられる利点がある。特定のエースに頼るのではなく、全員でやることを目指しているという。全員が安定したプレーを1年間続けられるようになることが、1部復帰の鍵を握るだろう。

160507takahashi.jpg 慶應大はここ2年、コーチ交代や春先の練習不足で一昨年は15位、昨年は16位と結果が出ていない春だった。それに比べるとかなり躍進ともいえる10位となったが、課題も見えた。チームとしての粘り強さや後藤の開花などはひとつの収穫だが、長いシーズンを戦うためには体力増強や控えメンバーの成長はまだまだ問われる。それでも春最大の目標とする早慶戦(慶早戦)に向け、チームの士気は高い。試合をこなしながら全体の底上げをはかりたい。

写真上:次世代のエースとして期待される葛原は序盤に3Pなど見せ場を作った。大会を通しては「意気込みはあるものの空回りした」との弁。「期待されているのは得点。コンスタントに20点以上取っていきたい」と目標を持って今シーズンに臨んでいる。
写真下:インサイドで踏ん張りを見せた慶應大・髙橋。得点面でもかなり貢献を見せ、代々のエースナンバー「7」を背負い、チームの要のひとりとしての活躍が問われる。

※大東文化大・原選手、山岸選手、熊谷選手、慶應義塾大・西戸選手、トカチョフ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2016.05.17 (Tue)

【2016トーナメント】13位決定戦 順天堂大VS駒澤大

駒澤大が昨年より2つ順位を上げ13位
順天堂大は後半に力尽き、14位で大会を終える

160506isii.jpg 13位決定戦は昨年は3部でしのぎを削り、今季はともに2部で戦うことになっている順天堂大駒澤大の対戦となった。前半は点差が離れることはなかったが、後半に入って得意の攻撃力を発揮して流れを呼び込んだ駒澤大が47-71で勝利し、13位を確定した。

 1Qはシーソーゲーム。互いにアウトサイドに強みがあるが、そこまで確率よく決まらず12-13と駒澤大リードの1点差。2Qの立ち上がりも大きく流れは変わらないが、駒澤大は#14川嵜(4年・F)のシュートが調子よく入りだし、徐々に差をつけていく。一方の順天堂大はオフェンスがうまく展開できず、選手交代をはかるも流れを持ってくることができない。駒澤大はターンオーバーもあるが、アグレッシブなオフェンスを仕掛けて残り3分で9点のリードに成功。順天堂大は残り5分から4点しか獲得することができずに22-29の駒澤大リードで前半を終えた。

 3Qの序盤、駒澤大はアウトサイドこそまだ大当たりがこないものの、ペイント内にも切り込み、内外でオフェンスを展開。順天堂大は#73佐々井(2年・PG)のバスケットカウントもあって流れを持ってこようとするが、パスの息が合わないなどオフェンスが続かない。その間に速攻が出た駒澤大がリードを広げ、最後はブザーとともに#14川嵜が3Pを沈めると30-48のリードで最終Qへ。アウトサイドを持ち味とする順天堂大は積極的に打っていく形になるが、前の試合ではタフショットを決め続けて勝利の立役者となった#17小鮒(4年・F)が当たらず。最終的には47-71で駒澤大が快勝を収め、昨年より2ランクアップの13位で大会を終えた。

 駒澤大は一度学校のシステムの都合で推薦入学の選手が途切れて3部落ちも経験したが、その後再び強豪校からの選手獲得を経て、戦力が充実してきた。3年前に専修大を破って16位に食い込み、昨年は15位、そして今年は13位を獲得して秋リーグへの弾みとなった。

160506sasai.jpg 順天堂大は駒澤大と同じく今季は2部リーグに挑む。上級生ガードが抜けたが、ガードの佐々井、ルーキーの千葉など成長が期待できる選手もいる。3年生ながら主将を務める川久保は、攻守はもちろん、泥臭いプレーでボールに絡んでチームを支える。上位の対決に入ってから失点が多かったのは今後の課題、秋までにもう一回り大きく成長できるかがポイントになるだろう。

写真上:駒澤大・石井のシュートが終盤気持よく決まった。ウイングの片翼を担うポイントゲッターだ。
写真下:込山に変わり、今年からスタメンガードを務める佐々井は2年生。3Pを多く決めたルーキーの千葉など、順天堂大は下級生の出来もチームを左右しそうだ。

※駒澤大・川嵜選手、前田選手、順天堂大・小鮒選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  15:24  |  2016トーナメント  |  Top↑

2016.05.15 (Sun)

【2016トーナメント】5/6 15位決定戦 学習院大VS法政大

両者ともに今後を見据えた戦いを選択
先行する法政大に食らい付いた学習院大が逆転で15位に


160506komiya.jpg 15-16位決定戦は、延長戦の末に順天堂大に敗戦を喫した3部・学習院大と、前半のリードを4Qで守り切れず駒澤大に敗れた2部・法政大の組合せとなり、3Q終わりの8点ビハインドを取り返した学習院大に軍配が上がった。

