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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.11.19 (Wed)

【2014リーグ1部】11/2 決勝 東海大V青山学院大

息詰まるディフェンス合戦を制し、東海大が完全優勝達成
青学大は惜しくも2年ぶりのリーグ優勝ならず


141102NAKAYAMA.jpg リーグ戦プレーオフの決勝は、近年の大学バスケ界を牽引してきた東海大青山学院大が争うというゴールデンカードとなった。ただ、ここ最近の成績では、東海大が圧倒中。青学大の出来が、この試合の焦点と言っても過言ではなかった。

 そんな青学大が、この日は拮抗した試合運びを演じた。立ち上がりから好ディフェンスで東海大を封じ、リバウンドにも良い反応を見せる。オフェンスは単発ながら、#0船生(3年・F)がこぼれ玉を押し込んで先制。#7野本(4年・PF)、#5髙橋(4年・PG)もシュートを決め、先行する。東海大も#0ベンドラメ(3年・PG)の得点で返すが、#45頓宮(3年・C)がチャージングで流れを掴めない。しかし、#3大矢(2年・PF)が#13鵤(3年・PG)をブロックしたところから潮目が変わった。#10バランスキー(4年・PF)の3P、獲得したフリースローを#7晴山(4年・F)が冷静に沈めるなどし、1Qを同点で終える。2Qは完全に東海大が主導権を握った。#8藤永(4年・PG)の3P、#10バランスキーのアリウープはバスケットカウントとなるなど、青学大を徐々に引き離す。青学大はディフェンスの良さが崩れ、攻めても要所でターンオーバーを犯し、5分ほどでビハインドが二桁に。これを救ったのは#9安藤(2年・SG)の3P。続いて#0船生もドライブを決めて反撃開始。今度は東海大のオフェンスが静かになった。青学大はこの隙に畳み掛け、前半は29−31。ほとんどイーブンのスコアとした。

141102IKARUGA.jpg 3Qは接戦となった。互いにディフェンス意識が高く、じりじりしたロースコアの展開の中で、きっかけを探り合うような攻防となった。同点にはするが、肝心なリードが奪えなかった青学大が#9安藤の3Pでようやく逆転に成功。東海大は、外れたシュートを#10バランスキーがダンクで決めようとするが、これがテクニカルの判定に。これでもらったフリースローを#7野本が2本とも揃えた。停滞していたゲームは、再びこれで青学大がペースを掴んで動き始めた。4Q立ち上がりには#7野本の得点に#21石黒(2年・PF)も続いて点差は7に。東海大はタイムアウトでディフェンスを修正し、#0ベンドラメがチームで久しぶりの得点となる3P。しかし、青学大もタイムアウトを挟んでまたも#9安藤の3Pが決まり、リードをキープ。ここから互いに再びディフェンス合戦の様相でなかなかゴールを割れないが、残り4分余りで#7野本が貴重な3Pを決めると8点リードで勝利が見え始めた。だが、ここから東海大が底力を見せた。#7晴山が果敢にペイント内で合わせる得点を重ね、#35伊藤(2年・PG)も積極的に得点。57.6秒を残して#0ベンドラメのフリースローで1点差とした。青学大は決定打が欲しいが「4本連続で止めて、少しずつ追い上げた。あそこのディフェンスがキーだった」と試合後に話した陸川監督の術中に、はまってしまった。ここまで締まったプレーを持続していた#13鵤のターンオーバーから#13中山(2年・PG)に決められ、東海大が再逆転。青学大#7野本のシュートのリバウンドを掴んだが、これがターンオーバーに繋がるミス。「最後にディフェンスでうちに対して仕掛けてきた。あそこで仕掛けられるディフェンス力、勇気、自信。その差がある」と廣瀬HCは悔やんだが、ここでその差が出てしまった。相手を止めにいった#13鵤は、5つ目のファウルとなって退場。これで得たフリースローを、#0ベンドラメが決めて3点差となった。ラストプレーで3点が欲しい青学大は、野本に預けるが、必死さの余りか、ドライブを選択。これを決めきれず、東海大が激しい消耗戦を68—65で制し、2か月で20試合を戦ったリーグ戦を完全優勝で締めくくった。

141102TOKAI.jpg 青学大にとっては、東海大相手に久しぶりに勝ちが見えた試合だった。それを封じたのは、試合終盤での東海大の攻守における底力だった。「今日の試合のテーマは『克己心』。試合のどこかで弱気になる瞬間が来るかもしれないが、それは無くそうと話した。自分たちのメンタルをずっと維持できるようにしようとした。彼らはそれをやってくれて立派だった」と、陸川監督は胸を張った。今大会は、中盤に橋本が負傷離脱したが、「故障者が出たが、チームの結束もどんどん増していった」と陸川監督はプラスに捉える。競り合う試合もあったが、結局2年連続全勝優勝で強さを発揮した。インカレも本命と見られるが、その分他チームの警戒が強まるのは必至。これを破って最後のタイトルも手にし、初の三冠なるか。

