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2008.10.29 (Wed)
10/29関東大学入れ替え戦 日本体育大VS筑波大 第3戦
筑波大は大逆転で1部への扉を開く
日本体育大(1部7位)66(22-10,15-17,21-18,8-28)73筑波大(2部2位)

長らく学生バスケットを支え、牽引してきた日本体育大学。学生バスケの歴史の大半は日体大の歴史といっても過言ではない。過去、幾多のチームがこれに挑み、破れてきた。数々の名選手を輩出し、伝統と名声は他に並ぶものはなく、「日体」であることのプライドは他選手を遙かに凌駕していた。
だが、時代は移り変わる。各大学は熱心な強化活動を行い、新しいトレーニング法やコーチングが大学バスケに取り入れられ、その力を飛躍的に伸ばし始める。いつしか日体大というだけでは威厳は保てなくなった。ここ数年苦しい戦いを強いられ、そして遂に入れ替え戦という背水の陣に至った。
歴史的な戦いの相手となったのは筑波大。2004年に2部降格となってから何度も2部上位で足踏みを繰り返した。入学時から期待され続けてきた選手たちは4年生となった。大舞台に弱いと言われ続けてきたチームは、一昨年と同じく入れ替え戦の第3戦までもつれこむ。
試合はともに気持ちのこもった好勝負だった。そしてその気持ちがわずかに上回った筑波大に、勝利の女神は微笑んだ。
写真:昇格の瞬間、選手達がコートで喜びを弾けさせた。
※試合のレポートと筑波大・梁川選手、中務選手、木村選手、富田選手、高橋選手、鹿野選手、片峯選手、日本体育大・赤石選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2008.10.29 (Wed)
10/29 関東大学入れ替え戦 拓殖大VS関東学院大
意地を見せた拓殖大が2部を守りきる
拓殖大(2部7位)115(26-25,28-23,21-9,40-27)84関東学院大(3部A2位)

それぞれが強い気持ちを持って臨んだこの入れ替え戦。前半は互角の展開になる。拓殖大は、この負けられない試合でようやくコートに立った#21寒竹(4年・F)のシュートを始め、5人が小気味良くシュートを決めていく。対する関学大は、もちろん#1パプ(2年・C)で応戦。高さを生かしてゴール下を支配し、次々と得点を奪う。また、外からは#16高杉(3年・F)や#13山下(4年・F)の3Pが決まる。1Qはこのまま競った展開が続いた。2Qの立ち上がりに関学大#1パプがバスケットカウントで関学大がリードを奪うが、拓殖大も#22松崎(2年・G)がすぐさま決め返して、依然として競り合う。だが、拓殖大は#21寒竹の2つのバスケットカウントと、3Pでじりじりと点差を離していく。関学大は#1パプがなんとかゴール下で粘って、前半終わって54-48。終盤に決まった#21寒竹のシュートで拓殖大が6点リード。
ハーフタイムもスタート5人を集めてミーティングを行っていた拓殖大。後半へ向けても抜かりはない。立ち上がりからゾーンディフェンスを仕掛けて、関学大を苦しめる。オフェンスでは#1宮城(4年・G)のスティールから生まれた#21寒竹の得点をはじめ、#3宇佐美(3年・G)の3Pも決まってリードを広げる。対する関学大は、拓殖大ディフェンスの前に苦しんで3分間無得点。3Q中盤、拓殖大#21寒竹の得点が決まると、点差は9点に。関学大はタイムアウトを取るが、流れは変わらない。ここから拓殖大は大きくリードを奪っていく。なんとか追いすがりたい関学大だが、#1パプがオフェンスファウルを吹かれ、ファウル4つ。なかなか思うように攻められず、リードは広がるばかり。4Qの立ち上がりに拓殖大#99長谷川(1年・F・能代工業)がスティールからダンクを連続で決めると、完全に拓殖大ペースとなった。#1宮城、#3宇佐美の高確率で決まる3Pはもはや止められない。関学大も#1パプや#32前田(1年・F・延岡学園)らが得点を重ねるも、点を取っても縮まらない点差に徐々に集中力を欠いていく。残り2分、拓殖大はベンチ入りしていた4年生が全員出場。#51下中(4年・F)は得意のダンク、#44山田(4年・G)は3Pを沈めて拓殖大ベンチは大盛り上がり。結果、115-84で拓殖大が快勝。2部残留を決めた。
かつては1部リーグ所属、2002年に2部リーグに降格してからは、なかなか結果が出せなかった拓殖大。その後も見る見るうちに沈んでいき、今年は遂に3部Aとの入れ替え戦を経験することに。高校時代は全国制覇、全国準優勝という#1宮城、#21寒竹というキャリアのある選手がいながらも、チームは苦しい戦いを強いられた。何がそうさせてしまったのかというのは宮城がインタビュー内で語っている。
残留を決めた瞬間、拓殖大の面々は歓喜の声をあげた。だが、「自分はやらなくてはいけないことをやっただけ。出来は普通」と主将・宮城が言う通り、この入れ替え戦での勝利というものは決して満足できる結果ではない。2部昇格を目指しているチームはたくさんある。それを今回、目の当たりにした拓殖大はこのことを忘れてはならない。そして、来シーズンも2部でプレーできるということ。これがどういうことだかを重々理解して来シーズンに臨んで欲しい。
※拓殖大・宮城選手、関東学院大・山下選手、パプ選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2008.10.29 (Wed)
10/29 関東大学入れ替え戦 順天堂大VS國學院大
1年で2部復帰を狙った國學院大を破り、2部を堅守
順天堂大(2部8位)98(19-9,29-16,27-24,23-28)77國學院大(3部A1位)

