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2011.09.10 (Sat)

【2011リーグ1部】9/10レポート

無敗は青山学院大・東海大・拓殖大の3チーム
日本大・大東文化大がいまだ0勝

 延長戦も出る戦いとなった1部2週目、無敗は3チーム、残りはまだほぼダンゴ状態が続いている。夏を経て変化したチームの概略が見えてくるのがだいたいこの辺りとなるが、上位チームでは青山学院大、東海大はまだ危なげない状態で連勝、日本大が3敗と苦戦中だ。一方で今期昇格の早稲田大が2勝目をあげるなど、まだまだ勝敗については未知の状況が続く。


【拓殖大が追い上げ延長戦にもつれ込んで逆転勝ち】
110910TAKUSYOKU.jpg 拓殖大大東文化大の対戦は、終盤まで大東大がリードを奪うも拓殖大が最後の最後で追いつき、延長戦でのシーソーゲームを制して83-82で勝利した。拓殖大は先週と同様に出だしで少しもたついた。その間に大東大が8点リードで1Qを終えると、2Qに入っても#11田中(4年・PG)の連続3Pなどで勢いに乗る。しかし拓殖大は慌てず、前からプレッシャーをかけて流れを変えた。一時は15点ついた点差を、34-53と一桁にして後半へ。

 だが3Q、拓殖大はファウルがかさみ勢いに乗れない。#99長谷川技(4年・SF)の活躍で何とか繋ぐが、対する大東大も#13小原(4年・G)が奮起し、50-59と点差は変わらず3Qを終えた。そして4Q、拓殖大はシュートがリングから悉くこぼれる。だが一方の大東大も#7今井(4年・C)が5ファウルとなるなど、互いに我慢の時間帯に。ここで大東大は#11田中がこのQだけで3本の3Pを決める勝負強さを見せ、残り2分半で63-70とリードを奪った。だがここから拓殖大が怒涛の反撃を見せ、#94長谷川智伸(3年・SG)、#99長谷川技の得点で残り23秒で2点差に。その次の大東大のスローインが5秒オーバータイムになると、残り4秒で#94長谷川智伸がミドルシュートを沈めて遂に同点とした。大東大は#15遠藤(4年・G)がラストショットを放つも決まらず、試合は延長戦に突入する。

 延長戦は、大東大のファウルが混み、拓殖大がフリースローで確実に点を伸ばした。大東大は#15遠藤の3Pなどもあってついて行くが、最後は拓殖大が#40藤井(2年・SG)、#1鈴木(3年・PG)らで飛び込みリバウンドをもぎ取り、大事な場面で主導権を握った。3点ビハインドで迎えた大東大の最後のオフェンスは、きれいな形で3Pを打たせてもらえず、最後に#43鎌田(3年・C)がゴール下を決めて83-82でタイムアップとなった。

 拓殖大は#99長谷川技が24得点、#26上杉(4年・PF)が12得点と、アウトサイドの不調を中が上手くフォローした。ここまで3試合とも、出だしでリードを奪われても最終的には追い上げ白星を重ねているのはさすがと言える。大東大はリードを保つ部分にまたしても失敗。追い上げられて大事な勝利を逃すこととなった。しかし力のある拓殖大に互角以上の戦いをした。勝利まであと一歩及ばなかったが、リーグが進む中で勝ち方を得ていきたいところ。第4戦は同じく3敗の日本大との対戦。初勝利を懸けた熱い戦いとなるだろう。

