2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16 決勝 東海大VS青山学院大

2Qで流れを掴んだ東海大がリードを守り
大会2連覇を達成!


130616hasimoto.jpg 新人戦決勝の組み合わせは2連覇を目指す東海大と、少数精鋭ながら能力の高い選手たちが揃う青山学院大の対戦となった。2mのインサイドを擁しバランス良く層の厚い東海大に対し、高さがなく平面での展開で勝ち進んできた青山学院大は対照的なチーム構成。1Qは互角の展開となったが、次第に東海大がリードする形となった。

 1Q、青山学院大は立ち上がりで幸先良く#9安藤(1年・SF・四日市工)の3Pが決まり、相手のファウルによりフリースローを次々得てリードに成功する。東海大は#45頓宮(2年・C)のシュート、アシストに続いて#33鈴木(1年・F・山形南)、#21橋本(2年・C)が2本の3Pを決めると逆転。しかし青学大も#13鵤(2年・PG)がタップ、ミドルシュートと厳しいディフェンスをかいくぐって得点に絡み、1Qは17-16と互角の勝負だった。

 しかし2Qになると均衡が崩れ始める。開始早々東海大は#35伊藤(1年・PG・洛南)が#0ベンドラメ(2年・G)へとアリウープパスを出し、会場の度肝を抜く。この後なかなか得点が伸びない時間帯になるが、一方の青学大は激しいディフェンスにあってタフショット、24秒オーバーとオフェンスでリズムを作れない。交代要員の少ない青学大は少しずつ選手を入れ替えて流れを変えようとするが、外のシュートが入らなくなり、引き離されていく。東海大はベンチから入った#1小島(2年・G)がバスケットカウント、3Pを決めるなど流れをぐっと引き寄せる活躍を見せ、36-25とリードして前半を終えた。

 3Qも流れは大きく変わらない。青学大はプレスで上から当たったりさまざまな手法を試み、オフェンスでは#13鵤が奮起してこのQは9得点を奪うが、簡単に中に仕掛けられないのは前半と変わらない。東海大も得点が取れない時間帯があるなど、波もあるが要所で#21橋本、#0ベンドラメといったチームの要が得点し、55-44と東海大リードで3Q終了。4Qも余裕を持って試合を進めた東海大が77-59で試合終了。2連覇を達成した。

130616funyuu.jpg 勝負のポイントはディフェンスのいい東海大相手に青学大がどこまで平面で攻めていけるかだった。鵤、船生といったドライブを得意とする選手がその能力を発揮してディフェンスを割っていったが、それでも簡単には守りを突破できず、2Q以降に外の確率が落ちると青学大は苦戦。一方の東海大は橋本のアウトサイドが好調で、ルーキーやベンチメンバーもそれぞれ活躍。相手に的を絞らせなかった。新人戦で主将を務めたベンドラメ「1年生のときは思いっきりやるだけだったんですけど、今年はキャプテンで責任感も感じたし、今回の優勝は少しホッとした」と言う。試合前は笑顔で話しかけて皆をリラックスさせ、プレーで引っ張るだけではなく、チームをまとめた。

 結果的には下馬評の高かった東海大が2連覇を果たした。2年生の安定感は頼もしく、1年生たちもハッスルプレーでチームを鼓舞。陸川監督「1年生は本当にがむしゃらにやってくれて、良いんじゃないかなと思います。東海として、もう少し質を上げないといけないところはあるんだけど、果敢に守るところ、果敢にアタックしなきゃいけないところでみんなに良い影響を与えていた」と評価。「『誰がスターターか』というのは今は無い。ユニバに行った選手が経験を積んだりして、合宿でも強化をしてみんなで良いチームを作りたい」と秋への抱負を語った。それと同時に2年後、3年後を占う意味では期待できる人材が数多く見られた新人戦だった。青学大は準優勝となったが8人でここまで上りつめたことは見事だ。サイズ的に平面バスケに特化せざるを得ない状況だったが、鵤、船生を中心に全員が積極的にプレーし、ディフェンスも好守を見せて勝ち進んだ。秋のリーグ戦は今まで以上に多くの選手が試合に絡んでいくことが大事だろう。

写真上:東海大・橋本は4本の3Pを含む27得点。このアウトサイドが高確率だったことで青学大はディフェンスにも手を焼いた。
写真下:青山学院大・船生は鵤とともにチームを牽引してきたが、決勝は激しいディフェンスで簡単には得点させてもらえなかった。

※東海大・ベンドラメ選手、中山選手、鈴木隆史選手、伊藤選手、青山学院大・鵤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16 5位決定戦 大東文化大VS法政大

最終盤まで競り合う緊迫の展開を
最後に流れを掴んだ法政大が制す


130616hosei.jpg 大東文化大法政大の5位決定戦は最後まで僅差で競り合うゲームが繰り広げられた。立ち上がりは大東文化大が# 25小松(1年・PG・沼津中央)のバスケットカウント、# 68花井( 1年・SG・東海大三)の3Pが2本決まるなど悪くない立ち上がり。法政大は#16沼田(2年・C)、#24加藤(2年・F)で返していく形になる。大東大は#68花井がこのQだけで3本の3Pを沈めてリードを保つ。法政大は#16沼田がディフェンスされて得点が伸びず2ファウルでベンチへ。しかし#24加藤のミドルレンジが冴え10得点。21-18で1Qを終えた。2Qも大東大がややリードしたまま試合が進んだ。法政大は#16沼田がバスケットカウント、アシストにと徐々にオフェンスでリズムを掴む。大東大はベンチから入った#87波多(1年・PG・正智深谷)が得点で貢献。#68花井も3Pを決めて流れを渡しきることはしない。前半は43-39と大東大リードで終了した。

