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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2011.09.10 (Sat)

【2011リーグ1部】9/10レポート

無敗は青山学院大・東海大・拓殖大の3チーム
日本大・大東文化大がいまだ0勝

 延長戦も出る戦いとなった1部2週目、無敗は3チーム、残りはまだほぼダンゴ状態が続いている。夏を経て変化したチームの概略が見えてくるのがだいたいこの辺りとなるが、上位チームでは青山学院大、東海大はまだ危なげない状態で連勝、日本大が3敗と苦戦中だ。一方で今期昇格の早稲田大が2勝目をあげるなど、まだまだ勝敗については未知の状況が続く。


【拓殖大が追い上げ延長戦にもつれ込んで逆転勝ち】
110910TAKUSYOKU.jpg 拓殖大大東文化大の対戦は、終盤まで大東大がリードを奪うも拓殖大が最後の最後で追いつき、延長戦でのシーソーゲームを制して83-82で勝利した。拓殖大は先週と同様に出だしで少しもたついた。その間に大東大が8点リードで1Qを終えると、2Qに入っても#11田中(4年・PG)の連続3Pなどで勢いに乗る。しかし拓殖大は慌てず、前からプレッシャーをかけて流れを変えた。一時は15点ついた点差を、34-53と一桁にして後半へ。

 だが3Q、拓殖大はファウルがかさみ勢いに乗れない。#99長谷川技(4年・SF)の活躍で何とか繋ぐが、対する大東大も#13小原(4年・G)が奮起し、50-59と点差は変わらず3Qを終えた。そして4Q、拓殖大はシュートがリングから悉くこぼれる。だが一方の大東大も#7今井(4年・C)が5ファウルとなるなど、互いに我慢の時間帯に。ここで大東大は#11田中がこのQだけで3本の3Pを決める勝負強さを見せ、残り2分半で63-70とリードを奪った。だがここから拓殖大が怒涛の反撃を見せ、#94長谷川智伸(3年・SG)、#99長谷川技の得点で残り23秒で2点差に。その次の大東大のスローインが5秒オーバータイムになると、残り4秒で#94長谷川智伸がミドルシュートを沈めて遂に同点とした。大東大は#15遠藤(4年・G)がラストショットを放つも決まらず、試合は延長戦に突入する。

 延長戦は、大東大のファウルが混み、拓殖大がフリースローで確実に点を伸ばした。大東大は#15遠藤の3Pなどもあってついて行くが、最後は拓殖大が#40藤井(2年・SG)、#1鈴木(3年・PG)らで飛び込みリバウンドをもぎ取り、大事な場面で主導権を握った。3点ビハインドで迎えた大東大の最後のオフェンスは、きれいな形で3Pを打たせてもらえず、最後に#43鎌田(3年・C)がゴール下を決めて83-82でタイムアップとなった。

 拓殖大は#99長谷川技が24得点、#26上杉(4年・PF)が12得点と、アウトサイドの不調を中が上手くフォローした。ここまで3試合とも、出だしでリードを奪われても最終的には追い上げ白星を重ねているのはさすがと言える。大東大はリードを保つ部分にまたしても失敗。追い上げられて大事な勝利を逃すこととなった。しかし力のある拓殖大に互角以上の戦いをした。勝利まであと一歩及ばなかったが、リーグが進む中で勝ち方を得ていきたいところ。第4戦は同じく3敗の日本大との対戦。初勝利を懸けた熱い戦いとなるだろう。

拓殖大:3勝0敗
大東文化大:0勝3敗

写真:最後は鈴木の飛び込みリバウンド等で勝機を引き寄せた。勝負際の強さは拓殖大だった。

※大東文化大・遠藤選手のインタビューは「続きを読む」へ


【専修大が粘るも東海大が突き放して勝利】
110910MITUHARA.jpg 東海大専修大の対戦は、専修大が4Qまで食らい付くが最後に引き離した東海大が勝利し、取りこぼしなくリーグ戦3勝目をあげた。東海大は専修大の高さにインサイドが苦戦。しかし#33狩野(3年・SG)や#24田中(2年・SF)が外から射抜き、1Qは22-16と6点のリードを奪った。しかし2Q、専修大は#4高橋(3年・G)、#22樋口(3年・F)が奮闘。35-32と点差を縮めて前半を終えると、続く3Qでもダブルチームなど激しいディフェンスで粘りを見せた。するとここで#91太田(4年・F)がバスケットカウント獲得や豪快なブロックショットで攻守に渡り活躍。2Q残り5分には37-39と専修大が遂に逆転に成功した。しかし東海大もすぐに4連続得点で持ち直し、最後に専修大に粘られるものの、48-43と東海大の5点リードで最終Qへ。