 ここ1年はタイトルから遠ざかっている青学大。惜しくも勝利を逃し、今大会での覇権奪還はならなかった。廣瀬HC「勝ちゲームだったのに……。まだまだです」と悔しさをにじませた。「(1巡目の東海大相手の大敗を踏まえて)フィジカルのところを頑張って、こっちから先に仕掛けていこうと。その結果先制パンチを食らわなかったことは、彼らの中に『戦える』という確信が生まれたと思う」(廣瀬HC)と話すが、この日は外のシュートが当たったことも大きい。この2戦で肉薄した試合を演じ、それが確かな手応えだったのも事実だ。自信を取り戻してリーグ戦を終えたことを、インカレにどう繋げるかにチームの浮沈がかかる。

写真上:ガード陣の層が厚い中でスタメンに定着し、コンスタントな活躍を見せた東海大・中山。
写真中:好調さが光る青学大・鵤は、精神面での成長も見える。タイトルを取り戻すためには、彼がどこまでチームを引っ張れるかにかかっている。
写真下:優勝を決め、殊勲者の晴山が伊藤と抱き合い、笑顔を見せた。

※ 東海大・藤永選手、晴山選手、バランスキー選手、青山学院大・野本選手、安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.18 (Tue)

【2014リーグ1部】11/2 3位決定戦 拓殖大V筑波大

筑波大がリーグの雪辱を果たして3位フィニッシュ
拓殖大はバンバ不在も小気味よくバスケットを展開


141102baba.jpg リーグ戦ではともに波のあった拓殖大筑波大が3位決定戦に挑んだ。拓殖大は体調不良で大事を取った#23バンバ(2年・C)がDNP。しかしその分ほかの選手たちがアグレッシブなプレーを展開。筑波大はそのスピード感あるバスケットを受けて立つ形になった。

 拓殖大は#0岡本(3年・G)、#29岩田(3年・F)、#39成田(2年・G)、#13阿部(1年・F・市立船橋)、#99赤石(3年・C)と、3ガードのスモールラインナップ。対する筑波大はここしばらくとスタメンは変わらず。立ち上がりは#21笹山(4年・PG)のシュート、アシストが冴え、#6馬場(1年・SF・富山第一)の速攻も決まるなど、筑波らしいスピードある展開に。一方の拓殖大はこちらも全体のサイズを下げた分、早いトランジションで全員が攻撃に絡んで筑波大を残り3分までリードした。筑波大はリバウンドの優位を生かして速攻を連発し、#6馬場のアシストから#8木林の3Pも決まるなど、終盤に流れをつかみ、最後は#21笹山の連続3Pで35-23と大量リードで1Qを終了。

 12点を追う拓殖大。#39成田の外角は好調で、#0岡本も鋭いペネトレイトで切れ込むなど、得点を奪うなど諦めない姿勢を見せる。筑波大は中盤にやや流れを失い、シュートミスが続く。その間に拓殖大がこつこつと得点を続けて#39成田の3Pで48-42と6点差に詰めて前半を終えた。

141102narita.jpg 3Q立ち上がりも拓殖大は勢いを失わず#0岡本から#29岩田へのアシスト、#0岡本のミドルシュートで2点差に迫る。しかしここで筑波大も#2満田(2年・SF)が内外から得点すると、#14坂東(4年・SG)、#6馬場の速攻も出て再び点差を開いた。拓殖大はディフェンスに阻まれて攻撃が停滞し、守りではファウルも続いてしまう。#29岩田の連続シュートに#39成田の3Pでなんとかつなぐが、3Qを終えて再び点差は13と、2桁になってしまった。4Q、拓殖大は粘るものの今度は筑波大もリードを手放すことなく最後は99-73。筑波大がリーグから順位を上げて3位、拓殖大が4位に決定した。

 筑波大はリバウンド66本。拓殖大の37本とくらべて29本多い。高さで優位だったところで速攻を連発する得意の形を何度も出せた。リーグ最終週は連敗して終わってしまったが、ここで勝ってひとつ順位をアップ。期待されながら不安定さを露呈した2か月だったが、笹山「自分たちのバスケットをあと少しで掴める」と前向き。昨年は最終週で敗れて5位まで落ちただけに、結果を得たことは大きい。選手層は厚く、インカレでは爆発力が出せれば十分上は狙える。

 拓殖大はバンバ不在で高さでは苦労したが、その分ガードの選手たち主体のアップテンポなプレーで筑波大を慌てさせる面も見せた。池内監督は20得点、3P6本の成田に対し、「得点を取って欲しかった。成田には『シュートが打てるなら打て』と言って。あのくらいできてくると、だいぶ楽になってくる」と、バンバ以外のポイントゲッターが奮起したことを評価。岩田も24得点、岡本も10点で貢献度は高かった。ガードに誰を起用するかは試行錯誤していたこともあり、ここでの岡本のプレーぶりは今後につながると感じられたようだ。また、バンバに頼りすぎている面を是正するという意味でもこの試合は重要だった。「方向性は見えた」という状況をインカレに向けて強化していく。

