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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】入替戦 早稲田大vs国士舘大

【2Qで反撃した早稲田大がリードを守り1部を死守】
121108tamai.jpg 入れ替え戦最後の試合となった1部8位早稲田大と2部3位国士舘大の戦いは、アクシデントに見舞われながらも勝負どころを抑えた早稲田大が勝利し、1部の座に踏みとどまった。

 早稲田は怪我をしている#6大塚(4年・G)が「何も言われなくても出るものだと思っていた」と強行出場。全力疾走ができない状態の中、ゲームコントロールを担った。それでも1Qはファウルトラブルで重い出足。国士舘大は#9新田(2年・C)が好調なものの、#11平田(4年・G)が1Qで3つとファウルトラブルに。それでも得点は10-17、国士舘大リードの幕開けとなった。

 2Q、早稲田大が本領を発揮する。国士舘大のターンオーバーからの早い展開で#21河上(3年・F)の3P、#6大塚ー#8玉井(3年・G)によるホットラインの速攻が続き、一気に逆転。国士舘大は#11平田をコートに戻して立て直しをはかるが、早稲田大は#21河上がリバウンドからバスケットカウントを奪うなど集中を切らさずリードを守る。この早稲田大の攻撃で国士舘大は7点リードから6点のビハインドにまで落ち込んでしまったが、それでも中盤から#22原(1年・F・習志野)の3Pや#11平田のミドルシュートで追い上げ、残り2分半で同点にまで押し戻す。しかし早稲田大もゆずらず#21河上が3Pを沈めて2Qは32-30と2点リードで折り返した。

 3Q、早稲田大は#15木村(2年・F)が奮闘し、序盤に連続得点。国士舘大はシュートが決まらず引き離されてしまう。しかしここまで得点を引っ張ってきた#21河上がシュートを打った後に選手の足に乗ってしまい捻挫。ベンチへと下がることになってしまう。ここが好機となった国士舘大は#22原がアウトサイドを次々に沈め、再び盛り返す。しかし早稲田大も粘って#34池田(1年・G・京北)や#16山本(1年・F・福岡第一)の1年生も得点に絡み河上不在の中で51-40とリードを保って4Qへ入った。

121108hirata.jpg 4Q、コートに戻った#21河上が開始早々に3Pでチームを勢いづけた。これに対し国士舘大はターンオーバー、24秒オーバーとヴァイオレーションを続けて出してしまう。タイムアウトで立て直しをはかる国士舘大は#22原の3P、ドライブと続きじわじわと追い上げをはかる。早稲田大は10点以上のリードを保ちつつもシュートが決めきれずリングからこぼれる場面が目立ち、交代のほぼない#6大塚、#6玉井とも足にきてベンチでケアする状態に。一方、国士舘大は終盤に来て3P攻勢に当たりが来始める。#14高橋(3年・G)、#15松島(3年・G)、#11平田と来て16点あった差を#14高橋の2本目の3Pで、残り50秒で68-63の5点差にまで縮めることに成功。ディフェンスでも早稲田大のスローインで5秒オーバーを奪うなど、早稲田大を焦らせた。早稲田大は国士舘大ディフェンスに苦しみつつもボールを#6大塚が運ぶ。体勢を崩した危ない場面で「チラッと見えたバッシュが仲間のものだったから」と転びながらライン際からボールを生かす神業も見せてリードを7点にし、流れを国士舘大に渡さない。国士舘大は最後にファウルゲームに挑むが、追いつくことはできず74-63で試合終了。早稲田大が3戦目に突入しながらも1部の座を守った。

 リーグ戦が行われる2カ月間の間、順位が決まるまでにはさまざまな要素が絡み合う。早稲田大は滑り出しこそ好調だったが、大塚が中盤以降怪我に悩まされ、欠場する試合も出たことで苦しい立場に追い込まれた。だが最後はそれを乗り越えての1部残留。怪我を押して出場した大塚や捻挫しながらもコートに戻った河上など、強い意志を見せた主力ほか、チーム全員の奮闘が実った。1部3チームのうち2チームが入れ替わった今年、最後の砦を守る意地の見えた戦いだった。

