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2011.10.16 (Sun)

【2011リーグ1部】10/16 レポート

2週連続のダブルオーバータイムを演じた日大
退場者を2人出すも今度は勝利を掴む


 前週、早稲田大とのダブルオーバータイムにもつれて敗れた日本大が、この日は筑波大との再度のダブルオーバータイムに突入。何度も追い上げる展開から勝機を掴み、6勝目を手にした。東海大と早稲田大も最後まで分からない熱戦が繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。最終順位に関わる終盤戦はこれまで以上の熱気が会場を包む。優勝、そして入れ替え戦に向けて残された試合はわずかだ。


【再度のオーバータイムを今度は日大が制す】
111016morikawa.jpg 8位の入れ替え戦も見える日本大はここから1勝が大きくものを言う。現在8位の専修大との差は1勝。青山学院大、東海大の対戦を残す上はこの試合はどうしても負けられない山場だった。

 前半はどちらかといえば筑波大ペースだった。日本大は足が止まりがちで筑波大のディフェンスの前にインサイドへ入れず、外からの攻めが目立つ。筑波大は#99加納(4年・C)、好調の#76星野(3年・SF)のシュートが落ちない。しかし日本大も#11飛田(3年・F)や#4森川(4年・F)の3Pなども出て点数的には31-31の同点で前半を終え、3Qもシーソーゲームが続いた。しかしインサイドのポストアップやドライブ、速攻などが出て筑波大の方がやや優勢なゲーム展開を見せ、3点リードで4Qへ。

 追う日大は開始3分、#3石川(3年・G)からのパスを#29金城(4年・G)が速攻で決め、逆転。しかし筑波大も#50梅津(3年・C)、#34田渡(4年・PG)のシュートですぐさま逆転、4点のリードを奪い返す。日本大はファウルが込みはじめるがそれでも傷は最小限に止めてついていく形になった。残り35.7秒、#4森川の3Pで61-62と1点差にした日本大。このままのリズムで行きたいがその森川が続くプレーでファウルが4つに。更に森川はゴール下でのシュートをミスして苦しくなってしまう。筑波大は#50梅津がフリースローを2本決めて残り2.9秒で61-64と3点リード。日本大は残された時間で#4森川が3Pラインの向こうで倒れながら放ったシュートがボードにぶつかって入り、なんとブザービーターで64-64の同点に。森川が強くガッツポーズで起き上がり、日本大ベンチが歓声に包まれる。勝負は延長に入った。

111016tobita.jpg 筑波大は#34田渡の3P、#50梅津のミドルシュートで延長序盤に5点のリードを得る。しかし#34田渡が軽く足を痛めて一度ベンチへ。日本大は残り2分で#3石川がフリースローを得て71-69と逆転。筑波大は#99加納がフリースロー2本を落とすミスもあってやや停滞感を見せる時間帯もあった。一方の日本大は#4森川が気を吐いた。3Pを決めると#35池田(2年・SG)のシュートをブロック。そして#19浜田(3年・F)からのパスで速攻を決めて75-69と一気に差を開いた。しかし筑波大も負けじと#99加納の3P、フリースローで追い上げ、意地を見せる。日本大は残り25.7秒で#1坂田(2年・F)がフリースローを2本ミスし、#24熊吉(4年・C)が5ファウルで退場に。それでも残り21.9秒に1点リードで#3石川がフリースローを得た。しかし石川はこれを1本しか決められず76-74、そして残り2.1秒、ここまで奮闘してきた森川が5つ目のファウルに。これでフリースローを得た筑波大は#35池田が落ち着いて2本決め、76-76に。ここから日本大のシュートは決まらず、再延長に突入した。

