2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.12.14 (Tue)

【2010インカレ】青山学院大インタビュー

「自分自身で想像を越えるくらい成長できた」
チームのリーダーとして得た充実感

◆#0橋本竜馬(青山学院大・4年・PG・主将)
101205hashimoto3.jpg 23得点、3Pは4/4だった。チームの主将として、4年生として手本となる見事な数字だ。ケガでリーグ後半を欠場し、このインカレに賭ける思いで調整してきた橋本にとっては最高の結果だろう。
 強さの中に足りないものがあることを、橋本は昨年から薄々自覚していた。自分が主将となり、おおらかで橋本を慕う永吉が加わり、チームの雰囲気は格段に明るくなった。昨年、一昨年と目の前で逃した頂点をつかんだ背景には、そうした変化も少なくとも影響したに違いない。
「橋本の代」と言われる年に結果を残したいと言っていた春の言葉を、見事実行した最後となった。


―怪我もあって、ここまで苦しい事もあったのではないですか?
「苦しかったです。自分だったらこうしたい、ああしたいと思っても、それをコートで表現できない時期があったので。でも逆に今となっては、それが成長の糧になったのかなと思いますね。この1年間もだし、青学に入って4年間ですごく成長できたと思います。長谷川さんが、自分のことを4年間でこんな選手になると思っていたかわかりませんが、自分自身では想像を超えるくらい成長出来たのではないかなと思います」

―怪我で試合勘が鈍るという不安はありませんでしたか?
「それはすごくありました。でもこのインカレは、アシストとか得点とか自分自身の記録ではなくて、気持ちを見せることが4年生として大事だと考えていたので。それが出来たのでこういう風な結果になったと思います」

―準決勝で日本大ではなく関東学院大が上がってきた事はどう感じていましたか?
「自分たちは2年前に国士舘に負けたじゃないですか。そのことを思い出しましたね。あの時は国士舘が上がってくるとは思ってなくて、みんな多分心の中に油断があって負けたと思うんですよ。それでみんなに、こういう事が前にあったし何が起こるかわからないよって事を話して、後半ああいう風に点差を開くことが出来ました。準決勝は自分の中でターニングポイントだったんですけど、それをうまく乗り越えられて良かったです」

―どれだけ強いと言われていても、油断はなかったんですね。
「2年生の時もすごく強いと言われていたのに負けてしまったし、そういう事もあるんだというのは経験していました。それに長谷川先生が常々仰っていたのが、前回3冠を取った時とは今の状況は全然違うという事です。前回は最後まで全力で向かってくる相手があまりいなかったけど、今はどこのチームもすごく練習してきています。うちもすごく練習しているけど、他のチームもうちに走り負けないと思うんです。だから今年チャンスはあるけど、出来るかはわからないよと長谷川さんに言われました。それを出来るようにするのは、4年生がみんなの力を一つに出来るかどうかだって。だから自分は、油断だけはしないようにとみんなに言いきかせていました。最初、辻とか比江島とかは、オフェンスが上手くいかないとディフェンスもそんなに頑張りたがらないタイプだったんですけど、徐々にそれが変わってきてくれました。そういう意識があったから優勝できたと思います」

―プレッシャーも相当あったのではないですか?
「そうですね。今週1週間、ストレスではないですけどプレッシャーのかかる日が毎日続いて、本当に疲れました。先輩たちから受け継いできたものもあって、自分たちの代でそれを崩せない、負けられないという想いもありましたし。2年生、3年生では勝てなかったんですけど、その先輩たちの想いも含めて今日は勝ちたいと思っていました。今年は、今までの良いものを続けてきて、さらに1年の永吉が入って、ハーフコートのオフェンスが上手くいくようになったことが大きいです。後輩頼みなのかもしれないですけど、このチームで出会えたことが運命だと思ったので、絶対に勝ちたいと思っていました」

―後輩たちも活躍しましたが、湊谷選手も4年生としての気持ちを見せましたね。
「4年になってアレックは泥臭いルーズとかリバウンドとか飛び込むようになりましたね。自分がこんなこと言える立場ではないですけど、あいつは一回り成長したと思います。ほんとにそれがチームにとって大きかったですね。“あんなアレックさんでもリバウンド飛び込んでルーズ追っかけるんだ”って後輩たちは多分驚いたと思うんですよ(笑)。後輩にもいい影響をもたらしたと思うし、自分としても助かりましたね」

―強いと言われる中で、キャプテンとしてどうまとめようと思っていましたか?
「あんまり怒るとか怒鳴りつけるとかはしないで、どっちかというとそれは長谷川さんがしてくれますし、自分はうまく乗せていこうかなと思っていました。褒めて、いけないところは何故だめなのかを説明して、わかってもらえるようにと。それをみんな素直に聞き入れてくれたから良かったです」

―橋本選手は、下級生の頃から長谷川さんと試合中もよく意見を交わす姿が見られました。それは今までの青学にはあまりなかったと思うのですが。
「自分としてはコミュニケーションが大事だと思っていました。上がぶれると下もぶれてくるので、長谷川さんがドンといるのは当然なのですが、最近は色々相談もしてくれるようになって、信頼されているのかなと思いますね。みんな怖いじゃないけど、やっぱり少し話しにくいじゃないですか。でも誰か結ぶやつがいないといけないと思ったので、自分がその役目をやろうかなと考えていました」

―これで学生の大会は終わりましたが、4年間を振り返ってどうでしたか?
「1年生のときとか最初は先輩についてくだけという感じでした。その中でも試合に出るチャンスをもらえたというのは長谷川さんに感謝したいです。大学のトップレベルにいるチームの中でバスケットをして、技術にしても人としても成長できたと思います。人生の中でも大きく飛躍できた4年間でした」