2Qになり落ち着いたか、國學院大は得点では押し戻すも、逆転するには至らない。心理的に優位に立った順天堂大はリバウンドをもぎ取り、またノーマークになった渋谷らが簡単に3Pを決めていく。國學院大はインサイドで#5成田(4年・C)や#41傳田(3年・F)が決めきれず、アウトサイドも安定しない苦しい時間を過ごすことになった。それでも、後半主将の#1須永(4年・G)がコートに出ると次第に落ち着いたゲーム運びができるようになる。だが、序盤の差が全てだった。追いつくことに力を割かねばならなかった展開で、勝負にまで持ち込むことは不可能だった。1年で復帰を誓いこの一戦にかけてきたが、入れ替え戦を突破することは叶わず、悔しい敗戦を迎えた。
一方、歓喜の声をあげたのは順天堂大。一発勝負の入れ替え戦で、持っている力をそのままコートに出して2部に踏みとどまった。ケガに泣き、苦しんだリーグだったが、来年にたすきをつないでリーグを終えた。
写真:インサイドで力強さを発揮した順天堂大・山本。
※順天堂大・綿貫選手、北村選手、國學院大・須永選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2008.10.29 (Wed)
10/29 関東大学入れ替え戦 千葉商科大VS獨協大
千葉商科大は敗れるも最後まで“らしさ”見せる
千葉商科大(3部B5位) 95(26-33,8-24,23-24,38-37)118 獨協大(4部4位)

能力に光るものはあるもののスロースタートの千葉商科大に対し、獨協大は#16須佐創(3年・F)らのアウトサイドシュートで先制攻撃を加える。1Qは千葉商科大も決め返してハイスコアゲームとなるが、勝負が分かれたのは2Q。闘志溢れるリバウンダーの#8田中(3年・F)をケガで欠く千葉商科大のインサイドを、獨協大のルーキー#15森田(1年・C・市立柏)がこじあけ、着実に加点していく。さらにサイズのハンデをカバーする運動量あふれるディフェンスから速攻・3Pも決まり、あっという間に点差を20とした。
後半、千葉商科大は#7伊賀(4年・SG)が怒涛の攻撃を見せるが、獨協大の勢いも衰えず点差は変わらないまま4Qを迎える。獨協大は下級生が4年生の花道をお膳立てした形となり、ラスト3分間は3人の4年生のプレーに一喜一憂となった。一方、千葉商科大も点差があいても#7伊賀ら4年生を中心に互いに声を掛け合い、最後まで顔を上げてプレー。「勝っているときはノリノリ、負けているときはしっかり」という“千葉商科らしさ”を最後まで見せてくれた。昨年3部昇格の原動力となった今の4年生が抜け、来シーズンは新しいメンバーで3部再挑戦となる。
獨協大は、3年ぶりの3部復帰。今年のチームで唯一3部でプレーした経験を持つ4年生が、3年生以下に大きな財産を残した。
写真:獨協大は終盤コートに立った#4遠藤ら4年生が笑顔でプレー。コーチ不在の中、練習メニューを考え、ベンチワークを担ってコートに立つ下級生を支えてきた努力が報われた。
※獨協大・須佐創(はじめ)選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2008.10.28 (Tue)
10/28関東大学入れ替え戦 大東文化大VS慶應義塾大 第2戦
大東大も意地を見せるが残留は叶わず
大東文化大(1部8位)84(22-26,15-29,27-27,20-24)106慶應義塾大(2部1位)

春から慶應大の選手達が言い続けていたことだ。昨年、阿部(レラカムイ)、竹野(bj新潟)ら4年生主体の大東大に敗北した苦い入れ替え戦を、誰も忘れてはいなかった。そして実現したリベンジマッチ。第1戦を戦って力の差ははっきりとしていた。もちろん2戦目に向けて慶應大に油断はない。序盤から高い確率でシュートを決めてリードを保つ。大東大もこのまま終われない気迫で、1戦目よりも気持ちのこもったプレイを展開したが、慶應大の勢いの前にはそれも届かなかった。
慶應大はベンチ入りした4年生全員を出場させ、2連勝で見事昇格。苦しい思いでチームを去った昨年の主将・加藤らOBらも駆けつけた試合で、後輩は見事に結果を出して見せた。代々木体育館に「若き血」の合唱が響き渡った。
※試合のレポートと慶應義塾大・鈴木選手のインタビュー、小林選手のコメントは「続きを読む」へ。
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2008.10.28 (Tue)
10/28入れ替え戦レポート
日本体育大は底力を見せ、筑波大と1勝1敗に押し戻す!
5試合が行われた入れ替え戦2日目。兄弟校対決となった城西大と城西国際大の試合は序盤から圧倒した城西大がそのまま大差で4部を守るなど、地位をキープする戦いがあった一方、この日は昇格が2つあった。4部で勝ち上がった東京理科大が昨年昇格したばかりの明治学院大を下し3部Bへと昇格。慶應義塾大も大東文化大に2連勝で1部復帰を決めた。
日本体育大と筑波大の対戦は、序盤筑波大がリードしながらも、日体大必死のプレーに気圧されたか逆転負け。しかも控え選手相手で力を出し切れなかった。注目の対戦は最終日で決することとなった。
オフェンス能力&ディフェンスでも粘った
明星大が4部残留を決める
明星大(4部17位)99(25-14,25-14,22-9,24-25)62朝鮮大学校(5部8位)