 再延長の開始すぐ、筑波大は#32武藤(2年・C)がゴール下で得点。しかその後は24秒オーバーやファウルで得点が伸び悩む。痛かったのは2:57で#99加納が頭を打ち、ベンチに下がったことだ。ここから日本大は#19浜田がミドルシュートを決め、さらに#11飛田が大事な3Pを沈めてチームを盛り上げる。と次は#19浜田が自分に守りを引きつけて走りこんできた#1坂田に合わせるプレーを見せた。攻め手を欠く筑波大は得点が伸びず最後はファウルゲームに。日本大は残りの時間で#1坂田、#3石川も落ち着いてフリースローを沈め、最後は89-86でタイムアップ。2週連続のダブルオーバータイムのタフな試合を、主力の退場者を出しながらも日本大が制した。日本大はこれで6勝、入れ替え戦回避に向けて一歩前進となる、チーム一番の勝利だった。

写真上:4Q最後、そしてオーバータイムにも値千金の3Pを決めた森川はガッツポーズ。
写真下:ダブルオーバータイム終盤、飛田のシュートが勝利を呼び込んだ。

日本大:6勝8敗
筑波大:7勝7敗

※日本大・石川選手、坂田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【早稲田大のわずかなミスを東海大が突き、接戦を制す】
111016mk.jpg 1回目の対戦では序盤からシュートを連発した早稲田大東海大を破る金星をあげている。2度目の対戦にも注目が集まったが、こちらは最後まで競り合いが続いた。

 1Qは東海大#0満原(4年・C)が気持ちよくシュートを決めて立ち上がりの好調さを伺わせた。しかし早稲田大も#14久保田(4年・C)がこちらも簡単にシュートを決めて一歩も引かない。1Qは20-20と互角となったが、早稲田大は残り1分に#8玉井(2年・G)が膝を痛めて退場。駒の少ない早稲田大には不安がよぎった。しかし2Qには#90二宮(2年・C)が体格を活かしてインサイドを攻め、東海大を翻弄。#8玉井の代わりに出場した#27平野(1年・F・洛南)も2Q終了時にブザービーターで3Pを沈めるなど下級生の奮闘もあって前半は36-38と早稲田大の2点リードで後半に入った。

111016karino.jpg 3Qに入り、東海大は#24田中(2年・SF)の3Pや#4森田(4年・PG)のスティールも出て、#16坂本(4年・C)がゴール下で力強いプレーを見せて一気に10点以上の差をつける。しかし早稲田大もここで切れなかった。フリースローを獲得して地道に追い上げ、#6大塚(3年・G)の牽引で速攻が連続。東海大の得点が止まり、差を4点に縮めて4Qに入ると、その出だしで#6大塚がドライブ、バスケットカウント、アシストと華麗な活躍を見せて逆転に成功。しかし東海大もタイムアウトで修正して#24田中が3Pを沈めて再逆転をはかる。そこから一進一退の攻防となった両者だが、残り3分をきってからターンオーバーを奪ってからの反撃でトラベリング、ボール運びでディフェンスにあおられバックパスを取られた早稲田大が失速。反対に東海大は#33狩野(3年・SG)の外角がここで当たり、早稲田大を引き離し87-73で幕。息詰まる熱戦を、東海大が制した。「勝てる試合だったのに、もったいない」#6大塚が悔しがったが、終盤のミスがなければ最後まで分からない勝負だった。

写真上:久保田対満原の見応えあるマッチアップ。
写真下:狩野のシュートで東海大が勢いづいた。

東海大:12勝2敗
早稲田大:7勝7敗

※東海大・坂本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【専修大が好調な出足をきるが、青学大が巻き返す】
111016hasegawar.jpg 4勝にとどまり苦しい試合が続く専修大は、1Qで青山学院大に善戦。#33館山(3年・G)の3Pが試合序盤に幸先良く決まると、#22樋口(3年・F)のバスケットカウントも連続して13-23と青学大の出鼻をくじいた。2Qになると#9長谷川(3年・F)が出番を得て活躍。オフェンスリバウンドやミドルシュートで得点を重ね、チームファウルが続く中でも健闘する。青学大は2Qになるとようやくエンジンがかかったか#14辻(4年・SG)の3Pや#88張本(2年・PF)のダンクも出て追い上げ、控えも投入しつつ前半は43-35と逆転で終了。