 3Qに入り、ここまで離されずについてきた法政大は外がやや落ち始めるものの、開始6分、#1神津(2年・F)の得点で1点差に迫った。しかし大東大はここで#99山崎(2年・F)の3Pが入ってそれ以上の追撃はさせない。再び6点差をつけた大東大だが、法政大も最後に#7藤井(1年・G・厚木東)の3Pが決まり62-61と再び1点差にして最終Qへ入った。そして4Qの頭に法政大は#7藤井の2本目の3Pでこの試合初めて逆転に成功。大東大はファウルが込み始め、ここまで#16沼田に好ディフェンスを仕掛けていた#37澤口(2年・F)が5ファウル退場。法政大は#16沼田のバスケットカウントなどで6点のリードを広げることに成功した。ここから大東大#99山崎、法政大#35山岸(2年・G)、大東大#68花井と3Pの入れ合いとなると残り2分を切って#68花井の3Pで大東大が78-78の同点に追いつく。ともにチームファウルも5となり、どちらに転んでも分からない状態になる。残り13.4秒で大東大は#7渡部(2年・F)のシュートで80-80とし、最後の攻防で法政大はペイントに切り込んだ#35山岸が走りこんできた#16沼田にボールをつなぎ、これがギリギリ決まって80-82。残り時間で大東大はシュートまで行けずタイムアップ。法政大が最後の最後で貴重な決勝点をあげ、5位の座を手にした。

130616sawaguti.jpg 最後まで勝敗の分からない展開だったが、ゲーム終盤で流れを掴んだ法政大が最後のチャンスもものにした。沼田が守られた前半は加藤が得点を引っ張り、沼田も次第にディフェンスをものともせずに攻めて32得点。山岸が終盤の3Pと最後のアシストパスで仕事を果たした。人材豊富とはいえない布陣だったが、試合に出た選手たちがそれぞれの役割を十分果たした上での5位獲得となった。沼田は得点王にわずか9点及ばず2位だったが、この新人戦でクレバーな能力を遺憾なく発揮。試合を引っ張った。主力の面々は全体チームにも絡む選手が多く、秋のリーグ戦でも彼らの活躍が楽しみとなる。

 大東文化大はわずかに及ばず6位。しかし人材は豊富で、個々の能力も高い。3P王を獲得した花井や能力の高い山崎、渡部、インサイドで期待される北村などバランスも良く、まさにこれからの成長が楽しみな選手が目白押しだ。今期は全体でも若いチームになるため、春の経験を秋にどうつなげるか、成長力が問われる1年となるだろう。

写真上:決勝点を決めて笑顔の法政大。
写真下:沼田へのディフェンスで貢献した澤口。5ファウルは惜しかったが、必要な働きは見せた。

※法政大・山岸選手、加藤選手、大東文化大・花井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16 3位決定戦 拓殖大VS日本大

バランスよく得点を重ねた拓殖大が勝利
日本大はツインタワーとルーキーの活躍が光る


130616NARITA.jpg 前日の準決勝、ともに点差をつけられて敗れた拓殖大と日本大による3位決定戦。両者とも強いインサイドとシュート力の高い選手が揃うが、立ち上がりから拓殖大がリードを保ち続ける試合となった。開始すぐに#99赤石(2年・C)の3点プレー、#39成田(1年・G・藤枝明誠)の3Pも決まり拓殖大が先行。日本大は#24刘(2年・C)がひとり得点をするも#23バンバ(1年・C・延岡学園)がそびえ立つインサイドでは自由な動きが出ずに手詰まりに。#39成田を中心にシュートラッシュを浴びせた拓殖大が1Qだけで18点差をつける。日本大は#14高橋(1年・SG・札幌日大)の得点で停滞は打開するが、拓殖大の猛攻は防ぎきれない。#31江本(1年・F・市川)の3Pをバスケットカウントで許すなどで点差を詰められず、53—36と拓殖大大量リードのまま前半終了。

 3Qに入ると拓殖大は#23バンバが本領発揮。フックシュートや速攻でのダンク、ドライブからねじ込むなどでこのQ10得点。センター2人の布陣に変えた日本大は#20舘(2年・C)の活躍が光るがビハインドを埋められない。終盤にはメンバーを1年生メインにし、#14高橋の活躍に加えて#19石川(1年・SG・沼津中央)の3Pも出るが都度拓殖大に押し戻された。最終的には92—74とした拓殖大が勝利。昨年からひとつ順位を上げて3位で大会を終えた。

130616RYU.jpg 拓殖大は3位で大会終了。日本大の高さにはバンバがやや苦しんだ感もあるが、赤石が21得点、成田が15得点を決めて、決してワンマンチームではないことを示した。新人王を獲得したバンバは納得の活躍。全体チームとなる秋のリーグ戦で上位争いをする『台風の目』となりうるかが楽しみだ。

 全体チームでも主力の選手を多く抱えた日本大は、最後は連敗で大会を終えた。しかし刘や高橋の安定した活躍が光り、ベンチスタートの舘や石川らも可能性を感じさせる存在。厳しい2部を勝ち抜き、1年での1部復帰を果たしたい。

写真上:外のシュートを打ち続けた成田。今後どれだけ確率を上げられるか。
写真下:バンバとのマッチアップに見応えがあった刘。2m級センターの多い2部を戦う上で、日本大の浮沈を左右する。

※拓殖大・バンバ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16 7位決定戦 明治大VS順天堂大

2桁点差を覆した順天堂大が貴重な勝ち星
クロスゲームを落とした明治大は8位に


130616YANAGISAWA.jpg 新人戦も大会最終日。この日の一試合目は明治大順天堂大による7位決定戦となった。試合は終盤まで1部所属の明治大が、今年は3部リーグ所属の順天堂大相手に優勢を保った。#50伊澤(2年・PF)のバスケットカウント、#55吉本(2年・SG)のターンシュートなどで早々にリードを得た。順天堂大はベンチスタートの#17小鮒(1年・F・前橋商業)の3Pや#14柳澤(2年・F)の速攻などが出るが、明治大はインサイドでの得点を中心に詰められてもその都度離し、前半は11点のリード。3Qも同様の展開が続いて明治大の2桁点差のまま4Qに入る。

