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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2017.12.10 (Sun)

【2017インカレ】11/26 4位 白鴎大インタビュー

「背中で見せて欲しいと言われていた」
求められたエースとしての存在感を追求した4年目

◆#0野﨑零也(白鴎大・4年・SG)

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試合の入りが課題と語った準決勝から一夜明け、最終戦は1Qで3Pを6本沈め、観客の度肝を抜いた。シュート力で非凡なものを見せ、特に勝負際のクラッチシューターとしての存在感が大きかった野﨑だが、高校時代は4番ポジションというのだから、彼のこの4年間の成長ぶりが伺える。春から自分が見せなければという意識は強く、トーナメントはチームを準優勝に導くには欠かせない活躍を見せ、秋は夏の怪我が尾を引く状態でもまったくそれを感じさせずにシュートを決めてみせた。落合コーチから求められたエースとしての責任を、しっかり果たす姿がそこにはあった。


—試合が終わった瞬間、どんな思いでしたか。
「4年間あっという間だったなという印象が強かったのと、最後は勝って終わりたかったんですが、ベスト4ということは簡単なことではないですし、後輩たちをここまで連れてこられたので良い経験だったかなと思います」

—去年が3位ということで、少なくともその順位だけはという思いもあったことと思います。
「そうですね。できれば決勝に行きたかったんですけど、昨日負けてしまって。去年と同じ順位(3位)を取りに行きたかったんですけど、そこは悔しいです」

—まだ今ひとつ心の整理がついていないような状態でしょうか。
「そう思う部分もありますが、僕としては、神里(#21)、奥野(#18)、須田(#33)という4年生3人とバスケができたというのは、すごく光栄で楽しかったです。それに最後に高校の同期の拓大の富山(#33)とマッチアップができたのも、すごく楽しくて(笑)。まだちょっと悔いが残っているんですけど、楽しい時間でしたね」

—その言葉通り、今日は笑顔がある中でのプレーでしたね。
「もう悔いが残るようなことはしたくないですし、最初から最後まで楽しむということを、僕自身思っていました。後半が始まる前には拓大のドゥドゥ(#23)も『楽しもう』と言っていたので、そこは楽しめたと思います」

171126nozaki1.jpg—1Qが快調で、昨日話をされていたゲームの入りはうまくいきました。
「あれがずっと持続できれば良いんですけどね(苦笑)。前半では良い勝負ができていたんですけど、後半で足が止まってしまって、完全に持って行かれてしまったことは反省点です」

—そこは後輩たちの課題ですね。
「そうですね。ただ、今年は今年なりの改善点がありますし、来年は来年でまず僕たちが抜けていくので、新しい課題が見えてくると思いますし、そういったことはまた一から作り直していって欲しいです」

—インカレでは4年間で着実に戦績を上げてきました。チームとしても個人としても成長を実感できると思います。
「1、2年生の時のインカレは1回戦や2回戦での敗退で、その時も目標がまだベスト8でオールジャパン出場だったんですけど、去年は3位にも届きました。そこから優勝したいという気持ちがみんな芽生えて、チーム一丸となってやってこられたことは、チームとしてのすごい成長だと思います。個人としては、この大学でバスケットが今までよりずっと学べたと思いますし、人間性の部分でも強くなったと思います。白鴎に来て、良かったなと。それだけです」

—高校時代はインサイドのプレーが中心だったと思います。この4年間でポジションが上がり、別人のようなプレイヤーという印象です。
「確かに高校時代は4番で、相手のセンターとマッチアップすることも多かったです。それで大学に来て、オフェンスの面では苦労することは多くなかったんですけど、ディフェンスが4番ポジションとしてのディフェンスがそれまでは多かったので、最初は相手のフォワードにつくのはきつかったです。でも4年間やってきたことで、ディフェンスも慣れましたし、オフェンスの面でもエースと言われて頑張ってこられたと思います」

—このチームで学べたことは大きかったですか。
「嘉郎さん(HC)はすごく良いバスケットをされていて、僕自身かなり身になった部分が多いです。そこで学んでいけたことは僕自身にとってすごく良いことでしたし、もっと色んなバスケットを知りたいと思うようになりました」

171127suda.jpg—落合HCからは会見で選手一人ひとりと定期的に面談されているという話がありました。一対一の話の中で、どのようなことを求められていましたか。
「『プレーで見せて欲しい』ということと、『背中で見せて欲しい』ということを言われてきました。最後は勝たせてあげられなくて、それができたかと言われれば、できていなかったのかなとは思いますけど(苦笑)、後輩たちにそれが少しでも響いてくれたら良かったのかなと思います」

—最後にこの4年間を振り返って。
「後輩や先生にももちろん感謝ですけど、一番は4年生の同期ですね。同期がいなかったら僕も潰れていたと思います(笑)。最後のインカレまでバスケができて良かったです。これからそれぞれのステージに進むんですけど、そこでも切磋琢磨して、頑張っていきたいです」

写真下:野﨑が同期として触れた中で、「本当に支えてもらった」と言う主将の須田。コートに立つ時間こそ多くはなかったが、白鴎大の精神的支柱として仲間の信頼は厚かった。3位決定戦では終盤に出場し、シュートを放った。

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2017.12.09 (Sat)

【2017インカレ】11/26 5位・7位決定戦レポート

接戦を制し東海大が5位でシーズンを終了
神奈川大は持ち味を十分発揮し過去最高の7位


 2017年度のインカレの5位〜8位の順位決定戦最終日は、日本体育大学世田谷キャンパスにて行われた。会場の都合で青山学院青山キャンパスでの3位決定戦、決勝とかぶり観客には観戦しづらい形になってしまったが、どのチームも優勝はない中、4年生の最後の試合ということもあり気持ちの入った内容となった。


【7位決定戦】
神奈川大がリードを守って中京大を下す

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171126kume.jpg 7位決定戦はどちらもサイズが小さく、ディフェンスが持ち味の神奈川大VS中京大。試合開始序盤からお互いディフェンスを意識し簡単にシュートに持っていかせない。第1Q、神奈川大は少し固さが見え、ベンチからは厳しい指摘も飛ぶ中、開始5分が経過すると合わせのプレーが見られ調子を取り戻す。中京大は#44伊藤(4年・SG)のシュートが好調だが19-15と4点ビハインドで終了。第2Q、神奈川大はディフェンスでは#24河野(4年・SG)と#34工藤(3年・PF)のスティールが光る。中京大はQの終盤にゾーンを仕掛けると最初こそうまくいきブレイクに成功するが、神奈川大が一歩リードとなり43-28で折り返す。

 第3Q、神奈川大#34工藤はオフェンス面でも活躍を見せる。中京大は神奈川大のディフェンスを突破できず、苦しい展開に。それでも#51粂(2年・SG)と#44伊藤が3Pで応戦し56-45で終える。第4Qの先制点は神奈川大#1阿達(4年・主将・PG)の鋭いドライブイン。追いつきたい中京大はディフェンスリバウンドから走った#51粂がブレイクに成功すると、再び#51粂の3Pで7点差まで迫る。しかし残り時間はわずかとなり、ファウルゲームに持ち込むと、主将の#44伊藤がファウルアウト。ベンチでは悔しそうな姿が見られた。神奈川大は残り1分半に4年生を出場させタイムアップ。77-63で神奈川大が7位を獲得した。

