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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2018.12.07 (Fri)

【2018リーグ2部・コラム】悲願の1部昇格とその原動力〜日本体育大・井手優希〜

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チームとしてのつながりを最重要に1部昇格の目標を達成
〜井手優希(日本体育大・4年)〜


 2部リーグの優勝候補の一つだった日本体育大は、20勝2敗で見事優勝。1部自動昇格とインカレ出場を勝ち取った。2013年に2部に降格してから6年が経過。来季7年ぶりの1部復帰となる。今年は2部の多くのチームが下級生主体で安定感に欠けるチームもあった。日本体育大も同様だったが、チームは大きく崩れることなく勝ち星を重ねた。その中でコートに立つ4年生として、主将として奮闘したのが井手優希。点取り屋のイメージが強かった下級生時代から、今季は周囲を生かすアシストでチームを引っ張り続けた。



大切なのはコミュニケーション
4年生がコート内外でチームのために働く


 春からチームとしての勢いが見えていた日本体育大。今年藤田監督が取り入れた速いバスケットスタイルがメンバーにはまり、下級生たちが成長を見せてルーキーも輝き、チームに勢いが生まれていた。1年生の#50バム ジョナサンはハードワークに徹し、#24土居 光や#33遠藤 善は抜群の機動力を発揮。#3大浦颯太は昨年の怪我を乗り越え、ポイントゲッターとして花開いた感がある。トーナメントではベスト16だったが新人戦は準優勝、2部リーグは見事優勝を飾った。

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 4月の日筑戦で井手は「自分はキャプテンとしてチームメイトの気分の浮き沈みやチーム全体の波を一定にして、悪い方に行かないように声掛けをするようにしています。学年関係なく喋ろうとしています」と、大事にしたいのはコミュニケーションと語っていた。昨年もトーナメントでは3位という結果を出し、1部昇格の力は備えていた。しかし何が足りなかったかと言えば話し合うことや横のつながりではないか、という結論に至ったからだ。それは井手だけではなく、同じ4年で学生コーチの畠山 大や、試合には出ていないが他の4年生にも同様の思いがあったと言う。リーグの開幕戦では「AからCチームまである中で、信頼関係を大事にしていろんな人と接し、できるだけ温度差をなくしたい」そんなコメントがあった。そしてその意識はリーグの最後まで貫かれたからこその優勝だった。最終週、チームメイトがどんな働きをしていたのかを教えてくれた。

181207iide4.jpg「昨年までは監督に言われたことだけしかやっていないし、言われた通りにしかしていなかった。これはやっぱり良くないことだと思いました。だから今年は“自主性”をすごく大切にしてきました。練習の内容も自分たちで考えたり、みんなで意見を出し合ったり。自分が言ったことであれば、選手たちもやるしかない。その結果、試合でも力を発揮することができたんだと思います。学生コーチの畠山も一緒にいろいろ考えましたし、出ていない4年生も試合とは違う部分で協力してくれました。ダリ(#32フェイ)も怪我をしていて出られない時期もありましたが、彼はチーム内で誰かが落ち込んでいたらしっかり声を掛けてくれました。そこが昨年とはぜんぜん違うところだと思います」。

下級生が多いチームであった日本体育大がむしろ若さを勢いに変え、快進撃が続いたのはそうしたチームでの共有やコミュニケーションがうまく働いたからだろう。井手がコート上では絶えずチームに声を掛け、見えない部分でも4年生が支え、下級生たちはのびのびと自分たちの持ち味を発揮しての20勝だった。

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チームに合わせたスタイルチェンジで
見事2部リーグアシスト王を獲得


 これまで点を取るイメージが強かった井手。昨年はスリーポイントやビッグマン相手にでも軽々と決めるフローターなど、さまざまなテクニックや得点パターンを見せ、その存在を知らしめた。しかし今年はガラリと印象が変わった。得点能力のある下級生が伸びてきたことで、自身はゲームコントロールをより意識するようになったのだ。

「下級生はフレッシュにやってくれるので、自分は彼らが思い切りできるようにパスをしたり、声を掛けたりすることを考えていました。自分は大事なときにだけ得点を取れればいいと思っているんです」。

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ポイントガードというポジションを意識し始めたのは高校時代だと言うが、大学に入ったときは攻められるガードでなければいけないという思いもあり、攻撃的なスタイルを意識してきた。しかし、周囲に頼りがいがあって伸び盛りの選手がいる今年は、それを活かそうとさらにスタイルチェンジ。1部に行くためには安定感も重要だと考え、その土台となるのは4年生の自分であると考えての選択だった。そして今年入学してきた弟の井手拓実もガードの控えとして、頼もしい活躍を見せて兄をサポート。その結果、今年は2部リーグでアシスト王を獲得。やろうと意識したことが見事に結果として現れた形になった。


「自分や4年生がやろうとしたことに、みんながついてきてくれました。だからチームとしてまとまって2部リーグ優勝を達成できたと思います。それは本当に良かったです」。

181207iide5.jpg 喜びがある一方、リーグ戦では課題も見つかった。リーグ最終週にダリ、バム、大浦、磯野といった面々が欠場し、連敗で最後を迎えることになってしまったからだ。井手は悔しいときは素直に悔しさを表に出す選手だ。チームの3つの目標のうちの一つである全勝優勝が潰え、試合が終わったあともいつまでも納得のいかない顔で眉をひそめていた。チームを勝たせるためにやってきた主将として、この負けには忸怩たる思いがあったに違いない。

「メンバーがこれだけいないとさすがに大変だったけれど、主力がいないときも想定してやっていかないといけません。本当に悔いが残る最後になりました」。

敗戦を受け止めた井手の顔は、決意に満ちていた。得られた課題は飛躍のバネにしなければならない。続くインカレはこの1年間、そして井手の4年間の集大成でもある。次はインカレでどのようなプレーを披露するか。成長を続けるチームを率いる井手の姿を目に焼き付けたい。