 試合はこれまでフォーアウトなどアウトサイド陣を中心に戦ってきた法政大が、今後を見据えるうように、#12柳川(3年・C)、#91竹内(2年・C)、#29堀川(1年・C・福大大濠)らにボールを集めるインサイド中心の攻めを展開。そこに、#57玉城(2年・PG)の3Pや#14植村(3年・G)の速攻などで得点を重ね、1Qは12-21と法政大がリードする。

 対する学習院大はミスマッチに対し、ゾーンディフェンスではなく、あえてチームコンセプトであるマンツーマンによるプレッシャーディフェンスを選択。これに法政大がリズムを狂わせされたか、#24鈴木悠介(1年・C・洛南)のリバウンドシュートが入るまで、2Q開始5分間ノーゴール。その後、#6荻野(4年・G)の3Pで一時逆転するなど、学習院大が点差を縮め、30-26で後半に入ると、後半開始直後に、再び#6荻野の3Pで32-32の同点とするも、#57玉城のバスケットカウント、#7藤井(4年・SG)の3Pが決まり、法政大が38-46と8点リードで最終Qへ。

160506uemura.jpg 4Q、先手を取ったのは学習院大。スティールから速攻による得点で流れを引き寄せると、#9小宮(4年・C)、#11飯田(4年・F)らの得点で一気に点差を縮め、残り3分。#11飯田が3Pを沈め、53-51と逆転に成功する。さらに、#12安藤がドライブをねじ込むと、法政大が追う展開に。ここから点の取り合いとなり、残りは1分。法政大は#91竹内がポストプレーで得点すると57-57の同点へ。この大事な場面で決めたのは、学習院大#12安藤。果敢に攻め込み、ターンショットを決めると学習院大が2点のリードに。法政大はチームトップの18得点をあげた#57玉城がドライブを狙うも決められず、ファウルゲームへと突入する。残り時間わずか、勝利を決めたい学習院大はフリースローを得た#11飯田が2本目を外し、リードは3点。法政大はタイムアウトを請求するが、再開後のスローインで最後の力を振り絞った学習院大ディフェンスの前に、5秒オーバーのバイオレーションに。続く学習院大のオフェンスは決まらないが、法政大も最後に#14植村が3Pを放つが決まらず、60-57で試合終了。自分達らしいバスケットを貫いた学習院大が法政大から勝利をあげ、15位の座を掴んだ。

160506gakusyuin1.jpg 学習院大は今年度から取り組んだフォーアウトで戦い抜いた。「順位決定戦の機会が得られたのは、よかった。普通なら惨敗が続いて終わってしまうところを何とか1勝を目指してやってきて、最後に掴めました。4Qはコンセプトにしていたプレッシャーディフェンスのバスケで勝てたので、成功体験を得られた。さらに磨きをかけていこうと思います」志津コーチ。上位校のボディコンタクトに競り負け、重要な場面でタフショットを決めきれない場面が見られたことなどは今後の課題だが、それでも攻守ともに自分たちのバスケを貫き通し、掴んだ勝利。それを成長の糧とするチーム力を感じさせるだけに、リーグ戦での奮闘に期待したい。

 対する法政大は、塚本HC曰く「まだ発展途上のチーム」。今大会3Pの比率が多いことなどからポストプレーの攻撃回数が少ないと考え、インサイド陣に終始ボールを集めた。また、控え選手を中心としたメンバー構成で、学習院大の追い上げ時にあえて1、2年生の布陣で経験を積ませるなど今後を見据えた戦い方を選択。勝利は逃したものの、塚本体制2年目の通過点として、ある程度の手応えと課題は浮彫りになった大会と言える。また、将来を期待できる選手は多いが、ガード陣に対し少し遅れを取っているインサイド陣の成長は必須。チームとして戦力の底上げができるかどうかがリーグ戦に大きく関わるだろう。

写真上:下級生から出場してきた小宮も最後の力を振り絞った学習院大。
写真中:春先から積極的な攻撃を見せる法政大・玉城は、新人戦での活躍も期待される。
写真下:コーチを含め、最後まで声を掛け合った学習院大大。ベスト8決定戦で敗戦後に荻野が言った「この機会をつなげていきたい」という言葉を、ぜひ体現してほしい。

※学習院大・飯田選手、安藤選手、法政大・植村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  09:31  |  2016トーナメント  |  Top↑

2016.05.08 (Sun)

【2016トーナメント】最終結果

優勝 筑波大学
準優勝 拓殖大学
3位 東海大学
4位 早稲田大学
5位 専修大学
6位 中央大学
7位 明治大学
8位 青山学院大学
9位 大東文化大学
10位 慶應義塾大学
11位 日本大学
12位 国士舘大学
13位 駒澤大学
14位 順天堂大学
15位 学習院大学
16位 法政大学


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優勝 筑波大学


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準優勝 拓殖大学


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3位 東海大学


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4位 早稲田大学


【個人賞】

■最優秀選手賞/MVP 馬場雄大(筑波大学)
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■敢闘賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)
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■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)135点
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■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)(OR20/DR58/TO78)
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■3ポイント王 成田正弘(拓殖大学)14本
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■3ポイント王 安藤周人(青山学院大学)14本
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■3ポイント王 三上侑希(中央大学)14本
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■アシスト王 齋藤 拓実(明治大学)24本
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■優秀選手賞 成田正弘(拓殖大学)
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■優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学)
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■優秀選手賞 満田 丈太郎(筑波大学)
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■優秀選手賞 伊藤達哉(東海大学)
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■優秀選手賞 石原 卓(早稲田大学)
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2016.05.07 (Sat)