171126_kanagawa2.jpg ディフェンスを武器に2部リーグ、そしてインカレでも忘れがたい印象を残した神奈川大。リーグ戦ではまだ不安定なところを見せていたが、インカレではディフェンスを貫き、1部の強豪相手でも引けを取らないバスケットを展開した。ディフェンスは頑張ればできると誰もが言うが、それを40分間徹底できるチームはそう多くない。1部のチームはそれを勝負どころで披露するが、神奈川大は愚直にやり続けられるところに大きな意味がある。3部落ちからここまで上り詰めた軌跡は、どのチームににも学ぶところがあるはずだ。

 8位となった中京大は健闘したがベスト8以降は勝利には結びつかなかった。サイズがない中、ディフェンスで粘る姿勢は見事で、主将の伊藤以外にも粂や速井といった下級生も光るプレーを見せた。関東のチームを破ってベスト8のシードを守ったことは大きく、来季再びこの舞台に戻ってくることを期待したい。

写真上:中京大・粂は中京大の次世代を引っ張る選手として注目。
写真下:インカレでは田村の得点が光ったが、誰かが突出しているというより、チームとしての印象が強かった神奈川大。


【5位決定戦】
接戦となった戦いは東海大が最後の勝負際を制す

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 5位決定戦は関東4位の青山学院大VS関東9位の東海大。関東の雄として何度も激突してきた両者は、今年度は最後にここでまみえることになった。

171126tokita.jpg 第1Q東海大は高さを生かし#25平岩(2年・C)と#91山本(4年・PF)を中心に加点。一方青学大は3Pで互角の戦いに。さらに#8時田(4年・PF)がブザーと共に3Pを沈め20-17で1つリードを得る。第2Q、東海大は序盤から上級生チームに切り替え、ディフェンスを強化。ミスを誘いブレイクで逆転に成功する。しかし青学大は#6木田(4年・主将・F)のドライブから流れを掴み、チーム全体で思いっきりいいシュートを打ち応戦し、36-33と点差は変わらず後半へ。

 第3Qは両チーム4年生の活躍が目立つ。青学大は#6木田が3Pでチームを牽引する。東海大は#91山本のシュートが好調で、21点の活躍を見せる。シーソーゲームが続くが、#19西田(1年・PG・福大大濠)のシュートで東海大が53-57とし一歩リードで終えと、第4Q開始序盤には#23佐藤(4年・SF)のバスケットカウントで、勢いをつける。青学大は#13前田のシュートなどで対抗するが、試合終了間際に#22笹倉(2年・PG)がジャンパーで勝負を決めると、両チーム4年生をコートに出し幕。78-70で東海大が5位、青学大は6位と順位が決定した。

171126yamamoto.jpg 苦しんだシーズンだった東海大は、最後に4年生をはじめとする上級生が渾身のディフェンスを見せ、これぞ東海大という姿をインカレでしっかり見せた。最終戦は主将の佐藤を始め、4年生が存分に活躍。下級生は今季を糧に来季さらなるレベルアップを目指して欲しい。

 青山学院大も決して順風満帆で関東4位をつかんだ訳ではなかった。その中でも4年目にスコアラーとして輝いた主将の木田の活躍はチームにとっても大きい。そこに前田が続き、インカレでは強い印象を放った。赤穂を始め、こちらもやはり下級生に期待の選手が多いチーム。ここからまた新たに成長を遂げて欲しい。

写真上:青学大の4年生として#8時田も欠かせない存在。1Qではブザーの3Pを沈めた。
写真下:東海大は山本が21得点。豪快なダンクも飛び出し、チームを盛り上げた。

※神奈川大・山本選手、河野選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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2017.12.09 (Sat)

【2017インカレ】11/26 3位 拓殖大インタビュー

「拓大に新しいものを残せたら意味がある」
努力を怠らず、チームを陰ながら支える役割を追求

◆#16飯田遼(拓殖大・4年・主将・SG)
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4年目にして多くの印象的なプレーと言葉を残してくれた。シュートの美しさは折り紙付きだが、過去3年間で起用された場面は少ない。自分ができる努力をし続けた4年間、今年は自ら主将の役割を勝って出た。岡田やドゥドゥといったスタープレイヤーを輝かせるために、チームをまとめて支えることが自分の役割だと判断したからだ。だが、それだけではなく試合でも自らの力を示し、リーグ戦では何度も得意の3Pでチームに貢献した。努力を結果に変えた4年目だった。
今年の拓殖大は粘り強かった。それは飯田や阿部ら4年生が昨年の悔いを晴らすために努力し、チーム作りが実った証でもあるだろう。それがチームの伝統として続いていくかどうか、それは次世代に問われることになる。


ー3位で大会を終えました。今どんな気持ちですか?
「優勝はできたと思います。でも去年苦しい思いをして一からチームを作ってきて、結果的にはインカレは3位ですが、チーム一丸で掴み取ったリーグ1位という成績もあります。いろんな4年生が結果を残して後輩にいい思いをさせてあげたいと言っていますが、うちは1、2、3、4年が試合に出る全員のチーム。みんなでやれました。1年も活躍するし、2年もそう。本当に全員でやってこられたなと思います」

ー準決勝の最後は4年生のミスがあって追いつくことが叶いませんでした。
「あれがこのチームの良くない部分で、それが最後に出てしまいました。パスミスをした阿部(#13)も反省していると思いますし、最後にシュートを打った僕も反省しました。印象に残るものです、最後のミスは。試合を通して見れば試合の中にいろんなミスがあって、最後の3点差をひっくり返すことができませんでした。でもその最後のミスが1年や2年だったら来年にも響くと思いますし、僕らで良かったとも思います。2年前も筑波に負けていて、あのときは僕はベンチにいて負けて悔しかったし、3位になってすごく嬉しかった。でもそれは2年生だから簡単に感じたものでもあります。4年生になってみないとわからない部分はすごくあるなと思った出来事でした」

171126iida_i1.jpgー今日の3位決定戦は切り替えて、最初から拓殖大らしいゲームができたのでは。
「そうですね。今年はオールジャパンもないし、これで本当に最後です。池内さんが阿部と僕と4年にやりやすい環境を作ってくれました。今年は僕たちがやりたいようにやらせてくれて、タイムアウトのときにもまず僕らがしゃべらせてくれました。これは去年まではあまりなかった形です。僕ら自身でなんとかする力を身につけて欲しくて、タイムアウトもなかなか取らなかったりします。そうやって任せてもらえた部分は池内さんの期待に応えられたかなと。結局プレーするのは選手なので。練習も僕と阿部諒、山﨑(#11)、村上(#28)でやりましたし、やりたいようにやらせてくれたからこその結果です」

ー確かにタイムアウトのときは池内監督は最初輪の外にいて、みんなに話させてから指示に入りますね。昨年はインカレの初戦負けとなってしまいました。そこから新しくチームを作るときに何が大事だと思っていたのでしょう?
「岡田とドゥドゥが入ってくる前ですが、エース級の選手がいないというのが一番大きと考えていました。だから新チームになったらひたすらやるしかないなと。でもバスケットはチームでやるものだと思ってやっていたし、目立つ選手がいても、チームであることの大切さについてはリーグに入って意識がより強くなったと思います。今年は見ていてわかるかどうかですが、よくしゃべっています。それは目指してきた一つの形です。結果的に日本一にはなれませんでしたが、ああいう新しい面が拓大に残ってくれればやってきて良かったと思います。来年にそれがつながれば意味があります」

