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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.09.08 (Sat)

【2012リーグ2部】9/8レポート

中央大・白鴎大は安定感を見せ3連勝
慶應大は2試合連続でクロスゲームを落とす


120908sirahama.jpg 2週目に入った2部リーグ。1週目より硬さが取れ、ここから更にレベルを上げていきたいところだ。
中央大、白鴎大は余裕を見せて3連勝。それ以下はまだダンゴ状態だが、今年の2部リーグは例年より実力伯仲と言われ、この段階では先は見えない。一戦一戦がまさにシビアな勝負だ。

 3戦全勝の中央大白鴎大は下位チームからの対戦となっており、まだ余裕の展開が見える。他のチームからの印象では、先の見えない2部の中でもこの2チームの名前ははっきりと上がってくる。中央大順天堂大のシュートが前半当たったことで接戦に持ち込まれたが、3Qで一気に突き放した。得点力、走力の勝負では一歩抜けている。点の取り合いだけでは中央大に勝利するのは簡単ではない。白鴎大は#10田中(3年・G)の3Pが高確率で決まり、神奈川大を1Qから圧倒した。昨年までの不安定な様子はなく、確実に白星を増やしている。両チームがこのまま全勝を守れるかに注目したい。

写真:ダンクに行く白鴎大・白濱。

※中央大・入戸野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【法政大がうれしい2勝目】
120908katotoshikazu.jpg 2戦目に劇的な勝利をあげた法政大が2勝目を手にした。この日の相手は国士舘大。1Qこそ国士舘が3点リードするが、2Qになると国士舘大のアウトサイドが入らなくなり、このQは7点に終わってしまう。法政大は#5松澤(2年・C)や#14大塚(3年・G)らの得点で2Qは23得点とリードに成功した。

 後半、国士舘大は#9新田(2年・C)や#15松島(3年・G)の得点で稼ぐが、法政大も#13三角(3年・F)の3P、#24加藤寿一(1年・F・法政二)のバスケットカウントなど、チームを乗せるプレーが出る。4Q、国士舘大は得点を続けていくが、法政大は#14大塚の3Pが2本連続するなど、気持ちは切れず61-69で法政大が2つ目の白星をゲットした。

法政大:2勝1敗
国士舘大:1勝2敗

写真:写真の加藤寿一、沼田ら1年生がいい活躍をしている法政大。


【東洋大も粘るが駒澤大が逃げ切り】
120908makisaka.jpg 1勝が欲しい東洋大。1Qは#6村上(2年・G)の3Pや#24遠山(2年・F)、#7筑波(2年・F)などの得点で、駒澤大に対し五分五分の戦いとなった。駒澤大はファウルが多く軽快な得点ではないが地味に稼いで1Qは20-14とリード。そして2Qに入ると#55近藤大(4年・PG)のバスケットカウント、3Pで流れをつくり、#8鈴木(4年・G)も2本の3Pでこれを援護。前半で45-29と突き放しに成功した。

 後半、それでも東洋大の気持ちは切れず#41前田(4年・F)の奮闘も光った。点数的には3Q、4Qとも駒澤大を数点上回ったが、前半の差を詰めるには至らず74-62で駒澤大が手堅く勝利。東洋大は劣勢でも最後まで戦い抜く試合が続くが、苦しい3連敗となった。

駒澤大:2勝1敗
東洋大:0勝3敗

写真:近藤(大)に継ぐ得点の駒澤大・槇坂。


【劇的な幕切れで関東学院大が勝利】
120908keio_kanto.jpg 慶應義塾大関東学院大の勝負は、最後の最後まで分からないクロスゲームとなった。慶應義塾大はスタメンに#23黒木(1年・PF・延岡学園)を起用。インサイドの#1エリマン(2年・C)に対し、ダブル、トリプルで激しいプレッシャーをかけていく。#18大元(1年・G・洛南)の3Pや#23黒木の速攻、#16伊藤(2年・G)の連続シュートも出るが、関東学院大は#81横瀬(3年・G)や#7荒木(3年・F)も積極的に攻め、19-21と関東学院大がリードで1Q終了。2Q、関東学院大はエリマンの部分は勝負できないが、得点源である荒木、横瀬といったところが得点を重ねて37-44で前半を終了した。