 だが、ここから順天堂大が猛攻に出る。#14柳澤が攻め気を見せ、#1中島(1年・C・幕張総合)もジャンプシュートを沈める。外の確率が上がらない明治大はインサイドでも停滞し4分間無得点。#94平川(2年・G)の得点で同点となり、#0舟木(1年・F・常磐大学高)のシュートが決まって逆転。明治大は下げていた#50伊澤を戻して停滞こそ打開するが、試合はここから勢いに乗る順天堂大との競り合いに。明治大は#55吉本が気を吐く一方、順天堂大は#13八代(1年・C・清陵情報)のゴール下、#14柳澤がタフショットを入れて1点リード。次のオフェンスでも#14柳澤が決めて最終盤で大きな3点差。明治大は残り1分を切ったオフェンスで、ルーズボール争いで#50伊澤が手痛いファウルでチャンスを逸する。しかし得意のディフェンスで凌ぐと#99平佐田(1年・SG・美濃加茂)のリバウンドシュートで12.8秒を残して1点差に迫る。ここから明治大はファウルゲームを仕掛けるが、#0舟木にフリースローを2投揃えられ、勝つには3Pを決めるしかない。ボールを托された#55吉本だったが、ここは決めきれずにタイムアップ。68—65で、順天堂大が7位の座を手にした。

130616IZAWA2.jpg 順天堂大は劣勢を強いられながらも見事にそれを打ち破ってみせた。明治大インサイドには手を焼いたが、ディフェンスからの速攻やルーキー小鮒の3Pなど良さを示して実りのある勝利を飾った。大会を最終日まで戦い、最後にタフな試合を制したことは新人チームとはいえ、秋以降にも大きな自信になっただろう。

 8位で大会を終えた明治大。大会終盤は塚本HC不在もあったが吉本「塚さんがいないことは理由にならない。やるのは自分たち」と選手自らで流れを取り戻せなかったことを反省していた。それでもこちらも最終日まで戦い有意義な大会になったと言える。収穫と課題を、秋のシーズンに繋げられるか。

写真上:前半、ビハインドを背負う展開で果敢にドライブを仕掛けていった順天堂大・柳澤。
写真下:明治大の新人戦チームでは大黒柱の役割を担った伊澤。28得点・14リバウンドと絶対的な活躍だった。

※順天堂大・込山選手、明治大・吉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】最終結果

優勝 東海大学(2年連続4回目)
準優勝 青山学院大学
第3位 拓殖大学
第4位 日本大学
第5位 法政大学
第6位 大東文化大学
第7位 順天堂大学
第8位 明治大学
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優勝 東海大学


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準優勝 青山学院大学


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3位 拓殖大学


【個人賞】

■新人賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)
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■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)118得点
■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)54本(OF-19 DF-35)
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■優秀選手賞 ベンドラメ礼生(東海大学)
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■優秀選手賞 橋本晃佑(東海大学)
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■優秀選手賞 鵤 誠司(青山学院大学)
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■優秀選手賞 船生誠也(青山学院大学)
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■優秀選手賞 高橋耕陽(日本大学)
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■3ポイント王 花井大悟(大東文化大学)16本
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■アシスト王 鵤 誠司(青山学院大学)17本
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2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16結果

■日本体育大学世田谷キャンパス
明治大学65(21-15,20-15,13-14,11-24)68順天堂大学(7位決定戦)
大東文化大学80(21-18,22-21,19-22,18-21)82法政大学(5位決定戦)
拓殖大学92(29-11,24-25,17-18,22-20)74日本大学(3位決定戦)
東海大学77(17-16,19-9,19-19,22-15)59青山学院大学(決勝)

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2013.06.15 (Sat)

【2013新人戦】6/15レポート

決勝の組み合わせは東海大VS青山学院大
大学界を代表するチームが頂点をかけて戦う


130615NUMATA.jpg この日から日本体育大学深沢校舎のアリーナに場所を移した新人戦は、準決勝2試合と順位決定戦が行われた。

 まだ荒削りな新人戦チームは、勝負どころで一気に片がつくパターンが多い。ゲームの流れの掴み方を経験の中から学んでいく過程にあるとも言える。結果だけ見れば大きな差がついている試合が多いが、実際に勝負を決しているのは場面場面のちょっとした部分だ。

 こうした戦いを経て、決勝進出を果たしたのは固いディフェンスで相手を押さえた前年覇者東海大と、平面バスケと優れた機動力で攻撃を仕掛ける青山学院大。大学を代表する2校が、新人戦でも決勝で対決することとなった。

 法政大順天堂大による順位決定戦は、#20込山(2年・G)と#94平川(2年・G)が立て続けに3Pを沈めた順天堂大がリードを得る。しかし、2Q以降は法政大#16沼田(2年・C)の独壇場に。ゴール下の得点はもちろん、ドライブやミドルシュートを随所に見せてチームを牽引。順天堂大のゾーンも#35山岸(2年・G)の3Pなどであっさりと崩し、一方的にペースを握る。立ち上がりこそ好調だった順天堂大は、3Qで僅か2得点に終わるなどで地力の差を見せつけられた。101—60とした法政大が、5位決定戦に進むこととなった。

130615yamasaki.jpg 明治大大東文化大の試合は、前半は大東大が主導権を握った。#99山崎(2年・F)の多彩なシュートを中心にスコアを伸ばし、#7渡部(2年・F)のダンクなども出て前半だけで23点差をつける。3Q、ややシュート率は落ちるが、リバウンド面で優位に立ち2、3回目のチャンスを活かし続けた大東大は更に追い打ちをかける。明治大はフルコートのプレスを長時間継続して打開を図り、#13三井(1年・PF・札幌日大)の3Pのバスケットカウントなどが飛び出して追い上げ、残り4分で点差を10までに縮める。だが、大東大は下げていた#99山崎をコートに戻すとすぐに3Pを決めて起用に貢献。山崎の活躍で再度点差を広げ、86—66で勝利を収めた。

 ここまでの試合、あまり調子が上がらず「自分でもどうしていいかよく分からなかった」という大東大のエース山崎は、5本の3Pを含む39得点。「ボールを持ちすぎるところがあるので、どんどんさばいて周りにやらせて、スペースが開いた時で自分にいいタイミングがあればやろうかなと思っていたら、いい感じになった」とようやくの復調にホッとした様子。ここまではディフェンスが来ていた中で無理に打っていたが、この試合では判断も良かった。エースの復活で最後を気持ちよく締めくくっていきたいところだ。

