FC2ブログ
2012年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月


サイトを移行しました。現サイトはアーカイブとして継続してご覧いただけます。
http://bojweb.com

2012.09.08 (Sat)

【2012リーグ1部】9/8レポート

第2週に突入し中位は乱戦
日本体育大は1部リーグ初勝利


 1部リーグは第2週に突入した。無傷の3連勝は青学大・東海大・筑波大の3チーム。また初週で2連敗した3チームの中では日本体育大が初勝利を上げて1歩抜け出し、明治大・日本大は未だ白星を挙げられないままとなった。
 また1Qから好調だった早稲田大は拓殖大に100点ゲームの快勝。1勝2敗で4チームが並び、中位はまだまだ予想のできない状況となっている。上位も下位も、激しい争いはまだ始まったばかりだ。

--------------------------------

【接戦を一歩抜け出したのは筑波大】
120908nishimura.jpg 開始から#51皆川(2年・PF)が攻め気を見せて積極的にインサイドを攻める明治大に対し、筑波大は立ち上がりで躓くものの#47砂川(4年・PF)、#14坂東(2年・SG)が立て続けに3Pを決めて差を縮め、そこからは一進一退の展開が続いた。1Qは12-13とロースコア。続く2Qは、筑波大が攻撃的なディフェンスを仕掛けて相手のミスを誘うが、明治大も要所で#2目(3年・F)が外角のシュートを沈めていき点差が動かない。
 
 30-32で入った後半、筑波大は3Qで#47砂川や#32武藤(3年・C)がファウルトラブルに見舞われ、明治大にとっては大きなチャンスが訪れたが、思うように得点が伸びない。オフェンスリバウンドに絡んで何とか7点のリードを奪うが、この大事な場面で#6西村(3年・PG)に大事な3Pを決められ、再度筑波大が盛り返して42-44で最終Qに入る。

 勝負の分かれ目となったのは、53-50で迎えた4Qラスト約2分間の攻防だった。筑波大は#32武藤のアシストで#21笹山(2年・PG)が得たバスケットカウントで流れを掴み、その後#21笹山が値千金のミドルシュートを決めて残り1分切って7点リード。明治大も#12中東(2年・SG)が3Pで返し、ここからかと思われたが、#21笹山・#32武藤のコンビプレーを止められず、最後は62-56で力尽きた。

 ロースコアな展開となりどちらに勝負が傾くか分からない展開ではあったが、勝負所を筑波大が制した。筑波大は出場した10人が全員得点を挙げ、活躍の場をみんなで分け合った印象。何とか取りこぼしなく3連勝となった。明治大は#12中東・#51皆川が積極的に攻め#2目のアウトサイドも好調だったが、ここぞという場面でのターンオーバーが痛かった。初勝利とはならず、苦しい戦いが続く。

筑波大:3勝0敗
明治大:0勝3敗

写真:筑波大・#6西村も大事なところで仕事を果たした。


【2Q以降盛り返した日体大が大東大を下す】
120908shimizu.jpg 日本体育大は第2戦の怪我でスタメンガードの#11北川(3年・SG)が戦線離脱。控えPGの#1本間(2年・PG)も前日の練習の怪我でこの日は欠場したため、代わりに#16横山(4年・SF)をスターターに据えて本来2番ポジションの#22水沼(4年・SG)が1番ポジションを務める布陣となった。

 立ち上がり、大東文化大が速い展開から易々シュートにつなげていくのに対し、ことごとくシュートがリムに弾かれた日本体育大。開始5分で10-2と先行されたところでたまらずタイムアウトを請求した。徐々に日体大も調子を上げると、最後に#88万(1年・C・中部第一)のダンクで締めて22-15で2Qに入る。

 すると2Q、大東大はオフェンスリバウンドを掌握するもそのチャンスを活かしきれず5分間以上無得点。その間に日体大が追い上げる形となった。特に途中出場の#13清水(3年・PG)がディフェンスやルーズボールで奮闘し、アンライクスポーツファウルを得るなどチームに勢いをもたらす。大東大も#14岸本(4年・PG)が何とかブザーギリギリに決めて2点ビハインドに留めるが、完全に相手に流れを奪われたQとなった。

