2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30青山学院大VS慶應義塾大 第2戦

【慶應大が前半は善戦するが、最後は青山学院大が突き放す】
111030SATO_20111107073238.jpg 前半が終わって41-35と慶應大は粘った。全員が強気でゴールに向かう姿勢を見せ、#18中島(2年・PF)の3Pやバスケットカウント、#20伊藤(1年・G・洛南)のディフェンス、#7原田(4年・C)もワンポイントで見せ場を作った。しかし、青山学院大は#14辻(4年・SG)が好調に3Pを沈め、これに冷静に対処。リードを守る。後半、点差を詰めたい慶應大だが、青山学院大の攻撃を防ぎきることはできず、ずるずると離される展開となる。高さの前に簡単にはシュートに持ち込めない間に相手にターンオーバーで確実に青山学院大が点を重ね、慶應大の前半の勢いがなりを潜めた。

 青山学院大は残り数分になり、4年生の#17佐藤(PF)をコートに送り出した。推薦のエリート揃いの青山学院大に、一般で入学した数少ない努力家の選手だ。これは、「土曜日に優勝を決めたら出番を」という選手と監督との約束が具現化したものであり、周囲も佐藤にパスを回し続ける。そして、見事にシュートを決めると佐藤がガッツポーズ。ベンチのメンバーが飛び上がって喜び、大きな歓声を送った。笑顔に満ちる青山学院大に対し、慶應大は最後まで粘るも、89-67で試合終了。青山学院大が最後はきっちりと勝利し、リーグ戦を締めくくった。

 引退の花道は、リーグ戦最終戦に大抵どのチームにも用意される。しかし、青山学院大のようなチームに所属する選手にとって、その出番は格別だろう。4年間の積み重ねの結実は、周囲の思いやりあっての結果だ。リーグ最終戦を締めくくるような思いの伝わる佐藤のシュートだった。

 慶應義塾大は入れ替え戦に向けて最後の仕上げとなる。長い目で見れば、春からずいぶんと進歩した。それを入れ替え戦という特殊な舞台できちんと発揮できるかどうか、それにかかっている。東海大やそして最後の青山学院大に対しひるまない気持ちを見せたプレーを代々木の舞台で披露したいところだ。

写真:最後にシュートを決め、満面の笑みで拳を掲げる佐藤。4年間で最高の瞬間になっただろう。

青山学院大:17勝1敗
慶應義塾大:4勝14敗

※慶應義塾大・家治選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※青山学院大のインタビューは別途掲載します。

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30拓殖大VS専修大 第2戦

【最後は#33館山の3Pが勝負を決め、専修大が勝利】
111130TATEYAMA.jpg 8位が確定した専修大は、最終戦で3位の拓殖大と対戦。2Qこそ9点と一桁得点となったが、最後は#33館山(3年・G)の3Pが勝負を分け、71-72で専修大が勝利した。

 1Qから拓殖大は#94長谷川智伸(3年・F)が3Pを連発。それに対し、専修大も#33館山が3Pで返すシュートの応酬になる。1Qは僅差となるが、2Qでベンチメンバーを積極的に使った拓殖大が点が伸びなくなったのに対し、専修大も控えを使い、失速。33-31の2点差で後半に入ったが、そのまま最後まで接戦が続いた。勝負は終盤まで拓殖大が積極的に攻めていくが、専修大もまた切れずについていき、残り35秒で#3廣島(3年・G)が3Pを決め、更にボールをカットして#33館山につなぐと、このシュートがリングの中で跳ねながらイン。残り1.2秒で専修大が71-72と逆転し、そのままタイムアップ。長谷川智伸が4本、そして館山が7本の3Pを放ち、それが勝負を決めた一戦となった。

「接戦になってずるずると負けることが多かった。それが自分たちの課題」#11宇都(2年・G)。ここまで惜しい試合が多く、7位との差はそのわずかな中で一つのミスだったり、シュートが勝負を分けている。しかし、終盤は競り合いの中でも切れずに勝利数を伸ばしてもいる。そこを宇都も良しとして、前向きに入れ替え戦に臨む構えだ。

 拓殖大は中盤になって#99長谷川 技を怪我で欠くことになった。仕事人の不在はゲームの流れのスムーズさなどでやはり苦しい場面を招くこともあったが、それでも3位。昨年より2つランクアップしてリーグ戦を終えた。インカレも長谷川の復帰は難しい。ここから現状のメンバーでどこまで高めてゆけるかが課題になるだろう。

写真:シュートを放つ館山。彼のシュートの調子もチームの勝敗を大きく左右する。

専修大:7勝11敗
拓殖大:11勝7敗

※専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※拓殖大・長谷川智伸選手のインタビューは追って掲載します。

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30明治大VS筑波大 第2戦

【明治大は最後に連勝、上昇気流で入れ替え戦へ】
111030meiji.jpg 最下位にあえぐ明治大だが、この日のリーグ最終戦は筑波大相手に77-63で快勝した。スタートには躓いたものの、2Q立ち上がりに速攻が連続で決まりここで逆転。#6佐藤(4年・PG)のアウトサイド、#17田村(4年・SG)のオールラウンドなプレー、#51皆川(1年・京北・PF)がそびえるインサイドというそれぞれのポイントに、#12中東(1年・SF・光泉)や#22西川(2年・F)らが上手く絡んで終始リズムに乗った。終盤には4年生の#33熊田もコートに立ち、これには応援席も盛り上がった。

 明治大は4勝で慶應大と星を並べ、直接対決の結果9位となり、入れ替え戦の相手は2部2位の中央大となった。「この2試合の連勝は大きいと思うし、入れ替え戦もこれが継続出来るようにあと1週間練習を頑張りたい。中央は去年とあまりメンバーも変わっていないし、去年のリーグ戦でも戦っているので、相手の様子も分かる。ビデオを見て、特徴をしっかり捉えて戦いたい」と話すのは主将の#6佐藤。このところバランスや安定感が増し、上り調子で入れ替え戦を迎えることとなる。
 筑波大は「借金2」ながら、5位でリーグ戦を終えた。だが、最後の5試合は1勝4敗とこちらは調子を下げた形。インカレに向けて、今一歩のレベルアップを図りたいところだ。

写真:ハイタッチする#17田村と#16安藤。明治大はここにきて上級生と下級生が噛み合っている。

明治大:4勝14敗
筑波大:8勝10敗

※明治大・田村選手、筑波大・田渡選手、加納選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】最終結果

優勝  青山学院大学(2年連続9回目)
準優勝 東海大学
第3位 拓殖大学
第4位 大東文化大学
第5位 筑波大学
第6位 早稲田大学
第7位 日本大学
第8位 専修大学(2部3位・白鴎大学との入れ替え戦へ)
第9位 明治大学(2部2位・中央大学との入れ替え戦へ)
第10位 慶應義塾大学(2部1位・日本体育大学との入れ替え戦へ)

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【個人賞】
最優秀選手賞(MVP) 辻 直人(青山学院大学)
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敢闘賞 満原優樹(東海大学)
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優秀選手賞
比江島 慎(青山学院大学)
永吉佑也(青山学院大学)
田中大貴(東海大学)
長谷川 智伸(拓殖大学)
遠藤祐亮(大東文化大学)
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※写真右から


得点王 宇都直輝(専修大学)418点
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「意識はそんなにしてなかったんですけど、去年取っている分今年は難しいと思っていました。途中ずっと上位にいたんですけど、難しかったです。そんなに取れない試合も多くて。一桁の試合もあったので。それに今年は去年より100点くらい少ないので、来年は500点台に乗せたいです。入れ替え戦とインカレはウエイトしてパワーアップして頑張ります」


3ポイント王 長谷川 智伸(拓殖大学)70本
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「3Pについては確率を上げろと言われていたんですが、1年の時にシュートセレクションを考えろと言われたんです。そこから自分なりにセレクションを変えて、それで確率が上がったのはあると思います。今までは何も考えずに自分の感覚で打っていたんですが、ディフェンスを見ながらゲームの流れを見て打つようになって今のようになってきましたね。これからも安定して入れていきたいと思います」


リバウンド王 加納誠也(筑波大学)186本(OF62本/DE124本/TO186本)
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「(個人賞は)初めてです。正直すごく嬉しいのと、リバウンドって地味ですけどチームにとって欠かせないところじゃないですか。僕は派手なプレーが出来ないんで、こういう泥臭いところをやってチームに貢献出来ると思って一試合一試合頑張ってきた結果がこの受賞に繋がったのかなと思います。インカレはチームとしてワンステップ、ツーステップ上がっていかないと青学さん、東海さんにはまだまだ及ばないと思うので、もう一回自分たちのバスケットを見直して、チーム一丸となって頑張っていくことが大事かなと思います」


アシスト王 大塚勇人(早稲田大学)127本
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「素直に嬉しいです。ただ、チームのみんなが決めてくれたから僕が受賞しただけなんで…。でも色んなことがあって取れたのでうれしいですね。最初は海斗に持っていかれるもんだと思っていたので、諦めてたんですけど、(ダブルオーバータイムの試合から)アシストが伸びはじめて、『行けるんじゃないかな』と、正直意識してやりはじめましたね。インカレは、オールジャパンもありますしまずはベスト8に入らないと。まずそこが目標で、あとは一つひとつ勝っていって、チャレンジャーとしてやっていきたいです」


MIP賞 狩野祐介(東海大学)
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「初めてもらったので正直とてもうれしいですね。MIPはみんなが投票してくれたおかげでもらえる賞ですし、その応援に今後も応えなければいかないなと思います。自分は声を出したりそういう部分でしか頑張れませんが、そういう部分が伝わったからこそもらえた賞なのかなとも思います。今後も自分にできることをしっかりやって、頑張っていきたいと思います」

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2011.10.29 (Sat)

【2011リーグ1部】10/29レポート

青山学院大が逆転で優勝を決め
今季3冠大会2冠を達成


 1部リーグ戦最終週、会場となった慶應義塾大日吉記念館は多くの観客で埋め尽くされた。注目の青山学院大対東海大は、東海大がリードする展開から青山学院大が逆転で勝負を決め、優勝を手にした。これにより2位東海大、3位拓殖大も確定。インカレシードを争う4位は4校が並び、最終戦までしのぎを削ることになった。


【明治大が早稲田大を下し3勝目】
111029meiji.jpg 既に入れ替え戦行きが決まっている最下位の明治大は、この日は早稲田大を相手に久々にチームが噛み合った。#51皆川(1年・PF・京北)が序盤からマークする#14久保田(4年・C)に仕事をさせず、#17田村(4年・SG)のゴール下での合わせのプレーや#6佐藤(4年・PG)のアウトサイドも好調。2点ビハインドで迎えた4Q#17田村が連続でバスケットカウントを獲得し、チームを勢いづかせると、残り12秒で#6佐藤の3Pが決まって勝負あり。「(重い雰囲気だったが)今週の練習から開き直れた」と話すのは、インサイドで久保田相手に互角以上に渡り合った皆川82-78で接戦を制し、3勝目をあげた。「明日も気を抜かずにこういう形で戦いたい」(皆川)。不調だったリーグ戦の最後を連勝で締めて、入れ替え戦に繋げたいところだ。