写真上:法政大・沼田はこの日35得点と大車輪の活躍だった。
写真下:大東大は追いつかれかけたところでも山崎の3Pが相手を黙らせた。

※大東文化大・渡部選手、法政大・神津選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【3Pが高確率で決まった青学大が2年ぶりに決勝進出】
130615ANDO.jpg 準決勝第一試合は、少数精鋭の青山学院大とベンチメンバー豊富な日本大という対照的なチームの対戦となった。選手層はもちろんサイズ面でも日本大が優位だが、試合は序盤から拮抗した。日本大が#18伊藤(2年・F)のシュートで抜け出すかに見えたが、青学大は#11田中(2年・SF)や#9安藤(1年・SF・四日市工)のミドルで返していき、#13鵤(2年・PG)の活躍ですぐに逆転する。日本大も切れずに#14高橋(1年・SG・札幌日大)の3P、#24刘(2年・C)のバスケットカウントが飛び出し、互いに譲らない。日本大1点リードで1Qが終了。

 2Qに入ると、まずは日本大ペース。#14高橋のジャンパー、#24刘のゴール下でやや点数を離す。だが3分半に#24刘が#13鵤にバスケットカウントを献上。2つ目となってベンチに下がらざるを得ない。#19石川(1年・SG・沼津中央)が孤軍奮闘するがチームではオフェンスが単発となり、青学大は#14柏倉(1年・PG・山形南)の3Pで再逆転に成功。36—32の青学大リードとなって後半を迎える。

 3Q、青学大は#9安藤が3ショットのフリースローを獲得し2投を沈めると、#0船生(2年・F)と#18笠井(2年・PG)が3Pを決め、#11田中が積極的なペネトレイトで得点を続けて一挙に突き放す。日本大はこの重要な場面で#24刘が3ファウル目。タイムアウトを挟んで#20舘と#24刘のツインタワーに布陣を変えるが、#15栗原(2年・SG)がテクニカルファウルを吹かれるなど流れを戻せない。日本大がまごつく間、青学大は#9安藤を中心に3Pを集中して浴びせてこのQ終わってリードを14点に。最終4Qはアウトサイドに加えてバランス良くインサイドでの得点も続いて、後半は一方的に試合を支配。前半こそ競り合ったものの、終わってみれば98—67で完勝し、2年ぶりに決勝へ駒を進めた。

130615ishikawa.jpg「日大が勝つと思っている人の方が多かったと思うし、自分自身も選手層やサイズから見たらタフなゲームになるとは思ってた」船生。ベンチメンバーの豊富さやサイズの面では確かに青学大は劣っていた。しかし、ここまでさほど良くはなかった3Pが安藤を中心に高確率で決まり、オフェンスのバランスが良化。インサイドでの得点や、速攻でのオフェンスも増えていった。決勝で対戦する東海大には、去年は準決勝で敗れた。悔しさを知る2年生が経験の少ない1年生を引っ張り、ライバルに相対したい。

 日本大は刘のファウルトラブルが響き、青学大のシュート率向上でリバウンドでの優位性を強調できない戦いを強いられてしまった。大会成績は3位か4位となるが、しかし明確に「優勝すること」を目標とし、それに着実に接近していることを予感させたことは、リーグ戦で1部復帰を目指す日本大には大きな収穫になるはず。まずは翌日の3位決定戦を勝って、大会を終えたいところだ。

写真:高確率の3Pやドライブなど、多彩なオフェンスで青学大を牽引した安藤。
写真:ベンチ出場ながら3本の3Pでゲームをつないだ日本大・石川。

※青山学院大・船生選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【固いディフェンスの東海大が1Qで大量リード】
130615suzuki.jpg 準決勝第二試合の東海大拓殖大の対戦は、序盤から東海大が大量得点を奪う展開となった。

 ここまで準々決勝の明治大では競り合ったものの、それ以外の試合は#23バンバ(1年・C・延岡学園)の高い得点能力もあって、大きく相手を突き放す試合をしてきた拓殖大。しかしチームディフェンスが固く、高さもある東海大相手にはそう簡単にはいかない。インサイドで簡単に勝負させてもらえず立ち上がりから3P攻勢となるが、なかなか決まってこない。一方、東海大は1年生が躍動。#13中山(1年・G・東海大相模)がレイアップ、スティールにと思い切りの良いプレーを見せ、#33鈴木(1年・F・山形南)もシュートに、ブロックにと攻守に活躍。さらにはチームの牽引役である#0ベンドラメ(2年・PG)が速攻、アシスト、シュートと安定した働きを見せる。オフェンスの重い拓殖大は#24満島(2年・G)を入れて流れを変えようとするが、残り3分で#23バンバのバスケットカウントが決まった後は無得点。反対に東海大は#0ベンドラメが相手スローインをカットして#45頓宮(2年・C)につなぐ好ディフェンスを見せると、最後は3Pで閉めて1Qで29-12とリードを奪った。

130615akaishi.jpg 2Qも拓殖大は得点が取れない時間帯が続いた。東海大は#19三ッ井(1年・PF・東海大三)の3Pで幕を開けると、#21橋本(2年・C)が軽やかなターンシュートでバスケットカウントを奪い、着々とリードを広げる。拓殖大は#23バンバが3P中心で攻撃し、2Q後半になってこれが決まり始め#0岡本のダブルクラッチや#99赤石の3Pが続くが、追い上げとまではいかず45-27で前半終了。

 3Qの序盤、東海大は#21橋本が3ファウルになってベンチへ。ここで拓殖大が#99赤石のミドルシュートを皮切りに、ディフェンスを引きつけてからのアシストなどが出始め、残り約4分で点差を10に縮めた。東海大は#21橋本をコートに戻し、ここから#21橋本、#0ベンドラメといった主力がきっちり得点して再び20点差に戻して3Q終了。4Qもゲームの流れは変わらず、77-60で試合終了。東海大が2年連続決勝へと進んだ。

 強いディフェンスで相手を止めた東海大。バンバに29点を献上したが、それ以外は赤石にアウトサイドを決められたほかは得点を取らせなかった。また、スタメン全員の2桁得点も見事。拓殖大はどうしても外中心になったが、3Pは35本のうち9本しか決められず。リバウンド争いでも東海大に12本差をつけられた。バンバが自由なオフェンスを展開する中、周囲がどう合わせていくのかも今後の課題だろう。

写真上:14得点の東海大・鈴木。中山とともにルーキーでスタメン出場しており、アグレッシブなプレーを見せている。
写真下:3本の3Pを決めた拓殖大・赤石。

※東海大・橋本選手、拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.15 (Sat)

