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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 決勝 筑波大インタビュー

「期待して信じてくれた人たち、
それに応えられた自分を嬉しく思う」
東海大、そして自分自身に打ち克ち頂点を極める

◆#21笹山貴哉(筑波大・4年・PG・主将)
141130sasayama2_20150119003416087.jpg入学以来の4年間、着実にチームの戦績は上昇し続けていた。だが、トーナメントとリーグでベスト4には入っても、インカレでは不思議と良い成績が残せない。しかし、そうして迎えた最後のインカレは自然体そのもの。壁だった準々決勝は大差で突破。準決勝では大東大に苦しめられたが、勝ちきった。迎えた決勝は、周囲の喧噪にも「いつも通り、普通だった」というほどリラックスした状態で臨めたという。
この日は周囲を活かすことよりも、まず自ら積極的にリングを狙っていった。22得点の活躍は、MVPに相応しい活躍。2014年11月30日。笹山と、そして彼が牽引してきた仲間たちによって、筑波大の歴史は、確かに塗り替えられた。


—インカレの決勝ということで、何か思い入れはあったのでしょうか。
「記者会見でも話したんですけれど、始めてのことだったので……。この大会が始まって特別感というのはあったし、でもその感覚が決勝に来たから変わったというのはなくて。4年生で、この大会の一つひとつが最後になるわけで、でも本当にみんなと『いつも通りの感覚だよね』という話もあったし……。でもなんて言うか、一応特別な感覚はありました」

—最初のインカレはベスト16でしたよね。
「大学バスケというものを実感しないままインカレに入って、当たったことのない関西の天理大と当たって。あの時の平尾さん(当時天理大4年、現NBL・広島)は今でもめっちゃ覚えているし、あの身長でもハートでぶつかってきて、自分もマッチアップして『これはちょっと止められない』というのは感じたし、すごかったというのは今でも覚えています」

—その後のインカレはいかがでしたか。
「2年の時は、あれこそ忘れられないですけれど、近畿大相手に、最後にシュートを打って外れて……。あそこは本当に、初めてバスケットボールと向き合ったというか。なんで、あそこであんなことをした?というのもあったし。あの試合の最後のシュートを外したのは個人の力だと思うので。そして去年は明治にあれだけ点差をつけた中で、逆転されて、自分もコントロールできなかったという責任感もありました。3年生というチームを引っ張らなきゃいけない上級生の立場にもなって、そこは大きく変わった部分でもありました。3年までのインカレは、忘れたことはないですね。良い思い出ではなく」

—馬場選手、杉浦選手の大型ルーキーが入ってきて、今年は一段階違うという部分もあったと思います。
「自分の最後の年ですし、絶対に最高の結果で終わりたいとはシーズン始まる時から思っていました。でもあいつらが光っている分、他の出ていない2年生、3年生たちが、あいつらがそっちを頑張るなら自分はこっちを頑張るという役割が目に見えてできたんです。それがすごく大きいというのは、シーズンが始まってから感じましたね」

—それを束ねる笹山選手は、どういうことを心がけていましたか。
「みんな『束ねたね』と言ってくるんですけれど、特に自分は何かをしたということはなくて(笑)。4年生でキャプテンで、チームを引っ張る立場であり、自分の背中を見てみんながついてこれば良いなと思ったし、それは他の4年生も自分の背中を見てついてきてくれれば良いと思っていました。特に自分が何か、というより、みんなが自分たちを信じてついてきてくれたということに、感謝の気持ちでいっぱいですね」

—ただ、ベンドラメ選手からは「筑波が一番やりづらい。それは笹山さんがいるから」という話もあったんですね。
「どうなんですかね?全然自分はそういうことはなくて(苦笑)。むしろ礼生の方が上手いし、規格外のプレーをするし、自分にとっても嫌な選手です。でも、一個下の下級生じゃないですか。絶対に負けたくないというプライドもあります。でも、そう思われていることには嬉しく思います。ただ、(自分は)まだまだの選手だと思っているので、これからも頑張っていきたいです」

—笹山選手が感じる東海大というチームの印象は。
「まずは安定感。大崩れをしないというか。自分たちは大崩れするときは大崩れするんですが、そういうことのないチームだと思います。その一つには、ザック(#10バランスキー)だったり、ケビン(#7晴山)だったり、やっぱり4年生が踏ん張る部分が多くあって。でも、向こうはセンターの4年生が踏ん張るチームで、自分たちはガード陣が4年生で踏ん張るチーム。対照的なチームで、それに対して最初のトーナメントでは、自分たちはセンターの下級生は大丈夫かなという不安はあったんですけれど、でもこの大会に入るまでの期間は、本当にそういう不安がなくて。あいつらなら絶対に大丈夫だ、ということは本当に思っていました。みんなには言っているんですけれど、本当に自信しかなかったです。絶対にやれるという思いが、強くあったと思います」

—大東大と昨日対戦し、マッチアップの兒玉選手(#28)に苦しみました。彼のようにしなければという、自分自身への刺激にもなったのではないでしょうか。
「元々そういう気持ちは自分も持っていました。でも、マッチアップしたことで大きく感じたことは確かにあります。とにかくインカレは、4年生の頑張りがどれだけ実を結ぶかという大会なので、刺激はありましたね」

—今日、勝てたと思った瞬間はありましたか。
「いや、最後まで本当にありませんでした。最後のフリースローでも、みんなに『最後まで』という言葉はかけ続けていたし。でもみんなが40分間頑張ったことで、この日本一に辿り着いたと思っています」

—優勝の実感はいかがでしょうか。感じていますか。
「いや、やっぱりあんまりないですね(笑)。自分にとっては初めての経験なので。でも『勝ったんだな』というのは、少しありますね」

—その少しあるという部分。何で感じますか。
「まず、この金メダルをつけているというのと、みんなからの頑張って良かったね、という声かけとか、そういうことで本当に頑張って良かったという思いです」

