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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2019.11.14 (Thu)

【2019入れ替え戦】11/14レポート

第3戦までもつれ込んだ戦いは
順天堂大が競り勝ち2部残留


 1—3部間で唯一最終戦までもつれ込んだ戦いは、互いに意地が見える好勝負になった。しかし2部順天堂大が迫られても逆転は許さず、立教大の挑戦を退け、2部残留を果たした。


◆順天堂大(2部10位)VS立教大(3部3位)

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【追い込まれた時間に逆転を許さなかった順天堂大が勝利】

 1勝1敗で並び、最終日までもつれ込んだ順天堂大立教大の入れ替え戦。第3戦は最後まで気の抜けない展開となった。順天堂大は入りから#7千葉(4年・SF)を中心に、シューター陣が思い切りよく打ち、流れを掴む。立教大は#34竹中(3年・F)が1対1で積極的にゴール下まで攻め加点し、ブザーとともに#11吉井(2年・F)が3Pを沈め22-21と互角で1Qを終える。

191114 matsuda 2Q、順天堂大が#26増田(2年・CF)の遠めのジャンパーから、ブロックを量産し5分で10点差をつける。立教大はミスが続くが、中盤からスタメンに戻し#8小林(4年・C)、#24木口(3年・F)、#6井関(3年・F)が攻め、#30根本(3年・G)の速攻で同点に追いつく。しかし順天堂大は速攻で立て直し再びリード。40-35で折り返す。

 3Qは点差があまり動かず進んだ。順天堂大は#17松田(3年・PG)が3P、#7千葉が積極的に攻める。立教大はスロースタートだが、5分を切り#6井関、#11吉井の3Pが決まり、再び#6井関がタップからバスケットカウントを決め、点差は最少で2となるが、#26増田のリバウンドが上回り60-56で順天堂大がリードし最終Qへ。

191114 yoshii 4Q、立教大は5分半で#11吉井の3Pが3本、#30根本、#24木口が押し込み同点に追いつく。順天堂大はリバウンドから速攻が出るも、やや立教大の勢いに押された。しかし立教大はファウルも重なり、残り4分で4ファウルに。順天堂大は#5岩井がフローター、#26増田を始めフリースローで加点し、逆転させない。5点差になったところ、立教大は残り34.9秒のワンプレーで#11吉井がこの日7本目の3Pを決め2点差。順天堂大は26.7秒を残したタイムアウト後、24秒のエンドスローを選択し、時間いっぱいで#5岩井がボーナススローを得る。立教大の最後ワンプレーはミスで終わり、77-73で順天堂大が勝利し2部残留を決めた。

 順天堂大は第1戦の入りの悪さを反省点とし、残りの2戦は序盤から思い切りのいいプレーで流れを持ってきた。1戦目での前田の怪我は痛かったが、代わって入った松田が活躍をみせた。千葉や岩井、大野が大事な場面で点を取り、増田もリバウンドで大きく貢献した。

 立教大は第1戦の勝利があっただけに、悔しい結果となった。しかし昨年までなら点差がつけられてしまう展開でも、小林のゴール下での奮闘や、持ち味の速攻から何度も立て直した。4Qで一度も逆転できなかったことが痛かったが、3年生以下が主力なだけに来年に繋げて欲しいところ。

写真上:順天堂大は怪我をした前田の代わりに松田がこの3戦とも存在感を見せた。
写真下:高確率の3Pで見せた立教大・吉井。

※順天堂大・千葉選手、岩井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2019.11.13 (Wed)

【2019リーグ】11/13入れ替え戦レポート

駒澤大が玉川大を下し2部残留
早稲田大、神奈川大も1部残留を決める


 入れ替え戦2日目、1部9位、2部9位といった1勝先行する形となっているチームたちが初戦を迎えた。接戦もあったものの、順天堂大と立教大戦以外はすべて上位チームが勝利し、いずれも残留を決めた。


◆駒澤大(2部9位)VS玉川大(3部4位)

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 2部9位の駒澤大は1勝すれば2部残留が決まる。入りの点差は互角。駒澤大は高さの強みが生き、玉川大は運動量を生かして攻めていく。駒澤大は#55大髙(4年・PG)から#33金久保(4年・F)へのアシスト、#70斉藤(3年・G)の3Pなども決まってリード。しかし玉川大も#23増子(4年・明成)や#10城田(2年・F)、#12中澤(2年・SG)ら全員で攻め、粘る。1Qは18―15で駒澤大リード。2Q、玉川大は#12中澤が攻めていくが、駒澤大も簡単には追いつかせない。玉川大は#50佐藤(3年・F)、#20柳瀬(3年・SG)の3Pで残り5分で同点。駒澤大も#31髙畑(4年・SF)、#55大髙の3Pで返し、#29布田(4年・SG)の速攻も決まって再び玉川大を引き離す。前半は39―27で駒澤大がリードした。

191113kanakubo.jpg 3Q、玉川大はゾーン。しかしインサイドで駒澤大に得点され、オフェンスもシュートが決まらず引き離された。駒澤大は#31高畑の3Pも好調で、#24劉、#32前原(3年・C)もインサイドで得点していき、64―41。駒澤大がこのQ25点の猛攻で一気に引き離して4Qに入った。玉川大はディフェンスで奮闘し、駒澤大からターンオーバーを奪っていく。しかしまだ余裕の大きい駒澤大はベンチメンバーもまんべんなく出場させつつ試合は推移。最後はコート全員を4年生にすると、81―58で試合終了。2部残留を果たした。

 玉川大は増子ほか4年生、そして新人戦でも活躍した中澤などが奮闘。若い選手も多いだけに来季にも期待だ。駒澤大はリーグ戦では苦戦が続いたが、最後は4年を中心にきっちり勝利してシーズンを終えた。

写真:金久保ら4年生の奮闘が見えた駒澤大。



◆早稲田大(1部9位)VS国士舘大(2部4位)

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【シーソーゲームは最後に早稲田大に軍配が上がる】

 1部9位早稲田大は1勝すれば1部残留を果たせる。対する国士舘大は昨年に引き続き2部4位で入れ替え戦に挑んだ。

191113yanagawa.jpg 立ち上がりは国士舘大が#21池田(4年・PG)のジャンパー、#7佐脇(4年・F)のシュートで流れがよく、ターンオーバーから#98林(3年・C)の早い攻めも決まった。早稲田大は立ち上がりこそやや出遅れるが、その後は落ち着いて対処。#14柳川(3年・G)のシュート、#7宮本(2年・F)のフリースローなどで追いつくと、#41小室(3年・C)の3Pやポストの得点で逆転。しかし互いに得点は伸びず1Qは15-17。

 2Q、国士舘大は#20角田(3年・F)のジャンパー、#21池田の3Pで再び早稲田大を引き離す。しかし早稲田大は#7宮本や#12土家(1年・G・福大大濠)らが攻め、すぐに追いついた。点差がないまましばらく試合は進行するが、残り3分に#12土家の3Pが決まると、早稲田大はここからプレスを開始。国士舘大は攻めあぐねて得点が止まりがちになり、最後は#7宮本から#41小室へのパスが決まると40-31と早稲田大が9点リードで前半終了。

 3Qは立ち上がりから#7宮本の3Pが連続で決まり、一気に早稲田大が抜け出し15点のリード。国士舘大は早稲田大のディフェンスにつかまり苦しいが、#2二村(3年・G)のアタックからオフェンスが好転。後半投入された#18清水(4年・SG)がアタックし、ドライブからバスケットカウントを獲得するなど立て続けの得点で多あげると、#25中村の速攻が出て逆転。最後は早稲田大#41小室の3Pが決まると52-51で4Qへ。