【2013新人戦】6/16試合予定

■日本体育大学世田谷キャンパス
11:00 明治大学 vs 順天堂大学(7位決定戦)
12:40 大東文化大学 vs 法政大学(5位決定戦)
14:20 拓殖大学 vs 日本大学(3位決定戦)
16:00 東海大学 vs 青山学院大学(決勝)

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2013.06.15 (Sat)

【2013新人戦】6/15結果

■日本体育大学世田谷キャンパス
順天堂大学60(21-20,14-29,2-32,23-20)101法政大学(順位決定戦)
大東文化大学86(23-11,24-13,17-16,22-26)66明治大学(順位決定戦)
青山学院大学98(19-20,17-12,28-18,34-17)67日本大学(準決勝)
東海大学77(29-12,16-15,14-12,18-21)60拓殖大学(準決勝)

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2013.06.14 (Fri)

【2013新人戦】6/14レポート

東海大・拓殖大・青学大・日本大が
準々決勝を制してベスト4進出


130614ikaruga.jpg 江戸川区スポーツセンターで準々決勝が行われた大会5日目、昨年大会のベスト3に日本大を加えた4チームがベスト4に進んだ。拓殖大と明治大の対戦以外の試合は点差が開く結果となり、ベスト4以上の実力はベスト8からさらに別次元と言えそうだ。敗れた明治大・順天堂大・法政大・大東文化大は順位決定戦に回る。2連勝で5位を勝ち取るのはどこか、こちらも見逃せない勝負となる。

 国士館大に勝利しベスト8進出を果たした順天堂大青山学院大にぶつかったが、今度は思うようなバスケットはさせてもらえなかった。立ち上がり、順天堂大のゾーンにも#0船生(2年・F)が内外で得点を伸ばし、速い展開でリズムに乗った。順天堂大も#20込山(2年・G)や#94平川(2年・G)の3Pで食い下がるが、2プラトン方式でメンバーをフルチェンジしても青学大の勢いは止まらず、状況を打開できない。その後も#13鵤(2年・PG)らがテンポ良く攻めた青学大が108-49で勝利した。青学大は続く準決勝では日本大と対戦する。高さで不利になる部分を平面バスケットでカバーできるか、成り行きに注目したい。

写真:青学大・鵤は、23分間の出場で26得点6スティール5アシストとさすがの活躍。

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【拓殖大対明治大は白熱したシーソーゲームに】
130614yoshimoto.jpg 専修大に逆転勝利を飾ってベスト8に進んだ明治大は、ここまで危なげなく勝ち進んで来た拓殖大と対戦。試合は終始接戦となったが、拓殖大が苦しい展開の中でも最後に流れを掴んで勝利を手にした。

 序盤はどちらも守り合いとなり、ロースコアな立ち上がり。拓殖大は#23バンバ(1年・C・延岡学園)中心に得点を伸ばすが、明治大も要所で3Pが決まって食らいつく。#26小谷(1年・SG・育英)のブザービーターもあり、16-15と明治大が1点リードで2Qに入った。明治大は#23バンバにダブルチームを仕掛けてボールを奪うなどディフェンスで激しさを増す。残り5分半で明治大が5点リードを奪ったが、拓殖大はここから#39成田(1年・G・藤枝明誠)が2本の3Pを含む連続得点に成功し逆転。そこから一進一退が続き、#55吉本(2年・SG)の3Pが決まった明治大が2点リードで試合を折り返す。

 3Q、#55吉本の3Pや速攻、#99平佐田(1年・SG・美濃加茂)のドライブで明治大が勢いに乗り、開始5分で7点差をつけて拓殖大にタイムアウトを取らせる。だが拓殖大も#23バンバがワンマン速攻を決め、さらに#39成田のアシストから#23バンバのダンクが決まって同点に。48−48と同点のまま勝負は最終Qに持ち越された。

130614takusyoku.jpg 4Q、#50伊澤(2年・PF)がターンやジャンプシュートでディフェンスをかわし、果敢に攻めて明治大が勢いに乗る。しかし拓殖大も#0岡本(2年・G)、#24満島(2年・G)の2ガードでトランジションゲームを展開し、ロングパスから#0岡本が決めて残り6分逆転した。そこから白熱したシーソーゲームが続き、残り1分61-61の同点。すると残り56.7秒、際どい判定で#23バンバがフリースローをもらって拓殖大が2点先行。さらに続くオフェンスで明治大はターンオーバーとなり、残り22.7秒で決定打となる#99赤石(2年・C)のミドルシュートが決まって拓殖大が4点差をつけた。ファウルゲームで得たフリースローも#0岡本が落ち着いて2本決め、61−67で拓殖大が競り合いを制した。

 拓殖大は明治大に長く流れを奪われ苦しい時間帯も長かったが、速い展開や#23バンバの奮闘でなんとか粘って並走し、残り1分の攻防で大きな白星を手にした。続く対戦相手は東海大。前大会覇者をやぶって、3年ぶりの決勝進出なるか。対する明治大は逆転負けにはなったものの、ダブルチームも機能し3Pの思いきりの良さも光ってあと一歩のところだった。大黒柱の#50伊澤「チーム全員で守れていた」と手応えも感じた様子。順位決定戦でさらなる経験を積みたい。

写真上:明治大・吉本は3P5本を含む23得点でオフェンスを引っ張った。
写真下:決勝点となるシュートを#99赤石が決め、#23バンバと喜びあう。

※明治大・伊澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【勝負どころの3Pで日本大が法政大を振り切る】
130614ryu.jpg 法政大日本大の一戦は、立ち上がりで#24刘の高さを生かした攻撃で日本大が優位に立った。法政大は外からの攻撃が中心になるが確率が悪く、攻めあぐねる。しかし残り3分で#24刘が2ファウルになりベンチへ下がると#16沼田(2年・C)が連続でフリースローを獲得。しかし日本大は#14高橋(1年・SG・札幌日大)が連続得点で8-21と大きくリードして1Qを終えた。

 2Qも日本大は#24刘を下げたまま戦う。法政大はようやくシュートのリズムがよくなり、#1神津(2年・F)の3Pとミドルシュートが続けて決まると、#24加藤(2年・F)も外から2連続。日本大は内外のシュートが決まらない時間帯に7点差にまで追い上げられた。それでも#14高橋や#15栗原(2年・SG)の速攻、Qの終わりにはブザービーターで#14高橋の3Pが決まり、22-33で前半終了。