ー岡本選手(現Bリーグ島根)が主将の2015年もリーグ準優勝で強いチームでした。彼はリーダーシップがありましたが、飯田選手は主将としてどのようなことを心がけていましたか?
「試合に出る出ないは関係なく、僕が自分でキャプテンをやりたいと言ったので、言う部分はちゃんと言いました。努力することは誰でもできるので誰よりもやりました。難しい部分はいろいろありましたが、それはコミュニケーションを取れば良くなる部分があります。それは自分がしゃべらないとダメだなと思い始めてわかったことでもありますが」

ー自分でキャプテンになりたいと言ったんですか?
「そうです。最初は阿部の予定でしたが、山﨑も自分の方がいいと言ってくれました。阿部はゲームキャプテンとしてプレーで引っ張れるので、チームのことは自分がやろうと思って、それがうまくいったんじゃないかなと思います。阿部も厳しいことはしっかり言いますし」

171126iida_i2.jpgー拓殖大はシュートが上手い選手がいて飯田選手も下級生の頃はなかなか出番がありませんでした。その間というのはどう考えていたのでしょうか?
「どのチームもそうだと思いますが、輝ける選手というのはいて、それはすごく一握り。うちなら岡田(#2)とドゥドゥ(#23)です。他のチームでも筑波なら増田(#11)や杉浦(#17)だと思います。でも自分が試合に出るにはそういう部分じゃないなと思いました。影になれないとダメというか、自分を殺してでもそのチームに何が必要かと考えてやっていて、それが4年目に機会が巡って、池内さんも出してくれました。声を出すとかそういうことも自分や阿部がやらなければ今年はゼロだったと思います。点を取れる選手はほかにいくらでもいるけれど、そういうすごい選手というのはほんの一部。そこは目指すところじゃないし、そうじゃないことで支えることを考えていました」

ーでも春シーズンにはワンポイント起用でシュートを決めるシーンが目立ちましたし、リーグ戦では勝負を決めたり流れを持ってくるシュートをいくつも決められたのは、確実に飯田選手個人としてもがついたんだなという気もしました。
「そこは池内さんが信頼して出してくれたからこそですね。リーグ第1週の東海大戦の2本の3P、あれは2本目のときに池内さんに『ブロックされてもいいからお前が打て』と言われたんですが、それが本当に嬉しくて、それぐらい信頼度をくれているんだなと。だから決められて良かったです。シュートは水物なので入る入らないがあってインカレはぜんぜん入りませんでしたが、コツコツ努力してきて良かったなと。僕は最初はBチームのスタートですが、ここまで来られました」

ー最初は試合に出られると思っていましたか?
「思ってないですね。高校時代に教わった養田先生(2010年度東海大卒・佐久長聖高コーチ)からも『最初から出られる訳がないから体作りなど、地道に努力を』と言われていましたし。拓殖大に入ってくるメンバーを見て自分がエースになれるとは思いませんでしたが、飛竜さん(岡本)が努力しているのを見て学びましたし、飛竜さんが4年になって活躍したことで、努力の大切さを実感できました。いろんな面で入ってみていい大学だったなと思います」

ー来年はまだまだ若いチームですね。
「そこは3年の歩(#14山梨)が頑張ると思います。1年間あれば誰でも何でもできます」

ー岡田選手とドゥドゥ選手には何を期待しますか?
「彼らもいろいろ思うことはあると思います。でもバスケットに対しては本当に真剣なので、あのまま頑張ってくれればと思います。ただ、自分だけのチームではないということは理解していて欲しいですね。よくコミュニケーションを取ることを意識して欲しいです。でもまだ1年目、これからです。次第に理解できればいいと思います」

ー自分たちの姿勢は見せられたと思いますか?
「そこはもちろん。結果には結びつかなかったかもしれないですが、今年やってきたことはわかっていると思うので」

ー飯田選手にとっては今年はどんな1年だったでしょう。
「本当に楽しかったです。苦しかったけれど本当に仲間に助けられました。チームスポーツだから仲間がいるということを大事にしたいし、それを後輩たちも考えながら来年もやっていって欲しいですね」

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2017.12.03 (Sun)

【2017インカレ】11/26 決勝 筑波大VS大東文化大

ディフェンスが機能した大東文化大が初優勝
筑波大は大記録となる4連覇の実現は叶わず


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 第69回目のインカレ決勝は4連覇に挑む筑波大と、2003年以来にこの舞台へと進んだ大東文化大が激突。大東文化大が優勝すれば初優勝、筑波大が勝利すれば1996年から1999年まで史上初の4連覇を達成した日本体育大に次ぐ偉業となる。インカレ1週間前に「決勝でなければ当たらないから」と練習試合を敢行し、互いの戦法もわかった同士での戦いは、知られているはずの手の内が機能したところが勝負の分かれ目になった。


互いにベンチメンバーも活躍
一時筑波大がリードするが前半は互角


171126masuda1.jpg 1Qから大東大のディフェンスが抜け目なく筑波大のボールを狙い、#23奥住(3年・SG)のスティール、3Pのほか、#15モッチ(2年・C)がゴール下でも得点。筑波大は出遅れるが#88牧(2年・SG)の3P、#11増田(2年・PF)のバスケットカウント、#65玉木(3年・C)へのゴール下へのパスも通る。大東大はファウルが続き、#91ビリシベ(3年・PF)、#0葛原(4年・SG)が2ファウルでベンチに追いやられるが、筑波大もゴール下の要である#65玉木が2ファウルでベンチへ。1Qは19-20と大東大が1点リードで終了。

 2Q、大東大は#0葛原、#91ビリシベをベンチに置くが、ベンチメンバーの働きが目立った。#81後藤(2年・SG)、#56山岸(4年・PF)らのオフェンスリバウンドが続き、ディフェンスはゾーンプレスに切り替える。筑波大は#27山口(1年・SF・正智深谷)がタップを押し込み、#8菅原(1年・PG・土浦日大)の3Pと、こちらもベンチから出場したルーキーが貢献し、逆転。大東大は#15モッチをコートに戻して対応し、ルーズボール争いで粘って#34中村(2年・PG)のシュートにつなげ、#12熊谷(3年・PG)のジャンパーが沈むと5点のビハインドも帳消しの同点に。終盤、#15モッチのアシストから#56山岸へのゴール下、#15モッチの連続シュートが決まる。残り13.4秒でタイムアウトを取った大東大は、ここでコートに送り込んだ#90小川(3年・SG)のジャンパーが決まり、前半は38-42とリードして終了。


