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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30青山学院大VS慶應義塾大 第2戦

【慶應大が前半は善戦するが、最後は青山学院大が突き放す】
111030SATO_20111107073238.jpg 前半が終わって41-35と慶應大は粘った。全員が強気でゴールに向かう姿勢を見せ、#18中島(2年・PF)の3Pやバスケットカウント、#20伊藤(1年・G・洛南)のディフェンス、#7原田(4年・C)もワンポイントで見せ場を作った。しかし、青山学院大は#14辻(4年・SG)が好調に3Pを沈め、これに冷静に対処。リードを守る。後半、点差を詰めたい慶應大だが、青山学院大の攻撃を防ぎきることはできず、ずるずると離される展開となる。高さの前に簡単にはシュートに持ち込めない間に相手にターンオーバーで確実に青山学院大が点を重ね、慶應大の前半の勢いがなりを潜めた。

 青山学院大は残り数分になり、4年生の#17佐藤(PF)をコートに送り出した。推薦のエリート揃いの青山学院大に、一般で入学した数少ない努力家の選手だ。これは、「土曜日に優勝を決めたら出番を」という選手と監督との約束が具現化したものであり、周囲も佐藤にパスを回し続ける。そして、見事にシュートを決めると佐藤がガッツポーズ。ベンチのメンバーが飛び上がって喜び、大きな歓声を送った。笑顔に満ちる青山学院大に対し、慶應大は最後まで粘るも、89-67で試合終了。青山学院大が最後はきっちりと勝利し、リーグ戦を締めくくった。

 引退の花道は、リーグ戦最終戦に大抵どのチームにも用意される。しかし、青山学院大のようなチームに所属する選手にとって、その出番は格別だろう。4年間の積み重ねの結実は、周囲の思いやりあっての結果だ。リーグ最終戦を締めくくるような思いの伝わる佐藤のシュートだった。

 慶應義塾大は入れ替え戦に向けて最後の仕上げとなる。長い目で見れば、春からずいぶんと進歩した。それを入れ替え戦という特殊な舞台できちんと発揮できるかどうか、それにかかっている。東海大やそして最後の青山学院大に対しひるまない気持ちを見せたプレーを代々木の舞台で披露したいところだ。

写真:最後にシュートを決め、満面の笑みで拳を掲げる佐藤。4年間で最高の瞬間になっただろう。

青山学院大:17勝1敗
慶應義塾大:4勝14敗

※慶應義塾大・家治選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※青山学院大のインタビューは別途掲載します。

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30拓殖大VS専修大 第2戦

【最後は#33館山の3Pが勝負を決め、専修大が勝利】
111130TATEYAMA.jpg 8位が確定した専修大は、最終戦で3位の拓殖大と対戦。2Qこそ9点と一桁得点となったが、最後は#33館山(3年・G)の3Pが勝負を分け、71-72で専修大が勝利した。

 1Qから拓殖大は#94長谷川智伸(3年・F)が3Pを連発。それに対し、専修大も#33館山が3Pで返すシュートの応酬になる。1Qは僅差となるが、2Qでベンチメンバーを積極的に使った拓殖大が点が伸びなくなったのに対し、専修大も控えを使い、失速。33-31の2点差で後半に入ったが、そのまま最後まで接戦が続いた。勝負は終盤まで拓殖大が積極的に攻めていくが、専修大もまた切れずについていき、残り35秒で#3廣島(3年・G)が3Pを決め、更にボールをカットして#33館山につなぐと、このシュートがリングの中で跳ねながらイン。残り1.2秒で専修大が71-72と逆転し、そのままタイムアップ。長谷川智伸が4本、そして館山が7本の3Pを放ち、それが勝負を決めた一戦となった。

「接戦になってずるずると負けることが多かった。それが自分たちの課題」#11宇都(2年・G)。ここまで惜しい試合が多く、7位との差はそのわずかな中で一つのミスだったり、シュートが勝負を分けている。しかし、終盤は競り合いの中でも切れずに勝利数を伸ばしてもいる。そこを宇都も良しとして、前向きに入れ替え戦に臨む構えだ。