【2016トーナメント】5/7 レポート

余裕を見せて決勝進出を決めた筑波大と
東海大を下した拓殖大が頂点を争う


 関東大学トーナメントも終盤に入り、残りの順位決定戦を消化しつつ、準決勝を迎えた。順位決定戦では大東文化大が9位を獲得。以下慶應義塾大、日本大、国士舘が続いた。5~8位決定戦は中央大、専修大が勝ち上がり、5位を目指す。

 準決勝は、筑波大が早稲田大に対して圧倒的な力を見せつけて勝ち上がり3年連続の決勝進出、東海大と拓殖大は激戦の末に拓殖大が勝利し、決勝へと駒を進めた。筑波大が勝てば1959年の東京教育大だった時代以来、拓殖大は1995年以来の優勝となる。


◇5-8位順位決定戦
【中央大が課題の3Qを乗り切り5決へ進出】
160507tsurumaki.jpg 5−8位決定戦・中央大-明治大は、出だしで面白いようにシュートが決まり大量リードを奪った2部・中央大が、1部・明治大の反撃にあうも、最後は逃げ切り勝利を掴んだ。

 1Qは、終始中央大ペースに。#7森(4年・CF)のポストプレー、#28鶴巻(2年・SF)のドライブで流れを掴むと#6柿内(3年・PG)、#33三上(1年・SG・明成)の3Pが続き、30-12と得点だけでなく明治大をロースコアに抑える。対する明治大は、きっかけを掴みたいところだったがミスが目立ち、スタートダッシュ出来ず。しかし、2Qに入ると徐々に中央大オフェンスに対応し得点を抑え始める間に、#9田中井(4年・主将・SG)、#3綱井(2年・SG)#32吉川(2年・SG)が得点を重ね、43-35で後半へ。

 3Q出だしは両者とも相手ディフェンスに攻めあぐねるも、#7森や#99浅見(3年・PF)のインサイド陣がバスケットカウントを決める中央大に対して、明治大は#28今川(2年・SF)や#24森山(2年・PF)の得点で粘ると、最後は#26小谷(4年・SG)と#32吉川の合わせプレーが決まり、56-55と明治大が差を詰めて最終Qへ。

 4Q、明治大ディフェンスに中央大が24秒攻めきれない場面も見られたが、決定打に欠ける明治大はシュートがことごとく入らず。離れては1点差にまで追い上げる攻防が続くも、#6柿内のジャンプシュートと#33三上の3Pで残り3分70-64と中央大が優勢に。その後、明治大はファウルゲームを仕掛けるも、及ばず。中央大が試合を通して好不調の波はあったものの、最後は勝利を引き寄せた。

 中央大は1Qこそ好調なオフェンスを見せるも、荻野コーチ曰く、「ここ最近毎試合、3Qが課題。入りが悪かったり、停滞してしまう」という状態がこの試合でも変わらず。それでも、春先から取り組んできたディフェンスで終盤乗り切ったことは今後につなげたい。対する明治大も、準々決勝の拓殖大戦同様に、あと一歩まで追いつくも逆転まではいかず、「追いついても追い越せない。そこはもうメンタリティー問題」(山本監督)とこちらも課題が残ったまま。ぜひ残り1試合で解消の糸口を見つけてほしい。

写真:チームトップの17得点をマークした中央大・鶴巻。


【最後は#11秋山の1対1が光り専修大が5位決定戦へ】
160507akiyama.jpg 準々決勝では相手の勢いの前に自分たちのバスケットができずに、苦渋を舐めた専修大青山学院大。5~8位の順位決定戦のもう1試合は、苦い敗戦を得た両者の対決となり、京王電鉄杯の決勝と同じ顔合わせとなった。

 京王電鉄杯では専修大が逆転する形だったが、この日は出足から専修大が好調。#7國分(4年・SF)のアウトサイドが決まり、#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)もファウルはあるものの、ドライブからバスケットカウントを決めるなど、いきおいある攻撃を見せる。青山学院大はこの試合も立ち上がりから攻めあぐねる場面が続き、外も当たらず。1Qは17-10と専修大がリードする形となった。2Q、立ち上がりに速攻が立て続けに決まった専修大がリードを広げるが、青山学院大も#32前田(2年・SF)のシュートで巻き返していく。一時は15点差のリードになるが、青山学院大も#21石黒(4年・PF)の速攻が出て3点差まで追い上げに成功。しかし終盤のオフェンスで24秒オーバーを連続で犯してしまい、追撃しきれず前半は32-29で専修大リード。