拓殖大:3勝0敗
大東文化大:0勝3敗

写真:最後は鈴木の飛び込みリバウンド等で勝機を引き寄せた。勝負際の強さは拓殖大だった。

※大東文化大・遠藤選手のインタビューは「続きを読む」へ


【専修大が粘るも東海大が突き放して勝利】
110910MITUHARA.jpg 東海大専修大の対戦は、専修大が4Qまで食らい付くが最後に引き離した東海大が勝利し、取りこぼしなくリーグ戦3勝目をあげた。東海大は専修大の高さにインサイドが苦戦。しかし#33狩野(3年・SG)や#24田中(2年・SF)が外から射抜き、1Qは22-16と6点のリードを奪った。しかし2Q、専修大は#4高橋(3年・G)、#22樋口(3年・F)が奮闘。35-32と点差を縮めて前半を終えると、続く3Qでもダブルチームなど激しいディフェンスで粘りを見せた。するとここで#91太田(4年・F)がバスケットカウント獲得や豪快なブロックショットで攻守に渡り活躍。2Q残り5分には37-39と専修大が遂に逆転に成功した。しかし東海大もすぐに4連続得点で持ち直し、最後に専修大に粘られるものの、48-43と東海大の5点リードで最終Qへ。

 4Q、前半は一進一退が続き、3点前後の点差で試合が続く。試合が動いたのは4Q後半。52-50の場面から#24田中の3P、#4森田(4年・PG)のアシストで#0満原(4年・C)のゴール下、#33狩野のミドルシュートと、東海大は中と外でバランスの取れたオフェンスを展開し、一気に専修大を置き去りにした。専修大は#22樋口や#91太田がブロックショットを決めてインサイドの守りでは互角の力を見せたが、#22館山(3年・F)が欠場している分、東海大の堅い守りの前に得点源の#11宇都(2年・G)が抑えられて攻撃の糸口を見つけられない。長く食らい付いたものの最後は力尽き、52-65でタイムアップとなった。

 東海大は専修大の高さと長い手足を活かしたディフェンスを前にゴール下の主導権をなかなか握れなかったが、試合の終盤には上手く修正してきた。得点頭の#11宇都を6得点に抑えたことも勝敗に大きく影響しただろう。この試合から#34三浦(4年・SG)も復帰した。今後さらに調子を上げていきたい。一方の専修大は終盤突き放されたものの、力のある東海大相手に善戦した。#4高橋「今まで東海と戦うとバーっと離されて終わりだった。こんなに我慢してついていけたのは初めて」と手応えを感じている様子。これからのリーグ戦でも今シーズン徹底して練習してきたというディフェンスの粘りを見せて欲しい。

東海大:3勝0敗
専修大:1勝2敗

写真:満原は19得点15リバウンドのダブル・ダブル。


 慶應義塾大明治大の試合は、1Qで16点引き離された慶應大が3Qで逆転する粘りを発揮するも、最後は明治大が再逆転で逃げきって69-62でタイムアップとなった。序盤で引き離された慶應大は得点が止まる部分が課題だが、そこから追い上げる力も見せた。#12桂(3年・CF)のシュートもよく入った。明治大は#17田村(4年・SG)が4ファウルと苦しくなるが、#6佐藤(4年・PG)のシュートで最後に流れをつかみ、勝利した。やはり得点が止まる場面をうまく修正したい。サイズは1部大の中でもトップクラス。ただし若い選手が多いだけにここからの成長が必要だ。勝負所では田村や佐藤が決めていくが、周囲に得点が分散されれば尚良くなる。慶應大も同じく佐々木HCが「成長待ち」と言う1、2年中心のチーム。3戦ともリードされて3戦とも逆転するなどまだまだ波があるチームだが、その粘りを確実に勝ちにつなげられるようにしたい。両チームとも2ヶ月でどう変化していくかが楽しみでもある。

慶應義塾大:1勝2敗/明治大:1勝2敗

※明治大・田村選手、慶應義塾大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 2敗スタートと苦しむ日本大は、この日も早稲田大に苦戦する結果となった。インサイドでは#24熊吉(4年・C)、#14久保田(4年・C)の激しいぶつかり合いが見られたが、日本大はアウトサイドが安定せず、1Qで11-20とされるとそのまま最後まで勢いを取り戻すことができずに76-67で早稲田大が勝利。メンバーが安定せず、この日は#4森川(4年・F)もふるわず。一方の早稲田大は久保田が納得の26得点。#6大塚(3年・G)のスティールなども目を引いたが#21河上(2年・F)の20得点15リバウンドも大きかった。