写真上:筑波大・馬場のプレーが序盤チームを引っ張った。
写真下:3Pが好調だった成田。今後の勝敗の鍵をにぎる一人だ。

※筑波大・笹山選手、拓殖大・岡本選手、岩田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.15 (Sat)

【2014リーグ1部】11/2 5位決定戦 国士舘大VS明治大

ディフェンスの良さで明治大が5位へジャンプアップ
勢いを削がれた国士舘大は終盤に猛追するも届かず


141102IZAWA.jpg 勢いに乗っている国士舘大と、ここに来て得意のディフェンスの良さが実りつつある明治大。どちらのペースで進むか注目された5位決定戦の立ち上がりは、明治大が主導権を握った。#18小山(4年・PG)のドライブと#51皆川(4年・C)のバスケットカウントで先行。守っても、国士舘大のタフショットを誘発し、相手に気持ちよくバスケットをさせなかった。明治大は停滞の時間帯もあったが、#51皆川の好調さなどが効いて、1Qでリードを9点とする。2Qもこのまま明治大の攻守における良さが光った。国士舘大に8分以上フィールドゴールが生まれず、#32吉川(1年・G・京北)を中心とした攻めで着々とリードを広げる。34−19と、明治大の思惑どおりのスコアで2Q終了。

 国士舘大は、3Qからようやく本来のシュート力の高さを発揮し始めるが、明治大も決め返していく。4Q立ち上がりには#50伊澤(3年・PF)の得点でこの試合最大の21点差。勝負は決まったかに思われた。しかし、ここから国士舘大が追い上げていく。#5永山(4年・G)の3Pを皮切りに、#23寺田(3年・C)の確率も上がる。残り3分半、#22原(3年・F)の3Pで一桁の差とする。明治大はこれを見て一旦下げていた主力メンバーをコートに戻した。互いにフリースローを決め合って迎えた残り1分、#22原の3Pが再びネットを揺らして6点差となり、分からなくなる。明治大はここでターンオーバーが出るが、これを#18小山がスティールし返して落ち着きを取り戻した。国士舘大も#22原が再び3Pを決め、直後のスローインからボールを奪うが、ここで狙ったシュートは外れ、勝負は決まった。結局69−65とした明治大が辛くも逃げ切り、最終順位を5位とした。

141102TERADA.jpg 勝利した明治大は、リーグ序盤は苦しい戦いを強いられた。なかなかメンバーが固まらず、拾える試合をモノにしながら戦ってきた。しかし、元々悪くはなかったディフェンスが終盤にかけて一段階レベルアップ。本人は「まだまだターンオーバーが多い」と反省するも、中東を1番ポジションで起用する策もプラスに働き、結局は順位を5位にまで押し上げた。明治大は、ここ最近はリーグ戦のどこかで苦しむが、同時にそれを打ち破ってインカレでは2年前に3位、昨年は準優勝にまで登り詰めた。今年はどのようなフィニッシュを迎えられるか。

 この日敗れた国士舘大は7連勝中だったが、序盤から明治大のディフェンスの良さを前に難しいシュートが多くなり、なかなか確率を上げられず。試合終盤になって原のアウトサイドの確率が上がったが、結局明治大に逃げ切られた。これでリーグ戦では勝ち越したが、不本意にも6位という戦績に。だが新田「自分たちが負けたので仕方がないところではある」と、勝たなければいけない試合で敗れたことを反省。シュート力を強調する戦い方は諸刃の剣ではあるが、国士舘大はそのやり方でこれまで戦ってきている。インカレまでに、もう一度勢いの良さを取り戻せるか。

写真上:中東や皆川とともに2ヶ月を通じて安定感のあるプレーをキープした明治大・伊澤。
写真下:国士舘大は、寺田などベンチメンバーの台頭が躍進を下支えした。

※明治大・中東選手、国士舘大・新田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.11.15 (Sat)

【2014リーグ1部】11/2 7位決定戦 慶應義塾大VS法政大

法政大が逆転で7位を獲得
慶應大は2つ順位を下げて8位終了


141102UEMURA.jpg プレーオフ初日に明治大に敗戦した慶應義塾大は、同じく国士舘大に負けて7位決定戦に挑んだ法政大と対戦した。

 1Qは両者点を取り合う展開になった。法政大はファウルも続いてしまうが#35山岸(3年・SG)、#24加藤(3年・SG)の3P、#5松澤(4年・C)らで得点。慶應大は#6権田(4年・F)に始まり、ディフェンスからの速攻も出る形で全員がバランスよく得点し、24-23で2Qへ。その2Q、立ち上がりに得点がストップしたのは法政大。しかし慶應大も逆転してリードを保つものの、早い展開につなげようとして走るが3連続のミスでチャンスを潰してしまう。法政大は#25上山(1年・PF・土浦日大)のジャンパーや速攻などが出て、ベンチへ下がった#16沼田(3年・C)をカバーする働き。慶應大はオフェンスが重い中で#19西戸(2年・G)や#7黒木(3年・CF)の得点でつなぎ、前半は36-39となんとか3点リードで折り返した。