 拓殖大は中盤になって#99長谷川 技を怪我で欠くことになった。仕事人の不在はゲームの流れのスムーズさなどでやはり苦しい場面を招くこともあったが、それでも3位。昨年より2つランクアップしてリーグ戦を終えた。インカレも長谷川の復帰は難しい。ここから現状のメンバーでどこまで高めてゆけるかが課題になるだろう。

写真:シュートを放つ館山。彼のシュートの調子もチームの勝敗を大きく左右する。

専修大:7勝11敗
拓殖大:11勝7敗

※専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※拓殖大・長谷川智伸選手のインタビューは追って掲載します。

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EDIT  |  23:51  |  2011リーグ戦1部  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30明治大VS筑波大 第2戦

【明治大は最後に連勝、上昇気流で入れ替え戦へ】
111030meiji.jpg 最下位にあえぐ明治大だが、この日のリーグ最終戦は筑波大相手に77-63で快勝した。スタートには躓いたものの、2Q立ち上がりに速攻が連続で決まりここで逆転。#6佐藤(4年・PG)のアウトサイド、#17田村(4年・SG)のオールラウンドなプレー、#51皆川(1年・京北・PF)がそびえるインサイドというそれぞれのポイントに、#12中東(1年・SF・光泉)や#22西川(2年・F)らが上手く絡んで終始リズムに乗った。終盤には4年生の#33熊田もコートに立ち、これには応援席も盛り上がった。

 明治大は4勝で慶應大と星を並べ、直接対決の結果9位となり、入れ替え戦の相手は2部2位の中央大となった。「この2試合の連勝は大きいと思うし、入れ替え戦もこれが継続出来るようにあと1週間練習を頑張りたい。中央は去年とあまりメンバーも変わっていないし、去年のリーグ戦でも戦っているので、相手の様子も分かる。ビデオを見て、特徴をしっかり捉えて戦いたい」と話すのは主将の#6佐藤。このところバランスや安定感が増し、上り調子で入れ替え戦を迎えることとなる。
 筑波大は「借金2」ながら、5位でリーグ戦を終えた。だが、最後の5試合は1勝4敗とこちらは調子を下げた形。インカレに向けて、今一歩のレベルアップを図りたいところだ。

写真:ハイタッチする#17田村と#16安藤。明治大はここにきて上級生と下級生が噛み合っている。

明治大:4勝14敗
筑波大:8勝10敗

※明治大・田村選手、筑波大・田渡選手、加納選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:50  |  2011リーグ戦1部  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ2部】10/30 中央大VS法政大 第2戦

【中央大は快勝で入れ替え戦へ2位通過
法政大も負けられない入れ替え戦へと向かう】


111030chuo.jpg 今年から共に2部降格となった両チーム。だが2ヶ月に渡るリーグ戦で、2チームの明暗は大きく分かれた。そして迎えた最終戦、法政大はディフェンスが機能せずに1Qで大きく離されると、その後は点の取り合いとなったが中央大が余裕の展開で勝利を決めた。

 1Q、#16佐藤(3年・PG)のドライブや#14渡邉(3年・SG)の3Pで快調に得点を重ねる中央大に対し、法政大は開始から3分間で得点が#0高田(2年・G)の3Pのみに終わり、11-3とされたところでタイムアウトを請求する。法政大は#41谷口(4年・PF)を投入。この谷口がゴールに切れ込み2連続得点に成功すると、ここから徐々にディフェンスの足も動くようになる。しかし24秒を守り切れそうなところで、中央大#20小野(3年・F)にドライブを許すなど、中央大の得点を止めることが出来ない。終盤には速攻を出した中央大が連続得点で流れを掴み、34-15と20点近い差がついた。

 2Q以降、法政大もオフェンスはやや好調だった。#11長谷川(4年・G)が外から射抜き、#21加藤(3年・CF)らも攻め気を見せる。だがそれでも中央大のオフェンスを守り切るディフェンスができず、点差はずっと20点前後のまま。4Qの終盤、中央大はベンチの4年生も出場させ、1プレー1プレーにチームが沸いた。結局112-90と両者ハイスコアになりながらも、中央大が快勝で入れ替え戦に向け弾みをつけた。