井手 優希/いで ゆうき
#64/PG/175cm/70kg/4年/福岡第一



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2018.12.07 (Fri)

【2018リーグ2部・コラム】法政大学〜1部復帰までの軌跡〜

「1部復帰」までの長い3年間と、インカレにかける思い
~法政大4年生たちの奮闘~


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 2018年10月27日、江戸川大学駒木キャンパス会場で行われた2部リーグ第20節。その日の最終試合終了のブザーと同時に、法政大のコート内の選手、ベンチ、応援席は歓喜に沸いた。苦しかった日々が、ようやく報われた瞬間だった。2015年のリーグ戦で2部降格、翌年は3部降格でどん底に。しかし1年で2部復帰を果たすと、今季2位で来季の1部復帰を決め、最短距離で彼らは駆け戻ってきた。



玉城が全4年生の気持ちを背負い
誰よりもコートで奮闘する姿を見せる


 現在の4年生たちは苦しい道を歩んできた。そのためリーグ戦序盤から、いやシーズンを通して「1部昇格」と「インカレ」への思いは特別だった。試合に出場する、4年生唯一の主力である#5玉城啓太はリーグ中にコメントを求めると「もう一度インカレという大舞台に立ちたい」と3年前を思い出すように話していた。自身はもう1部でプレーすることはできない。それゆえに、「インカレ」は心の支えだったに違いない。1部昇格を決めた試合後、さわやかな満面の笑みで喜び噛みしめ、同時にここまでの長い苦労の道を振り返った。

「本当にめちゃくちゃ嬉しいです。最高です。でもここまで本当に大変でした。例えばと言われると難しいですが、僕が1年時に2部に落ちて、そのまま2年目で3部に落ちて。それでもここから這い上がるぞとなって、チームで頑張りました。特に今年は2部から1部へということで、簡単ではないことはわかっていました。4年生が引っ張らなければいけない状況でしたが、あまり試合に出る選手は多くなかったので、その分責任が重かったですね。その中で一人ひとりができることをやっていけたと思います。学生スタッフも頑張ってくれました」。



それぞれの役割で最上級生としての責任を
キャプテンと学生コーチの努力


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 選手のみならず、スタッフも含め全員で作ったチーム。コート内外で大きな役割を果たした者が2人いる。4年生の多治美 篤学生コーチはチームとともに歩んできた欠かせない存在だ。高校時代は法政二高でプレーし、大学に進学し1年目は審判、2年目はマネージャー、そして3年目から学生コーチとして携わった。監督が練習に毎日来ることができない中で、常にベストな形を模索してきた。

 コーチングの対象となる選手も多様だった。3年生の#6中村太一を筆頭に、プロを目指しすでに経験を持つ選手もいれば、同時に「法政大に入ってきた目標の一つとして、1部に上げること」とチームへ熱い思いを示す2年生の#30水野幹太のような選手もいて非常に多様で個性的。サイズのある選手も揃い、能力の高いメンバーは豊富だが、3年生以下が主力であるがための「協調性」や「安定感」に欠ける課題もあった。それをいかにうまく導くかが多治美に問われた部分だ。

「選手たちはもともといいものを持っていますし、高校までしっかりバスケットをやってきたという自信もあります。個性が強く、『自分がやる』という意志がそれぞれ強い分、チームとしてまとめることには苦労しました。ただプロを目指す選手も多いので、自分のコーチングの勉強にもなりましたね」。

コートでの玉城、戦術での多治美、そしてもう一人チームに欠かせなかったのはキャプテンの#54小野玲音だ。この3人はチームについて頻繁に話し合いを重ねた。小野は常に声かけを忘れず、メンタル面の核として大きな役割を担った。試合に出ない選手たちのモチベーション管理や普段の練習の強度を保つことは、チーム強化には必須だ。しかし少数のスタッフだけでは細部まで把握しきれない部分もある。選手同士で切磋琢磨していかなくてはいけないチーム状況で、小野がこの部分で責任と役目を果たしていった。

 彼らの努力は長い時間をかけて実を結んだ。あとはここまで作ってきた「個性を生かしたチーム力」を存分に発揮するだけだ。玉城が言う「2部からインカレに出場するチーム」の意地を見せ、多治美が掲げる「2部からインカレ優勝」は実るかどうか。3年ぶりの大舞台での戦いが控え、4年間の集大成はここからだ。

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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】1位・日本体育大

他を圧倒する勢いで1部昇格を決め
次はインカレへのチャレンジ


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 今年、堂々の1位で1部昇格を決めた日本体育大は20勝2敗。リーグ序盤から他の追随を許さず、早々に結果を出した。掲げた3つの目標のうち1部昇格、インカレ出場を叶え、最後の目標だったのが全勝優勝。これは最終週の2戦に主力が4名欠場したことも影響し、連敗して叶えられなかった。だが今季優勝候補筆頭としての前評判通りに駆け抜けた2か月だった。春はトーナメントで早稲田大を撃破、新人戦でも準優勝。年間を通じて好調を維持している。

 昨年の4年生が一気に抜けたが、その代わり下級生の成長が著しく、影響を感じさせなかった。ルーキーの#50バムは春からスタメンとして出場。明るい性格でハードワークを厭わない。チームの志向する早い展開に欠かせないゴール下でのプレーを支えた。それに呼応して一気に成長を見せたのが2年生たち。内外で安定感のある#24土居、速攻の先頭を走る#33遠藤、ベンチスタートで流れを変え、盛り上げに欠かせない#96ディクソンらはプレータイムを大きく伸ばしてきた。また、主将の#64井手優希の弟、ルーキーの#30井手拓実も兄と交互に司令塔を努めた。チームのエースを挙げるなら#3大浦だろう。昨年は怪我に泣き、長いプレータイムを得たのはリーグ後半からになってしまった。今季は春から好調で高い機動力と高確率な3Pで、ここぞというシュートを決めてチームを勝利に導いている。今季は7秒でオフェンスを完結させる早いバスケットに取り組んでいるが、これは今年の選手の個性にも合っており、伸び伸びとしたプレーは見ていて小気味いい。