 国士舘大は破れ、平田ら4年生の目には涙が見えた。調子の波を乗り越えて3位獲得。挑んだ初の1部入れ替え戦は2戦目こそ国士舘大らしい試合を見せたが、勝負の3戦目には勝負どころで早稲田大の力に押されてしまった感がある。国士舘大のシーズンはこれで終了となった。選手たちは終始賑やかな声援を送ったメンバーと、最後に代々木のメインコートで集合写真を撮影。「やっぱり代々木はいいな」、そんな声が誰ともなくぽつりと漏れ聞こえた。今年の挑戦は絶たれた。しかし諦めることなく今後も挑み続ければ道はひらけるに違いない。

写真上:速攻で反撃の口火を斬った早稲田大・玉井。大塚とのコンビでの速攻はやはり大きな武器。
写真下:ファウルトラブルが痛かった国士舘大・平田。4年生としてなんとしても1部にあがりたい気持ちが見えた。

※早稲田大・大塚選手、河上選手、国士舘大・板垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】入替戦 日本大vs白鴎大 第3戦

【均衡を破った白鴎大が一気に抜け出し、1部昇格】
121108abibu.jpg 日本大白鴎大の1部2部入れ替え戦は第3戦に突入。途中までどちらが勝つか全く分からない状態から、きっかけをつかんだのは白鴎大だった。

 白鴎大は出足#5柳川(3年・F)の3P、#15白濱(3年・F)のミドルシュートは出たものの、その後が続かない。日本大はこちらもタフショットが多く司令塔を務める#72佐野(1年・G・東山)が早々に2ファウルとなって流れを作れない。それでも日本大は#15栗原(1年・G・前橋育英)と#72佐野のミドルシュートで持ち直す。しかし#72佐野が3つ目のファウルを犯し、#4小川(3年・G)にチェンジせざるを得ない状況に。だがその小川がコートに入った直後に3Pを沈めると、#1坂田(3年・F)もアリウープパスからのバスケットカウントを奪い、流れが日本大に来た。白鴎大はペースが掴めず追う形となり1Qは16-13と日本大のリードに。

 僅差の競り合いは2Qも続いた。白鴎大は交代した#10田中(3年・G)が活躍を見せ、オフェンスリバウンド、ミドルシュート、速攻と連発して勢いを掴む。日本大はファウルに苦しみながらも#11飛田(4年・F)の3Pが出て主導権を奪い返す。しかし大きく均衡を崩すようなタイミングはなかなか両者に訪れず、シュートは互いにリングから弾かれ、点数が伸びない。互いに3分以上無得点に終わる時間帯が続いて2Qは23-21と日本大の2点リードとなった。

 行き詰まる攻防は3Qも変わらなかった。日本大は#1坂田のシュートに続き、#11飛田の2本目の3Pで開始2分で7点のリードを奪う。しかしここからようやく白鴎大は#30アビブ(4年・C)が存在感を発揮。インサイドでの得点で追い上げていく。日本大はインサイドの#30アビブを止められない一方でゾーンをなかなか崩せなくなり、追い上げられて36-35。リードは保ったものの、まだまったく勝負の行方は分からない展開となった。

121108nihon.jpg 意地をかける最後の4Q、抜けだしたのは白鴎大だった。日本大が思うようなオフェンスができない一方、#10田中からの#30アビブへのゴール下へのパス、#5柳川の3Pが出て流れを作るとそこから怒涛の攻勢に出た。日本大は序盤の4分間をノーゴールに終わってしまい、そこまでの間に14点もの差をつけられてしまう。一度勢いがついた白鴎大はそのまま止まることなく得点を続け、日本大を置き去りにする。日本大はアウトサイドが決まらず苦しい展開だが#15栗原、#7古牧(1年・G・市立船橋)の3Pも出て意地を見せる。しかし白鴎大を止めることはできず49-73で試合終了。勝負どころを掴んだ白鴎大が大差で勝利し、初の2部への切符を手にした。

 互いにシュート確率が上がらず、ファウルも続いて安定しない状態で、勝負は3Qまでは全く分からない状態だった。白鴎大のアビブは前半わずか2得点。日本大もここをよく抑えたが、自身はゾーンに苦しめられて得点が伸びず、4Qに白鴎大の勢いを止めることができなかった。白鴎大は悲願の1部昇格。何度も構造改革が行われた2部以下で翻弄されてきたが、監督、コーチの熱心な強化とそれに応えた選手たちが研鑽を積んでようやくここまで来た。少しずつ、しかし着実に歩んだ軌跡を、今度は1部でどれだけ発揮できるか。来期の戦いは見逃せない。また、2部で唯一インカレ出場の権利を獲得しているだけに、この勢いでどこまで上り詰められるかにも注目したい。