 3Q、慶應大が流れを取り返した。#23黒木のミドルシュートに#16伊藤、#20福元(1年・G・福大大濠)と続き、#14権田(2年・F)のフリースローで逆転。関東学院大はターンオーバーが続いて思うように得点できず慶應大は#18大元の3Pなどアウトサイドも決まって60-56で4Qへ。

 4Q、関東学院大はゾーンディフェンスにチェンジ。慶應大の得点が鈍くなる。しかし関東学院大もシュートが決まらず、序盤に追いつくがシーソーゲームのままゲームは終盤へ。残り2分から互いに点を取ってはその都度逆転し、タイムアウトを請求する緊迫した状態が続くが、残り時間5.2秒で慶應大は#16伊藤がフリースローを2本決めて73-73の同点に。最後のオフェンス、「インサイドを警戒した」(慶應大・佐々木HC)という慶應大のディフェンスに対し、ボールは守りの甘くなったアウトサイドの#7荒木へ渡った。荒木のシュートはきれいにリングに吸い込まれ、ブザーとともに試合終了。関東学院大が激しいクロスゲームを73-76で制した。

 お互いミスも、良い所も出た試合。このチャンスをしっかり掴んでいればもっと楽な試合だった、と思われる部分は多々あった。最後のオフェンスは内外の得点がある関東学院大を両方うまく守るのは難しい状態だったが、外のディフェンスが甘くなってしまった慶應大に対し、そこで外を決めきった荒木が見事だった。

関東学院大:2勝1敗
慶應義塾大:1勝2敗

写真:慶應大は激しいディフェンスでエリマンを囲んだ。

※関東学院大・荒木選手、慶應義塾大・黒木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「今年は自信を持って戦えている」
4年目に賭ける意気込み

◆#11入戸野 良(中央大・4年・PG)
120908niitono.jpg下位チームからの対戦で始まっている中央大。リーグ初週は「ぜんぜんダメ」と本人も調子の上がらない様子を見せていたが、それでも昨年と大きく違うのはやってきたことや経験してきたことから生まれる、いい意味での「余裕」だろう。
自身を始めカルテットと言われる主力が4年生になり、下級生も育ってきた。そして2部リーグの戦い方や難しさも昨年経験済みだ。これから起こりうる全てを乗り越えて1位になること、今はそれだけを考えている。


ー前半はあまり良くなく、順天堂大に競られてしまいましたね。
「去年も2週目の土曜日に順天堂とやって負けているので、この1週間そういう話をしていて“またあるのかな”と固くなっていた部分があって、緊張というか。向こうのシュートもすごく入ったし。みんなとスカウティングでビデオを見た時も『シュートが入ったらめんどくさいね』という話をしていたら案の定入りました。ただ、我慢して4Qは走ったら勝てると思っていたので、焦りはそんなになかったですね」

ー主将の大下内選手が先週怪我をした分、どこか余裕みたいなものは?
「そんなことはないですね。もしかしたら出てくるんじゃないかとか、そういうことを考えていたので」

ーこのリーグに入って4年生はこれまで通り仕事をしていますが、塩谷選手(#24)や大野選手(#21)も存在感を増してきたように感じます。
「3年生も責任を感じるようになってきたというか。塩谷は1年生の時はぜんぜんしゃべれなくて。コミュニケーションというか声が出せなくて。今年は3年生になって声も出すようになったし、そういった部分で上級生になったのかなと感じます。竜一(大野)も声が出るようになりましたね」