181103ide1.jpg こうした下級生の活躍に対して、チームをまとめる存在としてなくてはならないのが#64井手優希だ。得点能力が高く1対1も3Pもある選手だが、アシストに専念。「下級生がフレッシュにやってくれるので、自分は彼らが思い切りできるよう、パスや声かけを意識した。自分は大事な時に点を取れればそれでいい」という考えでプレー。その結果、見事アシスト王を獲得している。4年生として最も長くコートに立つが、勝ちへの意欲の強さがあり、彼がチームをどう導くかは見どころの一つだ。

 ここ数年は優勝候補に掲げられてきたものの、毎年あと一歩が及ばなかった。壁を越えるために今年大切にしたのは、コミュニケーションや自主性。「昨年まではチーム内でコミュニケーションが薄く、言われたことをやっているだけで終わってしまっていました。今年は自分や学生コーチの畠山、試合に出ていない4年生も協力し合い、声をかけたり、練習内容を自分たちで考えてやったりしています」と言い、それがいい方向に出ているようだ。

 残すはインカレ。鍵の一つは3年生にある。最終週の連敗は#50バム、#32フェイの欠場でリバウンドに苦戦したことが大きい。インカレで怪我がないことが前提としても、#45河野や#54津田といったインサイドの3年生たちが頑張らなければならない。同じく3年で高い跳躍力で飛び込みリバウンドに絡める#13磯野にも期待したい。1部のチームはディフェンス力が高くフィジカルも強い。その中で日本体育大がどのようなパフォーマンスを見せるか、シーズンの集大成として楽しみにしたい。


【個人ランキング】
#64井手優希 アシストランキング1位(102本)
#3大浦颯太 得点ランキング8位(323点/平均14.6点)
#3大浦颯太 3Pランキング5位(46本)
#3大浦颯太 アシストランキング7位(56本)
#50バム ジョナサン リバウンドランキング5位(186本)


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主将としてチームに安定をもたらす働きをしている井手優希。


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身体能力の高い大浦のプレーは大きな見どころ。


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内外の働きが期待される河野。


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3Pがある津田も内外でのキーマン。


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攻撃の先頭を走る遠藤。


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アウトサイドからリバウンドまで、土居はマルチな選手。


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何か起こしそう、という期待が募るのがディクソンのプレー。


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バムの力強さは今季のチームに大きな躍進をもたらした。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】2位・法政大

2位で目標とする1部自動昇格を決める
3年ぶりのインカレ出場へ


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 法政大は18勝4敗と2部リーグ2位。インカレ出場と1部自動昇格を果たした。チーム全体で掲げていた「1部復帰」の目標を叶え、2位が決まった試合後、選手たちには喜びと安堵の表情が見えた。

 アジア大会があったため、序盤#6中村はDNP。しかしそれを感じさせない選手層の厚さが法政大の強みだ。春の新人戦で6位に食い込み、活躍した下級生たちが今季のリーグ戦で台頭した。#30水野はPGとしてチームを作り、#34濱田と#24米山の外角シュートはオフェンス面を支えた。ルーキーの#1川島はゴールに果敢に向かい、フレッシュなプレーを披露した。

 下級生主体のチームではあるが、上級生の働きは必須だった。3年生の#24鈴木はセンターとしてチームの柱となり、ドライブやポストプレーで苦しい場面を何度もつないだ。4年生の#5玉城「同期は一人ひとりがやれることをやっていきました。試合に出場していない選手も、コート内の選手への声掛けは特に意識してできたと思います」と話す。自身は攻める姿勢を随所に見せ、最上級生としての自覚をコート内で体現していた。

 身長があっても機動力のある選手が多く、ミスマッチを突く1対1や3Pは大きな武器。シュートが好調な試合は点差を大きくつけた。外に頼りすぎると負けを喫する試合もあったが、課題点はリーグ戦終盤で徐々に改善傾向に。第20節の江戸川大戦では、4Qで一時追いつかれるものの、#30水野と#24鈴木が起点となり再びリードを得ると、そのまま逃げ切った。負けはしたものの、第19戦の日本体育大戦でも大差から猛追し、1点に迫る試合で日本体育大を焦らせた。ここでは高い決定率がものを言った。リーグ戦を通して「修正力」をチーム全体で身に着けたことは大きな収穫だ。

 学生主体でチーム作りをしてきたが、多治美学生コーチ「僕が決まった動きは作っています。江戸川大戦では#24鈴木がいいところで中に入ってくれました。リーグ戦を通して、プレーがはまって、勢いをつけることができると嬉しかったです」と話す。来年の1部では一段と高いレベルのプレーが求められるが、2部リーグで得た自信を糧にさらにチーム一丸となっていきたいところ。

 優勝の日本体育大には及ばなかったものの、大会を通して絶やさず勝ちを積んだ法政大。上級生の出場は少ないが、学年の垣根を超えてチーム目標を達成できたといえる。まだここから今年最後の大きな舞台、インカレが12月に控えている。2部で戦い抜いた勢いを大切に、シーズンの最後を締めくくってほしい。


【個人ランキング】
#34濱田 裕太郎 3Pランキング4位(54本)
#30水野幹太 アシストランキング3位(81本)


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今の4年生が最後の1部経験者。そしてインカレに出場した代だけに残る最大の大会にはかける思いがある。