 3Q、法政大は前半調子の上がらなかった#16沼田がここで奮起。バスケットカウントに始まり、空いたスペースから連続でミドルシュートも決めた。慶應大は#4伊藤(4年・G)がアシスト、フリースローに加え4Pを決めてチームを盛り上げ、#7黒木のゴール下で流れを掴みにかかる。しかし法政大もリスタートを狙った#14植村(1年・PG・明成)のスティールなどで抜け目なく、大きく離されないで付いていった。慶應大は残り3分半で#13福元(3年・G)の3Pが決まり9点のリードに。しかし#11中野(2年・SF)の3Pが2本決まった法政大は5点差に縮めて慶應大を追いかけて4Qへ入った。

141102nisito.jpg 4Q開始早々に#4伊藤の3Pが出たものの、そこから思うようなオフェンスが展開できない慶應大。#16沼田、#67佐藤(2年・PG)のドライブなど、法政大のオフェンスに積極性が光る一方、うまくボールを展開できない慶應大は約5分ほどノーゴールとなり、法政大に逆転されてしまう。#4伊藤のスティールはあったものの、そこから打開する攻守へとつなげられない慶應大。ディフェンスが甘くなったところを法政大はアウトサイドも決まり始め、最後は#35山岸の速攻も出るなど流れを掌握し、85-75で試合終了。7位の座を掴んだ。

 慶應大は前日の明治大と同じような敗戦の形となった。流れが止まったときに外に頼りがちになる悪い形は大きな反省点といえる。リーグ後半になって青山学院大、筑波大を破るナイスゲームを見せながらも、多くの選手を使い、下級生も交じる状態でなかなか安定しない2か月だった。次のインカレは一発勝負。慶應大は4年生が軸のチームだ。伊藤の言う「4年の覚悟」をどう見せられるか。

 法政大は前半は重い時間帯もあったが、ベンチメンバーも仕事を果たして見事な逆転勝利。リーグ戦から順位をひとつ上げる結果となった。沼田の復帰明けというリーグ戦は、途中で藤井の離脱があるなど順風満帆とはいえなかったが、1巡目では筑波大を破る会心の試合も見せた。2巡目には苦しんだが、植村を始め、ベンチメンバーの成長が見られた2か月でもある。次のインカレは実に4年ぶりの出場となる。大舞台で再び粘りを見せられれば来年にもつながるだろう。
 
写真上:法政大は植村が流れを変える役目を果たしている。
写真下:西戸も植村に対応する形で良いプレーを見せた。

※法政大・松澤選手、沼田選手、慶應大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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EDIT  |  18:24  |  2014リーグ戦1部  |  Top↑

2014.11.01 (Sat)

【2014リーグ1部】11/1プレーオフ1回戦

初開催の1部プレーオフ
決勝進出は東海大と青山学院大に


141101HARA.jpg リーグ戦はいよいよクライマックス。順位を決めるプレーオフに入った。前週までの18試合では東海大の強さが際立ったが、プレーオフではここまでの戦績は加味されない独特のレギュレーションであるため、リーグ戦で思うような順位を獲得できなかったチームにとっては絶好の機会だ。

 5〜8位決定戦では、まず国士舘大が順当に法政大に快勝し、5位決定戦進出が決まった。国士舘大はこれで公式戦7連勝目となった。一方、慶應義塾大明治大は、競り合いながらも終盤に僅かながら流れを掴んだ明治大が慶應大を振り切り、国士舘大と対戦することとなった。

 優勝はもちろん、インカレのシードも絡む4位以上のチーム同士の対戦は、いずれも予断を許さない展開となった。拓殖大青山学院大は、序盤から青学大がリードに成功。大きく点差を拡大しながらも僅かなところまで迫られたが、どうにか逃げ切って翌日の決勝へと駒を進めた。東海大筑波大の対戦も、筑波大リードから東海大が再逆転する展開となったが、結果はなんとか東海大がリーグ全勝の面目躍如。これにより、翌日の決勝は東海大と青学大が雌雄を決することとなった。

写真:この日も抜群のオフェンスを披露した国士舘大・原。下位4チームでは最上位の5位を狙う。

※慶應義塾大対明治大(岩淵選手インタビュー)、拓殖大対青山学院大(野本選手インタビュー)、東海大(伊藤選手インタビュー)対筑波大のレポートは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:50  |  2014リーグ戦1部  |  Top↑

2014.10.26 (Sun)

【2014リーグ1部】10/25,26 東海大ホームゲームレポート

大盛況の東海大ホームゲーム2014

 リーグ戦でホームゲームを開催する大学のうち、最も華やかで観客を多く集める東海大。バスケットボール部だけ催しという形ではなく、大学側のバックアップも大きく、学内での協力体制ができあがっていることが成功の秘訣とも言える。会場装飾に始まり、アナウンスや音楽、ハーフタイムショーまで多くのコンテンツを揃え、毎年会場に詰めかける多くの観客を喜ばせている。今年はリーグ戦最終週の開催となり、試合も盛り上がりを見せた。会場の様子を写真をメインに振り返る。