日本大:0勝3敗/早稲田大:2勝1敗

※早稲田大・河上選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 青山学院大筑波大の試合は、青山学院大が危なげなく勝利したものの、ピリッとしない内容だった。筑波大は長くいい部分を出せていなかった#15山口(4年・SG)がシュートを決めてチームを盛り上げるなど、1Qは青山学院大に対しほぼ互角。しかし青山学院大も#14辻(4年・SG)が3Pを決めて会場にため息をつかせる。筑波大は2Qで9点しか取れず、その部分が最後まで大きく響き92-72で青山学院大が勝利した。ただし、ミスも多かった青山学院大は長谷川監督も難しい表情を見せる。強いチームはいつも「勝ててしまう」という状況こそが最大の問題点にもなる。監督の求めるハングリーでアグレッシブな状態をどう出すか、強さのその先へと進化できるかどうかが見どころとなるかもしれない。一方の筑波大は春は自分らしい部分を出せていなかった#34田渡(4年・PG)や#15山口も本来のプレーが見え始めた。チームとして上がっていくのもここからだろう。

青山学院大:3勝0敗/筑波大:1勝2敗

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2011.09.10 (Sat)

【2011リーグ】9/10結果

■関東大学1部リーグ 青山学院大学相模原キャンパス
拓殖大学83 (11-19,23-24,16-16,24-15,9-8) 82大東文化大学
日本大学67 (11-20,11-12,21-22,24-22) 76早稲田大学
東海大学65 (22-16,13-16,13-11,17-9) 52専修大学
慶應義塾大学62 (10-26,16-6,24-15,12-22) 69明治大学
青山学院大学90 (26-23,16-9,21-17,27-23) 72筑波大学

青山学院大学 3勝0敗
東海大学   3勝0敗
拓殖大学   3勝0敗
早稲田大学  2勝1敗
慶應義塾大学 1勝2敗
専修大学   1勝2敗
筑波大学   1勝2敗
明治大学   1勝2敗
日本大学   0勝3敗
大東文化大学 0勝3敗

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■関東大学2部リーグ 白鴎大学本キャンパス
神奈川大学80 (17-11,20-13,17-9,26-17) 50国士舘大学
関東学院大学93 (21-7,25-16,27-22,20-23) 68東京成徳大学
白鴎大学75 (15-26,19-18,18-18,23-27) 89駒澤大学
法政大学82 (23-22,27-15,23-20,9-37) 94日本体育大学
中央大学77 (21-20,17-20,18-23,21-21) 84順天堂大学

関東学院大学 3勝0敗
日本体育大学 3勝0敗
中央大学   2勝1敗
神奈川大学  2勝1敗
駒澤大学   2勝1敗
白鴎大学   1勝2敗
東京成徳大学 1勝2敗
順天堂大学  1勝2敗
法政大学   0勝3敗
国士舘大学  0勝3敗

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■関東大学3部リーグ 1次ステージ
◇東京農業大学世田谷キャンパス

国際武道大学80 (23-14,18-13,19-14,20-14) 55横浜国立大学
江戸川大学68 (22-29,9-17,23-20,14-26) 92東洋大学
立教大学74 (19-11,20-16,18-13,17-16) 56東京農業大学

◇國學院大学渋谷キャンパス
東京大学54 (13-17,12-18,12-19,17-24) 78成城大学
玉川大学86 (16-12,22-9,22-8,26-21) 50東京経済大学
國學院大學95 (24-20,17-9,24-22,30-16) 67埼玉大学

立教大学   3勝0敗
國學院大學  3勝0敗
玉川大学   3勝0敗
東洋大学   3勝0敗
江戸川大学  2勝1敗
東京経済大学 1勝2敗
成城大学   1勝2敗
国際武道大学 1勝2敗
東京大学   0勝3敗
埼玉大学   0勝3敗
東京農業大学 0勝3敗
横浜国立大学 0勝3敗

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