写真:久々の勝利で4年生を中心に笑顔の明治大。

明治大:3勝14敗
早稲田大:8勝9敗


【拓殖大は3位、4位が欲しい筑波大は悔しい敗戦】
111029takushoku.jpg 拓殖大はこの日は筑波大と対戦、序盤から押し気味に試合を進めた。#11佐々木(3年・C)がミドルシュートを着実に沈めていき、スタートダッシュに成功。筑波大は#34田渡(4年・PG)や#21笹山(1年・PG・洛南)の活躍で大きなリードは許さなかったものの、拓殖大は接戦となった終盤にイージーシュートなどといった決めるべきシュートを確実に決めていき、83―77で勝利。これで3位が確定した。

「優勝を目指してきて、3位は悔しい」と話すのは#26上杉(4年・PF)。1巡目は2敗で折り返したが、長谷川 技が離脱した後は、新たなチームを再度作りながらの戦いとなり久々のリーグ優勝はおのずと遠ざかっていった。ただ、上杉はインカレ優勝の自信は「あります」と言い切る。「ハセ(長谷川技)が抜けた穴は大きかったですけど、みんながそこを埋めようとしているのは練習でも感じた。チームとしてはまとまっていけた」。明日のリーグ最終戦を白星で飾り、インカレに繋げていきたい。

写真:#40藤井を中心に確認を行う拓殖大。

拓殖大:11勝6敗
筑波大:8勝9敗


【最大13点のビハインドを覆し、青山学院大が逆転で優勝を決定】
111029MITUHARA.jpg 本来ならば優勝の天王山となったであろう戦いは、前の週に東海大が3敗目を喫したこともあり、青山学院大に有利な状況下で始まった。これ以上は負けられない東海大の意地と、是が非でも東海大に勝って優勝を決めたい青山学院大の勝負は、熱い火花の散る試合となった。

 前半、流れを掴んだのは東海大だった。#16坂本(4年・C)のシュートに始まり、#24田中(2年・SF)がスローインをカットするなど、出足から流れを掴む。青学大も#14辻(4年・SG)や#88張本(2年・PF)のバスケットカウントも続き、1Qは#13辻が3Pで締めて17-12で青学大がリードした。しかし2Qになると青学大は9点しか取れない急ブレーキ。東海大ディフェンスの前にターンオーバー、タフショットを強いられ、逆に東海大は#0満原(4年・C)がオフェンスリバウンドを粘って押し込み、ミドルシュートから3Pまで多方面で得点。26-34と8点のリードを奪って前半を終了した。

111029hiejima.jpg 3Qの出足も東海大のリズム。#4森田(4年・PG)の3P、#24田中の速攻などが出て序盤で13点のリードに成功する。しかしこのQで気を吐いたのは青学大#56比江島(3年・SF)。一回目の対戦では後半足に来てそれが傍目にも分かるほどであり、ベンチへ引っ込むことで東海大が優位になった。この日も「3Qの時点でもう足は厳しかった。でも今回はそれを隠し通しました」と、3Pに加えて得意のドライブから難しい体勢でレイアップを何度もねじ込み、バスケットカウントを獲得するなど、全く足の状況を感じさせないプレーを連発し、マッチアップする#24田中「気づかなかった」というプレーぶりだった。この比江島の奮闘に、#14辻も援護射撃で3Pを決めると、#25永吉(2年・C)がゴール下を2連続で決め、3Qは49-52とこのQ内で10点を詰める。東海大は途中からアウトサイドが入らず、#4森田が打ちかけたシュートをパスに切り替えてターンオーバーになるなど、焦りが見えた。

 4Qは終盤まで競り合いになった。依然東海大がわずかなリードを保つが、自らもなかなか点が取れない。青学大は開始約4分、#56比江島がフリースローを得て57-56と逆転。#4畠山(2年・G)もルーズボールに突っ込み執念を見せる。ここからしばらく入れられたら入れ返し、ミスをしては相手もミスをするという流れになり、どちらも引かない状態になるが、その均衡を破ったのは#4畠山が残り1:57で決めた3P。これで64-61と青山学院大が3点のリードとなった。だが、ここで#56比江島の足が遂に限界に達し、#6織田(4年・SG)に交代。だが青山学院大はそうした状況でも崩れず、東海大は残り1分、#24田中が#4森田からのアシストでシュートを決めたのを最後に絶対的な勝負の好機を得ることはなかった。青山学院大は残りの時間、フリースローをきっちりと決めて67-63。ベンチで立ち上がっていたメンバーたちが勝利を喜び、一体となって歓喜の声をあげた。

111029aogaku.jpg 珍しく、青山学院大が追う形の試合になった。長谷川監督「良いゲームではなかった」と言ったが、辻、比江島という両スコアラーと、頼りにしていた畠山のハッスルプレーも生きた部分で上回れた。豪華な顔ぶれを揃えながら「昨年とは違う」と言われ続けてきた今年、確かに課題も多く見えたリーグだった。しかしぐらつきながらも負けないということこそ、力があるということでもある。残りのシーズンで理想とするところまで行けるかどうか、今後も注目だ。

 東海大はディフェンスで相手を抑え、アグレッシブな部分も見せたが惜しくも敗れた。陸川監督は負けたけれどもいい内容だったことを評価した。ただ、相手を追い込む力があるのであれば、勝つためのあと1ピースはどうしても欲しい。それはエーススコアラーの活躍かもしれないし、チーム全体としての一体感かもしれない。「これが東海大だ」と言える何かを掴んで次の正念場では勝利を手にして欲しい。

写真上:満原は19点。粘りも見せたがインサイドではシュートを決め切れない場面も。
写真中:3Q、ドライブインする比江島。観客もそのプレーにどよめいた。
写真下:優勝を決め、喜ぶ青学大。

※青山学院大・長谷川監督のインタビューは「続きを読む」へ。他、選手のインタビューは追って掲載します。


 専修大大東文化大は競り合う展開となったが、4Qで専修大が大東文化大を引き離した。2Qで大東大をやや引き離した専修大だが、3Qでは追い上げを食らった。しかし4Qに#11宇都(2年・G)を投入するとここから#11宇都、#33館山(3年・G)らがオフェンスの核となり、大東大はアウトサイドが不調なこともあって追いつけずに試合終了。72-63で専修大が6勝目を手にした。専修大は何度も追いつかれそうな試合ではあったが、むしろ大東大の方に焦りが見えた。大東大は8勝にとどまり、最終日の順位決定にインカレのシードを賭ける。

専修大:6勝11敗/大東文化大:8勝9敗


 慶應義塾大日本大は、序盤から好調なオフェンスを展開した日本大が88-58で快勝を納め、順位アップの可能性を残した。慶應大はこの日、シュートが当たらず苦戦。ディフェンスも的が絞れず翻弄された。日本大は#4森川(4年・F)がリバウンド、アウトサイドシュートで流れを作り、#11飛田(3年・F)らシュートもよく決まった。これで日本大は8勝目。最終日の結果次第では4位までジャンプアップも可能となり、望みを残した。

日本大:8勝9敗/慶應義塾大:4勝13敗

※各大学のインタビューは追って掲載します。

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2011.10.29 (Sat)

【2011リーグ1部】第8週・東海大ホームゲームフォト

 関東大学の中で最もホームゲームが華やかかつ、力を入れているのが東海大学です。大学の完全バックアップの元、バスケット部以外の多くのスタッフもこのホームゲームのために働いています。選手紹介やチアリーディング、試合の盛り上げのみならず、様々な企画、展示などで年々内容もパワーアップ。その一部を紹介します。

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会場に飾られている部員全員のポスターは毎年恒例。今年は色紙に押された手形も加わり、それに一筆添えられていた。

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2011.10.29 (Sat)

【2011リーグ1部】10/23レポート

慶應義塾大が東海大に競り勝ち
優勝争いの勢力図を塗り替える


 8週目、東海大のホームゲームは多くの人が訪れ、華やかな空気に包まれた。しかし勝負は最終局面、シビアな戦いが繰り広げられた。

 早稲田大と大東文化大は1勝をものにし、入れ替え戦を回避。日本大が7勝でとどまったが、残りの試合で専修大と並んでも得失点差で上回るため、これで専修大が入れ替え戦最後のポジションを決定。そして、優勝争いに大きな動きがあった。東海大のホームゲームとなったこの日、既に入れ替え戦が決まっている慶應義塾大が接戦から劇的なブザービーターで東海大に勝利。東海大は3敗目を喫し、1敗の青山学院大とは星2つの差に。直接対決は残されているがこれで青山学院大はあと1勝すれば自力優勝が決定。青山学院大に唯一1勝している東海大にとっては痛恨の敗戦となった。


【筑波大が追いつくも大東文化大が再度引き離して勝利】
111023daito.jpg あと1勝して入れ替え戦を回避したい大東文化大が、筑波大に前半13点のリード。オフェンスが乗っている時の大東大はやはりスコアラーが多い分、強い。後半に入って筑波大は#14坂東(1年・SG・北陸)や#34田渡(4年・PG)の3Pもあって追い上げをはかるが、それでも3Qは48-56と大東大がリード。インサイドの#34鎌田(3年・C)の強さが目立った。

 4Q、射程距離内の8点を追う筑波大はパスミスなどを出しながらも大東大にファウルが続いたこともあって、じわじわ点差を詰めていく。#21笹山(1年・G・洛南)の3Pが出て2点差にするとディフェンスでは#43鎌田を囲んで連続でトラベリングをさせることに成功。開始3分、#32武藤(2年・C)のミドルシュートで57-57の同点に追いついた。そこから一進一退の攻防に入るが、ここからの筑波大はオフェンスでミスが続き、大東大にリードされる展開となった。リバウンド争いからのファウルやトラベリングなど、終盤いいところが出ない筑波大に対し、大東大は#15遠藤(4年・PG)が筑波大ディフェンスの裏をかいて#37草野(4年・F)にうまくパスを渡すなど好プレーが連続。最後は65-72で一度は追いつかれたが、最後は再び引き離して勝利を決め、同時に入れ替え戦の回避も決めた。

写真:勝利に笑顔の大東大。リーグ序盤は苦戦したが、次第に勝ち星も増えた。

大東文化大:8勝8敗
筑波大:8勝8敗


【最後の勝負際を制した早稲田大が拓殖大を下す】
111023hasegawat.jpg 早稲田大拓殖大の戦いは最後まで緊迫した場面が続く接戦となった。リードしたのは拓殖大。1Qから#94長谷川智伸(3年・F)がミドル、3P、フリースローとエーススコアラーとしての責務を果たす。早稲田大は#14久保田(4年・C)が守られ苦しい中、#21河上(2年・F)がオフェンスリバウンドから抜群のタイミングでカバーリングを見せる。しかしこの日スタメンの#90二宮(2年・C)が1Qで3ファウルとなり、足を痛めている#8玉井(2年・G)の調子も上がらず、交代を余儀なくされて26-22の拓殖大リードでゲームは滑りだした。早稲田大はこの日ゾーンに苦しんだ。拓殖大は終始この守りでインサイドからの#14久保田のオフェンスを容易にさせず、自らは得意のアウトサイドでリードを保つ。前半は早稲田大が思うように攻められないまま50-42の早稲田大リードで終了した。