 4Q、前半は一進一退が続き、3点前後の点差で試合が続く。試合が動いたのは4Q後半。52-50の場面から#24田中の3P、#4森田(4年・PG)のアシストで#0満原(4年・C)のゴール下、#33狩野のミドルシュートと、東海大は中と外でバランスの取れたオフェンスを展開し、一気に専修大を置き去りにした。専修大は#22樋口や#91太田がブロックショットを決めてインサイドの守りでは互角の力を見せたが、#22館山(3年・F)が欠場している分、東海大の堅い守りの前に得点源の#11宇都(2年・G)が抑えられて攻撃の糸口を見つけられない。長く食らい付いたものの最後は力尽き、52-65でタイムアップとなった。

 東海大は専修大の高さと長い手足を活かしたディフェンスを前にゴール下の主導権をなかなか握れなかったが、試合の終盤には上手く修正してきた。得点頭の#11宇都を6得点に抑えたことも勝敗に大きく影響しただろう。この試合から#34三浦(4年・SG)も復帰した。今後さらに調子を上げていきたい。一方の専修大は終盤突き放されたものの、力のある東海大相手に善戦した。#4高橋「今まで東海と戦うとバーっと離されて終わりだった。こんなに我慢してついていけたのは初めて」と手応えを感じている様子。これからのリーグ戦でも今シーズン徹底して練習してきたというディフェンスの粘りを見せて欲しい。

東海大:3勝0敗
専修大:1勝2敗

写真:満原は19得点15リバウンドのダブル・ダブル。


 慶應義塾大明治大の試合は、1Qで16点引き離された慶應大が3Qで逆転する粘りを発揮するも、最後は明治大が再逆転で逃げきって69-62でタイムアップとなった。序盤で引き離された慶應大は得点が止まる部分が課題だが、そこから追い上げる力も見せた。#12桂(3年・CF)のシュートもよく入った。明治大は#17田村(4年・SG)が4ファウルと苦しくなるが、#6佐藤(4年・PG)のシュートで最後に流れをつかみ、勝利した。やはり得点が止まる場面をうまく修正したい。サイズは1部大の中でもトップクラス。ただし若い選手が多いだけにここからの成長が必要だ。勝負所では田村や佐藤が決めていくが、周囲に得点が分散されれば尚良くなる。慶應大も同じく佐々木HCが「成長待ち」と言う1、2年中心のチーム。3戦ともリードされて3戦とも逆転するなどまだまだ波があるチームだが、その粘りを確実に勝ちにつなげられるようにしたい。両チームとも2ヶ月でどう変化していくかが楽しみでもある。

慶應義塾大:1勝2敗/明治大:1勝2敗

※明治大・田村選手、慶應義塾大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 2敗スタートと苦しむ日本大は、この日も早稲田大に苦戦する結果となった。インサイドでは#24熊吉(4年・C)、#14久保田(4年・C)の激しいぶつかり合いが見られたが、日本大はアウトサイドが安定せず、1Qで11-20とされるとそのまま最後まで勢いを取り戻すことができずに76-67で早稲田大が勝利。メンバーが安定せず、この日は#4森川(4年・F)もふるわず。一方の早稲田大は久保田が納得の26得点。#6大塚(3年・G)のスティールなども目を引いたが#21河上(2年・F)の20得点15リバウンドも大きかった。

日本大:0勝3敗/早稲田大:2勝1敗

※早稲田大・河上選手のインタビューは「続きを読む」へ。


 青山学院大筑波大の試合は、青山学院大が危なげなく勝利したものの、ピリッとしない内容だった。筑波大は長くいい部分を出せていなかった#15山口(4年・SG)がシュートを決めてチームを盛り上げるなど、1Qは青山学院大に対しほぼ互角。しかし青山学院大も#14辻(4年・SG)が3Pを決めて会場にため息をつかせる。筑波大は2Qで9点しか取れず、その部分が最後まで大きく響き92-72で青山学院大が勝利した。ただし、ミスも多かった青山学院大は長谷川監督も難しい表情を見せる。強いチームはいつも「勝ててしまう」という状況こそが最大の問題点にもなる。監督の求めるハングリーでアグレッシブな状態をどう出すか、強さのその先へと進化できるかどうかが見どころとなるかもしれない。一方の筑波大は春は自分らしい部分を出せていなかった#34田渡(4年・PG)や#15山口も本来のプレーが見え始めた。チームとして上がっていくのもここからだろう。