141026tokai15.jpg
25日、明治大との対戦前の集合写真。

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2014.10.26 (Sun)

【2014リーグ1部】10/26 最終戦レポート

接戦が続いた最終戦
ホームの東海大が見応えある勝負で締めくくる


141026TAKAKURA.jpg 東海大のホーム開催となったプレーオフ前の1部リーグ戦最終日。長いリーグの締めくくりはいずれも接戦続きとなった。全勝の東海大は、青山学院大に終始苦しめられた。しかし、ホームの声援を力にして逃げ切りに成功。これで2年連続の全勝を達成。初開催のプレーオフを勝ち抜き、完全優勝を決めたいところだろう。拓殖大も去年この会場で圧倒された明治大を相手に競り合いの時間が多くなり、最後まで苦しんだが勝利し、青学大と同率の6敗ながら、2位に滑り込んだ。

 前日時点で入れ替え戦の決まってしまった白鴎大専修大は、明暗が分かれる内容となった。前者は、2位に座る可能性のあった筑波大を終始リード。筑波大の猛烈な追い上げも勢いで押し戻してみせて、入れ替え戦へ弾みのつく4勝目を挙げた。専修大は、1巡目で勝利した慶應義塾大とのクロスゲームに。どうにか3連勝で締めくくりたいところだったが、僅かな差で及ばずに最下位となった。

 また、既にプレーオフ前の順位では5位の確定している国士舘大は立ち上がりから法政大を圧倒して、10勝の大台に到達。昇格初年度ながら、大健闘と言うべき戦績を残した。

写真:大垣とバンバが調子を落として明治大に苦戦した拓殖大だが、高倉を中心に最後まで慌てる様子は見せず。

※ 専修大(小田選手インタビュー)対慶應義塾大、筑波大対白鴎大(大釜選手インタビュー)、東海大(鈴木選手インタビュー)対青山学院大のレポート、法政大・植村選手、国士舘大・菅選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.10.25 (Sat)

【2014リーグ1部】10/25レポート(東海大学会場)

最終週に設定された東海大ホームゲーム
慶應義塾大が筑波大を倒す奮闘を見せる


141025hareyama.jpg 毎年恒例となっている東海大のホームゲーム。今年は最終週に設定され、リーグ戦1位に輝くチームをよりもり立てる意味合いの強い開催となった。初日の土曜日は2試合が行われた。第1試合の慶應義塾大筑波大は慶應義塾大が逆転で上位食いを果たし、会場を沸かせた。

 第2試合の東海大明治大は、#12中東をガードとして起用するなど興味深い布陣を見せた明治大。#12中東が1番をこなしつつも青学大を倒した好調さを維持するかのように得点を稼ぎ、善戦も見えたが、東海大が前半からのリードを守り切って105-75で勝利。地元の観客に大いにアピールした。

写真:好調なオフェンスで26点を稼いだ東海大・晴山。

※東海大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.10.25 (Sat)

【2014リーグ1部】10/25レポート(専修大学会場)

専修大と白鴎大の入れ替え戦行きが決定
青山学院大は拓殖大に競り勝つ


141025OOKAMA.jpg 専修大会場には、入れ替え戦回避を目指す3チームが登場した。まず法政大専修大は、僅差で専修大が勝利したが、ゴールアベレージの関係上入れ替え戦行きが決まってしまった。法政大は、この時点では入れ替え戦回避を決められなかったが、続く国士舘大白鴎大のゲームで白鴎大が敗れ、他のチームとの直接対決の結果により、残留要件の8位が確定した。入れ替え戦には、専修大と白鴎大が向かうこととなった。

 また、2位争いの青学大拓殖大の対戦は、青学大が競り勝ち、暫定2位へ再浮上。最終戦は東海大相手の試合で厳しい内容も予想されるが、近年の大学界を牽引してきたプライドをかけて、全勝中の相手に一泡吹かせられるか。

写真:白鴎大は大釜が攻め気を示して途中まで競り合ったものの、国士舘大の勢いに呑まれて敗れ入れ替え戦が決まった。

※ 専修大(田代選手インタビュー)対法政大、青山学院大(鵤選手インタビュー)対拓殖大のレポートは「続きを読む」へ。

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2014.10.19 (Sun)

【2014リーグ1部】10/19レポート

明治大がホームゲームで
青山学院大をダブルオーバータイムで下す


141025_nagayama.jpg 1部リーグは前日に東海大がリーグ戦としての1位を確定し、焦点は2位以下に移った。上位4チームはすでに決まったが、この順位でプレーオフの枠が決まるため、少しでもいい順位で終えたいのが実情だ。この状況で東海大拓殖大を、筑波大法政大を下したが、青山学院大明治大にダブルオーバータイムで敗れた。また、入れ替え戦争いは専修大白鴎大に僅差で勝利し、下位争いも緊張感ある戦いとなった。