—これまで、東海大だけには勝てませんでしたね。ようやく勝てました。
「1年生の新人戦では勝ちましたが、こういう公式戦では初めて勝って、自分の4年目で初めて勝てて、すごく嬉しいですね」

—今大会は必要以上に緊張することがなかったように思います。何か良いきっかけのようなものはあったのでしょうか。
「リーグで自分たちの思うような結果にならないことが多くて、でもプレーオフで自分たちのバスケットを掴みかけました。自分たちでもできることが多くあって。そこで、ここから他にやるべきことが何かあるのかな、と考えた時に、もう全部やってきたなと思いました。あとはやってきたことを貫き通すだけだったと思っていたので、それが本当に自信になりました」

—そのまま、むしろ何も起こらずに大会を迎えられた?
「もちろん強い思いはありましたし、でも、この決勝の舞台で東海に勝って日本一になるということを一年間イメージしてきたので、それが良い方向に向かったと思います」

—4年間筑波大の環境でやってきました。この4年間はいかがでしたか。
「素晴らしい環境でやらせてもらって、被災地と言われた中で色んなところでバスケットボールをすることが多くて、下級生の時は大変なことも多かったです。けれど新しい体育館もできて。本当に素晴らしい環境だし、素晴らしい監督とコーチもいるし、何よりも仲間や応援してくれる方もいて。本当にすごいところでやらせてもらったなというのは感じます。自分を信じてついてきてくれた仲間とか、自分を信じて出してくれた先生なりコーチに感謝して、そしてそれに応えられた自分に対しても嬉しく思っています」

—終了後、その仲間とは何か話はしましたか。
「この日をイメージしてやってきたので、本当に頑張ってきて良かったねと」

—最後の年に結果を出すことができましたね。
「そうですね(笑)。4年目に良い光景で終われたことが、何よりですね。でも、ああいった過去があるから今があるというか、歴史があるから。そういう歴史を作ってきてくださった先輩方にも本当に感謝しているし。みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」

—後輩たちに残せたことはありますか。
「どうなんですかね?自分が特に何かを残したというのはないんですけれど、何かを後輩たちが感じてくれていれば。本当にこの一年間の頑張りがあったというのはあります。でも今度からは追う立場よりも追われる立場という初めての感覚になることで、どういう気持ちになっていくのかは分からないですけれど、それはやってくれる後輩たちだと思うので、信じて応援していきたいと思います」

※坂東選手、馬場選手、杉浦選手のインタビュー、山田選手、越智選手のコメントは「続きを読む」へ。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 決勝 東海大VS筑波大

東海大を凌ぐ好守とリバウンドを筑波大が最後まで発揮
新時代への扉を開き、61年ぶりの大学界の頂点に


141130TSUKUBA4THGRADE2.jpg 大学バスケット界において、年間最後のゲームであり総決算となるインカレの決勝戦。2014年の今年、ここに勝ち進んだのは、ともに初となる三連覇と三冠を目指す東海大と、実に61年ぶりの優勝を目指す筑波大となった。今年はトーナメント、新人戦で優勝を争ったが、トーナメントを制したのは東海大。対する筑波大は、新人戦こそ手にしたが、リーグ戦でもわずかの勝利を逃してきた。
 だが、それはあくまでも過去のデータ。この日の筑波大は、試合開始から要所のディフェンスとリバウンド面で東海大をリード。悲願として追い求め続けた大学界最高のタイトルを、「グッドルーザー」という声をかなぐり捨て、筑波大がとうとうその手で掴み取った。

写真:優勝が決定し、筑波大の歓喜の輪から少し離れたところで、笹山、坂東、山田の4年生3人が喜びをかみしめあった。

※詳しいゲームレポートと東海大・バランスキー選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※筑波大のインタビューは別途掲載します。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 3位決定戦 拓殖大VS大東文化大

終始勢いを保ち続けた大東大が2部ながら3位に
拓殖大は昨年同様4位に留まる


141130yamagisi.jpg 3位決定戦は2部の大東文化大と、リーグ3位、プレーオフ4位の拓殖大の対戦となった。ともに外国人留学生をインサイドのビッグマンとして擁する戦いは、次第に大東大がリードする形となっていった。

 準決勝では高確率の3Pを決めて周囲を驚かせた大東大の#99山崎(3年・SG)も、この日はそう簡単には当たらず。#28兒玉(4年・PG)、#1高橋(4年・F)を始め、全員で得点を取っていく。拓殖大は#23バンバ(2年・C)のダンクが早々に飛び出し、バンバ、#14大垣(4年・SF)の3Pも決まった。1Qは18-17と拓殖大の1点リード。2Qになると大東大は#7渡部(3年・F)がドライブ、早い攻めからの3Pを沈め、#1高橋も3Pのフリースローを2本決めるなどして少しずつ拓殖大を引き離す。拓殖大は#23バンバ以外のところで得点を伸ばすことができず苦しいが、大東大のミスにも助けられて致命的な差にならない状態でゲームは進む。しかし大東大は終盤にバックアップのインサイド、#56山岸(1年・F・実践学園)のシュート、#28兒玉のドライブもあって前半を30-39とリードを広げて終えた。

 後半の立ち上がり、#99山崎のフリースローに続き、#1高橋のシュートで大東大のリードは13点。拓殖大はチャージングや24秒オーバーなど、ミスが続いて流れができない。大東大もインサイドの#20毕(1年・C・中部第一)、#99山崎が3ファウルとなるが、持ちこたえて42-51と9点リードで4Qに入る。拓殖大は#14大垣の3Pに始まり、追い上げの意志を見せるが、オフェンスリバウンドを大東大に拾われて速攻を出されるなど、得点しても離されるという展開に。そこに追い打ちをかけるように#99山崎、#20毕の3Pが決まり、残り4分を切って大東大のリードは20点に。拓殖大は#0岡本(3年・G)の3P、#23バンバのブロックからの#0岡本のシュートなど最後まで意地を見せ、#14大垣もバスケットカウントで食い下がるが最後は64-76でタイムアップ。大東文化大が2007年以来のインカレ3位を手にした。