191113ikeda.jpg 4Qは国士舘大は勢いのままに加点し、開始3分で5点のリードに成功する。しかし、早稲田大も1対1やアウトサイドシュートで攻めていき、次々に国士舘大のゴールを割っていく。国士舘大は約3分間無得点となると、早稲田大が残り5分で逆転。国士舘大は外のシュートが入らなくなり、じわじわと引き離された。早稲田大は終盤フリースローで稼ぎ最後は74-66。何度もリードが入れ替わる試合を、4Qの勝負所で引き離し、1部残留を決めた。

 国士舘大は外を打てる選手も豊富だが、アウトサイドは大きく当たらなかった。しかし15点引き離されても清水のドライブなどを中心に逆転に持ち込んだが、4Qの後半で得点が止まったのが痛かった。一方の早稲田大はゴールへ向かって行く姿勢でフリースローを次々に獲得。神田、土家らの1年生が高確率でこれを沈め、またリバウンドでも10本の差をつけた。

写真上:早稲田大は柳川がリーグを通して終始熱いプレーでチームを牽引。
写真下:国士舘大は池田が15得点。リーダーとしてチームを引っ張った。




◆神奈川大VS東洋大


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【終始自分たちのペースを守った神奈川大が2勝で1部残留】

 1戦目は神奈川大が終盤に逆転勝利を収め、東洋大は負けるとシーズン終了が決まる入れ替え2戦目。試合はロースコアの中で神奈川大が前半からややリードする展開となった。

191113kobari.jpg 立ち上がりから#75小酒部(3年・SF)がジャンパー、ダンクシュートを披露し、#5緒方(4年・PF)も攻守で粘る。東洋大は#24ラシード(4年・C)が高さを生かし互角の戦いをみせたが、最後に#6尾形(4年・SG)がタップシュートを決め神奈川大が13-11でリードを得る。2Qも両者我慢のロースコア対決。中盤まで点差がない展開となったが、3分を切って神奈川大は#6尾形の3Pを皮切りにオフェンスリバウンドも良く流れが傾き、34-24で後半へ。

 3Qの入りは神奈川大のペース。マンツーマンでディフェンスも良く、#75小酒部を中心に得点してじわじわと点差をつける。東洋大は序盤、我慢の時間になるが#42加藤(4年・PF)がジャンパー、1対1でねばり、#24ラシードが2本連続で3Pを決め、点差を1桁に戻す。さらにゾーンプレスが効き終盤スティールから連続得点。神奈川大はミスが続き点差を詰められ50-44で最終Qへ。

191113toyo.jpg 4Q、立ち上がりの5分間で6-2の我慢比べから先に抜けたのは神奈川大。#75小酒部がリバウンドに飛び込みフリースローを決める。東洋大は前からハードにディフェンスし、速攻で流れを持ってくるがファウルが重なりフリースローを献上する形に。残り1分半、#3大澤(1年・SG・市立船橋)が2本連続で3Pを決め10点差に戻すが、その後はシュートが入らず。67-55で神奈川大が2勝し1部残留、インカレ出場が決まった。

 神奈川大は1戦目と同様、4年生の緒方と尾形の活躍が光った。1戦目は東洋大の速い展開に慣れない時間もあったが、この試合は高さや速さにも合わせてきた。東洋大のゾーンプレスに苦しむ時間もあったが、小針を中心に落ち着いたボール運びから、神奈川大のペースで終始試合を進めた。

 東洋大はゾーンプレスが効いた時間帯は足が動き、得意とする速い試合展開ができたものの、神奈川大にペースは握られたままだった。しかし、佐藤信長コーチのバスケが2年目になって定着が見えてきており、この入れ替え戦での4年生の意地と下級生の思いきりのいいプレーは、来年に繋がるものになった。

写真上:神奈川大は東洋大のプレスなど執拗なディフェンスにも小針が落ち着いてボールキープ。
写真下:東洋大は随時ハドルを組んでしっかりコミュニケーションを取っていた。

※駒澤大・大髙選手、東洋大・ラシード選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※早稲田大、神奈川大のインタビューは別途1部総括へ掲載します。

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2019.11.13 (Wed)

【2019リーグ】11/13入れ替え戦レポート

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順天堂大が奮起して立教大を下し1勝1敗
残りの1〜3部間はすべて残留で終了


 入れ替え戦2日目は6試合が行われ、そのうち1〜3部の間の3試合はすべて上位チームが勝利して早稲田大、神奈川大が1部残留、駒澤大が2部残留、玉川大が3部残留を決めた。残りの1試合、2部・順天堂大と3部・立教大は、順天堂大が初戦の負けを取り返し、1勝1敗に。第3戦で雌雄を決する。

写真:順天堂大・松田がシュートを決めガッツポーズ。応援席も盛り上がった。15点9リバウンドの活躍。


◆順天堂大(2部10位)VS立教大(3部3位)

191113oono.jpg 第1戦は3部の立教大が勝利した、2勝先勝方式のこのカード、2部復帰に王手をかけたが、2戦目は順天堂大が意地を見せる逆の展開となった。1Qは27-17で順天堂大が持ち味の得点力を活かして大きくリード。立教大は出遅れる。2Qは序盤から立教大がじわじわ詰め寄るが、順天堂大は#6石原(1年・SG・広島皆実)の3Pを皮切りに速攻が出て流れを引き寄せる。立教大は#8小林(4年・C)のジャンパーから再び追い上げるが、順天堂大は#34大野(3年・SF)が積極的に攻め52-43で後半へ。

 3Qも順天堂大は#17松田(3年・PG)、#34大野を中心に走り、速い展開で得点する。立教大はやや難しいシュートを打たされるが、中盤に#30根本(3年・G)が2本いい形で走り、雰囲気が上向きに。しかしその後はシュートが落ち、順天堂大は速い展開で得点し71-58でリードを保つ。

 4Q、立教大は開始早々に点差を1桁にするが、ゴール下のシュートが落ち、なかなか追いつけない。順天堂大は#26増田(2年・CF)がリバウンドで粘り、#34大野がドライブで得点していくと、終盤まで差を保って逃げ切った。立教大はアウトサイドも当たらず、85-76で試合終了。これで両者1勝1敗となり、最終日まで結果は持ち越しとなった。

写真:28点7リバウンド。順天堂大は大野の奮闘も光った。


※残りのレポートは別途掲載します。

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2019.11.12 (Tue)

【2019リーグ】11/12入れ替え戦レポート

1部・神奈川大は逆転で2部の東洋大からまず1勝
3部の立教大は2部の順天堂大から1勝をあげる

 1部リーグ閉幕から中1日、入れ替え戦が開幕した。3部と4部間、4部と5部間の入れ替え戦は一発勝負。いずれも上位チームが勝利し、元の部に残留を決めた。一方、2部3部間、2部1部間は接戦の熱い勝負となり、1部の神奈川大、3部の立教大がそれぞれ1勝し、王手をかけた。


◆順天堂大(2部10位)VS立教大(3部3位)

S__474365989.jpg 2部10位の順天堂大と、3部3位の立教大の入れ替え戦は、序盤の勢いで点を取った立教大が逃げ切りの勝利を収めた。

 立教大は立ち上がりから速い展開で攻め、大きくリード。順天堂大は足が止まり1Q内では立て直せず13-26で追う展開に。2Q、立教大は#3飯塚(1年・C・柏日体)のシュートが入りリードを保つ。3分を切り、#26増田(2年・CF)、#17松田(3年・PG)が攻め順天堂大が追い上げるが、立教大は#24木口(3年・F)がバスケットカウント、ジャンパーを決め立て直し32-41で前半終了。