 続く後半、日体大は#21熊谷(4年・F)、#22水沼の3Pが決まり、守っても相手の24秒オーバータイムを誘うなど好調。対する大東大も#41小山(4年・G)が得点を引っ張って速攻から#14岸本がバスケットカウントを得るなど見せ場を作るが、なかなか点差が縮まらない。3Q終盤に連続してオフェンスリバウンドを奪う場面も、日体大の高さを前に決めきることができなかった。日体大はリバウンドの部分も4Qには修正し、変則的なディフェンスを仕掛けて大東大のリズムを崩した。大東大は頼みの#14岸本の3Pがリングに嫌われ、追い上げの糸口を掴めず。62-73でタイムアップとなり、日体大が嬉しい1勝目を挙げた。

 大東大は19本ものオフェンスリバウンドを奪ったが、日体大の高さを相手になかなか中で仕事ができず、加えて3Pも31本打って決まったのは3本と、確率が落ちた。白星を献上し、1勝2敗で並んだ。

 日体大は#11北川、#1本間が欠場してPGが不安要素だったが、「チーム一丸となって勝てた」#22水沼。エース#21熊谷も30得点で納得のいく活躍だった。嬉しい1勝目、ここから勢いに乗れるか。

日本体育大:1勝2敗
大東文化大:1勝2敗

写真:ハッスルプレーでチームを盛り上げた日体大・#13清水。

※日本体育大・水沼選手のインタビューは「続きを読む」へ。


--------------------------------

120908ninomiya.jpg 拓殖大早稲田大の対戦は、序盤から早稲田大がリードを保った。好ディフェンスからの速い展開で1Qから二桁のリードを得る。拓殖大は#11佐々木(4年・C)のシュートで食い下がり、#94長谷川(4年・SF)はこの試合3Pのバスケットカウントを二本奪い会場を盛り上げるが、早稲田大のシュート率がそれを凌駕し続けた。結局拓殖大の爆発力を封じ込めた早稲田大が終始リードを保ち、103-86で勝利。白星を先行させた。

 苦しみながらも2勝して第1週を乗り切った東海大は、この日も日本大相手に前半は競り合う展開を強いられる。だが、後半からは完全にペースを掌握。#10バランスキー(2年・PF)の得点で差を広げると、#33狩野(4年・SG)の2連続3Pで日本大を完全に突き放した。95-56で勝利し、これで無傷の3連勝。これとは対照的に、日本大は3連敗となってしまった。

 専修大との対戦となった青山学院大は、この試合から#8張本(3年・SF)と#25永吉(3年・C)が先発メンバーに名を連ねた。連携面の甘さは見受けられるものの、存在の大きさを感じさせるプレイでチームを牽引し、81-60での勝利に貢献した。

写真:早稲田大は#4二宮が復帰。
EDIT  |  23:50  |  2012リーグ戦1部  |  Top↑

2012.09.08 (Sat)

【2012リーグ2部】9/8レポート

中央大・白鴎大は安定感を見せ3連勝
慶應大は2試合連続でクロスゲームを落とす


120908sirahama.jpg 2週目に入った2部リーグ。1週目より硬さが取れ、ここから更にレベルを上げていきたいところだ。
中央大、白鴎大は余裕を見せて3連勝。それ以下はまだダンゴ状態だが、今年の2部リーグは例年より実力伯仲と言われ、この段階では先は見えない。一戦一戦がまさにシビアな勝負だ。

 3戦全勝の中央大白鴎大は下位チームからの対戦となっており、まだ余裕の展開が見える。他のチームからの印象では、先の見えない2部の中でもこの2チームの名前ははっきりと上がってくる。中央大順天堂大のシュートが前半当たったことで接戦に持ち込まれたが、3Qで一気に突き放した。得点力、走力の勝負では一歩抜けている。点の取り合いだけでは中央大に勝利するのは簡単ではない。白鴎大は#10田中(3年・G)の3Pが高確率で決まり、神奈川大を1Qから圧倒した。昨年までの不安定な様子はなく、確実に白星を増やしている。両チームがこのまま全勝を守れるかに注目したい。