141130banba_g.jpg 入れ替え戦であと一歩足りず2部にとどまった大東大だが、インカレでは青山学院大の撃破をきっかけに、快進撃を見せた。下級生が多いチームだが、各ポジションに選手が複数揃う厚みがあり、かつバランスの良いチーム。インカレでは下級生も思い切りの良いプレーを見せてチームの期待によく応えた。それを引っ張った兒玉や高橋、山崎といった上級生たちの働きも見事なもの。西尾監督「兒玉を始め、4年生の気持ち、3位になりたいという気持ちが勝っていたと思う」と選手の頑張りを勝因に挙げた。

 拓殖大は4位。昨年越えとはならなかった。今年はガードの固定化に時間がかかり、シーズンを通して試行錯誤が見えた。プレーオフにようやく戦い方が見えてきた感があるが、インカレで頂点を獲得するには至らなかった。3年生がチームを牽引しつつあり、完成形が見られるのは来年以降か。来季はその結実を楽しみにしたい。

写真上:1年生ながら、リーグ戦から一定のプレータイムを得て力強いプレーを見せてきた大東大・山岸。この試合でもゴール下で奮闘。
写真下:バンバはさすがの活躍で個人賞も総なめ。来季は4位の壁を越えられるか。

※大東文化大・兒玉選手、高橋選手、拓殖大・大垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 5位決定戦 明治大VS国士舘大

自分たちらしさを余すことなく発揮した国士舘大が5位到達
明治大も最後まで戦い抜き次のシーズンへ一歩目を踏み出す


141130IJU.jpg 5位決定戦は、奇しくもリーグ戦プレーオフの5位決定戦と同じ組み合わせとなった。この時は大きく引き離されながらも国士舘大が追い上げたが、最後は明治大が逃げ切る結果となった。しかし、今回は国士舘大が終始集中を切らさなかった。

 #12中東(4年・SG)の外が次々と決まってスタートダッシュに成功した明治大。だが、このまますんなりといかないのが、若い選手の多い今年のチームだ。#9新田(4年・C)に続けて失点し、#66馬(2年・C)のゴール下で追いつかれる。国士舘大はエースである#22原(3年・F)の3P、#6伊集(4年・PG)も得点して12点差で1Q終了。2Qにも、序盤に#5永山(4年・SG)の3Pが2連続で決まった国士舘大の優勢が続いた。明治大のディフェンスがやや改善の兆しを見せ、#2齋藤(1年・PG・桐光学園)のドライブや#50伊澤(3年・PF)のフックシュートも決まるも、ベンチスタートの#23寺田(3年・C)、#68藤井(2年・PG)にも得点が生まれた国士舘大。35−22というスコアで、後半を臨んだ。

 一試合のどこかで得点の止まるシーンがある国士舘大。だが、この日はそうした場面がなかった。相手のマークが苦しくても#22原の得点が要所で飛び出し、明治大は#12中東が気迫のシュートを決めていくが、なかなか迫れない。試合はここから国士舘大#6伊集、#5永山と、明治大は#12中東、#51皆川(4年・C)が決めながら進んだ。国士舘大の勝利が揺るぎのないものとなった状況になると、両チームとも4年生を相次いで投入。明治大は#25佐藤(4年・SF)、国士舘大は#4本多(4年・PG)といった面々が得点を記録し、応援席も盛り上がった。試合は88−62で国士舘大が勝利。勝ち負けはついたが、互いにすっきりした表情で大会を締めくくった。

141130IZAWA.jpg 1部挑戦元年となった国士舘大は、リーグ戦6位、インカレは5位を獲得。リーグ戦の早い段階で勝利を挙げて勝ち方を知ると、その後も勢いに乗って勝利を重ね続け、今年の大学バスケを盛り上げた。リーグ戦中盤からは3年生以下でも計算できる戦力が現れ始め、次のシーズンへの目処を整えることにも成功。警戒が強まることが当然想定されるが、今後も結果を残し続けて新しい伝統を築き上げたいところだ。

 昨年インカレ準優勝を果たしたが、今年はメンバー構成も変わったこともあってなかなか勝ち星に恵まれなかった明治大。だが、例年同様に、今年もリーグ戦後半から状態が向上し、リーグ戦を5位でフィニッシュ。インカレも準々決勝では拓殖大相手にあと一歩という内容だったが、ラストプレーに泣いた。順位決定戦は内容面も重視しながら6位に到達。最低限のところには辿り着いたと言えよう。ここからまた1年は厳しいトレーニングが続いていくことになるだろうが、下級生には期待値の高い選手も多く、どのように進化していくかに注目が集まる。

写真上:リーグ戦ではケガもあったが、インカレではさすがの活躍を見せてくれた国士舘大・伊集。
写真下:どんな状況でも落ち着いてシュートを決めていく明治大・伊澤。来年は、名実共にチームの中心となる存在となるだろう。

※国士舘大・本多選手、永山選手、新田選手、明治大・中東選手、皆川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 7位決定戦 近畿大VS慶應義塾大

近畿大が逆転で7位を獲得
主力にアクシデントも出た慶應大は8位


141130sou.jpg 関西1位でベスト8に残った近畿大は、最終戦で慶應義塾大と対戦。慶應大は#20福元(3年・G)と#23黒木(3年・CF)が前の試合から欠場し、この日は#10大元(3年・G)も欠場。大事な主力を3人欠く状態での戦いとなった。

 近畿大は立ち上がりに#33藤田(3年・PF)のミドルを皮切りに#25大木(4年・C)のオフェンスリバウンド、#22ソウ(3年・C)もダンクで得点。慶應大はインサイドで#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)が奮闘するが、#22ソウ相手に早々に2ファウルとなってしまう。それでも#4伊藤(4年・G)が率先して攻め、1Q最後にブザーとともに3Pを沈めて差を縮めて18-13の近畿大5点リード。2Qになると慶應大は#20木村(1年・C・東山)の3Pに#5吉川(4年・G)のシュートで詰め寄り、#22トカチョフから#真木(3年・SG)へのアシストで同点にすると、そこからは早い展開に持ち込み逆転に成功。近畿大は終盤に#5山本(3年・PF)のオフェンスリバウンドで得点するも30-38と逆転されて8点のビハインドを負った。