―一番辛かった時期はいつ頃ですか?
「3年生のトーナメントですね。あの時は李相佰も選ばれていて、でも試合に出られなくてモヤモヤしていました。なんで出られないんだろう、もっと出たいなって色々な気持ちが交錯して、ふてくされていた時期もあったと思います。でもそこでどうするかが後に関わると思って、何か変えなきゃと思って練習から頑張るようにしました」

―去年は良いメンバーが集まりすぎて出番が増えなかったと思うのですが、そういうチームの難しさを経験したことが、今年チームを上手くまとめられた事に繋がったのではないですか?
「上手くまとめられたかはみんなに聞かないとわかりませんが(苦笑)、自分はあまりそういうタイプではなかったのに、色んなところに気配り出来るようになったというか、試合に出ていない人の気持ちもわかるようになりました。例えば、昨日の試合で30点ぐらい離したときに伊藤が交代したじゃないですか。でもやっぱり選手としてはシーソーゲームみたいな燃える展開で試合に出たいと思うんですよね。それでミスが続いて。たぶん去年の自分だったらああいう感じでやってたかなと思います。でも大事になるのはそこでどうするか。だから、今のはダメだよ、最後にしっかり締めないと明日に繋がらないよ、そういうのもチームとして大事だからと声を掛けたら、最後に3P決めてくれました。そういう風に気付けて言えるようになったのは大きかったと思います」

―今の試合に出ていない3年生は、去年の橋本選手に少し境遇が似ていますね。
「そうですね。去年中川とか福田はスタメンで使われていましたし。でも、そこでまた試合に出るために何が必要か考えることが大事で、今の自分からもう一つ殻を破らなきゃいけないですよね。それは人から言われるんじゃなくて、自分自身で気付かなきゃいけないことだと思います。だから自分はちょっとしたアドバイスはするけど、そこまでは言わないです。それは自分で気付いて欲しいと思うから。来年は今試合に出てないあいつらに期待したいと思います」

―次はオールジャパンですね。
「本気で狙ってますよ。倒しに行きます。大事なのは、戦い方をどれだけアジャストできるかだと思います。大学生には大学生の戦い方があるけど、それだけじゃ勝てないので。JBLと戦う時には外国人選手もいますしね。勝つためには、ノーマークのシュートとか全部決めるくらいじゃないときついと思います。みんな多分今日の優勝で“よっしゃ”って気が抜けてると思うので、リーグとインカレの間に頑張ったように、オールジャパンまでも頑張っていきたいですね。さらにワンランク上げていきたいと思います」

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2010.12.14 (Tue)

【2010インカレ】12/5 決勝 青山学院大VS慶應義塾大

【充実を見せた青山学院大が3年ぶりの栄冠に】
101205tuji_20101214203403.jpg 決勝は春と同じく、青山学院大慶應義塾大の対戦となった。大学界のオールスター並みの選手を持つ今期の常勝軍団と、3年連続インカレ決勝に進んだチームのシーズンを締めくくる一戦に、代々木第二体育館は2004年の慶應義塾大対専修大、2008年の慶應義塾大対国士舘大の決勝に続き2年ぶりに入場規制を出す人出となった。満員の観客が見守る中で始まった今年を代表するチームだった青山学院大とそれを2番手で追ってきた慶應義塾大の決勝は、青山学院大が見事な充実ぶりを見せ、慶應大の追撃を許さない展開となった。

 1Qは青学大が#14辻(3年・SG)や#0橋本(4年・G)の3Pが続き、慶應大は#7岩下(4年・C)のインサイドでの得点を試みる。#4二ノ宮(4年・G)も2本の3Pでこれを援護し、拮抗した立ち上がりに。しかし青学大は#56比江島(2年・SF)がドライブ、オフェンスリバウンドに積極的に絡み、得点を重ねるが慶應大はこれをなかなか止めることができない。一気に10点差をつけられる展開となるが、#11家治(3年・F)の3Pなどで盛り返し、#4二ノ宮が残り1.9秒で自陣の奥から放ったボールが見事にネットに吸い込まれるブザービーターを見せて観客を驚かせると、29-21と盛り返して1Qを終えた。

 2Qは得点ではほぼ互角となった。青山学院大は#0橋本のドライブ、3Pなど主将が引っ張り、慶應大は#11家治が3Pやオフェンスリバウンドでも粘る。慶應大は#5酒井(4年・F)の3Pで5点差にまで縮めるが、青学大も#7岩下に対し足元へのディフェンスでボールを奪うと、#56比江島の速攻につなげるなど、油断を見せない。2Qは追い上げても戻される展開となり、青学大が50-39とリードして前半を終えた。

 3Q、なんとか追いすがる慶應大だが、青学大は#0橋本のスティールや#14辻の3P、#25永吉(1年・C・延岡学園)までも3Pを決め、チームを盛り上げるプレーが続く。慶應大は#25永吉がいるため簡単に中に攻め込めず、外に頼る形となるがそれが決まらず、じわじわと引き離される展開となった。得点が決まらない間に青学大との差は24点にまで開いてしまうが、そこで切れずに3Q後半は#7岩下が6連続得点、最後はダンクで意地を見せ、4Qに突入した。

101205hashimoto2.jpg 20点のリードを得た青学大は、それでも安心せずに慶應大を攻めつづけた。膝の不安を抱える#0橋本以外の選手を投入したのはようやく4Q残り2:59となったところ。#27宇田川(4年・SF)を皮切りに、#9小林(4年・SG)らの4年生を最後に出場させていく。慶應大はここでようやく激しいディフェンスに出るが、ファウルが続き、無理な守りには出にくい。だが気迫のヘルドボールや#5酒井のシュートで攻める姿勢は切らさずプレーを続けた。青学大は余裕の形でタイムアップの時間を待ち、93-76で勝利の瞬間、橋本が頭を抱えるようにしゃがみ込み、#23湊谷(4年・F)ら他のメンバーにも笑顔があふれた。自分たちの力を発揮しきった末、青学大が今年度4冠を見事達成した。