青山学院大:3勝0敗/筑波大:1勝2敗

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【INTERVIEW】

「勝てた試合を落としてしまった」
勝負どころを任されるエースとしての自覚

◆#15遠藤祐亮(大東文化大・4年・G)
110910ENDO.jpgここまで3敗ながら2つは勝てるゲームだった。
1年の時も1部リーグにいてようやくの復帰。しかし3年ぶりの1部リーグはそう甘くないということを肌で感じているようだ。
しかし4年生が多く、日本代表候補にも入るようなセンターも抱えてバランスはよく、明るいチームカラーも健在だ。ゲームに慣れてチームが勝機を確実に引き寄せられるようになれば、勝てる要素は多い。まだまだ取り返しの効く範囲内。今後の活躍を期待したい。


―試合を振り返ってどうでしたか?
「慶應戦もそうだったんですが、勝てた試合を落とした感じですね。集中力とか、最後の勝負所でのシュート力は向こうの方が上だったかなと思います」

―初週も今日の試合も、出だしは良かったですね。
「リーグ戦に入る前までは、入りがすごく悪かったんです。だからみんなで練習中から意識して、入りからしっかりやろうとは話していて。それは今までの3試合とも出せているので、良いと思いますね」

―点差を離した時に追い上げられてしまうというのは春から課題になってきたと思いますが。
「そうなんですよ、今までそういう試合ばかりで…。それをみんな意識してるんですけど、気付いたらもう6点差、4点差って詰められてしまうんですよね。そこはまだまだ課題です。離したときに、ディフェンスで気を抜かないようにしたいと思います」

―今日は序盤から遠藤選手がリバウンドによく絡んでいたのが印象的でした。
「そうですね。やっぱり拓大はシューターが多いので、向こうにリバウンドを取られると気持ちよくシュートを打たれてしまうかなと思っていました。逆に言えば、こっちがしっかりリバウンドを多く取れれば、相手も外したら…って気負って打ちづらくなるかなと。拓大はサイズがあまり大きくないですし、今日はリバウンドを頑張ろうと思っていました」

―4Q最後、同点の場面でのラストショットはやはり遠藤選手が打つという指示だったんですか?
「そうですね。最後の指示は、“遠藤行け”みたいな感じでした。いつもああいう場面で入らないんですけど…任されました(苦笑)」

―延長戦に入る時はどのように感じていましたか?
「ファウルも継続なのでファウルもあまり出来ないし、4Q終盤は拓大のリズムだったので、少しまずいなと…。ここで流れを切らなきゃという話をしました。それで最初鎌田(#43)とかが点を決めてくれて、流れも良くなったと思います。でも最後、大事な場面でルーズボールとかリバウンドを向こうに取られて…そこですね。駄目だったのは」

―戦ってみて、拓殖大の印象はどうですか?
「勝負どころで展開がすごく速かったり、外のシュートもちゃんと決めてきたりして、そういう部分で去年2部でやってきたチームと1部のチームとの差が出てしまったかなと思いました。2部とは違って、こっちがミスしたら絶対に得点に繋げられてしまうので、気が抜けないです」

―今日は#11田中選手が好調でしたね。リーグ戦は#14岸本選手がスタートになっていますが、二人のガードの違いというのはどういう部分に感じますか?
「(田中)将道は、点も取りつつゲームをコントロールするのがすごく上手くて、試合も落ち着きますね。岸本は、とにかく速いので、あいつが切れ込んでくれると得点に繋がるし、そこに寄ったらまわりが空いてパスが出せるし。がむしゃらで積極的なのが良いと思います」

―田中選手がベンチにいる時は、遠藤選手がコートの中で5人をまとめている気がするのですが。
「そうですね。キャプテンの将道が出てない時は、自分と小原(#13)がまとめようって2人でいつも話していますね。4年生だし、そこは意識しています」