 3Qの立ち上がり、法政大は#1神津、#15沼田、#加藤の2年生が4連続得点。日本大は開始2分で#15栗原の3Pが決まったあと、外を打っていくも決まらず、残り2分半まで5分以上無得点となってしまう。法政大はその後も#16沼田、#24加藤で得点をつなぎ、残り約1分にディフェンスリバウンドを粘って#7藤井(1年・G・厚木東)から#35山岸(2年・G)へ速攻をつないで遂に39-39の同点に戻した。しかし日本大は#24刘がシュートを返し、交代した#6志貴(2年・PG)の3Pが決まって39-44と逆転を防いで3Q終了。

130614kouzu.jpg 勝負はまだ分からないかと思われたが、4Qの立ち上がりに流れを掴んだのは日本大だった。#15栗原の3Pを幕開けに#29上原(2年・PG)のミドルシュートで点差を10に開いた。法政大の攻撃が単発になる中、日本大はさらに#15栗原、#14高橋の3Pが続き、波に乗った。法政大は外を打っていくが入らず、残り2分になって3Pが3連続で入るが時既に遅し。55-69で日本大が勝利した。

 日本大は刘がベンチへ下がっている間に追い上げられたが、高橋の要所の3Pを始めとする活躍もあって逆転されずに試合を乗り切った。法政大は沼田が20点14リバウンドと攻守でこれまで同様見事な活躍。神津、加藤といったフォワード陣も奮起した。しかしここまで得点源としてチームを助けてきた藤井、山岸のアウトサイドが決まらなかったのが痛い。順位決定戦に回るがそれぞれがここまでいい仕事をしているだけに、仕切り直したい。

写真上:ベンチへ下がる時間帯もあったが、やはりここぞというときのリバウンドでは強かった日本大・刘。
写真下:2本の3Pで見せた法政大・神津。神津兄弟の三男坊。

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【高さ、確実さと固い守りで東海大が強さを見せる】
130614nakayama.jpg 東海大大東文化大のベスト4争いは、終始東海大がリードして進める展開となった。ゲームの序盤は東海大#21橋本(2年・C)のミドルシュートに#0ベンドラメ(2年・G)から#45頓宮(2年・C)へのアシスト、#13中山(1年・G・東海大相模)のシュートなどで一気に得点し、波に乗る。大東大はこうした攻撃にディフェンスが対処しきれないうえに#99山崎(2年・F)が3ファウルとなった痛手もあって出遅れるが、少しずつシュートを決めて追い上げ、1Qは21-15の東海大6点リード。

 2Qになると東海大は#19三ッ井(1年・PF・東海大三)のオフェンスリバウンド、#20今野(2年・SG)の3Pが出るとベンチも応援団も大盛り上がり。しかし大東大は#68花井(1年・SG・東海大三)の3Pが2本決まり、追い上げ開始。#25小松(1年・PG・沼津中央)も小気味よいリードでシュートにアシストにと活躍した。東海大は#13中山のファウルが込んでくるが、ここぞというときには#0ベンドラメが確実にシュートを決めて大東大を黙らせる。大東大はインサイドの大きな東海大相手ではどうしても外中心になり#17寺崎(2年・PG)、#7渡部(2年・F)の3Pもあるが、東海大も#45頓宮がゴール下で得点して39-32と東海大リードのまま前半を終えた。

130614hanai.jpg 3Qは#45頓宮のオフェンスリバウンド、ターンシュートなどが光り、#0ベンドラメも3Pで援護射撃すると一気に差が開いた。大東大はファウルトラブルが厳しくなり得点が伸ばせない。東海大は3Qで62-46と大きな差をつけると4Qも余裕を持ってゲームを進めると86-63で勝負を決め、準決勝に進出した。

 東海大は橋本、ベンドラメの主力が別格の存在感を見せる。ビッグマンでありながら外のシュートを鮮やかに決めてくる橋本に、高い運動能力で攻守に非凡なプレーを連発するベンドラメは簡単に止められない。そこに頓宮や1年生たちが絡んで得点するバリエーションも多い。固いディフェンスも見どころだ。

 大東大は花井が6本の3Pを決め、#7渡部が果敢に攻撃したがなかなかそれ以外の反撃ポイントを作れなかった。北村や吉田といったセンター陣は東海大相手に苦心した。1年生だけにまだこれからだが、内外が噛み合えば大きく成長できそうなチームだけに残りの順位決定戦に期待したい。

写真上:勢いある攻撃を見せる東海大・中山。1年生の#33鈴木とともにスタメンで活躍している。
写真下:見事な3Pを次々沈めた大東大・花井。東海大三出身のため、東海大応援団からも声がかかっていた。

※東海大・頓宮選手、三ツ井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2013.06.14 (Fri)

【2013新人戦】6/15試合予定

■日本体育大学世田谷キャンパス
13:00 順天堂大学 vs 法政大学(順位決定戦)
14:40 大東文化大学 vs 明治大学(順位決定戦)
16:20 青山学院大学 vs 日本大学(準決勝)
18:00 東海大学 vs 拓殖大学(準決勝)

 

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EDIT  |  20:37  |  2013新人戦  |  Top↑

2013.06.14 (Fri)

【2013新人戦】6/14結果

■江戸川区スポーツセンター
明治大学61(16-15,16-15,16-18,13-19)67拓殖大学
青山学院大学108(36-16,27-12,30-13,15-8)49順天堂大学
法政大学55(8-21,14-12,17-11,16-25)69日本大学
東海大学86(21-15,18-17,23-14,24-17)63大東文化大学

 

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EDIT  |  20:30  |  2013新人戦  |  Top↑

2013.06.13 (Thu)

【2013新人戦】6/13レポート

大会はいよいよベスト8が決定
順天堂大、日本大はシード校の壁を破る


130613banba.jpg 6試合が行われた大会4日目のこの日は、ベスト8のうちの残りの6チームが決定した。昨年に引き続きその座を守った明治大、拓殖大、青山学院大、東海大の4チームのほか、順天堂大と日本大は、それぞれ国士館大・筑波大を破ってベスト8に入った。各チームの実力が未知数である新人戦は、勝敗の予想がし難いことも大会の魅力のひとつ。さらなる高みへ上り詰めるのはどのチームか、大会終盤の争いも見逃せない。