既に前半で勝負あり、という点差がついた試合。惜しくも柳谷はアグレッシブさが災いして5ファウルとなってしまったが、その分他のメンバーが奮闘を見せた。最後には4年生も出場させ、代々木でのリーグ最終戦を見事勝利で飾って4部リーグ残留を決めた。4部リーグ上位進出にはまだ課題は多いが、来期の奮闘も期待したい。
写真:4Q終盤、見事3Pを決めた#23小川(4年・F)は4年間の思いを実らせるような笑顔を見せていた。ベンチも大盛り上がりとなった。
互いに必死さが見えた好勝負は東京理科大に軍配!
明治学院大は惜しくも1年で4部へ後退
明治学院大(3部B6位)59(16-17,14-18,20-20,9-22)77東京理科大(4部3位)

1Qから点の取り合いとなったが、明学大はサイズのある理科大のペイント内に攻め込めず、外が中心。しかしこれがなかなか決まらず得点を量産できない。一方の理科大は明学大の激しいディフェンスにあって決めきれないシーンも目立つが、内外からオフェンスを仕掛ける。1Q、2Qともわずかに理科大が勝ったが、明学大も気迫では一歩も引かないデッドヒートとなった。両校応援も必死に声を張り上げ、代々木は俄に騒然とした空気に包まれる。
試合は後半、理科大ペースにシフトしていく。明学大はシュートが決まらず、3Q終盤に8点差をつけられ苦しい時間帯が続いた。しかし3Qの終わりに3Pブザービーターでなんとか5点差に押し戻し、望みをつなぐ。しかしやはりインサイドの強さがある理科大がその後もペースを握った。明学大は4Q9点に終わり、理科大の前に屈した。昇格1年での苦い降格。一方の理科大は歓喜に包まれ、Bとはいえ、38年ぶりの3部へとステップアップを果たした。
写真:必死のディフェンスを見せる明学大に理科大も苦しんだ。
#27眞庭離脱も脅威の粘りが日体大に1勝をもたらす
筑波大は一昨年と同じく最終決戦へ望みをつなぐ
日本体育大(1部7位)85(15-22,22-8,22-19,26-26)75筑波大(2部2位)

試合開始18秒、日体大にアクシデントが起きた。エースで主将の#27眞庭(4年・F)が負傷退場。リーグ戦中、眞庭が負傷退場した後、チームが崩れて敗北という試合があった。そんな不安もよぎるが、この日の日体大は気迫が違う。眞庭の穴を埋めるように#12堀田(3年・G)や#15宮村徹(4年・C)らが粘り、序盤は日体大ペースに。激しいディフェンスと勢いで筑波大を飲み込み、リードを奪う。だが、筑波大も1Q終盤に#31梁川(4年・G)、#13片峯(3年・G)の3Pで得点し、1Qは筑波大がリードを奪い返して終了。2Qの立ち上がりは互いにシュートが入らない。だが、その均衡を破ったのは日体大だった。#23横江(1年・G・光泉)の速攻、#15宮村徹のリバウンドシュートが決まる。さらにその後も#24于(2年・F)のゴール下が連続で決まり、逆転に成功。その間、約6分。筑波大は無得点。残り4分17秒でようやく#47富田(4年・F)のジャンプシュートで初得点も、すぐに日体大#23横江に決め返されて日体大リードは変わらず。なんとか持ち直したい筑波大だが、ミスも出てしまい、結局このQに奪った得点はわずか8点。日体大に7点のリードを許し、後半へ。
この日も筑波大の司令塔はファウルトラブルに悩まされる。#13片峯は後半開始2分で3ファウルとなりベンチへ。その後すぐに日体大インサイド陣に3連続得点され、筑波大はたまらずタイムアウト。だが、タイムアウト明けも日体大#45佐藤(2年・F)に3Pを許すなど、流れを断ち切ることが出来ない。ここで筑波大はゾーンディフェンスを展開。これが功を奏し、ディフェンスでは成功。日体大を2分ほど無得点に抑える。だが、オフェンスは単発で得点が奪えない。チャンスを生かしきれなかった筑波大は日体大を捕らえられない。最後の10分では前線からディフェンスをしかけて日体大のミスを誘発した筑波大。一時は6点差まで詰めるものの、その後の一本が出ない。詰めても詰めても日体大に返される筑波大。結局、最後まで点差を返すことが出来なかった筑波大は昇格を決めきれず。1部入れ替え戦は第3戦までもつれ込むこととなった。

