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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2008.12.04 (Thu)

【2008インカレ】12/4 準々決勝 専修大VS同志社大

前半粘る同志社大振り切り専修大貫録勝ち
勝の舞台へ3年振り準決

専修大学
81(25-20,13-20,28-14,15-11)65同志社大学
081204noto.jpg前半リードを奪って終えたのは同志社大だ。しかし同志社大・#3熊谷(4年・SG)の言葉がその実質を物語っている。「やっぱり相手がエンジンかけてないままで、それで互角っていう感じやったんで」。まさにその言葉通りだった。関東と地方の実力差が顕在化するのはインサイドとフィジカル。専修大の前半のボディブローが後半になって同志社大を追い詰めた。

専修大は1Qこそ、同志社大のインサイドへの集中的なダブルチーム、時にはトリプルチームを受け、高確率にアウトサイドシュートを決め、空いたスペースから#22鈴木(4年・G)がドライブを仕掛け25点を奪った。一方の同志社大は#3熊谷、#21井関(2年・SG)が外から攻めれば、得意のパスランで対応。高さと能力で劣るインサイドのディフェンスへのケアも上手くいっていた。それは2Qに入りなお効果を発揮する。専修大はプレッシャーをかけられてもボールを持ちすぎてのミスや、インサイドのオフェンスが上手くいかずこのQわずか13点。一方の同志社大は#66時宗(3年・PF)の連続得点に#27加藤(1年・PF・洛南)、#3熊谷が3Pとアウトサイドが“当たった”。しかし、同志社大には専修大のおとなしさが逆に不気味な印象を与えたようだ。

後半に入ると専修大は本領を発揮。専修大はインサイドへのマークをものともせず、#20張(2年・C)が連続でオフェンスリバウンドから得点を奪い逆転。同志社大も#33田中(3年・C)が機動力で対抗し食らいつく。しかし、またしても専修大#15増川(4年・F)からオフェンスリバウンドから得点されると、今度は外から#22鈴木が3Pを射抜く。さらにこの場面で専修大はマッチアップゾーンを展開。すると効果はてきめん。同志社大はファウルと紙一重の激しいプレッシャーを前に、まるでの別のチームのようにミスを連続。関東でも指折りのフィジカルの強さがこの場で如実に現れる。1対1を仕掛けるも、それは専修大の思う壺。すぐさまダブルチームで囲まれことごとく止められてしまう。同志社大は打つ手が無い。
専修大12点リードで迎えた4Q、完全にリズムを狂わされた同志社大が初めて得点したのは試合残り4分余りの#5坂根(2年・SG)の3Pだった。その間にも専修大は#10飯田(4年・F)、#28能登(4年・F)がインサイドで大暴れ。オフェンスリバウンドを次々と奪い、気がつけば20点差。同志社大も終盤反撃に出るが、専修大は控えメンバーを出す余裕を見せる。81-65で専修大が実力どおりに4強へと名乗りをあげた。

※専修大・飯田選手、同志社大・熊谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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「僕らの代は勝てる」
最後の年にたどり着いた舞台

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◆#10飯田貴大(専修大・4年・F)


「自分たちのプレーをしよう」
飯田は力強く言う。
昨年のインカレでは審判の笛に振り回され、早々に敗退。後悔ばかり残る試合だった。
あの試合が専修大を変えた。
今年の専修大は試合中に笑顔を浮かべることが多い。「負けて沈んだら勝てない」。ベンチスタートながらチームを勇気付ける飯田の存在がどれだけ心強いことだろう。

―順調にここまで来ましたね。
「自分たちのやることができてるとリズムが掴めてるっていうのがあると思うので、やることを徹底してやりたいと思ってます」

―今日も前半は専修大のペースではなかったですが、そんな時でもリーグ戦から余裕が持ってプレーしている印象がすごくありますが。
「やっぱ自分たちのやることを貫けば勝てるって信じているので。それに楽しんでやらなきゃ勝てないじゃないですか。楽しんでやろうってずっと考えていて。リーグが終わってからここまでの期間練習が楽しかったんですよ!そういうのがプラスになったんじゃないですかね」

―なんで練習が楽しかったんですか?
「4年生が自然にまとまって、それに下級生がついてきてくれるんで。やっぱり寮生活でみんないつも一緒で、朝から晩まで一緒なんでプラスになってるんじゃないですかね」

―去年だったら気持ちが切れてしまう時でも、今年は頑張れているのもそういう一体感があるからですか?
「去年のインカレで審判の笛が向こうに傾いちゃって、自分たちの気持ちを崩して負けちゃったんで。今年はあの試合終わってシーズン始まる時から、『自分たちのプレーをしよう』って。審判や相手よりも自分たちのバスケットを貫くことを言われていたんですよ。それに集中できるようになったのがリーグからだったと思うんですよね」