 「相手どうこうより自分たちで流れを壊してしまった」と法政大主将の#7崎濱(4年・PG)。まだ噛み合わない部分があり、良い守りを見せても最後どこかで穴が出来てしまう。リーグ戦を通し、継続してチーム一丸となることの難しさを皆感じているだろうし、チームはまだまだ模索中と言えるだろう。だが、日本体育大戦など、一つになれば強さを発揮できることを選手たちも経験済み。入れ替え戦までは短い期間しかないが、修正を図って何としても2部残留を決めたい。

 中央大は6人が2桁得点、最後に普段ベンチから支える4年生もコートに送り出して気持ちの良い終わり方をした。それぞれの役割もしっかりしており、チームの完成度も高い。今日はディフェンス面ではやや課題も残ったが、要所では堅い守りを見せた。入れ替え戦では高さのある相手にいかに戦っていくのか注目だ。

中央大:13勝5敗
法政大:2勝16敗

写真:試合終盤、4年生の得点に毎回飛び上がって喜んだ中央大。

※中央大・入戸野選手、法政大・崎濱選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:45  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ2部】10/30 関東学院大VS神奈川大 第2戦

【神奈川大が勝利でシーズンを終了
関東学院大は惜しくも8位で入れ替え戦へ】


111030kanagawa2.jpg 7勝10敗の関東学院大と8勝9敗の神奈川大の対戦は、3部との入れ替え戦回避を懸けた戦いとなった。試合は神奈川大優位で進み、55-76でタイムアップ。神奈川大が無事入れ替え戦回避を決め、4年生たちは勝利で4年間を締めくくった。

 1Q、開始から神奈川大は激しいディフェンスで関東学院大をしばらく無得点に抑え、その間#29田村(2年・F)や#8五十嵐(4年・F)の得点で大きくリードを奪った。だが1Q終盤と2Qの頭でややターンオーバーが増え、関東学院大は#33前川(1年・SG・京北)のリバウンドでの貢献もあって徐々にリズムを取り戻す。それでも神奈川大が1Qでつけた差を守り続けて2Qは進むが、シュートがこぼれて離せそうで離せない。すると24-36で入った3Q、関東学院大は#51細谷(4年・PG)の速攻、#32前田(4年・SF)の3Pで開始早々点差を一桁に。だが2連続でチャージングを取られてリズムを崩し、再び点を離された。3Q後半は#7古橋(2年・F)・#21増子(3年・G)と神奈川大の得点源が上手く機能。そのまま4Qに入り、中盤には神奈川大が大きく20点差をつける。そして試合時間残り2分、#9大山(4年・G)、#32林(4年・F)がコートに入って神奈川大はコートに4年生が5人揃った。すると相手のターンオーバーから#0佐藤(4年・G)が前にいる#9大山に大きなパスを出し、#9大山が怪我をしている足を引きずりながらもレイアップを決める。神奈川大は大きな歓声に包まれ、ベンチや応援席も含め、コートの5人からも笑顔がこぼれた。結局55-76で試合終了。この結果により、関東学院大は8位で下との入れ替え戦に進むことになった。

111030murata.jpg リーグを通し、怪我人にも悩まされて苦しい時期もあった関東学院大。終盤になって4年生らの奮闘が光り、それに後輩たちもついて行く形でチームとしての団結を見せたが、惜しくも入れ替え戦回避とはならなかった。昨年度2部に昇格し、昨年インカレベスト4まで駆け上がるなど様々な経験をしてきた選手たちは、ここで再び3部に舞い戻ることは何としても避けたいだろう。入れ替え戦にも注目が集まる。

 神奈川大はリーグの途中で上位争いからは脱落したが、最後は無事入れ替え戦を回避し笑顔でシーズンを終えた。関東学院大を55得点に抑えるなど、粘りのディフェンスは最後まで健在。選手たちが常々口にする、“神大らしさ”を見せてくれたラストゲームだった。

神奈川大:9勝9敗
関東学院大:7勝11敗

写真上:激しくルーズボールを争った両チーム。
写真下:関東学院大は今週から徐々に#30村田(2年・PF)が復帰。
 
※神奈川大・佐藤選手、大山選手、五十嵐選手、高野選手のコメントは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:44  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ2部】10/30 白鴎大VS国士舘大 第2戦