 5~8位では同率の慶應義塾大国士舘大がヒートアップした。高いシュート力を活かして先行する国士舘大に対し、慶應大は機動力を活かして猛追。前半に逆転をするものの、後半は一進一退に。4Q終盤まで激しい競り合いが続いたが、高さに勝る国士舘大相手にオフェンスが重くなる慶應大に対し、国士舘大は終盤にアウトサイドの当たりが来た。連続3Pとディフェンスリバウンドからの速攻で国士舘大が68-77と最後に慶應大を突き放してこの対戦では国士舘大が2勝を収めた。

写真:終盤、慶應大を引き離すシュートを決めた国士舘大・永山。

※白鴎大対専修大(秋山選手インタビュー)、青山学院大対明治大(中東選手インタビュー)、国士舘大・藤井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2014.10.18 (Sat)

【2014リーグ1部】10/18、第15戦レポート

2会場に分かれた戦いは大きな波乱なく終了

【10/18専修大学会場】

専修大はまたも僅差で勝利を逃す惜しい試合に

141018oomoto.jpg 2会場に分かれたこの日、専修大学会場では3試合が行われた。慶應義塾大法政大は、1Qは法政大が先行するが、2Qに慶應大が流れを引き戻すと前半は1点差で終了。慶應大はミスが続いてもどかしい状態が続くが、4Qで流れを作ると一気に引き離して勝利した。青山学院大白鴎大は、1Qから青山学院大が25得点でリードを得ると、それを守ってフィニッシュ。拓殖大専修大はこの試合で#6渡辺(2年・SG)が復帰。粘りを見せるが僅差で敗れた。

写真:慶應大・大元は20点。徐々に調子を上げてきた。

※拓殖大(満島選手インタビュー)対専修大のレポートは「続きを読む」へ。


【10/18明治大学会場】

注目の東海大VS筑波大は東海大に大差で軍配

141018FUJII.jpg 明治大会場でのこの日の開催は2試合。1巡目に接戦となった東海大筑波大のカードは、#21橋本(3年・C)を欠く東海大が苦戦するかと思われ立ち上がりはわからない展開に。しかし2Q以降筑波大を圧倒し、15連勝を達成した。これで、プレーオフに1位として進むことが決まった。ホームに国士舘大を迎えた明治大は、追いつく場面もあったが、多くの時間で劣勢となってしまい苦杯。この日の時点での8位以上確定はならなかった。

写真:伊集のプレータイムが限定される中で、台頭しつつある国士舘大・藤井。

※東海大(藤永選手インタビュー)対筑波大、国士舘大・原選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2014.10.12 (Sun)

【2014リーグ1部】10/11,12 第13・14戦レポート

2位に10勝4敗の同率が3チーム

終盤戦に向けて注目必至


141012honda.jpg 上位と下位の勝敗数でははっきり傾向が見えてきている1部リーグ。プレーオフに進む4チームもなんとなくは見えてきている。最後まで何があるか分からない部分もあるが、中盤位チームがどこまで巻き返しができるかが今後の注目点か。また、2位から4位までがこの週で同じ勝敗数で並んだ。このままの状況が続けば3チーム間での順位争いという形にもならなくはない。プレーオフで良い枠に入るためにも、順位は疎かにできない。残り試合の勝敗の行方が気になるところだ。

写真:国士舘大は昨リーグ戦でケガをした主将の本多が1年ぶりにコートに復帰。シュートこそ決まらなかったが、メンバーの熱い歓声を浴びた。


【10/11】
拓殖大と青山学院大が敗れ2位争いが混沌
白鴎大は法政大を下し連敗脱出に成功


141011MORIKAWA.jpg 既にリーグ戦の1位確定が近づいてきている状況の東海大。負傷離脱した#21橋本(3年・C)に代わって#45頓宮(3年・C)がスタメン起用され、専修大を寄せ付けずに連勝は13となった。2位を争う3チームの明暗は分かれた。筑波大は前半こそシュートがことごとく落ちて停滞したが、後半に地力の差を見せて明治大を破った。一方拓殖大は、1巡目に敗れている国士舘大にまたも敗れ、青山学院大慶應義塾大相手の接戦をものにできず、1勝差に3チームが並ぶこととなった。下位では、苦しんでいた9位白鴎大が、法政大を相手に貴重な勝利を挙げ、順位は変わらずもこの2チーム間の差も1勝分のみに。白鴎大にとっては、望みのつながる白星となった。

写真:森川は14得点。白鴎大は4人が二桁得点を記録し、バランスの良さが光った。


【10/12】
筑波大が青山学院大に勝利し
大きなアドバンテージ


141012tokita.jpg この日の1部リーグで注目となったのは筑波大青山学院大。筑波大が勝てば勝率が並ぶとあって見逃せない対戦となったが、立ち上がりからリードを得た筑波大が、青山学院大のエース野本が途中でベンチに下がったこともあって優位に立った。後半こそ追い上げられたが、前半のリードが効いてそのまま逃げ切り。同率となったが、得失点差では上回り、青山学院大がひとつランクを下げる格好となった。やはり同率で並ぶ拓殖大慶應大に勝利し、筑波大・拓殖大・青山学院大が10勝4敗で並んだ。2チーム以上が同率の場合はそのチーム間での勝率で順位が決まる。青山学院大は拓殖大との対戦を残し、2位争いが混沌としてきた。そのほか、東海大、明治大、国士舘大がこの日白星をひとつ増やした。