勝負は振り出しに戻った。入れ替え戦は実力以上に気力が必要とされる試合。最後に一番強い気持ちを見せた方が最終戦を勝つだろう。
写真:(上)激しいプレイでぶつかり、顔を腫らしてベンチへ下がった堀田をメンバーが「よくやった」という風に抱きとめた。
(下)観客席の一角を埋め尽くした日体大の応援団。これだけの大人数による恒例、「乗ってけ」の応援は壮観。
※大東文化大VS慶應義塾大は別途掲載します。
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2008.10.27 (Mon)
10/27入れ替え戦レポート
千葉大(4部20位)83(18-20,22-15,28-13,15-17)65首都大学東京(5部5位)

試合は開始から千葉大がリード。実力差は大きく、大差をつけてそのまま余裕で逃げ切るかと思われた。しかし控えメンバーにした千葉大に対し、首都大が粘り、一時は10点差まで追い上げることに成功する。しかし、最後は千葉大もつけ込ませることなく逃げ切りを決め、4部にとどまる勝利をあげた。
写真:試合後、千葉大の選手が安心したように笑顔になった。
文教大は粘るが、桐蔭横浜大の勢いの前に届かず
桐蔭横浜大(4部19位)95(27-17,25-25,24-19,19-21)82文教大(5部6位)

千葉大と同じく、4勝3敗で4部下位リーグを終えてきた桐蔭横浜大。対する文教大は前半から勢いよく攻めていく。1Qを終えて、点差は10点を境に行きつ戻りつという格好になった。しかし2Qに文教大のリバウンドが取れ出すと、リズムが好転。一時は5点差にまで詰め寄ることに成功する。しかし桐蔭横浜大も黙ってはいない。#15石田(1年・SG・土浦日大)が積極的にオフェンスを仕掛け、連続ミドルシュートで文教大の追い上げを断ち切る。そのまま桐蔭横浜大が再びリードを広げると、文教大は必死に追い上げるが追いつくまでには至らない。
結局、文教大の追撃をかわしてそのまま桐蔭横浜大が4部残留を決めた。
写真:石田のシュートが桐蔭横浜大にいい流れを持ってきた。
下級生主体でふんばりがきかない大東大
慶應大は控えも出場させて30点差の勝利
大東文化大(1部8位)64(16-25,13-22,10-21,25-26)94慶應義塾大(2部1位)

序盤の立ち上がりはともに重く、慶應大は再三ターンオーバーを繰り返す。大東大は#7今井(1年・C・青森山田)が#7岩下(2年・C)をうまくかわしてゴール下でシュートを入れる。#41山本エドワード(4年・G)も華麗なレイアップを決めて度肝を抜く。慶應大は1Q残り5分の#4鈴木(4年・F)の3Pを皮切りに#15酒井(2年・F)、#7岩下のカットから#10小林(3年・G)の速攻、#16二ノ宮(2年・G)もスティールから速攻を決めて一気に差をつけた。大東大はこうした勢いの前に攻め手が少ないが、2Qに#9石原(4年・F)の3Pで6点差に戻す。しかしこの日は気迫の見えるプレーが光る#7岩下がバスカンを決め、#10小林の連続3Pが出ると完全に慶應大ペースとなった。
このまま慶應大が逃げ切るかと思われた後半、大東大も意地を見せる。#41山本、#15遠藤(1年・PG・市立船橋)の連続3Pが決まると#9石原のミドルシュートで点差を詰める。この間慶應大はアウトサイドが入らず、ターンオーバーが続くが、それでも優位は揺るがない。4Q、大東大はリーグ戦では出番のなかった#21鈴木(4年・SF)を投入。高確率でシュートを決めていくが、それ以外は慶應大ディフェンスの前に得点を伸ばすことができない。終盤は余裕の出た慶應大が控えのメンバーをコートに送り出した。#6青砥(4年・F)、#9神田智(3年・G)ほか、1年生も#19春本(1年・PF・春日部)、#18金子(1年・G・春日部)、#23原田(1年・C・岡崎城西)、#21松谷(1年・F・福大大濠)らも臆することなく得点を決め、大差で1戦目を勝利した。
慶應大が最短の1年での1部復帰なるか、大東大が意地を見せるのか。昨年は第3戦までもつれこんだ対戦だが、2戦目が待たれる。
写真:この日は再三ボールに絡んだ岩下。「今日ぐらいやってくれれば大丈夫」と佐々木HCも及第点。
#5中務のダンクに沸いた筑波大
日体大は終盤好ディフェンスを見せるも敗北
日本体育大(1部7位)61(19-23,17-29,15-11,10-12)75筑波大(2部2位)