―それを自然体で体現してますよね。
「そうですね。なんか俺ら入学したときからなんですけど、バランスが良いっちゃ良いじゃないですか?僕が5番としてはちょっとちっちゃいですけど、インサイドプレーは得意なんで。なんか知らないですけど、『僕らの代は勝てる』って思っていたんですよね。自然とまとまりがあったんですよ。『強い』って言うんじゃなくて『俺たちの代はいける!』って感じは持っていたんで。やっぱり一体感じゃないですかね。本当に今年まとまれてるんですよ」

―他のチームはまとまろうと意識するのに、専修大は不思議ですよね。
「寮生活でみんな一緒にバカやって、後輩イジったり、飯の時に騒いだり(笑)。部屋でみんなでゲームしたり、遊んだり。そういう自然に仲良くやってるのがいいんじゃないですかね。後輩も平気に部屋入ってきて『飯田さんなんとか貸してー』とかやってくるんで、そういうところじゃないですかね。ある程度だけで変な上下関係もないし、楽しくやってるんで」

―試合も雰囲気よくできてますよね。
「なんか負けてても、『最後はなんとかなる』って思えるんですよね。負けて沈んでいたら勝てないじゃないですか?どれだけ楽しくやれて、自分たちのバスケ貫けるかだと思うんで。それができてるから、自分たちも気持ちいいです」

―次の相手は団結力のある慶應大ですね。
「でもやることは変わらないんで、やっぱり勝ちたいですね!」

―慶應大には2メートル超えてる岩下選手がいますが、やはりそれでもなることは変わりませんか?
「変わらないですね!うちにも2メートルの李がいるんで(笑)!一応いつもアイツを練習相手にしてやっているんで。岩下君の方が全然デカいですけど、パワーは僕の方が勝ってると思うんで、そこでなんとかするつもりです」

―今大会に賭ける想いというのは?
「1回も頂点取ってないんで、取りたいですけど、まず明日ですね。まず1試合1試合楽しんで。最後の大会なんでそういうふうにずっと思ってます」



「運も実力のうち、それを生かしたのもうち」
ベスト8に恥じない意地のプレーを見せる

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◆#3熊谷弘基(同志社大・4年・主将・SG)


関東のチームに当たらずベスト8まで進出したのは確かに運が良かった。
しかし、2回戦の愛知学泉大は関東6位の中央大を破ったチーム。その学泉を倒してのベスト8入り。それは紛れも無く実力なくしては成し遂げられないこと。
熊谷の気迫溢れるプレーを見れば、それがわかるはずだ。



―試合を終えた感想はいかがですか?
「やっぱり関東3位は強いですね(苦笑)。身を持ってわかったというか。今まで東海のチームとしかやってなかったんで、初めて関東3位とやって全然違うなと感じましたね」

―前半は互角でやれていましたが、その時の気持ちというのは?
「やっぱり相手がエンジンかけてないままで、それで互角っていう感じやったんで。ちょっと頑張りきれなかったっていう感じですかね。まぁ、本気を出されたというか」

―どういうところが頑張り切れなかったですか?
「やっぱりリバウンドが穫れなかったですね。相手シュート外しているんですけどね、拾われてそのまま押し込まれて、っていうパターンで逆転されてそのままやったんで」

―終盤に元気がなくなってしまったっていうことはありますか?
「フィジカルの差とかもあって、センターが1年生も出ていたんで。ちょっとしんどそうでしたね」

―専修大にゾーンをやられてから、一気に流れが変わってしまいましたね。
「普通に打てそうなゾーンなんですけど、ちょっと意識しすぎて。自分らでリズムを崩してしまったっていう部分が大きかったと思います」

―実際に対戦して、それまでのイメージとのギャップはありましたか?
「イメージはよく知らなかったので。まぁ、ちょっと聞いてた話し通りでしたけど。鈴木君ですか?あの人がすごいみたいな(笑)。やってみてすごいって言われてる理由がわかりましたね。あの人すげーわ(笑)」

―優勝は消えましたが、天理大とともにインカレで関西の存在感を示せましたね。
「そうですね。ベスト8に2つ残って、最低限関西旋風起こせたんじゃないですかね!明日は天理なんで、リーグの借りをうちはインカレで返していこうと思います」

―このインカレの経験を後輩たちにも伝えたいですね。
「何が足りないかって、身を持ってわかってると思うし、目標のベスト8が達成されたんで、あとは来年に今日やった試合とかこのインカレを通じて、来年に頑張って欲しいですね」

―キャプテンとして、最後の年として、どういう気持ちでインカレに臨みましたか?
「チームが始まったときに立てたベスト8に向かって、ここまで来て、インカレに出れて、ベスト8まで来れて。気持ちで言うと、最低限達しないといけない目標を達成したということがまず一つ。クジもよかったですけど、運も実力のうちなんでそれを生かしたのもうちなんで。インカレベスト8って口で言うのは簡単なんですけど、いかに実現するか。そこまで行ったことがないんでイメージするしかないですけど、自分たちのバスケットをしっかりやっていこうと思ってやってきましたね」

―残りの試合をどんなものにしたいですか?
「あと入れるのは5位ですか?そこを目指すしかないですからね。負けて終わらないように。勝ってインカレを終わりたいです」
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