 後半は出足に専修大がオフェンスにもたつき、開始4分で#24安藤(4年・SF)の3Pが出ると青山学院大が遂に1点差に迫った。しかしすぐさま#6渡辺(4年・G)のアシストから#30アブのダンクが出ると専修大が逆転。その後は両者ターンオーバーが続く中、シーソーゲームとなるが、#8時田(3年・PF)の連続シュート、#14柏倉(4年・PG)の速攻が出て青山学院大が6点のリードに成功する。47-53の青山学院大リードで4Qに入るが、専修大は3連続で3Pが続きイーブンに戻すと、#30アブのドライブがバスケットカウントを獲得。ここから乗った専修大は#11秋山(3年・PG)が次々に仕掛けるドライブをことごとく決めていき、73-66。京王電鉄杯に続いて青山学院大に勝利し、5位決定戦へと進んだ。

 最後の大事な場面で何度もシュートを決めにいった#11秋山は、ここまであまり良くなかった3Pが入り、小兵ながらリバウンドにも絡んだ。1対1も何度も決まったが最後も「自分で行くつもりだった」と言う強気な姿勢で決めきった。全体的にオフェンスは好調だったが、秋山のオフェンスが決まっている日の専修大は強い。5位決定戦もこうした専修大らしさが出せるか。一方の青山学院大は速攻が出る良い面もあったが、得点チャンスが少なく、苦しい戦いを強いられた。

写真:最後の秋山のドライブはディフェンスの柏倉がボールに触っていたが、それでもフェイドアウェイで決めきった。


◇準決勝
【筑波大が余力を残して三年連続の決勝進出】
160507kibayasi.jpg 準決勝第一試合は、序盤こそ早稲田大がトラップディフェンスなど持ち味を出したものの、筑波大は冷静に対応。2Qから本格的にエンジンが掛かり、一時50点差のつくワンサイドゲームとなった。
 1Q、筑波大は#6馬場(3年・SF)のダンク、早稲田大は#7石原(3年・SF)のバスケットカウントで幕開け。早稲田大はさらに前から当たって#21南木(3年・G)の3Pにつなげてみせるが、ファールもかさんでしまう。ただ、筑波大がフリースローも含めてシュートを落としたのもあり、残り1分12-17と点差は拮抗。筑波大はここで#2満田(4年・SG)が3Pを決めると#17杉浦(3年・PF)も続き、12-23とリードを広げる。
 2Q前半は点の取り合いになる。筑波大は#81小原(4年・C)、早稲田大は#36渋田(4年・G)とそれぞれ交代でコートに立った選手が奮闘。残り5分24-38と点差は変わらない。その中で早稲田大はガードのピック&ロールを封じられるなど攻め手がなくなっていくのに対し、筑波大は軽々と加点。早稲田大に苦しいシュートを打たせてリバウンドを確保、#11増田(1年・PF・福大大濠)の速攻や#88牧(1年・PF・福大大濠)の3Pにつなげて一気に20点差をつける。その後も手をゆるめず、前半ラストプレイは#6馬場のダンクで26-53とした。

 3Q、早稲田大はきっかけを掴みたいが外に偏り、シューターの#27濱田(2年・F)も4ファールと苦しい。一方の筑波大はゴール下やレイアップで着実に点を重ね、残り3分には26-76と圧倒的な力をみせつける。早稲田大は#11河合のフリースローでようやく後半初得点を挙げると、#25伊藤(4年・F)も連続3Pを沈める。もう勝敗には関わらないものの、4Q残り6分にベンチメンバーと総入れ替えするまでそれぞれ意地は見せ続けた。一方の筑波大も主力を休ませた状態で63-104で決勝に駒を進めた。

 早稲田大にとってはほろ苦い展開となったものの、#11河合を中心に話し合い、決して適当なプレーは見せなかった。3位決定戦でもプライドをぶつけてほしい。
 筑波大は中・外、トランジション・ハーフコート、オフェンス・ディフェンス問わず高いレベルで対応してみせた。拓殖大との決勝でも、相手の特徴を掴み落ち着いて対処すれば頂点が見えてくるだろう。

写真:筑波大・木林がインサイドで存在感を見せるとさらに的が絞れなくなる。

※筑波大・満田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【終始アグレッシブな拓殖大が東海大の追撃を振り切る】
160507tokaitakushoku.jpg 準決勝の第2試合は、ディフェンディングチャンピオン東海大と、2強を崩し頂点を目指す拓殖大が激突。互いに譲らぬ戦いは、拓殖大の優位さが最後まで目立つ展開となるが、最後まで分からない激しい勝負となった。

 守りの東海大と、スモールラインナップだが攻撃力で勝る拓殖大という正反対のチームの戦いで先行したのは東海大。立ち上がりこそディフェンスが効き、そこまで外も打たせなかった。一方、自らは#24卜部(3年・SF)の外角が決まり、#25平岩(1年・PF・土浦日大)のバスケットカウントなど良い面も見え、また終盤交代して4年生で固めた布陣での安定感も光って25-17とリード。2Qに入っても#35伊藤(4年・PG)のドライブからのバスケットカウントで10点リードに成功する。しかしここから拓殖大もじわじわと追い上げ開始。東海大は拓殖大の「中に寄せた」(池内監督)というディフェンスでガード陣がペイント内に入り込めなくなり、託したアウトサイドの確率も悪い。さらに何度もシュートブロックに遭って得点が停滞。拓殖大は#18多田(1年・F・八王子)の3P、#23バンバ(4年・C)のシュートなどで盛り返し、#39成田(4年・SG)の3Pで逆転。東海大は残り4分、#33鈴木(4年・SF)の3Pが決まった以降を無得点に終わり、32-36の拓殖大リードで前半を折り返した。