【先へと繋がる3位に滑り込んだ白鴎大
国士舘大は来期へ夢を託し今シーズン終了】


111030kokushikan.jpg 混戦だった2部リーグ。1部との入れ替え戦・インカレに向けて残された最後の切符は、最終日の白鴎大国士舘大による直接対決で奪いあうことになった。勝ったチームがインカレに進み、負けたチームはそこでシーズン終了。運命のかかった過酷な戦いを見守ろうと、会場には多くの観客が詰めかけた。結果は、79-50で白鴎大が大勝。1巡目の敗戦からリベンジに成功し、リーグ戦を3位で終えて先へとつなげた。

 振り返れば、勝負所は1Qだった。先制点は白鴎大#65高橋(4年・PG)の3P。その後も果敢にドライブを仕掛け、攻め気を見せてチームを牽引した。「かなり気合いが入っていた。1Qからそういう気持ちの部分が出た」(#44小山)という白鴎大は、激しいディフェンスでその後も主導権を握る。国士舘大は白鴎大の好守の前に得点を伸ばせず、大黒柱の#13曹(3年・C)も白鴎大#30アビブ(3年・C)に完璧に守られた。結局1Qで決まったのは#18松島(2年・G)のシュート1本のみ。その間、ガード陣のアウトサイド、#30アビブのインサイドで内外バランスよく攻めた白鴎大が得点を重ね、1Q終わって15-2と予想外に大きな差がついた。2Qに入っても、国士舘大はゴール下にそびえ立つ#30アビブの前にシュートを決めきれないシーンが目立つ。だが#30アビブが下がって#36パプロブヒナス(2年・C)に替わると、#13曹が直後にバスケットカウントを獲得して流れを掴み、点差を一桁に。しかし積極的に攻めてフリースローは得るものの、これを確実に2本決めることが出来ない。互いにロースコアとなって、1Qの点差そのままに28-15で試合を折り返す。

111030hakuo.jpg 3Qは白鴎大の#15白濱(2年・F)が奮闘。ドライブに速攻、3Pと大車輪の活躍で一気に国士舘大を置き去りにした。29点と大きな差がついて入った4Q、それでも国士舘大は最後まで諦めない姿勢を見せた。#17高橋(2年・F)がルーズボールに飛び込み、#18松島がスティールからワンマン速攻を決めるなど全員が必死に戦い続ける。諦める選手は誰一人としていなかったがすでに時遅く、大差を縮めるまでには至らず。白鴎大が点差を保って逃げ切り、国士舘大は悔しい今期ラストゲームとなった。

 白鴎大は、この大事な一戦で持っている力を十分に発揮した。セネガル人留学生#30アビブに頼りきらず、能力の高いガード陣のオフェンスは相手に的を絞らせない。またチームで守る堅いディフェンスも完成度は高く、まさに“全員バスケット”を体現した快勝で入れ替え戦への切符を手にした。下部からスタートし、1部昇格を掲げてきて今年ようやくここまで登り詰めた。入れ替え戦での戦いぶりにも期待したい。

 一方国士舘大は、立ち上がりでつまずき悔しい結果となった。だがリーグ戦を通して何度も危機的状況に陥りながらも、諦めずにここまで可能性をつなげてきたことはチームにとって大きな経験になったはずだ。目標にはあと一歩届かなかったが、この悔しさは大きな糧となっただろう。下級生主体のチームだけに、来年もメンバーは残る。次こそ結果を残して欲しい。

白鴎大:12勝6敗
国士舘大:10勝8敗

写真上:国士舘大#17高橋・#18松島は最後まで奮闘を見せたが、それでも試合中の表情には悔しさが満ちていた。2人ともまだ2年生。この敗戦を糧にして、来シーズンさらなる成長に期待したい。
写真下:試合後、廊下に集まり歓喜に沸く白鴎大。欲しかった切符を手に入れ、主将の小山も「やっと…」と感慨深い様子だった。

※白鴎大・小山選手、国士舘大・三村選手のコメント、国士舘大・西片選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:43  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ2部】10/30 日本体育大VS順天堂大 第2戦

【快勝で日本体育大が2部リーグ優勝
順天堂大も笑顔で今シーズンを終える】


111030kumagae.jpg 日本体育大にとっては勝てば1位通過が決まる対戦であり、前日3部入れ替え戦回避を決めていた順天堂大にとっては今シーズンのラストゲーム。結果は105-65で日本体育大が大勝し2部優勝の歓喜に沸いたが、順天堂大の選手たちも4年生3人を含め全員が晴れ晴れとした表情でコートを後にした。