 3Q、立教大は#8小林(4年・C)を中心にシュートを決めリードを保つ。中盤、順天堂大は立て続けに3Pが決まり雰囲気は上向きになるが、立教大は#30根本(3年・G)が3Pとジャンパーで返し、順天堂大は勢いに乗りきれず52-63で最終Qへ。4Q、順天堂大は#26増田を中心に攻め点差を詰める。立教大のシュートが落ち始め、ファウルトラブルも多発。順天堂大は残り6分、#17松田が3P、#7千葉(4年・SF)のフリースローで同点に追いつくが、立教大は#30根本のレイアップから持ち直し、そのまま逃げ切り73-77で勝利した。明日の試合で勝利すると2部昇格。順天堂大後がなくなった。

写真:19得点チームハイの活躍をみせた立教大・小林。



◆神奈川大(1部10位)VS東洋大(2部3位)

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【東洋大が好調なシュートでリードするも神奈川大が逆転】

 1部10位と2部3位は、3戦のうち2戦戦勝方式で勝負を決する。緊張の第1戦は東洋大が途中で大量リードする形となった。

191112rashido.jpg 開始早々神奈川大は#75小酒部(3年・SF)の3Pが沈み、インサイドの#27二ノ宮(3年・PF)へパスも出るが、その後は東洋大の勢いが勝った。#14田代(3年・PG)、#24ラシード(4年・C)の3Pが決まり、神奈川大のディフェンスをかいくぐって打っていくジャンパーもことごとくネットに吸い込まれ、#38福井の速攻も決まった。神奈川大は終盤に#7東野(2年・SG)が果敢にアタックしてバスケットカウントやフリースローをもぎ取り、1Qは19-18の神奈川大リード。

 2Q、東洋大はゾーンプレスを展開。それでも#75小酒部、#3小針(2年・PG)の3Pが決まり、点差はない。一方、東洋大もシュートは引き続き好調で、残り5分に#24ラシード2本目の3Pが入ると#18庄子(1年・SG・聖和学園)の3Pがそれに続き、前半は32-38で東洋大リードで終えた。

 3Qもまだ東洋大の流れ。オフェンスリバウンドから早い攻撃に転じ、#24ラシードの速攻からのバスケットカウント、#42加藤(4年・PF)がボードの裏から放ったボールがリングに入るラッキーなシュートもあり、差を広げていく。神奈川大はファウルが続き、またディフェンスを突破できずに停滞する時間が続いた。畳み掛ける東洋大は残り2分、#18庄子の3Pで14点にまでリードを広げる。しかし神奈川大はここから#7東野、#75小酒部が次々にシュートを沈めると、最後は#75小酒部から#5緒方(4年・PF)へのアシストが決まり、50-57と追い上げムードでこのQを終えた。

191112ogata.jpg 4Q、逃げる東洋大は#24ラシードのフリースロー、#14田代のドライブなどで再び点差を12に開く。しかし残り7分からのプレーは神奈川大が自分たちのリズムに持ってくることに成功する。4分間で#75小酒部が2本の3Pとバスケットカウント、さらにはジャンパーで一気に11点を稼ぎ、#6尾形(4年・SG)のシュートも決まると残り2分で逆転。東洋大は#24ラシードのシュート、#21丹波(1年・常盤大)の速攻で逃げるが、神奈川大は次々にフリースローを得ていき、また#6尾形のファインプレーに#5緒方のリバウンドが冴え、残り20.7秒で#34工藤(1年・SF・八千代松陰)のフリースローで1点のリードに。さらに最後は#5緒方がフリースローを得てこれを2本決めると70-67。東洋大最後のオフェンスを守りきり、タイムアップを迎えた。

 東洋大は持ち味の機動力を活かして序盤から積極的に攻撃を仕掛けた。神奈川大よりもサイズがあり、リバウンドでも大きく差をつけたものの、あとわずかに届かず。しかし早い展開と高確率で決まったシュートは大きなインパクトを与えた。

 一方の神奈川大は最終戦で怪我をした横山が欠場。東野も途中で足を痛めて下がるなど苦しい時間帯もあったが、2カ月の1部リーグで培った粘り強さで慌てなかった。小酒部はフル出場で34点。大事なシュートを決めきった。また、緒方と尾形の4年生が最後の最後に流れを持ってくる好プレーを披露。大事な初戦の1勝をものにした。

写真上:東洋大・ラシードは25点15リバウンドと奮闘。外角シュートもよく決まった。
写真下:神奈川大は終盤に緒方がディフェンス、リバウンドで見事なプレーを見せた。


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2019.11.03 (Sun)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#21池田祐一(国士舘大・4年)

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人のことは簡単には変えられない
だから自分自身を変え続けていく


◆池田祐一(国士舘大・4年・主将・PG)

2部の上位争いに絡む国士舘大は波のある戦いを続け、リーグ戦終盤に至った今も混戦の中にいる。勝敗的には苦しさもあるが、主将の池田は怪我人が続いたコンディショニングを一因という。ただ、最初から順調にいくリーグではないだろうということも、念頭にはあったようだ。

池田:たくさん勝ってうまくいくだろなという思いはなかったです。ずっと苦しい試合展開ばかりで、いい状態をキープできていません。一番の理由は怪我人が多いこと。スタートじゃない選手がスタメンで出て、メンバーが変わって変化が起きるといい流れが継続できないのが、自分たちの悪いところかなと思います。変わった選手が爆発的に活躍してくれてもいますが、メンバーが変わって1Qの入りでプレーが合わなかったり、自分も含めて乗れなかったり、今年はそれが目立っています。波が激しいです。

勝利した1巡目の拓大戦は最初の入りからいい感じでしたが、その試合で二村の脱臼、清水の捻挫があって、次の週は2人がいない中での戦いでした。全体的にそうしたことが続いてしまいましたね。でも全部言い訳です。ちゃんと勝たなければいけないです。


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チームとしてはうまくいかないことが多い2カ月だが、それでも国士舘大に目がいくのは、池田のリーダーシップによるところが大きい。17日の試合のあと、全体ミーティングが終わってからもさらにベンチ入りメンバーだけを残し、池田は話し続けていた。内容は何かと尋ねると、他愛もないこと、と言いつつ、出ている選手たちにやるべきことを求めていたようだ。

池田:怪我をしていた選手たちはケアもあるので練習を休むんですが、その状況でも試合には出たりしますよね。でも試合に出るなら練習にも参加しろというようなことをいろいろ。練習していない選手が試合に出ると、5人が連動して動けずにやりたいバスケットができないから、ほころびが生まれることも多いんです。ケアをしている選手もただ見ているんじゃなくて、体を慣らしたり、チームメイトとコミュニケーションをしたり、責任を持って取り組んで欲しいという話をしていました。


促すのは意識改革だ。ベンチに入る以上はどんなコンディションであれ、誰もがチームに対しての責任を果たすことを求める。ただ、それがすんなり実現されるとも思ってはいない。

池田:言ってはいますがぜんぜん足りないです。やはり人、もう大人になっている人間を変えるって難しいことです。とても大変なので、リーグの途中からは少し考えを変えました。人を変えられないのだったら、自分を変えるしかない。言い続けることはもちろん必要でやっていくけど、自分自身もまた変わるしかないんです。

自分も今年のリーグ戦はすごく悪くて、自分のプレーに集中できていないと先生にも言われています。言われて確かにそれはそうだと思ったし、自分ができていないのにチームメイトのことを気にかけてああだこうだとは言えない。だから途中から思い直して、声もそうだし、自分のプレーも必死で集中してやるようにと意識を変えました。


人を変えることは容易ではない。それならば自分が変わるしかない。それが池田の導き出した答えだ。チームメイトに言いながら、それに説得力を持たせるため、自分自身を変えることも同時に行おうとしている。

池田:負けが続くとどうしても考えすぎてしまいます。でも誰かに何かを言われても、自分で考えることしかできないんですよね。だから人に変われといっても意味がない。今は自分のプレーが悪いのであれば、そう思われるプレーを減らしていくことで、試合の流れもよくなるんじゃないかなと思ってやっています。自分が変わることで周囲に影響を与えていくしかないんです。

