2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.12.31 (Thu)

【2015インカレ】11/29 3位決定戦 拓殖大VS青山学院大

拓殖大がらしさを見せて、涙の3位に
青山学院大も4位で終えて伝統をつなぐ


151129ando.jpg 準決勝から一夜、気持ちの切り替えが最も難しいとも言える3位決定戦。拓殖大は#39成田(3年・SF)に代わって#13阿部(2年・SG)がスタートに名を連ねた。

 1Q立ち上がりは両者流れを掴みきれない中、拓殖大がスティールから#99赤石(4年・PF)らの得点につなげる。青山学院大は開始3分でタイムアウトをとって建て直しを図るが、拓殖大#23バンバ(3年・C)にバスケットカウントを許し14-4と10点差に。その後、#24安藤(3年・SF)、#3大崎(3年・PG)の3Pで追撃し、何とか21-15とつなぐ。

 2Q、拓殖大は#13阿部、#29岩田(4年・SF)がバランスよく加点。開始2分半で31-17と得点を積み上げる。青学大は再びタイムアウトを取るも、拓殖大#23バンバへの裏パスを守りきれない。オフェンスでも3Pシュートに偏ってしまう上、1Qのように当たりが来ない。その間に拓殖大は内外で加点。残り1分を切ってからの#23バンバのダンク、#0岡本(4年・PG)の1on1は決めきれずも、45-21とダブルスコアをつける。

151129abe.jpg 3Q、青学大#32前田(1年・SF・山形南)が連続得点、反撃を始める。拓殖大は#23バンバにボールを集めて対抗、残り4分56-33と点差は変わらない。ここから青学大はディフェンスプレッシャーを強め、#18笠井(4年・PG)のバスケットカウント、3Pシュートで60-43までじわじわ詰める。

 4Q立ち上がりも青学大が#24安藤の得点で流れを引き寄せ、#3大崎の3Pも決まって開始1分で62-50と射程圏内に入る。拓殖大はすかさず#23バンバがゴール下をねじ込むも、この後トラベリングやパスミスなどが出てしまう。対照的に青学大は#14柏倉(3年・PG)が落ち着いてシュートを沈め、コーナーでフリーになっていた#18笠井の3Pで64-57とついに1桁差に持ち込む。以降は膠着状態となる中、拓殖大#99赤石、青学大#11田中(4年・PF)が決め、それぞれ4年生の意地を見せる。拓殖大はさらに#29岩田が#99赤石とのコンビプレイ、1on1からロングシュートを決め、残り2分72-62と押し戻す。青学大のファールゲームにも対処、ラスト10秒には4年生をコートへ送り出す。#55藤井(4年・PF)がスティールからレイアップを決め、85-66で拓殖大が勝利を収めた。

151129takudai4.jpg 拓殖大は優勝候補に挙げられながらも、トーナメント5位・リーグ2位・インカレ3位と夢は果たせなかった。それでも最終戦をきっちりと勝ってみせたのは、このチームに対する想いの強さゆえ。試合後、池内監督「このチームには感謝している」と述べ、選手たちも充実と悔しさがないまぜになった涙を見せた。

 青山学院大はメンバーに限りがある中、各選手がシーズンを通して成長。チームのプライドを守った。リーダーシップのある4年生2人が抜けるが、堅守という新しい伝統を引き継いでいきたい。

写真上:青学大・安藤はエースとしてさらなる活躍が期待される。
写真中:拓殖大・岩田を助け起こす阿部。献身的なプレイでチームを助けた。
写真下:残り10秒、笑顔でコートに入る拓殖大の4年生たち。

拓殖大・記者会見コメントと岡本選手、岩田選手、赤石選手、青山学院大・笠井選手、田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.12.15 (Tue)

【2015インカレ】11/29 5位決定戦 明治大VS近畿大

最後の試練を跳ね返した近畿大が5位到達
明治大は揺れ動いた1年間を最後まで戦い抜く


151129NAKANISHI.jpg 5位決定戦は、ベスト8敗退から切り替え、前日の順位決定戦では延長の末に勝利した明治大近畿大の対戦となった。この4年間でインカレでの対戦はこれが3度目。過去2回はいずれも明治大が勝利しており、明治大が今回も意地を見せるか、それとも近畿大が三度目の正直を果たせるかが焦点となった。

 経験の少ないハイレベルな連戦をこなしてきた近畿大。さすがに疲弊の影響あってかターンオーバーが続くなど、立ち上がりは重い。これを払拭したのが#22ソウ(4年・C)。豪快なブロックで喝を入れると、#11室垣(4年・PG)の得点でムードを打開。前日に続いて#50伊澤(4年・PF)が欠場となった明治大は、先制点を決めた#28今川(1年・PF・大阪桐蔭)が早い段階で3ファウルとなってしまうなど、勢いを得た近畿大の圧力にさらされる。#22宮本(2年・PF)が奮起するが、近畿大は#22ソウと#11室垣が相次いで3Pを決めて流れを渡さず、1Qは19−13。2Qに入ると近畿大の攻勢は加速し、手薄な明治大インサイドで#22ソウが得点を続けて一方的な展開に。残り4分22秒で明治大がタイムアウトを請求した段階で17点差をつける。ここからはこのままでは終われない明治大が反撃に出る。#24森山(1年・PF・瀬田工業)の3P、#32吉川(2年・PG)の得点と、下級生が奮起。最後のインカレとなる#55吉本(4年・SF)も意地の3Pを沈める。それでも近畿大は#22ソウが安定して得点。前半は12点リードで終了した。

 3Qはイーブンの展開が続いた。明治大#5會田(3年・PG)が続けて得点するも、近畿大も#33藤田(4年・SF)、#9渡邊(4年・PF)のシュートが決まる。攻撃にリズムが生まれながらもなかなか相手の尻尾をつかめない明治大は、ここでディフェンスの締めつけを強める。すると近畿大にターンオーバーが頻発し、徐々に明治大のペースに。#22宮本のリバウンドシュート、#55吉本のフリースローなどでようやく1桁の差とした。対照的に、近畿大は相手ディフェンスを前に失速の時間帯となった。それでも強力な#22ソウのインサイドは安定し、詰め寄られず。しかし、4Q序盤に近畿大を大きなアクシデントが襲った。転倒した#22ソウが負傷し、プレー続行が不可能となる。近畿大は突如大黒柱を失い、残り約9分を大黒柱なしで戦う状況となった。これを払拭したのが#33藤田。速攻とジャンプシュートを続けて嫌な空気をはね除け、外れても室垣がオフェンスリバウンドを制すなど流れを渡さない。またとないチャンスを迎えた明治大だが、近畿大の必死のディフェンスを前にシュートに当たりが来ない。残り5分を切ったところから、#2齋藤(2年・PG)が自ら決めていくが、近畿大は#5山本(4年・PF)、#33藤田らが決め返してリードを死守。残り1分を切って5点差にまで詰め寄られるが、相手ファウルで得たフリースローは#11室垣などが落ち着いて決めていき、再びリードが開いた。最後は74−66。最後は肝を冷やした部分のあった近畿大が、この試合を制した。

151129akiba.jpg ソウという強力なインサイドを擁し、関西を席巻、インカレでも存在感を見せてきた近畿大。反面その分だけソウへの依存度の高さは拭えなかった。しかし、彼を欠いた最後の9分間は、ソウと共に戦ってきた4年生を中心にこれまで以上に結束。動揺を払拭して勝利を掴み、第5シードを関西に持ち帰ることとなった。3年前の4位を超えられなかったことは惜しいが、輝きと存在感を見せてインカレを終えた。