 順天堂大は、リーグ序盤はスタメンだったものの怪我から長い間出場できなかった#5大竹(4年・G)が復帰。試合開始直後に日本体育大#16横山(3年・F)に先制点を許すが、この#5大竹が3Pで返し、久しぶりの試合とは思えない活躍を見せた。その後も#7飯田(3年・F)が好調で順天堂大がややリードを奪う。だがここから日本体育大は#11北川(2年・F)、#23横江(4年・G)が3Pやドライブで奮闘し、逆転から一気に順天堂大を置き去りにした。#11北川は1Qだけで4本の3Pを含む16得点を稼ぎ、32-19と日本体育大がハイスコアを上げて2Qに入る。続く2Qでも主導権を握り、#21熊谷(3年・F)の豪快なダンクシュートや、#23横江の速攻もあって徐々に差を広げた。対する順天堂大は#10趙明(4年・C)がゴール下で奮起するも決めきれずに得点が伸び悩んだ。結局このQ10点に終わって前半だけで59-29と30点差がつくと、その差を日本体育大が後半も保ち続けた。
 
111030juntendo.jpg 4Q、日本体育大は4年生の#35村瀬(4年・C)がコートに入り、バスケットカウント獲得などでチームを大いに盛り上げる。一方の順天堂大も#10趙明が失敗はしたがダンクに向かう姿勢を見せ、#4近藤(4年・F)もオフェンスリバウンドに奮闘してフリースローを得るなど最後の意地を見せた。そのままタイムアップのブザーが鳴ると、両チームともに笑顔がこぼれる。ハイタッチを交わし合い、お互い健闘を称え合って試合を終えた。
 
 下との入れ替え戦が危うい位置にいた順天堂大だが、昨日の駒澤大戦で見事に回避を確定し「最後に気持ちよく終われた」(#4近藤)今年のリーグ。今の2年生から4年生にとって、入れ替え戦や順位決定戦(※2009年は入れ替え戦がなく順位決定戦)に進まずにリーグ戦を終えるのは初めてのことだ。チームとしても苦しい時期はあったが、最後一つになれたことには全員が満足気。これで大黒柱#10趙明を始め4年生は抜けるが、3年生以下も能力は高い。来シーズンもチームで団結し、さらに上を目指すことを期待したい。

 一方日本体育大はこれで1位で1部との入れ替え戦に進む。リーグ終盤は揺らぐ試合もあったが、最終週は白鴎大戦、そしてこの順天堂大戦では本来の強さを取り戻し、良い時の状態を保っている。悲願の1部昇格へ、選手たちは強い気持ちを持って戦っている。入れ替え戦でも、その実力を遺憾なく発揮してほしい。

日本体育大:14勝4敗
順天堂大:8勝10敗

写真上:日本体育大・熊谷はほぼ毎試合ダンクを決めている。この日も両手で豪快にリングを揺らした。
写真下:試合終了後の順天堂大の選手達。さっぱりとした表情だった。


※日本体育大・横江選手、順天堂大・近藤選手、大竹選手、趙明選手のコメントは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:41  |  2011リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ2部】10/30 駒澤大VS東京成徳大 第2戦

【2部という昨年と異なる世界で戦い抜いた両チーム
駒澤大は#22小林のシュートで盛り上がり、シーズンに幕】


111030tokyoseitoku.jpg 昇格を遂げて今シーズン2部で戦ってきた駒澤大東京成徳大。共に昨年3部で15勝1敗の圧倒的強さを見せ、1勝1敗で互いの全勝を阻止した良きライバルだ。今年勝ち星としては差がついた両者だが、1巡目での対戦も5点差の接戦となるなど、互いによく知る相手だけに勝負は常に分からなかった。だが迎えた最終戦、蓋を開けて見れば大きな差がつく展開となった。3部との入れ替え戦を控える東京成徳大にとって、最後の試合に勝って弾みをつけたい想いは強かっただろう。だがそれ以上に、序盤から駒澤大の気迫が東京成徳大を圧倒した。開始から畳み掛けるようにシュートを決め、リバウンドでも粘りを見せた駒澤大が96-63の快勝で今シーズンを終えた。
 