写真:青山学院大は連敗となったが、ルーキー時田が攻守で奮闘を見せた。

※10/11拓殖大対国士舘大(永山選手インタビュー)、青山学院大対慶應義塾大(福元選手インタビュー)、白鴎大・星野選手インタビュー、10/12筑波大・木林インタビューは「続きを読む」へ。

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2014.10.11 (Sat)

【2014リーグ1部】10/4,5 第11・12戦レポート

筑波大がホームゲーム2連勝

東海大は大黒柱の痛い離脱


141005TAKAHASHI.jpg 筑波大のホームゲーム週となるこの週末、台風が近づき天候の良くない週末となったが、つくばカピオサイバーダインアリーナで1部リーグの熱戦が行われた。筑波大はホームゲームを開始してからなかなか2連勝ができていなかったが、2試合とも後半に相手を突き放し2連勝を飾り、地元のファンにアピールした。

 東海大は第11戦では選手の登録ミスがあり、12戦では橋本が試合中にケガをするなど、星は落としていないものの、なかなかうまくまわらない週となった。

写真:青山学院大は高橋がケガから復帰。2連勝を飾った。


【10月4日】
筑波大はホームゲームの初戦を勝利
東海大は先行されつつも最後は逆転


141004nakamura.jpg 筑波での初日、明治大専修大は互いにミスがあってそれぞれを引き離せないままロースコアで終盤までもつれ込んだが、最後は明治大が振りきって2点差で勝利した。専修大は僅差のゲームを落とす惜しい傾向が続いている。青山学院大法政大は、沼田(#16)、藤井(#7)といった主力が欠場した法政大に対し、青学大が立ち上がりから攻め立てて大差の勝利を収めた。

 中盤位の慶應義塾大は、白鴎大と対戦。1Qの立ち上がりに#8米村(3年・SG)が慶應大ディフェンスの裏をかいて華麗にドライブを決めると、その後も#28川邉(2年・PF)らも得点。26-16と10点リード。2Qになるとようやくエンジンのかかってきた慶應大がじわじわ追い上げ、#10大元(3年・G)のシュート、#19西戸(2年・G)のスティールからのバスケットカウントなどで肉薄。前半は36-31で白鴎大リードに。後半になり#4伊藤(4年・G)の3Pが入り始め、ディフェンスも良くなった慶應大が巻き返す。白鴎大は付かず離れずでゲームを進めていたが、残り4分半に慶應大は#4伊藤の3Pで逆転に成功すると、そこから流れを掴んで63-67で5勝目をあげた。

 ホームの筑波大は3位を争う拓殖大と対戦。前半は互いに固さが見え、なかなかシュートが決められないロースコア展開となった。前半を終えて21-21から、3Qになると筑波大はようやく#17杉浦(1年・PF・福大大濠)、#6馬場(1年・SF・富山第一)らの得点が見え始め、#14坂東(4年・SG)もチームを牽引。拓殖大はアウトサイドが決まらずここで引き離されると、66-51で筑波大がホームでまず1勝を確定した。

写真:白鴎大は中村の奮闘が光った。連敗が続いているが、この週はチームの雰囲気も良かった。

※東海大(晴山選手インタビュー)対国士舘大のレポートは「続きを読む」へ。


【10月5日】
大黒柱がアクシデントも東海大が全勝堅持
筑波大がホーム2勝


141005BARANSKI.jpg 朝から大雨の中で開催されたこの日の1部リーグ。首位・東海大慶應義塾大に食い下がられる展開となった。慶應義塾大は#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)が1Qで3ファウルとなるがリバウンドで粘り、3Qであとわずかまで追い上げ。東海大は#21橋本(3年・C)が負傷に見まわれ、あわやという場面に。しかしここを東海大は慶應大に追い付かせず、4Qに振り切った。しかし橋本の離脱で強力な高さを欠いてシーズン終盤に臨むこととなりそうだ。一方、これを追走する青山学院大専修大を寄せ付けず、拓殖大法政大を圧倒。筑波大は後半の爆発力が光って国士舘大を下し、嬉しいホームでの2戦2勝となった。この他明治大白鴎大は、白鴎大が善戦するも、最後は明治大がやや余裕を漂わせつつ勝利。明治大は接戦を2連勝して5位の慶應大と勝率で並んだ。

写真:橋本が負傷した東海大。それでもバランスキーがゴール下で力強いプレーを見せ、4Qに大きく慶應大を引き離した。

※ 筑波大(坂東選手、杉浦選手インタビュー)対国士舘大のレポートは「続きを読む」へ。

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2014.10.05 (Sun)

【2014リーグ1部】10/4,5 筑波大ホームゲームレポート

集客力に課題も見えたが質は向上
より一体感の高まるイベントに


141005tukuba_15.jpg 今年も開催された筑波大ホームゲーム。2年ぶりのつくばカピオサイバーダインアリーナ開催となったが地域の観衆が多く訪れ、連日地元の筑波大に声援を送った。