 スタッフ陣が刷新され、明治大には難しい1年間となった。年間を通じて出来不出来の波が大きかった。ただし、若い布陣でありガード陣も伸びしろは十分。来年は彼らが上級生となり、チームを引っ張る立場となる。可能性の大きいチームがどこまで飛躍していくか、今後も注目される。

写真上:近畿大は中西もソウの不在を埋めた。
写真下:今シーズンは流れを変える役割を果たした明治大・秋葉。

※近畿大・藤田選手、室垣選手、明治大・伊澤選手、吉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2015.11.29 (Sun)

【2015インカレ】11/29 7位決定戦 国士舘大VS専修大

じわじわと引き離した専修大が7位
国士舘大は点数が伸びきらず8位


151129watanabe_20160126115654ed1.jpg 7位決定戦は関東6位の専修大と関東10位の国士館大の対戦となった。

 1Q、専修大は#7國分(3年・PF)・#6渡辺(3年・SF)・#24田代(4年・PF)の3人が次々に3Pを決めていく。また、#6渡辺と#24田代はリバウンドにもよく絡み専修大の流れを作る。一方の国士館大はスロースタートではあったものの、#32臼井(2年・PF)と#66馬(3年・C)がインサイドで、#15下(1年・PG・浜松開誠館)と#22原(4年・SG)がアウトサイドで得点。しかし互いにシュートの確率はさほど上がらず、1Qは専修大が多少リードし19-13で終えた。2Q、専修大は#15安保(2年・SF)と#11秋山(2年・PG)が中へ切り込み得点。また、#11秋山と#6渡辺のミドルシュートが連続で決まって10点リードに。だが国士館大も黙ってはいない。点差が開くと、#23寺田(4年・SF)・#15下・#37阿部(1年・G・藤枝明誠)が連続得点、さらに#37阿部が3Pも決めて3点差に。しかし最後に専修大#14高澤(2年・SG)がフリースローをきっちりと決めてリードを守り、36-31で前半を終えた。

 3Q序盤、互いのディフェンスが機能してスティールが増えるが、どちらもそれを得点につなげられない。ようやく国士館大#32臼井がミドルシュートを決めて3点差に戻すが、この後専修大#6渡辺と#7國分が加点して差はなかなか縮まず。だが、国士館大は#23寺田と#22原の2人が4年生の意地を見せ食らいついていく。終盤になると専修大は速攻も出て、さらには#6渡辺がバスケットカウントを決めて12点差に。またもや離されてしまった国士館大は#37阿部がなんとか3Pを決めて9点差とし57-48で最終Qへ。4Q、専修大は序盤から6連続得点で点差を広げる。対する国士館大は#22原と#11藤沢(4年・SF)が奮闘。だが終盤になって得点が止まってしまい、専修大#24田代にバスケットカウント・3Pなどを決められ20点差に。残り1分で専修大は交代、4年生5人がコートでプレー。最後に国士館大#22原が3Pを決めて試合終了となり、78-61で専修大が7位でインカレを終えた。

151129abe_20160126115450014.jpg 国士館大はリーグ戦10位、入れ替え戦で2部降格という結果でインカレに入ったが、今大会では見事な逆転劇を見せてベスト8まで勝ち上がってきた。思い切りのいいオフェンスが復活し、下級生たちの活躍も見えた大会となった。

 専修大はリーグ戦で筑波大や拓殖大に勝利するなど成長を見せた1年だった。リーグ戦中にケガ人が出てしまったがインカレにはなんとか全員揃ってプレー、久しぶりのベスト8進出で7位という結果を残すことができた。主力に下級生も多く、来年の更なる成長が期待できそうだ。

写真上:年間を通して、攻守で専修大の勝利に大きく貢献した3年の渡辺。
写真下:リーグ後半から出番が増えてきた国士舘大のルーキー阿部。下とともに来季以降の国士舘大を担う存在だ。

※専修大・岩野選手、石上選手、田代選手、国士舘大・菅選手、原選手、寺田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.11.29 (Sun)

【2015インカレ】11/29結果

11月29日(日)国立代々木競技場第二体育館
◇7位決定戦

国士舘大学61(13-19,18-17,17-21,13-21)78専修大学
◇5位決定戦
明治大学66(13-19,16-22,18-13,19-20)74近畿大学
◇3位決定戦
青山学院大学66(15-21,6-24,22-15,23-25)85拓殖大学
◇決勝
東海大学59(8-17,10-18,12-12,29-17)64筑波大学

 

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2015.11.29 (Sun)

【2015インカレ】最終結果

優勝 筑波大学(2年連続3回目)
準優勝 東海大学
3位 拓殖大学
4位 青山学院大学
5位 近畿大学
6位 明治大学
7位 専修大学
8位 国士舘大学

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優勝 筑波大学



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2位 東海大学


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3位 拓殖大学


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4位 青山学院大学


【個人賞】
■最優秀選手賞(MVP)馬場雄大(筑波大学)
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■敢闘賞 ベンドラメ礼生(東海大学)
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■リバウンド王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)OF26/DE49/TO75
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■アシスト王 生原秀将(筑波大学)18本
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■3ポイント王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)12本
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■得点王 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)144点
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■優秀選手賞 生原秀将(筑波大学)
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■優秀選手賞 杉浦佑成(筑波大学)
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■優秀選手賞 橋本晃佑(東海大学)
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■優秀選手賞 ジョフ・チェイカ・アハマド バンバ(拓殖大学)
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■優秀選手賞 笠井康平(青山学院大学)
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■MIP賞 岡本飛竜(拓殖大学)
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2015.11.28 (Sat)

【2015インカレ】11/28レポート(準決勝)

激しい戦いを制して決勝進出を決めたのは
昨年と同じ東海大と筑波大


 インカレは準決勝2試合が代々木第二体育館で行われた。ここまでくるとゲームのレベル、選手たちの集中度合いも何段階もレベルが上がる。絶対に譲れない熱い試合は、リーグ覇者の東海大と、昨年のディフェンディングチャンピオンである筑波大が勝ち上がった。


【立ち上がりからリードを奪った筑波大が決勝へ】
151128ikuhara.jpg リーグ準決勝である拓殖大にとって、優勝するまでに越えなければならない関門が、この準決勝の山だ。相手は筑波大。リーグ戦では2連勝している相手だ。しかし、勝負を制したのは立ち上がりから勢いの良さが目立った筑波大だった。

 1Q、激しいディフェンスから拓殖大の攻撃を次々食い止める筑波大は#8木林(3年・C)、#2満田(3年・SF)らの攻撃で次々拓殖大からゴールを奪うと、#6馬場(2年・SF)の速攻、#2満田の3Pが続く。拓殖大は筑波大の高さにシュートが打ちきれず、また打たされる格好になってシュートが決まらない。しかも残り2分に#39成田(3年・SG)が腰を痛めてベンチに下がると、得点源のひとりを失う格好になり1Qは17-10と筑波大がリード。2Qは成田を下げた結構で戦う拓殖大。しかし次々にアシストが決まる筑波大とは裏腹に、シュートが決まらず、リバウンドも筑波大に奪われて速攻を食らう形になってしまう。拓殖大は一度#39成田を戻し、開始5分でようやく#23バンバ(3年・C)のシュートで初得点。ここから筑波大のファウルが込んでフリースローを得ていくが、終盤に#2満田、#46生原(3年・PG)の3Pもあって筑波大が38-22とリードして前半終了。