4Q、大東文化大のゾーンディフェンスが機能
筑波大はターンオーバー、ファウルが続く


 3Q、互いにメンバーをスタメンに戻し、互いにゾーンディフェンスを使いながらの対応に。ここを筑波大は#4青木(4年・PG)のスティールからの速攻などで隙を突くが、大東大はオフェンスリバウンド、#23奥住の2本目の3P、2つ目のスティールが出て10点のリードに成功。筑波大はゴール下に攻め込めず#65玉木のファウルが3つ目、#11増田もオフェンスファウルを取られてしまい、我慢の時間帯に。しかし残り2分から、#17杉浦(4年・PF)の3P、#11増田のシュート、#27山口の3Pと、最大12点あった差をみるみる縮め、最後は#17杉浦の3Pがブザーとともに沈み、57-60と3点差に追い上げて終了。

171126MOCHI.jpg 4Q、大東大が#15モッチが声を出し、チームメイトを鼓舞。立ち上がりは#12熊谷のドライブからバスケットカウントが決まるが、筑波大も#88牧がオフェンスリバウンドからのバスケットカウントで返し、#15モッチを3ファウルでベンチへ追いやる。しかし、ここで大東大は#20毕(4年・PF)を真ん中に据える3-2ゾーンを展開。筑波大はこれを攻略できず、ターンオーバーを連発。大東大はこれを機に#0葛原の持ち味である速攻を出すことに成功するなど、流れを握る。残り4分、ゾーンで十分に役目を果たした#20毕は#15モッチに交代。ここからは2-3ゾーンとなるが、こうなるとインサイドが強くなりやはり筑波大が対応できず、その上#11増田が5つ目を吹かれて痛いファウルアウト。大東大は#12熊谷の3Pで10点差にすると点差を維持。筑波大はファウルゲームを仕掛けるが外が決まらない。大東大は終盤には#56山岸、#30島元(4年・PF)、#20毕、そして#0葛原というメンバー入りしている4人の4年生をコートに立たせ、終演を迎える。タイムアップとともに金のテープが舞い上がり、68-87で大東文化大が初となるインカレの栄冠を掴み取った。


夏以降は大東文化大が対戦成績では圧倒
筑波大はコンディショニングに苦心した1年


171126kuzuhara.jpg 数字で見れば大東大がリバウンドは合計14本、オフェンスリバウンドでは8本の差をつけ、スティールも4つ差と圧倒的。インサイドの強みを発揮できたのは言うまでもないが、大きいのはベンチメンバーが出番でその都度役割を果たしたことだ。山岸のオフェンスリバウンド4、中村のスティール2は見逃せず、前半終了間際に14秒の出場時間で1本のシュートを決めた小川も見事だった。

 また、直前の練習試合でも使ったゾーンを「出すかどうか迷った」という西尾HC。だが、それを使う決断が流れを引き寄せた。4Qは3-2は機動力の高い毕を真ん中に据え、モッチは2-3で稼働。ここで筑波大を停滞させることに成功。このゾーン、練習試合では「控えメンバーもいろいろ使いながら」(西尾HC)の試用であり、このインカレでこそ真価を発揮したといえる。大東大は今年は春こそ筑波大に敗れた。しかし筑波大のメンバーが完全に揃っていなかったとはいえ、夏の「埼玉BBドリームカップ」のエキシビションマッチ、秋のリーグ戦、そして最後のインカレにも筑波大に勝利してこの1年を締めくくった。1部リーグでは序盤こそ不安定だったが、西尾HC「選手たちは自信を持っているんですよ」と、根拠を提示する以前に前向きな選手たちの個性を買っていた。決勝のプレッシャー以前に、賑やかでノリのいい、大東文化大らしいカラーこそが大きな勝因になったであろうことが感じられる。

171126sugiura1.jpg 4連覇が絶たれた筑波大だが、今シーズンは大きな変化に直面した。馬場が春シーズンで部を離脱してBリーグという先のステージに進み、増田や杉浦、玉木たち代表選手はチームとあまり一緒に練習しないままの春・夏を過ごし、秋は怪我人が相次いだ。それでも決勝までこぎつけたのはやはりそれだけ力のある選手を揃えていてこそ。リーダーシップを取った主将の青木、インカレでようやく本来の得点力を見せた杉浦の4年生がよくチームを牽引した。難しいチャレンジの中で決勝まで来たことは大きい。また、控えがどこまで伸びるかは重要だったが、インカレでは山口、菅原といったルーキーが将来を期待させる働きを見せた。有力選手が安定して入ってくるようになっただけに、この後も筑波大は強豪校として続いていくはずだ。同時に、代表として選ばれる選手たちは今後も常にチームにいる存在ではない状態が続くだろう。そういう環境でどうやってチームとしての力を高めていくか、さまざまな意味で今後もチャレンジが続く。

写真上:ユーティリティプレイヤーである増田はファウルをもらうのが上手く、バスケットカウントでチームを乗せた。
写真中上:モッチは30点16リバウンド。フックシュートの精度もこの2年で向上している。
写真中下:HCによれば「彼は走らせた方がいい」という評価だったが、後半の葛原の速攻はチームにとっても胸のすくような瞬間だと言えるだろう。
写真下:15得点の筑波大のエース杉浦。チームの誰よりも練習しているというその努力こそが、クラッチシュートを次々に沈める高いシュート力を支えている。

※決勝の記者会見は「続きを読む」へ。インタビューは別途掲載します。


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2017.12.01 (Fri)

【2017インカレ】11/26 3位決定戦 拓殖大VS白鴎大

白鴎大がハイペースで得点を伸ばすが
前半で追いついた拓殖大の追い込みが決まり3位に


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 前日は、ともに最終盤まで希望を繋ぎながらも敗れた拓殖大白鴎大。悔しさが心のどこかで揺れ動きながらの対戦は、まるで互いにそれを払拭するかのように、序盤からハイペースで推移していった。

171126nosaki1.jpg 立ち上がりから、白鴎大がいきなり#75シェッハ(2年・C)、#0野﨑(4年・SG)の3Pで先行。拓殖大も#ドゥドゥ(1年・C・八王子)の3Pが決まって離されず、双方オフェンスの確率の良さが際立った。前日大量ビハインドから驚異的な確率でアウトサイドを沈めていった#0野﨑はこの日も好調で、1Qだけでなんと6本もの3Pで会場をどよめかせる。しかし拓殖大はこちらも#23ドゥドゥのアウトサイドシュートが高確率で決まって離されず、1Qで白鴎大リードの29−24というスコアに。2Qに入ると、拓殖大は#33富山(4年・G)の連続得点などが出て逆転。白鴎大はさすがに#0野﨑が簡単に狙える場面が封じられ、得点がストップ。失速の予感もよぎったが、交代でコートに立った#21神里(4年・PG)はこちらもリーグ戦で何度も披露したように、3連続3Pでチームを沸かせた。その後はややファウルがかさみながら推移した前半は、拓殖大が47-43と4点のリードで終了した。