 3Q、近畿大はディフェンスでゾーンプレスを繰り出して慶應大の足を止めると、#22ソウが存在感を発揮。インサイドで次々に加点して追いつくとそこからは両者競り合いとなった。慶應大は近畿大のゾーン突破に苦戦しながらもついていくが、残り2分を切って得点が止まり近畿大は54-49の5点リードで4Qに入る。アウトサイドに頼らざるをえない慶應大は4Q頭こそ#4伊藤、#5吉川の3Pが決まるが、近畿大が#22ソウ中心に攻めて優位を得ると、慶應大を引き離して逃げ切り、77-69で勝利を収めた。

141130maki.jpg 近畿大は後半のゾーンが効いた。7位でインカレを終えたが、関西1位となり、Aブロックに入って最初から東海大と対戦することを念頭にして臨んだ大会だった。東海大に勝てなかった悔しさを見せたが、ソウ一辺倒だった数年前に比べれば周囲の選手の活躍が目立ち、メンバーの固定化も見えた。全員バスケットを突き詰めてまたのチャレンジを待ちたい。

 慶應大はメンバーが足りない状態でも近畿大にリードできたものの、ゾーンプレスにハマってしまい、そこから逆転されたのは今季の悪い部分が最後まで出てしまったといえる。体制や方針が大きく変わり、それががっちり噛み合ったとは言い切れない場面も見えた新体制1年目。それでも1部残留、インカレ8位は疎かにしてはいけない結果。自分たちで考える姿勢を打ち出して示せた部分を、来季以降の結果につなげていかなくてはならない。

写真上:ダンクに行く近畿大・ソウ。後半に存在感を増して慶應大を引き離した。
写真下:3年生のケガが相次いだ中、真木が奮闘を見せた。

※近畿大・橋本選手、慶應大・伊藤選手、吉川選手、権田選手、木村選手のインタビューは「続きを読む
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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】最終結果

優勝  筑波大学(61年ぶり2回目)
準優勝 東海大学
第3位 大東文化大学
第4位 拓殖大学
第5位 国士舘大学
第6位 明治大学
第7位 近畿大学
第8位 慶應義塾大学

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優勝  筑波大学


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準優勝 東海大学


第3位 大東文化大学


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第4位 拓殖大学


【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP) 笹山貴哉(筑波大学・4年)
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■敢闘賞 バランスキー ザック(東海大学・4年)
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■優秀選手賞 坂東 拓(筑波大学・4年)
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■優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学・4年)
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■優秀選手賞 ベンドラメ礼生(東海大学・3年)
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■優秀選手賞 兒玉貴通(大東文化大学・4年)
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■優秀選手賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)
■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)136点
■3ポイント王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)11本
■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学・2年)OR:19 DR:57 TOT:76
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※バンバ選手閉会式欠席のため、代理で村上選手が受け取った。


■アシスト王 兒玉貴通(大東文化大学・4年)19本
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■MIP賞 藤永佳昭(東海大学・4年)
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筑波大一同。


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筑波大4年生。


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大東文化大4年生。


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2014.11.30 (Sun)

【2014インカレ】11/30 結果

11月30日(日)
◆国立代々木競技場第二体育館

近畿大学77(18-13,14-25,22-11,23-20)69慶應義塾大学(7位決定戦)
明治大学62(8-20,14-15,20-23,20-30)88国士舘大学(5位決定戦)
拓殖大学64(18-17,12-22,12-12,22-25)76大東文化大学(3位決定戦)
東海大学57(6-12,13-18,20-12,18-25)67筑波大学(決勝)


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 準決勝 東海大VS拓殖大

ディフェンスからの流れを作った東海大が
アウトサイドに当たりのきた拓殖大を押さえる


141129bendorame.jpg 準決勝第2試合、3連覇まであと2つの東海大は、拓殖大と対戦。1Qからアウトサイドの当たった拓殖大がリードする入りとなった。

 探りあう序盤からまず流れを掴んだのは拓殖大。最初は外を何本か落としたが、#23バンバ(2年・C)、#14大垣(4年・SF)のミドルで抜け出すと、さらにこのふたりが3Pを続けて沈める。東海大は中では攻めあぐねるが、#10バランスキー(4年・PF)、#0ベンドラメ(3年・PG)のシュートで追いついた。しかし最後は拓殖大#39成田(2年・SG)の速攻がゴールティンディングになり、15-16の拓殖大1点リードで1Q終了。

 2Qの立ち上がりは#35伊藤(2年・PG)、#13中山(2年・SG)のスティールで東海大は機動力を活かした展開に。拓殖大はターンオーバーが続いて得点が止まってしまった。東海大は#7晴山(4年・SF)、#35伊藤の3Pもあって一時9点のリードとなるが、拓殖大は#29岩田(3年・PF)がシュートをねじ込み、またも#14大垣、#33バンバの3Pで追いついていく。東海大がファウルなどで苦しむ間に拓殖大は残り1分半で逆転に成功。東海大は#35伊藤に続き、最後は#0ベンドラメが3Pを決めて再度逆転し、36-32と4点リードで前半を終了した。

 3Q、東海大がここで一気に引き離しにかかった。#45頓宮(3年・C)のシュート、#10バランスキーがリバウンドで粘って最後にゴールを決めると、#33鈴木(2年・SG)のバスケットカウント、#45頓宮のゴール下、さらには#13中山のオフェンスリバウンドからのシュートで3分間に10得点。拓殖大はこの間#99赤石(3年・PF)がフリースローを決めるのがやっととなってしまう。14点もの差が一気についてしまったが、#14大垣の3Pはまだ落ちず、#13阿部(1年・SG・市立船橋)が走って得点し、3P、最後にはバスケットカウントも決めて点差は開いたものの、気持ちは切らさず55-45で3Q終了。