 後半の立ち上がり、拓殖大は#13阿部(3年・SG)が躍動。3P、アシストに加え、#33富山(3年・G)のスティールから#13阿部の速攻が出るなど、攻撃が次々に決まり気づけば開始3分で9点のリードに成功する。東海大のオフェンスがターンオーバーになるのを尻目にさらに拓殖大のシュートは決まり、#39成田の速攻、3Pで最大12点のリードに。拓殖大はさらに#33富山の速攻、Q最後ギリギリに決まった#11山崎(3年・G)3Pも大きく、47-64で終了。東海大は必死のディフェンスで粘るが詰めては決められる流れを繰り返し、点差を一桁にすることはかなわず。

160507terazono.jpg 追い上げたい東海大は4Q、#81関野(4年・SF)の3Pを皮切りに、#13中山(4年・PG)のドライブからのバスケットカウント、#33鈴木のフリースロー、速攻で必死の猛追。しかし拓殖大も簡単には10点以上の差を詰めさせない。残り2:39、東海大のビハインドは14点。通常のオフェンスでは追いつくことは難しい中、3P攻勢が始まった。ディフェンスで当たり、ターンオーバーを奪ってはアウトサイドを打っていく。#4寺園(4年・PG)を皮切りに#33鈴木、#13中山、#4寺園、#13中山、#13中山となんと6連続の3Pを沈めて残り38.4秒で3点差に。残り9.7秒、激しい攻防にも両者得点が動かないまま拓殖大は#39成田がフリースローを獲得。しかしこれを2投外し、ボールは東海大へ。ボールを持った#35伊藤から託された3Pを放ったのは主将の#4寺園。しかし「力んでしまった」というシュートは7本目の3Pとなることなく無情にブザーは鳴り響いた。東海大の怒涛の追撃をかわし、拓殖大が84-87で5年ぶりに決勝の舞台へと駒を進めた。

160507takushoku.jpg 拓殖大は「伊藤や中山はドライブが好きなので、それに対応するためにゾーン気味のマンツーマンでディフェンスを中に寄せた」池内監督。これによって通常であればスペースにすかさず飛び込んでくる両ガード陣の足が止まり、オフェンスを展開させなかった。そして何と言っても得意のアウトサイドが勝負どころでよく入ったことが大きい。多田の思い切りの良さも評価した。

 敗れた東海大は差をつけられてから焦ったか外を打たされる格好になり、これが最終盤まで効果的には決まらなかった。「追いかけようとして攻め急いだときに、落ち着かせるべきだった」陸川監督は反省の弁。よく追いついたといえるが、エンジンがかかるのが遅かったのが惜しまれる。また、ディフェンス面では佐藤をバンバにつけて運動能力でよく対抗したが、一方でゴール下に飛び込んでくる阿部や富山の機動力への対応が遅れたのが痛かった。

写真上:阿部、富山らが何度も飛び込みリバウンドに入り、ゴール下で激しい争いを展開。
写真中:粘り強さを見せてシュートを放っていった東海大。最後のシュートは寺園が担った。

※拓殖大・成田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※11位決定戦・日本大vs国士舘大、9位決定戦・慶應義塾大vs大東文化大は別途掲載します。



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2016.05.07 (Sat)

【2016トーナメント】5/8試合予定(最終日)

■国立競技場代々木第二体育館

11:00 明治大学 vs 青山学院大学(7位決定戦)
12:40 中央大学 vs 専修大学(5位決定戦)
14:30 東海大学 vs 早稲田大学(3位決定戦)
16:20 筑波大学 vs 拓殖大学(決勝)



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2016.05.06 (Fri)

【2016トーナメント】5/6 レポート(9〜12位決定戦)

ベスト8以下の最高位を目指す戦いは
大東文化大と慶應義塾大が勝ち上がる


 関東大学トーナメント、この日は上位対決は中1日の休みとなり、順位決定戦が4試合行われた。学習院大は法政大相手に逆転勝利を収め、15位に。駒澤大も昨年より2ランクアップの13位で終え、有終の美を飾った。また、9〜12位の順位決定戦は大東文化大、慶應義塾大が勝ち上がり9位決定戦に臨む。


【流れを掴んだ大東文化大が後半に抜け出す】
160506kumagai.jpg 9位決定戦を目指す大東文化大日本大の戦いは、強みを活かせた大東大が4Qでペースを掴んだ。前半は競り合いの様相を呈した。つかず離れずの1Qは5点差で大東大リード。2Qに入ると日本大が#24高橋(4年・SG)の3Pが当たって逆転し、大東大は#20毕(3年・PF)のファウルが続いてしまうものの、#12熊谷(2年・PG)の連続3Pで持ち直し、35-42の日本大リードで前半終了。

 3Qは立ち上がりで大東大のシュートが連続して逆転に成功するが、開始3分で#20毕が3ファウルとなってしまう。日本大は#24高橋の3Pを皮切りに#5仁平(4年・PF)がドライブ、速攻で得点し、#24高橋のドライブで再度逆転。だが3Qも勝負の行方は見えず55-55で4Qへ。