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濱田の3Pはチームにはなくてはならいもの。何度もチームを救った。


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司令塔の水野は高い意識でチームを牽引する。


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世代別代表、Bリーグ特別指定選手とさまざまなカテゴリでプレーする中村はまだ余裕も感じられるが、勝負どころの強さはさすが。


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今季存在感が増した米山。


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鈴木はゴール下の要として活躍。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】3位・駒澤大

1部との入れ替えを争うところまで到達
この経験を次年度に活かせるかが鍵


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 リーグ戦を14勝8敗で終え、2部3位で順位決定戦に進んだ駒澤大。明治大相手に2敗となりシーズンを終えたが、3位という結果は2015年に2部に復帰してからの最高位だ。

 駒澤大はここ数年コートに立つ最上級生が少なく、今年も4年生は主将の#65針生、#33髙橋のみという若いチームだった。しかし3年生で内外こなせる#23金久保やアグレッシブに攻める#30櫻井、ガードとしてシックスマン的役割を担った#55大髙が上級生としてチームを支え、同じく3年の#29布田もプレータイムを伸ばして存在感を見せた。この3年生たちが来季の駒澤大の大きな希望でもある。また、今季は#3澁田がスタメンガードとして定着し、2年生ながら攻撃力の高い司令塔として活躍。ディフェンス力の高い#55大髙とゲーム展開を見ながらプレータイムを分け合う様子が見えた。

 タレントがそろっている中でチームの核は#65針生。1年生の時からゴール下を支えてきた駒澤大の守護神は、今年もゴール下で奮闘した。駒澤大が2部に復帰してからの4年間、チームは針生なしには語れない。ゴール下が戦場であるため、ファウルトラブルに悩まされる試合もあったが、ペイント内での力強いプレーはチームをいつでも勇気付けた。順位決定戦でもやはりファウルトラブルでベンチに座る時間は長かかったものの、1部チームに引けを取らないゴールシーンはやはり見応えがあった。

 学校のシステムにより、推薦入試で選手が獲得できない年もあった駒澤大だが、現在は安定して選手が入ってきている。1部へのチャレンジは続くが、今後の強化も大事になってきそうだ。


【個人ランキング】
#65針生伸洋 得点ランキング10位(311点)
#65針生伸洋 リバウンドランキング3位(198本)


【関連記事】
【2018リーグ2部】9/22,23レポート
【2018リーグ2部】10/27レポート(江戸川会場)


※針生選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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スタメンのもう一人の4年生としてプレーした髙橋。


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澁田は3P、得点、アシストでいずれも安定したアベレージ。


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鋭いドライブやシュートが見どころだった櫻井。


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サイズがありつつ外も上手い金久保はチームのキーマンだった。


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大高がベンチから出場し、チームを支えていた。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】4位・国士舘大

最後までもつれた順位争いを勝ち抜き4位
順位決定戦では4年の意地も見えた

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 2部4位の国士舘大は13勝9敗。最終戦まで順位決定戦の進出チームが決まらなかったが、延期となっていた試合で日本体育大を下し、4位の座を守って順位決定戦進出を決めた。

 主将の#51田中がリーグ開幕前に怪我をし、試合によって#37阿部がスタメンに入る日もあったが、4年生でコートに長く立つのは#86下のみ。あとは下級生が主体となってリーグ戦を戦い、その成長が見えた2か月だった。選手層は豊富でスタメンも柔軟に変更し、使われる選手も多かった。2〜3番ポジションでは#86下の高校の後輩でもある#2二村、シュート力のある#22白井、そして強い闘争心をコートで表現する#21池田が台頭。インサイドでは昨年までゴール下を支えた臼井に代わって3年生の# 18清水が体を張り、#86稲見の出番も増えてきた。また、ベンチからの出場でもきっちりシュートを決める#17望月も侮れない選手だった。ルーキー時代から得点源として活躍してきた#86下はこうした周囲のアシストを意識するプレーにチェンジする様子だったのも見逃せない。

 4位争いは熾烈で、5、6チームが最後まで絡んで争った。5位の慶應義塾大には2敗、8位の東洋大にも終盤戦に入った大事な段階で1敗するなど順位を競り合う相手との戦いでは波があったが、最後は執念を見せて接戦から日本体育大に勝利し、4位を死守した。

 順位決定戦は対戦相手の神奈川大が1勝のアドバンテージを持っていたため、2連勝が必須だった。国士舘大はビハインドから追い上げ、終盤には同点に持ち込む気迫を見せた。ここでは#86下が15得点で、そしてリーグ戦ではプレータイムの少なかった主将の#51田中が7リバウンドと健闘。4年生としてあるべき姿を見せ、神奈川大を追い詰めるプレーでチームを牽引した。惜しくもこの1戦目で敗れたが、この悔しさはコートで悔しさを見せていた下級生たちが引き継ぎ、次年度で克服する姿を見せてもらいたい。

【個人ランキング】
#18清水子清 得点ランキング6位(343点/平均15.5点)
#18清水子清 3Pランキング10位(37本)
#21池田祐一 アシストランキング7位(56本)

※田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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この4年間は下なしには語れない。


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清水は3Pもこなす器用さで見せた。


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白井のシュートも武器の一つとなった。


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ベンチスタートできっちり仕事をこなす望月。


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二村はここからの成長も楽しみ。


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コート上で誰よりも熱くプレーした池田。悔しさは来季晴らして欲しい。

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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】5位・慶應義塾大

1部との順位決定戦まであとわずか
光った4年の結束と統率力

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 慶應義塾大は12勝10敗で5位に食い込んだ。昨年はスタメンのほとんどがリーグ途中に怪我でいなくなるという苦境に陥ったが、今季は多少の欠けはあったものの、最後は全員揃ってシーズンを戦い抜くことができた。