 3Q、早稲田大はじわじわと追い上げを開始。#21河上のオフェンスリバウンドやミドルシュート、速攻が決まって残り5分で57-52に。そこから#8玉井に交代した#12武津の3P、#21河上のミドルシュートで59-59に追いつき、残り6秒で#21河上の3Pで1点リードし、4Qへと入った。その4Qは互いに点を取り合う形となる。拓殖大は#94長谷川智伸がメインとなって得点を取っていき、早稲田大は#14久保田や#90二宮も力を発揮。#12武津も#1鈴木(3年・G)のシュートをブロックし、リバウンドに絡むなど全員バスケで奮闘を続けた。残り1分を切り、拓殖大は#94長谷川智伸が3Pのファウルを獲得するがこれが1本しか決められなかった。しかし早稲田大も攻めあぐねて#6大塚(3年・G)がオフェンスを失敗するなど、決定打が出ない。残り31.9秒、#94長谷川智伸のシュートで2点リードした拓殖大だが、早稲田大は残り12.3秒で久保田が決め返し、75-77 の早稲田大リード。タイムアウトの後、拓殖大のサイドスローインからゲームは再開するが、#94長谷川智伸へのボールを奪ったのは#6大塚。これを前方の#21河上に渡し、勝負は決定的に。75-79で早稲田大が接戦を制し、そして入れ替え戦の回避も決めた。

写真:29得点の長谷川智伸。試合後には早稲田大にいる大濠の仲間と笑顔で喋ってはいたが、勝負が決まった瞬間は「めちゃくちゃ悔しかった」と、複雑な顔を見せていた。

※早稲田大・大塚選手、武津選手のインタビューは「続きを読む」へ。

早稲田大:8勝8敗
拓殖大:10勝6敗


【伊藤の劇的なブザービーターで歓喜に沸いた慶應大】
111023yaji.jpg 1敗差で青山学院大を追う東海大と既に入れ替え戦行きが決定している慶應義塾大。順位的にも実力としても差があることは現在の状況が示している。しかし数多くの観客が集まった東海大のホームゲームは、試合中盤に追いついた慶應大が最後にブザービーターで79-77の勝利を手にした。

 1Qは東海大が10点のリードを得た。慶應大はアウトサイドがはずれ、立ち上がりに苦戦する。東海大は#0満原(4年・C)のシュートを軸に#33狩野(3年・SG)や#34三浦(4年・SG)も3Pを決めて観客をわかせる。2Qに入り、慶應大は立ち上がりでトラベリングやフリースローが落ちるミスが出るが、#14蛯名(2年・G)のスティールからの速攻や#18中島(2年・PF)のバスケットカウントもあり、開始4分で23-23の同点に。東海大は4分間で2点しか取れず停滞するが、慶應大がシュートを決め切れない間に#4森田、#0満原の3Pが続き再びリードを奪う。しかし慶應大も#4家治(4年・SF)のバスケットカウントや#23本橋(2年・PF)がブザーぎりぎりで放り投げたシュートが入るミラクルで観客をあっと言わせる部分も。前半は32-39と東海大が7点リードしたものの、慶應大も追い上げ可能な点数で勝負を後半につなげた。

 後半3Q、東海大は単発のシュートはあるが、いい流れのオフェンスが形作れない。慶應大はその間にじわじわと追い上げて開始5分、#18中島の3Pで44-44の同点に追いつく。東海大も#24田中が3Pで応酬し、#0満原が起点となって攻めるが、慶應大はこの後は大きく引き離されることなくついていった。3Qは54-56とわずか2点差。緊迫したまま4Qへ突入する。

111023keio.jpg 4Q開始早々、#4家治のミドルシュートで同点にした慶應大は続くディフェンスで#24田中にフリースローを与えてしまうが、プレスからパスミスを誘うなど、切れずにいいプレーを続けた。東海大は#0満原中心で得点をしていくが、アウトサイドの援護射撃が来ず、接戦を演じる体となる。慶應大は3Pに加えて速攻など持ち味が出始め、3Pも決められては決め返す意地を見せて互角に渡り合う。勝負どころは残り1分、1点を争う緊迫した時間帯にやってきた。残り1:07に72-73と東海大リードのところ、慶應大は#14蛯名がボールをファンブルしかけてファウル。東海大は#16坂本(4年・C)がフリースローを1本決めて72-74に。だが、続く攻撃で慶應大は#4家治の3Pで75-74と逆転。一方の東海大は勝負をかける#33狩野のシュートが決まらず、落ちたボールは#23本橋(2年・C)が必死のオフェンスリバウンドで拾う。残り10.2秒、慶應大は#14蛯名がドライブを決めて77-74の3点リード。しかし残り7.8秒にその蛯名が#33狩野に3Pのファウルという失態を犯す。狩野は3本のフリースローを冷静に決め、77-77で勝負は振り出しに戻ったかに思われた。サイドスローインから始まった最後の慶應大のオフェンスは、ボールを持った#20伊藤(1年・G・洛南)が東海大のディフェンスの前に倒れながらシュートを放つ形に。「リングは見えていました」という伊藤のシュートは、ブザーとともにネットに吸い込まれ、会場には歓声とため息が一斉に充満する。慶應義塾大が東海大を79-77の劇的な幕切れで下した。

「入れ替え戦までにもう一つ勝たなけれないけない」と言っていた佐々木HCの言葉に、選手たちは東海大を破るという金星で応えた。この日はディフェンス、オフェンスともこれまでのような重さや停滞感もなく、ミスをしても次へとつながる攻撃を最後まで諦めずに続けた。今年新しい船出をしたチームが、ようやく自分たちのバスケットを掴みかけている様子がはっきり見えた試合だった。チームの成長はそう簡単ではないという事実と、それでも前へ進む意志があれば結果を出していけるということを、このリーグを通して慶應大は学んでいるのではないだろうか。

 優勝を狙える位置にあった東海大には悪夢の結果となったが、この日は単発の攻撃が多く、流れがなかった。これまでチームを救ってきたビッグショットも出なかった。しかし、青山学院大を倒したとはいえ、日本大、早稲田大に敗戦しているのはまだ東海大に決定的な何かが足りない証拠とも言える。東海大は長いリーグ戦の足元に開いた陥穽に足を捕らわれた格好となったが、まだ青山学院大との大一番も残されている。自力優勝はなくなったが、勝負の年と言われる今年、これぞ東海大というプレーを最後まで続けて欲しい。

写真上:家治が「ようやく本来の姿になってきた」と佐々木HC。28得点の活躍。
写真下:倒れながらガッツポーズの伊藤。その後チームメイトがコートになだれ込む様子は、早慶戦並の盛り上がりだった。

※慶應義塾大・本橋選手、伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

慶應義塾大:4勝12敗
東海大:13勝3敗


 専修大明治大は、1Qで専修大が#11宇都(2年・G)の1対1、#33館山(3年・G)の3Pなどでリズムに乗ると19-7と引き離す。明治大は#92水口(1年・SG・福大大濠)の3Pで応戦するが、専修大は2Qにはセカンドメンバーで戦う余裕を見せた。後半3Qに入り、明治大は#16安藤(1年・G・明成)の速攻や3Pが出て少し追い上げると、4Qには#12中東(1年・SF・光泉)の連続得点や#51皆川(1年・C・京北)のバスケットカウントもあって10点前後まで点差を詰めた。専修大はバスケットがやや散慢になるが、終盤#3廣島(3年・G)の3Pでゲームを締めると最後は#11宇都のシュートで67-59とし、5勝目をあげた。専修大はこの試合に勝利したが他チームの結果により入れ替え戦進出が決まった。

専修大:5勝11敗/明治大:2勝14敗


 青山学院大日本大は、1Qに青山学院大が#56比江島(3年・SF)や#88張本(2年・PF)が得点を稼ぎ、30-20とすると、そこからはほぼ平行線となった。日本大は#11飛田(3年・F)の3Pや#24熊吉(4年・C)も#25永吉(2年・C)相手にターンでうまくかわしてシュートするなど、いい部分もあったが追い上げるには至らず、85-74で試合終了。日本大は先の2試合の結果により入れ替え戦を回避、青学大はこの後の試合の結果によりあと1勝で自力優勝が決まる形となった。

青山学院大:15勝1敗/日本大:7勝9敗

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2011.10.22 (Sat)

【2011リーグ1部】10/22レポート

慶應義塾大・明治大は入れ替え戦が確定
上位は淡々と勝ち星を重ねる


 リーグ戦も残すところあと2週、上位陣に動きはないが、下位は最後のもがきどころだ。前週終了時で7位の日本大が接戦ながら明治大に勝利し、7勝目。これにより慶應義塾大、明治大は残りの試合で全勝してもこの勝利数は上回れず、入れ替え戦確定となった。残る1枠は4勝の専修大が崖っぷちに立っている。専修大が残りを全勝した場合7勝となるが、この日の結果で7勝は日本大・早稲田大・大東文化大の3チームで1勝すれば回避確定だが、もし3チームが並んだ場合は当該チーム間の勝敗数で決する。2チームで並べば得失点がものを言う。いずれにせよ、残りわずかとなったリーグ戦、醍醐味でもある順位争いがここから最大の見所になる。


[東海大学湘南校舎]
【東海大がホーム初戦を制す】
111022miura.jpg 青山学院大を星一つの差で追う東海大は、この日と翌日が湘南キャンパスでのホームゲーム。ホーム初戦は大東文化大を相手に、終始リードを保って試合を進めた。#24田中(2年・SF)の2本の3Pでスタートダッシュに成功すると、コートに立つ他の4人もまんべんなく得点を重ねていく。大東大は、ここ数試合で好調のアウトサイドシュートがことごとくこぼれ、イージーシュートも決めきれない場面が目立った。東海大は、2Q以降はベンチメンバーを起用しながらの試合を運ぶ。ホームゲームに気持ちが乗っていたのか、主将の#34三浦(4年・SG)はバスケットカウントで声援に応える。一時20点程に開いた差を4Q途中に一桁点差にされてしまうものの、ここはエースの#24田中が魅せた。速攻を決めると、3Pも沈めて勝負あり。東海大が75-64で試合を制した。

写真:シュートに行く三浦。主将としてホームゲームは負けられないところ。

東海大学:13勝2敗
大東文化大学:7勝8敗


 首位の青山学院大は、前回競り合いとなった拓殖大と対戦し97-79で危なげなく勝利した。序盤から#56比江島(3年・F)と#88張本(2年・PF)を中心に次々とシュートを沈め、終盤まで集中を切らさずに内容も伴った白星となった。拓殖大は速い展開に上手く持ち込めず、ほぼ全てのポジションでミスマッチとなった相手を崩せなかった。

青山学院大学:14勝1敗/拓殖大学:10勝5敗


[明治大学和泉校舎]
【後半じわじわ引き離し筑波大が勝利】
111022kanou.jpg 明治大会場は、3試合とも接戦の白熱した試合が続いた。第一試合、筑波大早稲田大の対戦は、1巡目同様筑波大が勝利し8勝目を手にした。
 前半は互角の戦いだった。早稲田大は序盤からややファウルがかさんだが、交代してきた#90二宮(2年・C)も活躍してチームを盛り上げ、#6大塚(3年・G)のアシストから#14久保田(4年・C)、#21河上(2年・F)が快調に得点を重ねる。だが筑波大も#34田渡(4年・PG)、#32武藤(2年・C)が攻め気を見せてついて行き、2Qに入っても点差が開かない。2Q残り1.8秒で筑波大#32武藤がバスケットカウントを得るも、早稲田大#6大塚がロングパスを受け取りブザービーターでバスケットカウント獲得し返すという見せ場もあり、結局前半は44-44と同点で終了となった。