 8点を追う専修大だが、3Qの序盤に青学大#4畠山(2年・G)に2本の3Pを決められ、10点差になるとそこからずるずると離された。#21三井(4年・G)投入し、リズムの転換をはかるもシュートが外れて流れを作れず、3Qで15点差とされると青山学院大は主導権を渡さず86-74で勝利を収めた。

 この日、専修大は4勝にとどまり、1勝差で先行していた日本大が勝利で星2つの差となったため、残りの4試合は勝つしかない。もし日本大と並んでも得失点では日本大が上。彼らを上回る勝利数にならなければ入れ替え戦行きとなる。

写真:出番を得て13得点の活躍を見せた専修大・長谷川。

青山学院大:13勝1敗
専修大:4勝10敗


 明治大大東文化大の対戦は、1Qこそ競り合って1点差で終えたが、2Qに大東大の当たりが出始め、前半終了時に24-40と差をつけた。大東大は要所で3Pを決め、オフェンスリバウンドも支配。30点差をつけるとその後はセカンド、サードメンバーで試合を進め、4Q後半には#21門間(4年・F)が2本の3Pを決めると応援団も沸き返り、85-61で試合終了。勝ち星を1つ伸ばして7週目を終えた。明治大はやはり課題の得点に加え、インサイド勝負で苦戦を強いられた。明治大は残りを全勝しても6勝となり厳しい状況。だが、たとえ入れ替え戦でも順位も重要になるため最後まで気を抜けない。

大東文化大:7勝7敗/明治大:2勝12敗


 慶應義塾大拓殖大の対戦は、序盤で慶應大が点の取り合いについていくことに成功するが、早い展開から失点もかさみ、前半終了時には43-57と差が開く。3Qに入り慶應大は20点差をつけられながらも一時は10点近くまで追い上げることに成功するが、トランジション、アウトサイドとも慶應大に勝る拓殖大が慶應大のターンオーバーから次々得点を重ね、最大30点差をつける形に。最後は控えメンバーにした拓殖大に対し慶應大も粘るが、89-115で拓殖大が危なげなく勝利し、3位をキープした。拓殖大はケガ人を出しながらも手堅く勝利を重ねている。慶應大は残り全勝しても6勝、ほぼ入れ替え戦は決まりだ。トランジションをチームカラーにするが、得点も増える代わりにミスをすれば失点につながりやすくなる。前半で57失点してしまうと補うのは苦しい。出足のオフェンスだけではなく、守りにも注力したい。

拓殖大:10勝4敗/慶應義塾大:2勝12敗

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2011.10.16 (Sun)

【2011リーグ2部】10/16レポート

国士舘大が中央大から大きな勝ち星
順天堂大・関東学院大は上位校に勝利


111016mimura.jpg この日の2部は接戦が相次ぎ、5試合中4試合が1桁の点差となった。下部との入れ替え戦回避の為、一つでも順位を上げたい順天堂大、関東学院大はそれぞれ上位校から嬉しい勝利。これで神奈川大が6位のまま、駒澤大が5位と一つ順位を下げ、今のところ日本体育大・白鴎大・国士舘大・中央大の4チームが4強という形になった。入れ替え戦・インカレに進めるのは3チーム。この中のどのチームが振り落とされるのか、はたまた中位のチームが上がってくるのか、まだ予測はつかない。実力が拮抗している分勝負の決め手はわずかな差だが、その些細な差を制することができるかどうかが、真の実力が試される部分でもある。終盤に向け、ますます戦いはヒートアップしそうだ。