141129abe.jpg 4Q、#1小島(3年・PG)の3Pで幕を明け、その後10点ほどのリードを保っていく東海大。拓殖大が追い上げそうになれば#0ベンドラメ、#10バランスキーが決め返して拓殖大の勢いを削いでいく。しかしこの日は拓殖大も切れずに、このQも#14大垣が2本の3Pを決めると、残り1:43に#13阿部の速攻が再び東海大のティンディング判定となり6点差に。東海大は1分を切って#8藤永(4年・PG)のアシストから#13中山が決めて8点差にするが、粘る拓殖大は最後に#99赤石、#0岡本のドライブが出ると、フリースローで逃げる東海大に対し、最後は#14大垣のこの日6本目の3Pが決まるも、72-68でタイムアップ。東海大が決勝に駒を進めた。

 点差ほどの競り合いがあった試合とは言えない内容だった。東海大のディフェンスは固く、拓殖大はバンバも通常よりはかなり押さえられた。大垣の3Pが6本と当たりを見せたが、池内監督「ガードの得点が足りていない」と、今年ずっと言い続けた課題を乗り越えられなかった点を第一の敗因に挙げた。

 高さのない東海大はチーム事情的に3ガードの布陣による機動力が重要になるが、この試合でもそれが機能した。「平面のバスケ、それを徹底してやるしかない」陸川監督。3連覇に関しては監督も選手たちも「意識はしていない」と言う。3連覇、そして初の3冠を意識せずに決勝に臨む。

写真上:終始抜け目のなさを見せる東海大・ベンドラメ。
写真下:拓殖大・阿部は懸命に走って追い上げに貢献。

※東海大・頓宮選手、拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 準決勝 筑波大VS大東文化大

大東大のゾーンに苦しめられながらも
筑波大が決勝進出を果たす


141129SUGIURA.jpg 第3シード筑波大と、勢いに乗って勝ち進む大東文化大。今季の戦績を考えると筑波大優勢と見られた準決勝の戦いは、そうした予想を裏切る逆転に次ぐ逆転の好勝負となった。

 試合序盤は筑波大が実力を発揮。#21笹山(4年・PG)の得点で幸先よく先制、#17杉浦(1年・PF・福大大濠)も内外で得点を重ねていく。大東大はそれとは対照的。筑波大ディフェンスを前に良い攻めの形がなかなか作れず、開始5分で13−4とされた。大東大はこの時間帯から、高い位置での2−2−1のゾーンプレスに切り替え。吉田監督が「ボール運びもさることながら、破った後のオフェンスで足が止まってしまった」という筑波大はここからシュート確率が極端に落ちる。逆に大東大は徐々に#99山崎(3年・F)が奮起、積極的に狙ったシュートが次々とネットを通過。1Q終了間際には連続3Pで二桁開いた点差を逆転してみせた。筑波大は最後のプレーで#21笹山の長距離のシュートが決まったかに見えたが、これはブザー後の判定。19−15の大東大リードで最初の10分が終わった。

141129YAMAZAKI.jpg 2Qも#99山崎のシュートは落ちない。前からのゾーンは続けて筑波大の停滞が続く間に、外のシュートを決め続ける。一方の筑波大は、大東大が#28兒玉(4年・PG)を下げた隙を狙って相手のターンオーバーを誘発。僅かな時間で#17杉浦や#2満田(2年・F)が稼ぎ、ほぼイーブンスコアに戻した。大東大はコートに戻った#28兒玉が悪い流れを断ち切るミドルシュートを決めるが、外に当たりが来なくなる。筑波大は追いついた流れのままに#17杉浦の3Pで再逆転。優位に立ったかに見えた。しかし、大東大は最後のオフェンスで#99山崎が渾身の3Pをブザービーターとし、個人では何と前半で23得点目。35−34と、分からない得点でハーフタイムとなった。

 筑波大は、後半から#99山崎へボールが入らないようディフェンスを強化。山崎が打てなくなり、#20毕(1年・C・中部第一)が3ファウル目となった大東大は得点が伸びなくなった一方、筑波大は#21笹山のフローター、#17杉浦のインサイドで得点を重ねる。そうして筑波大がじわじわ離す様相を見せ始めるも、大東大は#56山岸(1年・C・実践学園)のバスケットカウント、#1高橋(4年・SG)の3Pで粘る。毕が下がったインサイドで#8木林(2年・PF)も確実に得点するが、#7渡部(3年・F)の3Pを許して一気に離せないもどかしい展開が続く。筑波大はリード6点として、このQを終えた。

141129yamagisi.jpg 4Q序盤、筑波大は#92村越がバスケットカウント。ワンスローを決めて9点差とする。だが、この日の大東大は粘りの姿勢を継続。#56山岸がペイント内で得点し、#28兒玉もフリースローを揃える。筑波大は、序盤から大東大が継続するプレスを攻略しきれず、連続性のあるオフェンスが出せずにまたも相手に迫られる。イージーミスが続いて無得点が続き、#56山岸のシュートを許して逆転されてしまう。大東大はその後も好調さを維持し、#28兒玉の3点プレーも飛び出して残り4分で5点をリード。いよいよ勝利が見えた。しかし、筑波大は冷静だった。#8木林のポストを使って手薄な相手インサイドで効果的にフリースローを稼ぐ。大東大はファウルトラブルで温存していた#20毕が5回目を宣告され退場。オフェンスも相手の集中したディフェンスに手を焼き、決定打となる一本を決められない。筑波大は1点を追う場面でことごとくリバウンドを制し続け、#8木林のレイアップで再びの逆転に成功。大東大は最後に#28兒玉に託すが、ジャンプシュートは#17杉浦のブロックに阻まれ、「最後は自分で決めに行こうと。周りもそれを理解してくれていて、絶対に自分が沈めるという意識しかなかった」というドライブも入りきらず、ほんの僅かの差に泣いた。67−65とした筑波大が、手に汗握る戦いを制し、決勝進出を決めた。

