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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.10.30 (Sun)

【2011リーグ1部】10/30青山学院大VS慶應義塾大 第2戦

【慶應大が前半は善戦するが、最後は青山学院大が突き放す】
111030SATO_20111107073238.jpg 前半が終わって41-35と慶應大は粘った。全員が強気でゴールに向かう姿勢を見せ、#18中島(2年・PF)の3Pやバスケットカウント、#20伊藤(1年・G・洛南)のディフェンス、#7原田(4年・C)もワンポイントで見せ場を作った。しかし、青山学院大は#14辻(4年・SG)が好調に3Pを沈め、これに冷静に対処。リードを守る。後半、点差を詰めたい慶應大だが、青山学院大の攻撃を防ぎきることはできず、ずるずると離される展開となる。高さの前に簡単にはシュートに持ち込めない間に相手にターンオーバーで確実に青山学院大が点を重ね、慶應大の前半の勢いがなりを潜めた。

 青山学院大は残り数分になり、4年生の#17佐藤(PF)をコートに送り出した。推薦のエリート揃いの青山学院大に、一般で入学した数少ない努力家の選手だ。これは、「土曜日に優勝を決めたら出番を」という選手と監督との約束が具現化したものであり、周囲も佐藤にパスを回し続ける。そして、見事にシュートを決めると佐藤がガッツポーズ。ベンチのメンバーが飛び上がって喜び、大きな歓声を送った。笑顔に満ちる青山学院大に対し、慶應大は最後まで粘るも、89-67で試合終了。青山学院大が最後はきっちりと勝利し、リーグ戦を締めくくった。

 引退の花道は、リーグ戦最終戦に大抵どのチームにも用意される。しかし、青山学院大のようなチームに所属する選手にとって、その出番は格別だろう。4年間の積み重ねの結実は、周囲の思いやりあっての結果だ。リーグ最終戦を締めくくるような思いの伝わる佐藤のシュートだった。

 慶應義塾大は入れ替え戦に向けて最後の仕上げとなる。長い目で見れば、春からずいぶんと進歩した。それを入れ替え戦という特殊な舞台できちんと発揮できるかどうか、それにかかっている。東海大やそして最後の青山学院大に対しひるまない気持ちを見せたプレーを代々木の舞台で披露したいところだ。

写真:最後にシュートを決め、満面の笑みで拳を掲げる佐藤。4年間で最高の瞬間になっただろう。

青山学院大:17勝1敗
慶應義塾大:4勝14敗

※慶應義塾大・家治選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※青山学院大のインタビューは別途掲載します。

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「残りの1週間で不安を残さないようにしたい」
チームのコミュニケーションを密にし、入れ替え戦へ

◆#4家治敬太(慶應義塾大・4年・SF・主将)
111030YAJI.jpgそれを理由にしてはいけないが、やはり若さの面も出て不安定な2ヶ月だった。ミスの連鎖や、シュート確率など、課題をあげればきりがない。そして強豪を破る試合を見せて、成長もうかがわせた。この2ヶ月、家治の言葉はいつも不安を感じさせないものだった。やればできると自分たちを信じているからでもあるし、そうしなければ次はないからでもある。昨年度のような上手さや強さはないが、慶應大らしいひたむきさは今のチームはしっかりと受け継いでいる。入れ替え戦でさらに一歩成長するかどうか、正念場だ。


―2ヶ月が終わりましたがどんなリーグでしたか?
「僕が入ってからこんなに勝てないリーグ戦はなかったですね。優勝や準優勝が続いて強い慶應でずっとやってきて、今年はビッグ3と言われた人が抜けて苦しいとは言われていたんですが、夏もしっかりやってきたし自信を持ってリーグ戦に臨んでいました。ただ、最初の大東大戦に勝ったものの、最終的には4勝しかできず、精神的には苦しいリーグ戦だったと思います」

―自身も夏は怪我があったそうですが、そういう自分の調子を戻しながら周囲は下級生という状況は苦しくなかったですか?
「周りは下級生というのはありましたが、逆にそれはぜんぜん気になりませんでした。4年生はいつも声をかけてくれるし、頼りになりました。下級生も試合では頑張ってくれました。だからみんなのおかげでそこまで重く感じず試合に臨めていたと思います」

―春から試合の後には下級生を集めて話をしているシーンが多く見受けられましたが、どういうことを言っていたのですか?
「今年から試合に出る下級生も多かったし、練習とは違う試合でしか味わえない経験もあったし、その中で感じたことや疑問に思ったことは彼らの中にもあると感じていました。違和感や疑問、コミュニケーションがどうしてうまくいかなかったとか、こうした方がいいね、とかですね。試合の中でのコミュニケーションは強くしたかったし、次の試合のために一つでも不安や課題を改善するために話をしていました」

―下級生はどんな意見がありましたか?
「下級生なのでなかなか言い難いこともあったと思います。同学年だったらそうでもないようですが。でも最初はそうだったけど毎回やっていくうちに、みんなも積極的に話すようになりました。その中でいろいろミスのカバーや課題について追求する発言が増えていきましたね」

―東海大を倒すようなゲームもできるのに、ぜんぜんダメな日もありますね。あと1週間しかないですが、入れ替え戦に向けて。
「先生もおっしゃられていたんですが、ムラがあったら強いチームとは言えません。この1週間、特に最初の練習から元気を出してやっていきたいと思います。そこはまだ足りないと思うし、みんなで一生懸命やっていきたいです。僕としては今年は下級生が多いチームだし、来年、再来年も1部で試合をさせてあげたいので4年生の責任として、絶対にそこは1部に何としても残らなければいけないと思っています。この1週間は日体大との試合のことだけを考えて過ごしたいです。まず相手をイメージして練習することと、少しでも問題があれば後に残すのではなく、その場で解決をして不安要素は一つも残さず入れ替え戦に臨みたいと思います」
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