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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/23フォト

121123kinki.jpg
筑波大に勝利し、歓喜の近畿大。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/23 近畿大VS筑波大

【近畿大の粘りと集中力が筑波大を上回りベスト4へ】

121123kida.jpg 昨年に引き続き、大事な場面で関西勢の挑戦を受けることになった筑波大近畿大に負ければ再びインカレの枠をひとつ失う責任を背負うことにもなる注目の一戦だった。

 1Qは近畿大の勢いに完全に筑波大が押されてしまった。出足に#47砂川(4年PF)がシュートを決めるが、その後は#22ソウ(1年・C・沼津中央)の高さになかなか思い切ったシュートに行けない。リバウンドを取られて走られ、#7野呂(3年・SG)に速攻を出され、#77木田(4年・SG)のアウトサイドも決まって近畿大が10点のリードに。点が取れない筑波大は残り2分半で#21笹山(2年・PG)を投入。これで流れが好転し、#76星野(4年・SF)のバスケットカウントや#50梅津(4年・C)のミドルシュートなどで持ち直し、14-14と同点に戻して1Qを終えた。

 1Q終盤の流れを持続したい筑波大だったが、2Qは双方が膠着状態に。点を取ってもすぐ取り返され、24秒オーバーや3秒オーバーが出る近畿大に対し、筑波大はやはりシュートが入らない。交代した#50梅津や#34池田(3年・SF)の得点で盛り上がりかかるが、近畿大は#22ソウがダンクを見せて今度は近畿大側が盛り上がる。筑波大は無得点の時間が4分ほど続き、その間に近畿大は#22ソウが流血で一時下がるものの、#15橋本(2年・SG)のレイアップや#33藤田(1年・SF・西海学園)のミドルシュートで逆に筑波大を突き放す。結局2Qは29-23で近畿大がリードする。

121123sunagawa.jpg 3Q、近畿大は#22ソウの連続得点で10点のリード。しかしここまで無得点だった#14坂東(2年・SG)がようやく1本目の3Pを決めると#21笹山の3Pが続いた。#50梅津のバスケットカウントもあって3点差にまで詰めた筑波大だが、近畿大の激しいディフェンスにターンオーバーも出てしまい、再び引き離されていく。近畿大は#22ソウへボールが入ると簡単に止めようがなく、3Qは42-35と近畿大が7点のリードを保った。

 4Q、#32武藤(3年・C)、#14坂東の3Pが続き、#47砂川のミドルシュートで開始1分半で筑波大が逆転。だがこの日の近畿大は入れても入れても返してくる。#7野呂が2連続のシュートと3Pを決めると再びリードは近畿大。しかしここからファウルが続き、これで得たフリースローを筑波大が入れていき、苦しい中でも少しずつ点差を詰めていく。残り3分、#21笹山のシュートで再度筑波大が55-55に追いつくが、すぐに近畿大#77木田が3Pで返して筑波大の反撃の芽を摘んだ。残り1:40、近畿大は#22ソウの得点で60-56のリード。しかし45秒で#32武藤が放った3Pがネットに吸い込まれ60-59の1点差に。近畿大は#0大橋(4年・PG)のシュートが入らず、リバウンドは筑波大。残り十数秒、ボールを持った司令塔の笹山は周囲の動きを見極めつつも、前にいた#22ソウが引いていたこともあってか自身の3Pを選択。しかしこれが外れてタイムアップ。60-59で近畿大が歓喜に包まれ、初のベスト4進出を果たした。

121123tukuba_20121124110240.jpg 近畿大は最初から最後まで全く勢いが途切れなかった。ソウがいない時間帯も逆に筑波大を引き離し、逃げ切った。木田が14点、野呂が13点と分けあい、ディフェンスでは全員が筑波大に激しくぶつかっていった。誰が出てきても引かない覚悟で戦い、全員バスケが実った結果だ。次はディフェンスに加え高さ、得点力のある東海大が相手。この力を発揮できるかどうかを見てみたい。

 筑波大は高さにも苦しんだが、1Qではボールへの反応で明らかに近畿大に負けていた。慣れない相手との対戦は神経を使う。思い切りの良さでぶつかってきた近畿大に対し、後手に回ってしまったのが痛い。外がもう少し決まれば違っていたが、確率が上がらなかった。