 後半、筑波大は#99加納(4年・PF)が奮起し次々にフリースローを得ていく。早稲田大はインサイド陣のファウルがかさんでリズムを掴めず、逆に3Q終盤に筑波大が連続で3Pを決めて一歩リードした。4Q、ビハインドを負う早稲田大は追い上げは見せても4点差以上差が縮まらない。筑波大は#99加納が中から、#35池田(2年・SG)が外からバランスよく攻め、終盤再び点差を引き離した。最後はベンチメンバーも出場して88-75で早稲田大を下した。

 7勝7敗と勝敗で並んでいたが、筑波大はこれで8勝目を手にし、単独4位に浮上した。現在4位から7位の中盤位は非常に混戦している。この先の3試合で順位がどう動くか注目だ。

写真:筑波大・加納は27点。守りでも久保田を要所でおさえた。

筑波大学:8勝7敗
早稲田大学:7勝8敗


【4Qで突き放した日本大が明治大を下す】
111022nakahigasi.jpg 7位の日本大と9位の明治大の対戦は、日本大が勝利すれば自動的に明治大、慶應義塾大の入れ替え戦行きが決まる節目となる試合。序盤から接戦が繰り広げられたが、日本大が勝負所を制して69-59で勝利した。

 立ち上がり、#12中東(1年・SF・光泉)の活躍で明治大がリズムを掴むが、日本大も#25菊地(2年・F)のドライブや#11飛田(3年・F)のシュートで譲らない。拮抗した展開が続くが、終盤日本大が一歩抜け出して5点リードで1Qを終えた。だが2Qが始まると明治大は堅い守りを見せ、#12中東や#15三富(3年・PF)の活躍で逆転に成功。日本大は残り6分30秒#4森川(4年・F)の合わせでやっと2Q初得点となるが、その後ももったいないミスが出て得点出来ない。だが一方の明治大も決定力を欠いて突き放せず、互いに点の伸びない重い時間帯となった。だが終盤に日本大は好調の#11飛田が2本の3Pを決め、34-33と再逆転して試合を折り返す。

 後半に入り、徹底してインサイドを攻める日本大。#24熊吉(4年・C)のシュートはこぼれる場面も見られたが、フリースローで少しずつ得点を重ね、#25菊地のバスケットカウントが決まって42-35と7点差をつけた。だがこれに明治大は#51皆川(1年・PF・京北)がバスケットカウントし返して悪い流れを断ち切り、全員がリバウンドに粘って食らい付く。50-46で入った4Q、#12中東の得点で残り8分逆転にこぎつけた明治大。だがこの大事な場面で日本大は#11飛田がシュートを決めてリードさせず、#4森川の連続得点もあって再び点差を引き離した。明治大は約4分間無得点となり、残り3分を切って11点差がつくと、その後追いつくまでには至らず。終盤には#4森川がリバウンドを掌握して反撃のチャンスを与えなかったことも大きく、69-59で日本大が逃げ切った。

 明治大はリバウンドを粘り、ディフェンスも光って接戦に持ち込んだが、勝負所で得点が止まり、逆にリズムを掴んだのは日本大だった。これで日本大が7勝目を上げ、下位2チームである明治大・慶應義塾大学の入れ替え戦行きが決まった。

写真:速攻からダンクを決める場面もあった明治大・中東は得点に絡める選手でHCの期待も高かったが、ケガもあってリーグ戦は出遅れた。この日はスタメンで積極性を見せた。

日本大:7勝8敗
明治大:2勝13敗

※日本大・菊地選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應義塾大が接戦から粘って終盤に逆転し、3勝目】
111022ito.jpg 前の試合で日本大が勝利し、慶應義塾大の入れ替え戦は決定した。同じく、回避に向けて勝利を積み上げたい専修大との対戦は、終始競り合う展開が続くが、最後に慶應大が流れを掴んで85-78で3勝目をあげた。

 試合は終始大きく差が開くことなく進んだ。1Qは慶應大#4家治(4年・F)のシュートや#18中島(2年・PF)のフリースロー、#20伊藤(1年・G・洛南)もあり、チームは課題の出足でもたつくことなく試合に入る。専修大も#33館山(3年・G)の3Pや#11宇都(2年・G)のドライブなどもあり、互角の勝負。両者入り切らないシュートやミスも目立つ展開ながら、1Qは17-18とすると2Qも19-18と差のない展開になった。

 3Qに入り、慶應大は#4家治が2本のミドルシュートを連続して入れ、やや専修大を引き離しにかかる。しかし専修大はオフェンスリバウンドの粘りや#4高橋(3年・G)の連続3Pもあって追い上げ、点数を押し戻す。慶應大は専修大のファウルすれすれのプレーに苦しみ、何度もターンオーバーを犯して56-56の同点で4Qへ入った。その4Qは数点差で推移する展開が続いた。専修大は#11宇都の連続得点、#21三井(4年・G)の3Pでリードするが、#3廣島(3年・G)が連続ファウルでベンチへ。その間、慶應大は#18中島が3P2本とタップで1本を決め、#21権田(1年・F・慶應義塾)のミドルシュートで追い上げる。しかし専修大も#22樋口(3年・F)がゴール下で粘りを見せリードを保つ譲らない展開に。終盤の勝負どころ、残り2分に慶應大は#20伊藤が専修大#4高橋に好ディフェンスを見せ、スティールをしかけたところでアンスポーツマンライクファウルを獲得。さらに残り35.3秒では伊藤が速攻で逆転シュートを決め、チームは沸き返る。2点を追う専修大は続くオフェンスで#11宇都がペイント内で囲まれ、3秒オーバーに。残り20秒、専修大はファウルゲームに入るが、慶應大はこれをしのいで最後は#14蛯名(2年・G)速攻からバスケットカウントを獲得、前回はなんとかうまく切り抜けた勝利だったが、今回は最後にしっかり勝負を決めて専修大に2連勝とした。

111022nakajima.jpg 1戦目と既視感を感じる展開となりながら、やはり同じように慶應義塾大が僅差を制した。#4家治、#18中島が22点、#20伊藤が15点で奮闘し、3勝目。入れ替え戦進出も決まったが、この試合ではそうしたことより勝つことの喜びを選手たちが噛み締めていた。22得点の#18中島は終盤、樋口に得点されたことを反省しつつも「一人ひとりが責任を果たすことができたのが勝利の要因」と言う。若いチームには勝つ経験は絶対的に必要だ。中島自身、昨年からスタメンには座っているが、今年は要求も多い。アウトサイドだけではなく、ドライブ、リバウンドと幅を広げつつあるプレーはまだ波もある。「気持ちの問題はありますが、試合に出させてもらっている分、その責任を果たさなければなりません。2年生の間でも自分たちでチームを引っ張って勝負を決められるぐらいにならないと、と話し合っています」。下級生主体で苦戦しているのは確かだが、残りの試合でもあきらめずに内容にこだわるという中島。チーム一丸で慶應大らしい戦いをしたい。

 専修大はアウトサイド、リバウンドで持ち味が出ず、宇都に負担がかかる状態となった。回避には全勝して他の結果待ちになり、もうひとつも負けられない。残る対戦相手は中盤~下位チームだけに、ここからも気を抜かず戦いたい。

写真上:専修大・高橋とマッチアップする慶應大・伊藤。伊藤は1年生ながらこの日はチームを何度も歓喜させるプレーを連発した。
写真下:3Pを決める中島。オフェンスリバウンドでも何度もチームを助けた。

慶應義塾大:3勝12敗
専修大:4勝11敗

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2011.10.16 (Sun)

【2011リーグ1部】10/16 レポート

2週連続のダブルオーバータイムを演じた日大
退場者を2人出すも今度は勝利を掴む


 前週、早稲田大とのダブルオーバータイムにもつれて敗れた日本大が、この日は筑波大との再度のダブルオーバータイムに突入。何度も追い上げる展開から勝機を掴み、6勝目を手にした。東海大と早稲田大も最後まで分からない熱戦が繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。最終順位に関わる終盤戦はこれまで以上の熱気が会場を包む。優勝、そして入れ替え戦に向けて残された試合はわずかだ。


【再度のオーバータイムを今度は日大が制す】
111016morikawa.jpg 8位の入れ替え戦も見える日本大はここから1勝が大きくものを言う。現在8位の専修大との差は1勝。青山学院大、東海大の対戦を残す上はこの試合はどうしても負けられない山場だった。

 前半はどちらかといえば筑波大ペースだった。日本大は足が止まりがちで筑波大のディフェンスの前にインサイドへ入れず、外からの攻めが目立つ。筑波大は#99加納(4年・C)、好調の#76星野(3年・SF)のシュートが落ちない。しかし日本大も#11飛田(3年・F)や#4森川(4年・F)の3Pなども出て点数的には31-31の同点で前半を終え、3Qもシーソーゲームが続いた。しかしインサイドのポストアップやドライブ、速攻などが出て筑波大の方がやや優勢なゲーム展開を見せ、3点リードで4Qへ。

 追う日大は開始3分、#3石川(3年・G)からのパスを#29金城(4年・G)が速攻で決め、逆転。しかし筑波大も#50梅津(3年・C)、#34田渡(4年・PG)のシュートですぐさま逆転、4点のリードを奪い返す。日本大はファウルが込みはじめるがそれでも傷は最小限に止めてついていく形になった。残り35.7秒、#4森川の3Pで61-62と1点差にした日本大。このままのリズムで行きたいがその森川が続くプレーでファウルが4つに。更に森川はゴール下でのシュートをミスして苦しくなってしまう。筑波大は#50梅津がフリースローを2本決めて残り2.9秒で61-64と3点リード。日本大は残された時間で#4森川が3Pラインの向こうで倒れながら放ったシュートがボードにぶつかって入り、なんとブザービーターで64-64の同点に。森川が強くガッツポーズで起き上がり、日本大ベンチが歓声に包まれる。勝負は延長に入った。

111016tobita.jpg 筑波大は#34田渡の3P、#50梅津のミドルシュートで延長序盤に5点のリードを得る。しかし#34田渡が軽く足を痛めて一度ベンチへ。日本大は残り2分で#3石川がフリースローを得て71-69と逆転。筑波大は#99加納がフリースロー2本を落とすミスもあってやや停滞感を見せる時間帯もあった。一方の日本大は#4森川が気を吐いた。3Pを決めると#35池田(2年・SG)のシュートをブロック。そして#19浜田(3年・F)からのパスで速攻を決めて75-69と一気に差を開いた。しかし筑波大も負けじと#99加納の3P、フリースローで追い上げ、意地を見せる。日本大は残り25.7秒で#1坂田(2年・F)がフリースローを2本ミスし、#24熊吉(4年・C)が5ファウルで退場に。それでも残り21.9秒に1点リードで#3石川がフリースローを得た。しかし石川はこれを1本しか決められず76-74、そして残り2.1秒、ここまで奮闘してきた森川が5つ目のファウルに。これでフリースローを得た筑波大は#35池田が落ち着いて2本決め、76-76に。ここから日本大のシュートは決まらず、再延長に突入した。