 既に定着化した印象の強い筑波での開催。しかし、特に日曜日は台風が接近していたこともあって観客席には空席もあったのが実情だ。例年通りホームゲーム開催に尽力している筑波大学スポーツアソシエーションの神林秀彰さんは、2勝を果たしたことには安堵の様子を見せたが、「イベント自体の質は上がっていると思うが、結局スタンドが完全に埋まっておらず、そうなると閑散としてしまう。今年の課題は、イベントが定着化してきて盛り上がっているだけに、もうちょっと人数を集められれば良かったかな、というところです」と反省を忘れず。今回会場となったつくばカピオサイバーダインアリーナの方が大学内の体育館より観客席も常設されており、空間が広く思い切ったプレーがやりやすい。その反面、よりホーム色の強いものとするために、このアリーナを満員にする動員力の高さが求められてくる。

 一方イベントの質自体は、「つくる・つなぐ・つくば」というコンセプトどおり地域密着のカラーを全面に押し出したものとなった。またそれと同時に例年のTシャツやタオルの販売はもちろん、NBL・つくばロボッツの協力、選手紹介はプロのDJが実施するなど、よりプロ仕様を意識したものとなった。「バスケットボールというスポーツ自体が、プロも含めて多くのチームが地域密着でやっているな、と。去年アンケートをしたんですけれど、例えばファン交流会をして欲しいという要望があって。そういうことはプロのチームがやっていることで、応援するチームに対してファンの方が求めていることなのかな、と思いました。そういうことは必ず実現したいなと思って、特に今回盛り込みました」。そう話すのは、筑波大のホームゲーム委員長の越智大輝だ。例年このホームゲームは、委員長はBチームの4年生が務める。しかし、越智はAチームの所属だ。どのような背景があったのだろうか。

141005ochi.jpg「昨年まで自分はBチームにいて運営をやっていて、今年Aチームに上がった段階で運営はやめても良かったんです。けれど、今年は『つなぐ』という言葉がテーマにあって、ここはAチームとBチームをよりつなぐチャンス。Aチームの自分が、Bチームのメンバーを率いてホームゲームを『つくる』。Aチームはそれに乗って良い試合をしていくことで、このイベントを通じてチームの一体感が持てるかなと思っています。そのためにはAチームの自分が率先してやるべきなのではないかと。今年ホームゲームをやることが決まった段階で、自分がやることは決めていました」と越智は言う。筑波大は、ホームゲーム2試合とも勝利したが、越智は両方とも終盤にコートに立った。否応無しに、ベンチも応援団も盛り上がり、彼の言葉どおり「つなぐ」が実現した瞬間となった。

 今年の筑波大は代表活動で主力が不在の時期もあったが、越智はその期間の練習を引っ張っていたとして、時折名が挙がる存在である。今リーグ戦では時折試合でプレータイムももらっている。チームの好調、そして盛り上がりの背景には、こうした縁の下の力持ちがいることを、忘れてはならない。

写真上:試合前に円陣を組む筑波大。後ろには筑波大の旗や観客席には応援グッズも見える。
写真下:Aチームに所属しながら、ホームゲーム委員長も務めた越智。越智の出番が来ると応援団も一層盛り上がる。

※ホームゲームの様子は「続きを読む」へ。

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2014.09.28 (Sun)

【2014リーグ1部】9/28 第10戦レポート

後半戦がスタート
中盤位は混戦模様が続く


140929SHIRATO.jpg この日から2巡目に突入した1部リーグ。開幕戦では大差がついた専修大筑波大青山学院大国士舘大は終盤まで勝負の行方の分からない接戦となった。いずれも最後は1巡目同様に筑波大と青学大がそれぞれ勝ちきったが、中位から下位にかけての争いが、今季は例年になく難しいことを象徴する試合内容だった。6敗同士の明治大慶應義塾大の対戦は、ロースコアの競り合いに。最後は慶應大がリードを得て逃げ切り、4勝目をもぎ取った。上位では首位・東海大は法政大を問題にせず、2位の拓殖大は3Q途中には#23バンバ(2年・C)を休ませる余裕を見せて白鴎大を圧倒し、それぞれ勝利した。

 青山学院大国士舘大の対戦は、立ち上がりから競り合いが続いた。国士舘大は#6伊集(4年・G)、#22原(3年・F)の稼ぎ頭が得点していく。青山学院大は#7野本(4年・PF)を中心に攻め、3Qには10点リードを得る時間帯もあったが終盤に#22原に決められ、逆転される流れに。しかし4Qに入って決め手を書いた国士舘大に対し、リバウンドで粘って最後は逆転勝利、危ない場面もあったが2敗を守った。

写真:レイアップに行く東海大・白戸。東海大は誰が出ても申し分のない戦いができる。

※筑波大(村越選手)対専修大(田代選手)、明治大対慶應義塾大(トカチョフ選手)、レポート、インタビュー、青山学院大・船生選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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