写真上:木田は14点。効果的な3Pも2本決めた。
写真中:4Q、シュートを決めて逆転し雄叫びを上げる筑波大・砂川。
写真下:最後のシュートを外した笹山がその結果を悔やんだ。

※近畿大・禿監督、嘉陽選手のコメント、筑波大・星野選手、池田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/23 明治大VS専修大

【専修大の追撃をしのぎ、明治大がベスト4へ名乗り】
121123ANDO.jpg 互いに高いディフェンス力を誇る専修大明治大が、準々決勝の舞台で相見えた。立ち上がりからディフェンス合戦の様相を呈し、精度の悪いシュートが落ち、ターンオーバーも散見された試合でまずペースを掴んだのは明治大。#51皆川(2年・C)が高さを活かしてゴール下のシュートを何本も決めていき、#12中東(2年・SG)の3Pでリードを拡大。専修大は得点源の#11宇都(3年・G)や#33館山(4年・G)が守られてしまい、1Q終わって7点を追いかける展開を強いられる。しかし2Qに入ると状況が好転。開始直後に#51皆川のファウルを誘い、2つ目に。皆川は交代を余儀なくされる。相手インサイドがやや手薄になったことに乗じ、専修大は#33館山が果敢に中へ入り込んで得点を重ねる。明治大はこのQは得点が停滞。#2目(3年・SG)の3Pや#12中東のミドルシュートが決まるものの、単発となってしまう。コートに戻した#51皆川の得点で状況がやや好転したかに見えたが、残り1分から#33館山、#14藤岡(3年・F)にそれぞれ得点を許し、31−31と1Qのリードが無くなり、前半が終了した。

 3Q、専修大は#4高橋(4年・PG)の3Pに#11宇都のフリースロー5点リード。しかし#50伊澤(1年・PF・愛産大工)のジャンプシュートで明治大はついていく。専修大は#22樋口(4年・F)の得点で返すが、明治大は相手のテクニカルファウルで貰ったフリースローを#16安藤が決め、#2目の3Pで再度追いつく。#51皆川が3ファウルとなって苦しくなるが、#12中東のバスケットカウントから一気に流れが明治大に傾く。#12中東、#2目の3Pにやられ、#2目に再度3Pを決められると、直後に得たフリースローを2本とも落としてしまう悪循環。#33館山の得点が決まるが、他の選手に当たりが来ず、3Q終わって明治大は10点をリード。

121123higuti.jpg 4Qも専修大が決める度に、明治大が決め返して二桁点差を維持。残り5分で#51皆川の3点プレーが出ると、点差は13点にまで開く。しかし勝負が決したかに見えた矢先、専修大の最後の反撃が始まる。#4高橋のフリースローは落ちず、更に#33館山が残り3分半で#51皆川のファウルを誘ってフリースローを獲得。皆川はこれで5回目となって退場となり、明治大はインサイドの核を失ってしまう。相手キーマンの退場やターンオーバーにつけ込み、専修大は#33館山が速攻や3Pを決めてぐんぐん点差を縮める。明治大は#12中東が遠目から3Pを決めるが、専修大はなおも#33館山が3Pで返して試合時間残り1分を切って4点差に。明治大は直後のオフェンスでボールをコート外に出してしまいボールは専修大に。だが托された#4高橋のシュートは落ちてここからファウルゲーム。#16安藤には2本とも決められるが、残り15秒でまたもや#33館山が3Pを決めてシュート一本で追いつける3点差とする。ファウルゲームを続ける専修大は直後のディフェンスで#4高橋が5回目で退場となるが、好調の#12中東が2本とも落とすと、リバウンドを掴んでボールを回し、館山に托す。しかし、残り時間は僅かながらやや余裕のある状況で放たれた館山の3Pは短くリングに弾かれ、リバウンドは明治大。ボールを上手く回して、明治大にとって待ちに待ったタイムアップのブザーが鳴った。78−75で明治大が専修大を振り切り、準決勝進出を果たした。

121123sensyu.jpg 下級生が主体、かつリーグ戦では最終日まで入れ替え戦行きの可能性があった明治大が、リーグを3位で終え多くのメンバーが4年生である専修大から勝ち星をさらった形となった。インサイドでは上手く得点を伸ばせなかったものの、目や中東といったシューターが好調。終盤に専修大・館山の3Pラッシュを見舞われたが、最後はタフショットに追い込んで逃げ切った。次の準決勝は3連覇を狙う王者・青学大にチャレンジする。