開始2分20秒、筑波大の司令塔#13片峯(3年・G)が2ファウルでベンチへ。片峯の替わりに入ったのは1年生の#34田渡(1年・G・京北)。入れ替え戦という大舞台ながら、田渡は臆することなくプレーする。試合はここまで一進一退の展開。だが、1本のプレーが流れを変える。筑波大#5中務(4年・F)の豪快なダンクだった。このプレーで勢いづいた筑波大は#32木村(4年・C)のシュートも決まってリードを奪う。対する日体大は、筑波大のディフェンスを前にミスを連発。また、オフェンスもシュートで終わることが出来ない。タイムアウトで立て直しを図るも、打開策は見当たらず。結局、筑波大#31梁川(4年・G)、#32木村ら4年生に得点を許し、16点ビハインドで前半を終える。
後半は日体大が粘る。前線からディフェンスを仕掛けると筑波大がそれにはまる。ボールを運ぶのに時間がかかり、そこからのオフェンスも単発に。筑波大にタイムアウトを取らせる。その後も日体大はディフェンスで筑波大からミスを誘い、そこから#11冨江(3年・F)の3Pや#27眞庭(4年・F)のブレイクなどで着々と得点を詰めていく。4Qの残り6分台には6点差。だが、その後の1本が決まらない。ディフェンスでは#12堀田(4年・G)が好ディフェンスを見せるも、得点に繋げられず。逆に筑波大は#32木村のインサイドなどで得点を重ね、再び点差は10点に。終盤、日体大はシュートが落ちて最後まで筑波大を捕らえられず。第1戦は筑波大が勝利。1部昇格に王手をかけた。
日体大が筑波大を追い込めるとしたら、やはり後半に光ったディフェンスを持続させること。これに尽きるだろう。筑波大もフリースローを落とすなど、決して調子がいいとは言い切れない。日体大は筑波大から星を奪って第3戦まで持ち込めるか。
写真:片峯を激しいディフェンスで囲む日体大。ヘルドボールを奪うなど、気迫が感じられるプレーを見せたが、課題はそれを40分間できるかどうか。
2008.10.20 (Mon)
関東大学リーグ3部A最終結果&総括
3年ぶりの混戦を抜けたのは國學院大と関学大!

一方、インカレ出場権のない3部A以下のチームにとっては、この秋のリーグが1年間の集大成となる。躍進したチームも、思い通りにいかず苦しんだチームも、最後は「自分達にできることをやりきった」という充実の笑顔だった。
國學院大の強さ、混戦を生んだドラマ、降格回避争い、そして3部Aらしさを振り返る。
写真:3部A全員集合!
■最終結果 1・2位、3・4位は直接対決の結果、6・7位は直接対決の得失点差による
優勝 國學院大 11勝3敗 ※2部8位順天堂大との入替戦へ
2位 関東学院大 11勝3敗 ※2部7位拓殖大との入替戦へ
3位 立教大 10勝4敗
4位 神奈川大 10勝4敗
5位 駒澤大 8勝6敗
6位 玉川大 3勝11敗
7位 東京成徳大 3勝11敗 ※3部B自動降格
8位 江戸川大 0勝14敗 ※3部B自動降格
3部A総括と個人ランキング最終結果は「続きを読む」へ。
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2008.10.19 (Sun)
10/19 関東大学3部Aリーグ 最終週 第2戦 國學院大VS神奈川大
だが順位に影響はなく、寂しさも残った最終戦
國學院大 73(20-18, 18-18, 20-16, 15-28)80 神奈川大

ともに1年での2部復帰を誓った2チームだが、國學院大は優勝も入替戦での対戦相手もすでに決まり、一方の神奈川大はこの試合に勝っても負けても4位が確定していた。
昨年の最終試合は、100点ゲームを連発していた国士舘大と順天堂大の3部レベルを超えた優勝決戦だった。さらに一昨年は、1点でも勝った方が入替戦、という順天堂大と駒澤大の死闘だったが、それらに比べるとやや寂しいものと言わざるを得ない。
今年の3部Aで、2部の舞台に立った経験があるのは駒澤大の4年生と國學院大・神奈川大の2~4年生のみ。その経験の力で3部で勝ち星をあげることはできても、2部を取り戻すのは簡単ではない。「できれば一緒に上がりたかった」とは國學院大の選手の言葉。神奈川大はこれでシーズンを終え、國學院大は最後の決戦・入替戦に臨む。
写真:神奈川大・綿貫のブザービーターが決まった瞬間、チームメートがベンチから飛び出した。綿貫はめずらしく派手なガッツポーズ。リーグ戦でずっと抱えていたであろうプレッシャーから開放されたような笑顔だった。
※試合のレポートと國學院大・須永選手、神奈川大・蓮見直選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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2008.10.19 (Sun)
10/19 関東大学3部リーグAB 最終週 第2戦
國學院大と関学大はエクストラステージ・入替戦へ
【3部A】
関東学院大、10連勝で入替戦切符つかむ
東京成徳大はあと1勝が遠く無念の3部B降格