 長らく1部に在籍してきた日本大の2部降格は、ひとつのトピックでもある。かつては最強と謳われた日体・日大時代があり、会場を埋め尽くすような観客を集めたチームのひとつ。しかし今は選手が分散し、それぞれのチームの強化が問われる時代になった。今リーグでは主将の石川が怪我でシーズンを棒に振り、下級生メインの戦いにならざるを得なかったのは苦しかっただろう。しかしチームはまだ若く、現在の大学界で屈指のサイズもある。ここからの再出発を期待したい。

写真上:4年間白鴎大のインサイドを支えてきたアビブ。ゲーム後半に流れを変える活躍を見せた。
写真下:ハドルを組む日本大。入れ替え戦を通してベンチからは絶えず声がかかり、チーム一体となった様子を見せた。

※白鴎大・石川選手、横塚選手、田中選手、佐藤謙介学生コーチのインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:40  |  2012リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/8入替戦 順天堂大vs江戸川大 第2戦

【江戸川大が順天堂大を寄せ付けず2部昇格】
121108oositanai.jpg 順天堂大江戸川大の対戦は、1勝1敗で星を分け合い入替戦の最終日にもつれ込んだ。第1戦では接戦の末に江戸川大が逆転勝利を収め、第2戦では順天堂大が途中大幅なリードを奪って逃げ切っている。緊迫感の増す第3戦、両チームの応援合戦が会場の熱を上げる中、試合の幕は切って落とされた。

 スタートダッシュを切ったのは順天堂大だった。#23泉(3年・F)のシュートで先制すると、速攻や#33喜久山(2年・F)のバスケットカウント獲得で開始3分経たずに9-2と先行する。出遅れた江戸川大は、ゴール下がこぼれてリズムに乗れない。だがこの悪い流れを#88内田(3年・F)がドライブ、タップシュートでのバスケットカウントで打開すると、#1粂川(4年・G)のロングパスから#89陶山(3年・C)のブレイクがきれいに決まり逆転に成功する。#7臼井(4年・F)が完璧にコースに入って順天堂大の速攻を止めたシーンでは、審判と同時にベンチメンバーもみな拳を突きだしチャージングのポーズ。にぎやかな応援の後押しもあって加速した江戸川大が、15-26とリードして1Qを終えた。

 2Q、順天堂大は#99小川(3年・F)が3Pを決めるが、好調の#88内田とのマッチアップでファウルがかさみベンチへ。江戸川大も#1粂川らがファウルトラブルに悩まされるものの、#44田中(3年・G)が巧みな1on1を披露し、リードを保って試合をつないだ。33-43で入った3Qも江戸川大が二桁リードを保持して試合は進む。順天堂大は#0大下内(4年・F)のゴール下、#23泉の一対一で残り3分9点差にするが、終盤江戸川大は時間を使いながら#1粂川がアイソレーション気味にリングにアタック。3連続得点で15点にリードを広げて3Qを終えると、応援席からはチームお決まりの『流れは、うち!』という掛け声が巻き起こった。

121108edogawa2.jpg 4Q、どちらのチームにとっても、今シーズンを締めくくる最後の10分間に突入した。順天堂大は#0大下内が奮起。合わせに飛び込みバックシュートと得意の形が出ると、その後もリバウンドに粘って仲間を鼓舞する。対する江戸川大は6分間で4得点とオフェンスが停滞するも、ディフェンスは手を緩めずそう簡単には追い上げさせない。順天堂大は3Pが再三リングに弾かれ、残り時間は刻々と減っていく。

 すると残り3分半、江戸川大#3王(1年・C・柏日体)がリバウンドシュートでバスケットカウントを獲得し、順天堂大#23泉が5ファウルで退場。これで江戸川大に流れが傾き、順天堂大は残り3分17点差をつけられ苦しくなった。#33喜久山も意地で3Pを決めるが、追いつく糸口にはならず、江戸川大が勢いを保ったまま59-84で試合終了の時を迎えた。ブザーと同時に、主将の#7臼井はガッツポーズでベンチの仲間のもとに駆け寄り、#1粂川はその場にしゃがみ込んでユニフォームで涙を拭った。この2人をはじめとした4年生たちは、2部昇格という最後の大仕事を成し遂げ、4年間を終えた。