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「自分を変える」そんな風に言える選手は多くない。一度コートに入れば見せる池田の激しい闘争心は、大学界を通じても指折りの強烈さがある。春のトーナメントで優勝した白鴎大と対戦したときも、それを剥き出しにして向かう強さがあった。その存在感だけでも十分人を引っ張るに足る輝く個性だが、それも自分を変えてきた延長線上にあるものだという。

池田:高校まではただのわがまま。我が強いだけの選手でした。でも大学は高校と違って先生に縛られませんよね。高校みたいな細かな指導があるわけじゃないし、自分たち、選手同士で考えてやらなければならないところも多い。先生の指示の元ではありますが、やはりその中で細かな部分は自分たち次第です。大学に来てそういう環境の中に置かれたからこそ、自分が変われたと思います。

自分を変え続けてきたのかと言われたら、確かに1年、2年、3年とそうしてきたといえます。1年のときなんてとてもじゃない性格で、ひどく子供でした。誰かのせいにすると楽だから、先生のせいにしたり、周りにぶつけていましたね。でも3年になったときに「それは違う」と気づいたんです。そこから自分を変えなければと意識し続けて今に至ります。でも今は逆にキャプテンになって大人しいとも言われますね。いいことなのかどうかわからないですけど。


大学生プレイヤーは子どもから大人への成長過程にあるからこそ波があり、またここでどんな成長を遂げるかが問われる。しかしそんな池田に、ほかの4年生が刺激を受けているのは確かだ。同期の佐脇も望月も池田が頑張っているから4年として頑張らなければ、と口にしていた。

池田:同期は本当に支えてくれています。自分以外の4年生もチームの中で責任が大きいし、難しい環境に置かれています。彼らも人間だから感情的にもうまくコントロールできないところもあるだろうし、いろいろあります。でも彼らのバックアップは大きな助けになっています。

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うまくいかないこともあるのは確かだが、その中でも国士舘大の4年生たちは必死にもがいている。入れ替え戦に行けるかどうかは微妙なラインだが、しかし昨年の入れ替え戦、自身のファウルで見えかけた1勝を失ってしまった池田には期するものもあるだろう。

池田:入れ替え戦には行きたいですね。2部は混戦で、むしろここで勝つ方が難しい。でもみんな負けん気は強いし、入れ替え戦では燃えるタチなので、そこで勝ちたいですね。その分このリーグは毎試合勝つことが大事になるし、みんなで一つになってやっていかなければ。スタッツなんかはどうでもいいんです。4年生がやるべきことはただ一つ。勝つことです。それが4年生の評価だし、突き詰めてやるだけですね。

何をすべきなのか、腹は決まっている。ただ、どんな結果になっても、強い意志を持つ池田からは最後まで目が離せないだろう。

(2019.10.17インタビュー)


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2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ2部】10/26レポート(明星大学会場)

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後半にシュートが当たった明星大が拓殖大を破る
入れ替え戦の枠は未だ不透明

 2部リーグの第18戦は明星大学と関東学院大学の2会場で開催された。明星大会場では2試合が行われたが、すでに第17戦で残り5試合を残し拓殖大が1部昇格、インカレ出場を決め優勝にも大きく近づく中、上位争いに踏みとどまる明星大が拓殖大を破る金星をあげた。ただし現在2位の中央大は3試合を残し14勝。3位以下と星の差は3つで次節の結果次第で自動昇格が決まり、明星大を含む3位以下のチームが争うは、現状は入れ替え戦枠。10/29の時点では東洋大、国士舘大、関東学院大、明星大が11勝で並び、江戸川大も10勝。1部との入れ替え戦2枠をめぐる競争はより激しくなっている。下位の入れ替え戦も未だ見えず、残り3試合の結果次第だ。
 
191026 iwai 明星大学会場のもう一試合で勝利した現在9位の順天堂大は8勝とやや苦しむ。26日は山梨学院大と対戦し、一時逆転される場面はあったが終盤は点の取り合いとなり98-81でハイスコアのゲームをものにした。しかし学生スタッフによると、前日(10月25日)の記録的大雨により、最寄りである酒々井駅と順天堂大学の間の道が冠水。授業は途中で休講となり、チームでの練習ができなかったという。また、9月末には台風15号により停電や断水という被害も受けた。他のチームも今年は天候により被害を受け、制約を受けているチームは多い。順天堂大もストレスはかかるところだが、最終戦まで集中力を保ってほしいところだ。

写真:安定したゲームコントロールでチームを引っ張る順天堂大・岩井。仲間からの信頼も厚い。


◆拓殖大VS明星大

【明星大が3Qの連続3Pからリードを奪い白星】

 前節に1部昇格を決めた拓殖大と上位の入れ替え戦枠を手にしたい明星大の対戦は、前半はロースコアの展開となるが、3Qに明星大のシュートが当たった。

191026 nitta 前半、拓殖大は前半#12中尾(4年・PF)が好調で、外角のシュートがなかなか入らなかったが我慢の時間をしのいだ。明星大は#10福田(2年・PF)や#12シェッラ(3年・C)がリバウンドで粘りシュートチャンスを作った。シュート率は良くはなかったが28-29でややリードし後半へ。

 3Qに試合は動いた。序盤、拓殖大は前半に続き#12中尾が果敢にリングに向かう。明星大は#2新田(3年・PG)と#12シェッラの2メンも出ていい形。シーソーゲームが続いたが、中盤に明星大は#7岡田(2年・SG)、#10福田が計4本連続の3Pを決め一気に差をつける。拓殖大はシュートが落ちる時間が続いたが#51平良(4年・G)が3P、#41杉野(3年・PF)がリバウンドからタップシュートを決め食らいつき51-59のビハインドで最終Qへ。4Qも明星大の攻撃は止まらなかった。#23ニャシ(1年・C・開志国際)がいいところに合わせ、ダンクシュートも決めた。#7岡田はシュートを決め続け、この日6本の3Pを含め24点の活躍。拓殖大は#51前田(4年・SG)や#41杉野がジャンパーを決め応戦するも、全体的にシュートの調子が上がらず66-79で明星大が勝利した。

191026 nakao 明星大は新田とシェッラの2メンを中心に攻撃のパターンを作っている。キックアウトでシューター陣がしっかりと3Pを決めていることも大きい。徐々に1年生のニャシも貢献度が高くなってきた。点の取り合いになればどのチームにも負けない勢いと個々の得点力を持つ。昨年は2部に昇格したばかりで苦しい年になったが、今年は選手各々の意識改革があっての結果だ。3位以下が混戦となっているが、入れ替え戦への切符を得ることができるか。リーグ戦終盤の戦いにも注目していきたい。

 拓殖大はこの日はシュートが全体的に当たらなかった。2Qではまんべんなく選手を起用するも、後半の集中力は明星大が上回った。しかし決して大きくはない4番ポジションの中尾や杉野の粘りは健在だった。主将の平良はシュートとディフェンスがよく、声を積極的に出し、雰囲気が悪い中でも役割を果たしたといえる。優勝はお預けとなったが、インカレに向けてもいい雰囲気でリーグ戦を終えたいところ。

写真上:攻撃の軸となる明星大・新田。今年はよりアシストに専念している印象で、現在ランキング1位。
写真下:好調だった拓殖大・中尾。コンスタントにリバウンドでもよく粘っている。


第19戦終了時(10/29)

拓殖大学   17勝2敗
中央大学   14勝5敗
東洋大学   11勝8敗
国士舘大学  11勝8敗
関東学院大学 11勝7敗
明星大学   11勝8敗
江戸川大学  10勝9敗
駒澤大学   8勝10敗
順天堂大学  8勝11敗
上武大学   7勝12敗
慶應義塾大学 5勝14敗
山梨学院大学 0勝19敗