 #5成瀬(4年・PF)のミドルシュートで先制した駒澤大。その後も#13近藤(3年・PG)、#4渡邊(4年・PG)らが高確率でシュートを決めていった。東京成徳大はシュートがこぼれ、開始4分で決まったのは#77田中(4年・F)の4得点のみ。15-4と一気に差を広げられてしまう。タイムアウトを挟むも、連続でファウルを吹かれるなど思うように立て直せない。#32高橋(3年・F)らが攻め気を見せなんとかついて行くが、10点差で入った2Qも、駒澤大にリバウンドを掌握されてリズムを掴めなかった。#39木野(3年・SF)が2本の3Pを決めるが、54-31と東京成徳大が大きなビハインドを負ったまま試合を折り返すと、3Qには#7馬場(3年・PF)の連続得点もあって駒澤大が30点差をつけた。

111030kobayashitakuya.jpg 大きくリードした駒澤大は、ここからベンチメンバーの選手を積極的に起用。スタートの4年生3人に加え、#8小林拓也(4年・F)、#9山口(4年・G)らも加え、4年生5人でコートに立った。一方の東京成徳大も、普段あまりプレータイムの無い2年生を積極的にコートに送り出し、終盤は一人ひとりのプレーに味方が沸く形となった。4Q終盤、駒澤大はベンチ入りした4年生、#22小林将大(4年・SG)がコートへ。周りの4人がシュートを打たせようとボールを回し、試合終了のブザー直前に放ったシュートが見事にリングを通過。大歓声が会場を包むと同時に、タイムアップのブザーが響き渡った。#22小林(将)にとって今リーグ最初で最後の2得点。駒澤大は4年生の活躍もあって、最高の笑顔でシーズンを終えた。

 東京成徳大はリーグ戦を4勝14敗で終え、第9位。だが勝敗数の差ほど、他のチームとの実力差は感じなかった。数々の接戦を演じ、必死の思いで戦ってきた18試合。悔しい想いもたくさんしてきただろうが、混戦の2部で戦ってきたことはチームにとってかけがえのない経験となったに違いない。今シーズン最後の試合は、緊迫感で張り詰める大事な入れ替え戦だ。昨年、あの独特な空気感を2年生以上は味わっている。何としても2部残留を果たしたいところだろう。

 4位という結果を残した駒澤大は、ダークホースとして存在感を見せたリーグ戦だった。あと一歩のところで目標のインカレ出場を逃した悔しさはあるだろうが、2部でここまで駆け上がった事は、チームとして誇れる結果ではないだろうか。4年生が土台となって仲間を支え、3年生以下も明るくのびのびプレーしていた今年のチーム。どんな時でも笑顔が絶えなかったチームカラーは、見ている者の記憶にも残ったことだろう。最後の瞬間まで“お祭り騒ぎ”の賑やかさを見せ、駒澤大らしい終わり方で今シーズンの幕を閉じた。

駒澤大:11勝7敗
東京成徳大:4勝14敗

写真上:東京成徳大#77田中(写真左)は積極的にコミュニケーションを取った。流れが悪い中でも「声出せ!」とチームを鼓舞する姿を見せた。
写真下:駒澤大は#8小林拓也のシュートもチームを盛り上げた。

※駒澤大・渡邊選手、北選手、成瀬選手、山口選手、小林将大選手のコメントは「続きを読む」へ。

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】最終結果

優勝  青山学院大学(2年連続9回目)
準優勝 東海大学
第3位 拓殖大学
第4位 大東文化大学
第5位 筑波大学
第6位 早稲田大学
第7位 日本大学
第8位 専修大学(2部3位・白鴎大学との入れ替え戦へ)
第9位 明治大学(2部2位・中央大学との入れ替え戦へ)
第10位 慶應義塾大学(2部1位・日本体育大学との入れ替え戦へ)

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【個人賞】
最優秀選手賞(MVP) 辻 直人(青山学院大学)
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敢闘賞 満原優樹(東海大学)
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優秀選手賞
比江島 慎(青山学院大学)
永吉佑也(青山学院大学)
田中大貴(東海大学)
長谷川 智伸(拓殖大学)
遠藤祐亮(大東文化大学)
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※写真右から