 3Q、拓殖大は#39成田のプレー継続は無理と判断し、ベンチに。筑波大は立ち上がりでファウルが続くも、#17杉浦(2年・PF)のフェイダウェイミドルが決まり、#2満田から#92村越(4年・PF)へのゴール下のアシストが2連続。48-25と23点のリードとなる。タイムアウトを取った拓殖大は、#23バンバがアウトサイドを2本決めて勢いづくと、ここからプレスを開始。筑波大は#46生原の3Pや#16小松(4年・SG)のタップなど追いつかせまいとするが、56-33で3Qを終了すると、4Qも拓殖大はプレスを継続。筑波大はターンオーバーを頻発する結果となり、拓殖大が追い上げていく。#13阿部(2年・SG)のフリースロー、#23バンバのダンク、#0岡本(4年・PG)のドライブなど必死の追い上げは、最後の最後まで続いた。残り44秒、23点あった差は、#99赤石(4年・PF)のスティールからの速攻で7点差まで縮まり、さらに#0岡本渾身の3Pで残り30秒で6点差。しかし筑波大はここで#17杉浦のシュート、#6馬場のフリースローで10点に開くと拓殖大の反撃はここまで。76-66で試合終了。筑波大が2年連続決勝の舞台に駒を進めた。

151128okamoto.jpg「ディフェンスは悪くなかったが、問題はシュートのところ」拓殖大・池内監督。準々決勝で活躍した赤石も、大黒柱のバンバも立ち上がりからなかなか得点できなかった。大きな誤算は成田の怪我だ。一度はコートに出したがそれもどの程度の状態なのか、試合中では見極めが難しかったようだ。プレスは追い上げの大きな起爆剤になったが、あと一歩及ばず。

 筑波大は、前の試合で女子が優勝。プレッシャーがあったが、それを上手く生かしたとも言える。ただし、4Qにミスが連続したことは「思ってもいないミスで、課題」吉田監督馬場「リードしたときこそ、ゲームメイクをしっかりしなければ」生原「追われる立場は難しい。後半は体力的にも精神的にも負けていた」と反省。決勝になればこのようなミスは致命的になるだけに、気を引き締めたいところだ。

写真上:生原の要所の3Pがチームを落ち着かせた。
写真下:最後まであきらめず、走り続けた拓殖大・岡本。

※筑波大・村越選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ビハインドから入った東海大が粘り強さで逆転勝利】
151128kojima.jpg 東海大青山学院大というここしばらく大学界を牽引してきた両者の戦いは、準決勝に相応しい見応えのある内容となった。

 立ち上がりからリードしたのは青山学院大。#32前田(1年・SF・山形南)の速攻、#11田中(4年・PF)のミドルシュート、#18笠井(4年・PG)のドライブが続く。東海大は#35伊藤(3年・PG)のターンオーバーに始まり、#0ベンドラメ(4年・PG)のフリースローが2本落ちるミス。さらに次々タフショットを打たされる形になって、パスも狙われ立ち上がりは悪い。開始3分半でようやく得点するが、その後も青山学院大のディフェンスを割れない。一方の青山学院大も#6木田(2年・SF)の3Pが決まったあと、残り4分間は得点チャンスがなかなかなく、#21橋本(4年・C)の3Pが決まった東海大がなんとか9-13と4点を追う形で1Q終了。

 2Qは互角の戦いが続いた。東海大はようやくボールが回り始め、開始5分、#35伊藤の3Pで逆転。しかし青学大もすぐさま#24安藤(3年・SF)が3Pで返し譲らない。だが、東海大はここで抜け目なく#0ベンドラメの速攻が決まり、#35伊藤のドライブもようやく決まった。青学大はガードがディフェンスに捕まりターンオーバーが連続。ボールを運ぶことができない。東海大は#23佐藤(2年・SF)のシュートでリードを3点とし、26-23で前半を終えた。

 立ち上がり、#0ベンドラメの3Pで幕を開けるが、青学大が#21石黒(3年・PF)のジャンパー、#32前田のバスケットカウントで追いつく。そこからしばらくシーソーゲームが続いた。#13中山(3年・PG)、#45頓宮(4年・C)などまんべんなく得点する東海大に対し、青学大は#24安藤が速攻からのダンクを決め、#18笠井の3Pで残り4分半で2点のリード。タイムアウトを取り、修正をかけた東海大はここで#1小島(4年・PG)が働きを見せる。積極的にペネトレイトしてフリースローをもらい、およそ1分半で5点を稼ぐと、#23佐藤のシュートで東海大が5点リード。さらに#23佐藤、#1小島の速攻で差を広げることに成功する。3Qは46-38で終了した。

151128tanaka.jpg 4Q、立ち上がりから#1小島が連続ゴール。青学大は3分半無得点となるが、粘り強いディフェンスで追いかけていく。しかし残り4分53秒、青学大#18笠井が痛恨の5ファウル。それでも青学大はあきらめずに攻撃を試みるが、チームファウルが5つを越え、東海大がフリースローを得ていくと70-51でタイムアップ。東海大が決勝進出を決めた。

「うちのディフェンスより東海大のオフェンスが勝った」青山学院大・広瀬コーチ。しかし春はいろいろチームで問題があった中、よくここまで成長してくれたと、選手たちをほめた。特に主将の笠井に対しては「発する言葉や行動も積極的になり、かなり変わった。選手たちもやらされている状態から、自ら望んでやるチームになった」と、大きな進歩があったことを評価した。

 東海大は立ち上がりの重さを監督はじめ選手たちも反省。ただし、持ち味であるディフェンスがやはり勝機を見出したことで一致した。決勝に対して、陸川監督「トランジションディフェンスが鍵になる」と、切り替えの速い筑波大に対する守り面を重視。苦しいときにチームを引っ張るベンドラメ「去年は今思えば自分たちにも油断はあった。どこかで自分たちのやるべきことをやれば勝てるだろうと、それを4Qまで引きずった」と昨年の苦い敗戦について語った。「どのチームよりも優勝したいと思っている」と言ったのは、昨年の悔しさからだろう。熱く言葉で鼓舞するタイプではないが、冷静な表情とは裏腹に内に秘めたものは熱い。“チャレンジャー”である東海大を優勝に導くのは、彼しかいない。

写真上:苦しいところをこじ開けていった東海大・小島。
写真下:青山学院大はもう一人の4年生・田中が最後まで奮闘。

※青山学院大・笠井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.11.28 (Sat)

【2015インカレ】11/28レポート(順位決定戦)

互いに譲らぬプライドで延長、再延長に突入
最後までわからなかった順位決定戦2試合


 準々決勝では前半に良いところをみせながらも敗退した4チームは、今年も準決勝とは別会場での順位決定戦にまわった。前日からの切り替えが試される舞台になるが、4チームともこれを払拭した様子。日体大を会場にした行われた2試合とも、延長戦にもつれる戦いが繰り広げられた。


【専修大がビハインドから追いつめるも近畿大が押し切る】
151128FUJITA.jpg 専修大は、今季これまでケガを抱えながらも戦ってきた#24田代が、ついにこの日は出場を見合わせた。大きな得点源を欠いた状態で、近畿大との対戦に臨んだ。

 最初のリズムは近畿大が手にした。#22ソウ(4年・C)が易々とゴール下を決めると、速攻で#11室垣(4年・PG)と#33藤田(4年・SF)が得点するパターンが出る。最大の得点源のいない専修大は#6渡辺(3年・PF)の奮闘が出るも、1Qは5点を追う展開で終了となった。2Qに入ると近畿大はベンチメンバーも起用。#9渡邊(4年・F)がこれに応えて得点を重ねるが、次第にバイオレーションも出るようになり、点差拡大とはならず。専修大はシュート率を上げられずにいたが、#65佐々木(3年・PF)がゴール下の奮闘でスコアを動かし、近畿大を追走。最後に#69中西(3年・PF)の連続得点を許すが、#7國分(3年・F)の得点で繋いで前半を終えた。