 最終Qで流れを掴んだのは大東大。#20毕は下げたまま#15モッチ(1年・C・桜丘)がゴール下で強さを発揮。リバウンドを始めバスケットカウントや、ミドルシュートも決めて大東大がリードする展開に。日本大はインサイドで攻め切れない場面が続き、ミスが続いた。時間が減るにつれて外に頼りがちになるが、勝負を覆すまでには至らず。75-67で大東大が勝利して9位決定戦へと進んだ。

写真:4本の3Pを決めた大東大・熊谷。2年生ながらこの大会ではスタメンを努め、スピードを活かした攻撃と勝負強い3Pを見せる。


【リバウンドを制した慶應大が国士館大を下す】
160506keiokokusi.jpg 勝てば9位決定戦へと進める慶應義塾大国士館大の一戦は、サイズがないながらも国士館大の高さに対抗し、加えて#5後藤(4年・G)の3Pが爆発した慶應大が勝利した。1Q、慶應大は#4西戸(4年・G)、#5後藤、#9鳥羽(2年・G)が、国士館大は#32臼井(3年・C)、#88板垣(4年・C)がアウトサイドで点を重ねていく。しかし、どちらもスロースタートで自分たちのリズムに持っていけず、得点は平行線のまま。2Qになると、互いに調子を取り戻しながらシーソーゲームを続けるが、終盤になって慶應大のファウルやターンオーバーがかさみ、国士館大がそのチャンスを得点につなげていくと30-35の国士館大リードで前半を終える。

 3Q序盤は慶應大のディフェンスが機能し、国士館大に攻めさせない。慶應大は奪ったボールを着実に得点につなげ、#5後藤の3Pで逆転に成功。対する国士館大は#66馬(4年・C)のバスケットカウントなどでなんとか食らいついてはいくが、慶應大#22トカチョフ(3年・CF)が攻守ともにリバウンドで活躍し、思うように点差を詰めることができない。残り1分のところでこの日絶好調の慶應大#5後藤が2連続3Pを決め、最終Qへ。4Qになっても慶應大#5後藤の勢いは治まらず、今度は3本連続3Pを決め、国士館大との差は16点に。国士館大は最後まで流れを変えられず、そのまま試合は終了。84-69で慶應大が9位決定戦へと駒を進めた。

 慶應大は自分たちよりサイズのある国士館大に対してしっかりとリバウンドを取ることができていた。次の相手もサイズのある大東文化大であるため、同じくリバウンドが鍵になってくるだろう。国士館大は11位決定戦へと進む。下級生が多く出場しているチームであるため、次につながるゲームがしたい。

写真:3Q序盤、激しいディフェンスを見せる慶應大。

※慶應義塾大・後藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※13位決定戦・順天堂大vs駒澤大、15位決定戦・学習院大vs法政大は別途掲載します。



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2016.05.06 (Fri)

【2016トーナメント】5/7試合予定

■国立競技場代々木第二体育館

◆9〜12位決定戦
10:00 国士舘大学 vs 日本大学(11位決定戦)
11:40 慶應義塾大学 vs 大東文化大学(9位決定戦)

◆5〜8位決定戦
13:20 中央大学 vs 明治大学
15:00 専修大学 vs 青山学院大学

◆準決勝
16:40 筑波大学 vs 早稲田大学
18:20 東海大学 vs 拓殖大学


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EDIT  |  20:50  |  2016トーナメント  |  Top↑

2016.05.06 (Fri)

【2016トーナメント】5/6結果

学習院大学60(12-21,14-9,12-16,22-11)57法政大学
順天堂大学47(12-13,10-16,8-19,17-23)71駒澤大学
大東文化大学75(20-15,14-27,21-13,20-12)67日本大学
慶應義塾大学84(20-18,10-17,28-16,26-18)69国士舘大学


13位 駒澤大学
14位 順天堂大学
15位 学習院大学
16位 法政大学


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2016.05.05 (Thu)

【2016トーナメント】5/5レポート

ベスト4は東海大・筑波大・拓殖大・早稲田大に
早稲田大が久しぶりにベスト4入りを果たす


 大会は終盤に入った。この日は下位の順位決定戦2試合と準々決勝4試合が行われた。順位決定戦は延長戦も見られる白熱した展開が続き、続く準々決勝も見応えのある試合が続いた。


160505kobuna.jpg 下位の順位決定戦、学習院大順天堂大の試合は最後の最後まで競り合う展開となった。互いに譲らないまま4Qに突入する展開となり、わずかに順天堂大がリード。しかし、学習院大は#6荻野(4年・G)の3P、#12のミドルで残り40秒で逆転に成功。だが順天堂大もそれに続くオフェンスで#6川久保がバスケットカウントを奪う活躍で逆転。しかし学習院大は#17森澤(4年・F)がタフショット気味のフェイダウェイを決めて同点とすると、79-79のままタイムアップ、延長に入った。