※10/29に延期試合を消化。

※明星大・岡田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2019.10.26 (Sat)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#4山﨑 純(慶應義塾大・4年・G)

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10月17日時点でようやく4勝をあげた慶應義塾大。上に並ぶチームとの勝率はわずかな差だが、順位は3部の自動降格圏内である11位と、苦しい戦いが続いている。昨年は4年生を中心にサイズはなくてもよくまとまったチームで、5位。持てるものが多くはなくても勝っていけると証明した。続く今年度は春から試合経験の少なかった選手たちが少しずつ成長し、早慶戦は完勝。いい形で春を終え、秋に入れるはずだった。しかし昨年以上の混戦となった2部リーグは、ほとんどのチームが予測のつかない戦いを繰り広げ、リーグが終盤に入った今も中盤から下位まで安定しない戦いが続く。

山﨑:結果的に見るとここまでの負けは競った試合を落としていて、苦しい状況です。OBの方にも早慶戦のときの勢いがないというアドバイスをいただいたりしていますが、自分もそれに気づかないくらいでした。それだけ追い込まれていたのかなと感じています。

正直実力だと思うところはあります。春も早慶戦は勝ちましたが、それ以外の結果はいいゲームはしたかもしれないけど、今と同じで競って負ける試合が多かった。早慶戦に勝ててOBも期待してくれていましたが、自分たちの完成度がまだそれに応えられるほどまで高まっていないのかなと思います。

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一発の戦いで1部の早稲田大に勝てる力はある。しかし長いリーグ戦で調子を維持して勝ち切るには、また違う力が必要なのだ。今年度の主将として慶應義塾のキャプテンナンバー・4番を背負う山﨑は、高校時代には全国優勝し、この世代を代表するガードであり、経歴も能力も申し分のない選手。だがその彼をもってしてもこのリーグの荒波を越えていくのはそう簡単ではない。

山﨑:勝たせることが自分の仕事だと思っています。経験の少ない選手が多い中で自分が言葉で言うことも大事だし、プレーでも引っ張って競った試合を勝たせていく必要があります。その中で勝ちグセというものがついてくると思いますが、そこができていないというのは事実ですね。

昨年は先輩方もいたのでオフェンス中心でも良かったんですが、今年はディフェンスやリバウンド、ルーズボールのところでももっとお手本になるというか、気持ちを出して当たってやりきりたいなとは思っています。4年生は工藤や泉に関しては出せる精一杯のことをやってくれていると思います。そこに最後は自分や髙田が今以上のプレーをやらなければいけないと感じています。


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全国区のプレイヤーだった山﨑は、高校まではバスケットにかけてきたと言っても過言ではない。土浦日大高校時代は全国で優勝するために、練習を増やすことを監督に進言するほど、打ち込んだ。ただ、バスケット以外にも世界を広げたいと慶應義塾の門を叩いたことは、部のブログにも詳しく記されている。文武両道を掲げる慶應義塾大での学びは、彼に大きな視野を開いたい違いない。一方で、一度はやりきったと思ったバスケットを大学でも4年間続けてきて、最後のシーズンに彼は何を残そうとしているのか。

山﨑:何かを見せるというよりは、自分で納得して終わりたいなと思っています。結果はもちろん目指しますし、その上で自分がやりきったと言えるかどうか。4年生全員でやりきったと言えることが大事ですね。

小さく続けた「負けられない」という一言。その言葉には重みがあった。背負うものが小さくないことを理解しているつぶやきだった。

そして10月22日、台風によるスケジュール変更によって振り返られたこの日の試合の相手は、その時点で2位の中央大。1巡目では24点差で敗れたこの相手に、慶應義塾大は61―72で勝利。山﨑が19点、髙田が27点をあげ、両エースがチームを牽引した5勝目は、上位のチームにも勝てると示した試合となった。

ここからリーグ戦の残りは5試合。順位は依然として変わらず、背水の陣は続く。どのような結果が出るのかはわからない。しかしそれでも力を尽くしてやりきれるかどうか。

山﨑の戦いはまだ、続く。



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(2019.10.17インタビュー)


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2019.10.05 (Sat)

【2019リーグ2部】10/5レポート

191005 takushoku

拓殖大が中央大を破り単独首位に
徐々に上位チームと下位チームに分かれる


 1巡目が終了し、2巡目が始まった2部リーグ。第11、12戦は東洋大学総合スポーツセンターで行われた。第11戦において1敗のついていた拓殖大が首位の中央大を波のある試合で破り、単独首位に浮上。中央大は翌日の第12戦で関東学院大にも破れ2連敗となった。関東学院大はこの勝利で3位に。また、国士舘大、明星大が連勝で7勝、順天堂大、東洋大、江戸川大が6勝と続く。混戦の2部リーグも徐々に下位チームとの勝率の差がついてきた。

 第11戦の中央大と拓殖大の一戦と、この日の試合で印象的なプレーが光った選手のインタビューを掲載する。

写真:試合終了直後の拓殖大。勝利に喜びを噛み締めた。



◆拓殖大VS中央大

【拓殖大がシューター陣の活躍で中央大を破る】

191005 tada

 首位攻防戦となった1位中央大と2位拓殖大の戦いは、終盤まで競り合いが続いた。

 1Qは中央大のペースで進み4-20。#12樋口(3年・PG)がドライブからパスを配給するなどガードらしさを発揮し、自ら3Pも決めた。拓殖大はシュートが入らず。2Qは一転して拓殖大がペースを掴んだ。中央大は序盤、#22足立(4年・PF)が#99多田(4年・F)をフェイスガードで守り、#47吉田(1年・C・土浦日大)がいいところに合わせ、ペースは変わらず。しかし拓殖大の#99多田が徐々に本領発揮。マークが甘くなったところを見逃さず、3Pを決めた。前半だけで6/6、ドライブ1本を含め2Qのみで20得点と驚異の数字を叩き出し、33-32と逆転し折り返す。

191005 higuchi 3Qは中央大の#3北村(1年・PG・東海大諏訪)がレイアップで先制。#34西村(3年・PF)が#99多田をマークし、点を取らせない。拓殖大は#9小室(4年・G)が3P、ドライブと多様なプレーをみせ食らいつく。中盤から中央大は速攻や、#12樋口、#3北村というガード陣が外からシュートを決め、#47吉田もゴール下で奮闘。拓殖大は#41杉野(3年・PF)がオフェンスリバウンドをもぎ取り、バスケットカウントで粘るも終盤ミスが続き47-54で追いかける展開に。4Q、拓殖大の#9小室が一気に畳み掛ける。得意とするスティールからワンマン速攻、1対1でもうまさを披露し開始3分で逆転。中央大は#34西村が果敢に攻め、#47吉田もゴール下で合わせ点を取り、シーソーゲームに。拓殖大の#9小室の勢いが止まらないが、残り2分を切ると#24荒川(4年・G)がスティール、3Pで続き点差をつけ、そのまま幕。直接対決は72-64で拓殖大が制し首位に出た。

 拓殖大は試合の入りが良くなかったが、2Qで多田が躍動して追いつくと、小室が逆転へと勢い付け、荒川が最後を飾った。中尾や杉野が泥臭くリバウンドにも貢献し続けた結果が出た。多田はマークが厳しい時間もあったが、甘くなったタイミングを見逃さなかった。小室「ハーフタイムで後半は自分がやるという気持ちを多田と話していた」と笑顔で試合後に話した。第12戦も合わせると、11勝で単独首位に。ただ、1巡目では危ない試合も多かったため、油断はできない。