 後半に入ると、専修大は#14髙澤(2年・SF)のシュート率が上がり始める。近畿大は#22ソウと#33藤田の両輪で逃げ切りを狙うが、#7國分の得点も要所で出た専修大は粘る。4Q、追いつきたい専修大は外角勝負。#14髙澤の2本、#11秋山(2年・PG)と#7國分には1本ずつ3Pが出て3分余りで3点差に詰め、近畿大を揺さぶる。速いパス回しと、能力の高さにやや後手の近畿大。#33藤田が意地の得点を決めるが、ここからフィールドゴールが止まる。専修大は#11秋山の得点で追いつくことに成功。勢いに勝る専修大が、その後一時逆転し#14髙澤の3Pで6点差とする。瀬戸際の近畿大は、#22ソウが意地のダンク。ミスも目立つが、専修大も得点しきれない場面が出て勝利への可能性を繋げる。すると#8濱高(1年・F・金沢市立)のスティールからボールを得た#3岡田(2年・PG)の速攻で残り14秒で再び同点となる。専修大は最後に高沢に打たせるが、これはアウト。勝負は延長戦に入った。

151128TAKASAWA.jpg どうにか追いついた近畿大は、ここで活躍を見せたのがルーキー#8濱高。延長へのきっかけを作ったスティールに続き、緊迫の展開で得点していく。一方専修大も#14髙澤のアウトサイドが落ちずに、譲らない。だが#6渡辺が3Pを決めてリードしたものの、速攻を止めたプレーの判定はアンスポーツマンライクファウルで、5つ目。専修大は要というべき存在を失った。ビハインドだった近畿大は、#22ソウのポストプレーで一旦同点に。専修大は#7國分に託すが3Pは外れ、勝負は再延長に入った。しかし、キーマンを失った専修大には既に余力が無かった。#7國分が意地で2本の3Pを決めるも、既に近畿大が#22ソウの活躍でリードを保った後だった。専修大の粘りは随所に光ったが、最後まで大黒柱の活躍が光った近畿大が100−98で勝負を制した。

写真上:26得点をマークした藤田。彼がこれだけ稼いでくれれば近畿大には心強い。
写真下:田代が出場しなかった専修大だが、髙澤らがその穴を埋めた。

※近畿大・ソウ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【#20秋葉の好調さが光った明治大が5位決定戦へ】
151128YOSHIMOTO.jpg 明治大国士舘大による試合は、明治大が出遅れながらも挽回。しかし国士舘大も粘り、前の試合に続いて延長戦にもつれた。

 前日敗戦の影響もあってか、序盤は互いに得点を伸ばせない。しかし、エースの#22原(4年・F)の3Pで先に抜け出したのは国士舘大。#32臼井(2年・PF)の得点もこれに続く形となった一方、コンディション面に不安のあった#50伊澤(4年・PF)が大事を取る形で欠場した明治大はなかなか糸口が掴めない状況で推移した。結局、1Qは17−9と早々に国士舘大優勢の構図となった。しかし、2Qはこの様相が一転。国士舘大のシュートがリングに嫌われ、逆に明治大は#55吉本(4年・SF)の3Pから一気に活性化。#2齋藤(2年・PG)のドライブや#20秋葉(4年・SF)など、怒濤の攻めを見せて一挙に逆転。国士舘大は#22原の得点は出るが、全て単発となってしまう。これにより、前半は明治大が10点のリードを得る形となった。

 立て直したい国士舘大は、3Qに入ると#22原に加えて#32臼井(2年・PF)がスコアを伸ばし始める。明治大も#20秋葉が積極的に得点しこれに応戦するが、さすがに2Qの好調ぶりとまではいかない。すると伊澤不在のインサイドで#66馬(4年・C)と#32臼井の得点が続き、#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pが出て一旦は同点に。すぐに明治大は決め返すが、追いついた国士舘大も引かずに試合は4Qに入った。ここからは我慢の時間帯となる。国士舘大は好調だった#32臼井がなおも攻めるが決めきれず、外での勝負に比重を置く明治大も決定打を出せない。59−59となった残り18秒、この試合絶好調の#20秋葉の4本目の3Pで明治大は大きな3点のリード。だが、国士舘大は#22原がうまくマークを外して打った3Pが決まり譲らず。勝負は延長戦に委ねられた。

 先の見えない戦況で迎えた延長戦で、流れを手にしたのは明治大だった。#20秋葉のレイアップ、#55吉本(4年・SG)のジャンプシュートに#32吉川(2年・PG)の技ありの得点も出てラストスパートに入る。国士舘大はこの場面で再びシュート率がダウン。#22原の3Pで迫るが、その後は互いにシュートを決めきれなかった。もつれた試合は70−67で明治大に軍配が上がり、昨年に続いて5位決定戦に駒を進めた。

写真:吉本が2Qに見せた積極性が明治大を蘇らせた。

※明治大・秋葉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.11.28 (Sat)

【2015インカレ】11/29試合予定(最終日)

11月29日(日)国立代々木競技場第二体育館
11:00 国士館大学vs専修大学(7位決定戦)
13:00 明治大学vs近畿大学(5位決定戦)
15:00 青山学院大学vs拓殖大学(3位決定戦)
17:00 東海大学vs筑波大学(決勝)

 

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2015.11.28 (Sat)

【2015インカレ】11/28結果

11月28日(土)
順位決定戦
◆日本体育大学世田谷キャンパス

専修大学98(12-17,15-19,22-21,30-22*,19-21**)100近畿大学 *OT **DOT
国士舘大学67(17-8,11-30,23-15,11-9,5-8*)70明治大学 *OT

準決勝
◆国立代々木競技場第二体育館
筑波大学76(17-10,21-12,18-11,20-33)66拓殖大学
東海大学70(9-13,17-10,20-15,24-13)51青山学院大学


 

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2015.11.27 (Fri)

【2015インカレ】11/27レポート(準々決勝)

ベスト4は第1〜4シードが勝利し
東海大・拓殖大・筑波大・青山学院大に


 インカレはいよいよベスト4をかけた戦いに挑んだ。代々木第二体育館で行われた4試合は前半こそどちらに転ぶかわからない展開を見せたが、後半にはそれぞれ上位シード校が相手を突き放し、ベスト4へと進出した。


【後半に修正を見せた青山学院大がベスト4一番乗り】
151127KASHIWAGURA.jpg 第1試合は第4シードとして順当に勝ち上がってきた青山学院大。夏から秋にかけて安定した力強さに磨きをかけているが、対戦相手の明治大には今季ここまで未勝利。リーグ戦順位通りなら青学大、対戦戦績なら明治大という試合は前半こそ拮抗するが、3Qに突き放した青学大に軍配が上がった。

 立ち上がりは互角の内容で推移した。青学大は#32前田(1年・SF・山形南)のシュートが好調なのに対し、明治大は#55吉本(4年・SF)の3Pなどが決まる。ここからまず主導権は明治大に。青学大にトラベリングとターンオーバーが続いたのを機に、#2齋藤(2年・PG)、#20秋葉(4年・F)のドライブ、#50伊澤(4年・PF)のジャンパーでリードに成功する。青学大は無得点の状態が続き、1Qは明治大が8点差をつけた。しかし、2Qは逆の展開となる。#21石黒(3年・PF)のジャンパーが出ると、#8時田(2年・F)もオフェンスリバウンドから得点。明治大も返すが、#3大崎(3年・SG)、#11田中(4年・PF)、#18笠井(4年・PG)が相次いで3Pを決め、一時逆転する。ここで、#32吉川(2年・PG)の3Pが出た明治大も空気を払拭。微妙な判定ながら#2齋藤のシュートはブザー前と認められ、前半は33−31で明治大が僅かながらリードを得る形となった。