 慶應大は持ち味のトランジションをほとんど出すことは出来なかった。それだけ、青山学院大の戻りは早かった。走った試合という印象ではなかったが、青学大の選手たちからは試合後のコメントで走ったことによる疲れがいくつも感想として出てきた。慶應大には走らせなかったが、それだけ相手の走りを警戒し、対応できるように常に動いていたことを示している。また、これまでになくほぼスタメンだけで試合をし続けたことも疲れの原因の一つだろう。長谷川監督は冒険はしなかった。慶應大相手に気を抜けばやられると細心の注意を払い、勝利を確信するまでスタメンだけでほぼ乗り切った。侮らず緩まず、そんな覚悟が優勝を確実に引き寄せた。

101205keio.jpg 慶應大はそうした相手に苦戦し、守りで対応できない場面が目立った。それでも慶應大らしい姿勢は見せた。最後まで戦いを挑むのは彼らの伝統であり、矜持であり、譲れない気持ちでもある。学校の強い後ろ盾も推薦枠も持たない彼らは、自らの努力や強い信念だけでこの場に立ち続けてきている。後半に見せた岩下のダンクや二ノ宮、酒井のプレーはそれを下に伝えるためのものでもあり、「最後に4年生がコートに立っていよう」と3人で確認しあった彼らは、差をつけられても下を向くことなく、試合終了を迎えた。

 慶應大は昨年のエース2人が抜けた穴をリカバリし、1年に満たない短い時間で下級生を成長させ、ここまでチームを引き上げた。しかし青学大はそれを凌駕する強さだった。選手が持つ能力の高さは言うまでもないが、求められた仕事を完遂する強さがインカレではあった。ケガをインカレでプレーできるように調整し、主将としてチームをリードした橋本はもちろん、湊谷は地道なプレーで貢献し、記者会見では長谷川監督を「あのアレクが…」と泣かせた。4年生を中心に勝つために必要なことが能力の上に積みかさなかったからこその、頂点だった。

写真上:5本の3Pを沈めた辻。
写真中:リハビリに耐え、インカレに照準を合わせた橋本にとっては何にも代えがたい勝利だった。
写真下:最後に、3人で声を掛け合っていた慶應大トリオ。

※慶應義塾大・二ノ宮選手、酒井選手、岩下選手、記者会見等のインタビュー、コメントは「続きを読む」へ。
※青山学院大のインタビューは別途掲載します。

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2010.12.07 (Tue)

【2010インカレ】12/5 5位決定戦 日本大VS東海大

【#36養田が流れを変え、東海大が日本大に逆転勝利】
101205youda2.jpg 5位決定戦は東海大日本大の対戦になった。第2試合に両者が出てきた時、コートの雰囲気が変わった。関東1部上位の持つ緊張感が、そこにはあった。

 日本大は#24金城(3年・G)、#24熊(3年・C)をスタメンに据えた。本来、インカレで使いたかった布陣だ。立ち上がりに#24熊がミドルシュートを決めると#29金城も好調、#15熊澤(4年・G)が#4篠山(4年・G)のパスを受けてシュートするなど、いい立ち上がりを見せる。東海大はややアウトサイドの精度を欠いて、追う形となったが、#24田中(1年・SF・長崎西)が3Pやドライブで得点し、一時は逆転。しかし最後はミスもあって逆転され、19-13と日本大リードとなった。

 東海大は2Q、#4森田(3年・PG)でスタート。#5多嶋(4年・G)との2ガードとするが状況がなかなか好転しない。日本大は#0満原(3年・C)が下がっている間点数が伸びず、日本大に一時は13点ものリードを奪われてしまう。しかし#7遥(4年・PF)の3Pが出てリズムを掴むと、ディフェンスも良くなり、じわじわと追い上げを見せるが、両者重いオフェンスは変わらず、日本大が35-26とリードを保って前半を終えた。

 3Qもリードを続ける日本大だが、開始3分で#14森川(3年・F)が捻挫をしてベンチに下がると、流れが変わった。ここから#5多嶋の3Pを皮切りに、東海大は連続得点で追い上げ、残り1分で逆転に成功。日本大はインサイドでここまで重要な役目を果たしてきた#14森川不在でオフェンスが機能せず、#4篠山が攻め気を見せて終盤得点していくが、49-49の同点で4Qへ入った。

101204morikawa.jpg 4Q、東海大は#36養田(4年・PF)が爆発。ディフェンスを回りこむようにかいくぐってレイアップを3連続で決め、波に乗る。しかし日本大も#14森川が足を引きずりながらもコートに戻って執念の3Pを沈め、必死にボールに飛びつき、ディフェンスでも気持ちを見せる。しかし、東海大の勢いは止まらず、#5多嶋の速攻に再び#36養田の得点が続き、日本大の気持ちをたち切って差を広げていく。勝利が見えた東海大は、残り30秒でコートに4年生を送り出した。勝負が見えた残り十数秒、日本大は#4篠山が#5多嶋相手に1対1に挑む。北陸高校時代の仲間であり、いつも互いの対戦を楽しみにしていた両者。仕掛けるタイミングをはかっているどちらの顔にも笑顔が浮かんでいた。#4篠山は#5多嶋をかわし切れこむが、ヘルプに寄られて惜しくもシュートはならず。そのターンオーバーを受けて、東海大最後のボールは#15中務(4年・SF)へ。しかしこれがきれいには打てずタイムアップ。73-58で東海大の5位が決定した。