191005 arakawa 中央大は拓殖大のシューター陣に得点を許してしまった。1Qのディフェンスが良かっただけに、悔やまれる敗戦だ。だが、樋口や北村を筆頭にガードの安定感や、沼倉や吉田がゴール下での奮闘があり、大きな点差をつけられることはなかった。個人能力では拓殖大がまだ勝る部分があるが、総合力は高い。しかし第12戦では関東学院大に破れ、連敗は痛かった。切り替えて次の試合に臨みたい。

写真上:拓殖大は多田が6本の3Pを含む20点。
写真中:上級生、PGとして安定感をみせる中央大・樋口。得意の3Pもこの試合は3本決めた。
写真下:終盤連続得点をあげた拓殖大・荒川。3×3(スリー・エックス・スリー)の経験も活かし、積極的にシュートを狙う。


第12戦終了時(10/6)

拓殖大学   11勝1敗
中央大学   10勝2敗
関東学院大学 8勝4敗
国士舘大学  7勝5敗
明星大学   7勝5敗
順天堂大学  6勝6敗
東洋大学   6勝6敗
江戸川大学  6勝6敗
上武大学   4勝8敗
駒澤大学   4勝8敗
慶應義塾大学 3勝9敗
山梨学院大学 0勝12敗

※明星大・福田選手、順天堂大・前田選手、拓殖大・小室選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ2部】9/29レポート

190928 keio

中央大が10連勝で首位独走
中盤位は混戦が続き先は読めず


 2部の第9、10戦は駒澤大学玉川キャンパスで行われた。中央大が10連勝で首位、拓殖大が2位は変わらず。3位以下は混戦だが、関東学院大と東洋大が2連勝し両チーム6勝目をあげ上位へと顔を出した。慶應義塾大は順天堂大に勝利し、嬉しい3勝目をあげた。山梨学院大は惜しい展開が続くも、未だ白星はなし。第10戦では、第2試合目の上武大VS関東学院大学、第4試合の慶應義塾大VS順天堂大が接戦となったが、順天堂大はこれに敗戦し、上位をキープしていたが順位を落とす結果になった。第10戦(9/29)の試合経過をまとめる。

写真:終盤に慶應義塾大・#5髙田が逆転の3Pを決め沸くベンチ。


 明星大77-61山梨学院大に勝利。3Qまでは互角の戦いをみせるも、明星大が終盤に点差をつけた。#12シェッラ(3年・C)にボールを集め落ち着いて加点し、シューター陣のシュートも当たった。山梨学院大はミスが続き、あと一歩届かなかった。東洋大71-61江戸川大を破った。オールコートプレスを仕掛け、ミスを誘った。しかし点は伸び悩み、フィニッシュの課題が浮き彫りとなる試合でもあった。江戸川大はボール運びに苦戦。終盤はディフェンスで粘ったものの、追いつかなかった。中央大国士舘大拓殖大駒澤大に余裕を持って勝利した。次週、中央大と拓殖大の直接対決の結果で1周目の首位が決まる。


◆関東学院大VS上武大

190918 keita 第2試合関東学院大上武大の対戦は4Qに上武大が追い上げをみせた。前半は33-40で関東学院大がリード。#22栗原(4年・GF)を中心に攻め、ディフェンスではセンター陣にダブルチームを仕掛けミスを誘った。上武大は#29細川(4年・SF)が1Qから得点を取りにいったが、ミスが響きビハインドで折り返した。

 3Qも関東学院大のペースだったが、4Q序盤に上武大が前からディフェンスを仕掛け、ミスを誘発。#14グリザック(4年・C)が留学生を相手にゴール下で粘る。じわじわと点差を詰め、残り1分を切って#16後藤(4年・PF)がドライブを決め同点。その後攻防があったが点は入らず、関東学院大は#12ケイタ(1年・C・帝京長岡)がディフェンスリバウンドをもぎ取り、ボーナスフリースローを1本決め上武大がタイムアウト。残り9.1秒のワンプレーは関東学院大が守りきり、69-70で6勝目をあげた。

写真:内外で柔軟なプレーをする関東学院大・#12ケイタ。最後はリバウンドをしっかり取り、勝利に貢献した。


◆慶應義塾大VS順天堂大

190928 hitomi 第4試合の慶應義塾大順天堂大の対戦は波のある内容で、最後までどっちに転ぶかわからない展開となった。1Qは順天堂大のペースで進む。#34大野(3年・SF)の3Pがこの日も好調。#26増田(2年・CF)も献身的にリバウンドを取り続けた。変わって2Qは徐々に慶應義塾大が#4山﨑(4年・G)を中心に点差を詰めた。シュートが落ちる時間もあったが、オフェンスリバウンドでセカンドチャンスを作った。順天堂大のシュートが落ち始めた時に、速攻で加点し42-35と7点リードで後半へ。

 3Q開始直後、順天堂大が怒涛の追い上げ。開始4分で逆転し、そこからは両者譲らない展開に。慶應義塾大は#7泉(4年・G)のドライブから粘り、ディフェンスを締めると順天堂大のシュートが落ち始め53-54と1点ビハインドで最終Qへ。4Qも点を取られては取り返すシーソーゲーム。終盤に順天堂大は#7千葉(4年・SF)がドライブでバスケットカウントを決めると、盛り上がりが最高潮に。#5岩井(3年・PG)が速攻に走り、1分半で3点リード。慶應義塾大は#14人見(2年・G)が2本連続で3Pを決め同点に追いつくと、さらに#5髙田(4年・G)が3Pを沈め逆転しガッツポーズ。そのまま3点リードを守りきり、74-71で3勝目をあげた。

写真:終盤に2本連続で3Pを決めた慶應義塾大・#14人見。ランキングも上位に食い込んでいる。


第10戦終了時(9/29)

中央大学   10勝0敗
拓殖大学   9勝1敗
関東学院大学 6勝4敗
東洋大学   6勝4敗
国士舘大学  5勝5敗
順天堂大学  5勝5敗
明星大学   5勝5敗
江戸川大学  4勝6敗
上武大学   4勝6敗
駒澤大学   3勝7敗
慶應義塾大学 3勝7敗
山梨学院大学 0勝10敗 

※慶應義塾大・髙田選手、拓殖大・杉野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2019.09.29 (Sun)

【2019リーグ2部】プレイヤーズインタビュー・#3北村孝太(中央大・1年)

※プレイヤーズインタビューは、リーグ戦における注目プレイヤーを取り上げていくインタビューです。試合に関係なく、随時掲載します。

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チームを代表して試合に出ている責任を果たし
若い自分たちがチームの起爆剤になりたい


◆#3北村孝太(中央大・1年・PG・東海大諏訪)


中央大は開幕2連勝を飾り、いいリーグのスタートを切ったあとも連勝を伸ばし続けている。1年生ながら長時間のプレータイムを得ている北村は、2戦目以降はスターターとしても起用され、存在感があるプレーは必見だ。

北村:チームは昨年1部から降格して、2部で戦うことになりました。1年生の自分にとっては初めてのリーグ戦で、難しい戦いになると思っています。入りの2戦は特に今後につながると思いました。勝ち方というよりは、2勝するということに意識を置いていましたが、結果として達成することができて良かったと思っています。

学年関係なく、チームを代表してベンチに入り、試合に出ています。チームの代表という責任があり、試合に出たら司令塔としてチームをまとめ、どう引っ張るかを常に考えてプレーをしています。とはいえ、自分の中ではまだまだ満足はできていません。もっと周りを活かすプレーや自分の得意とするスピード、強い気持ちで1対1の勝負をかけたいです。持ち味を出しつつ、ガードとして最後は冷静な判断が求められると思います。自分の出来を採点すると、点数では今の時点では60、50点くらいですね。