 延長戦、学習院大は#11飯田(4年・F)の3Pで逆転。さらに#6荻野のスティールから速攻が出て3点のリードに成功する。だが同時にミスもあり、順天堂大を突き放すチャンスを何度も失ってしまった。順天堂大は#29千葉(1年・F・盛岡市立)が値千金の3Pで同点とすると、そこから学習院大はターンオーバーが続き、チームファウルが5つを越えてフリースローを与える流れになってしまう。順天堂大はこれを決めていき、残り22秒で1点差に迫られるも逃げ切って88-89で勝利。13位決定戦へ進んだ。


160505komazawa.jpg 下位の順位決定戦、もう一つのカードは2部の法政大駒澤大の顔合わせ。1Qの出足から6連続の3Pが入った法政大がリードする展開で進む。駒澤大はターンオーバーを奪うシーンもあり、大きく離されないもののシュート確率があまり上がらず。後半に入り駒澤大は#14川嵜(4年・F)の3Pで追いつくチャンスを得た。4Qの残り2分半、77-76と1点差に迫った駒澤大。さらに#65針生(2年・PF)のバスケットカウントで逆転に成功する。残り51.4秒、駒澤大が2点リードで法政大はタイムアウト。再開後駒澤大の#17中津の3Pが決まり、法政大も#6中村(1年・PG・福大大濠)の3Pで返すがリードは駒澤大。法政大は終盤のオフェンスが決まらず、駒澤大が得たフリースローで勝利を確実にし、80-85で逆転勝利を収めた。駒澤大は劣勢だったが、#18前田のスピーディーな動きやウイング陣も含めた3P、#65針生のインサイドなど内外での頑張りが勝利を引き寄せた。駒澤大は昨年よりひとつ上の、13位決定戦に臨む。

写真上:終盤、順天堂大・小鮒のシュートがチームを牽引した。
写真下:駒澤大は劣勢ながらも後半に勝負強さを発揮。


【拓殖大の攻撃力が明治大を上回りベスト4へ】
160505tada.jpg 準々決勝第1試合は、昨年4位の明治大と5位の拓殖大の対戦に。立ち上がりは拓殖大ペースとなった。#23バンバ(4年・C)のところを#28今川(2年・SF)で押さえにいった明治大だが、そこに集中した分、#18多田(1年・SG・八王子)にアウトサイドを次々決められてしまう。明治大は#5會田(4年・PG)がシュートを決めて好調さを見せるが、ゴール下の競り合いで決めきれないなど、惜しいシーンもあって1Qは24-14と拓殖大の10点リード。続く2Qは拓殖大が好調さを維持。1Qはパス回しに徹していた#39成田(4年・SG)、#23バンバのアウトサイドや#13阿部(3年・SG)が足を活かした攻撃を見せて点差を広げていく。明治大は#5會田の3P、#3斎藤(3年・G)のパスカットからの#32吉川(3年・G)の速攻なども出て挽回するが、#28今川が3ファウルとやや雲行きの怪しさも。前半は48-35と拓殖大リード。

 3Q、#5會田のドライブ、#28今川のアウトサイドや#2斎藤(3年・G)の速攻など、持ち味が出た明治大が一気に詰めより、点差はわずかに。#9田中井(4年・SG)の3Pも決まって拓殖大を追い詰めていくが、残り42秒で#28今川が痛い4ファウル目。拓殖大は4Qになると#23バンバが爆発し、明治大のファウルトラブルから次々フリースローを得ていく。明治大は残り6分で#28今川をコートに戻すが、残り4分になったところで不運にも5つ目を吹かれ万事休す。拓殖大がそのまま逃げ切り91-79でベスト4進出を決めた。

写真:アウトサイドで非凡なものを見せる拓殖大・多田。

※明治大・會田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大を撃破し早稲田大が9年ぶりにベスト4へ】
160505nanmoku.jpg 準々決勝第2試合、早稲田大がサイズで劣る分を機動力で見事にカバー。専修大を振り切り92-84で勝利。8年ぶりに準決勝へと駒を進めた。

 試合は序盤から隙あらばダブルチームを仕掛けるなど激しいプレッシャーディフェンスの早稲田大に対し、どこか受け身に回ってしまった専修大は思うようにゲームを組み立てられず。1Qはシーソーゲームが続くも早稲田大・#21南木(3年・G)の気持ちの入ったドライブや速攻、#26富田(2年・C)、#36渋田(4年・G)の合わせが連続で決まるなど早稲田大のペースで試合は続く。それでも専修大は#11秋山の3Pなどで2点でリードして終えたが、2Qに入っても早稲田大の激しさは衰えずターンオーバーを奪って逆転し、残り4分半で42-32とリードを広げる。しかし、ここでようやくアジャストしてきたかに見えた専修大が猛追。#14高澤(3年・SG)の3Pが決まると、専修大のディフェンスに対して早稲田大のオフェンスミスが続き、スティールから#34盛實(1年・SF・能代工業)の速攻が決まる。4点差にまで追い上げられ、たまらず早稲田大はタイムアウトを請求するも流れは変わらず。専修大は#6渡辺がスティールから速攻、ルーズボールを奪いドライブを決めるなど畳み掛け、残り1分15秒で46-46の同点へ。しかし、早稲田大の#21南木がバスケットカウントをねじ込むなど連続得点で専修大の流れを切り、前半は52-46の早稲田大リード。