この結果、國學院大と関学大が2部との入替戦に進出した。立教大は昨年の5位から躍進したが、あと1勝及ばず3位。1年での2部返り咲きを狙った神奈川大も1勝足りず、3部の壁に跳ね返された格好となった。これまで昇格を重ねてきた江戸川大も3部Aでは白星をあげることができず、3部Bに自動降格。そして、6・7位は星が並んだが、得失点差で東京成徳大が3部B降格となった。
写真:関学大は試合終盤、4年生をコートに送り出したが、負傷欠場が続いた主将の金澤(中央)は呼ばれず。入替戦では金澤に出場機会をプレゼントすることができるか。
※関東学院大・原田選手
江戸川大・山口選手
立教大・岩田選手
玉川大・村田選手
駒澤大・吉田選手
東京成徳大・鎌田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※國學院大VS神奈川大は別途掲載します。
■10/19の結果
関東学院大 91(20-15, 25-14, 29-19, 17-22)70 江戸川大
立教大 102(25-18, 32-19, 27-32, 18-25)94 玉川大
駒澤大 114(31-16, 24-16, 38-18, 21-35)85 東京成徳大
國學院大 73(20-18, 18-18, 20-16, 15-28)80 神奈川大
■最終結果 1・2位、3・4位は直接対決の結果、6・7位は直接対決の得失点差による
優勝 國學院大 11勝3敗 ※2部8位順天堂大との入替戦へ
2位 関東学院大 11勝3敗 ※2部7位拓殖大との入替戦へ
3位 立教大 10勝4敗
4位 神奈川大 10勝4敗
5位 駒澤大 8勝6敗
6位 玉川大 3勝11敗
7位 東京成徳大 3勝11敗 ※3部B自動降格
8位 江戸川大 0勝14敗 ※3部B自動降格
■MVP #5成田拡明(國學院大・4年・C)
■新人王 #9大山耕治(神奈川大・1年・G・甲府西)
■得点王 #1パプ・ムール・ファイ(関東学院大・2年・C) 381点
■3ポイント王 #31原田佳明(関東学院大・2年・SG) 38本
■リバウンド王 #1パプ・ムール・ファイ(関東学院大・2年・C) 236本
■アシスト王 #4岩田周人(立教大・4年・主将・G) 61本
※3部A個人最終成績(トップ10)は別途掲載します。
最終週は全て1勝1敗
東洋大は最短1年、国際武道大は2年ぶりの3部A復帰
【3部B】
最終週の2試合は、4つの対戦全てが1勝1敗となった。東洋大、国際武道大はそれぞれ3部復帰を果たしたが、有終の美は飾れず。5・6位は直接対決の結果、千葉商科大が5位、明治学院大が6位となり、それぞれ4部3・4位との入替戦に進んだ。
3部Bリーグは最も入れ替わりが激しく、東京大と東京経済大は残留となったが、上位と下位の計4チームは自動昇格/降格で入替が確定。入替戦の結果によっては、さらに2チームプラスされて最大6チームが入れ替わることになる。
■10/19の結果
明治学院大 66(20-18, 15-26, 15-18, 16-10)72 千葉商科大
学習院大 63(7-25, 10-25, 20-19, 26-12)81 横浜国立大
国際武道大 71(24-21, 22-21, 16-25, 9-26)93 東京大
東洋大 98(33-24, 29-31, 22-17, 14-36)108 東京経済大
■最終結果
優勝 東洋大 12勝2敗 ※3部A自動昇格
2位 国際武道大 11勝3敗 ※3部A自動昇格
3位 東京大 10勝4敗
4位 東京経済大 9勝5敗
5位 千葉商科大 6勝8敗 ※4部4位獨協大との入替戦へ
6位 明治学院大 5勝9敗 ※4部3位東京理科大との入替戦へ
7位 横浜国立大 2勝12敗 ※4部自動降格
8位 学習院大 1勝13敗 ※4部自動降格
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2008.10.18 (Sat)
10/18関東大学リーグ3部AB 最終週 第1戦
東京成徳大は惜しくも自動降格脱出ならず、明日に全てを掛ける
【3部A】