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今年の中央大は北村のほかにも多くの下級生が試合に出場し、のびのびとしたプレーを見せているのも大きな特徴。また、運動量が多く、40分間アグレッシブにプレーし続ける中央大らしいディフェンスも継続しており、相手を苦しめてもいる。

北村:下級生が出る場面が多いですが、コーチも信頼をしてくれていると思います。若いというところで起爆剤の役割を果たし、それによってチーム全体が底上げされればそれが一番。そして自分たちが競争心をむき出しにしていることで、練習中も試合中もいい勢いを与えられていられればと思います。ただ、下級生である僕たちがおごってプレーをするのは違うと思っていて、そうならないように意識していますが、このチームでは上級生、下級生それぞれが互いを尊重しつつ、いい関係を保つことができていると思います。

今年は選手層が厚いので、常にリフレッシュした状態でみんながプレーできているのもいいところです。中央大の持ち味はやはりディフェンス。前からハードにディフェンスをすることは疲れますが、コートに立つ人数を増やせば、みんな体力のある状態でいいパフォーマンスができます。自分たちのチームには留学生はいないので、スピードやチームの横のつながりが大事です。相手が大きくてもチームで守ることができるのが、うちの強みだと思います。また、ルーズボールや球際、リバウンドなど地味ですが勝利を呼び込むプレーってあるじゃないですか。そうした一つひとつのプレーでチームに流れを引き込むことはできると思ってやろうとしています。

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初のリーグ戦とは思えない、落ち着いたプレーぶりが彼の魅力でもある。その冷静さは一体どこから来ているのだろうか?

北村:日頃から落ち着いた判断ができないと、試合中に崩れてしまうと思っています。特にガードが焦ってはダメです。試合を客観的に見て、外から試合を見る感じを意識しています。高校の時から、1、2番をやってきて、その経験は大きいのかな。


日頃からガードとしての視点を養うことがその落ち着きにつながっている。リーグ戦は長い。何を心がけて過ごしていくのか。

北村:2カ月は本当に長いし、まず怪我をしないことが大切だと思います。気をつけつつ、ゲームを通して課題はたくさん出てくるでしょうから、しっかり修正していきたいです。ゲームの中で解決できればいいのですが、できないこともあります。次の週につなげるためには、チーム内のコミュニケーションは最も大切だし、ガードである自分を中心に、スタメンの5人だけでなく全体で話していきたいです。リーグ戦を通して、総力が上がれば必ず1部に上がれると思います。試合だけではなく、試合後の練習も大切にしてこの2カ月を過ごしていきたいです。

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(2019.8.25インタビュー)


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2019.09.18 (Wed)

【2019リーグ2部】9/17,18レポート

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中央大が無傷の8連勝で首位
中盤の混戦はまだ先が見えない状況


 2部リーグは昨年よりも見通しがつけにくい混戦が続いている。7戦、8戦を振り返る。

190918komuro.jpg 首位の中央大は攻守に安定感を見せて無敗で首位。7戦で3位につける順天堂大、8戦では東洋大を下した。下級生がアグレッシブなプレーを見せ、危なげない試合を展開している。続く拓殖大も1敗はついているがその後は安定して勝ち星を重ねている。こちらも順天堂大、東洋大に勝利して2連勝となった。高い得点力を持ち、リバウンドでは#41杉野(3年•PF)の奮闘も光る。

 混戦になっているのは3位以下だ。この7戦、8戦の結果、4勝4敗のチームがずらりと7つ並ぶ結果となった。順天堂大は上位2チームに連敗し、4勝に留まった。東洋大も2連敗、国士舘大は7戦で上武大から逃げ切ると、8戦では明星大と大接戦の末、延長で勝利。シューター陣は互角の戦いでハイスコアゲームとなったが、#42王(2年・C)がリバウンド、シュートで大事な場面に貢献し2連勝となった。そのほかは江戸川大関東学院大上武大明星大が1勝1敗と、各チームあまり差がない状態で予断を許さない。3勝でここについていくのが駒澤大。明星大と上武大に2連敗を喫し、白星を増やせなかった。

 下位で苦しむのは2チーム。慶應義塾大は7戦で山梨学院大を接戦で下してようやく2勝目。しかし8戦では関東学院大に逆転負けを喫した。ここまで逆転されて勝ちを逃した試合が多く、その差もわずか。修正は必須だ。山梨学院大はいまだ白星がなく、上昇のきっかけをつかみたい。

写真:拓殖大は小室もアグレッシブなプレーを続ける。


第8戦終了時(9/18)

中央大学   8勝0敗
拓殖大学   7勝1敗
順天堂大学  4勝4敗
江戸川大学   4勝4敗
関東学院大学 4勝4敗
上武大学    4勝4敗
明星大学    4勝4敗
国士舘大学  4勝4敗
東洋大学   4勝4敗
駒澤大学   3勝5敗
慶應義塾大学 2勝6敗
山梨学院大学 0勝8敗


※9/17慶應義塾大・岩片選手、国士舘大・佐脇選手のインタビュー、9/18関東学院大・佐々木選手、中央大・沼倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.09.08 (Sun)

【2019リーグ2部】9/8レポート(国士舘大会場)

190908 kokushikan

4戦を終え全勝は中央大のみ
国士舘大が点の取り合いで拓殖大を破る


 第3、4戦の2部リーグは東洋大学総合スポーツセンターと国士舘大学多摩キャンパスの2会場にて行われた。4戦が終了し中央大が全勝で単独首位。拓殖大と順天堂大が3勝と続く。2勝は国士舘大を始め6校が並んだ。慶應義塾大と駒澤大は1勝で足踏み、山梨学院大は白星がなく苦しい状態となった。しかしどのチームが勝ってもおかしくない混戦状態であることは確かだ。

写真:拓殖大のと一線で国士舘大・中村が速攻を決めたあとに池田と体をぶつけ合い、盛り上がりは最高潮に。



◆東洋大学総合スポーツセンター

中央大が余裕をもって4戦全勝
上武大は得点力を発揮し2連勝


 中央大は点差をつけて確実に3戦、4戦を2勝。また開幕連敗スタートとなった上武大も2連勝で、エース#29細川(4年・SF)が2戦ともに30点の活躍をみせ、一気に得点ランキング3位に食い込んだ。慶應大は#4山﨑(4年・G)が合計92得点でランキング1位だが、東洋大戦は67―74で惜敗し1勝3敗。東洋大は2勝目、駒澤大は山梨学院大に勝利してようやく1勝をあげ、山梨学院大は惜しい試合もあるが4連敗となった。


◆国士舘大学多摩キャンパス

明星大が2戦とも点の取り合いを制す
順天堂大は前半から勢いをつけ2勝目をあげる

190908 sherra◆明青大VS関東学院大

 開幕2連敗を喫した明星大だが、第3戦の順天堂大に89-90と1点差で勝利。続く第4戦の関東学院大戦も接戦となった。前半は関東学院大のペースで進んだが、3Qに入ると明星大#6神谷(2年・SF)が連続3Pで一気に点差を詰め、そこからは終盤まで1点を争う展開に。関東学院大は#3佐々木(4年・PG)がゲームメイクをしながら17点の活躍をみせたが、明星大は#8太田(1年・SG・市川)の1対1や#2新田(3年・PG)のドライブに合わせた#12シェッラ(3年・C)のツーメンやリバウンドが上手で78-73で点の取り合いを制した。


◆江戸川大VS順天堂大

 順天堂大71-79江戸川大に勝利。#7千葉(4年・SF)は怪我から復帰し、プレータイムを徐々に伸ばしている。江戸川大は一時20点差がつき、苦しい展開となった。4Qは#12オウマ(4年・C)を基点に追い上げたが、及ばず惜しくも破れた。江戸川大は2勝でとどまった。