160505watana be 後半出だし、追い上げたい専修大は#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)、#7國分(4年・SF)らの得点で対抗するも、早稲田大はここでこの試合チームトップの18得点をマークした#27濱田(2年・F)が連続3Pを沈めるなど、流れを渡さず。その後も追撃を許さなかった早稲田大に軍配があがった。
 早稲田大は自らの持ち味を存分に活かす内容となった。確かに高さでは劣るが、その分全体の運動量と機敏さでは専修大より上だ。得点源となる選手に激しいプレッシャーをかけてタフショットに追い込み、一方オフェンスは濱田が得点で爆発。9年ぶりにベスト4入りを果たした。

 専修大はガードメインで運動量豊富な早稲田大に対し、途中からインサイド1人を下げるフォーアウトの布陣で挑むなどの対応を見せるも、早稲田大のバスケを攻略することができず。エース・#6渡辺と#30アブの2人で得点、リバウンド数の半分を稼ぎ負担がかかる状況になってしまったことは、今後に向けて課題が改めて浮き彫りになった形だ。「タフにプレッシャーをかけられた時に受け身になってしまった」(佐々木監督)と自分達らしいバスケが出来なかった専修大だけに、残り2試合で課題解消に向けたきっかけを掴みたいところだ。

写真上:アグレッシブなプレーを見せる早稲田大・南木。
写真下:ほぼ40分の出場で32得点、12リバウンドという数字を残した専修大・渡辺。今後、負担を分かち合う選手がどれだけで出てくるかがチームのさらなる飛躍の鍵か。

※早稲田大・濱田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【筑波大が圧倒的な強さを見せて快勝】
160505ikuhara.jpg 青山学院大筑波大という注目の準々決勝第3試合のカードは、競り合いの可能性もあるかという予想を裏切り、立ち上がりから筑波大の一方的な試合展開となった。筑波大はここで#46生原(4年・PG)、#17杉浦(3年・PF)をスタメン復帰させ、本来のスタート5人に戻した。青山学院大は立ち上がりからサイズのある青山学院大相手に攻めあぐね、足が止まりがちに。オフェンスをうまく展開できないままターンオーバーから筑波大に次々とゴールを許してしまう。高さで上回り、#6馬場(3年・SF)を筆頭に走・攻・守でほぼミスのない筑波大が1Qは9-26と大量リードを奪った。2Q、青山学院大はゾーンディフェンスを展開。これでようやく筑波大の足を止めることに成功し、2Qの得点はほぼイーブン。終盤にはアウトサイドが決まって差を詰め、前半は22-37の筑波大リードに。

 3Qは再び筑波大ペース。#17杉浦、#6馬場を中心に得点を続け、再び青山学院大を引き離した。筑波大は次第にベンチメンバーをコートに送り込むも#6馬場を37分出場させるなど油断はせず。56-84で逃げ切り勝利を決め、ベスト4へ進んだ。

写真:スタメンに生原が復帰した筑波大。常に声を発し、強いリーダーシップでチームに安心感を与える。


【中央大が勢いを見せるも、後半に東海大が突き放す】
160505tokaichuo.jpg 準々決勝最終試合は連覇中の東海大中央大が対戦。前半は中央大の勢いが勝った。ディフェンスで激しく当たり、前の試合では良い活躍を見せた#25平岩(1年・PF・土浦日大)にはダブルチームを仕掛けてゴール下で仕事をさせず。次々とターンオーバーを奪って得点につなげ、互いに譲らぬシーソーゲームを展開。出鼻をくじかれた東海大はオフェンスが上手く回らない上に、中央大に簡単にシュートを打たせてしまい、持ち味のディフェンスの良さも発揮できない。また、インサイドが自由にならない分、仕事をさせたいウイング陣にもファウルが続き、流れを持ってくることができい中、#4寺園(4年・PG)が積極的に攻めて得点。なんとか40-36と東海大が4点リードで前半終了。

 後半に流れを掴んだのは東海大。ディフェンスを締め直し、じわじわと中央大の勢いを断ってゆくと開始数分で点差を10に。中央大は前半のような良さが出せず引き離されてゆく。こうなると、東海大の優位は揺るがず。#13中山(4年・G)の足を使ったオフェンスなど、持ち味が出てくると最終的には96-75と20点以上引き離して東海大が勝利した。

 元々スロースタート気味の東海大に対し、中央大は立ち上がりを一気に突いた。中村、鶴巻、三上、垣内らシュートを得意とする選手は豊富で、インサイドでも森が力強さを見せてチームの良い面は見えた。あとはそれをいかに40分持続していくかが問われる内容だった。

 東海大は2試合連続で失点が60点を越え、課題の見えた試合となった。スタメンの伊藤、中山以外の4年は控えに回りバックアップ体制はあるが、3年以下の成長が今後頂点を狙うには重要だ。今年は今まで以上のチャレンジの年であり、それが面白さと言う陸川監督。絶対的エースのいない状況から、チームとしてどんな成長を遂げるかが問われるシーズンの行方を見守りたい。

写真:平岩を囲む森ら中央大ディフェンス。激しい当たりで自由にプレーさせなかった。


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