写真上:勝利にガッツポーズの国士舘大・三村。主将の西片(写真左)も#11平田らの奮闘をねぎらった。


【東京成徳大が食らい付くも日体大が逃切り勝利】
111016kino.jpg 現在1位の日本体育大と9位の東京成徳大の対戦は、東京成徳大が何度も食らい付いて接戦を演じたが、94-91で日体大が勝利した。

 1Qは26-16と日体大が東京成徳大を圧倒。だが2Qで東京成徳大は#39木野(3年・SF)の連続3P、#21西谷(2年・SG)のバスケットカウント獲得や速攻で反撃を見せ、前半残り3分同点に追いついた。日体大は得点が停滞し、#21熊谷(3年・F)のゴール下で何とかついて行く形に。47-48で試合を折り返すと、3Qになっても点の取り合いが続く。だが残り2分で日体大は#11北川(2年・F)、#9出羽(1年・F・市立船橋)の得点で一歩抜け出した。東京成徳大はフリースローが決まらず、75-65と10点ビハインドで3Qを終える。

 4Qに入り、10点前後の点差が動かない。しかし東京成徳大は#39木野や#77田中(4年・F)の得点で残り2分半で5点差に詰め寄った。その後東京成徳大は#77田中のシュートが決まったのち、すぐにスローインをカットして#16西田(4年・PG)が得点に繋げる。そして#21西谷の3点プレーまで飛び出し、残り1分10秒86-86と遂に日体大をとらえた。だがこの大事な場面で#23横江(4年・G)が1on1を仕掛けて逆転を阻止。その後東京成徳大も食らい付くが、なかなかリードを奪えない。すると残り14秒、東京成徳大が2点ビハインドの場面で痛恨のアンスポーツマンライクファウル。日体大が逃げ切った。

同点になってからのあと1本が出なくて苦しい」と#21西谷。東京成徳大はリーグ戦を通してあと一歩及ばない試合が多い。だが日体大に対して何度も食らいつき、良さも随所で出た。残りの試合もチャレンジャーとして立ち向かい、結果を出したい。日体大は接戦を勝ち切ったとはいえ、相手に合わせる部分が多々見られ、ピリッとしない部分もあった。残り4試合、上位3枠を確定したいがまだ油断は出来ない。残りの2週はここまでのような強い日体大を披露したい。

写真:3P6本を含む23得点の東京成徳大・木野。

日本体育大:11勝3敗
東京成徳大:3勝11敗

※東京成徳大・西谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【粘る神奈川大を順天堂大が振り切る】
111016kosonoi.jpg 神奈川大順天堂大の対戦は、#10趙(4年・C)の29得点16リバウンドの活躍もあって73-80で順天堂大が勝利した。序盤から互角の戦いが続いた。順天堂大は大黒柱#10趙がゴール下で強さを発揮するが、対する神奈川大も#7古橋(2年・F)や#0佐藤(4年・G)がシュートを落とさない。ハイスコアな展開はやや順天堂大ペースと言えるものの、神奈川大も好調なオフェンスでついていき21-25で1Qを終えた。その後、2Qも3Qも順天堂大がリードし続けるも、神奈川大も#0佐藤や#21増子(3年・G)が要所で活躍し、点差を一桁に抑えて食らい付く。そのまま54-58で4Qへ。

 最終Q序盤でリズムを掴んだのは順天堂大。#6田代(3年・F)のドライブで先制すると、#9大下内(3年・F)、#7飯田(3年・F)のシュートも高確率で決まる。神奈川大のタイムアウト後も#18小薗井(1年・G・美濃加茂)がドライブやスティールなど思い切りの良さを見せて流れを切らさず、最大10点差をつけた。追い上げを図る神奈川大は順天堂大の24秒オーバータイムを誘うなど好守で3点差まで縮めたが、その先の1本が出ない。残り35秒、3点リードし時間を使って攻める順天堂大のオフェンスで、#10趙が価値あるオフェンスリバウンドをもぎ取った。#10趙がシュートに繋げて残り11秒5点差としたところで勝負あり。結局73-80で順天堂大が勝利した。