写真:ダンクに行く白鴎大・白濱。

※中央大・入戸野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

--------------------------------

【法政大がうれしい2勝目】
120908katotoshikazu.jpg 2戦目に劇的な勝利をあげた法政大が2勝目を手にした。この日の相手は国士舘大。1Qこそ国士舘が3点リードするが、2Qになると国士舘大のアウトサイドが入らなくなり、このQは7点に終わってしまう。法政大は#5松澤(2年・C)や#14大塚(3年・G)らの得点で2Qは23得点とリードに成功した。

 後半、国士舘大は#9新田(2年・C)や#15松島(3年・G)の得点で稼ぐが、法政大も#13三角(3年・F)の3P、#24加藤寿一(1年・F・法政二)のバスケットカウントなど、チームを乗せるプレーが出る。4Q、国士舘大は得点を続けていくが、法政大は#14大塚の3Pが2本連続するなど、気持ちは切れず61-69で法政大が2つ目の白星をゲットした。

法政大:2勝1敗
国士舘大:1勝2敗

写真:写真の加藤寿一、沼田ら1年生がいい活躍をしている法政大。


【東洋大も粘るが駒澤大が逃げ切り】
120908makisaka.jpg 1勝が欲しい東洋大。1Qは#6村上(2年・G)の3Pや#24遠山(2年・F)、#7筑波(2年・F)などの得点で、駒澤大に対し五分五分の戦いとなった。駒澤大はファウルが多く軽快な得点ではないが地味に稼いで1Qは20-14とリード。そして2Qに入ると#55近藤大(4年・PG)のバスケットカウント、3Pで流れをつくり、#8鈴木(4年・G)も2本の3Pでこれを援護。前半で45-29と突き放しに成功した。

 後半、それでも東洋大の気持ちは切れず#41前田(4年・F)の奮闘も光った。点数的には3Q、4Qとも駒澤大を数点上回ったが、前半の差を詰めるには至らず74-62で駒澤大が手堅く勝利。東洋大は劣勢でも最後まで戦い抜く試合が続くが、苦しい3連敗となった。

駒澤大:2勝1敗
東洋大:0勝3敗

写真:近藤(大)に継ぐ得点の駒澤大・槇坂。


【劇的な幕切れで関東学院大が勝利】
120908keio_kanto.jpg 慶應義塾大関東学院大の勝負は、最後の最後まで分からないクロスゲームとなった。慶應義塾大はスタメンに#23黒木(1年・PF・延岡学園)を起用。インサイドの#1エリマン(2年・C)に対し、ダブル、トリプルで激しいプレッシャーをかけていく。#18大元(1年・G・洛南)の3Pや#23黒木の速攻、#16伊藤(2年・G)の連続シュートも出るが、関東学院大は#81横瀬(3年・G)や#7荒木(3年・F)も積極的に攻め、19-21と関東学院大がリードで1Q終了。2Q、関東学院大はエリマンの部分は勝負できないが、得点源である荒木、横瀬といったところが得点を重ねて37-44で前半を終了した。

 3Q、慶應大が流れを取り返した。#23黒木のミドルシュートに#16伊藤、#20福元(1年・G・福大大濠)と続き、#14権田(2年・F)のフリースローで逆転。関東学院大はターンオーバーが続いて思うように得点できず慶應大は#18大元の3Pなどアウトサイドも決まって60-56で4Qへ。