ー4年生はどうですか?
「4年生は今まで通りじゃダメだという話もしていて、でも試合になったら今まで通りの部分もあるかもしれないですね。自分は気持ちで引っ張るだけですが、将斗(#16佐藤)も今年は声も出すし、オノディー(#20小野)も言うし、リョーケン(#14渡邉)もプレーで引っ張る。4年生はプレーで引っ張る感じの方が強いですね」

ー1位になるために、突き抜けなければという部分もあるかと思いますが。
「そうですね。でも今まで通りのことをやりきれば問題ないと思います。この夏は相当走りこんだし、ディフェンスも前から当っても体力的に4Qぜんぜん保つようになりました。今年の夏は4年目で一番キツかったけど、それが今、相当自信にもなっています。体力的には問題ないですね」

ー今まで後半が課題と言われてきたけれど、ここまので試合はむしろ後半突き放すようになっていますね。いろんな選手も試合に絡むようになってきているし。
「層が厚くなってきているので、あとは出る選手の気持ち次第ですね」

ー今日は#6古河選手も出場しましたが、湧きましたね。
「4年生の一般生なんです。25番の森渕も。最後のリーグだし、頑張ってきたから出させてあげて点を決めさせてあげたいというのがありました。コーチとそういう話をしていた訳ではないんですが、今日チャンスがあって2人とも点を決められて良かったですね」

ー良かったですね。ここまで3連勝ですが、まずまずといったところでしょうか。
「まあまあですね。まだ絶好調とは言えない感じですが徐々にチーム的にも上がっていっていますね。後半に向けてここから上げて行かないとですね。来週あたりから勝負になると思うので」

ー今日は順天堂は高さがさほどではなかったので中央大の強みを生かせたと思いますが、ここからインサイドの大きいチームも出てきますが。
「サイズのある相手に対する練習とかもしてきたので、そこは大丈夫だと思います。ディフェンスもそうです。今年は自信を持って戦えているので、それをしっかり出していきたいです」

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「この勢いを続けていきたい」
昨年のリーグの悪さを挽回し、上位目指して

◆#7荒木貴博(関東学院大・3年・F)
120908araki.jpg劇的な3Pで勝負を決めた。最後の1本を決めるという経験は、選手にとって大切で重要な経験と言える。この試合は3P4本の21得点。積極的にドライブしてくる場面もあり、アウトサイドも警戒していたはずの慶應大としても、内外両方はケアしきれなかった印象だ。
3年目となり、自身のためにも今年の頑張りが問われる。今後も勝負の流れを持ってこれるかどうか、ここから先の活躍も注目だ。

ー最後は劇的なシュートでしたね。
「自分はシューターなので最後自分が打たなければというのがありました」

ー指示があったという訳ではなく?
「相手のファウルが多かったので、そこでガード陣がファウルをもらったり、自分が外で待っていてカットインしたりして空いたら自分が打とうと思っていました。たまたま自分のところに早めにボールが来たのでドリブルでかわしてノーマークになれたので打ちました」

ー今日はエリマン選手がしっかり守られていましたが、それは予想の範囲でしたか?
「いつもエリのところにダブルチームなどで中を守られて、外が空いたりするんですが今日は3人ぐらいディフェンスが来てエリもパスが出せなくて自分が気持よく外も打てませんでした。でも打つチャンスがある時は自分で打とうと思っていました」

ーでも今日は4本、と入っている印象です。
「入る時は入るんですが、途中で入らない時間帯もあって、そこで切り替えをしなきゃいけないと思います」

ー今日は村田選手(#30)があまり良くなかったですが、その分やろうという気持ちでしたか?
「自分がいい時は自分がやるし、自分がダメだったら翔(#30村田)に任せたり、助けあってやっていますね。今日はたまたま自分が調子が良かったです」

ーリーグ戦に入って3戦終了しましたが、ここまでどうですか?
「初戦は白鴎に負けてしまいましたがそこから切り替えて、神奈川大に勝って、慶應も1部から落ちてきて強いと言われているんですがそこに勝てて、その勢いを続けていければいいなと思います」