 下級生主体のチームが多かった中、慶應大は数少ない4年生のチームであり、大学バスケットは4年生、と言われる醍醐味を味あわせてくれた。過去と比べても最も小さく、センターなし、3ガードにフォワード2人という布陣。スタメンの平均身長は、同じように4ガードないしは5ガード構成で1部昇格を果たした2013年よりも小さい179cmで、危機感は高かったはずだ。しかし主将の#4鳥羽をはじめ4年生5人がチームの核を形成し、ポイントゲッターである3年生の#10髙田と#9山﨑が上級生になって安定感が増してきたことが大きく、得点面では3年生がチームを引っ張った。また、#8吉敷や#6小原といった慶應義塾の一貫校出身選手の活躍も目を引いた。

 昨季より改善が見られたのはディフェンス面で、失点は昨年の1試合平均75点から68点にまで減少。総失点数は日本体育大に次いで2位という低い数字だ。オフェンスでは大きな相手には苦戦したが、2位の法政大には1巡目は4Q終盤まで接戦となり6点差、優勝の日本体育大にも2戦目は5点差と僅差の勝負をしており、1部昇格の実力者に迫った数少ないチームの一つとなった。連戦になるとパフォーマンスが落ちる試合もあったが、それでも長くなったリーグ戦で終盤は4連勝としぶとさを見せ、最終戦の4位がかかった順天堂大戦は、ビハインドから1点を争う試合を勝ちきる好試合でシーズンを締めくくった。接戦から落とした試合も多いため、これは2か月で見せた一つの成果といえるだろう。

 国士舘大が延期再試合を勝利したことで順位決定戦への道は断たれたが、今年は4年生がチームとしてどうあるべきかの哲学を示してコミュニケーションも強化。オフェンス・ディフェンスとも4年が見せることでチームが浮足立つことも少なかった。また、SNSによる発信、練習にダンスを取り入れるなど他と一線を画す取り組みも見せた。バスケットボールの枠組みに縛られず、広い視野で活動しているのがこのチームの特色。それを大事に取り組みを続けて欲しい。


【個人ランキング】
#10髙田淳貴 得点ランキング3位(409点/平均18.6点)
#10髙田淳貴 3Pランキング3位(59本)
#9山﨑 純  3Pランキング8位(37本)
#4鳥羽陽介 3Pランキング9位(37本)
#7澤近智也 リバウンドランキング9位(162本)

※鳥羽選手、原選手、小原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【2018リーグ2部・コラム】泥臭く、あきらめず 〜慶應義塾大・吉敷秀太〜


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澤近のゴール下での奮闘ぶり、また高確率のアウトサイドシュートは何度もチームを救った。彼も怪我が多かったが4年目にして立派に最上級生として見せた。


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得点源として試合に出続けた髙田。それでも最後まで安定してシュートを撃ち続け、得点ランキングは堂々3位。


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リーグ中盤から復帰した山﨑。変幻自在のパスと、勝負どころの1本を入れられる強さがある。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】6位・江戸川大

序盤はスロースタートで終盤にかけて修正し
最後は日本体育大を破り連勝で幕


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 リーグ初戦こそ重苦しさの見えた江戸川大は、第3戦の法政大との試合をオーバータイムに持ち込み、73-78と5点差の勝負を見せる。その後は勝ちと負けを繰り返し12勝10敗。6位でリーグ戦を終えた。昨年までの大エース保岡龍斗(現Bリーグ秋田)は抜けたが、4年生が奮闘。常に泥臭いプレーでチームを牽引する#72狐塚は「自分たちの代で落ちるわけにはいかない」と話したが、#71河村、#97田村、#72狐塚、#91松下の4人の最上級生がプライドを見せて戦い抜き、最終週には上位チームの日体大と駒澤大に勝利し、意地を見せた。

 オフェンスでは#12オウマの高さを活かしつつ、スタメンPG#14堀内の安定したゲームメイクが印象的だった。今年はメンバーチェンジも豊富で、様々な選手たちの活躍も見えた。ディフェンスではゾーンで相手の足を止めたところを突いて、走る展開に。接戦を制する試合は多く、粘り強さが今年のチームの特徴だった。法政大との2戦目は4Qに怒涛の追い上げを見せて一時は同点まで迫ったが、最後は失速。だがその反省は最終戦に活かされ、40分間集中力を切らさず、日本体育大の全勝優勝を断ち切った。

 最終週まで順位決定戦出場圏内であったが、混戦の中盤ゆえに他チームの結果で逃してしまった。しかし不安定なところから、いい状態にチームを引き上げてシーズンに幕を下ろした。毎試合のベンチや応援席の盛り上がりは江戸川大ならでは。メンバーを鼓舞し、「チームで戦う」ことを今年も見せてくれた。


【個人ランキング】
#12オウマ・エリックジャガニー 得点ランキング5位(348点/平均15.8点)
#72狐塚大介 得点ランキング7位(327点/平均14.9点)
#12オウマ・エリックジャガニー リバウンドランキング4位(190本)
#72狐塚大介 リバウンドランキング7位(173本)
#14堀内 孟 アシストランキング6位(60本)

※河村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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4年目はエースとしての活躍でチームを引っ張る活躍を見せた狐塚。


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春シーズンは欠場したオウマだが、リーグ戦ではさすがの数字を叩き出した。


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アシストでランキングに食い込んだ堀内。


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日本体育大との最終戦では13得点。スティール、シュートで見せた林。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】7位・順天堂大

中位に留まるも最終週まで4位争いに絡む
一丸となった最上級生の粘りと下級生の勢い


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 最終週まで順位決定戦圏内の4位を争った順天堂大は、11勝11敗の7位でリーグ戦を終えた。最終戦は慶應義塾大に76-70で敗れたが、リーグ戦を通してシュートを武器とする「順天堂大らしさ」を見せた。