 最後まで分からない激闘のポイントとなったのは大東大の高い位置からのゾーンプレスだった。大東大はこれで相手の序盤の勢いを殺すことに成功。これを終盤まで続けて、勝利まであと僅かまでこぎつけた。それを許さなかったのは、筑波大の勝負どころでのディフェンスの良さと、インサイドで確実に得点を稼いだ冷静さだった。今年は強力なメンバーが揃い、結果を出したい年だが、最後にビッグタイトル獲得のチャンスが巡ってきた。吉田監督「ここまで来たら気持ちが大事。決勝も『勝ちたい』という気持ちを出せるか、対戦相手を上回るかにかかると思う。その気持ちを落とさないようにしたい」と、精神的な面を決勝のポイントに挙げた。61年ぶりの大学日本一なるか。

 1部校を次々と沈めてここまで駒を進めた大東大。この試合でも勝利が見えた時間帯があったが「5点リードして、『次へ、次へ』という気持ちが強くなり過ぎた」と、兒玉はコントロールしきれなかったことを逆転負けの敗因に挙げた。若いチームの粗さが、インカレ準決勝という舞台で露呈してしまった。しかし、青学大、慶應大を相次いで破ってベスト4入りを果たしたことは誇っていい。3位決定戦に進むが、これまでの勢いを切らさぬ戦いぶりに期待したい。

写真上:要所で得点していった筑波大・杉浦。チームの決勝進出に大きく貢献した。
写真中:前半に驚異的な確率でアウトサイドを沈めていった大東大・山崎。筑波大・吉田監督は「まさかあれほど入るとは」と驚きを隠さず、チームメイトの兒玉は「本当に助かった」と感謝の念を示した。
写真下:毕のファウルトラブルに伴っての出場となったが、その穴を補って余りある働きを示した大東大・山岸。


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 順位決定戦レポート

明治大、国士舘大が勝ち抜き5位決定戦へ
慶應大、近畿大は7位決定戦にまわる


 エスフォルタアリーナ八王子で行われた順位決定戦は、互いに最終的に競り合う形となって、明治大と国士舘大が勝ち上がった。関東リーグ戦のプレーオフと同じカードで同じ順位、5位をかけて争うことになった。近畿大は終盤に失速、慶應大も怪我人が多発してリードを守りきれず終わった。


【終盤の逆転劇で明治大が白星をもぎ取る】
141129NAKAHIGASHI.jpg 準々決勝に敗れ、順位決定戦に進んだ明治大近畿大。2年前のインカレでは3位決定戦で対戦した両者が、この段階で対戦することとなった。

 序盤から主導権は近畿大が握った。2年前と比較するとチーム全体のバランスが改善されたとはいえ、#22ソウ(3年・C)のインサイドでの得点が効いてリードを拡大。加えて#16橋本(4年・PG)もリバウンドや速攻を得点につなげる役割を果たす。明治大は、早い段階で#51皆川が2ファウルとなってしまって、#22ソウのディフェンスに手を焼いた。オフェンスのテンポアップもなかなか図れずに、1Qで9点ビハインドを背負った。だが2Qになると明治大にも良さが出始める。#50伊澤(3年・PF)のバスケットカウント、#55吉本のレイアップでじわじわと追い上げ。近畿大の外のシュートが落ち始めるのを尻目に、内外様々な形で得点を伸ばし、ビハインドを4点にして前半終了となった。

 このまま呑まれたくない近畿大は、3Q立ち上がりに#22ソウのゴール下、#16橋本の3Pでリード拡大に成功。対する明治大も、#50伊澤のミドルシュートで息を吹き返し、得ていったフリースローをきっちり決めていく。このままこの10分間は明治大が詰めれば、近畿大が離すという展開が続いた。互いにきっかけとなる得点やプレーが出せないまま迎えた4Q、明治大は序盤に#55吉本の3Pで同点に追いついた。近畿大は明治大ディフェンスを前に苦しいシュートが多くなり、リズムが掴めない。#50伊澤の得点が続いて明治大リードとなり、#55吉本も3Pでこれに続いた。明治大の余裕を持った試合運びに、近畿大はうまく対応できずにフラストレーションを溜める表情。明治大は、最後は二桁点差に乗せ、78—65で勝利し、5位決定戦行きを決めた。

写真:ソウがディフェンスに寄ってきても、それを楽しむようにかわしてシュートを決めていった明治大・中東。25得点をマークした。

※明治大・吉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大の大量リードを国士舘大が覆す】
141129nagayama.jpg 国士舘大慶應義塾大の順位決定戦は、前半で慶應義塾大が大量のリードを奪ったものの、国士舘大が終盤に鮮やかな逆転劇を見せた。

 1Qは慶應大ペース。国士舘大のオフェンスを次々に止めて、逆にディフェンスの甘い状態だった国士舘大に対し、3Pが面白いように決まった。#10大元(3年・G)が3本、#4伊藤(4年・PG)、#19西戸(2年・SG)もそれぞれ1本決めて1Qは13-27。2Qは慶應大のファウルが続き、得点が止まってしまうが、一方の国士舘大もオフェンスのリズムが作れず、互いにターンオーバーが続く。最後まで互いに乗りきれずにこのQは5-9とロースコアに終わった。

 3Q、慶應大は#6権田(4年・CF)のシュート、#4伊藤の3Pもあって一時20点近いリードを得た。しかし国士舘大は#22原(3年・SF)がここから奮起。3Pを次々に沈めて差を詰めていく。慶應大は#10大元が足を痛めてベンチへ下がるが、#22トカチョフ(1年・SF・國學院久我山)、#19西戸らの得点でなんとかつないで33-49でリードを保って終了。

 4Q、国士舘大は激しいディフェンスを仕掛ける。プレスで慶應大の足を止めると途中ベンチに下がっていた#6伊集(4年・G)が3P、スティールなど次々にシュートを決めて、#5永山(4年・SG)も3Pを決めていく。残り3分、#5永山の連続3P、#22原のフリースローで遂に国士舘大が同点に追いつく。慶應大はゴール下では国士舘大の高さを突破できず、外も簡単に打たせてもらえなくなる。国士舘大は#23寺田(3年・PF)のタップで逆転すると、再度#23寺田のミドルがネットに吸い込まれリードを広げる。慶應大はタフショットを決められず、最後に#6権田がゴール下を押し込むも62-60と2点差で軍配は国士舘大に上がった。

