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2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/4 準々決勝 慶應義塾大VS天理大

#7岩下が遂に能力全開、#10サンバ相手に
豪快なブロックを連発して秘めた力を遺憾なく発揮

慶應義塾大学87(16-17,26-23,23-17,22-18)75天理大学
081204sanba.jpg相手が天理大と決まってから、急遽全ての天理大のスタッツを拾い出し、対策を練ったという慶應大。東海大のように事前にビデオを見て研究するような余裕はなかったが、目の前で東海大が負けるのを目の当たりにしただけでも運が良かったと言えるだろう。試合後には「知らずに当たれば危なかった」と安堵の声をもらす選手もいた。

注目はインサイドで#7岩下(2年・C)が天理大の#10サンバ(2年・C)にどういった戦いを見せるかだった。東海大相手に33本ものリバウンドをもぎ取ったサンバは、1年前より飛躍的に成長した姿を見せていた。しかしその対決は互角と言っていい。身長も体重もほぼ同じ。そして何より岩下の日本人離れした手の長さもまた、サンバと同等だった。高さのセネガル人に対し、技術や組織を使うことで対応している他のセンターと違い、この両者の戦いは純粋な「高さ」という、余人には入り込む余地のない世界だった。

サンバの高さに全くひけを取らず、リバウンドやシュートこそサンバに数を許したものの、何度も攻撃を阻止したブロックは脅威に値する。終始接戦だった戦いは、それでも慶應大がリードを保ったまま勝利。しかし最後まで分からない好勝負だった。

写真:サンバのシュートを岩下が後ろからブロックにいく。ここに届く、という身体そのものが岩下の能力の一つだ。

※試合のレポートと慶應大・岩下選手、天理大・知念選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/4 準々決勝 国士舘大VS日本大

国士舘大が日本大との死闘を制す!
創部初のベスト4進出

国士舘大学79(16-19,20-20,22-22,21-14)75日本大学
081204kokushi.jpg国士舘大の実力を疑う余地などもう残されていない。
1部リーグ4位で終えた時点の日本大の力はインカレを制覇するには遠い存在であった。だが怪我人も復帰し、リーグ戦からの課題であったオフェンスが格段に改善され「優勝を狙えるチーム」となった。しかし国士舘大はそれをも凌駕した。

#10吉満(3年・SG)は7本の3Pで幾度もチームを救い、勝負のかかった土壇場での#5立花(4年・PG)の鮮烈なドライブが勝負を決めた。この超攻撃的バックコートにインサイドで構える#13馬(2年・C)のトリオは関東でも指折りの破壊力を持つ。しかしこの試合でもピンチの時に声を張り上げチームを鼓舞し、強烈なキャプテンシーを発揮した#4寺嶋(4年・SF)の存在が強さの源なのだろうか。小倉監督は言う。「今は彼をベンチに戻すということが一番怖いです」

両者の一戦はまさに死闘となった。

※試合のレポートと国士舘大・寺島選手、立花選手、吉満選手、小倉監督、日本大・篠山選手、片桐コーチの記者会見は「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:47  |  2008インカレ  |  Top↑

2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/4 準々決勝 専修大VS同志社大

前半粘る同志社大振り切り専修大貫録勝ち
勝の舞台へ3年振り準決

専修大学
81(25-20,13-20,28-14,15-11)65同志社大学
081204noto.jpg前半リードを奪って終えたのは同志社大だ。しかし同志社大・#3熊谷(4年・SG)の言葉がその実質を物語っている。「やっぱり相手がエンジンかけてないままで、それで互角っていう感じやったんで」。まさにその言葉通りだった。関東と地方の実力差が顕在化するのはインサイドとフィジカル。専修大の前半のボディブローが後半になって同志社大を追い詰めた。

専修大は1Qこそ、同志社大のインサイドへの集中的なダブルチーム、時にはトリプルチームを受け、高確率にアウトサイドシュートを決め、空いたスペースから#22鈴木(4年・G)がドライブを仕掛け25点を奪った。一方の同志社大は#3熊谷、#21井関(2年・SG)が外から攻めれば、得意のパスランで対応。高さと能力で劣るインサイドのディフェンスへのケアも上手くいっていた。それは2Qに入りなお効果を発揮する。専修大はプレッシャーをかけられてもボールを持ちすぎてのミスや、インサイドのオフェンスが上手くいかずこのQわずか13点。一方の同志社大は#66時宗(3年・PF)の連続得点に#27加藤(1年・PF・洛南)、#3熊谷が3Pとアウトサイドが“当たった”。しかし、同志社大には専修大のおとなしさが逆に不気味な印象を与えたようだ。

