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2012.11.03 (Sat)

【2012リーグ2部】10/28 国士舘大vs神奈川大

【国士舘大が逆転勝利で最後の切符を掴む!】
121028kokushikan.jpg 第3試合は、国士舘大神奈川大の一戦。国士舘大は、最終日に自分たちが勝利するか次の第4試合で駒澤大が1敗するかで3位が決まる立場にいたが、ここはやはり自力で進出を決めたいところ。対して5位以下が決まっている神奈川大も、プライドを懸けてそう簡単に勝たせる訳にはいかない。4年生にとっては引退試合であり、国士舘大には前回ラスト2秒で決勝点を決められ逆転負けを喫した借りもある。互いのにぎやかな応援も会場の熱を上げる中でティップオフを迎えた試合は、両チームそれぞれの課題を克服し、“成長”がはっきりと見られる最終日にふさわしい展開となった。試合終了後、熱戦を見守った観客からは、この日一番とも言える大きな労いの拍手が巻き起こった。

 国士舘大は#22原(1年・F・習志野)に代わって#14高橋(3年・G)をこのリーグ初めてスタメンにオーダーし、上級生を増やして安定感ある布陣で試合に臨む。先制点は国士舘大#9新田(2年・C)。だが気持ちが空回りしたか、その2点を最後に得点が止まった。その間に神奈川大は、#21増子(4年・SF)らが次々得点を重ねて12-2と二桁リード。その後も好調を保って23-13で1Qを終える。2Q、国士舘大は神奈川大の得点を停滞させるがなかなか自分たちのシュートも調子が上がってこない。#22原の得点で残り3分3点差に詰め寄ったものの、終盤に流れを掴んだのは神奈川大。#11丸山(2年・C)がディフェンスを引きつけ#29田村(3年・PF)がノーマークでゴール下を決めると、#21増子のバスケットカウントが続いて勢いに乗る。守りでは#7古橋(3年・SF)が自分より17cmも身長の高い#13曹(4年・C)を見事にブロックし、そこから#11丸山が速攻を決めて8点リード。最後に#21増子の3Pで締め、37-26と再度リードを押し戻して試合を折り返した。

 これまでの国士舘大ならば、このままこの状況にうち勝てないことも考えられた。「入りが重要」と多くの選手たちが語ってきたよう、相手にリードされて追うような展開は不得手。負ける試合は序盤でつまずき、我慢がきかずに気持ちの面から崩れる傾向にある。だがこの最終戦では、国士舘大はその“ジンクス”を打ち破った。3Q、10点前後のまま点差をそれ以上離されずに、粘り続けて好機をうかがう。するとQの終盤、国士舘大のゾーンに神奈川大のアウトサイドが落ち始めた。このチャンスを見逃さず、リバウンドを抑えて4連続得点で一気に差を縮める。46-45で4Qに入ると、開始30秒で#22原が決め、1Qの先制点以来国士舘大が久しぶりにリードを奪った。

121028maruyama.jpg だが神奈川大も気迫のこもったプレーを見せる。#20早川(3年・PG)のバンクシュートで再び先行すると、#29田村が#13曹相手にひるまずに攻め、4ファウルに追いやるバスケットカウントを獲得して残り6分6点のリードを奪った。しかし国士舘大は、この苦しい状況をディフェンスで打開。神奈川大を2連続で24秒オーバータイムにさせると、#15松島(3年・G)がスティールからワンマン速攻を決めて逆転に成功。神奈川大はすかさずタイムアウトを取るが、パスミスやトラベリングが続いて立て直せない。国士舘大は依然として激しく前からプレッシャーをかけ続け、#15松島、#20大河原(2年・F)が立て続けにスティールから得点して残り2分7点のリードを奪い返した。そのまま残り時間も押しきり、最終スコアは65-59。国士舘大の選手はタイムアップのブザーと共に悲願の3位入賞に歓喜し、応援団もコートに入って一緒に喜び合った。対する神奈川大の選手たちも、みな晴れ晴れとした笑顔でハイタッチ。互いに全力を尽くした死闘を終え、健闘を称え合った。

 「最後の最後まで諦める選手は一人もいなかった」と神奈川大主将#14竹嶋。毎年神奈川大の選手たちが揃って口にする“神大らしさ”を、今季ラストゲームでも貫いた。春は個人プレーが目立ったものの、この試合は、増子もパスをよく回して仕掛けるべき瞬間を狙ってリングに向かい、#7古橋はもちろん、#29田村や#11丸山ら黒子役に徹するインサイド陣も攻め気が目立った。チームプレーの完成度を上げ、ベンチを含めて全員で戦った今季ラストゲームだった。

 これまでにない粘り勝ちで、自力での入替戦出場を決めた国士舘大。リーグ戦を振り返れば、中央大や白鴎大から勝利するなど台風の目となる存在だった。実力差や前評判が当てにならないのが入替戦の特色でもあるが、中でも国士舘大ほど予想のできないチームは無い。代々木の体育館でも台風を巻き起こせるか、注目したい。

国士舘大:12勝6敗
神奈川大:8勝10敗

写真上:円陣を組む国士舘大。チーム一丸となって食らい付き、見事な逆転勝利を収めた。
写真下:神奈川大は#11丸山の奮闘も光る。プレータイムを伸ばし、伸び盛りの選手だ。

※国士舘大・板垣選手、神奈川大・増子選手、竹嶋選手のコメントは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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