 再延長の開始すぐ、筑波大は#32武藤(2年・C)がゴール下で得点。しかその後は24秒オーバーやファウルで得点が伸び悩む。痛かったのは2:57で#99加納が頭を打ち、ベンチに下がったことだ。ここから日本大は#19浜田がミドルシュートを決め、さらに#11飛田が大事な3Pを沈めてチームを盛り上げる。と次は#19浜田が自分に守りを引きつけて走りこんできた#1坂田に合わせるプレーを見せた。攻め手を欠く筑波大は得点が伸びず最後はファウルゲームに。日本大は残りの時間で#1坂田、#3石川も落ち着いてフリースローを沈め、最後は89-86でタイムアップ。2週連続のダブルオーバータイムのタフな試合を、主力の退場者を出しながらも日本大が制した。日本大はこれで6勝、入れ替え戦回避に向けて一歩前進となる、チーム一番の勝利だった。

写真上:4Q最後、そしてオーバータイムにも値千金の3Pを決めた森川はガッツポーズ。
写真下:ダブルオーバータイム終盤、飛田のシュートが勝利を呼び込んだ。

日本大:6勝8敗
筑波大:7勝7敗

※日本大・石川選手、坂田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【早稲田大のわずかなミスを東海大が突き、接戦を制す】
111016mk.jpg 1回目の対戦では序盤からシュートを連発した早稲田大東海大を破る金星をあげている。2度目の対戦にも注目が集まったが、こちらは最後まで競り合いが続いた。

 1Qは東海大#0満原(4年・C)が気持ちよくシュートを決めて立ち上がりの好調さを伺わせた。しかし早稲田大も#14久保田(4年・C)がこちらも簡単にシュートを決めて一歩も引かない。1Qは20-20と互角となったが、早稲田大は残り1分に#8玉井(2年・G)が膝を痛めて退場。駒の少ない早稲田大には不安がよぎった。しかし2Qには#90二宮(2年・C)が体格を活かしてインサイドを攻め、東海大を翻弄。#8玉井の代わりに出場した#27平野(1年・F・洛南)も2Q終了時にブザービーターで3Pを沈めるなど下級生の奮闘もあって前半は36-38と早稲田大の2点リードで後半に入った。

111016karino.jpg 3Qに入り、東海大は#24田中(2年・SF)の3Pや#4森田(4年・PG)のスティールも出て、#16坂本(4年・C)がゴール下で力強いプレーを見せて一気に10点以上の差をつける。しかし早稲田大もここで切れなかった。フリースローを獲得して地道に追い上げ、#6大塚(3年・G)の牽引で速攻が連続。東海大の得点が止まり、差を4点に縮めて4Qに入ると、その出だしで#6大塚がドライブ、バスケットカウント、アシストと華麗な活躍を見せて逆転に成功。しかし東海大もタイムアウトで修正して#24田中が3Pを沈めて再逆転をはかる。そこから一進一退の攻防となった両者だが、残り3分をきってからターンオーバーを奪ってからの反撃でトラベリング、ボール運びでディフェンスにあおられバックパスを取られた早稲田大が失速。反対に東海大は#33狩野(3年・SG)の外角がここで当たり、早稲田大を引き離し87-73で幕。息詰まる熱戦を、東海大が制した。「勝てる試合だったのに、もったいない」#6大塚が悔しがったが、終盤のミスがなければ最後まで分からない勝負だった。

写真上:久保田対満原の見応えあるマッチアップ。
写真下:狩野のシュートで東海大が勢いづいた。

東海大:12勝2敗
早稲田大:7勝7敗

※東海大・坂本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大が好調な出足をきるが、青学大が巻き返す】
111016hasegawar.jpg 4勝にとどまり苦しい試合が続く専修大は、1Qで青山学院大に善戦。#33館山(3年・G)の3Pが試合序盤に幸先良く決まると、#22樋口(3年・F)のバスケットカウントも連続して13-23と青学大の出鼻をくじいた。2Qになると#9長谷川(3年・F)が出番を得て活躍。オフェンスリバウンドやミドルシュートで得点を重ね、チームファウルが続く中でも健闘する。青学大は2Qになるとようやくエンジンがかかったか#14辻(4年・SG)の3Pや#88張本(2年・PF)のダンクも出て追い上げ、控えも投入しつつ前半は43-35と逆転で終了。

 8点を追う専修大だが、3Qの序盤に青学大#4畠山(2年・G)に2本の3Pを決められ、10点差になるとそこからずるずると離された。#21三井(4年・G)投入し、リズムの転換をはかるもシュートが外れて流れを作れず、3Qで15点差とされると青山学院大は主導権を渡さず86-74で勝利を収めた。

 この日、専修大は4勝にとどまり、1勝差で先行していた日本大が勝利で星2つの差となったため、残りの4試合は勝つしかない。もし日本大と並んでも得失点では日本大が上。彼らを上回る勝利数にならなければ入れ替え戦行きとなる。

写真:出番を得て13得点の活躍を見せた専修大・長谷川。

青山学院大:13勝1敗
専修大:4勝10敗


 明治大大東文化大の対戦は、1Qこそ競り合って1点差で終えたが、2Qに大東大の当たりが出始め、前半終了時に24-40と差をつけた。大東大は要所で3Pを決め、オフェンスリバウンドも支配。30点差をつけるとその後はセカンド、サードメンバーで試合を進め、4Q後半には#21門間(4年・F)が2本の3Pを決めると応援団も沸き返り、85-61で試合終了。勝ち星を1つ伸ばして7週目を終えた。明治大はやはり課題の得点に加え、インサイド勝負で苦戦を強いられた。明治大は残りを全勝しても6勝となり厳しい状況。だが、たとえ入れ替え戦でも順位も重要になるため最後まで気を抜けない。

大東文化大:7勝7敗/明治大:2勝12敗


 慶應義塾大拓殖大の対戦は、序盤で慶應大が点の取り合いについていくことに成功するが、早い展開から失点もかさみ、前半終了時には43-57と差が開く。3Qに入り慶應大は20点差をつけられながらも一時は10点近くまで追い上げることに成功するが、トランジション、アウトサイドとも慶應大に勝る拓殖大が慶應大のターンオーバーから次々得点を重ね、最大30点差をつける形に。最後は控えメンバーにした拓殖大に対し慶應大も粘るが、89-115で拓殖大が危なげなく勝利し、3位をキープした。拓殖大はケガ人を出しながらも手堅く勝利を重ねている。慶應大は残り全勝しても6勝、ほぼ入れ替え戦は決まりだ。トランジションをチームカラーにするが、得点も増える代わりにミスをすれば失点につながりやすくなる。前半で57失点してしまうと補うのは苦しい。出足のオフェンスだけではなく、守りにも注力したい。

拓殖大:10勝4敗/慶應義塾大:2勝12敗

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2011.10.15 (Sat)

【2011リーグ1部】10/15 レポート

順位を気にする段階に入るも
大きな動きはまだ見られず


 そろそろ終盤戦となるリーグ戦。この日の1部は差のつく試合が多く見られた。中盤を過ぎて早稲田大と大東文化大は上向き傾向にある。早稲田大は前週のダブルオーバータイムに続き、この日もビハインドからの逆転勝利。大東文化大はスコアラーのいる強みが出て日本大に快勝した。筑波大も出足の好調さが最後まで続き100点ゲームで勝利。苦しい状態になってきたのは日本大と専修大。下位2チームからはまだ差があるが、ここから1戦1戦を大事にしないと8位の入れ替え戦も見える。優勝戦線と下位争いはまだ大きなうねりはない。しかしここからの熾烈な戦いがリーグ最大の見どころとなるだろう。


【#21河上が35得点で魅せ、早稲田大が勝利】
111015kawakami.jpg 8位から抜け出したい専修大は5割をキープする早稲田大と対戦。1Qは早稲田大#21河上(2年・F)が好調でやや優勢に立つ。しかし2Qに入ると#21三井(4年・G)や#3廣島(3年・G)などのシュートがチームを盛り上げ、逆転からリードに成功。早稲田大は#15木村(1年・F・洛南)がバスケットカウントを獲得するなど見せ場を作るが、10得点にとどまり、前半を終えて33-40と遅れをとった。

 しかし3Qは早稲田大が再び勢いを取り戻す。#14久保田(4年・C)、#21河上、そして#8玉井(2年・G)の3Pで一気に差を詰める一方で専修大はアウトサイドが決まらず、ターンオーバーや24秒オーバーを連発。#11宇都(2年・G)が速攻からバスケットカウントを獲得するが、得点が停滞。それでも#21三井の3Pなどもあり大きくは離されないが、早稲田大は#21河上が5連続の得点で弾みをつけ、55-52とリードで4Qへ。早稲田大は専修大のアウトサイドが落ちたところからディフェンスリバウンド、速攻へとつなげるのに対し、専修大は#33館山(3年・G)の3Pで応酬。早稲田大が一時9点のリードを得るが、4点にまで縮めて望みをつなぐ。しかし早稲田大は#6大塚(3年・G)が体制を崩しながらのミラクルショットを決めると#21河上がシュートカバー、ミドルシュートなどで魅せ、再びリードを開いた。専修大は外の確率が落ちたことで攻め手を欠き、最後はファウルゲームにいくが追い上げはかなわず76-68で試合終了となった。

 専修大は高さ、ディフェンスで早稲田大を止める時間帯もあったが、決定力に欠けた。リバウンドの差は大きく、早稲田大52本に対し専修大は31。点差以上に差が出ている。7位の日本大とは1勝差であり、勝ち星を伸ばしたいところだがいい勝負をしながらも負ける試合が続くだけに、次の試合内容が気になるところではある。早稲田大は5割前後を維持しながら終盤戦へ。混戦の中盤は最後まで分からないが、今後の戦いも楽しみだ。

写真:35得点12リバウンドの河上。

早稲田大:7勝6敗
専修大:4勝9敗


【拓殖大に追いつかせず東海大が余裕を見せる】
111015sakamoto.jpg 上位対決となる東海大拓殖大の対戦は、拓殖大が苦しい台所事情の中で粘るが東海大が逃げ切りを決めた。

 立ち上がりは東海大がリード、#16坂本(4年・C)が好調で12-6と開く。拓殖大は#94長谷川智伸(3年・F)が連続の3Pを決めると#26上杉(4年・PF)のシュートで同点に戻すが東海大は#24田中(2年・SF)がこちらも連続3Pを沈めると#4森田(4年・PG)の3Pも決まり、1Qは東海大が29-16とリードした。2Qでは拓殖大が盛り返す。途中出場の#8長南(4年・SG)がタップやフリースローで得点。#26上杉の3Pも出るが、リードしている東海大も簡単に追い上げは許さない。ただ、このQは拓殖大のタッチがよく、ディフェンスからのブレイクなども出て47-40と追いあげて前半を終了した。

 3Qの出足、東海大は#24田中、#16坂本の連続バスケットカウントで再び差を開く。拓殖大は#1鈴木(3年・G)の3Pや#15八木(4年・C)の速攻、#8長南の3Pと続いてオフェンスのリズムを作るが、東海大も#33狩野(3年・SG)のシュートが続き、リードは保つ。拓殖大は#94長谷川智伸が3Pを連続で決めていくが3Qは76-64と8点差。4Qもこの流れのまま拓殖大は追いつけない。#94長谷川智伸が最後まで打ち続けるが、東海大も#16坂本がゴール下で体を張った得点が続き、98-89で試合終了。東海大が勝利した。