ー去年のリーグ戦はあまりうまくいきませんでしたが、今年はチームとしてどう違いますか?
「去年は前田さん(11年卒)がいたり、誠司さん(昨年度主将・河野)がいましたが、今年は横瀬(#81)や自分がガードをやったりして結構変わったと思います。でもその分新しいというか、変えていかなければいけない部分もあるし、去年よりいい成績を残したいとみんなで言いながらやっています。去年は8位で下の入れ替え戦にも行ったし、それがないようにしたいですね」

ー日曜は中央戦ですね。強敵だと思いますが。
「自分たちのやることは変わらないので、そこは曲げないで芯をぶらさずにやっていきたいと思っています」

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「1年から貴重な経験をさせてもらっている」
このチャンスを自身の成長の糧に

◆#23黒木 亮(慶應義塾大・1年・PF・延岡学園)
120908kuroki.jpgスタメン起用で12得点。延岡学園の先輩にもあたるエリマンに対し、ディフェンスもしっかりと対応した。
無敵だった延学時代と慶應大の状況は違う。自分で自分を伸ばす力がこれまで以上に求められるのが大学であり、自身もそれは痛感している模様。初のリーグ、高校時代との違いに戸惑いは見られるが、勝負慣れしているメンタルの片鱗は感じられる。1年生ながら責任ある立場だが、それでも伸び伸びとしたプレーを見せて欲しい。


ー試合は残念でしたが、インサイドの守りという点ではできていたのではないでしょうか。
「そうですね、セネガルというかインサイドの対策の練習はここ1週間やってきて、ディフェンスもボールが入ったらダブルチームにいって、そこからローテーションをしっかりしていこうというのがありました。そのローテーションが後半にあまり良くなかったかなと思います」

ーなぜそうなってしまったのでしょう。
「セネガル以外はアウトサイドを打つ選手が多くて、そこで僕や桂さん(#4)が
4番ポジションのシューターにマークに付く時に遅れたり、僕自身も自分のマークマンが最後を決められた荒木選手だったんですが、ピッチパスを出された後のディフェンスがダメでした」

ー横瀬選手(#81)やエリマン選手(#1)のことは高校の先輩ですしわかっていると思いますが、その他の選手については把握して警戒できていましたか?
「チームのスカウティングでも結構セネガル以外はアウトサイドを打ってくるというのはもちろん分かっていて、前半は結構守れていた部分もあったんじゃないかなと思いますが後半向こうに流れが来た時に受け身になってしまったんじゃないかなと思います」

ーここまでまだ3試合ですが初めてのリーグ戦ですが、どう感じていますか?
「高校の時よりハードだと思いますし、こういう環境に慣れていかなければいけないと思うし、1年ですが貴重な経験をさせてもらっています。自分のやることは絶対出しきってやっていきたいと思います」

ー今日はスタメンでしたが、佐々木HCはまだインサイドが不安定だからそこは替えながら、という話をしていました。
「僕自身も佐々木先生に『お前の役割はリバウンドとディフェンスだ』と言われていて、ゾーンアタックの時は0度からシュートを打ってもいいと言われています。ただ、最近リバウンドを取った後のシュートが不安定で。高校の時と違って大学の当たりの違いに直面しています。やはりこういうシュートを決めないとチームとしても乗らないと思いますし、外のシュートだけに頼るんじゃなくてリバウンドからのシュートみたいなプレーをしっかりしたいです」

ー身体面で言えば、夏の間にトレーニングなどもできましたか?
「そうですね。でも慶應に入ってまず走ることにびっくりしていますね。でも入ったからにはこの環境にマッチさせながら身体も強化していきたいです」

ー順天堂戦に対しては。
「今日の関東学院大とはまた違ったチームで、小さいし走ってくると思います。インサイド陣がすぐハリバックしてディフェンスを頑張っていかないと、絶対向こうに流れがいってしまうと思うので、自分たちインサイド陣が走ってディフェンスを頑張れば勝てる試合だと思うので頑張りたいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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