写真:新田とのコンビは3年目のシェッラ。この日は2人の留学生ルーキとマッチアップが見どころの一つだった。


【国士舘大が4Qで一気に30点を決め全勝の拓殖大を下す】

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 拓殖大国士舘大の対戦は終始試合の流れに波があり、見ごたえのある展開となった。1Qは国士舘大のペース。#18清水(4年・PF)が果敢に攻め込み、#30那須(4年・G)を中心に3Pを量産。拓殖大は#41杉野(3年・PF)が粘り食らいつき20-27と7点を追う。2Q序盤は国士舘大が一気に11点差をつけ、拓殖大は早々とタイムアウト。その後、拓殖大は#99多田(4年・F)の3Pを皮切りに、一気にペースを掴んだ。#9小室(4年・G)がスティールでみせ、#24荒川(4年・G)もジャンパーが好調。50-43と逆転して折り返す。

190908 nasu 3Qから両チーム一歩も譲らない展開に。国士舘大は#7佐脇(3年・F)、#17望月(4年・F)の3Pで勢いをつけ、ディフェンスではゾーンを仕掛け、足を止めにかかる。拓殖大は#41杉野がゴール下で奮闘するも、徐々にシュートが落ち始める。国士舘大は#62稲見(3年・PF)のミドルシュートで逆転。しかしすぐに拓殖大#9小室が3P、ディフェンスで返す。ブザーとともに#8須崎(4年・C)が速攻に走りゴール下を決め63-62と1点リード。

 4Qは国士舘大が一気に点数を取った。#17望月が3P、ジャンパーを決め、#25中村(4年・SG)が連続で速攻の先陣を切ると、応援席の盛り上がりが最高潮に。拓殖大はシュートが入らず、徐々に点差がついていく。国士舘大は#7佐脇を中心にシュートを決め続け、勢いそのままタイムアップ。78-98で拓殖大を破り、2勝目をあげた。

写真:国士舘大那須:副主将を務める那須。2Qの入りではきれいフォームのシュートを量産し、チームを沸かせた。


第4戦終了時(9/8)

中央大学   4勝0敗
拓殖大学   3勝1敗
順天堂大学  3勝1敗
国士舘大学  2勝2敗
江戸川大学  2勝2敗
上武大学   2勝2敗
関東学院大学 2勝2敗
東洋大学   2勝2敗
明星大学   2勝2敗
駒澤大学   1勝3敗
慶應義塾大学 1勝3敗
山梨学院大学 0勝4敗

※明星大・神谷選手、国士舘大・望月選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2019.08.25 (Sun)

【2019リーグ2部】8/24,25レポート

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初週から混戦模様となった2部リーグ
1部昇格のチャンスをどこがつかむか

 上位2チームが1部昇格、そして3位4位が入れ替え戦に臨める2部リーグ。このレギュレーションになって初年度だった昨年は、3位以下は1週ごとに大きく順位が入れ替わり、最終週まで中盤位の順位が確定しない混戦の2カ月半となった。今リーグも初日から接戦が続き、1部リーグ以上に1勝の重みを感じられる試合が続いた。22試合の果てに栄冠を掴むのは一体どのチームか。

写真:拓殖大は初戦で山梨学院大相手に3点差のきわどい勝利。2戦目は明星大を後半に振り切った。



江戸川大・順天堂大は勢いあふれるバスケットで上々の出足

190824maeda.jpg 昨年6位の江戸川大と7位の順天堂大は開幕2連勝。江戸川大は運動量豊富なバスケットを展開するが、初戦の上武大戦では1点を争う接戦に。終盤、#11渡部(2年・PG)の3Pが勝負どころで決まって白星を挙げると、2戦目は駒澤大相手に立ち上がりから大差をつけて2連勝。いいスタートを切った。順天堂大は初戦で昨年4位の国士舘大と対戦。1Qは互角だったが、次第にリードを得ると終盤に振り切った。2戦目も山梨学院大を序盤から圧倒し、100点ゲームでの2連勝となった。特筆すべきはチームの持ち味でもある攻撃力。司令塔の#5岩井(3年・PG)が機動力を持ち味に、#15前田(3年・SG)、#34大野(3年・SF)らが高確率でのアウトサイドを決めた。誰もが3Pを打てるのが強みだが、初週の2戦は特にシュート力の高さが光った。

 このほか、今季2部から出直しをはかる拓殖大中央大も2連勝でスタート。拓殖大はやや安定感に欠ける時間帯もあるが、#99多田(4年・F)ら試合経験豊富なメンバーの攻撃力は折り紙付き。乗ってくればシュート力の高さで相手を突き放す。中央大は新人戦でもいいプレーを見せていた#3北村(1年・PG・東海大諏訪)、#21渡部(1年・SF・正智深谷)らがチームに勢いをもたらすのに一役かっている。上級生では#71沼倉(4年・PF)の仕事人ぶりも見どころ。選手層も厚い2チームは優勝の有力候補。安定して22試合を戦い抜けるかが鍵になるだろう。

写真:好調にシュートを沈めた順天堂大・前田。どこまでシュートが決まるかがチームとしても鍵になる。



関東学院大は#12ケイタが復帰。2部に嵐を巻き起こせるか

190824yamasaki.jpg 1勝1敗は国士舘大慶應義塾大東洋大、そして4年ぶりの2部復帰となる関東学院大の4チーム。昨年惜しくも5位で入れ替え戦に進めなかった慶應義塾大は第1戦の明星大戦で#4山﨑(4年・G)が30得点で奮闘。2戦目の国士舘大戦も24得点、#5髙田(4年・G)が27得点と両エースが牽引したが、相手のシュートが好調で後半に巻き返されてしまった。その国士舘大は初戦こそ順天堂大の好調な得点力の前に破れたが、慶應義塾大戦では#21池田(4年・PG)、#2二村(3年・G)、#7佐脇(4年・F)が2桁得点。3Qで逆転して僅差で慶應大を破ると、勝率を五分に戻した。昨年8位の東洋大は主力が上級生になるにつれて安定感が増してきた。就任2年目となる佐藤信長コーチの手腕が見どころだ。関東学院大は夏は天皇杯予選なども怪我で欠場を続けていた#12ケイタ(1年・C・帝京長岡)が2戦目から復帰。#10ンジャイ(1年・C・福島東稜)の負担が減り、インサイドを起点にしたバスケットに厚みが出て、東洋大を退けた。ここからどんな戦いを見せていくのか期待が高まる。

写真:慶應義塾大・山﨑がどんな風にチームを牽引するか。



連敗の4チームはここからの巻き返しに期待


 惜しくも連敗スタートとなったのは駒澤大上武大明星大、そして2部昇格を果たした山梨学院大の4チーム。3戦目までは1週間の空きがあるため、修正は十分可能だ。昨年の主力が残るチームも多いだけに、次戦以降の戦いぶりに注目したい。


 2戦を消化した時点で全勝4チーム、1勝1敗4チーム、2敗が4チームときれいに分かれた。この勝敗数は2018年度のリーグ戦を2戦消化した時点とまったく同じだ。昨年は目立って抜け出したのは日本体育大とそれを追った法政大のみ。3位以降は最後まで混戦だっただけに、今季もこの段階で先行きを占うのはあまり意味がない。2カ月は短いようで長い。それぞれのチームの成長と戦いぶりをしっかりと見ておきたい。


(8/25・2戦終了時点)
中央大学   2勝0敗
拓殖大学   2勝0敗
江戸川大学  2勝0敗
順天堂大学  2勝0敗
国士舘大学  1勝1敗
慶應義塾大学 1勝1敗
関東学院大学 1勝1敗
東洋大学   1勝1敗
駒澤大学   0勝2敗
上武大学   0勝2敗
明星大学   0勝2敗
山梨学院大学 0勝2敗


※江戸川大・渡部選手、東洋大・和田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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