―夏にハーフコートのバスケットを結構練習してきたと聞きました。そこでは#43鎌田選手と#7今井選手が鍵になるのでは?
「そうですね。今までの試合ではまだ二人とも爆発してないと思います。2人とも1部の中でもガタイはありますし、もっとやれると思うので期待したいです。横も縦も大きいので、どんどんパワープレーをしてもらいたいですね」

―2週目に入って3試合を終えましたが、これまでを振り返っていかがですか?
「最初に慶應に負けたのがすごく痛い黒星で、そこを何とかどこかで挽回しなきゃいけないと思っていました。それで、どうにか青学・拓大・東海から取りたいなって…。青学には負けてしまったので、今日の拓大には絶対勝って白星を上げようと思っていました。だからこそ、この負けは悔しいですね」

―まだ勝ち星は上げられていませんが、最後の年にこうして1部でプレーすることが出来て、見ていて楽しそうだなと感じるんですが。
「そうですね。今までは2部でも勝てない年もあったし…でも去年の先輩たちに1部に上げてもらって、レベルの高い1部で試合出来るのはすごく嬉しいです。接戦が多くて緊張感もあるし、すごい楽しいですね」

―土日で相手が変わる方式というのは、やっていてどうですか?
「次の日には違う相手なので、相手どうこうというよりはまず自分たちのバスケットをしっかりやることが大事かなと思います。とりあえず、ディフェンスをやればある程度どこにでも対応できると思うので、ディフェンスはしっかりやりたいです。みんな“ディフェンス、ディフェンス”って言ってるんですけど、まだ出来てないので、明日から頑張りたいと思います」

―明日の日本大戦に向けて。
「日大はずっと1部でやってきたチームなので、勝負所とかはかなり強いと思います。だからそこで負けないように。もし離しても、離してからそのまま逃げ切れるように頑張っていきたいと思います」


「ディフェンスが僕らの生命線」
日々を新鮮に、自分たちのプレーを

◆#21河上宗平(早稲田大・2年・F)
110910kawakami.jpgスタメンは高校エリート揃いの早稲田。チームがハマっている時は5人が鮮やかなプレーを見せている。
中でも、2年生ながらインサイドで存在感を見せる河上の働きがチームに大きな貢献をしており、特にリバウンドからのセカンドチャンスで、抜群の感覚を見せる。こうしたタイミングの取り方や空間の把握は磨いてもなかなか身につけにくいもの。#91藤原も同様に、相手の隙をつくプレーを連発し、2勝に貢献している。ポイントゲッターであるセンターの久保田が思い切って勝負できるのも、こうしたカバーあってこそだろう。


―今日の自身の出来はどうでしたか?
「自分的にリバウンドを頑張ろうと思って、それは良かったと思います。あとはみんなでディフェンスを頑張る事ですね。後半バタバタして詰められた部分はありますが、前半はすごく良く機能して失点を抑えられたと思います。オフェンスは久保田さん(#14)が繋いでくれたので、自分はただ空いたら打ってるだけです(笑)」

―オフェンスでは起点はやはり久保田選手になりますが、それを河上選手が上手くフォローしているなと感じました。
「前半はそれが出来たと思いますが、後半は少しバテた部分があって…(苦笑)。ちょっと足が止まってしまったのは課題です。でも今日は立ち上がり頑張れて、チームとして1試合通じて主導権を握れたのは良かったと思います」

―2・3Qで流れが悪くなったときは、何を思っていましたか?
「ディフェンスが僕らは生命線なので、そこを頑張ろうと。とにかくディフェンスを意識していました」

―今年の早稲田はスタートの5人がかなり長い時間試合に出ていて、負担も大きいのかなと思うのですが。
「そうですね…でもそう言ってても仕方ないですし、ベンチのみんなも盛り上げてくれるので、僕らは頑張ってプレーするだけですね」

―終盤には#12武津選手、#27平野選手と1年生も出てきましたが、1年生は見ていてどうですか?
「すごく一生懸命やってくれていますね。前からプレッシャーをかけたり。僕たちもその頑張りに応えなきゃいけないというか、頑張ろうという刺激になりますね」