 両者、最後は笑顔だった。第3シードと第4シードという、上位の対戦による拮抗したゲームには緊張感があった。日本大は森川の捻挫が響いたが、今年は最初から最後までこうしたコンディションに悩まされた年だった。しかし、苦しい状況でもなんとか勝ちを得ようとする意欲で、リーグ戦もインカレも経験の少ない選手たちがふんばりを見せた。そして熊澤が篠山とともに大学を代表する選手に成長を遂げたことに拍手したい。

101205ar.jpg 東海大は最後に立てなおして5位。春のトーナメントに続き、ベスト4の壁を破れないあと一歩の課題が残った年だった。例年以上のハードなトレーニングを重ねたが、リーグ戦の中で起こった方針変更など、散漫な印象はぬぐいきれなかった。選手層が厚いこのチームは何を選択し、何を捨てるかを常に模索しながらの戦いが続く。チームの最適化こそが最大のポイントだが、多くの選手を抱えるだけにそれは容易なことではない。これからも考えながらチームとしての“道”を探る必要があるだろう。

 試合終了後、東海大のメンバー全員が裏のアップ場に集まった。試合前、副将の袋舘からみんなに送られた「秘密企画」と題したメールには、「陸さんを胴上げしよう」と書かれていた。ムードメーカーとして影からチームを支えた袋舘らしいサプライズだ。今年、東海大の監督として10年目を迎えた陸川監督。春には多嶋も「節目の年に勝ちたい」と言ってきた。頂点は叶わなかったが、その思いを感謝に変えた企画だった。チームの“父親”を、彼らは最後に空へ高々と舞わせ、大学最後の大会を締めくくった。

写真上:流れを変えたのは養田のプレーだった。
写真中:森川はこの大会を通して、チームの流れを支えるパフォーマンスを見せた。
写真下:最後の篠山と多嶋の1対1は、ともに笑顔だった。

※東海大・多嶋選手、養田選手、日本大・篠山選手、熊澤選手のインタビュー、両校記者会見のコメントは「続きを読む」へ。

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2010.12.07 (Tue)

【2010インカレ】12/5 3位決定戦 関東学院大VS明治大

【合計15本の3Pを沈めた明治大が関東学院大を圧倒】
101205sato.jpg 明治大と関東学院大の3位決定戦は、高確率で決まる3Pと堅い守りでリズムを掴んだ明治大が、75-63で勝利した。

 開始早々、#20若林(4年・SG)が2本の3Pを含む8点を稼いで8-2とした明治大。関東学院大も#28河野(3年・PG)のミドルシュート、#1パプ(4年・C)の1対1で盛り返すが、24秒オーバータイムになるなど明治大の堅守に攻めあぐねる。16-12で2Qに入ると、明治大は#19田村(3年・PF)が#1パプをスピードで翻弄する1対1を見せてチームに勢いを与え、#20若林、#14金丸(4年・SG)がそれぞれ2本連続の3Pを沈めて32-12と一気に点差を開いた。ようやく決まった#1パプのゴール下で、関東学院大は1Q後半から約10分ぶりの得点。その後#81横瀬(1年・SG・延岡学園)がバスケットカウントを獲得しここから追い上げたい関東学院大だが、トラベリングなどのミスが続きて勢いに乗れないまま、20-39で試合を折り返した。

 後半は、#31原田(4年・PF)や#28河野といったガードフォワード陣の得点で少しずつ差を縮めた関東学院大。だが、チームの柱となる#1パプの得点が伸びず、前半で開いた差を追いつくまでには至らなかった。結局、その後も#14金丸らが3Pを決め続けて追い打ちをかけた明治大が、75-63で勝利し3位入賞を果たした。

101205kangaku.jpg 関東学院大は#1パプが抑えられた分、周りの選手が攻め気を見せて後半追い上げたが、やはりチームの柱となるパプの点が伸びないのは苦しかったか。明治大のアウトサイドシュートを止める守りが出来なかったことも大きい。結果は4位。しかし、#1パプが入学した頃、3部Bまで転落し、バスケットの質も悪くなっていた関東学院大は見事ここまで到達した。3年前のトーナメントでいきなり3位に入ったが、次第にパプがいるせいで甘えていることに周囲も気付き、少しづつ成長を遂げてこの結果を得た。パプ最後の年につかんだインカレ出場での4位は、チームとしても誇れる事だろう。パプと原田という4年生2人の4年間の集大成の活躍と、それについていった後輩たちの活躍があってこその結果だ。

 この試合、#11佐藤(3年・PG)にアシスト王を取らせるために、試合中アシスト数を数えていた明治大。周りの選手が佐藤のためにも3Pを沈めていった事が勝利に結びついたと言える。惜しくもアシスト王は1本差で京都産業大の熊谷に敗れたが、リーグ戦中ガードとして悩み、一時は試合に出ることさえおぼつかなかった佐藤を、そうして周囲が盛りたてることができた明治大は、一つ成長したと言えるだろう。春は全く勝てず、リーグ戦でも苦しんだ明治大。しかしこの最後の大会で1年間やってきたというディフェンスも機能し、エース・金丸以外の選手も攻め気を見せて見事3位。苦しんだ1年だったが、同時に得たものも多かった1年だった。

写真上:アシスト王まであと1本だった明治大・佐藤。
写真下:シュートが決まるたびに、関東学院大ベンチも沸いた。

※明治大・金丸選手、若林選手、駒水選手、関東学院大・パプ選手、原田選手、河野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2010.12.05 (Sun)