 江戸川大は、3年連続の挑戦で初の2部昇格。2年前の入替戦、第3戦にもつれ接戦の末に敗れた時の相手も順天堂大であり、あの時の雪辱を2年越しで晴らす形となった。今年はかつての日本代表でもある古田 悟アシスタントコーチを迎え、「高さと強さ」という安定感ある強みを押し出すことでチームを強化。初の3部優勝を果たし3部でも際立った存在だった。#7臼井や#1粂川ら下級生の頃から試合に絡んできた4年生はこれで引退を迎えたが、3年生以下も第1戦では#89陶山が、第3戦では#88内田がスコアリーダーとなり、ガードの#44田中や大型ルーキー#1王も素晴らしい活躍を見せていた。来季、創部以来初めてとなる2部の舞台でどのような戦いぶりを見せるか注目だ。

 順天堂大は、第2戦で発揮した自分たちの持ち味を第3戦では封じられてしまい、悔しい3部降格となった。今年のリーグ戦は主将の#0大下内が序盤に怪我で離脱するなど、なかなか白星を挙げられず2部最下位に落ち込み、苦しい2カ月だった。今年は5人をフルで交代する2プラトンが出すなど戦い方は多様化し、試合に絡む選手は増えた。上級生の自覚の芽生えと共に、早くもチームの中核となりつつある2年生の成長も著しい。選手たちが語る「順天堂大を変えたい」という強い想いを持ち続け、ここから這い上がることができるか。この敗戦が、新たなスタート地点となるだろう。

写真上:リーグ戦はほぼ出場ならず、入れ替え戦で復帰を果たした順天堂大主将・大下内。奮闘が光ったがチームの2部残留はならなかった。
写真下:終盤、コートに4年生4人が揃った江戸川大。すでに涙の浮かぶ#1粂川に、まわりの選手が笑いかけていた。

※江戸川大・臼井選手、粂川選手のインタビューは「続きを読む」へ。
 

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/8入替戦結果

■国立代々木競技場第二体育館

国際武道大学 62(5-21,15-17,24-18,18-22)78 明星大学
順天堂大学 59(15-26,18-17,16-21,10-20)84 江戸川大学
日本大学 49(16-13,7-8,13-14,13-38)73 白鴎大学
早稲田大学 74(10-17,22-13,19-10,23-23)63 国士舘大学

明星大学   3部昇格
国際武道大学 4部降格
江戸川大学  2部昇格
順天堂大学  3部降格
白鴎大学   1部昇格
日本大学   2部降格
早稲田大学  1部残留
国士舘大学  2部残留

 

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2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/7入替戦 慶應義塾大vs玉川大 第2戦

【序盤で玉川大を圧倒した慶應大が2部残留】

121107KATURA.jpg 慶應義塾大玉川大の2戦目は、慶應大がさらに玉川大を引き離して寄せ付けず、2部の座を守った。

 出足から慶應大は快調に得点を重ねた。開始3分で9−0と開き、玉川大は早々にゾーンを繰り出す。しかし玉川大は自らのオフェンスでシュート確率が上がらず、リバウンドで勝てずに引き離されて1Qは27-12と慶應大が大きくリード。しかし2Qになると玉川大もリズムを取り戻す。#45横沢(3年・C)のミドルシュートが好調で、ガード陣も素早い動きで慶應大からスティールを奪う。しかし慶應大もそれに動じず#18大元(1年・G・洛南)、#16伊藤(2年・G)らが攻撃を続け、#7本橋(3年・C)がインサイドでリバウンドをもぎ取るなど、流れを切らさず前半は45-28の慶應大リードで終えた。

 3Qは玉川大が奮起した。#34塚越(4年・SF)が流れを作るがファウルも3となった玉川大。しかし慶應大のアウトサイドが落ちる時間帯もあり、玉川大の激しいディフェンスの前に24秒オーバー、5秒オーバーなどのヴァイオレーションが続く。玉川大は#45横沢のドライブや#0畠山(3年・G)のシュート、#34塚越のスティールからの#6戸井田(4年・PG)の速攻などが決まり、最後には#0畠山の3Pで9点差にまで押し戻すと応援団は大盛り上がり。このQは12-20と上回り、良い雰囲気の中で3Qを終えた。