東京成徳大は、1勝して同星数ながら得失点で上を行かれている玉川大を逆転したかったが、駒澤大に3点差と惜しくも勝利ならず。明日の最終戦に全てを掛ける。ここまで、上位相手に僅差の試合をしてきており、明日こそ勝利につなげたいところだ。
写真:怪我から復帰した神奈川大#3蓮見直(3年・G)
※神奈川大・小島選手のインタビューは「続きを読む」へ。
■10/18の結果
関東学院大 87(24-20 19-16 26-15 18-8)59 江戸川大
立教大 97(30-11 27-17 22-28 18-27)83 玉川大
駒澤大 89(22-19 23-28 24-17 20-22)86 東京成徳大
國學院大 63(15-21 14-20 13-17 21-22)80 神奈川大
■10/18現在の勝敗
國學院大 11勝2敗 ※優勝決定
関東学院大 10勝3敗
立教大 9勝4敗
神奈川大 9勝4敗
駒澤大 7勝6敗 ※5位確定
玉川大 3勝10敗
東京成徳大 3勝10敗
江戸川大 0勝13敗 ※8位確定
東洋大優勝!国際武道大も勝って自動昇格決める
下位争いは星が並び、最終戦で決着
【3部B】
東洋大、国際武道大が勝ってそれぞれ1・2位を確定した。3部A-B間は自動昇格のため、嬉しい昇格決定だ。また、敗れた東京経済大、東京大も、それぞれ4位、3位と順位が確定した。
下位争いは、学習院が最終週にして大きな初勝利を上げた。明治学院大も勝って千葉商科大と星が並び、明日は勝った方が5・7位、負けた方が6・8位というシンプルな条件となった。5位なら4部6位の獨協大と、6位なら4部3位の東京理科大と入替戦を戦う。
■10/18の結果
明治学院大 74(18-19 24-17 16-16 16-14)66 千葉商科大
学習院大 74(19-12 15-16 19-15 21-18)61 横浜国立大
国際武道大 88(19-12 23-14 17-16 29-18)60 東京大
東洋大 75(16-19 14-15 15-19 30-15)68 東京経済大
■10/18現在の勝敗
東洋大 12勝1敗 ※優勝決定
国際武道大 11勝2敗 ※2位確定
東京大 9勝4敗 ※3位確定
東京経済大 8勝5敗 ※4位確定
千葉商科大 5勝8敗
明治学院大 5勝8敗
横浜国立大 1勝12敗
学習院大 1勝12敗
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2008.10.17 (Fri)
3部AB総括vol.2(9/28~10/12)
入替戦への残り1枠は最終週に決定
【3部A】
上位チームが1チーム、また1チームと脱落…

5週目以降は上位チーム同士が対戦していき、まず國學院大と神奈川大・駒澤大の明暗が分かれた。國學院大は順調に勝ち星を重ね、駒澤大との第2戦も1ゴール差の接戦を勝ちきって6週目にして優勝を確定。一方、リーグ前半に関東学院大・立教大に黒星を喫しもう負けられなかった神奈川大と駒澤大は、直接対決で星を分ける痛み分けもあり成績を伸ばせなかった。
その間に順位をあげていったのは、立教大と関東学院大。立教大は2位、関東学院大は3位まで浮上し、第6週に直接対決となった。星1つリードしていた立教大は、1敗しても得失点差で上回れば2位キープと優位に立っていたが、結果は関東学院大の2連勝。2位に浮上し、入替戦進出に一気に近づいた。
自動降格回避をめぐる戦いは“他力”がキーワード
リーグ前半、白星をあげられなかった江戸川大は、第6週も敗れて8位が確定してしまった。激しいディフェンスを武器に笑顔でプレーしているが、結果が出ず惜しまれるところだ。これまで昇格を重ねてきたが、3部A-B間は自動入替のため、1年で3部Bに逆戻りとなった。
一方、7位は現在玉川大と東京成徳大が3勝で肩を並べているが、両チームの対戦はすでに第2週に終わっており、1勝1敗。得失点では玉川大が上回っている。対戦後はずっと、互いにどこかから金星を上げるか、それともどこかに苦杯を喫するかで置かれる状況は変化するところだったが、同勝数のまま最終週を迎えた。最終週の玉川大の相手は立教大、東京成徳大の相手は駒澤大。このまま同じ勝ち数のままなら、玉川大は残留、東京成徳大は降格となる。
2位決定のシュミレーション
現在、2位で2部との入替戦進出の可能性が残っているのは、関東学院大、立教大、神奈川大の3チーム。駒澤大は、関東学院大と星が並んでも対戦成績で負け越しているため、関東学院大を上回れない。ここでは、関東学院大の負け数を基準に可能性を列挙していった(カッコ内は最終週の成績)。
関東学院大が3敗(2勝)の場合 →2位:関東学院大
関東学院大が4敗(1勝1敗)の場合
神奈川大が4敗(2勝)、立教大が5敗(1勝1敗)以下 →2位:神奈川大
それ以外 →2位:関東学院大
関東学院大が5敗(2敗)の場合
神奈川大が4敗(2勝)、立教大が4敗(2勝) →2位:立教大
神奈川大が4敗(2勝)、立教大が5敗(1勝1敗)以下 →2位:神奈川大
神奈川大が5敗(1勝1敗)以下、立教大が4敗(2勝) →2位:立教大
神奈川大が5敗(1勝1敗)、立教大が6敗(2敗) →2位:神奈川大
それ以外 →2位:関東学院大
■最終週を残しての勝敗
國學院大 11勝1敗 ※優勝決定
関東学院大 9勝3敗
立教大 8勝4敗
神奈川大 8勝4敗
駒澤大 7勝5敗
玉川大 3勝9敗
東京成徳大 3勝9敗
江戸川大 0勝12敗 ※8位確定
3部Bリーグ後半戦のまとめは「続きを読む」へ。
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2008.10.13 (Mon)
関東大学リーグ4・5部 最終結果&個人賞
5部は各エリアの上位チームの順位決定トーナメント開始