後半に入ると専修大は本領を発揮。専修大はインサイドへのマークをものともせず、#20張(2年・C)が連続でオフェンスリバウンドから得点を奪い逆転。同志社大も#33田中(3年・C)が機動力で対抗し食らいつく。しかし、またしても専修大#15増川(4年・F)からオフェンスリバウンドから得点されると、今度は外から#22鈴木が3Pを射抜く。さらにこの場面で専修大はマッチアップゾーンを展開。すると効果はてきめん。同志社大はファウルと紙一重の激しいプレッシャーを前に、まるでの別のチームのようにミスを連続。関東でも指折りのフィジカルの強さがこの場で如実に現れる。1対1を仕掛けるも、それは専修大の思う壺。すぐさまダブルチームで囲まれことごとく止められてしまう。同志社大は打つ手が無い。
専修大12点リードで迎えた4Q、完全にリズムを狂わされた同志社大が初めて得点したのは試合残り4分余りの#5坂根(2年・SG)の3Pだった。その間にも専修大は#10飯田(4年・F)、#28能登(4年・F)がインサイドで大暴れ。オフェンスリバウンドを次々と奪い、気がつけば20点差。同志社大も終盤反撃に出るが、専修大は控えメンバーを出す余裕を見せる。81-65で専修大が実力どおりに4強へと名乗りをあげた。

※専修大・飯田選手、同志社大・熊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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EDIT  |  23:47  |  2008インカレ  |  Top↑

2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/4レポート

2部の慶應大、国士舘大がベスト4へ進出
明治大は終盤粘るが力尽き昨年に続き順位決定戦へ

ベスト8の歓喜、涙の引退は翌日新たな好勝負によって書き換えられる。勝ち続ける者だけが、観客の心に常に新鮮な感動を送り続けていくことができるのだ。ベスト4を賭けた戦いは前日のベスト8以上に熾烈で、見ごたえある戦いとなった。
東海大を破った天理大はやはりそれだけの強さがあった。慶應大は終始リードし続けたものの、何度も追い上げられる接戦。#10サンバ ファイと#7岩下はほかの選手とは別次元の高さで制空権を争い、非常に見応えある戦いを見せた。国士舘大は日本大を破り創部以来初のベスト4。注目の明治大は大きく差を広げられながら、終盤怒濤の追い上げで2点差とするが惜しくも王者・青学大には届かなかった。同志社大も専修大に挑み前半リードを得るが、後半に逆点されて破れた。



明治大の驚異的な追い上げで最後は2点差
残り17秒で青学大を救ったのは#5小林高晃

081204takaaki.jpgベスト4進出を懸けた青学大と明治大の一戦。ここ近年、この対決は青学大が圧勝という形で勝ち続けている。それでも、日本一を目指すためには破らなければならない相手だ。

明治大は試合の立ち上がりからゾーンディフェンスを展開し、インサイドを固める。このディフェンスに対して青学大は、ノーマークがちになった外を見落とさず、#5小林高晃(3年・G)、#7渡邉(3年・PG)が簡単に射抜いていく。対する明治大は、#5山下(4年・G)の鋭いパスから#14金丸晃輔(2年・SG)、#21川崎(3年・F)が3Pで応戦し、序盤は3Pの応酬となった。だが、ペースを掴んでいくのは青学大。#0橋本(2年・PG)がドライブで突破口を開くと、そこから多様なオフェンスが生まれて青学大がリードを奪う。また、明治大#3金丸英悟が懸命に体を張って入るものの、パワーと高さで勝る青学大#8荒尾がインサイドで奮闘し、内外角共にバランスよく得点を重ねていった。筑波大戦では驚異的な確率で決まっていたシュートが鳴りを潜めた明治大は、前半を終えて18点のビハインド。

後半の立ち上がりは明治大#5山下の得点が光るも、その後連続でミスが出て、流れを引き戻すにはいたらない。だが、青学大もシュートの確率が落ち始め、点差は開いているものの、展開は五分だった。それでも、明治大が決めれば青学大は#8荒尾がすかさず決め返してリードを保つ。4Qの残り7分51秒、明治大はシューター#21川崎がファウルアウト。チームは貴重な得点源を失う。だが、それを断ち切るように#6伊與田(4年・PG)のスティールからのブレイクが決まるものの、その後のオフェンスでミスが出てしまう。ここで明治大はタイムアウト。だが、このタイムアウトをきっかけに明治大の怒涛のオフェンスが始まる。#5山下と#14金丸晃輔のアシストから#3金丸英悟がしっかりとゴール下を決めると、点差は見る見るうちに縮まっていく。オフェンスで勢いづいた明治大はディフェンスでもよく足が動くようになり、青学大を翻弄。青学大に無理なシュートしか打たせず、リバウンドでは#24岩澤(3年・SG)、#3金丸英悟が奮闘し、得点を重ねていく。終盤にかけては#14金丸晃輔の得点も決まり出して、ゲームは完全に明治大のものとなった。だが、試合を決めたのは青学大#5小林高晃。ここまで苦しい展開が続いていたが、残り17秒で値千金のレイアップを沈める。これが決定打になったか。明治大は最後#5山下の3Pが決まるもあと一歩及ばず。75-73で青学大が逃げ切った。