 春の新人戦で8位と結果を残し、リーグ戦は2年生が活躍。4年生の#73佐々井がリーダーシップを取ってチームに安定感と粘りを与えた。オフェンスが要となるチームの中でリバウンドやルーズボールといった面で貢献したのが、2年生の#44大橋とルーキーの#26増田だ。積極的にボールに絡み、セカンドチャンスを作り続け、リバウンドランキングでは常に上位を争った2人は、この先のチームを支える要になるだろう。

 上位チームにも力を示した。順天堂大のホームゲームとなった第10戦、法政大戦を71-68で勝利。「ホームの強さを感じた」とキャプテンの#73佐々井は振り返る。一方で下位チームとの接戦を落とす試合もあり、少し安定感に欠ける部分があった。4位以下は最後まで混戦だったが、終盤には4連勝も果たし、特にシューターの#15前田は少ない出場時間の中で確実に3Pを決めてきた。新人戦で主将を務め、3P王を獲得した際の「リーグ戦では新人戦と違い出番は短くなる。その中でしっかりとシュートを決めていきたい」という言葉を、見事体現してみせた。

 今季は下級生たちの成長が著しかった。今年つけた自信と勢いを大切にさらなる躍進を来季につなげたい。


【個人ランキング】
#44大橋路哉 得点ランキング9位(321点/平均14.6点)
#44大橋路哉 リバウンドランキング6位(176本)
#26増田英寿 リバウンドランキング10位(156本)
#73佐々井 雄大 アシストランキング4位(72本)

※佐々井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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アグレッシブなプレーで2年目の成長が見えた大橋。


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ルーキーの増田は順天堂の大黒柱としての成長に期待。


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昨年からプレータイムを得て持ち味を発揮している岩井。今後チームを引っ張る選手の一人。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】8位・東洋大

新しい体制の元で後半に浮上
4位争いにまで絡む健闘を見せる


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 今季、実業団等で長らく活躍し、能代工業のコーチを務めた佐藤信長氏が指導者として就任。新たなスタートを切った東洋大。春は指導こそ受けていたが登録が間に合わなかったため、リーグ戦からようやくベンチに佐藤コーチが入った。しかし序盤はどこかプレーにも不安そうな場面が多く、ミスも目立って波のある滑り出し。第5戦の江戸川大、6戦の順天堂大、7戦の慶應義塾大戦と勝率で似たようなチームに3連勝すると、じわじわと選手たちが本来持つ力を見せ始めた。激しくゴールにアタックし、ディフェンスでも堅守を見せて下位チームには確実に勝利し、中盤位争いに参加。中でももしかしたら、と思わせたのは第19戦の国士舘大戦。上位進出を目論む国士舘大に完勝して4位圏内もあり得るか、と思わせた。だが、翌週の連敗で厳しくなり、最終的には勝率5割、11勝11敗の8位でリーグ戦を終えた。

181103sato.jpg 佐藤コーチは初年度として課題も手応えも感じたようだ。「4年生がしっかりしていてリバウンドは強かった。ディフェンスをちゃんとやって、ゴールに近いところで確実に2点を取ることを意識した。ディフェンスはみんながきちんとやってくれてそれは成功」と言う。課題はアウトサイドシュート。この確率の悪さが勝率に響いたといい、これが向上すればもっとバランスのいいバスケットができる、というだけに来季にどう改善できるかが鍵か。初めての大学のリーグ戦は「やればできる、というのは感じたし、同時にやってみないとわからない部分もある。ただ、できそうに見えても甘いものではないし、他大学がどうというより自分たちがどこまで真剣に取り組んでいくかだと学生にも言っている」と、気を引き締める。見えかけた順位決定戦がつかめなかったことがその言葉を示してもいるだろう。

 しかし、新体制となって初年度の勝率5割は悪い数字ではない。下級生では#8古賀、#24ラシードらが活躍。ルーキーの#57上甲はサイズもあってアグレッシブ。そのほかさまざまな選手が出番を得たが能力はあり、ここから期待できる。今季は要所で主将の#28佐久間や#35杉田といった4年生が支えたが、来季につながるシーズンだった。ここから新たな若い力が佐藤体制のもと、新しい東洋大を作っていくだろう。


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※佐久間選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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攻撃面で欠かせない存在だった4年の杉田。


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2年の古賀は積極的に攻める姿勢を見せた。


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ラシードが今季はゴール下で大きな成長を見せた。


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189cmでドライブの力強さのある上甲。ここから先が楽しみな選手。

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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】9位・上武大

得点王・細川がインパクトを与え
2部でのチャレンジが続いた23試合


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 上武大はレギュラーシーズンを8勝14敗で9位。順位決定戦と銘打たれた入れ替え戦では東京成徳大に追い込まれつつも68―65で退け、1試合で2部残留を決めて10数年ぶりに復帰した2部リーグを23試合戦い抜いて終了した。

 順位的には苦しんだが、個人能力の高さは発揮した。3年生エースの#29細川は186cmのサイズでドライブ、3Pと多彩な得点バリエーションを持ち、445得点で2部リーグ得点王、3Pランキングは60本で2位にランクイン。2部で輝きを放った。得点力の高い#5アリウンボルトも常に二桁を見込める選手だが、欠場した試合もいくつかあったのが惜しまれる。それ以外のメンバーも個人技の技量は高く、全体的にサイズもあってオフェンスが好調な日は強い。ただムラはあり、ディフェンスの失点は多め。甘さが出ると苦戦した。下級生が多いため、安定感が出てくるのはこれからとも言える。今季の経験を糧に主力が上級生になる来年が勝負だ。