121107YOKOSAWA.jpg 追い上げられた慶應大だが、4Qには再び締め直した。#16伊藤が中に切れ込みバスケットカウントを奪うと、#14権田(2年・F)のシュート、#7本橋のフリースローと続いてさらに伊藤の連続得点もあって再び点差を15点にまで広げる。玉川大はこの勢いを止めることができず、ここからずるずると引き離された。さらに得点を続ける慶應大は残り2分で主将の#4桂(4年・F)、続いて#6野呂(4年・F)とベンチ入りした2人の4年生に花道を作った。その2人が相次いで得点し、歓声を受けながら92-63で試合終了。2連勝で2部残留を決めた。

 玉川大は2年連続入れ替え戦に挑んだが2部への壁はまだ高かった。2戦目では特にリバウンドで26もの差をつけられたのは痛い。インサイドはバスケットの勝負を分ける大きな要素だが、ここのポジション強化が今後はより重要だろう。攻撃的なガードたちと噛み合えば、まだまだ力を伸ばせる。真面目でよく教育されたチームでもあり、一生懸命なプレーも好感が持てる。今後もへこたれずに2部への門を叩いて欲しい。

 1部復帰を目指す慶應大にとっては苦しみを味わったシーズンだった。3年生の主力が相次いで姿を消し、リーグ戦はコートに立っているのが1年生と2年生のみ、という時間帯もあった。現役にとって初めてとなる2部リーグではいい勝負に持ち込みながら勝てない試合が続き、とうとう下の入れ替え戦に回ってしまうことになった。それでもこのチームの“らしさ”は底辺からでも決してあきらめないことであり、リーグ終盤の戦いぶりには成長の兆しが見えた。まだまだ課題もあるが慶應大の伝統は失われていない。最後のミーティングで主将の「今のメンバーが全員残る来年、今年よりももっと上の成功体験を積んで欲しい」と後輩に未来を託し、シーズンを終えた。来期にその言葉を実現できるか、ここからがまたスタートだ。

写真上:最後に出場して得点を決めた桂。今年は4年生が少ない中、チームをどうまとめるかも難しい1年だった。
写真下:玉川大・横沢はミドルシュートが好調で15得点。来年の活躍にも期待したい。

※慶應義塾大・伊藤選手、玉川大・戸井田選手、塚越選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  02:52  |  2012リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2012.11.08 (Thu)

【2012リーグ】11/7入替戦レポート(3日目)

白鴎大、国士舘大、順天堂大がリベンジし第3戦へ
慶應義塾大は2戦目を勝ちきり、2部残留


 入れ替え戦3日目、3部の成城大は4部の帝京大の挑戦を退け、3部残留を決めた。また、3部以上は2連勝で2部残留を決めた慶應義塾大以外は全て1戦目と反対のチームが勝利し、3戦目へともつれ込むこととなった。

 入れ替え戦で3戦制が始まったのは1ー2部間が2005年、2−3部間は2010年からになる。1試合目を勝利することが有利とされているが、3戦目に入った場合はどちらが有利と言える大きな傾向はない。リーグ戦で学んできたことを発揮し、表現できたものが勝ち、できなければ敗れる。頑張りが報われないこともある。決して平等ではあり得ない勝負の世界だ。最後の勝負に注目が集まる。

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【江戸川大の終盤の追い上げから、順天堂大が逃げ切る】
121107kikuyama.jpg 第1戦では接戦の末に江戸川大が勝利しており、順天堂大にとってはもう後が無い背水の陣。その負けられないという思いが渾身のプレーに結びつき、途中大差をつけるとそのまま逃げ切り第3戦にもつれ込ませる大きな一勝を挙げた。

 立ち上がり、#3王(1年・C・柏日体)が次々インサイドで加点する江戸川大に対し、順天堂大は#23泉(3年・F)が高確率でミドルシュートを決めていき、対照的なバスケットで互角に争う。だが開始5分で#37千葉(2年・G)が#1粂川(4年・G)を2つ目のファウルに追いやるバスケットカウントを獲得すると、順天堂大がやや優勢に立った。1Q残り20秒で電光掲示板が故障し一時試合が中断するトラブルもあったが、再開後に#99小川(3年・F)が#37千葉のアシストからゴール下で得点して1Qを締め、24-19で2Qに入る。
 