171126ABE.jpg 勝って大会を終えたい両者の決め合いは、後半も続いた。#2岡田(1年・G・東山)が攻め気を見せて引き離しにかかる拓殖大に対し、白鴎大は豊富な運動量を誇る#58前田(2年・SF)が積極的にアタックし追撃する。しばらくは付かず離れずの拮抗した状態が続くが、3Q終盤にこの様相が崩れる。拓殖大が、#2岡田のゴール下に続いて#23ドゥドゥのドライブ、#24荒川(2年・G)のバスケットカウントが続く反面、白鴎大はこの局面で得点が停滞。#58前田がバスケットカウントで応戦してつなぐものの、#13阿部(4年・SG)のリバウンドシュートで3Qを締めた拓殖大が、リードを二桁に乗せた。4Q開始すぐ、更に#23ドゥドゥの3Pで追い打ちをかけ、余裕ある状態を掴んだ。ここから白鴎大も息を吹き返し、#0野﨑の速攻や#18奥野(4年・PG)のフローターなどで追いかける。残り5分を切り、#18奧野、#58前田、#0野﨑の得点が続いた場面では応援席も一気に盛り上がった。しかし、これで拓殖大は慌てず。#24荒川の得点に、#18多田(2年・SG)が3Pで続いてセーフティーリードを堅持。クライマックスは、一気に4年生をコートに送り込んでこちらも大きく湧いた瞬間となった。最終的には98−81。40分間ペースの崩れなかった拓殖大が、3位決定戦を制した。

 ドゥドゥの3Pがゲームの流れを最初に作った。7/17、4割を越える確率は立派な数字だ。池内監督はドゥドゥの3Pからオフェンスが始まることを必ずしも推奨はしていないが、これだけ当たれば拓殖大のペースと言える。今季31年ぶりにリーグ戦優勝の栄冠を勝ち取った、彼ららしいハイスコアリングな勝ちパターンのゲームだった。これだけ外から決められれば、白鴎大のインサイドにそびえるシェッハも対応に限りがある。岡田が内外で攻め、阿部も準決勝に比すればよく動いて22得点。飯田、多田というシューターたちも与えられた場面で3Pをきちんと沈め、荒川も足を使った展開で持ち味を発揮した。

171126dd.jpg 個人ランキングでは得点王、リバウンド王、3P王の3タイトルを獲得したドゥドゥの活躍なくして、今年の拓殖大は語れない。得点ランキングは最終日を待たず圧倒的な首位だったが、準決勝の時点で3Pはドゥドゥと野﨑が14本で同率、リバウンドはドゥドゥと追撃するシェッハが2本差という状況だった。だが、この試合でドゥドゥが3Pで野﨑を1本上回り、リバウンドでは6本の差をシェッハにつけた。また、アシスト王は筑波大の牧が受賞したが、これもドゥドゥとは3本差。1年目にして圧巻の活躍を見せた。毎試合ほぼ40分と出場時間が長いのは受賞要因の一つで、池内監督も長くプレーさせて育てる意向のようだ。体力的には削られるはずだが文句を言わず、黙々と取組むひたむきさがこの選手の長所だ。ファウルコールにも熱くなりすぎず、自分をすぐに沈められる冷静さがある。また、アシストにも秀でているのは見どころで、今後周囲をもっと生かせるようになればさらに飛躍しそうだ。「岡田と二人、楽しんでやっていますよ」(池内監督)と言うが、今年は飯田、阿部という4年生がコミュニケーションを取り、見えない部分でよく支えた。来年からはこの2人がチームをどう形作っていくのかが問われる。

171126NOZAKITOMIYAMA.jpg 昨年の3位には届かず大会を終了した白鴎大だが、拓殖大のハイペースなゲームによく食らいつき、野﨑、神里、奥野ら4年生たちは持てるものを発揮した。チームとしてはここ数年の躍進は目覚ましいものがある。落合HCが就任してからチームはかなり変わった。ワンエースに頼るのではなく、選手を幅広く使う総合力を備えたチームとなり、昨年はリーグ、インカレ3位。今年は春トーナメントでも準優勝を遂げ、1部強豪校として認識されるに十分な結果を出している。優勝した大東文化大と同じく、エリートと言われるような選手がそう在籍する訳ではないが、大学での研鑽に大きな意味があると教えてくれるチームだ。今回最大の激戦ブロックを勝ち上がったことはもちろん、高校時代はインサイドの選手ながら、大学では3Pシュートで認知された野﨑のような存在が、それを証明している。また、今季より元日本代表でもある網野部長(兼監督)がスタッフとして加わり、より高度なバスケット知識を選手たちに与えていることも、今後生きてくるだろう。昨年から主力のシェッハのほか、今季より多くの出番を得た前田、星野、三浦ら2年生たちは十分経験を積んだ。また、3年目にしてようやくその能力を披露した長島など、伸び幅のある選手たちがチームを受け継ぎ、さらに飛躍させてくれることを期待したい。

写真上:連続の3Pで1Qに度肝を抜いた白鴎大・野﨑。決まる度に会場からはどよめきが上がった。
写真中上:拓殖大・阿部はアグレッシブな動きで彼らしいプレーを次々に見せた。
写真中下:ルーキーながら素晴らしい活躍だったドゥドゥ。岡田と2人で攻撃を牽引した今季、1年生が見せたパフォーマンスは見事だった。
写真下:佐賀東高時代はエースとして活躍した富山と野﨑。最後に叶った対戦では笑顔も見えた。

※3位決定戦の記者会見は「続きを読む」へ。
※インタビューは別途掲載します。



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2017.11.26 (Sun)

【2017インカレ】最終結果・表彰

優勝  大東文化大学(初優勝)
準優勝 筑波大学
3位  拓殖大学
4位  白鴎大学
5位  東海大学
6位  青山学院大学
7位  神奈川大学
8位  中京大学


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優勝 大東文化大学


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準優勝 筑波大学


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3位 拓殖大学


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4位 白鴎大学


【個人賞】
■最優秀個人賞(MVP)葛原大智(大東文化大・4年)
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■敢闘賞 杉浦佑成(筑波大・4年)
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■優秀選手賞 モッチ ラミン(大東文化大・2年)
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■優秀選手賞 熊谷 航(大東文化大・3年)
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■優秀選手賞 増田啓介(筑波大・2年)
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■優秀選手賞 阿部 諒(拓殖大・4年)
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■優秀選手賞 野﨑零也(白鴎大・4年)
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■得点王     ゲイ ドゥドゥ(拓殖大・1年)146点
■3ポイント王  ゲイ ドゥドゥ(拓殖大・1年)21本
■リバウンド王  ゲイ ドゥドゥ(拓殖大・1年)OF14/ DF67/ TO81
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■アシスト王 牧 隼利(筑波大・2年)17本
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■MIP賞 齋藤拓実(明治大・4年)
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大東文化大学4年生


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拓殖大学4年生


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2017.11.26 (Sun)

【2017インカレ】11/26結果(最終日)

■日本体育大学世田谷キャンパス
神奈川大学77(19-15,24-13,13-17,21-18)63中京大学(7位決定戦)
青山学院大学70(20-17,16-16,17-24,17-21)78東海大学(5位決定戦)

■青山学院大学青山キャンパス
拓殖大学98(24-29,23-14,26-19,25-19)81白鴎大学(3位決定戦)
筑波大学68(19-20,19-22,19-18,11-27)87大東文化大学(決勝)



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2017.11.25 (Sat)