 ここのところ部員数の増加が顕著だった上武大だが、今季の部員は約100名越え。来季はまだ増えそうだという。Aチームでさえも2つあるほどの大所帯は、その分切磋琢磨できる環境でもある。2部に定着して上位を目指すにはチーム内でしのぎを削り、チーム全体が底上げされていくことを期待したい。

【個人ランキング】
#29細川一輝 得点ランキング1位(445点/平均20.2点)
#29細川一輝 3Pランキング2位(60本)

※布田選手、五十嵐選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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高い得点力を持つ細川は動きのスムーズさとプレーは幅広さが魅力。


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スタメンとして攻守で働いた後藤。


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201cmのグリザックはまだまだ成長を見たい選手。


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ルーキーながらスタメンとしての役目を担った与那嶺はこの経験を次に活かしたい。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】10位・明星大

下級生主体のチームは
これからの伸びしろに期待


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 初の2部リーグへの参戦となった明星大は6勝16敗。10位で3部の明治学院大との順位決定戦で2試合を戦い、2勝。来季も2部で戦うことを決めてシーズン終了となった。順位決定戦は2戦とも爆発力を見せ、明星大らしいハイスコアゲームとなった。

 チームの主力となったのは1、2年生。スピードスターでアシストランキング2位の#2新田を筆頭に、3P王#7岡田、PGの#5水谷など、攻撃力で2部リーグを沸かせた。中でも2年生になったセンター、#9シェッラの成長が大きく、得点ランキングでは2位、リバウンドでは堂々1位を記録。チームの勝敗を大きく左右する存在となった。さらにルーキーの#31福田はこの2か月の中でも成長が見え、2年目にも期待したい。

 攻撃が得意である一方ディフェンスは課題で、失点数はリーグトップ。これは今後改善していきたい点だ。だが主力のほとんどが1・2年であることを考えると来年以降の成長も期待でき、2部定着からの上位進出が叶うかどうかを見ていきたい。


【個人ランキング】
#9シェッラ ママドゥ 得点ランキング2位(420点/平均19点)
#9シェッラ ママドゥ リバウンドランキング1位(253本)
#7岡田泰希 3Pランキング1位(62本)
#31福田晃平 リバウンドランキング8位(166本)
#2新田 嵐 アシストランキング2位(99本)

※島袋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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攻撃の先頭を切った新田。


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シェッラは大黒柱としてオフェンス・ディフェンスで活躍を見せた。


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正確無比な3Pで見せた岡田。


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水谷もチームに勢いを与える活躍。


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ガードが多くを占める中、ルーキーの福田がシェッラとともにインサイドで欠かせない存在になった。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】11位・立教大

序盤は好スタートを切るも後半にかけて失速
2013年以来の3部リーグへ


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 立教大は4勝18敗で11位、3部自動降格という結果でリーグ戦を終えた。大会序盤に白星を積むが、勢いが持続せず接戦を勝ち切れない試合が続き失速してしまった。下級生のプレータイムが長いが、粘りのあった試合では上級生の意地も見えた。

 ガード#21伊藤とセンター#28片山はともに4年生。2人を軸にフォワードの#16横地と2年生の#24木口、#6井関がスタメンの中心だ。選手層は厚いが、序盤からタイムシェアがうまくいかなかった。第7戦の順天堂大戦は延長で敗北を喫し、その後#24木口が怪我で離脱し得点面で苦しい状況に。だが第10戦の埼玉工業大戦はホームゲームで我慢の勝利。ここから勝ち星を積みたかったが、接戦をものにできず連敗が続いてしまった。良さが見えたのは第19戦。リーグ3位の駒澤大に1点差で勝利した。しかし後半戦は8連敗を喫して崖っぷちに立たされ、第20戦の国士舘大に敗れた時点で自動降格が決定。最終試合は4年生が登録されてプレーする引退試合となり、リーグ戦の幕を閉じた。

 コンスタントに#2田中がリバウンドに絡み、大会中盤にはシューターながら#20新屋もリバウンドに参戦。#24横地も今年はエースの自覚を見せ2桁得点の試合も多かった。3部降格となってしまったが、課題を見直しての浮上が問われる。


【個人ランキング】
#6井関 翼 3Pランキング7位(40本)
#21伊藤 駿 アシストランキング10位(53本)

※立教大・横地選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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アシストで見せた主将の伊藤。


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3Pで貢献した井関は成長が見えた。


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新人戦の3P王である新屋だが、ディフェンスでの奮闘が光った。


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今リーグでは怪我が痛かったが、能力の高い木口がどうチームを勝たせるかは来季の課題の一つだろう。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】12位・埼玉工業大

ルーキー・張が数字を牽引
来季はふたたび3部からのチャレンジに


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 昨年3部リーグ4位で2部へと自動昇格を遂げた埼玉工業大。初挑戦の2部は3勝19敗という結果で幕を閉じ、再び3部に自動降格で戻ることになった。昨年は3部の4チームが自動昇格。埼玉工大は明星大と同じく10勝6敗で2部昇格している。上のチームとの対戦を経ずに2部に上がったことは、プレッシャーのかかる中での戦いをしなかったという意味で、経験値では損をしたと言えるかもしれない。しかし、今季2部で22試合を戦ったこともまた大きな経験で、主力に下級生が多いことから、来季再びの浮上を十分目指せる。

 目立ったのはルーキーの張。得点、リバウンド、アシストで10位以内にランクインしたのが3項目と、オールラウンダーぶりを見せつけた。試合中に積極的に声を出してチームに発信していたのも印象的だ。強気な姿勢や前向きさは多くの選手が見習いたいところ。ただ、リーグ最終戦、シュートチェックを受けたときの落下で怪我をしてしまい、これがあまり長引かないことを願う。そのほか、#23北村、#77邱など3年生も目立ち、3Pで見せた#24栗原はまだ1年生だ。下級生が多くここから伸びるチームゆえに、再び3部の戦いで研鑽を積んで欲しい。