 2Q、順天堂大の中を固めたディフェンスに、江戸川大は簡単にはインサイドで得点できず、3Pも当たりが来ない。その間#0大下内(4年・F)らの速攻で畳み掛けるように加点した順天堂大が、点差を二桁に広げた。江戸川大は#7臼井(4年・F)のジャンプシュートでのバスケットカウントを皮切りに#44田中(3年・G)の高速ドライブなどで得点を伸ばすが、一方の順天堂大も#33喜久山(2年・F)のアシストが冴え、まわりもシュートをほぼ落とさずに点の取り合いに真っ向から対抗。10点前後のリードを保ったまま前半を終えると、3Qにはさらに点差を突き放した。江戸川大はタイムアウトを取ってもトラベリングやチャージングで悪い流れを絶ち切れず、ディフェンスも相手の連携プレーに翻弄されて締まらない。3Q残り2分には最大22点差をつけられてしまった。

121107usui.jpg だがここから、江戸川大が巻き返しを図った。3Q終盤、#7臼井がバンクシュート、3Pと連続で決めて好調を確かめると、速攻から迷いなく3Pを放って決める度胸満点のプレーで一気に連続8得点を稼ぐ。14点差で入った4Qも、#19菅野(4年・F)が先制点を奪い江戸川大が流れを渡さず、#7臼井のジャンプシュートが効果的に決まって残り6分9点差に。#1粂川も好守を見せ、カットしたルーズボールに決死に飛び込み#7臼井がそのボールを掴んでマイボールにするなどチームを沸かせる。順天堂大は時間を使いながら攻めるもやや焦りが見え、残り3分には#1粂川の3Pで江戸川大が4点差に詰め寄り射程圏内に入れた。

 しかしラスト3分間の攻防で、主導権を握ったのは順天堂大だった。ショットクロック残り2秒のスローインで#33喜久山がミドルシュートをしっかり決め、大きなガッツポーズを見せて6点差をつけると、#37千葉の3Pが決まって残り2分9点リードと優位に立つ。江戸川大も#7臼井の3Pや#1粂川のスクープショットが決まるが、残り時間はあとわずか。そのまま順天堂大が集中を切らさずに逃げ切り、91-82で第1戦の借りを返した。

 順天堂大はガード陣を起点とした連係プレーが上手く噛み合い、チームのアシスト数は合計22本。合わせの上手い#0大下内も24得点と調子を上げ、#23泉や#99小川のシュートも高確率に決まるなど自分たちの良さを存分に出せた試合だった。一方の江戸川大はリバウンドを掌握して流れを作ったが、順天堂大の好調のオフェンスを止められなかった。#7臼井のシュートをきっかけにした終盤の追い上げは光ったものの、追いつくまでにはあと一歩及ばず。これで勝負の全ては第3戦に持ち越された。どちらが自分たちのスタイルを出すことができるのか、勝負の行方を見守りたい。

写真上:大事なところでシュートを決めガッツポーズの順天堂大#33喜久山。順天堂大は後がない状況で各々渾身のプレーを見せ、リーグ戦を含めて久しぶりとなる勝利を手にした。
写真下:26得点と気を吐いた江戸川大の臼井。第3戦で巻き返せるか。


【失点を40点に抑えた白鴎大が日本大に快勝】
121107tanaka.jpg 大きな武器である変則的なディフェンスが機能した白鴎大が、40-66日本大から第1戦の借りを返す1勝を挙げた。

 開始30秒、オフェンスリバウンドから#21国本(2年・C)のバスケットカウントが決まり、先手を取ったのは日本大だった。その後も#15栗原(1年・G・前橋育英)、#11飛田(4年・G)のシュートで開始2分8-0とリードを奪う。対する白鴎大はもう後が無い試合に固さも見え、#30アビブ(4年・C)へのパスも噛み合わずに次々カットされてしまった。それでもディフェンスを変えて、失点は段々と抑えられるようになる。さらに途中交代の#10田中(3年・G)が3P、ジャンプシュートと連続得点でチームを勢いづかせ14-11と追い上げて2Qに入ると、#5柳川(3年・F)が2連続でドライブを決めて逆転に成功。全く3Pに当たりが来ない日本大を尻目に、2Q残り3分には白鴎大#10田中がこの日3本目となる3Pを決め、#30アビブのダンクシュートも続いてリードを二桁に広げた。アウトサイドで得点のない日本大は白鴎大のゾーンを崩せず、このQ5得点と失速。19-31で後半に入る。