 専修大は、得点源である宇都が明治大のディフェンスに阻まれ10得点。もう一人のスコアラーである館山が奮起し、終盤に猛追の3Pを決めていったが、最後の一本を外して涙を呑んだ。自慢のディフェンスは樋口らの奮闘でペイント内では一定の機能を見せたものの、逆にアウトサイドに苦しめられ、ベスト4進出は成らなかった。

写真上:強い気持ちで戦った安藤は14得点で安定の活躍。
写真中:樋口も明治大の高さには苦戦したが、10リバウンドと気を吐いた。
写真下:最後のシュートを外した館山が試合終了のブザーにうなだれた。

※明治大・目選手、中東選手、専修大・高橋選手、館山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/23レポート(準々決勝)

攻守が機能した明治大が専修大を下しベスト4
筑波大は1点に泣き、近畿大が初のベスト4進出


 インカレは準々決勝まで進み、残り3試合となった。ゲームの内容は一段とレベルアップし、第一試合から結果の見えない熱戦が展開され、祝日で多くの観客が訪れた代々木第二は大きな歓声に包まれた。この日、観客の目を釘付けにする勢いを見せたのは明治大近畿大。明治大はリーグ3位の専修大を、近畿大は関東4位の筑波大を倒してベスト4入りし、関西勢の面目躍如とした。また、青山学院大を前半追い込んだ大東文化大も最後まで必死のプレーを続け、主将の岸本がコートを去る際には大きな拍手が沸き起こるなど、訪れた人の心に多くの印象的な場面を残した4試合となった。

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【東海大が強さを発揮し、大差をつけて準決勝へ】
121123TANAKA2.jpg 東海大と前の試合で拓殖大に劇的な勝利を収めた日本大の対戦は、序盤から東海大が終始日本大を凌駕した。日本大は立ち上がりこそ#24刘(1年・C・北陸)がインサイドで得点を重ねるが、ファウルが重なり1Q途中にベンチへ。東海大は#7晴山(2年・PF)が開始から4連続で得点して早々に主導権を握ると、#24田中(3年・SF)も合わせを連発して立ち上がり10分で15点をリードする。高さでは優勢の日本大は、インサイドでは東海大に簡単には得点させないものの、25得点の#11飛田(4年・SG)以外の選手でスコアが伸び悩み、苦しい展開を強いられる。東海大は2Q以降#7晴山、#24田中のみならず、他のメンバーも順調に得点を決めていき、日本大に的を絞らせなかった。日本大は2m4人を全員出場させ、サイズで劣る東海大相手にシュートを決める部分も見せた。しかし最終的には91−63で快勝し、準決勝への進出を決めた。

 東海大の次の相手は筑波大を破った近畿大。陸川監督は「ザックが頑張ってくれる」と選手たちを信頼している。高さ面では負けているが、東海大のディフェンスをいかに出すかが重要だろう。また、9月のアジアカップ前に怪我が判明した橋本は練習への復帰が間もない状態。この日の試合でもまだ本来の動きではなかったが、近畿大のソウに対しては必要な場面が出てくるかもしれないだけに、どのような戦いとなると注目したい。

 日本大はベンチでコーチングを務める主将の石川が拓殖大戦のあと、「残ったチームの中でも実力がないのはわかっている。ただ与えられた場は非常に大きい」と言っていただけに、インカレで精一杯の戦いをすることが大事だと理解している。後半には東海大相手にもよく粘りを見せた。飛田と坂田がチームを引っ張る活躍を見せており、残りの2試合もしっかり戦って欲しい。

写真:ダンクを見せた東海大・田中。

※日本大・飛田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【食い下がる大東大を青学大が振り切り、準決勝へ】
121123kamatanagayoshi.jpg 第一シード青山学院大と関東5位の大東文化大の試合は前半大東大が善戦し、互角以上の戦いを見せるが、3Qに青学大が一気に突き放し、準決勝進出を決めた。