【2017インカレ】11/25 準決勝・拓殖大VS筑波大

クロスゲームを制し筑波大は4年連続の決勝へ
第1シードの拓殖大は最後のプレーが決まらず


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写真:残り33秒でシュートを決めた菅原を皆が囲んだ。


171125masuda.jpg 第1シード拓殖大は、4連覇を目指す筑波大との対戦を、最終盤まで競り合った。1Q立ち上がりは拓殖大の攻撃が勝った。手詰まりのなると外頼みになっていた部分を、#2岡田(1年・G・東山)、#23ドゥドゥ(1年・C・八王子)うまく内外から得点。筑波大は出足にファウルが続くが、#88牧(2年・SG)のシュートなどで追い上げ1Qは拓殖大リードの20-18。2Qも拮抗した内容が続くが、終盤に拓殖大のターンオーバーが続き、筑波大#11増田(2年・PF)がフリースローやジャンパーで得点して33-35と筑波大が逆転して前半終了。

 3Q、筑波大は#17杉浦(4年・PF)の3P、#11増田のオフェンスリバウンド、ゴール下へ#65玉木(3年・C)にボールが渡るなどリズム良く得点が続く。拓殖大は#58平良(2年・PG)を投入してテンポアップをはかり、その#58平良が1on1からのシュートなどで流れを作り、一時9点まで開いた差を3点差の50-53にまで戻して3Qを終了。

 勝負の4Q、ここからは互いに激しい得点の取り合いが続いた。筑波大は#27山口(1年・SF・正智深谷)のシュート、拓殖大は#2岡田、#23ドゥドゥといったルーキーが決め合うところから#4青木(4年・PG)、#17杉浦と筑波大は4年生もそこに続く。拓殖大は#13阿部(4年・SG)がフリースローを獲得して互いに譲らないまま試合は最終盤へ。残り33.4秒、拓殖大は#2岡田のフリースローで70-70の同点。筑波大は#4青木がファウルアウトしてしまうが、ここで交代した#8菅原(1年・PG・)が放ったシュートが一度はリングから飛び出しそうになるものの、吸い込まれ、8.5秒で筑波大がリード。拓殖大最後のオフェンスは、ゴール下へ#23ドゥドゥに入れたいスローインが入らずターンオーバーに。フリースローを1本筑波大が決めて3点差。残り7.4秒も焦ったのか早めに打ってしまい、そのままタイムアップ。70-73で筑波大が接戦をものにして4年連続決勝へ進んだ。

171125taira.jpg 筑波大は運良く菅原のシュートが決まったのは大きいが、40分を通じて大崩れしない安定感はあった。「ここまで3年の経験があり、リーグ戦からインカレに臨むまでどういう過ごし方をすればいいのかわかっている」という吉田監督。怪我人の復帰は大きいが、それ以上に経験も軽視できない。拓殖大についても1年生二人への対策を含め、リーグ戦とは異なるプレーを使って惑わすことを考えたといい、ステップをきちんとこなしての勝利だった。さらに、杉浦、増田が確実に得点した上に、菅原、山口も出番で仕事を果たした。波多以外の怪我人が戻り、本来の筑波大の布陣でようやく戦えているインカレ、このまま4連覇まで突き進めるか。

 今リーグ、そしてインカレと数々の激戦を制してきた拓殖大だったが、最後は筑波大の前に敗れた。準々決勝からの修正点も見られたが、筑波大に要所を押さえられ、最後のオフェンスチャンスをミスで失ってしまった。若いルーキーに託して勝負に挑み、「彼らもまた経験」という池内監督。苦しいときに4年に託したが上手く行かなかったのは惜しいところだが、控えを投入しつつも僅差で勝負を進めることに成功した。「今のところオフェンスは一つの方向からでしかできていないので、幸い今年はオールジャパンもなく長期間をかけて練習できる。自分が代表時代にやっていたような練習をやらせたい」と言う。日本一には届かなかったが、今年は予想していた以上の成果と言う。リーグ戦1位は誇れる結果。それを来年以降につなぐことが重要だ。

写真上:増田が25点13リバウンド。拓殖大のディフェンスも手が回らず。
写真下:拓殖大は3Q、引き離されそうなところを平良が流れを変えて追い上げの起点になった。

※筑波大・吉田監督、拓殖大・池内監督のコメント、筑波大・菅原選手、山口選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2017.11.25 (Sat)

【2017インカレ】11/25 準決勝・大東文化大VS白鴎大

前半に大量リードを奪った大東文化大が逃げ切り
白鴎大は4Q26点を追い上げるが届かず


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写真:最後はなんとか追いつかれずに終わった大東文化大。手前では野﨑が無念の様子を見せる。


 関東3位の大東文化大と6位の白鴎大の準決勝は、大東文化大が終始集中力を切らさず最後まで逃げ切り決勝へと駒を進めた。

171125sheha.jpg 第1Qから大東大は#15モッチ(2年・C)が得点を量産。白鴎大はこれに対応できず、オフェンスのリズムを掴めないまま、24—11と大きく出遅れる。第2Q、大東大#34中村(2年・PG)が3Pを沈めると、前からディフェンスを仕掛け一気に畳み掛ける。白鴎大はオールコートディフェンスを上手く突破できず、点が伸び悩むが、#58前田(2年・SF)のドライブ、#44星野(2年・PF)のシュートで粘る。しかし大東大の全員オフェンスは止まることなく、50—25とダブルスコアをつけ折り返す。

 第3Q、大東大#0葛原(4年・SG)がドライブで先制すると、#23奥住(3年・SG)、#91ベリシベ(3年・PF)と着々と加点。白鴎大は#0野﨑(4年・SG)が鋭いドライブや3Pで対抗する。Q終了間際に、大東大#56山岸(4年・PF)のジャンパーはブザーと共にリングに吸い込まれ71—44。

 第4Q序盤も大東大は集中力を切らすことなく、「5分頑張ろう」という声が選手間で飛び、リバウンドを中心に最後まで気を緩めない。しかし、ここから白鴎大が反撃を開始。#58前田が豊富な運動量を生かしてブレイクに成功すると、2分を切ったところで#0野﨑が連続3Pを決めて意地を見せると、ここからも次々と3Pが沈んで27もの差があった得点がみるみるうちに縮んでいく。そこに#75シェッハ(2年・C)のブロックなど、ようやく白鴎大らしさが出るが、前からのディフェンスを仕掛けではミスを誘うものの、大事なところでボールを奪えず。結局、4Qに26点と怒涛の追い上げを見せるが、79—70で大東大が逃げ切り2003年以来の優勝決定の舞台へと上がることが決まった。

171125bi.jpg 大東文化大はリーグ戦で白鴎大に2敗しており、その悔しさと緊張感を持ち最後まで集中力を切らさなかった。序盤からモッチの強みを生かしたオフェンスでうまく流れを掴んだ。加えて葛原はもちろん山岸のハッスルが見られ、4年生の意地が印象的であった。優勝を目指すには、リバウンドはもちろんシュート率の高さも求められるだろう。前回決勝に進んだのは宮永(現Bリーグ富山)、勝又(選手を経て現Bリーグ川崎AC)らを擁した2003年。このときは決勝リーグ形式での戦いになり、最後は日本大に軍配が上がった。今度は一発勝負の決勝戦で今年のチームの真価を見せられるかが楽しみだ。