【2010インカレ】12/5 7位決定戦 中央大VS京都産業大

【3Qで京都産業大を逆転した中央大が逃げ切る】
101205niitono.jpg 中央大と京都産業大の7位決定戦は、接戦から抜けだした中央大が勝利した。中央大は今まで3Qで流れが悪くなる試合が多く、“課題の3Q”と言われていたが、この試合ではそれを克服し3Qで流れを掴んで勝利を手にした。

 両者なかなか点の入らない重い立ち上がり。だが開始3分ようやく#8遠藤(4年・C)のリバウンドシュートで中央大が先制すると、そこから速攻を連発させて10-4と流れを掴む。たまらず京都産業はタイムアウト。ここから盛り返して1Qは19-16とついていく。2Qに入ると、#16石井(3年・PF)、#6合瀬(3年・SG)の得点で京都産業大が逆転に成功。流れを掴んだ京都産業大はパスがよく回り、中央大のディフェンスを翻弄する。中央大も#11入戸野(2年・G)の強気なプレーや#20小野の1対1で負けじと再逆転するが、#16石井のバスケットカウント獲得で京都産業大が流れを掴み、33-40と京都産業大のリードで試合を折り返す。

101205kyoto.jpg ポイントとなったのが3Q。前半は一進一退の攻防が続くが、3Q残り5分、#20小野の2本連続の3P、#16佐藤(2年・PG)の速攻で中央大が勢いに乗り、速い展開で得点を稼いで逆転からリードを広げた。逆に京都産業大はターンオーバーを連発させてしまう悪い流れに。3Q終わって61-50と差を2ケタまで広げた中央大は、4Qでも#5竹原(4年・SG)のバスケットカウントや好調の#20小野のシュートでその差を守り続ける。京都産業大は#1熊谷(3年・PG)が3Pや速攻で奮闘するも差を縮めるには至らず、79-69で試合終了となった。中央大はラスト35秒でコートに4年生を送り出し、4年間をねぎらった。

 京都産業大は順位決定戦では勝ち星を上げられず8位となったが、今回地方勢で唯一ベスト8進出。#1熊谷がアシスト王を獲得し、ベンチスタートの#6合瀬も得点ランキング2位の結果を残した。その上主力が3年生以下と、来年にも期待できるチームだ。

 一方の中央大は7位が決定した。昨年は順位決定戦でモチベーションの低下が見え、ずるずると8位になってしまったが、一歩前進した。今期は2部降格が決まってしまった苦しいシーズンだっただけに、最後の大会で立て直したことは良い材料としたい。この試合では課題の3Qを克服し、小野も31得点と調子を取り戻した。ケガに泣き、限られた人材でどう戦うか苦しんだ1年だったが、若いチームなだけに、来期は更に成長した姿を見られるだろう。

写真上:入れ替え戦前のケガで苦しい立場に追い込まれたが、それでも入戸野の力なくしてはチームも成り立たない。ケガを治し、来期に1部復帰を成し遂げたい。
写真下:京都産業大もまだ下級生が多いチーム。来年も楽しみだ。

※中央大・遠藤選手、京都産業大・熊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2010.12.05 (Sun)

【2010インカレ】12/5最終結果

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優勝  青山学院大学(3年ぶり3回目)
準優勝 慶應義塾大学
第3位 明治大学
第4位 関東学院大学
第5位 東海大学
第6位 日本大学
第7位 中央大学
第8位 京都産業大学

【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP)#0橋本竜馬(青山学院大学・4年・G)
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■敢闘賞 #4二ノ宮 康平(慶應義塾大学)
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■優秀選手賞 #14辻 直人(青山学院大学)
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■優秀選手賞 #56比江島 慎(青山学院大学)
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■優秀選手賞 #5酒井祐典(慶應義塾大学)
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■優秀選手賞 #14金丸晃輔(明治大学)
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■優秀選手賞 #1ファイエ パプムール(関東学院大学)
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■得点王 金丸晃輔(明治大学)133点
■3ポイント王 金丸晃輔(明治大学)25本
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■リバウンド王 ファイエ パプムール(関東学院大学)OR19-DR45-TOT64
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■アシスト王 熊谷 駿(京都産業大学)23本
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■MIP賞 篠山 竜青(日本大学)83票
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2010.12.05 (Sun)

【2010インカレ】12/5結果

■国立代々木競技場第二体育館

中央大学79(19-16,14-24,28-10,18-19)69京都産業大学(7位決定戦)
日本大学58(19-13,16-13,14-23,9-24)73東海大学(5位決定戦)
関東学院大学63(12-16,8-23,21-17,22-19)75明治大学(3位決定戦)
青山学院大学93(29-21,21-18,29-20,14-17)76慶應義塾大学(決勝)

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2010.12.04 (Sat)

【2010インカレ】12/4 準決勝 青山学院大VS関東学院大

【関東学院大が前半喰らいつくが3Qを制した青学大が勝利】
101204arex.jpg ここまで強豪チームを倒し勢いに乗ってベスト4に名乗りを上げた関東学院大が、関東1位の青山学院大に挑んだ。前半こそ4点差だったものの、3Qでチャージした青学大が引き離し91-71で勝利。決勝へと駒を進めた。

 先制点は青学大#56比江島(2年・SF)。関東学院大のターンオーバーから華麗な速攻を決め、いきなり会場を沸かせた。しかし関東学院大もその流れに飲まれることなく#30村田(1年・PF)が3Pを沈める。青学大は#25永吉(1年・C・延岡学園)が#1パプ(4年・C)相手に1対1を仕掛けるも、シュートを決めきれずファウルも獲得できない。その間に関東学院大がリードを奪い、#32前田(3年・SF)の3Pで4-13と好調な滑り出しを見せた。しかし青山学院大は慌てない。#56比江島が奮起し、残り4分にはオフェンスリバウンドを#1パプの上から決めてバスケットカウント獲得という見せ場も作る。その勢いで逆転に成功し、22-19で1Qを終えた。続く2Q、青学大は#14辻(2年・SG)がドライブ、3Pで得点を引っ張る。しかしここにきて#31原田(4年・PF)、#7荒木(1年・SF)の3Pに当たりがきた関東学院大。なんとか食らいつき、40-36で試合を折り返した。