 前半は大東大が見せ場を作った。アウトサイドが入らず立ち上がりこそシューターを次々に代えていき、#99山崎(1年・G・弘前実業)のドライブと#19藤井(4年・SG)の3Pで持ち直し、ディフェンスでは青学大からターンオーバーやファウルを奪って1Qは12-10。2Qになると開始すぐに#99山崎が3Pを沈め、#19藤井が動きながら絶妙のスクープを2連続。#88平得(2年・F)がこぼれ球をうまく#43鎌田に渡して得点が決まると14-19のリードに。青学大は#56比江島(4年・SF)が返す他は目立ったところがないが、#25永吉(3年・C)のゴール下もあってじわじわ追い上げ。しかし大東大も#43鎌田のフックに#14岸本(4年・G)がきれいなスクープショットで対抗。青学大は#56比江島の3Pも出るが、ボール運びでは囲まれ、比江島がターンオーバーとなるなど、良い流れを作れず28-29と大東大1点リードで前半終了。

 しかしさすがの青学大は3Qで本領発揮。大東大はオフェンスが重くなり、青学大のオフェンスリバウンドから速攻を出されたり、24秒オーバーなどで青学大に流れを持っていかれたりしてしまう。5分で10点以上の差をつけられ、更に西尾監督がジェスチャーで抗議したことにより、ベンチテクニカルに。3Qは56ー38と18点差がつく結果になってしまった。

121123hiejima.jpg 4Q、青学大は#56比江島を中心に得点を重ねる。大東大は集中を切らさず加点を続け、差を縮めていく。藤井の速攻からのレイアップは#8張本(3年・SF)にブロックされてしまうが、再度ボールを奪った藤井が得点。残り4分で点差を11と詰めた。しかしそこを黙らす#56比江島のシュートもさすが。大東大は#41小山(4年・G)の3P、#14岸本から#19藤井へのアシストで72-62と10点差。しかし再度#56比江島の3Pがその勢いを削ぎにくる。あきらめない大東大は青学大からチームファウルを5つ引き出し、#14岸本がこれを決めていく。そして残り1分とわずか。#14岸本は#32畠山(3年・G)に対し気迫のディフェンス。さすがの畠山もあおられてよろけたところで、無情にも笛が鳴った。岸本に5つ目。残り1分、ここまでチームを支え続けた主将の退場に、会場に大きな拍手が沸き起こる。チームにではなく、個人に送られた賛辞として最大級のものだっただろう。それを感じた岸本もベンチで涙を見せ、それでも最後まで仲間を鼓舞しながら試合を見守った。最終スコアは78-66。食い下がった大東大だが、強者・青学大が挑戦をはねのけ、準決勝に進んだ。

121123kisimoto2.jpg 勝利したが青学大・長谷川監督は憮然とした表情。「良かったのは3Qだけ。ただ勝っただけの試合」と、必死に戦う大東大に対し、自チームに甘えがあることに憤慨した様子。また、リーダーシップのしっかりした大東大に対し、自分たちにそれがないことを嘆く。悪くても勝ててしまうというのはここ数年青学大が抱える一つの課題でもある。「負けないと分からない」と言うが、それが現実になることがあるかどうか、次以降の戦い方が問われるだろう。

 大東大・西尾監督は自身がテクニカルを受けたことを侘びつつ、それぞれの選手をねぎらった。しかし4年生が多く、岸本という強いリーダーシップのある選手がそれをまとめてこの日はこれまで以上の一丸となった様子が伝わった。残りの2試合、大東大らしい試合を最後まで見せて欲しい。

写真上:大東大・鎌田と青学大・永吉の重量級マッチアップが見ものだった。
写真中:要所のシュートはさすがだった青学大・比江島。
写真下:5つ目を宣告され、下がる岸本。しかしこの日一番の拍手が送られた。

※大東文化大・岸本選手のコメント、平得選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※明治大対専修大は別途掲載します。
※近畿大対筑波大は別途掲載します。

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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/24試合予定

明治学院大学白金キャンパス(順位決定戦)(無料)

13:20 筑波大学vs日本大学
15:00 大東文化大学vs専修大学

国立代々木競技場第二体育館(準決勝)※再入場はできません。

16:20 近畿大学vs東海大学
18:10 青山学院大学vs明治大学

 

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2012.11.23 (Fri)

【2012インカレ】11/23結果

◆国立代々木競技場第二体育館

明治大学 78(20-13,11-18,28-18,19-26)75 専修大学
近畿大学 60(14-14,15-9,13-12,18-24)59 筑波大学
日本大学 63(13-28,17-27,17-19,16-17)91 東海大学
青山学院大学 78(12-10,16-19,28-9,22-28)66 大東文化大学

 

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