 拓殖大は長谷川技の離脱、#8長南、#11佐々木らケガ人も続いて上を狙うには選手層が薄くなったのが苦しいところ。#94長谷川智伸を中心とした攻撃力は健在で爆発力もあるが、上位2位からは一歩遅れた形となっている。東海大は危なげなく勝利。#16坂本の活躍が光った。 

写真:インサイドで力強さを見せた坂本は31点。

東海大:11勝2敗
拓殖大:9勝4敗

 その他、日本大大東文化大は序盤からシュートが当たった大東文化大が余裕のリードで89-54で勝利。#85大久保(3年・SG)が3Pを4/5、#14岸本も3P4本を含む20点。次々にシュートを沈めて日本大の士気を削いだ。慶應義塾大筑波大も1Qでリズムよく得点し、リードを奪った筑波大が101-89で勝利。青山学院大明治大は青山学院大の動きはよくないものの、86-54で勝利した。

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2011.10.09 (Sun)

【2011リーグ1部】10/9 日本大VS早稲田大 第2戦

ダブルオーバータイムをブザービーターで制した早稲田大
粘りのバスケが代々木第二を熱狂の渦に巻き込む


日本大学96(27-21,22-12,7-22,17-18,12-12*,11-12**)97早稲田大学 *OT **DOT
111009wasedawin_20111015012127.jpg 第2試合、日本大対早稲田大はともに5勝6敗の戦績の両者としては、ここで勝てば勝率5割に戻せるだけに、チーム浮上のためには勝っておきたい試合。ただ、中盤位の2チームによるカードに試合前から注目していた観客はそれほど多くはなかっただろう。注目点を挙げるとすれば、アシストランキングトップを争う早稲田大#6大塚と日本大#3石川のマッチアップだろうか。
 しかし試合は、日本大が前半に抜け出し大差をつける展開の中、後半に入って早稲田大が猛チャージ。遂にはダブルオーバータイムの接戦にもつれ込む。驚異の粘りを見せる早稲田大の戦いぶりに、今季のリーグ戦最後となる代々木第二体育館は、次第に熱狂に包まれていった。長丁場のリーグ戦では近年稀に見る競り合いとなった両者の激闘は、ゲームセットのブザーが鳴るまで分からないシーソーゲームとなった。

写真:ヒーローの#91藤原に、チームメイトが駆け寄って歓喜の早稲田大。

早稲田大:6勝6敗
日本大:5勝7敗

※詳しいレポートと、早稲田大・藤原選手、木村晃大選手、日本大・石川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2011.10.09 (Sun)

【2011リーグ1部】10/9 レポート

ダブルオーバータイムの興奮に沸いた代々木
後半戦も熱戦が続く


 リーグ戦で最後の代々木第二が会場となったこの日、会場を沸かせる試合が続いた。日本大対早稲田大のダブルオーバータイムは何度もブザービーターの興奮が会場を包んだ。接戦は何度なくあれど、ここまで試合がもつれるのは1部では珍しい。また、ケガ人が出ている拓殖大は3敗となり優勝争いから一歩後退。慶應義塾大との最下位争いは明治大が制したが、残された試合で少しでも浮上は可能だ。終盤に向けて少しずつリーグ戦も動き始めた。


【攻守の噛み合った大東大が拓殖大に快勝】
111009daitodef.jpg ここまで2敗をキープしてきた拓殖大に、ついに3つ目の土がついた。この日の相手は大東文化大。立ち上がりこそ#26上杉(4年・PF)のポストプレーが決まって先制するが、その後はシュート率が上がらず、リバウンド争いでも後手を踏んだ。#94長谷川智伸のブザービーターが決まり、1Qこそリードを得るが、リズムに乗り切れない。2Qに入ると、大東大が3Pラッシュ。#19藤井佑亮(3年・G)、#14岸本(3年・PG)、#15遠藤(4年・G)がそれぞれ2連続の3Pを決める。拓殖大は#11佐々木(3年・C)が負傷交代を余儀なくされ、交代出場の#15八木(4年・C)が奮闘するものの、リバウンドは大東大が優勢だった。大東大は前半を12点リードで折り返すと、後半も積極的なロングシュートを決めていき拓殖大に流れを渡さない。拓殖大もエースシューター#94長谷川智伸が3Pを狙うが、この日はなかなか確率が上がらない。4Qの出だしには#75和田(3年・G)に3Pを決められると、このゲーム最大の17点差がついて万事休す。終盤になってようやく#94長谷川智伸の連続3Pが決まるものの、既に大差をつけられていた。88-75で勝利した大東大は、拓殖大から貴重な5勝目をあげた。

 拓殖大は序盤こそイーブンで試合を進めたが、長谷川技不在の穴を埋める#11佐々木のアクシデントが響いた。チームリバウンド39本は大東大よりも12本少なく、アウトサイドのシュートもことごとく落としてしまい精彩を欠いた。コートを自在に動く#40藤井祐眞(2年・SG)も大東大ディフェンスを崩せず、優勝が大きく遠のく3敗目を喫した。

写真:拓殖大は#40藤井が大東大に抑えられた。

大東文化大:5勝7敗
拓殖大:9勝3敗

※大東文化大・岸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【3Qで好ディフェンスを見せた明治大が2勝目】
111009ando.jpg 1勝の明治大対2勝の慶應義塾大。最下位争いは慶應義塾大がリードする展開となるが、勝負どころを押さえた明治大が68-71で2勝目をあげた。慶應義塾大は出足から#4家治(4年・SF)を中心に得点。#18中島(2年・PF)のドライブや#20伊藤(1年・G・洛南)のスティールなども出て、ややリードを奪う。明治大は前の試合からスタメンになった#7森山(2年・G)の3P、#51皆川(1年・C・京北)がゴール下で積極的に得点するなど互角に渡り合い、1Qは14-15と互角となった。2Qもシーソーゲームが続いたが、中盤で慶應大が抜けだし始める。交代した#21権田(1年・F・慶應義塾)や#18中島らのシュートも調子よく決まった。明治大は得点が止まり始め、#16安藤(1年・G・明成)が仕掛けるが、他の得点が伸びなくなってしまう。しかし慶應大も一気には突き放せない。3Qは38-35の3点リードにとどまった。

 3Q、明治大は前日の東海大戦でも見せたような激しいディフェンスで当たり始めて慶應大のミスを誘い、スティール、バスケットカウントと次々得点を重ねた。慶應大はこれに対処できずボール運びもままならなくなってしまう。明治大はここから積極的にゴールに向かい、慶應大は焦りからかファウルのミスも連発。明治大に次々フリースローを与え、ここで明治大が一気に逆転した。慶應大はこのQたった6点しか取れずに逆転されて終える。44-58となってからの4Q、優位を得た明治大は焦りなくゲームを進める。しかし慶應大も最後まで諦めず終盤に連続して3Pを決めて追いすがるが、68-71でタイムアップ。明治大が接戦を制して2勝目をあげた。

 1度目の対戦でも明治大が勝利しているため、ともに2勝だがこの結果により10位が慶應義塾大、明治大が9位となった。もちろんまだこの1勝で喜ぶ段階ではないが、明治大はここから浮上したいところ。前の試合からスターターを務める#16安藤「勝ったのはうれしいけれど、いい形で終わりたかった」と3Qで大量リードを得ながらも終盤追い上げられたことを反省する。ただし「課題の3Qを強気でいこうとしてそこで結果が出せた」のは大きいとし、下級生がメインとなっている分、強い気持ちを周囲にも伝えなければという責任感を見せる。試合をコントロールしながら、得点力不足に悩むチームで積極的に点を取りにいく姿勢も見せるなど、求められていることは多い。しかし今後の明治大を背負う選手として既に自覚も見えている。期待したい。

 慶應義塾大は競り合いながらの敗戦という形が続く。シュートの決定力が悪いのが最大の理由でもあるが、これについては折込済みの事項でもある。昨年までのようなエーススコアラーはおらず、それをこのチームのスタイルであるトランジションといった早い攻めで補おうとしている。ただしこのスタイルは素早い切り替えだけではなく走りながら瞬時の判断も必要になる。下級生が多く習熟している段階ではない状態で、勝負どころで競り負ける展開が見える。しかし最後まであきらめない姿勢に慶應大らしさも見える。#18中島、#23本橋らも次第に試合で結果を出しはじめている。残りの試合で自らのやることをしっかり実現していくだけだろう。

写真:13得点のチームハイで貢献した安藤。ここぞという場面で見せる鋭いドライブで流れを引き寄せた。

明治大:2勝10敗
慶應義塾大:2勝10敗

この他、東海大対専修大は98-63の大差で東海大が勝利。青山学院大対筑波大も2Qで失速した筑波大は追いつくことができず80-66で青山学院大が勝利した。

※日本大対早稲田大は別途掲載します。

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2011.10.08 (Sat)

【2011リーグ1部】10/8レポート

接戦を制した筑波大、早稲田大は5割前後をキープ
1勝が重みを増す後半戦


 後半戦に入り、それぞれのチームに「負けられない」という雰囲気が漂い始めている。優勝を狙うチーム、苦しい中で一つでも勝ち星を上げたいチーム、それぞれ立場は異なっても勝利への希求が強くなる時期となってきた。慶應義塾大、明治大はそれぞれ相手に善戦シーンも見せたが勝ちに至るにはまだ一歩、二歩足りない結果となった。専修大は勝利を目の前にしながら惜しい敗戦。こうした勝負をいかに勝つか、チーム競技とは単純なようでいて難しい。そしてそこが最大の面白さでもある。


【筑波大が延長戦を制す】
111008IKEDA.jpg 専修大筑波大は専修大がややリードを保った展開が続いたが、最後に流れをつかめず延長戦に持ち込まれると、86-78で筑波大が勝利した。

 1Qは同点で終えたが、2Qに入り専修大はオフェンスが停滞。筑波大に何度もターンオーバーから得点を許してしまう。インサイドで得点、リバウンドに絡めず#11宇都(2年・G)を下げていた時間帯に筑波大に一気にリードを許してしまうが、終盤に持ちなおして追い上げると35-38で筑波大3点リードで前半を終えた。

 後半の立ち上がり、先に抜けだしたのは専修大。#11宇都のバスケットカウントや#33館山(3年・G)の3Pなどが当たりだし、逆転して一時56-48とリードする。しかし筑波大も#76星野(3年・SF)の3Pが好調で譲らない展開に持ち込む。やや流れが変わったのは3Q終盤、専修大がテクニカルを取られたのを機に流れが変わり、筑波大は10点近くあったビハインドを取り戻し、56-57と1点リードして4Qに入った。専修大は4Qに入り#33館山の3P、スティールが続き、再び専修大が盛り返す。筑波大はファウルが混んでいくが、専修大も何度もオフェンスリバウンドを取りながら決め切れない時間帯が続き、ゲームの終盤に得点の取れない時間帯が続いた。筑波大も得点が止まるが、勝負のポイントになったのは残り20.9秒。専修大は3点リードで#11宇都がフリースローを得るが、なんとこれを2本とも失敗。筑波大はこのリバウンドから#35池田(2年・SG)が3Pを決めて同点、延長に持ち込む。延長戦はその勢いで筑波大がトランジションの早い攻撃を仕掛け、一気に勝負をつけた。専修大は#11宇都頼みとなり、得点が伸びず試合終了となった。