 慶應大は終盤プレス突破に苦心し、タフショットとなってシュートの精度を欠いた。黒木、福元が怪我で欠場し、大元も途中でベンチへ。最終盤をしのぎきるには人材が足りなかった面もあるが、大量リードを守りきれなかったのは痛いところ。国士舘大は勝ったものの出だしの悪さが響いた。主力が数人抜けている慶應大に対してこの内容では、と原も反省の弁。順位決定戦というメンタル面で難しいステージだが、残り1試合、それぞれに全力を出してもらいたい。

写真:終盤、追い上げの3Pを決めた永山。確率の高さでいえば、原や伊集をしのぐ精度がある。

※国士舘大・原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29結果

11月29日(土)
◆国立代々木競技場第二体育館(準決勝)

筑波大学67(15-19,20-15,19-14,13-17)65大東文化大学
東海大学72(15-16,21-16,19-13,17-23)68拓殖大学

◆エスフォルタアリーナ八王子(順位決定戦)
近畿大学65(27-16,14-21,13-13,11-28)78明治大学
国士舘大学62(13-27,5-9,15-13,29-11)60慶應義塾大学

 

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2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/30 試合予定

11月30日(日)
国立代々木競技場第二体育館

11:30 近畿大学 vs 慶應義塾大学(7位決定戦)
13:20 明治大学 vs 国士舘大学(5位決定戦)
15:10 拓殖大学 vs 大東文化大学(3位決定戦)
17:00 東海大学 vs 筑波大学(決勝)

 

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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28 準々決勝 東海大VS近畿大

東海大はインサイドで攻めあぐねるが抜け出す

141128itotatuya.jpg #23ソウ(3年・C)を中心にまとまりを見せる近畿大は、ディフェンディングチャンピオン東海大に対して終始激しく戦いを挑んだ。

 インサイドでは#45頓宮(3年・C)が#23ソウをかわし得点する場面もあったが、全体的にアウトサイドを打つ形が多くなる東海大。これが決まってこずに重い立ち上がりになるが、#13中山(2年・SG)がブロック、オフェンスリバウンドで貢献する。一方の近畿大も#23ソウはペイント内では強みを発揮できず、アウトサイドシュートが多くなる。#6保花(4年・SG)、#16橋本(4年・PG)、#33藤田(3年・PF)らポイントゲッターが攻め、最後には#24戸梶(3年・PG)の3Pで15-13と2点差に肉薄して1Q終了。

 2Q、近畿大は#5山本(3年・PF)のミドルシュートが2本決まる。東海大は#3大矢(2年・PF)のフローター、#8藤永(4年・PG)の3Pで対抗する。東海大は開始4分でスタメンをほぼコートに戻すと、#0ベンドラメ(3年・PG)が2本の3Pを沈め、#33鈴木(2年・SG)の3Pが入って一気に10点以上のリードを奪った。近畿大はシュートが落ちてターンオーバーが多くなり、前半は37-28で終了。

 3Qの立ち上がり、近畿大は#22ソウにボールが入って2連続得点。しかしオフェンスリバウンドに何度も絡むも、東海大との競り合いが激しく、また#16橋本が速攻に走るが阻まれてターンオーバーになってしまう。逆に#10バランスキー(4年・PF)の速攻、#35伊藤(2年・PG)のボールカット、アシストなどで東海大がさらにリードを広げると、3Qは53-36とリードを広げ、攻め続ける近畿大に対して手を緩めず、68-55としてベスト4へと駒を進めた。

141128hasimoto.jpg ゴール下でのプレーはやや苦戦したが、ガード陣の機動力は東海大の貴重な武器。固いディフェンスも「(初戦の)大阪学院大に気づかせてもらった」(陸川監督)と、2戦目からは気を引き締め直した様子が見える。ただしターンオーバーの多さには修正をはかりたいとしている。バランスキー「外のシュートが多くなってしまったけれど、試合全体を見ればファウルをたくさんもらってフリースローをもらえたのは良かった」と、流れを持ってこられた面を評価。近畿大は関西1位のプライドをもって挑んだが、2Q以降についていくことができなかった。

写真上:ベンチスタートで確実に仕事をこなす東海大・伊藤。
写真下:近畿大・橋本は最後までアグレッシブに攻め続けた。

※近畿大・保花選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.28 (Fri)

【インカレ2014】11/28 準々決勝 筑波大VS国士舘大

筑波大が国士舘大に点を取らせずシャットアウト

141128baba.jpg 筑波大国士舘大の対戦は、筑波大が得点源をしっかり押さえて国士舘大の展開にはさせなかった。

 国士舘大は立ち上がりに#22原(3年・SF)がミドル、3Pと連続で決める。しかし#66馬(2年・C)が立て続けに2ファウルとなってしまう。筑波大は#8木林(2年・PF)のインサイド、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻で流れを作ると、#14坂東(4年・SG)が3連続の3Pを決めてみせた。国士舘大は#22原の3P、バスケットカウントで対抗し、#5永山(4年・SG)、#6伊集(4年・PG)の3Pなど、得意のアウトサイド攻勢が決まるが、#9新田(4年・CF)も2ファウルとなってしまい、1Qは22-19と筑波大3点リード。

 2Q立ち上がり、#92村越(3年・PF)が2ゴールするが、2ファウルも続けて犯してしまう。ここからややファウルが続く筑波大だが、国士舘大はなかなか外のシュートが決まらなくなる。それでも#66馬のフリースローに続き#68藤井(2年・G)の3P、#22原の得点で持ち直すと、#23寺田(3年・PF)のシュートで9点差を同点にまで戻した。筑波大は合わせのミスなどもあるが、#14坂東の3Pもあって39-36と1Q同様3点リードで前半を終了。