101204p.jpg 勝負のポイントとなったのがこの3Q。ハーフタイムに#0橋本(4年・G)が皆を集めて「ここで負けたら何の意味もない。もっと皆でディフェンスを頑張ろう」と気持ちを入れ直したという青学大が、3Q開始から猛チャージを見せた。このQを28-7とし、完全に点差を引き離す。小さく中を固めた青学大のディフェンスに、#1パプもなかなかペイント内に入れず、ダブルチームに寄られて思うようなプレーが出来ない。外にさばくが関東学院大は頼みのアウトサイドも悉く外れた。差をつけた青学大は4Qに控えの選手を出して余裕の勝利。終盤やっと関東学院大も#31原田らの3Pが連続で決まるが、大きくついた差を埋めるまでにはいたらず91-71でタイムアップとなった。

 これで青学大は3年ぶりの決勝進出となる。前回の優勝は能力以上に努力が勝った選手たちが、4年間で成長した全てを見せての優勝だった。今年は能力充分、実績もある。それを充分示せるか。

写真上:湊谷ほか、シュートも確実だった青学大。
写真下:全力で止められたパプ。さすがに決めきれないシュートも多かった。

※青山学院大・永吉選手、関東学院大・前田選手、村田選手のインタビュー、両校記者会見のコメントは「続きを読む」へ。

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2010.12.04 (Sat)

【2010インカレ】12/4 準決勝 明治大VS慶應義塾大

【攻撃で慶應大が明治大を圧倒、3年連続の決勝へ】
101204iwashita.jpg 東海大を倒し、32年ぶりに準決勝の舞台に立った明治大と、3年連続の決勝進出、そして打倒青学大を目指す慶應義塾大との戦いは、序盤から慶應大が明治大を大きく引き離す展開となった。

 出足から慶應大は#7岩下(4年・C)がインサイドで力強くプレー。#4二ノ宮(4年・G)が4Pを早々に決めてチームを波に乗らせた。明治大は慶應大の守りの前に外からシュートを打つ場面が増えるが、簡単には決まらない。ディフェンスでもインサイドで#66加藤(4年・PF)が1Qで3つのファウルを吹かれ、苦しくなる。慶應大は#7岩下のインサイドに#4二ノ宮のアウトサイド、フリースローで得点を稼ぎ、1Qで明治大に16-27の差をつけた。2Qもその勢いは途切れない。明治大から次々ファウルを獲得してフリースローを得ると、アウトサイドでは#14中島(1年・F・魚津)が2本、#13蛯名(1年・G・洛南)も1本の3Pを決めてチームを盛り上げる。明治大はやはりアウトサイドが入らず、前半で31-51の大差をつけられた。

101204ks.jpg 3Q、明治大が息を吹き返す。#66加藤が5ファウルで退場となってしまうが、#19田村(3年・PF)がよく対処し、慶應大は#7岩下がゴール下で決めきれず、何度もターンオーバーになってしまう場面が目立つ。その間に#14金丸がじわじわ3Pで追い上げ、点差を詰めていく明治大。しかし慶應大も#11家治、#4二ノ宮の3Pで再び明治大を引き離し、19点リードで4Qへ入った。最後まで慶應大の優位は変わらず、最後は控えも投入。明治大は#14金丸が最後までシュートを放って決めていくが最後は101-72の大差。30点近く慶應大が引き離し、決勝へ駒を進めた。

 ゲームの入りは見事だった。前の京都産業大との戦いでは外を落としていた慶應大だが、この日は最初から二ノ宮ら影響力のある選手がシュートを決め、波に乗った。岩下、酒井だけではなく家治、中島といった全員がいいバスケットを展開した。今年の明治大は100点を取れるチームではない。最初から慶應大に点を決めさせたという点で、序盤から苦しい内容だった。

 慶應大はトリオが最終学年となり、スタメンに1年生が入った今年、底上げのために使った1年だったと言える。春も決勝に進んだが、まだこれで精一杯、という仕上がり具合だった。リーグ戦ではケガ人を出し、苦しんだがその反面、下級生に試合経験を積ませることはできた。だが、全員が揃ってチーム力を上げるために「もう少し時間が欲しい」(佐々木HC)という本音もある。ただし、ここまでの試合でよくなっている部分も多い。それを決勝で出しきるだけだ。

写真上:インサイドで強さを発揮した岩下。
写真下:金丸と酒井の大濠マッチアップもリーグ戦に続き実現。

※慶應義塾大・二ノ宮選手、家治選手、明治大・金丸選手、田村選手、両校記者会見のコメントは「続きを読む」へ。

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2010.12.04 (Sat)

【2010インカレ】12/4レポート

決勝は確かな実力を示した青山学院大VS慶應義塾大
今年を代表する2校が頂点を賭けて戦う


 準決勝は、あっけないほどの差がついた。慶應義塾大は東海大相手に大接戦を演じた明治大を全く寄せ付けず、青山学院大は関東13位からここまで勝ち上がった関東学院大を後半に引き離した。一発勝負のトーナメント大会では、勢いや運も勝利には味方する。しかしこの2校はそうしたものには動じず、ただ実力で決勝まで到達した。後は決勝での戦いを待つのみだ。リーグ戦では二ノ宮不在の慶應大に対して2勝した青山学院大。力が頭一つ上なことは確かだ。そこに慶應大の4年生はどう戦うか。楽しみは多い。