 筑波大は4Q終盤チームファウルが5となっており、専修大に有利だった。#11宇都のフリースローが決まってさえいれば5点、ないしは4点のリードを得て残り時間での逃げ切りも可能だったが、2本を外して#35池田に3Pを決められ、延長に持ち込まれた時点で勝負は厳しくなった。延長戦は守りきられて宇都はタフショットの傾向に陥り、反対に次々とターンオーバーを奪った筑波大が速攻を決め、流れをつかんだ。勝利目前だっただけに、専修大には惜しい敗戦だった。

写真:池田の3Pが延長への皮切りになり、筑波大に勝利を呼び込んだ。

筑波大:6勝5敗
専修大:4勝7敗


【4Qで早稲田大が逆転し、早慶戦を制す】
111008tamai.jpg 早慶戦は序盤から接戦が続く好勝負となり、慶應義塾大がリードを奪ったままゲームを進めるが、終盤の勝負どころで早稲田大が逆転、85-81で早稲田大の勝利となった。

 開始から積極的に攻める慶應大は#18中島(2年・PF)の3Pなどもありリード。早稲田大はアウトサイドの当たりが来ず、ファウルも増えていくが1Qは20-20の同点とする。2Qに入ると慶應大が細かい交代を繰り返しながらも点の取り合いを続けていく。早稲田大は#21河上(2年・F)が3ファウルとなりベンチへ。慶應大はこの間に差を広げ、最後には#14蛯名(2年・G)のスティールからの速攻も決まり43-36と7点リードで前半を終えた。

 3Q序盤もペースは慶應大だが、早稲田大は#8玉井(2年・G)の3Pで3点差にすると勢いづき、ここから再び1、2点差の勝負へ。慶應大は逆転させずに2点リードで4Qへ突入するが、最終Qの立ち上がり、#8玉井が2本の3Pを決めると早稲田大が逆転。ここで勝負の流れが変わる。#18中島の3Pでついていくかに見えた慶應大だが、ディフェンスを厳しくした早稲田大に対し、足が止まりがちになるとターンオーバーを連発。オフェンスリバウンドも早稲田大に奪われ、数点差から一気にリードを奪われてしまった。残り1分で早稲田大のリードは10点。粘りの慶應大は最後まで諦めず食らいつくが85-81で早稲田大が勝利。勝負どころのオフェンス、ディフェンスで早稲田大が確実さを見せ、早慶戦を制した。

 慶應大は#14久保田(4年・C)のインサイドはよく押さえたが、この日の久保田はミドルシュートも落ちず内外から36点。そこに大事な場面での#8玉井の援護も大きく、チームを助けた。後半の#91藤原(3年・F)のディフェンスも効果的だった。慶應大は1回目と同じく前半リードからの逆転負け。いい勝負をしていただけに、最後に競り負けたのは惜しい。#18中島が22点、#20伊藤(1年・G・洛南)が16点と数字を出したが、ゲームの流れの大事な部分を掴みきれなかった。

写真:玉井は一度流血でベンチへ下がるが、4Qの2本の3Pは勝負に大きく貢献した。

早稲田大:5勝6敗/慶應義塾大:2勝9敗


 日本大拓殖大は序盤は激しい攻防になった。日本大#19浜田(3年・F)が幸先よく3Pを決めると拓殖大は#94長谷川智伸(3年・F)が決め返し、試合の立ち上がりは互いにシュートを決め合う展開となる。しかし日本大が何度かシュートを落とす間に拓殖大は持ち前のスピードを活かして#40藤井(2年・G)、#1鈴木(2年・PG)が得点。わずかに拓殖大がリードを奪う展開となった。2Qに入り、日本大は#24熊吉(4年・C)や#11飛田(3年・F)の得点が続く。拓殖大は3P確率が上がらず2Qは40-40の同点となった。しかし後半に入ると日本大のシュートが入らず、拓殖大が10点のリードを維持しながら試合を進め、79-66で拓殖大が勝利を収めた。

拓殖大:9勝2敗/日本大:5勝6敗


111008ando.jpg 明治大東海大は東海大が前半にアウトサイドの確率が今ひとつだったものの、インサイドで#16坂本(4年・C)がフックやオフェンスリバウンドで活躍。明治大はスタートに#16安藤(1年・G・明成)、#7森山(2年・G)起用。しかし#17田村(4年・SG)は#24田中(2年・SF)らに守られて簡単には得点が取れない。インサイドでも#51皆川(1年・C・京北)や#22西川(2年・F)らのファウルが続き、流れをつかめないままに前半を36-22で終了した。しかし後半、明治大はディフェンスで奮起。高い位置からプレスを仕掛けて東海大から再三ターンオーバーを奪い、粘りを見せる。東海大はアウトサイド、フリースローとも確率が上がらず、後半は我慢の時間帯が続いた。明治大は東海大に簡単にオフェンスをさせないディフェンスで粘るが、自分たちも得点面を伸ばすことができない。#6佐藤(4年・PG)が積極的に点を取りにいくが届かず64-51で東海大が勝利した。

写真:安藤をスタートに据えた明治大。

東海大:9勝2敗/1勝10敗


 青山学院大大東文化大の対戦は90-50と40点の大差で青山学院大が勝利した。大東文化大はゴール下まで行きながらシュートを落とすような場面が多く、点数が伸びなかった。青山学院大も簡単なミスは見えたが、リードは脅かされることなく勝利。首位を守った。

青山学院大:10勝1敗/大東文化大:4勝7敗

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2011.10.02 (Sun)

【2011リーグ1部】10/2レポート

2巡目に入ったリーグは大きな変動なし
後半戦に向けて中盤争いはここから熾烈に


 1部リーグは2巡目がスタート。上位に大きな変動はなかったが、5割の争いをしている中盤は一試合ごと順位が大きく変動する要素をはらみ、気が抜けない状態が続く。4位~8位はまだ不安定。8位以下が入れ替え戦に行くことを考えると、一試合も疎かにはできない。1勝の明治大、2勝の慶應義塾大はそろそろ苦しくなってきているが、巻き返しも今ならまだできる。こうした争いこそリーグ戦の醍醐味。最後までどんなドラマが待ち受けているか、緊張感ある週末があと1ヶ月続く。


【ファウルトラブルをしのいだ拓殖大が2敗を堅持】
111002yagi.jpg 拓殖大は、前日の試合途中に#99長谷川 技(4年・SF)が負傷し、この試合から欠場となった。現在最下位の明治大を相手に、この日は#11佐々木(3年・C)をスタートで起用した。

 試合は、序盤こそ明治大が#16安藤(1年・G・明成)の2本の3Pでスタートダッシュに成功するものの、開始僅か3分半でチームファウルが5つに。拓殖大はフリースローを易々と決めていき、落としても#40藤井(2年・SG)がオフェンスリバウンドからシュートを決めるなど、着実に得点する。2Q入ると拓殖大がインサイドで次々とファウルを犯し明治大に追い上げを許すが、なんとかリードは保って前半を終える。3Q開始早々に#94長谷川智伸(3年・SG)が#6佐藤(4年・PG)にバスカンを許し、#26上杉(4年・PF)は3ファウルとなってベンチに下がり、一時リードを許すが、この場面は#15八木(4年・C)が繋いだ。堅実なディフェンスで明治大をリズムに乗らせず、#1鈴木(3年・PG)の得点で再びリードを奪った。コートに戻った#26上杉がすぐに4つ目のファウルをコールされるなど、拓殖大は終始インサイド陣のファウルトラブルに苦しめられたが、#94長谷川智伸らの得点で不穏な空気を断ち切った。明治大は終盤に#17田村(4年・SG)が2本の3Pを決めたものの、時既に遅し。85-72で勝利した拓殖大が、2敗を守った。

 長谷川技が不在のインサイドで苦しんだ拓殖大だが、池内監督「他の選手はチャンスだと思って頑張って欲しい」とベンチメンバーの奮起を促す。これに応えるように、この日は#15八木が大きな働きを見せた。もちろん長谷川技の離脱は大きいが、指揮官は「この試練を乗り越えられれば、チームはまた強くなれる」と前向きだ。現時点ではまだ2敗。これまではプレータイムの多くなかった選手達が池内監督の期待に応えられれば、25年ぶりのリーグ優勝も見えてくるはずだ。

写真:拓殖大は、ベンチスタートながら18得点をあげた#15八木の活躍が光った。

拓殖大:8勝2敗
明治大:1勝9敗


【後半巻き返した日本大が専修大に勝利】
111002sn.jpg 4勝5敗で並ぶ日本大専修大の対戦は、専修大リードで前半を終えるも、日本大が後半で攻守に渡り専修大を圧倒し、78-66で勝利した。

 試合は開始から2Q途中まで点差の離れない拮抗した展開が続いた。しかし2Q後半に#33館山(3年・F)の3Pが当たり、じわじわ点差を離して30-40と専修大の10点リードで試合を折り返す。しかし後半、日本大は#4森川(4年・F)、#24熊吉(4年・F)といった4年生が体を張り、専修大の高さにひるまずリングに向かった。これで専修大は#91太田(4年・F)が3つ目のファウルを吹かれ、なかなかプレータイムを伸ばせない。その間日本大は#11飛田(3年・F)の3P、#3石川(3年・G)の速攻が続いて逆転からリードを奪う。専修大はオフェンスリバウンドやドライブで攻めるものの、ぽろりとシュートがこぼれる場面が目立った。56-51と日本大が逆転して最終Qへ。

 4Q、リバウンドやブロックで専修大が高さのアドバンテージを活かし、残り7分58-57と1点差に詰め寄る。ここから主導権をどちらが握るか注目となったが、残り5分で#3石川が相手のターンオーバーから速攻を決め、そこからは日本大ペースに。堅い守りで#11宇都(2年・G)の得点を許さず、さらにリードをを広げて79-66でタイムアップ。後半失速した専修大を日本大が逆転で下した。

 日本大はリーグの途中から復帰した4年生が渾身のプレーでチームに貢献。またディフェンスでも、現在得点ランキング1位の#11宇都を18得点に抑える好守を見せた。リーグ序盤の苦しい時期を乗り越え、3連勝で勢いに乗っている。一方の専修大は#22樋口(3年・F)や#4高橋(3年・G)が奮闘してリバウンド数では勝っているものの、決定力に欠き、日本大に速い展開に持ち込まれて後半はディフェンスがあまり機能しなかった。専修大はリーグ戦を通して、十分戦えながらも勝ち切れない試合が多く見られる。後半戦では競り勝っていきたい。

写真:専修大・樋口を守りにいく日本大・坂田。

日本大:5勝5敗
専修大:4勝6敗


【好調なオフェンスで東海大が筑波大を圧倒】
111002tanaka.jpg 共にディフェンスが持ち味の東海大筑波大の対戦は予想外に点の取り合いとなったが、3Qで大きく差をつけた東海大が98-83で筑波大を下した。