 ここまでトータルではほぼ互角の内容に、結果的に蹴りをつける形となったのは、3Qの青学大のラッシュだった。#11田中のジャンプシュートですぐ追いつくと、ここから#24安藤(3年・SF)の活躍が光った。うまくゴール下に入り込んで得点を重ね、3Pもネットを揺らす。明治大はこの場面でシュート率が低下。ファウルも続いて苦しい状況となる。#50伊澤のバスケットカウントや#88黒崎(4年・F)の3Pで一旦迫るも、青学大は#14柏倉(3年・PG)の得点が続いてこのQで2桁差に乗せた。4Qも明治大にファウルが続き、青学大が安全圏のリードでゲームを運ぶ構図が続く。明治大は終盤に#50伊澤が連続得点で奮起しあわや、という状況を作るが、青学大は慌てず。残り2分で#3大崎が3Pを決めて勝利を大きく引き寄せた。最後はファウルゲーム気味に当たる明治大をうまくかわし、結局74−61で勝利。ベスト4に駒を進めた。

151127SAITO.jpg 高さのある相手を追う時間もあった青学大。昨年のインカレはよもやのベスト16敗退、今年のトーナメントでもベスト8入りを果たせずにいたが、それでも今季は夏頃から磨いてきたスタイルが確立され、苦しい試合でも勝ちきるかつての力も戻ってきている。次戦となる準決勝の相手は東海大。以前は好カードとして注目を集めた相手だが、ここ数年は勝てていない。真の意味での強さを取り戻すには、格好の相手だ。

 明治大は伊澤らのサイズ、ガード陣の能力の高さが光ったものの、今季課題となっている安定感のなさがこの試合で響いた。前半は良い時間帯もあったが、勝負どころとなった3Qに手痛い失速を招き、ベスト4には手が届かず。昨年同様に順位決定戦を戦うことになるが、ポテンシャルの高い下級生が経験を積むには格好の機会である。

写真上:青学大は、リーグ戦中のケガから復帰した柏倉の活躍も大きかった。
写真下:一対一のうまさは大学界トップクラスの明治大・齋藤。パスを選択する場面も増え、ガードとして着実に成長を示している。

※青山学院大・安藤選手、大崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【筑波大のディフェンスが専修大を波に乗らせず】
151127baba.jpg 準々決勝第2試合、第3シードの筑波大専修大と対戦。試合は立ち上がりに#46生原(3年・PG)が3Pを沈め、#6馬場(2年・SF)が専修大のターンオーバーから速攻を決め、筑波大らしいペースで進む。専修大は得意のシュートをなかなか決められずに追う展開となるが、#6渡辺(3年・SF)がフローター、3Pと続けて得点し、#11秋山(2年・PG)の3Pで持ち直す。しかし#11秋山が2ファウルとなりベンチへ。それでも#6渡辺のオフェンスリバウンド、#24田代(4年・PF)の1on1からのシュートで互角の戦いに持ち込んでいく。筑波大は終盤にミスが続き、#8木林(3年・PF)が2ファウル。しかし#6馬場の速攻、#17杉浦(2年・PF)のバスケットカウントで22-19とリードして1Q終了。

 2Q、専修大は#13石上(4年・SG)のシュートで幕を開け、#24田代も華麗なターンからのシュートで魅せる。筑波大はファウルが続き#2満田(3年・SF)が#16小松(4年・SG)に交代。#92村越(4年・PF)もゴール下の争いで床にたたきつけられ、ベンチへ戻ることになってしまう。しかし#6馬場のスピードを生かした速攻は出続けており、筑波大の持ち味は生きている。専修大は#13石上、#24田代の得点で互角の勝負を続けるが、終盤にシュートが落ちたところから筑波大に3連続得点を許し、前半を42-34と筑波大リードで終えた。

151127tashiro.jpg 3Q、追いつきたい専修大だが、立ち上がりの停滞から抜けだしたのは筑波大。#2満田のシュート、#6馬場の3Pで一気に10点以上のリードを得た。専修大は簡単にはシュートを打たせてもらえず、タフショットが続く。リバウンド争いでも負けて次々に筑波大に得点を許す結果となった。筑波大は#46生原の3P、#16小松の速攻からのバスケットカウントなど、勢いある攻撃を続け、3Qを73-42で終えると4Qはベンチメンバーに交代。専修大は#7國分(3年・PF)の3Pがようやく入ってくるがほぼ勝負は決し、最終的には92-59で筑波大が準決勝進出を決めた。

 リーグ戦では専修大に1敗している筑波大。乗ったときの専修大のオフェンスは止めがたいものがあるが、今日は相手を乗せさせずに攻撃を次々に断ち切った。準決勝はやはりリーグ戦では2敗している拓殖大。この大きな壁を乗り越えられるかが見どころだ。

写真上:速い展開に寄与したのはやはり馬場の速攻。筑波大は走るプレーを連発。
写真下:専修大・田代は16点だが3Pは1/9。マッチアップの馬場の前に確率を上げることはできなかった。

※筑波大・小松選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【爆発力発揮の拓殖大が関西王者に貫禄勝ち】
151127BAMBA.jpg 第3試合、関東リーグで準優勝となった拓殖大と、今季公式戦無敗のまま関西リーグも制した近畿大。ともに絶対的な留学生を擁するチーム同士が、準々決勝でぶつかり合った。

 拓殖大は、まず#99赤石(4年・C)が積極的に攻めた。ドライブを続け、ペイント内でも体を張って得点を重ねる。近畿大も#22ソウ(4年・C)にボールを預けるが、#23バンバ(3年・C)が体を張って侵入を許さず、このマッチアップはまず互いに相殺し合う様相となった。こうなるとアウトサイドでの攻防が鍵となるが、ここでも#99赤石の3Pが決まって拓殖大が主導権を掌握。一方近畿大は、#11室垣(4年・PG)の3Pや#3岡田(2年・PG)の得点で追いかけ、1Qは4点ビハインドにまとめた。しかし、2Qに入ると序盤こそお互いに決め合うが、#3岡田のシュートを最後に近畿大の得点が止まる。#23バンバのジャンプシュートを皮切りに、拓殖大は#99赤石と#39成田(3年・SG)の3Pなどでリードは一時14点となる。近畿大の嫌な雰囲気を払拭したのは#33藤田(4年・SF)。ミドルシュートを続けて立て直し、拓殖大は一旦下げていた#29岩田(4年・F)と#99赤石を再投入。だが、この時間は近畿大ペース。受けに回った拓殖大ファウルで得たフリースローで迫り、逆に拓殖大は得点がぴたりと止まった。#33藤田のレイアップが残り1分で決まり、近畿大はビハインドながら33−35と前半を僅かな差で留めた。

151127NARITA.jpg しかし、3Qからは拓殖大が完全にペースを掴んだ。きっかけは#23バンバの3P。これで勢いに乗った。#39成田にも2本の3Pが出るなどして一気に10点差に。タイムアウトを取る近畿大だが、拓殖大の積極性を前にスコアが伸びない。その間にも拓殖大は#29岩田や#0岡本(4年・PG)にも得点が出て点差を拡大。勢いは#22ソウ相手に前半は大人しい印象だった#23バンバにも及び、4Qは彼の独壇場。ペリメーターのシュートを面白いように決め、最終的には26得点となった。拓殖大が主力を下げたのを契機に、近畿大は#33藤田が意地のシュートを続けるが、大きな差を埋めるには至らなかった。結局93−73で拓殖大が大勝。余裕を持って準決勝進出を決めた。