【2Qで大差をつけた東海大が京都産業大に勝利】
101204miura.jpg 東海大と京都産業大の順位決定戦は、1Qこそ重かった東海大が2Qで力を発揮し、91-60で京都産業大を下した。

 1Qに流れを掴んだのは京都産業大。広い視野と高いセンスを持つ#1熊谷(3年・PG)を起点に、速い展開から周りの選手もドライブで積極的にゴールに向かう。シックスマンで入った#6合瀬(3年・SG)も1対1にスティールと活躍。しかし東海大も#24田中(1年・SF・長崎西)、#34三浦(3年・SG)が能力の高さを見せてついていき、ブザー直前に#34三浦が3P沈めて15-13と逆転に成功して1Qを終えた。

 東海大#33狩野(2年・SG)の2本連続の3Pで始まった2Q。勢いに乗る東海大は激しいディフェンスでボールを奪って速攻に繋げる。ひるんだ京都産業大は攻めが単発となって得点を伸ばせない。得点源の#6合瀬に対しても、マッチアップした#34三浦が好守を見せた。終盤#1熊谷が積極性を見せたが、2Qの得点は29-9とワンサイドゲームになってしまう。その後44-22で入った後半も東海大は勢いを切らさず、ベンチメンバーも活躍。京都産業大も意地で外のシュートを沈め互角の戦いを繰り広げたが、2Qでついた差は大きく、そのまま91-60で試合終了となった。

 序盤は重い立ち上がりとなった東海大も2Q以降切り替えて本来の強さを発揮した。満原も「コーチから“この2試合は4年生にとっては学生最後の試合だ”ということと、その中で3年生というのは1~3年の中で1番上級生なので、4年生を気持ちよくプレーさせるためにも3年生が団結して支えてやれ、と言われていました。それもあって点差をつけて4年生を全員出したいと思っていましたし、4年生に気持ちよくプレーさせたいと思っていたので、それはできたと思います」と快勝したことを良い材料として明日の戦いに繋げる。一方の京都産業大は、激しいディフェンスをかいくぐって#6合瀬が21得点、#1熊谷が17得点と能力の高さを見せたが、やはりインサイドでは強力なセンターのいる東海大に分があった。#31那谷(3年・PF)もオフェンスリバウンドに奮闘したが無得点に終わる。7~8位決定戦に進むことになった。

写真:インカレ中、安定して良かった東海大・三浦。

※東海大・遥選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※東海大・田中選手、京都産業大・合瀬選手は追って掲載します。



【#15熊澤の30得点もあり、日本大が中央大を下す】
101204shinoyama.jpg 1Qは8-8と非常にロースコアな立上がりとなった日本大対中央大の順位決定戦。共に決定打を欠く立ち上がりとなる。互いに相手のディフェンスを割れず、シュートがなかなか決まらない場面が目立った。2Qになると中央大#13上田(3年・F)のシュートや#5竹原(4年・SG)もシュートも決まり、中央大がリード。日本大は#4篠山(4年・G)が攻め気を見せるが、それ以外の選手がなかなか調子が上がってこない。しかし、中央大も途中でアウトサイドが失速し、日本大は#15熊澤(4年・G)のブロックやバスケットカウントで会場を沸かせ、前半は20-26で日本大がリードした。

 3Qは互角。中央大は#5竹原のシュートがよく決まり、日本大は3Q途中に#29金城(3年・G)と投入すると流れが変わった。金城の3Pとミドルシュートで波に乗ると、#15熊澤も連続得点。中央大は#16佐藤(2年・G)、#10鈴木(3年・C)も決めるが3Qは22-22の同点で前半の差は変わらずに終わった。しかし日本大は4Qの頭に#15熊澤が2本の3Pを決めて勢いづいた。中央大はここで日本大に置いていかれ、攻撃が単発になってくすろ日本大にリードを広げられてしまう。結局、日本大がそのまま逃げ切りを決め、75-61で5位決定戦に進んだ。

写真:攻める姿勢でチームを引っぱった日本大・篠山。

※日本大・熊澤選手、中央大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2010.12.04 (Sat)

【2010インカレ】12/5試合予定(最終日)

■国立代々木競技場第二体育館

11:00 中央大学vs京都産業大学(7位決定戦)
12:40 日本大学vs東海大学(5位決定戦)
14:20 関東学院大学vs明治大学(3位決定戦)
16:00 青山学院大学vs慶應義塾大学(決勝)

※再入場はできません。

【アクセス】
東京都渋谷区神南2-1-1
JR原宿駅より徒歩5分
JRほか渋谷駅より徒歩15分

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EDIT  |  22:25  |  2010インカレ  |  Top↑

2010.12.04 (Sat)

【2010インカレ】12/4結果

■国立代々木競技場第二体育館

東海大学91(15-13,29-9,25-18,22-20)60京都産業大学
中央大学61(8-8,12-18,22-22,19-27)75日本大学
明治大学72(16-27,15-24,22-21,19-29)101慶應義塾大学
青山学院大学91(22-19,18-17,28-7,23-28)71関東学院大学

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2010.12.03 (Fri)

【2010インカレ】12/3東海大VS明治大

激しいディフェンスの応酬から抜けだしたのは明治大
アウトサイドが最後の決定打となる


101203meiji2.jpg 東海大対明治大の準々決勝は延長戦にもつれこむ熾烈な戦いとなった。ロースコアゲームとなった両者、激しいディフェンスで相手ゴールを割らせない展開が続いた。ゾーンとマンツーをおりまぜながらの激しい試合は、なかなか互いを決定的に引き離せない我慢の勝負となった。

 勝負を決めたのは決勝シュートを放った明治大#20若林(4年・SG)。しかし、勝利に至るまでの明治大はリーグ戦とは全く異なり、攻める姿勢を切らさず、ディフェンスでも粘って東海大を食い止めた。そうしたアグレッシブな気持ちが、わずかに東海大を上回っていた。ブザーが鳴り響き、明治大の面々にはこれまでの苦難を全て吹き飛ばすような笑顔が浮かんだ。

写真:タイムアップとなり、ガッツポーズの明治大・佐藤。

※試合のレポートと明治大の記者会見のコメントは「続きを読む」へ。

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2010.12.03 (Fri)

【2010インカレ】12/3関東学院大VS日本大

一時リードした日本大を追い落としたのは
関東学院大#30原田のアウトサイド!