 神奈川大は#9大山(4年・G)が欠場した分、得点源の#21増子、#7古橋に加えて特に#0佐藤の奮闘も光ったが、順天堂大の#10趙明、#9大下内を前にインサイド陣の得点が伸びず、粘りのバスケットを見せるも追いつくまでには至らなかった。この手痛い敗戦で勝敗をタイに戻し、上位争いからは遠ざかった。順天堂大は#10趙明がゴール下で体を張り、周りも息の合った合わせで神奈川大のディフェンスを翻弄。5人が2桁得点と、的を絞らせないオフェンス力を発揮した。下部との入れ替え戦ライン付近に位置する順天堂大は、関東学院大と同率だが得失点差で現在7位。セーフティゾーンに入れるかどうかは残りの試合にかかる。

写真:10得点の順天堂大・小薗井。このリーグ戦では1年生ながら堂々とメインガードを務めている。

神奈川大:7勝7敗
順天堂大:6勝8敗

※順天堂大・田代選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【関東学院大が駒澤大との接戦を制す】
111016maeda.jpg 下位3枠を抜け出したい関東学院大と、前日の試合で国士舘大に勝利したことで上位3枠入りも見えてきた駒澤大の対戦。ファウルがかさみ重い立ち上がりとなった関東学院大とは対照的に、駒澤大は#6北(4年・SG)、#13近藤(3年・PG)らがテンポ良く3Pを決めて18-24と一歩抜け出して1Qを終えた。2Qに入っても#17槇坂(3年・F)が2本の3Pを決めてリードを保つ。だが関東学院大もここから#32前田(4年・SF)が3P、バスケットカウント獲得で一気に6点稼ぐと、#33前川(1年・SG・京北)が速攻に走って残り7分半、30-30と同点に追いついた。そこから駒澤大はシュートの確率が悪くなり、そのまま一進一退が続いて42-42と同点のまま後半へ。
 
 3Qは流れの奪い合いとなった。駒澤大が#17槇坂や#7馬場(3年・PF)のシュートでリードするも、関東学院大も#37坂本(3年・SF)の速攻で同点にし、#1エリマン(1年・C・延岡学園)のインサイドで逆転。だが#1エリマンは残り1分で4ファウルとなって下がり、最後に#6北がシュートを決めて56-59と駒澤大がわずかに3点リードして3Qを終える。4Qが始まると、駒澤大のシュートに対して、関東学院大は#32前田が互角に渡り合ってアウトサイドの決め合いになった。中盤に両者シュートが落ち始めると、この大事な場面で#28河野が2本のミドルシュートを沈めて3点差をつけ、これに#32前田も3Pを2本決める勝負強さを見せる。しかし駒澤大も関東学院大の24秒オーバータイムを誘うなどディフェンスで粘り、#6北の3Pで残り1分40秒3点差に。しかしそこから3Pを打つもことごとく外れ、ファウルゲームも関東学院大が確実にフリースローを決めて79-70で逃げ切った。

 駒澤大にとっては手痛い一敗となった。昨日の国士舘大戦では50%以上の確率で決まった3Pが、今日は7/30と不調。ここ数試合シュートが落ちる時間帯でどう踏ん張るかが課題となっているが、今日はリバウンドに奮闘していた#5成瀬がファウルトラブルに陥り、インサイドで上手く起点を作れなかった事も大きかった。一つ順位を下げて5位と、上位争いから一歩後退した。対する関東学院大はホーム会場で嬉しい一勝を手にした。ここ10試合中勝ち星を上げられたのは法政大戦、東京成徳大戦の2勝のみと負けが込んでいる状況だったため、弾みにしたいところ。この日は#37坂本らベンチメンバーの活躍が光ったこともチームの好材料と言える。残りの4試合も注目だ。