5部も各ブロックでの1回総当たり戦を終え、ブロック内での順位が決まった。この後、全8エリアの優勝チーム計8チームと、推薦チーム(昨年は1エリア以外全て2位チーム)計8チームの全16チームで順位決定トーナメントを行い、上位4チームは4部自動昇格、5~8位は4部との入替戦となる。
■4部(2次)上位リーグ
東京農業大 6勝1敗
上智大 5勝2敗 ※直接対決の結果による
---------------------------------------------------※3部B自動昇格
東京理科大 5勝2敗 ※直接対決の結果による ※3部B7位との入替戦へ
獨協大 4勝3敗 ※3部B6位との入替戦へ
成蹊大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
茨城大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
東京学芸大 2勝5敗
横浜市立大 1勝6敗
■4部(2次)中位リーグ
帝京平成大 5勝2敗 ※3チーム間の直接対決の結果による
一橋大 5勝2敗 ※3チーム間の直接対決の結果による
帝京大 5勝2敗 ※3チーム間の直接対決の結果による
創価大 4勝3敗
亜細亜大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
埼玉大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
群馬大 2勝5敗
松蔭大 1勝6敗
■4部(2次)下位リーグ
明星大 7勝0敗
城西大 6勝1敗
桐蔭横浜大 4勝3敗
千葉大 4勝3敗
---------------------------------------------------5部5~8位と入替戦へ
二松学舎大 3勝4敗
上武大 2勝5敗 ※直接対決の結果による
武蔵大 2勝5敗 ※直接対決の結果による
武蔵工大 0勝7敗
---------------------------------------------------5部自動降格
※5部各エリアの最終結果、4部の残り1試合時点での個人ランキングは「続きを読む」へ。
※4部の最終個人ランキングは発表され次第掲載します。
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2008.10.13 (Mon)
10/13関東大学リーグ4部 最終週 2次リーグ最終戦
上智大と共に3部B自動昇格、東京理科大・獨協大は入替戦へ

一方、勝てば入替、負ければ残留という大一番が2試合あり、まず上智大が成蹊大を振り切って2位での自動昇格となった。成蹊大は最大16点あったビハインドを1点差まで詰めたが、1歩及ばなかった。上智大、東農大は1年での3部復帰となる。
この結果、最終戦の獨協大-茨城大の試合は、勝ったほうが4位滑り込みというシンプルな条件となった。ロースコアのクロスゲームとなり、一時はサイズにアドバンテージのある茨城大がリードしたが、獨協大はドライブでチームファールフリースローをもらうと確実に決めて逆転勝ち。3位の東京理科大とともに、3部B昇格をかけて入替戦に臨む。
昨年に引き続き5・6位に終わった成蹊大は4点、茨城大はたった2点が足りなかった。4部上位リーグは、毎年のことだが、本当に紙一重の戦いなのだ。
写真:東農大が優勝を決めた瞬間、唯一の4年生・#3大竹にチームメートが抱きついた。
※東農大・大竹選手、獨協大・須佐創選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※上智大VS成蹊大は別途掲載します。
■10/13の結果
成蹊大 79(17-15, 14-21, 19-25, 18-25)75 上智大
東京学芸大 東京農業大
獨協大 60(16-14, 11-12, 14-20, 19-12)58 茨城大
横浜市立大 61(15-18, 13-19, 14-21, 19-16)74 東京理科大
■最終結果
東京農業大 6勝1敗 ※3部B自動昇格
上智大 5勝2敗 ※3部B自動昇格 ※直接対決の結果による
東京理科大 5勝2敗 ※3部B7位との入替戦へ ※直接対決の結果による
獨協大 4勝3敗 ※3部B6位と入替戦へ
成蹊大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
茨城大 3勝4敗 ※直接対決の結果による
東京学芸大 2勝5敗
横浜市立大 1勝6敗
※上位リーグのみ
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2008.10.13 (Mon)
10/13 関東大学リーグ4部 最終週 上位リーグ最終戦 上智大VS成蹊大
上位リーグ常連の成蹊大は4点に泣く
成蹊大 75(17-15, 14-21, 19-25, 25-18)79 上智大

ホームの成蹊大はもちろん、上智大側にもたくさんの応援が駆け付け、コートをぐるりと囲んだ。1部2部より、人数は多くないかもしれない。だが、その全員が声を出すとこれだけの“熱”が生まれる。
試合もそれにふさわしい好ゲームとなった。上智大は勝てば2位で3部自動昇格だが、負ければ後の獨協大-茨城大の結果によっては5位転落もありうる。一方、成蹊大は現在入替戦進出ギリギリの4位タイ、6点差以上で勝てば無条件で4位にすべり込めるが負ければ即脱落という状況だった。
まさに勝てば天国、負ければ地獄。両チームとも選手はもちろんスタッフも力の限りで臨んだ総力戦は、残り1分1点差からフリースローを2投きっちり決めた上智大に軍配が上がった。4部1・2位は自動昇格のため、タイムアップのブザーとともに上智大の3部行きと4年生の引退が決まった。
写真:チームのディフェンス時、ベンチメンバー・スタッフ全員でハンズアップする上智大。
※詳しいゲームレポートと上智大・清原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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