 初顔合わせということで、戦前は展開予想をつけづらかったこのカード。前半こそ僅差で終わったが、後半は拓殖大の爆発力が近畿大を圧倒する内容に終わった。最終的にスコアリングセンスを発揮したバンバの活躍に目が行きがちながら、計4名が2桁得点をマークするバランスの良さも光った。次戦は準決勝となるが、例年ここで敗退している歴史がある。ただ、今年はリーグで準優勝を果たしているだけに、これまでになく機運は高い状況だ。ソウと高校時代以来のマッチアップというバンバ「前半はソウも自分も点数を取るのがなかなか難しかった。お互い様。後半はうちが点数を開いたのもあって、周りのオフェンスも良くなって自分もうまくやれた。彼も経験を積んでディフェンスはしづらかった。でも池内さんもタイムアウトにオフェンスについてアドバイスをくれて、それでうまく攻められた」と、バンバ。互いに相殺しあう状況から最終的には26点13リバウンドと、攻守ともにソウの数字を上回った。

151127bambasou.jpg 近畿大は、バンバ相手のソウが普段のようにインサイドでうまく勝負できなかった。一旦は迫る時間帯もあったが、主将の藤田はできればここで追いつきたかったと悔しい表情。結局後半は序盤から失点を重ね、ベスト4入りした3年前の再現はならなかった。順位決定戦はモチベーション維持が難しいが、今回の近畿大の最終順位が来年の関西1位枠にも直接影響することになる。そのためにも、少しでも良い順位を残して大会を終えたい。

写真上:この試合の見所だった留学生マッチアップは事実上バンバに軍配。
写真下:拓殖大は成田も力を発揮。近畿大を突き放した。

※拓殖大・赤石選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【国士舘大の勢いは最後まで続かず東海大が勝利】
151127vendorame.jpg 第4試合、第1シードの東海大は関東10位ながらベスト8に入った国士舘大との戦いになった。1Qは国士舘大の良さが出た。インサイドでは#66馬(3年・C)が身体を張り、ゴール下へのアシスト、速攻、アウトサイドシュートなど勢いある国士舘大らしい攻めが東海大を圧倒。東海大は立ち上がりから速いリズムで打つ形のシュートが決まらず、ファウルも続いて出遅れた。#0ベンドラメ(4年・PG)の奮闘でなんとか得点していくが、国士舘大の高さの前に速攻が落ちる場面も見せる。国士舘大は#32臼井(2年・PF)のオフェンスリバウンド、#4菅(4年・SF)がゴール下でシュートをねじ込むなど、踏ん張ってリードを保つ。一方の東海大は#0ベンドラメのオフェンスで13-16と3点を追う形で1Qを終了。

 2Q、互いに得点がなかなか生まれない立ち上がり。しかし#19三ッ井(3年・SF)のアシストから#21橋本(4年・C)のシュート、#35伊藤(3年・PG)の絶妙のレイアップ、#21橋本の3Pで逆転。続けて#23佐藤(2年・SF)がディフェンスで国士舘大からターンオーバーを誘うと#13中山(3年・PG)の速攻も出た。国士舘大は#68藤井(3年・PG)の3Pで応酬し、ディフェンスではゾーンで対応。しかし東海大は#23佐藤のシュート、#45頓宮(4年・C)のタフショットも決まり大きく焦ることはない。さらにベンチから戻った#0ベンドラメがボールカットからの速攻、#45頓宮のシュートで締めて32-24と前半を逆転して終了。

 3Qの立ち上がりも#13中山のオフェンスリバウンド、#0ベンドラメの速攻と東海大が完全に流れを掌握。ディフェンスでも国士舘大の勢いを殺し、国士舘大は4分間ノーゴール。激しいディフェンスで東海大のファウルも増えていくが、国士舘大もフリースロー以外ではなかなか得点チャンスが作れない。3Qは45-32と東海大が13点のリードで終えるとその後も気を緩めず試合を展開。国士舘大は4Qに入りようやく#15下(1年・PG・浜松開誠館)、#22原(4年・F)の3Pも入ってくるが、東海大は#1小島(4年・PG)の3Pバスケットカウント、#33鈴木(3年・SG)、#19三ッ井の3Pも入り、69-48で試合終了。貫禄を見せた東海大が69-48で準決勝に駒を進めた。

151127ma.jpg 東海大は出足こそ国士舘大の勢いにやや焦りが見えたが、2Q以降は落ち着いて試合を進めた。動じず自分たちのプレーを貫けること状態こそ、真の強さとも言える。優勝に向けて、死角はない。陸川監督「自信はある」ときっぱり。オフェンスからリバウンドまで三面六臂の活躍を見せたベンドラメ「自分たちのリズムで攻められていなかった。2Q、3Qはディフェンスで粘って相手を一桁に押さえられた。粘り勝ち」と言い、自分たちのバスケをしていれば必ず勝機がめぐってくることに、確信を持っている。「油断はない」と言い、インカレだからという特別感もないそうだ。チームの大エースが平常心を持てていることこそ、最大のアドバンテージとも言えるだろう。

 国士舘大は持ち味であるオフェンスが今大会ではいい方向に出てベスト8。ただ、後半は東海大のディフェンスの前に簡単にはボール運びやシュートまで持ち込むことはできずに終わった。次は明治大との順位決定戦に臨む。

写真上:東海大は苦しいところをベンドラメが切り開いていった。
写真下:国士舘大・馬と東海大・頓宮のマッチアップ。この日の馬はインサイドの守りで踏ん張りを見せた。


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2015.11.27 (Fri)

【2015インカレ】11/28試合予定

11月28日(土)
日本体育大学世田谷キャンパス

13:20 専修大学vs近畿大学
15:00 国士舘大学vs明治大学
国立代々木競技場第二体育館
16:20 筑波大学vs拓殖大学
18:00 東海大学vs青山学院大学


 

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2015.11.27 (Fri)

【2015インカレ】11/27結果

11月27日(金)
◆国立代々木競技場第二体育館

明治大学61(22-14,11-17,8-21,20-22)74青山学院大学
筑波大学92(22-22,20-12,31-8,19-17)59専修大学
近畿大学73(17-21,16-14,12-33,28-25)93拓殖大学
東海大学69(13-18,19-6,13-8,24-16)48国士舘大学


 

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2015.11.26 (Thu)

【2015インカレ】11/26レポート(3回戦・代々木第二体育館)

筑波大、青山学院大がベスト8へ進出
早稲田大は前半互角も後半に失速


 大会4日目、代々木第二体育館ではベスト8をかけた2試合が行われた。


【筑波大が安定してリードを保ちベスト8へ】
151126komatu.jpg 第3シードの筑波大は、緒戦で札幌大学との延長の末勝利した法政大と対戦。1Qは互いにゴールを決める展開に。法政大がやや攻めあぐねた時間帯もあるが、終盤はインサイド陣の踏ん張りで1Qは22-15。なんとかついて行く格好で2Qに入るが、ここで筑波大は#2満田(3年・SF)の速攻など、得意のプレーが出て一気に法政大を突き放しにかかる。法政大のゾーンをものともせず、筑波大はこのQ21得点で、前半は43-26。法政大は得点が取れずに苦戦の形になった。