101203ps.jpg 昨年優勝の日本大が、関東学院大に敗れた。
 序盤から接戦だった。「楽に勝てる相手ではない」と記者会見で#4篠山(4年・G)が言ったが、それはケガ人の多いチームの戦力から見れば、至極当然の言葉でもある。関東学院大は主将#1パプ(4年・C)が39点19リバウンドと大黒柱に相応しい活躍を見せ、周囲の選手も伸びやかにプレーした。

 一時はリードに成功した日本大だが、関東学院大は前の天理大戦でも勝負のポイントとなった3Pを決めた#31原田(4年・PF)が、試合の流れを決めるシュートを沈め、日本大に大きなダメージを与えた。日本大はケガ明けで思うようにプレーできなかった#24熊吉(3年・C)で勝負ができず、最後は関東学院大の勢いの前に屈した。

写真:1対1に行く関東学院大・パプ。

※試合のレポートと、関東学院大・パプ選手のインタビュー、日本大の記者会見は「続きを読む」へ。

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2010.12.03 (Fri)

【2010インカレ】12/3レポート

接戦、延長とベスト4決めに相応しい試合が続いた5日目
青山学院大、慶應義塾大、明治大、関東学院大が準決勝へ


 トーナメントで最も面白いと言われる準決勝は、見逃せない2試合が続いた。勝った関東学院大と明治大は今、上り調子のチームだ。関東学院大は1部昇格はならなかったが、天理大に勝ったことで波に乗った。明治大は同様に拓殖大への勝利が踏み台になっているだろう。日本大、東海大はそうした相手に競り負けた。
 その反対に、第一シードの青山学院大と第二シードの慶應義塾大は順当に勝ち上がった。勢いか、磐石な力こそ確かなものか、頂点まであと2つとなった。


【慶應義塾大が難なくベスト4へ進出】
101203sakai.jpg 慶應義塾大京都産業大の準々決勝は試合開始序盤から慶應大ペースとなった。#7岩下(4年・C)がリバウンドで押しこみ、#5酒井(4年・F)が速攻でバスケットカウントを獲得。#14家治(3年・F)も3Pを決めていく。京都産業大は#51高(3年・SG)が3Pなどで連続得点するが、それ以外はなかなか得点源がない。しかし慶應大は#5酒井が1Qでファウル2つ、#7岩下が3つを吹かれる展開で、引き離しはしたものの乗り切れない内容となった。しかし2Q以降も慶應大の流れは変わらず、圧倒的なオフェンスで点差が開いていく。京都産業大は司令塔の#1熊谷(3年・PG)が前半で3ファウルとなり、ボールが回らない。#6合瀬(3年・SG)が速さを生かして鋭い攻撃をしていくが、前半で33-60と30点近い差をつけられてしまった。

 後半、充分京都産業大を引き離した慶應大は控えを投入。それでも京都産業大を圧倒するが、4Qではミスを連発。京都産業大に次々と3Pを許し、ダブルスコアを許す展開となる。それでも108-93の100点ゲームで試合終了。余裕を見せてベスト4へ進んだ。次の相手は東海大を破って波に乗る明治大。油断できない戦いとなりそうだ。

写真:立ち上がりで得点を重ねた慶應大・酒井。


【青学大が差をつけるも、中央大も健闘】
101203hiejima.jpg 青山学院大中央大の対戦は、青山学院大が終始リードするも、中央大も最後まであきらめない姿勢を見せた。

 序盤から中央大は青学大の固い守りに阻まれ、簡単に得点はできない。序盤はシュートが固かった青学大だが、#25永吉(1年・C・延岡学園)にゴール下で決められ、そこから崩れて得点が止まってしまった。青学大は得意の足を使ったバスケで中央大を翻弄。2Qも#25永吉、#56比江島(2年・SF)がダンクを見せる場面もあり、前半は41-21の20点差となった。

 3Q、中央大が粘りを見せた。簡単には攻め込めないが、#16佐藤(2年・G)、#5竹原(4年・SF)が得点、インサイドでは#8遠藤(4年・C)が強い気持ちを見せる。失点が増えた青学大は#0橋本(4年・G)を戻し、再度立て直すが、このQは中央大も20点とふんばりを見せた。4Q、勝負が明確になった残り5分、中央大は#1吉田(4年・PF)、#2山田(4年・SF)、#3恋河内(4年・SF)ら、コートの全員を最上級生に。最後は#3恋河内が得点を決め、試合終了。青学大が十分余力を残して92-54で準決勝へ進出した。

 次は日本大を下して勝ち上がった関東学院大が相手となる。注目すべきはやはりインサイド。同じ延岡学園出身である永吉とパプの対決は見逃せない。青学大は3年前のトーナメントで関東学院大の前に敗退した過去もある。しかし今年春のトーナメントの対戦では、余裕で勝利をおさめてもいる。メンバーはもちろん青山学院大が上だ。しかし接戦を重ねて上り調子の関東学院大もまた、春から随分進歩している。楽しみな対決であることは間違いない。

写真:ダンクする青山学院大・比江島。

※関東学院大対日本大、東海大対明治大の試合は別途掲載します。

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