写真:勝負強さが光る関東学院大・前田はチームハイの23得点。

関東学院大:6勝8敗
駒澤大:8勝6敗

※関東学院大・河野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【#7三村の3Pで国士舘大が中央大に劇的勝利!】
111016sato2.jpg 中央大国士舘大の対戦は終始熱気を帯びたゲームになった。上位3枠を争う両校にとって、この対戦は一つの山場。勝負は最後までもつれたが、国士舘大が接戦を制して歓喜に沸いた。

「昨日の反省があったし、崖っぷちで絶対に負けられないということで試合前からみんな気持ちが入っていた」(#7三村)(4年・F)と言う国士舘大は立ち上がりから好調だった。だが中央大も慌てず、#22山田(2年・PF)が攻め気を見せて流れを掴むとそこから#20小野(3年・F)、#31流田(1年・G・東山)らが活躍して逆転。守りでも国士舘大の#13曹(3年・C)を囲んで抑え、2Qに入っても主導権を握り続けた。残り7分で35-21と最大14点差がつき、国士舘大はたまらずタイムアウトを請求。だが国士舘大はここから勢いを取戻し、#11平田(3年・G)のシュートで互角について行くと、シックスマンの#18松島(2年・G)や#12永野(2年・F)も奮起して7点差で試合を折り返した。

 点差の動かない展開が続いた3Q中盤、中央大は4連続でファウルを吹かれて悪い流れになり、その間国士舘大が点差を縮めた。しかし中央大も#16佐藤(3年・PG)が得点し続け逆転はさせない。64-63で3Qを終えると、4Qに入って中央大が再び点差を引き離しにかかった。だが国士舘大も堅いディフェンスで粘りを見せる。ここで中央大は審判への抗議でコーチのテクニカルファウルに。このフリースローを#11平田が2本決めると、#17高橋(2年・F)、#13曹の得点が続き、残り5分44秒には#11平田のスティールから速攻が決まって遂に国士舘大が73-75と1Qぶりにリードを奪った。

 ここから点差が1~2点差のまま動かない緊張感ある展開が続くが、残り2分に試合が動く。#11平田の得点で国士舘大が3点リードとした後、すぐに中央大#14渡邉(3年・SG)が速攻に走るがこれを#13曹が豪快にブロック。次の攻めで#13曹がゴール下を決め、76-81と国士舘大が5点差をつけて一歩抜け出した。だが中央大も#14渡邉が3Pを決めて2点差にした後、ディフェンスで粘り国士舘大#12永野のオフェンスファウルを誘う。そして残り50秒でまたもや#14渡邉が価値ある3Pを決め、中央大が82-81と遂に逆転。中央大サイドは大歓声に包まれた。だが、勝負はまだ終わっていなかった。5点ビハインドから一気に逆転した中央大に流れは来ていたが、次の攻撃で国士舘大は#7三村が3Pを放つ。これが見事にリングに吸い込まれ、残り30秒で82-84と再逆転。これが決め手となり、ファウルゲームを逃げ切って82-88で国士舘大が激戦を制した。

「決めた瞬間、泣きそうになりました(笑)」と目を潤ませて喜ぶ#7三村。チームを救った最後の3Pで、“これぞ4年生”という意地を見せてくれた。国士舘大は昨日の駒澤大戦の敗北で一つ順位を下げていたが、これで再び同率3位に浮上。最大14点差を引っくり返し、大きな一勝を手にした。中央大は主力の3年生だけでなく、下級生の#22山田や#31流田ら全員が奮闘を見せたが、惜しいミスや笛にも悩まされてあと一歩のところで勝利を逃した。これで9勝5敗となり国士舘大と同率3位に並ぶが、直接対決の結果では4位となる。入れ替え戦・インカレ出場権をかけ、次週の白鴎大戦がますます重要な一戦となった。