 序盤から、東海大は#0満原(4年・C)、#24田中(2年・SF)が積極的な姿勢を見せ、開始4分で12-2とスタートダッシュを切る。筑波大は後手に回り、#76星野(3年・SF)や#34田渡(4年・PG)のシュートで何とか食らい付く展開に。東海大は#0満原が2ファウルとなったところから得点が停滞するが、25-18とリードを保って1Qを終える。すると2Qに入り、筑波大#76星野がバスケットカウント獲得に加え2本の3Pを決める大活躍。筑波大のホームゲームである会場は大きな歓声に包まれた。だが東海大も#24田中らの活躍で逆転は許さない。すると3Q、東海大は#33狩野(3年・SG)が外から射抜き、#16坂本(4年・C)がオフェンスリバウンドから決めるなど内外からバランスよく攻め、ディフェンスでも堅い守りからリバウンドを抑えて点差を徐々に広げた。何とか追い上げたい筑波大は4Qに入って全員が積極的に攻めるが、東海大も畳み掛けるように3Pを決めて主導権を渡さない。#34三浦(4年・SG)の連続得点もあり、東海大が4Q残り5分半で大きく26点差をつけた。筑波大は最後まで戦う姿勢を見せて#14坂東(1年・SG・北陸)らが次々に3Pを沈める集中を見せるが、追い付くまでには至らなかった。東海大がアウェイの雰囲気を跳ね除け、98-83で筑波大を下した。

 東海大は、序盤から#0満原、#24田中が気迫のこもったプレーを見せて主導権を握ることに成功した。昨日の日本大戦での敗北から、上手く切り替えたと言えるだろう。対する筑波大は勝利とはならなかったが、ホームゲームの応援の後押しもあって終盤までシュートに向かう姿勢を見せた。これで5勝5敗と勝敗はタイになったが、リーグ前半戦は惜敗が目立つ。今後の巻き返しに期待がかかる。

写真:24得点の東海大・田中。チームハイを記録。

東海大:8勝2敗
筑波大:5勝5敗

※筑波大・星野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 慶應義塾大大東文化大の対戦は、大東文化大が1Qで30点を取り、そのリードを活かして92-74で勝利した。慶應大は1Qでディフェンスの動きが悪く、大東文化大に簡単に得点を許してしまった。大東文化大は前日の早稲田戦での逆転の勢いをいい方向に向けて4勝目。慶應大は2勝にとどまる。

大東文化大:4勝6敗/慶應義塾大:2勝8敗


 青山学院大早稲田大は、1Qで34得点と早稲田大を圧倒した青山学院大がそのまま93-71で勝利した。早稲田大はディフェンスが機能せず序盤で簡単に得点を許してしまう場面が目立った。

青山学院大:9勝1敗/早稲田大:4勝6敗

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2011.10.01 (Sat)

【2011リーグ1部】10/1レポート

日本大が東海大に勝利を納め
毎試合勝者の顔ぶれを変えて1巡目が終了


 先週、激闘の末に優勝候補筆頭の青山学院大を倒し一気に優勝への道筋を開いたかに見えた東海大が、一巡目最終戦となるこの日の日本大戦では敗者となり、2敗で一歩後退した。各チーム勝敗数が徐々に開いてきてはいるものの、誰もが勝ち、負けることもあり得るという見えない勝負が1部リーグでも続いている。優勝には飽くなき欲求が要る。しかしどのチームもそれを完全に示せているとは言えない状態であることを、各チームの主力も吐露する。最終的に頂点を踏むのは誰か、前半9試合はまだ道半ばであることを実感させられるような試合が続いた。


【大久保のミラクルショットで大東大が3勝目】
111001daito.jpg 早稲田大大東文化大は、終始ロースコアの接戦となった。先行したのは大東大。#14岸本(3年・PG)や#37草野(4年・F)の3Pが出れば、#43鎌田(3年・C)もゴール下で得点を重ねていく。早稲田大はオフェンスでの仕掛けが乏しく、アウトサイドのシュートが全く決まらずに序盤から苦しい展開を強いられる。1Q終盤からようやくリバウンドからの速攻で#6大塚(3年・G)らが得点を決めて立て直したが、大黒柱である#20久保田の動きも#43鎌田を前になかなか自由にさせてもらえず、単発なオフェンスに終始した。しかし、一方の大東大も24秒オーバータイムなどで次第にオフェンスが停滞。早稲田大#27平野(1年・F・洛南)にゴール下を決められて追いつかれてしまう。それでも前半終了間際に#15遠藤(4年・G)が得点した大東大が、29―27と2点リードで前半を終えた。

 後半に入ると、お互いにオフェンスのリズムの悪さを打開しようと積極的なプレーが出始める。互いにシュートファールがかさんでフリースローで加点していく我慢比べの展開になった。ここで早稲田大はコートに送り込んだ#90二宮(2年・C)のシュートなどで5点をリード。この試合初めて優位に立った。しかし、前半に内外で得点しバランスの良さを見せた大東大が、息を吹き返す。#37草野の3Pや#15遠藤のバスカンですぐに追いつく。早稲田大はオフェンスが重たい展開の中なんとか久保田のそびえるインサイドをポイントに攻めるが、相変わらず外のシュートは決まらず、連続得点も無い。大東大は、アウトサイドの確率はそこそこなものの、競り合いの展開で早稲田大相手に優位に立つポイントが見出せない。それどころか、残り40秒2点ビハインドの場面でチームファールが5つを超えた早稲田大ファールで得たフリースローも、#14岸本が2投とも落としてしまう。

 試合最終盤でリードを得た早稲田大は、慎重にノーファールで守ってどうにか逃げ切りたいが、#43鎌田のゴール下を許し、残り21秒で62-62の同点に追いつかれた。早稲田大はタイムアウトを取ってハーフコートのサイドスローインからのオフェンスを選択し、最後のオフェンスに賭ける。ボールを回し、フリーになった#8玉井(2年・G)がミドルシュートを決めて、残り6秒を残して再度2点リードとなった。だが、試合を制したのは大東大だった。早稲田大のディフェンスを前に#85大久保(3年・SG)は右手一本でのタフショット。文字通りの「放り投げ」の形となったこの3Pシュートが決まると、大東大応援席の大歓声とともにブザーが鳴った。「『俺が打っていいのか』と思いながら打ったら入った」と語ったヒーローの大久保。最後の最後に勝ち越した大東文化大が、65-64で勝利した。

 劇的なクライマックスを迎えた試合だったが、内容はほとんど40分を通じて低調なロースコアの展開だった。特に早稲田大は3Pが0/13という内容に終わった。共にディフェンスが良かったとも言えるが、それでも互いに手数が多かったという印象は無い。大東大は劇的な形で勝利したとはいえ、まだ3勝目。ここからはリーグ後半の2巡目が始まる。修正を図り、勝ち星を増やしたい。

写真:劇的な勝利に歓喜する大東文化大の面々。

大東文化大:3勝6敗
早稲田大:4勝5敗


【拓殖大、アクシデント発生も2敗守る】
111001tateyama.jpg 青山学院大の初黒星で、自力優勝の可能性が復活した3位の拓殖大。1巡目最後の相手は専修大となった。この日も接戦の展開を強いられる格好となったが、1Qからスタートの5人全員を下げる場面がありながらも、ベンチメンバーの無難な仕事ぶりで徐々に専修大に対するリードを広げていく。だが、8点リードの4Q開始序盤にアクシデントが起きた。速攻に走った専修大#3廣島を追った#99長谷川 技(4年・F)がゴール下でアンスポーツマンライクファールをコールされるとともに、倒れ込んで左足を負傷し、交代を余儀なくされてしまう。#11佐々木(3年・C)を投入して逃げ切りを図るが、長谷川 技の不在でリズムが崩れたのか、次々とファールでフリースローを与えてしまう。終了間際には1点差にまで追い上げられるが、試合巧者ぶりでは拓殖大が上だった。フリースローを佐々木が1投沈めてリードを2点に戻すと、専修大#11宇都(2年・G)がドライブでアタックするもののどうにかノーファールで守りきり、82-80で逃げ切った。

 スタート5人を下げてベンチメンバーのみで戦う場面があったことについて、#26上杉(4年・PF)は「ベンチのメンバーも拓大のバスケットが出来るし、誰が出ても変わらない内容を目指している」と話す。長谷川 技の負傷の具合次第でプレータイムの多い4年生は実質上杉のみとなる。「ハセ(長谷川技)にプレーや精神面で頼っている部分があったので、プレーでは後輩の方が上のレベルの部分があるが、今度は自分が精神的な面でまとめていきたい」上杉。ベンチメンバーのカバーはもちろんだが、上杉の出来にも、拓殖大の浮沈がかかってくるだろう。

写真:8本の3Pを決めて36得点の専修大#33館山。チームは惜敗を喫し、黒星先行で1巡目を終えた。

拓殖大:7勝2敗
専修大:4勝5敗


【前半逆転した日本大が東海大を下す】
110910morikawa.jpg 立ち上がりでリードしたのは東海大だったが、日本大は1Q半ばで#4森川(4年・F)を投入。そこから巻き返した。1Qは21-17と4点を追う形だった日本大だが、#4森川のオフェンスリバウンド、#24熊吉(4年・C)からのアシストを受けてのシュート、スティールから速攻のアシストを出すなど、2Q5分で逆転するとそれ以降は#3石川(3年・G)の早い展開に合わせて#4森川が走り、日本大がコートを支配。#3森川、#24熊吉(4年・C)のインサイドに加えてアウトサイドの援護射撃を得て東海大を凌駕する勢いを見せた。その東海大はこの動きにディフェンスで対応できず、2Qに競り合いから逆転を食らうと、そのまま追う展開が続いた。

 3Qに入ると東海大は#33狩野(3年・SG)の3Pや#18和田(2年・PG)のバスケットカウントなども出て盛り返しかけるが、日本大のオフェンスのリズムが切れない。東海大はファウルが連続するなど流れが悪く。その隙をついて日本大が一気に点差を広げ、4Qも10点前後をキープする余裕の展開となった。東海大は#16坂本(4年・C)がゴール下で粘りを見せるが、その他の援護がなく90-73で日本大が東海大を下した。

 日本大の勝利には#4森川の復帰が大きかったことは間違いない。#3石川のスピードあるトランジションに完璧に反応し、合わせに飛び込めるのは森川ならでは。「2年生で初めて試合に出た時のような気持ち」でのびのびしたプレーを見せた。この4番ポジションがあるおかげで、#24熊吉は自分にディフェンスを引きつけてアシストを量産した。東海大は復帰予測はしていたというが、この試合では前半で森川の動きに対応できず、何度も速攻、リバウンドでしてやられてしまった。また、#0満原が外メインになったが6得点と伸びずに苦戦を強いられた。「青山学院大に勝った東海大に勝つことで、これまでダメだと思われていた日本大のイメージを払拭したかった」とリーダーとしてチームを支える#3石川。ディフェンスの練習もやり直したと言い、この一戦に賭ける気持ちは強かった。その決意を見事勝利で表現し、チームのプライド復権を果たした。

写真:29得点の森川。終始表情を出してプレーしていた。

日本大:4勝5敗
東海大:7勝2敗


 明治大筑波大はホームの筑波大が75-56で明治大を破った。得点力不足に悩む明治大は60点に到達しない試合が続き、苦しい状態。筑波大は先週2敗だった部分をまずは立て直し、勝ち越して1巡目を終えた。

筑波大:5勝4敗/明治大:1勝8敗


 慶應義塾大青山学院大は立ち上がりで点の取り合いになるが、青山学院大が#14辻(4年・SG)の3Pで抜け出し、#56比江島(3年・SF)の1on1も軽々と決まり106-79で快勝。先週の敗戦を引きずらない、終始勢いのあるバスケットを展開した。

青山学院大:8勝1敗/慶應義塾大:2勝7敗

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