 昨年4位の拓殖大玉川大の対戦は、開始直後に拓殖大が#23バンバ(1年・C・延岡学園)がアリウープダンクを披露して会場のどよめきを誘うと、その後も#23バンバの高さを生かして優位に立った。玉川大は攻撃の端緒が開けず、立ち上がりに苦心。1Q終盤になって速攻なども出て、1Qは13-20と拓殖大の7点リード。2Q以降も拓殖大はリードしたまま試合を進め、差を広げていく。1年生メンバーの多い玉川大はこれに追いつくことができず、3Q終了時には30点近く離されてしまった。4Q頭に#14石田(1年・PF・富田)の3Pが2本続けて出るなど少しいい部分も見えたが、その後が続かず65-83で試合終了。拓殖大は全員出場でベスト8出場を決めた。

写真:注目ルーキーの拓殖大・バンバはまだ余裕あるプレーぶり。

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【4Qに流れを掴んだ明治大が専修大に逆転勝利】
130613izawa.jpg 初戦の接戦を制した専修大は、昨年5位の明治大と対戦した。専修大は序盤、明治大の大黒柱である#50伊澤(2年・PF)に仕事をさせず、17-16とほぼ同点で1Qを終える。すると2Q、#6渡辺(1年・F・福岡第一)のバスケットカウントやフリースローで専修大が勢いに乗った。#50伊澤のバスケットカウントで#6渡辺が2ファウルとなって下がるが、#24田代(2年・F)が3Pや速攻でリードを保ち続ける。しかし明治大もタイムアウトで流れを変え、#55吉本(2年・SG)の3Pや#5會田(1年・PG・市立柏)と#50伊澤の連携プレーなどで追い上げて33-35と2点差に留めて試合を折り返した。

 3Q、専修大は下がっていた#6渡辺がコートに戻りオフェンスリバウンドに躍動するが、開始2分で#50伊澤に対して3つ目のファウルを吹かれ再びベンチに。伊澤のこのフリースローで明治大が同点に追いつき、その後も#5會田の速攻などでリズムを掴んだ。それでも専修大も悪い流れの中で#13石上(2年・G)がドライブを決め、ディフェンスでも踏ん張って一進一退。49-50とほぼ点差のないまま最終Qに入る。

130613iwano.jpg 4Qは、明治大に流れが傾いた。開始30秒、#26小谷(1年・SG・育英)のバスケットカウントで#6渡辺を4ファウルに追いやると、さらに#50伊澤がインサイドで粘って先行。専修大も#6渡辺のドライブなどでついていくが、エース#24田代にマークが二人寄ってターンオーバーを誘われる。終盤は#55吉本や#20秋葉の3Pが追い討ちをかけるように決まり、83-62で明治大が逆転勝利を飾った。

 専修大は良い活躍をしていた#6渡辺のファウルトラブルが手痛く、「気持ちで負けていた」(#13石上)と終盤は明治大の勢いに呑まれてしまった様子。3Qまでほぼ互角だっただけに、惜しい試合となった。対する明治大は我慢して食らいつき、4Qで34得点と爆発。仕掛けどころを抑えた試合運びがうまく働いた。次の相手は拓殖大。「伊澤がバンバ(拓殖大#23)につく経験をできることは大きい」と塚本HCは選手の経験を重視している。大物ルーキー#23バンバにどう対抗するか、要注目だ。

写真上:明治大・伊澤は徐々に調子を上げて31得点18リバウンドの活躍。
写真下:専修大の司令塔・岩野はシックスマンながら長く出番を得た。

※専修大・石上選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【4Qに爆発した順天堂大がベスト8へ】
130613yanagisawa.jpg 順天堂大国士舘大の一戦は大いに盛り上がりを見せた。順天堂大は立ち上がりに#20込山(2年・G)の3P、#38中村(2年・F)のシュートでまずまずの出足。しかしその後ファウルや相手のブロックで流れが止まってしまうと、一気に5人をメンバーチェンジ。ディフェンスに奮闘するものの立て続けにファウルしてしまうとスタメンに戻して仕切り直し。だが、これが切り替えになったか#20込山、#38中村が連続得点。国士舘大はインサイドの#9馬(1年・C・日本航空)が1Qでファウル3となってしまい、なかなか思うような展開にならない。順天堂大は終盤に3本の3Pで26-17とリードして1Qを終えた。

 2Q、国士舘大が#13笵(1年・C・美濃加茂)のゴール下や#4石井(2年・F)の3Pで追い上げる。順天堂は点が止まるが、またも5人をセカンドメンバーに替え、ディフェンスで粘って同点にされるのは阻止。国士舘大はポイントゲッター#22原(2年・F)のアウトサイドがなかなか決まらず、反撃しきれないまま33-31と順天堂大がリードを守って前半終了。

130613hara.jpg 3Qは互いに点を取り合うシーソーゲームとなった。順天堂大は#38中村が中心。ゴール下でターンなどを使って相手をうまくかわしてシュート。国士舘大は#22原がドライブでペイントを割り、交代した#18知花(1年・G・小禄)や#4石井の3Pで反撃。最後には#18知花が一対一から切れ込んでシュートを決め、47-52と国士舘大が逆転して4Qへ。

 勝負の4Q、オフェンスに火が付いたのは順天堂大だった。ほとんどミスをせずシュートを決め続けて逆転に成功。国士舘大は開始3分で逆転されるとこの点の取り合いについていくことができず、失速。順天堂大が4Qに33点を稼ぐ猛攻で見事なベスト8進出を果たした。

 順天堂大はシュートが好調で1Qから着実に決めていった。流れが止まる時間もあったが、ツープラトンでそれをしのぎ、うまく勝利の流れを掴み切ったうれしいベスト8。一方の国士舘大は全体的に外のシュートが悪すぎた。普段ほとんど波のない原のアウトサイドがなかなか決まらず、全員のシュートが低調。サイズは勝っていたがインサイドでも勝負できなかった。ここしばらくベスト8の座を守っていたが、これで陥落することとなってしまった。

写真上:シックスマンとしていい活躍を見せた順天堂大・柳澤。
写真下:国士舘大・原はドライブを中心に得点を稼いだが、得意の外をなかなか決められず、流れを引き寄せられなかった。