強いて言えば明治大はマンツーマンのディフェンスに戻すのが遅かった。ゾーンにこだわらず、選手の機動力を信じてディフェンスをさせていればこれほど差が開くことはなかっただろう。最後は接戦だったが、いい戦いとは言い切れない展開だった。

写真:空いたスペースに走り込んだ小林のレイアップが、試合を決めた。

青山学院大学75(28-19,20-11,18-21,9-22)73明治大学
・青山学院大 #5小林高晃29点、#0橋本16点、
       #8荒尾15点17リバウンド、#7渡邉10点
・明治大   #14金丸晃輔26点、#5山下15点、#3金丸英悟10点

※青学大・長谷川監督、小林高晃選手の記者会見、明治大・岩澤選手、金丸晃輔選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2008.12.04 (Thu)

【インカレ2008】チームMIP 12/4途中経過


インカレがベスト8以上の争いに入り、チームMIPの投票も進んでいる。12/4掲示分で男子のトップに立ったのはなんと初日に姿を消した立命館大。12/1時点から倍に得票を伸ばしている。これには青学大を倒すまであと一歩というチームや応援団の頑張りもちろんだが、週末の試合で多くの観客がチームを見てくれたということだろう。いいチームでも平日の観客が少ない時間に初登場しているチームや、接戦をしていないようなチームはまだ票が伸びていない。地方では専修大に善戦した鹿屋体育大や初出場の新潟医療福祉大にも票が入った。

081204TENRI1.jpg応援団の団結力も一つの要素と考えれば、天理大もまたいい応援を繰り広げている。ここの応援団には身分証明書であるIDカードがない。関西チームは遠征費・滞在費を出すのも大変で、来ることを決めたのは最近なのだ。横浜文化体育館ではそのために応援席に入れなかったが、それでも観客席を縦横無尽に使い、チームを勇気づける応援を続けた。#10サンバ「去年は登録選手だけ、代々木の暗い中で一回戦をやったけど応援がなかったから負けたのもある」と口にする。代々木のアウェイの雰囲気の中で天理応援団は、コートで戦う選手たちの心強い存在となっているのだ。

081204KEIO1.jpg慶應大には新しい応援ボードが登場。シンプルだが一般的なボードと一戦を画すのはメッセージ性を持たせていることだろう。弱気なプレーが出れば「強く行け」、#11田上選手がいいプレーをすれば「努力の才能の持ち主」#13酒井選手には「お前のファイティングスピリットは尊敬に値する」など、リーグ戦ではその時その時の選手のプレーに対応した内容があがってきた。新しいものはリーグで生まれた#6青砥の名言「絶対勝つ!」#4鈴木へのメッセージ「慶應魂の伝承者」など、秀逸なコメントが並ぶ。そのボードが掲げられるタイミングを是非見逃さないでいたい。応援も常に戦っている。天理大に勝利したあと、#4鈴木が応援団に飛び込み、抱き合って歓喜の表情を見せた。1年での1部復帰を遂げたのはこうしたチームのまとまりあってこそだ。

写真中:慶應戦でのハーフタイム、天理大は中央のリーダーらしき存在を中心に打ち合わせを始め、指示を出していた。そのあと別働隊が「レッツゴー天理」のかけ声を先導し、会場全体をのせようとしていたのが懸命でほほえましい。
写真下:慶應大応援席。右後ろのボードには福島Aコーチの言葉として「仲間を信じる事 恐れない事 強く行く事」という言葉が書かれている。

※写真の票は一つの折り紙を5票としている。女子は日本女子体育大、拓殖大が大量得票。

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2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/5試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

5~8位決定戦
13:00 同志社大学-天理大学
14:40 明治大学-日本大学

準決勝
16:20 専修大学-慶應義塾大学
18:00 青山学院大学-国士舘大学

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2008.12.04 (Thu)

【インカレ2008】12/4結果

準々決勝
■国立代々木競技場第二体育館
慶應義塾大学87(16-17,26-23,23-17,22-18)75天理大学
青山学院大学75(28-19,20-11,18-21,9-22)73明治大学

■横浜文化体育館
国士舘大学79(16-19,20-20,22-22,21-14)75日本大学
専修大学81(25-20,13-20,28-14,15-11)65同志社大学

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