 3Q、日本大は足を使ったマンツーマンディフェンスで、#3横塚(4年・G)や#5柳川の得点を止めていく。白鴎大は柱となる#30アビブも日本大の2m級の高さに苦戦し、決めきれない場面が目立った。しかし日本大は得点が気持ちよく奪えず、なんとかフリースローでコツコツ加点していくものの、このQは11-13と互いにロースコア。14点差と依然として優位に立ったまま4Qに突入した白鴎大は、#10田中、#1大釜(2年・G)がのびのびとプレーし、最後に一気に点差を突き放して26点差をつけ快勝した。

 日本大の3Pは4/22と不調。その分、白鴎大のディフェンスが効果を発揮した試合だった。日本大は終了間際のシュートでなんとか40点台に乗せたほどの苦しいオフェンスに。明日の第3戦に向け、立て直しが急がれる。白鴎大は序盤こそつまずいたが、途中で立て直し、明日につなげる大きな1勝を挙げた。全てが決まる第3戦、どちらが主導権を握るか。

写真:高確率でシュートを決め、シックスマンとして起爆剤の役割を果たした白鴎大#10田中。


【国士舘大が攻守で早稲田大を圧倒し、2戦目を奪取】
121107HIRATA.jpg 早稲田大の先勝で迎えた第2戦。第1戦とは打って変わって、国士舘大の勢いが早稲田大を圧倒した。立ち上がりでは国士舘大のターンオーバーが続き、早稲田大は#21河上(3年・F)の2本の3Pもあって点数としては互角。しかし早稲田大が決め切れないところをターンオーバーで持っていかれ、国士舘大が次々に得点。#11平田(4年・G)がアシスト、スティールからの速攻など、わずか2分半の間にひとりで8得点。1Q終盤には3Pも決めて攻撃が冴え渡った。早稲田大は#21河上のターンシュートや#2池田(1年・G・京北)の3Pも出るが、#15松島(3年・G)のスティールに対して#21河上がアンスポーツマンライクファウルを取られてフリースローになるなど、18-25の国士舘リード。

 2Qも国士舘大の勢いは切れない。出だしに#15松島のスティール、#11平田の速攻に#13曹(4年・C)のゴール下が決まり18-31と早稲田大を置き去りに。早稲田大はなかなか流れが取り戻せない状態で#15木村(2年・F)がなんとか得点。国士舘大も途中で失速気味になるが#11平田の2本目の3Pもあって26-39でリードして前半を終了した。

 3Qの立ち上がり、またしても国士舘大に主導権を握られた早稲田大。ここで耐え切れずに温存していた#6大塚(4年・G)を投入する。大塚が入ることで目に見えてボールがよく回り始めるが、フィニッシュのシュートが思うようには入らない。一方の国士舘大は#15松島の3P、や#22原(1年・F・習志野)のミドルシュート、#14高橋(3年・G)が難しい体勢からドライブをねじ込み、応援団は大歓声。この調子で流れは切れず42-66で3Qを終えると、4Qも危なげなく逃げ切り58-82で勝利。大差で2戦目をもぎ取った。

 乗せたら怖い国士舘大の本領発揮だった。エースの平田が快調に得点を重ね、それに松島や曹も続いた。こうなると国士舘大の独壇場になると言っていい。相乗効果でディフェンスにも勢いが出て、早稲田に思うような攻撃をさせなかった。この流れを第3戦も持続させられるかどうかが見所だ。

 国士舘大のスティールは10。何度も速攻を出されてしまった早稲田大は為す術もない状態だった。途中からシュートも落ち始め、リバウンドを確保できなかったのが痛い。大塚不在ではどうしても苦しい。3戦目にどのような布陣で臨むか、修正が効くかどうか見逃せない戦いになりそうだ。

写真:19得点6アシスト3スティールと縦横無尽な活躍を見せた国士舘大・平田。調子がいい時はまったく止められない選手だ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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