【個人ランキング】
#1張 子駒 得点ランキング4位(394点/平均17.9点)
#1張 子駒 リバウンドランキング2位(198本)
#1張 子駒 アシストランキング9位(56本)
#24栗原拓哉 3Pランキング6位(43本)

※埼玉工業大・朝倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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プレー幅の広さが魅力の張。


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3Pランキング入りした栗原。


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邱はインサイドでの踏ん張りが見えた。


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北村もチームに欠かせない活躍を見せた。


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2018.11.03 (Sat)

【2018リーグ2部】11/3レポート

日本体育大が初の黒星
4位の行方はまだ決まらず


 2部リーグは1部リーグより一足先に最終日を迎えた。とはいえ、延期試合がその翌日に設定されているため、最終順位が確定するのは4日だが、12チームが最後に揃った1日、今シーズンの最終戦であり、ここで4年生が引退というチームもある。いずれも活気にあふれた6試合となった。いまだ決まらない4位は、勝負のかかったチームがいずれも激闘を演じ、結果は4日に持ち越された。



自動昇格の2チームは苦しい展開
日本体育大は最後まで打開できず遂に1敗


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 無敗の日本体育大はこの日#3大浦(3年・SG)、#50バム(1年・C・福岡第一)、#13磯野(3年・SF)ら主力が怪我その他で欠場。#32フェイ(4年・C)も欠場が続いており、高さで苦戦した。立ち上がりから江戸川大にリードされる苦しい展開になった。リバウンドが安定せず、外のシュートが入らないことで常に追う状況を打開できず、全勝優勝の目標はここで潰えた。江戸川大はサイズこそさほど変わらないがアグレッシブに攻め、#1林(3年・PG)らのシュートがよく入っただけではなく、#12オウマ(3年・C)がインサイドで活躍。ディフェンスでもミスを奪ってたたみかけると、54-65。見事な勝利で最終戦に向けて弾みをつけた。日体大は持ち味が出せず苦しかった。全勝優勝の望みが潰えたが、最終戦も同じ布陣で戦わなければならない。絶対に負けられない勢いでくるであろう国士舘大を1位のプライドで倒せるか。

 2位で自動昇格を決めている法政大は、前半から上武大に一気に逃げられてしまう。シュートが好調の上武大はリバウンドにも絡んでリードを保つが、4Qに法政大につかまると、失速。得点がストップし、最後は法政大が逆転勝利を収めた。



激戦の4位争いは慶應義塾大が逆転勝利
国士舘大は逆転負けで結果は延期試合で決定


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 唯一決まっていない4位争いが関わるゲームは、互いの思いがぶつかる激しい戦いになった。慶應義塾大順天堂大は、立ち上がりこそ慶應大のシュートが立て続けに入ったが、高さでは苦戦し、リバウンドがなかなか取れない。単調なアウトサイド攻撃に終始している間に順天堂大がリバウンドからの早い展開で攻めてペースをつかんだ。リードされたものの、前半でさほど差がつかなかった慶應大だが、3Qに10点ほど引き離されて苦しくなる。しかし4Qに#8吉敷(4年・F)、#5原(4年・G)#9山﨑(3年・G)のシュートが続くと、残り3分で逆転に成功し、1点のリードを得た。ここから互いに得点できない熾烈な攻防となるが、順天堂大は終盤に入りシュート確率が落ち、リバウンドも抑えられず76-70で幕。慶應大はこれで12勝で5位へ。順天堂大は11勝で延期日程を残す。


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 既に3位を決めている駒澤大に対し、負ければ順位決定戦枠から落ちてしまう可能性もある国士舘大は必死の覚悟が見える試合を見せた。駒澤大は前半に#65針生(4年・PF)、#23金久保(3年・PF)らインサイドの要でファウルもあり、2Qに9点と失速。国士舘大は27点の猛攻で38―27とリードした。しかし3Qに主力を戻すと駒澤大もじわじわと復調。ゴール下での#65針生、#23金久保の存在感が大きくそれぞれ20得点。終盤はディフェンスで#55大髙(3年・PG)も貢献が大きかった。国士舘大は#21池田(3年・G)が強い気迫を見せてアグレッシブに攻め続け、#2二村(2年・G)、#7佐脇(3年・F)も好調だったが終盤は勢いが途切れた。駒澤大が逆転で68―71。国士舘大が4位を維持するには最終戦での勝利が必須となった。

 4位争いは4日の延期試合で国士舘大が勝利すれば4位確定となる。江戸川大、順天堂大も1試合を残し、慶應義塾大は全日程を終了。複数チームが同率で並んだ場合は、当該チーム間の結果で4位から7位までの順位が決定する。



改善点も多く見えた下位チーム
順位決定戦は安定感が鍵か


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 12位の埼玉工業大明星大との最終戦に挑み、シーソーゲームに。明星大はスタメンが下がると2Qで埼玉工業大に逆転され、再び追い上げて前半で逆転。しかし埼玉工業大も3Qに速攻や3Pが当たり、逆転。4Qが勝負になったが、僅差で明星大がリード。埼玉工業大はチャンスでミスが出てなかなか追いつけない。終盤に同点にして盛り上がったところ、#1張(1年・F・日本航空)が負傷退場してしまうアクシンデントもあって最後は明星大が逃げ切った。

 11位の立教大東洋大との対戦になった。前半から東洋大が高さ、ディフェンスでリードし、10点程度の差を保っていった。立教大はオフェンスが単調になり、次第に引き離されると終盤は互いに4年生の時間に。シュートが決まるたびにベンチが大きく盛り上がり、56―92で幕となった。

 上武大と明星大は全日程を終了。13日から行われる3部との順位決定戦へ進む。2部定着のために負けられない試合となる。

※各チームインタビューは別途掲載します。

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