写真:鬼気迫る気迫でチームを引っ張った中央大・佐藤だが、勝利には一歩届かなかった。終了直前5ファウルでベンチに下がると、タオルを頭からかぶり悔しさを滲ませた。

中央大:9勝5敗
国士舘大:9勝5敗

※国士舘大・永野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 その他、法政大白鴎大の対戦は、白鴎大が69-84で勝利した。白鴎大は前半強みのインサイドを徹底的に攻め、2Q終了時点で26-46と大きく差をつける。後半に入って法政大も#21加藤(3年・CF)のドライブや#11長谷川(4年・G)のアウトサイドシュートで持ち直すが、白鴎大も#15白濱(2年・F)がダンクや3Pで盛り上げ、流れを渡さなかった。そのまま15点前後の点差を保ち、法政大を下した。白鴎大は#30アビブ(3年・C)が29得点26リバウンドという大黒柱に相応しい活躍を見せ、法政大はやはりインサイドの部分で苦戦した。これで法政大は3部との入れ替え戦が確定した。

法政大:1勝13敗/白鴎大:10勝4敗

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2011.10.16 (Sun)

【2011リーグ】10/16結果

■関東大学1部リーグ
◇和光市総合体育館

明治大学61 (12-13,12-27,17-27,20-18) 85大東文化大学
日本大学89 (11-15,20-16,13-16,20-17,12-12*,13-10**) 86筑波大学 *OT **DOT
東海大学87 (20-20,16-18,24-18,27-17) 73早稲田大学
慶應義塾大学89 (23-33,20-24,21-36,25-22) 115拓殖大学
青山学院大学86 (13-23,30-12,31-22,12-17) 74専修大学


青山学院大学 13勝1敗
東海大学   12勝2敗
拓殖大学   10勝4敗
筑波大学   7勝7敗
早稲田大学  7勝7敗
大東文化大学 7勝7敗
日本大学   6勝8敗
専修大学   4勝10敗
明治大学   2勝12敗
慶應義塾大学 2勝12敗


■関東大学2部リーグ
◇関東学院大学小田原キャンパス

日本体育大学94 (26-16,21-32,28-17,19-26) 91東京成徳大学
神奈川大学73 (21-25,17-16,16-17,19-22) 80順天堂大学
関東学院大学79 (18-24,24-18,14-17,23-11) 70駒澤大学
法政大学69 (14-19,12-27,21-16,22-22) 84白鴎大学
中央大学82 (26-19,18-18,20-26,18-25) 88国士舘大学


日本体育大学 11勝3敗
白鴎大学   10勝4敗
国士舘大学  9勝5敗
中央大学   9勝5敗
駒澤大学   8勝6敗
神奈川大学  7勝7敗
順天堂大学  6勝8敗
関東学院大学 6勝8敗
東京成徳大学 3勝11敗
法政大学   1勝13敗


■関東大学3部リーグ 2次ステージ
◆上位リーグ
◇立教大学新座キャンパス

玉川大学104 (22-21,17-17,31-10,34-22) 70東京経済大学
江戸川大学83 (22-21,16-24,22-24,23-18) 87國學院大学
東洋大学76 (18-15,16-15,22-9,20-33) 72立教大学

東洋大学   13勝1敗
玉川大学   12勝2敗
江戸川大学  11勝3敗
立教大学   9勝5敗
國學院大学  8勝6敗
東京経済大学 5勝9敗


◆下位リーグ
◇立教大学新座キャンパス

国際武道大学100 (22-15,29-18,28-14,21-28) 75横浜国立大学
東京農業大学90 (21-10,20-8,16-7,33-17) 42東京大学
成城大学80 (16-25,22-15,26-7,16-21) 68埼玉大学


成城大学   7勝7敗
国際武道大学 6勝8敗
東京農業大学 6勝8敗
埼玉大学   5勝9敗
東京大学   2勝12敗
横浜国立大学 0勝14敗

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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