 一方白鴎大はインサイドでモッチに対抗するシェッハが生きず。序盤からモッチや前からのゾーンプレスにも対応できず、苦しい展開が続いた。前田や星野といった下級生の頑張りは見事で、終盤に野﨑が大エースのプライドを見せ、この試合3P6本の31得点と圧巻の活躍を見せるも、30点の差を詰めることは難しかった。昨年同様3位決定戦に進むが、最終戦に向けて入りの課題の改善をしたい。

写真上:モッチ相手になかなか自分の持ち味が出せなかった白鴎大・シェッハ。
写真下:大東大は毕ら4年生が地道に役割を果たしている。

※大東文化大・葛原選手、白鴎大・野﨑選手のコメント、大東文化大・山岸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2017.11.25 (Sat)

【2017インカレ】11/25 5〜8位決定戦

順位決定戦は東海大、青山学院大が勝利
最終日を笑顔で締めくくられるか


171125HIRAIWA.jpg 準々決勝が終わり、ベスト4以降の戦いが始まると同時に最高で5位となる順位決定戦の争いも開始する。モチベーションの持続が難しい舞台で、今年この場に進んだチームの中にはインカレの順位決定戦の経験の少ない大学もある。例年ならば、ベスト8を確保した時点で正月のオールジャパン出場となるが、今年から開催方式が変わったことで、どのチームもこの戦いが終われば今季のチームは終了となる。優勝はならずとも最後まで戦い抜けば、来年以降の糧になる。いずれのチームにも、実りのある戦いとできるかが焦点だ。


 東海大は、地方勢唯一のベスト8入りを果たした中京大との対戦となった。試合開始直後は中京大が主導権をつかむ。#44伊藤(4年・SG)のレイアップや#45速井(3年・PG)の3Pなどで、先行することに成功。ただ、ここから東海大が本領発揮。2Qにゾーンを開始すると、中京大にバイオレーションやバイオレーションが相次ぎ失速。その間に#19西田(1年・PG・福岡大大濠)の3Pなどで逆転に成功。前半終了間際には#25平岩(2年・C)のダンクも出て前半のうちに二桁の差とすると、後半も優勢は変わらずに余裕のある試合運びを続けた。最後は4年生をコートに揃え、東海大が88−73で勝利。5位決定戦行きを決めた。

171125TODAKOSUKE.jpg 一方、神奈川大青山学院大の一戦は接戦に。ゲーム序盤、トラベリングなどのミスが出る青学大を尻目に、神奈川大は#34工藤(3年・PF)や#7田村(4年・SG)の3Pで早々にリードを得る順調な滑り出し。青学大は得点が伸び悩み、我慢の前半となった。しかし3Q、青学大は#6木田(4年・F)の2連続3Pが決まると一気に追い上げモードに。神奈川大は、逆にこの時間帯はファウルもかさんでしまい苦しい。青学大は#6木田がこのQ4本目の3Pを決めると逆転に成功。神奈川大も#34工藤や#75小酒部(1年・SF・山北)の活躍でここからは競り合いの様相が続いた。どちらに転ぶか分からない状況で、最後の流れをものにしたのは青学大。粘る神奈川大から#13前田(3年・F)がバスケットカウントを獲得、その後3Pを決める大きな活躍。神奈川大も最後まで粘るが、再び追いつくことはできず。70−64で青学大が勝利を収めた。

写真上:東海大・平岩はチーム最多の14得点。豪快なダンクを決めて、観る者を沸かせた。
写真下:11得点9リバウンドと戸田晃輔の活躍も目を引いた青山学院大。

※東海大・寺嶋選手、中京大・笹井選手、青山学院大・木田選手のインタビュー、青山学院大・広瀬監督のコメントは「続きを読む」へ。


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2017.11.25 (Sat)

【2017インカレ】11/26試合予定(最終日)

■日本体育大学世田谷キャンパス
10:00 神奈川大学 vs 中京大学(7位決定戦)
11:40 青山学院大学 vs 東海大学(5位決定戦)

■青山学院大学青山キャンパス
11:00 拓殖大学 vs 白鴎大学(3位決定戦)
14:00 筑波大学 vs 大東文化大学(決勝)


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2017.11.25 (Sat)

【2017インカレ】11/25結果(準決勝)

■青山学院大学青山キャンパス

中京大学73(21-16,8-25,18-23,26-24)88東海大学(順位決定戦)
神奈川大学64(18-15,15-10,14-24,17-21)70青山学院大学(順位決定戦)
大東文化大学79(24-11,26-14,21-19,8-26)70白鴎大学(準決勝)
拓殖大学70(20-18,13-18,17-17,20-20)73筑波大学(準決勝)


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2017.11.23 (Thu)

【2017インカレ】11/23 拓殖大VS神奈川大(準々決勝)

2部の神奈川大が拓殖大を最後まで追い詰めるが
勝負どころの3Pが拓殖大に流れを作る


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写真:2回戦は明治大、3回戦は神奈川大に簡単にバスケットをさせてもらえていない拓殖大。日本一を懸けた勝負どころをリーグ戦のように乗り切っていけるかどうか、ここからさらに力が問われる。


171123osakabe.jpg 準々決勝の最終試合はリーグ戦1部優勝・関東1位のの拓殖大と、来季の2部昇格を決めて波に乗る、ディフェンスが持ち味の神奈川大のカード。順位の上では大きな格差がある両者だが、内容はまったくの互角、最後までどちらに転ぶかわからない熱い試合になった。

 第1Q、神奈川大は#34工藤(3年・PF)がゴール下でしっかり守りを固め、ミスを誘い速い展開に持ち込む。拓殖大はリズムがつかめないが、高さを利用し#山﨑(4年・PG)から#23ドゥドゥ(1年・C・八王子)と#2岡田(1年・G・東山)が裏に合わせ同点。第2Q神奈川大は#7田村(4年・SG)を中心に加点。一方拓殖大は神奈川大のディフェンスに苦しみ、序盤は点を取れず。#13阿部(4年・SG)が粘りのプレーを見せ持ちこたえ34-31と3点リードで折り返す。

 後半も前半と同じようにシーソーゲームとなり、どちらにも流れが傾かない。第3Qは52-50と、拓殖大の2点リードで勝負は最終ピリオドに託された。第4Q、神奈川大は#34工藤のディフェンスが光り、#23ドゥドゥからのターンオーバーを誘う。それに乗った#7田村が3Pを沈め開始5分に追いつくと、#75小酒部(1年・SF・県立山北)がオフェンスリバウンドに飛び込み逆転。それでも拓殖大はその都度返し、なんとかリードを保って試合は最終盤へ。終盤、神奈川大のシュートが落ち始め、拓殖大は#18多田(2年・SG)の3Pが当たってここで流れを掴んだ。残り1分を切ったところで、#16飯田(4年・SG)がゴールを守り切り、#13阿部ののゴール下につなげると勝負あり。70―65で拓殖大がベスト4を進出を決めた。神奈川大は惜しくも破れたが、持ち味のディフェンスは1部優勝校を苦しめ、その力を証明した。

171123tada.jpg 拓殖大は高さを生かしていっときはリードを得るが、ディフェンスの穴から神奈川大にやすやすと得点されてしまい、追いつかれるという場面を何度も繰り返した。手詰まりになると単調な外打ちに流れてしまう部分は要修正だと池内監督も言う。オフェンスを託すドゥドゥ、岡田の存在感は大きいが、まだ彼らも若い。上級生を中心にコートにいる5人がうまく解決し、ディフェンスも再度締め直せるかどうかが重要だろう。