―2週目に入ってここまで2勝1敗できていますが、振り返ってみてどうですか?
「やっぱりやれる部分、通用する部分と、まだまだな部分というのが分かってきました。あとはディフェンスをやらなきゃ勝てないチームだというのは分かっていたので、そこはやり続けることが大事なんだとあらためて思いましたね」

―今年から1部に昇格して1部10位からのスタートではありますが、2勝をあげたことに手応えも感じているのではないですか?
「どうなんですかね…。勝てて嬉しいのはありますけど、でも僕らはやっぱり毎試合を大事に戦っていくチームだと思うので、一試合一試合戦っていくだけですね」

―1部で戦ってみて、去年までの2部とはどういうところが違いますか?
「2部とは全然違うなというのは、先週(初週)の時点ですごく感じていました。マッチアップする選手が、今日は森川さん(日本大#4)だったり先週は天傑(青学大#88張本)だったり凄い選手ばかりで、キツいですけどすごく楽しいですね」

―去年は2部で追われる立場だったと思いますが、今年は追う立場になってまた一味違うリーグになりそうですね。
「まぁ去年は僕1年だったので、いっぱいいっぱいでそういう事は考えてなかったですけど(笑)。でも僕らはやっぱり今年チャレンジャーなので、向かっていく気持ちを切らさず頑張ろうというのは強く感じています」

―土日で相手が違うというのはやっていてどうですか?
「どうなんですかね、まだ始まったばかりなので…。でもリフレッシュというか、気持ち的に次も頑張ろうって切り替えやすいのは良いと思いますね」

―明日の専修大戦に向けて。
「専修は、宇都(#11)が点を取ってくるというのが分かっている分、止めなきゃいけないところがハッキリしていて、やることが明確だと思います。今日みたいな試合が出来るように、立ち上がりから全開で頑張りたいと思います」


「いかにこれから噛みあって伸びていくか」
若いチームの中で4年生らしさにも期待

◆#17田村晋(明治大・4年・SG)
110910tamura.jpg今期、明治のポイントゲッターとなった田村。
ここぞという時はやはり彼のシュートが欠かせない。
この試合では4ファウルと、きわどい部分も見せたが見事1勝をもぎ取った。
期待の下級生が多く、ここからという思いもある。
チームは昨年より粘りもあり、まだ多くの伸び代を持ってもいる。
2ヶ月の中でどれだけ成長するか、見どころは多い。


―リーグ戦でまず1勝ということになりました。振り返っていかがでしたか?
「1勝するまでが長かったというか、キツかったですね。やっと1勝出来て嬉しいです。今日は、出だしはすごく良かったんですけど、自分のファウルが混んでしまって、そこで下級生が出た時に追い上げられてズルズルいってしまいました。でも最後にもう一度立て直せたのは大きかったと思います」

―自身の出来はどう評価しますか?
「やっぱりファウルしてしまったので…それはチームに迷惑を掛けてしまいましたね。ファウルせずに守って、ちゃんとずっとコートにいられるようにしなきゃいけないと思います」

―チームとして、特にリバウンドなどすごく良かったと思います。
「慶應も早稲田戦とかを見てるとリバウンドに結構飛び込むチームだと思ったので、そこはやられないように集中していました」

―初勝利ではありますが、初週も拓殖大や東海大に善戦して良さもたくさん出ていましたよね。
「そうですね。でもうちは良い時は良いんですけど、悪い時に本当に点数取れなくなったりするんですよね…。今日の2Q、3Qもそうでしたが。そういう流れが悪くなった時にすぐに立て直せればいいんですが、まだまだ不安定だと思います。でも今日は声を掛け合ったりして、上手く立て直せましたね。これから悪い時間帯をもっと減らしていきたいです

―その不安定さは、やはり下級生が多く試合に出ている事も影響していますか?
「そうですね。下級生が多く試合に出ている時間帯に、オフェンスのバランスが崩れたりコミュニケーションが取れなくてディフェンスでやられたりして。結構練習中から言ってるんですけど、なかなか出来ないというのが今の現状ですね。やっぱり1年生は試合経験が少ないですし、徹(#51皆川)もトーナメントまで出られなかったので。そこはこのリーグ戦で、いかにこれから噛み合って伸びていくかですね。期待したいと思います」

―下級生主体のチームで、田村選手と#6佐藤選手には引っ張る役目が求めれますね。
「本当にもう、今年は自分らが言ってやらせるという形なので。分かってもらえるように、僕らが分かりやすい言葉で指示してあげられるようにというのは心がけています」