 4Q、関東学院大はゾーンディフェンスにチェンジ。慶應大の得点が鈍くなる。しかし関東学院大もシュートが決まらず、序盤に追いつくがシーソーゲームのままゲームは終盤へ。残り2分から互いに点を取ってはその都度逆転し、タイムアウトを請求する緊迫した状態が続くが、残り時間5.2秒で慶應大は#16伊藤がフリースローを2本決めて73-73の同点に。最後のオフェンス、「インサイドを警戒した」(慶應大・佐々木HC)という慶應大のディフェンスに対し、ボールは守りの甘くなったアウトサイドの#7荒木へ渡った。荒木のシュートはきれいにリングに吸い込まれ、ブザーとともに試合終了。関東学院大が激しいクロスゲームを73-76で制した。

 お互いミスも、良い所も出た試合。このチャンスをしっかり掴んでいればもっと楽な試合だった、と思われる部分は多々あった。最後のオフェンスは内外の得点がある関東学院大を両方うまく守るのは難しい状態だったが、外のディフェンスが甘くなってしまった慶應大に対し、そこで外を決めきった荒木が見事だった。

関東学院大:2勝1敗
慶應義塾大:1勝2敗

写真:慶應大は激しいディフェンスでエリマンを囲んだ。

※関東学院大・荒木選手、慶應義塾大・黒木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:40  |  2012リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑

2012.09.08 (Sat)

【2012リーグ】9/8結果

■関東大学1部リーグ 青山学院大学相模原キャンパス
筑波大学62 (12-13,18-19,12-12,20-12) 56明治大学
大東文化大学64 (22-15,9-18,15-19,18-21) 73日本体育大学
拓殖大学86 (12-26,23-23,20-24,31-30) 103早稲田大学
東海大学95 (16-18,26-19,30-7,23-12) 56日本大学
青山学院大学81 (17-12,19-17,19-17,26-14) 60専修大学

青山学院大学 3勝0敗
東海大学   3勝0敗
筑波大学   3勝0敗
早稲田大学  2勝1敗 
拓殖大学   1勝2敗
大東文化大学 1勝2敗
専修大学   1勝2敗
日本体育大学 1勝2敗
日本大学   0勝3敗
明治大学   0勝3敗

--------------------------------

■関東大学2部リーグ 東洋大学総合スポーツセンター
国士舘大学61(14-11,7-23,19-16,21-19)69法政大学
駒澤大学74 (20-14,25-15,12-15,17-18) 62東洋大学
白鴎大学88 (24-8,23-14,17-20,24-13) 55神奈川大学
中央大学94 (28-25,15-19,22-15,29-14) 73順天堂大学
慶應義塾大学73 (19-21,18-23,23-12,13-20) 76関東学院大学

中央大学   3勝0敗
白鴎大学   3勝0敗
駒澤大学   2勝1敗
関東学院大学 2勝1敗
法政大学   2勝1敗
慶應義塾大学 1勝2敗
国士館大学  1勝2敗
神奈川大学  1勝2敗
順天堂大学  0勝3敗
東洋大学   0勝3敗

--------------------------------

■関東大学3部リーグ 1次ステージ
◆東京経済大学武蔵村山キャンパス

成城大学83 (29-16,22-32,21-24,11-33) 105山梨学院大学
江戸川大学87 (23-13,14-17,21-23,29-14) 67東京経済大学
東京成徳大学93 (21-22,21-19,23-16,28-18) 75埼玉大学

◆東京農業大学世田谷キャンパス
東京農業大学98 (15-20,34-17,16-13,33-29) 79上智大学
國學院大學55(17-25,15-19,15-24,8-18)86立教大学
玉川大学83 (27-20,11-13,20-16,25-21) 70国際武道大学

東京成徳大学 3勝0敗
玉川大学   3勝0敗
江戸川大学  3勝0敗
立教大学   3勝0敗
國學院大學  2勝1敗
国際武道大学 1勝2敗
東京経済大学 1勝2敗
東京農業大学 1勝2敗
山梨学院大学 1勝2敗
成城大学   0勝3敗
埼玉大学   0勝3敗
上智大学   0勝3敗

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  21:00  |  2012関東リーグ予定・結果  |  Top↑
 | BLOGTOP |