得点王 宇都直輝(専修大学)418点
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「意識はそんなにしてなかったんですけど、去年取っている分今年は難しいと思っていました。途中ずっと上位にいたんですけど、難しかったです。そんなに取れない試合も多くて。一桁の試合もあったので。それに今年は去年より100点くらい少ないので、来年は500点台に乗せたいです。入れ替え戦とインカレはウエイトしてパワーアップして頑張ります」


3ポイント王 長谷川 智伸(拓殖大学)70本
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「3Pについては確率を上げろと言われていたんですが、1年の時にシュートセレクションを考えろと言われたんです。そこから自分なりにセレクションを変えて、それで確率が上がったのはあると思います。今までは何も考えずに自分の感覚で打っていたんですが、ディフェンスを見ながらゲームの流れを見て打つようになって今のようになってきましたね。これからも安定して入れていきたいと思います」


リバウンド王 加納誠也(筑波大学)186本(OF62本/DE124本/TO186本)
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「(個人賞は)初めてです。正直すごく嬉しいのと、リバウンドって地味ですけどチームにとって欠かせないところじゃないですか。僕は派手なプレーが出来ないんで、こういう泥臭いところをやってチームに貢献出来ると思って一試合一試合頑張ってきた結果がこの受賞に繋がったのかなと思います。インカレはチームとしてワンステップ、ツーステップ上がっていかないと青学さん、東海さんにはまだまだ及ばないと思うので、もう一回自分たちのバスケットを見直して、チーム一丸となって頑張っていくことが大事かなと思います」


アシスト王 大塚勇人(早稲田大学)127本
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「素直に嬉しいです。ただ、チームのみんなが決めてくれたから僕が受賞しただけなんで…。でも色んなことがあって取れたのでうれしいですね。最初は海斗に持っていかれるもんだと思っていたので、諦めてたんですけど、(ダブルオーバータイムの試合から)アシストが伸びはじめて、『行けるんじゃないかな』と、正直意識してやりはじめましたね。インカレは、オールジャパンもありますしまずはベスト8に入らないと。まずそこが目標で、あとは一つひとつ勝っていって、チャレンジャーとしてやっていきたいです」


MIP賞 狩野祐介(東海大学)
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「初めてもらったので正直とてもうれしいですね。MIPはみんなが投票してくれたおかげでもらえる賞ですし、その応援に今後も応えなければいかないなと思います。自分は声を出したりそういう部分でしか頑張れませんが、そういう部分が伝わったからこそもらえた賞なのかなとも思います。今後も自分にできることをしっかりやって、頑張っていきたいと思います」

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ】10/30結果(最終日)

■関東大学1部リーグ
◇ 慶應義塾大学日吉キャンパス記念館

早稲田大学59 (23-14,10-24,13-8,13-15) 61大東文化大学
明治大学77 (15-20,21-7,18-13,23-23) 63筑波大学
拓殖大学71 (20-24,11-9,23-24,17-15) 72専修大学
東海大学90 (20-24,26-17,23-13,21-9) 63日本大学
青山学院大学89 (26-18,15-17,23-15,25-17) 67慶應義塾大学

青山学院大学 17勝1敗
東海大学   14勝4敗
拓殖大学   11勝7敗
大東文化大学 9勝9敗
筑波大学   8勝10敗
早稲田大学  8勝10敗
日本大学   8勝10敗
専修大学   7勝11敗
明治大学   4勝14敗
慶應義塾大学 4勝14敗


■関東大学2部リーグ
◇国士舘大学多摩キャンパス

駒澤大学96 (27-17,27-14,22-17,20-15) 63東京成徳大学
日本体育大学105 (32-19,27-10,19-18,27-18) 65順天堂大学
白鴎大学79 (15-2,13-13,31-15,20-20) 50国士舘大学
関東学院大学55 (11-22,13-14,17-23,14-17) 76神奈川大学
中央大学112 (34-15,27-26,28-25,23-24) 90法政大学

日本体育大学 14勝4敗
中央大学   13勝5敗
白鴎大学   12勝6敗
駒澤大学   11勝7敗
国士舘大学  10勝8敗
神奈川大学  9勝9敗
順天堂大学  8勝10敗
関東学院大学 7勝11敗
東京成徳大学 4勝14敗
法政大学   2勝16敗
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