 後半3Qも筑波大のペース。法政大はゾーンを敷くなど対応を試みるが筑波大の攻撃力は衰えず、最後は#16小松(4年・SG)の3PでこのQを締め、71-39。4Qは互いにベンチメンバーを多く繰り出し、法政大は#57玉城(1年・PG・京北)のシュートも決まった。しかし筑波大がそのまま危なげなく試合を進め、88-53で試合終了。ベスト8へ駒を進めた。

 法政大は加藤の怪我が完治せず、インカレも苦しい戦いになった。筑波大はここまで余裕を持った戦いで勝ち上がっている。次は勢いに乗る専修大とベスト4をかけて戦う。

写真:3Pを決めた筑波大・小松。ここから先は4年生がどのような働きをするかも勝敗に関わってくる。

※法政大・沼田選手、加藤選手のインタビューは追って掲載します。


【後半の勢いが勝った青山学院大が早稲田大を引き離す】
151126kasai.jpg 第4シードの青山学院大は、1部昇格を遂げて勢いに乗る早稲田大と対戦。前半から激しい点の取り合いが続く熱い試合となった。

 立ち上がりは早稲田大は速さを生かした展開で得点を重ね、青山学院大はオフェンスリバウンドで対抗。互いに譲らず最後は早稲田大#16山本(4年・F)がゴール下のタップを押し込んで19-18と早稲田大がリード。2Qの早稲田大は交代した#11河合(3年・G)のレイアップ、#2木澤(4年・G)の3Pも決まった。青山学院大は#24安藤(3年・SF)がアウトサイドをはじめ連続得点で早稲田大に流れを渡さない。青山学院大はこのQ#24安藤が12得点でチームを牽引すると、最後は#11田中(4年・PF)の3Pがゴールネットを通過。一方の早稲田大はガード陣のディフェンスで激しい主導権争いを演じるが、最後は#34池田(4年・G)が3Pを沈めたあと、さらに続く攻撃でフェイクをかけてのゴール下へのドライブでシュートをねじ込み、37-37の同点にして前半を終えた。

 3Q、早稲田大は開始2分で#38宮脇(3年・C)が痛い4ファウル。青山学院大はフリースローで加点していき、ややリードして試合を進める格好になる。交代した#16山本はゴール下で得点を上げるが、スクリーンのところでファウルを吹かれるなど、早稲田大にファウルが嵩んでいく。これを逃さずチャンスにしたのは青山学院大。残り3分、やや引き離し気味だったところに#3大崎(3年・SG)の3Pで41-51と拮抗した展開から大きなアドバンテージを得る。ここから互いにターンオーバーが続くが、早稲田大は#26富田(1年・C・洛南)のゴール下、#21南木(2年・F)のカットから#11河合の速攻を生み出す。この次のプレーでターンオーバーしかけた#26富田がアンスポーツマンライクファウルを吹かれてしまうが、その#26富田はオフェンスリバウンドで粘って終了間際に6点差に迫った。しかし残り数秒、青山学院大は#18笠井(4年・PG)が絶妙のレイアップでシュートをねじ込み、49-57として3Q終了。

151126kawai.jpg 4Q、青山学院大は立ち上がりで一気に畳み掛けた。その中心は#18笠井。次々にドライブを仕掛けてシュートを決めると、#11田中の3Pも決まって16点のリードに成功。早稲田大は青山学院大のディフェンスに阻まれてオフェンスを展開できず、追い上げたい焦りもあってか、アウトサイドも決まらなくなっていく。早稲田大は最後まで攻める姿勢で#34池田の速攻、#2木澤の3Pも決まるが、そのまま優位に試合を進めた青山学院大が60-80で最後は20点の差をつけて試合終了。ベスト8へと進んだ。

 前半は互角だったが、後半に崩れた部分の立て直しに苦心した早稲田大が敗れた。ファウルトラブルも苦戦の一因となった。青山学院大はシュートの勝負強さが光り、大事なところで確実に決めたのが大きかった。次の相手は明治大。実は今期は一度も勝利していない相手だ。「開き直ってやるしかない」笠井。リーグ当初のような迷いは、今は自分にもチームにもない。やることを確実にやり続けるだけだ。

写真上:笠井のドライブを早稲田大は止めきることができず。
写真下:速攻、3Pと要所で活躍した早稲田大・河合。

※早稲田大・池田選手のインタビューは追って掲載します。


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2015.11.26 (Thu)

【2015インカレ】11/26レポート(3回戦・大田区総合体育館)

ベスト8に進出したのは
明治大・専修大・国士舘大・近畿大


 大会4日目の大田区総合体育館では、ベスト8をかけた4試合が行われた。


【最後までわからない攻防は国士舘大が勝利をもぎ取る】
151126usui.jpg 白鴎大を破ってベスト8入りを狙う東海大九州と、国士舘大の一戦は、最後まで緊張感のある内容になった。

 試合は終始シーソーゲームとなる。2Q、東海大九州のゾーンディフェンスに対して立て続けにミスが出る国士舘大。一方の東海大九州は#7林(2年・SF)や#6小澤(3年・SF)の得点でリードを奪う。終盤になると国士舘大は#37阿部(1年・G・藤枝明誠)の速攻と3Pで追いすがり、同点まで持ち込む。しかし、2Q終了間際に東海大九州#2長野(2年・PG)が3Pのバスケットカウントを決めて4点プレー。40-37で東海大九州が3点のリードを奪って後半へ。

 3Q、互いになかなか決めきれない時間帯が続くが、リズムを掴んだのは東海大九州だった。#6小澤と#8佐竹(2年・PF)の合わせや#2長野のジャンプシュートで先行する。国士舘大は単発でシュートが決まるだけでなかなか波に乗り切れない我慢の10分となったが、#23寺田(4年・SF)と#22原(4年・SG)のジャンプシュートでついていく。

151126tanisato.jpg 4Q、60-56で東海大九州が4点リードで迎えた最後の10分。東海大九州はリングにはじかれることが多くなり、無得点の時間が続く。その間に国士舘大は#32臼井(2年・PF)の活躍が光る。リバウンドとゴール下の得点でチームを支え、着実に繋いでいく。すると、残り2分31秒で#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pで遂に逆転し、ここからは一進一退に。東海大九州#8佐竹が決めれば、国士舘大#32臼井がすかさず決め返す。残り1:00で東海大九州は#2長野がエンドスローから#21谷里(3年・SF)に繋ぎ、67-67と、ここで試合は振り出しに。42秒でゴール下の攻防で国士舘大#32臼井がフリースローを獲得。1投決めて1点差。その後、逆転を狙うシュートを打つ東海大九州だが、決定力に欠ける。対する国士舘大は#4菅(4年・SF)が残り6秒で値千金のレイアップを決める。東海大九州は最後まで3Pを狙うが、70-67でタイムアップ。接戦を制した国士舘大がベスト8に名乗りを上げた。

 国士館大はゴール下の臼井の存在が光った。東海大九州は、4Qに何度も相手ターンオーバーからチャンスを掴むが、フィニッシュまで持っていけず、ミスが続いたのが惜しい。

写真上:国士舘大は臼井が内外で踏ん張りを見せた。
写真下:勝負強いシュートを見せた東海大九州・谷里。

※東海大九州・滝口選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中京大が追いすがるが近畿大に軍配】
151126sou.jpg 地方勢同士の対決となったこのブロックは、関西1位の近畿大と東海1位の中京大がベスト8をかけて戦うことになった。