※順天堂大・中村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【青山学院大が慶應義塾大を平面の攻守で圧倒】
130613kasai.jpg 昨年3位の青山学院大慶應義塾大との対戦。後半になって青山学院大が一気に突き放し、91-49の大差でベスト8進出を決めた。

 立ち上がり、慶應義塾大はファウルが続いてしまい、青山学院大にフリースローを次々に与えてしまう。最大14点まで離されてしまうが、#5大元(2年・G)、#13真木(2年・G)のシュートでやや持ち直し、1Qは22-14と8点差に詰めると2Qの頭に#5大元の2本の3Pで点差は2。青山学院大はターンオーバーが続くが#0船生(2年・F)が攻め込みバスケットカウントなどで再び差を開いた。慶應大はインサイドの#7黒木(2年・C)がファウル3となりベンチへ。交代した#8清家(2年・F)がふんばりを見せるがオフェンス面では青学大のディフェンスを破れず前半は31-24と青山学院大が7点リードで終えた。

 後半、ここから追い上げたい慶應大だったがシュートが入らずターンオーバーから一気に差をつけられてしまう。青山学院大は速攻を何度も出して慶應大を引き離し、3Q終了時には53-38と点差が15になると、4Qもそのままの勢いで得点を重ね、91-49で勝利した。

 今年のチームは高さがなく、平面での勝負をしているという青山学院大。足を使った攻撃で後半一気に慶應大を突き放した。船生、鵤、安藤といった機動力ある選手たちが躍動し、ディフェンス面では慶應大のポイントゲッター大元を笠井がしっかりとマーク。真木も安藤がしっかり押さえ、何度もターンオーバーを奪う活躍だった。慶應大は1対1を主体にしたオフェンスだったが、「1対1でそれぞれが孤立してしまった」(大元)と、青学大のディフェンスを突破できず多量のターンオーバーを犯す形で大差をつけられた。

写真:初戦のコメント通り、好ディフェンスで大元を押さえた笠井。

※青山学院大・安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【序盤から勢いを見せつけた日本大が筑波大を下す】
130613kurihara.jpg 昨年準優勝の筑波大日本大と対戦したが、1Qから大きく差をつけられる展開となった。ゲームの立ち上がり、日本大は#18伊藤(2年・F)の連続得点に#14高橋(1年・SG・札幌日大)のシュートで波に乗ると、#24刘(2年・C)の高さもあって一気にゲームを支配。筑波大は#92村越(2年・PF)が3P、ミドルシュートなどで得点するのがやっと、ゴール下での勝負ができず1Qは19-6と13点の日本大リード。2Qも日本大の勢いは止まらず、#20舘(2年・C)が連続得点でチームを更に盛り上げて37-19とリードして前半終了。

 3Qの立ち上がり、筑波大は#16小松(2年・SG)が攻めて得点していくものの、中盤以降は#24刘、#20舘のツインタワーがそびえるインサイドを攻略できず#16小松以外が決まらない。日本大はミスも出るが余裕ある戦いは変わらず4Qも筑波大を圧倒して66-46で勝利。ベスト8へ進出した。

 筑波大は1Qが一桁に終わってしまった出だしが響き、リバウンドでも日本大に22本の大差をつけられてしまった。小松が積極的に攻めたが、それ以外の選手が一桁得点に終わってしまったのも痛い。日本大はリバウンドの強さに加え、全員の攻め気が良い方向に現れた。メインガードの佐野がケガで欠場しているが、豊富なタレントがそれをカバー。新人戦は全体チームでも主力であるメンバーたちで戦っているが、トーナメントは接戦をすべて落としてしまった。ぜひともここで結果を出したいところだろう。

写真:日本大・栗原は16得点でチームハイ。高橋、伊藤といった面々も2桁得点でこれに続いた。

※日本大・舘選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【注目の一戦は東海大が早稲田大を圧倒】
130613hashimoto.jpg 前大会覇者の東海大と、タレント豊富な早稲田大の対戦は、予想以上に大きく明暗が分かれる結果となった。

 東海大はエース#0ベンドラメ(2年・PG)が試合の入りから全開。強気にリングにアタックして次々得点をさらうと、#21橋本(2年・C)の3Pも続いて東海大が主導権を握った。早稲田大は#36澁田(1年・G・京北)の3P、#11河合(1年・G・洛南)のミドルシュートでなんとか食らいつこうとするが、速攻を決められず、東海大の好守を前に攻め手に欠く。失点もこのQ26得点と、#0ベンドラメを起点とする東海大の攻撃を止められなかった。2Q、3Qも東海大はディフェンスがよく機能し、3Qが終わって60-30と大差がつく。4Qも危なげない試合運びで早稲田大の追撃を許さず、74-53で試合終了となった。

 早慶戦からすぐ大会に入った早稲田大は「疲れもあったかも知れない」と主将の#2木澤。いつもは決まるようなシュートもこの日は入らず、攻守で圧倒される形となった。一方の東海大は新人戦チームでもディフェンスのうまさを発揮。ターンオーバーも多かったがそれを失点につなげず、オフェンスでは#0ベンドラメが23得点でチームを牽引して#21橋本も3Pやミドルシュートが好調だった。次はベスト4をかけて大東大と対戦する。

写真:東海大の大黒柱、橋本はベンドラメに次ぐ16得点9リバウンド。

※東海大・ベンドラメ選手、早稲田大・木澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
 

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2013.06.13 (Thu)

【2013新人戦】6/14試合予定

■江戸川区スポーツセンター
11:00 明治大学 vs 拓殖大学
12:40 青山学院大学 vs 順天堂大学
14:20 法政大学 vs 日本大学
16:00 東海大学 vs 大東文化大学

 

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2013.06.13 (Thu)

【2013新人戦】6/13結果

■国立代々木競技場第二体育館
明治大学83(17-16,16-19,16-15,34-12)62専修大学
順天堂大学80(26-17,7-14,14-21,33-16)68国士舘大学
玉川大学65(13-20,11-21,18-29,23-13)83拓殖大学
青山学院大学91(22-14,9-10,22-14,38-11)49慶應義塾大学
日本大学66(19-6,18-13,15-16,14-11)46筑波大学
東海大学74(26-10,17-9,17-11,14-23)53早稲田大学

 

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