 神奈川大は元々ディフェンスチームだが、彼らの良いところは40分間ディフェンスで頑張りきれるところだ。オフェンスを得意とするチームはこうした地道なディフェンスに精神的に消耗させられてしまうことも少なくない。この試合では田村が24点、工藤が12点、小酒部も11点と、チャンスで確実に得点できたことも互角に戦えた要因。敗れたがナイスゲームというほかはなかった。

写真上:4Q、拓殖大・多田の3Pが試合の流れを変えた。多田の復調はチームにとって大きい。
写真下:神奈川大・小酒部は期待のルーキー。12分で11得点。抜群のジャンプ力を持ち、飛び込みリバウンドでも存在感を見せる。

※拓殖大・池内監督、神奈川大・幸嶋監督のコメント、神奈川大・工藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2017.11.23 (Thu)

【2017インカレ】11/23 白鷗大VS東海大(準々決勝)

東海大の激しいディフェンスに苦しみつつ
我慢で16点差をひっくり返した白鴎大がベスト4へ


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写真:泥臭くディフェンスで頑張った前田を、野﨑や秋野が助け起こす。

 第2シードの専修大を倒して勝ち名乗りをあげた東海大が次に挑んだのは、関東6位の白鴎大。昨年は準決勝で対戦し、東海大が勝利している。上がり調子の東海大に対し、白鴎大は前半は後手を強いられた。

171123iwamatu.jpg 東海大は試合の立ち上がり、白鴎大のエース#0野﨑(4年・SG)に#28津屋(1年・・洛南)をフェイスガードにつけ、ここにボールを渡さない。それでも#0野﨑、#75シェッハ(2年・C)が3Pを沈めるのはさすがだが、東海大も切らさず1Qは18-15と白鴎大リードの3点差。勝負が動いたのは2Q、立ち上がりこそ白鴎大が連続得点するが、東海大は開始2分でバックアップメンバーを投入し、ゾーンに切り替える。すると白鴎大はこれを崩せず外から打つ形になり、リバウンドを取られて東海大に速攻が続く。#24卜部(4年・SF)の3P、#40岩松(4年・PG)ら、控えメンバーがここできちんと得点し、前半は26-37と東海大が盛り返して終了。

 3Q、白鴎大はゾーンの前になかなか盛り返しがきかず、東海大は#28津屋が連続3Pで最大16点のリードに。しかし#44星野(2年・PF)のバスケットカウント、#75シェッハの3P、そして#58前田(2年・SF)がドライブからバスケットカウントを獲得し、点差を9にして47-56で3Q終了。4Q開始早々、#58前田の3Pが沈むと、白鴎大はファウルが続く中でも粘り、開始5分、#21神里(4年・PG)、#0野﨑の連続3Pで逆転。東海大はシュートが入らず、苦しい中でも1、2点差でついていく。白鴎大も突き放せないながらも#58前田がリバウンドやルーズボールで粘った。残り1分を切り、東海大は#19西田(1年・PG・福大大濠)が勝負をかけた3Pを放つがこれが入らず。リバウンドを押さえ、ファウルをもらっていった白鴎大が最後は67-62。激闘を制し、昨年のリベンジを果たした上でベスト4へ駒を進めた。

171123nozaki.jpg この試合を分けたものはディフェンス、しかもその強度の部分だ。東海大はここまで準備してきたゾーンとマンツーマンのチェンジングで前半は見事に白鴎大をストップさせたが、後半はそのプレッシャーがやや弱く、そこで白鴎大にリバウンドからやられてしまった。東海大の陸川監督「後半は疲れてきて圧力でうちらしさが欠けた」との弁だが、前日に専修大との死闘を繰り広げた東海大と、1日休めた白鴎大の差が出た可能性はある。ディフェンスを標榜するのであれば、40分間それを貫き通せる体力と集中力を備えていなければならない。リーグ戦中から基礎のフットワークをやり直してきた東海大だが、最後は体力の目減りが勝負に響いた。

171123sheha_20171125090639fdb.jpg 白鴎大の落合HCも前半はダメだったと認めつつ、「後半になればうちの強みが出るだろう」と読んでいた。大舞台では練習でできていたことをそのまま出すというのは難しいもの。しかし相手ディフェンスが弱まったところでチャンスを掴み、流れを持ってきた。4年生の神里、野﨑といった一発必中のスコアラーの勝負強さ、シェッハ、前田ら下級生らの地道なディフェンスやルーズボールといったものが噛み合っての勝利だった。

写真上:チームを勢いづけるシュートを決めた岩松。必ず勝つという意志がプレーに見えた。
写真中:勝負強さを見せた野﨑。チームの絶対的エースとしての役割を果たした。
写真下:23点21リバウンド。3Pは3本。黙々と頑張り続けるシェッハの存在感は大きい。

※白鴎大・落合監督、東海大・陸川監督のコメント、白鴎大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2017.11.23 (Thu)

【2017インカレ】11/23 大東文化大VS中京大(準々決勝)

大東文化大が余裕を持ってベスト4進出
中京大はディフェンスで粘るが壁は破れず


171123chukyo.jpg

写真:後ろに倒れる#45速井のルーズボールから#51粂が攻撃をつなぐ場面。ディフェンスの粘りは最後まで発揮されていた中京大。

171123kodani.jpg 第3シードの大東文化大に挑んだのは、ベスト8の壁を突破した中京大。チームは普段から交流があってたびたび戦ってきた両者であり、互いの手の内もわかるというカードだ。1Qの立ち上がりは両者もたつき得点が伸びないが、大東大は#15モッチ(2年・C)を下げてスモールラインナップにするが、#20毕(4年・PF)、#56山岸(4年・PF)の機能で起用が当たり、14-9と5点のリード。中京大は2Qに#44伊藤(4年・SG)の3Pなどで反撃し、食らいつくがその#44伊藤がゴール下の攻防で流血し、一時ベンチへ。攻撃の要を失った中京大はここからじわじわと引き離されてしまう。ディフェンスでは激しく当たり大東大も攻めあぐねるが、大東大は#13小谷(2年・PG)、#34中村(2年・PG)といったベンチメンバーの得点で33-18とリードを広げて前半を終了。

171123hayai.jpg 3Q、中京大の得点が伸びない中、大東文化大が着実に得点を重ねていく。中京大は#45速井(3年・PG)が3Pや速攻で反撃。治療を終えて戻った#44伊藤も3Pを決めるなど奮闘を見せるが59-35とさらに差が開いた。4Q、中京大は#30笹井(4年・C)積極的に得点するが、大東大はベンチメンバーを中心に稼働して試合を進め、74-54。ベスト4は2014年度、現在の4年生たちが1年生だったとき3位に入って以来、3年ぶりの進出になる。対戦相手は留学生を擁する白鴎大。中京大は順位決定戦に回り、東海大との対戦になる。

写真上:今年頭角を現してきた一人、大東文化大・小谷は13点。3Pは3本沈めた。
写真下:スピードあふれる攻撃を見せた中京大・速井は14点。

※大東文化大・西尾監督のコメントは「続きを読む」へ。


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