 立ち上がりから優勢だったのは近畿大。#22ソウ(4年・C)の高さがシュート、ブロックなど1Qから存在感を放つ。中京大はなかなか得点が取れず13-8と出遅れるが、2Qにはルーズボールから#9出口(4年・F)の速攻なども出始める。しかし近畿大は#22ソウがダンク、ポストからのゴール下などを決めていき、簡単には追いつかせてくれない。しかし近畿大も一気に大量得点とはいかず、#9出口、#0阿部のシュートで29-23の6点差で前半終了。

 3Qの立ち上がり、中京大は必死のディフェンスを仕掛け、近畿大にターンオーバーが続くと、近畿大は3分半ほど無得点に陥った。中京大も簡単にはとく手できないが、#0阿部、#9出口のアシストからインサイドの#55伊木(4年・C)も決めて流れを掴む。近畿大は#33藤田(4年・PF)がようやく6分41秒にジャンパーを決め、続けて速攻を出すが、中京大も切れない。#55伊木のミドルシュートが決まり、#9出口の3Pが2連続で決まりついに逆転。しかしディフェンスではインサイドの要である#55伊木が4つ目のファウルを吹かれてしまう痛い事態に。しばらくは互角の状態で競り合うが、インサイドの守りが手薄になった中京大に対し、#22ソウが力強さを発揮。フリースローやポストアップで得点し、3Pも決めて48-39と引き離しに成功した。

151126igi.jpg 4Q、中京大は#55伊木を戻し再び流れを持ってこようとするが、#11室垣(4年・PG)の3P、#3岡田(3年・PG)のジャンパーが決まり近畿大も逃げる。中京大は#22稲葉(4年・SG)のアウトサイドや#6佐藤(4年・F)のドライブなどで迫ろうとするが、そのたびに#22ソウに決められ10点差が重い。粘る中京大だが、近畿大はそのままリードを保って67-55で試合終了となった。

写真:30点23リバウンドと無双の強さを見せたソウ。次は拓殖大・バンバとの戦いが待つ。

※中京大・阿部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大の勢いが勝り日本大を一蹴】
151126watanabe.jpg 専修大は1部昇格を決めた日本大と対戦。ともに能力ある選手が揃う注目の一戦だったが、持ち味を出したのは専修大の方だった。

 1Qこそ16-17と差のない状態で幕を開けたが、互いに本来の良さは出きらず。日本大はインサイドで囲まれて#8刘(4年・C)が仕事ができず、専修大も#7國分(3年・PF)の2本の3P以外は目立った動きは出ず。2Qになると日本大はシュートミスが続き、5分間で#7古牧(4年・SG)の得点があっただけ。専修大は単発の得点が続く。残り3分、速い展開から#1本村(1年・SG・土浦日大)の3Pが生まれると#24高橋(3年・SG)の3P、#8刘のフック、#11門馬(3年・SG)のオフェンスリバウンドなどで日本大に勢いが生まれ、34-30と4点リードで前半を折り返した。

 後半の立ち上がり、専修大のオフェンスが火を吹いた。#24田代(4年・PF)2本の3Pを決め、チームを乗せる。日本大はまたも得点がストップ。2Qと同じく5分間の停滞となってしまう。その間に専修大は#11秋山(2年・PG)の3P、#6渡辺(3年・SF)、#24田代の2連続速攻で一気に10点差。日本大は#6新号(2年・PG)の3P、#5仁平(3年・PF)のシュートも出るが、専修大も#6渡辺と#24田代で応酬。#24田代は残り45秒からさらに2本の3Pを沈めてこのQ、専修大が合計6本の3Pで46-55とリードを得た。

151126monma.jpg 4Q、巻き返したい日本大はガードにスピードある#0土屋(3年・PG)を起用し、速い展開に。#33上原(4年・PG)の3Pもようやく決まるが、専修大も付け込ませず#11秋山のバスケットカウント、#24田代のオフェンスリバウンドなど粘りのあるプレーも見せていく。日本大は有利な高さを生かせず、インサイドでなかなか点が取れない。必死に攻めて3Pや速攻で得点を取っていく日本大だが、専修大は最後まで#24田代、#11秋山の3Pが決まり続け69-77。日本大を追いつかせることなく勝利した。

 前半はともにそこまで勢いがなかったが、後半の田代の3Pで専修大が流れを掴んだ。渡辺もリバウンドで日本大を圧倒し、チームにリーグ序盤戦のような勢いが戻ってきている。次の筑波大戦の大一番が見どころだ。

 日本大は得点できない時間帯が長く続き、主導権を握れないままの40分だった。アウトサイドの精度、ゴール下の確実性がなく、専修大のテンポの良いオフェンスにも対抗しきれずに終わった。

写真上:15得点20リバウンドと完全復活を果たした専修大・渡辺。
写真下:日本大・門馬は攻め気のあるプレーで攻守で奮闘を見せた。

※日本大・網野コーチのコメントは「続きを読む」へ。


【日本体育大は勢いが出せず、明治大がベスト8進出】
151126saito.jpg ベスト8入りをかけて、関東5位の明治大と関東13位の日本体育大が激突。開始早々、日本体育大#14大城(3年・PG)がドライブし中へ切り込んで得点すると、それに続いて#75赤土(3年・PF)と#32フェイ(1年・C)がインサイドで得点。明治大はスロースタートで日本体育大の勢いに前半全くついていくことができない。しかし交代で#2斎藤(2年・PG)がコートに入ると流れは明治大に。#32吉川(2年・SG)・#55吉本(4年・SF)を中心に連続得点してリードを許さず。15-14で1Qが終了。2Q序盤、明治大は#32吉川と#55吉本の3Pが決まり流れを作る。一方で日本体育大は1Qで見せた勢いが出ないが、残り2分になると持ち直し始め、#14大城が3Pを決め、#19田口(2年・SF)と#35佐々木(4年・SF)が果敢に攻めてシュートファウルをもらい、フリースローで加点していく。しかし、明治大は自分たちのペースを崩さず、#22宮本(2年・PF)・#50伊澤(4年・PF)がインサイドで得点。38-27で明治大がリードし前半を終える。

151126dari.jpg 3Q、日本体育大は#75赤土がインサイドで得点し、その後もミドルシュート・バスケットカウントを決めて奮闘。しかしその他の得点が伸びず。明治大は内外バランスよく得点して差を少しずつ大きくていき、52-36で最終Qへ。4Q前半はシーソーゲームに。明治大#2斎藤がドライブで切り込み、#22宮本がゴール下、#5會田(3年・PG)が3Pで得点すると、日本体育大は#34加藤(4年・SG)が3P、#19田口が3Pとバスケットカウントで応戦。だんだんと日本体育大が明治大に迫っていく。中盤になると日本体育大が連続得点によって8点差にまで詰め寄るが、明治大も黙ってはおらず、#50伊澤を中心に11連続得点、一気に点差が離れてしまう。残り1分で19点差となり、最後は互いに4年生がコートに出てプレー。77-58で明治大がベスト8進出を決めた。

日本体育大は出だしこそ良かったものの明治大のディフェンスに苦しみいつものリズムを作ることができず。明治大は追い上げられるシーンもあったが落ち着いて着実に点を重ね、試合を進めることができた。

写真上:得意のドライブで中へ切り込み流れを作った明治大2年の斎藤。
写真下:万が出場できず、フェイが奮闘したが明治大ディフェンスをなかなか割れず。

※日本体育大・松田選手、加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2015.11.26 (Thu)

【2015インカレ】11/27試合予定

11月27日(金)国立代々木競技場第二体育館
13:20 明治大学vs青山学院大学
15:00 筑波大学vs専修大学
16:40 近畿大学vs拓殖大学
18:20 東海大学vs国士舘大学

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