 3Qが勝負の肝になった。筑波大が立ち上がりからシュートを沈めたのに対し、国士舘大はいい形で打たせてもらえず3Pが入らない。ターンオーバーも連続し、開始3分で再び大きく差を開かれた。#14坂東がルーズボール、3Pでチームを盛り上げると、前半は不調だった#17杉浦(1年・PF・福大大濠)が得点に絡み出す。そこに#6馬場の走るプレーが加わって20点近いリードを奪うことに成功した。#6馬場、#8木林が終盤に4ファウルになってしまうが、大きなリードで余裕は失わず、4Qもそのリードを保つ。国士舘大はファウルトラブルが厳しくなり、攻撃もアウトサイド一辺倒に。しかし#6馬場に激しくチェックされる#22原は当たらず、代わりに#6伊集が4本の3Pを決めていくものの、引き離されて94-67で試合終了。筑波大が昨年越えとなるベスト4の壁を突破した。

141128IJYU.jpg 得点の押さえどころを押さえての筑波大の勝利。最初は原にやられたが、吉田監督はマークする馬場には「最初はディフェンスが甘かったので、もっと激しくいけ」と指示した。馬場がそれによく応えたのは、後半の原がほぼ外を入れられなかったことからも分かる。昨年は明治大に前半大量リードを得ながら、大逆転でベスト4へ進めなかった。それを振り返るモチベーションビデオを学生が作成し、チーム一丸となれたと言う。インカレベスト4は吉田監督にも未知の世界。どのような戦いになるか。

 国士舘大は後半はあまりいい形で打てなかった。インサイド陣もファウルトラブルで思うようにリバウンドに絡めなかったのは厳しいところ。強みを生かすことができなかった。

写真上:攻守で活躍を見せた筑波大・馬場。
写真下:終盤、国士舘大は伊集が何本も3Pを決めていった。

※筑波大・坂東選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.11.28 (Fri)

【2014インカレ】11/28 準々決勝 慶應義塾大VS大東文化大

ノーシード同士の激闘を制した大東文化大が準決勝へ

141128KODAMAITO.jpg シード校を破って準々決勝へ駒を進めた慶應義塾大大東文化大。慶應大は4年ぶり、大東大は7年ぶりとなるベスト4を目指し、両者白熱の攻防を演じた。

 まず先にペースを掴んだのは慶應大だった。#10大元(3年・G)のタップで先制すると、#4伊藤(4年・PG)も奮起。内外で難しいシュートを決める。大東大は、リバウンド面での優位性を示せず、シュートがアウトサイド中心となって点が伸びない。しかし、最後は#4伊藤のブザービーターが決まった慶應大の1Qのリードは6点止まり。リズムが良い中でもターンオーバーも目立ち、完璧な内容とはならなかった。2Qも、ミスが出ながらも慶應大が試合を優位に運ぶ。ベンチスタートの#19西戸(2年・G)が2連続得点で仕事人ぶりを披露し、同じく交代出場となった#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)の豪快なリバウンドシュートが決まった。苦しい大東大はこの局面で、#99山崎(3年・F)が単発ながらも外寄りのミドルシュートを次々と決めて、チームを救う。慶應大は、#10大元の4点プレーが飛び出すが、その前後にバイオレーションを犯してしまい、5点リードと若干詰め寄られて前半を終えた。

 迎えた3Qは、互いに難しい内容となった。マークは厳しくなり、ボールへのプレッシャーも増してファウルが頻発。早い段階で両者ともチームファウルが5つとなり、フリースローを決め合う展開となった。大東大はこの状況下で#99山崎と#28兒玉(4年・PG)が積極性を示して一時同点に追いついたが、慶應大も終盤に#10大元の速攻、#4伊藤のバスケットカウントが炸裂。スコア上はほぼ相殺し合う10分間となったが、慶應大が流れを掴んだかに思われた。だが、大東大はしぶとい。#99山崎が4Q開始すぐに連続得点。総じて好調だった慶應大のオフェンスが、この時間帯で停滞する。大東大にも決めきれない場面はあったが、#28兒玉も連続得点、#99山崎の3Pで残り5分40秒で遂に逆転。慶應大はすかさず#13福元(3年・G)のドライブ、速攻を#10大元が決めて再逆転するが、大東大も#99山崎、#28兒玉の両輪でまたも逆転。予断を許さない攻防が続く。残り2分40秒、大東大は#99山崎の3Pでこの試合6度目の逆転。ここで決め返されずに#7渡部(3年・F)がフリースローを2本揃える。大東大がファウルを修正したのに対し、慶應大は不運な形もあったがファウル数を抑えられずに次々とフリースローを献上。じわじわと点差を離される展開となってしまった。やむなく最後はファウルゲーム気味に仕掛けて勝利への可能性を残し続けるが、大東大はタイムアウトを上手く使ってかわし、ゲームセット。70—65で大東大が勝利し、準決勝進出となった。

141128BI.jpg 両者ともにミスを犯し、それを相殺し合うような大味な内容でもあったが、試合の中で修正する力を示した大東大が僅かに上回った。近年稀に見る混戦だった関東2部リーグからの挑戦という立場にいるが、その立場に恥じない戦いぶりを演じてとうとう準決勝にまで到達。筑波大を突破するのは容易ではないが、「トップ4のチームで、今日の相手よりもチャレンジ精神を持ちやすい。しっかり自分たちのバスケットをやりたい」と、西尾コーチは前を向く。果たしてどこまで通用するか。

 慶應大は終盤までリードし続けたが、終盤に失速。4年ぶりのベスト4入りは果たせなかった。それでも現メンバーにとっては翌日からの順位決定戦も新鮮な舞台である。今年はコーチが代わり、スタイルに変化を見せつつある。それを少しでも来年以降の自信に繋げられる内容としたいところだ。

写真上:18得点の慶應大・伊藤と17得点の大東大・兒玉。白熱のマッチアップだった。
写真下:疲労もあるようだが、それでも誰もが絶大な存在だと認める大東文化大・毕。

※大東文化大・山崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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