―下級生には特にどういうことを期待していますか?
「今年は本当に大きい選手が多いし、ガードの誓哉(#16安藤)とかもいるし、良い選手がいっぱいいます。そういう面で、爆発力には期待していますね。例えば徹(#51皆川)だったらもっとインサイドで面張って強くなってもらいたいし、誓哉もガードとして勢いづけれるようになってもらいたいですね」

―金丸選手(09年度主将・現JBLパナソニック)というスコアラーが卒業して、今年は田村選手も以前にもまして積極的に攻めてますね。
「そうですね。金丸さん抜けちゃったので、自分が点を取らないと。去年から、“来年はお前が攻めていくしかないんだ”って風に言われていたし、今年は下級生が多くてまだまだな部分が多いですから。そういう面で自分が攻め気を出していかなきゃなとは思っています」

―ディフェンスでは、昨年からかなり重点的に練習してきているということですが、よりディフェンシブなチームになりましたね。このリーグ戦でもディフェンスは手応えを感じているのではないでしょうか?
「明治はシューターが多いチームですし、外のシュートが入ればいいんですが、入らなくなる時間帯というのは必ずあるので、そこでディフェンスだけは頑張らないとと思っています。それは重視してやってますね。点数が取れない時こそ、ディフェンスを頑張っていかに差を開かせないかが大事になってくると思います」

―次の青学戦に向けて。
「新人戦とか京王杯とかボコボコにやられたので、明日は本当に挑戦する気持ちで戦っていきたいと思います。徹(#51皆川)はたぶん永吉(青学大#25)とマッチアップするのも初めてだと思うので、成長してもらいたいですね」


「ガードとしてしっかりゲームメイクする」
新・司令塔として期待のルーキー

◆#20伊藤良太(慶應義塾大・1年・PG・洛南)
110910ITO.jpg春からスタメンのポイントガードとして出場している。
昨年主将の二ノ宮の後を、引き継ぐ形だ。
「ガードとしてしっかりゲームメイクすること」、と語るところは4年前の二ノ宮を彷彿とさせる。
もちろんシュートも打てるし、ディフェンスもうまい。
まだ初めての対戦相手との試合も多く、慣れていくのはこれからかもしれないが、既に2年生たちとともに慶應の次世代ならぬ、現在のチームに欠かせない選手でもある。この2ヶ月のリーグでの戦いぶりを楽しみにしたい。


―今日のゲームは終盤に佐藤選手に決められてしまいましたが。
「佐藤選手に対してはチームのミーティングから危険だということは分かっていたんですが、最後にみんなの意識が低くなって、田村選手をより気にしてしまいました。そこは反省です」

―速攻に対してどのような意識を持っていますか?
「自分が頑張って速攻を出さないといけません。僕が前に出さないと走る意欲がなくなってしまうので、きついパスでも明日からでもどんどん前に飛ばしていきたいと思うし、そうすれはもっと走れるし、キレも良くなると思うので、もっともっと出していきたいです」

―今週で2週目に入りますがここまでいかがですか。
「リーグ戦は初めてで、去年とやり方が違うとは聞いていますが、毎回相手が違うので切り替え面がすごく大切だと思っています。今日はもう終わって切り替えて、また明日の勝ち負けに集中する部分がすごく大事だと思います」

―1戦目に大東文化大に勝ったのは大きかったのでは?
「チームとしても自信はつきました。でも次の早稲田戦では逆になってしまいました。でもまだ先も長いですし、切り替えてやっていきたいです」

―スタメンとして出ていますが、ゲームには慣れてきましたか?
「コートに出れば学年は関係ないと思っているし、ポジションもガードなので引っ張っていくつもりで頑張ってやっています」

―春はシュートに対して少し消極的かなとも思ったのですが?
「自分的にガードというポジションなので周りを活かしていこうかなと思ったんですが、自分が攻めないと周りを引きつけることはできないので、まず自分がしっかり攻めて、次にパスという考えに秋はしようと思っています」

―慶應大はしっかり考えてプレーすることを要求されると思いますが。
「中・高とあまりそこまで考えてやっていなかったので、そこはこれから勉強だと思っています。これから経験を積んでいいプレイヤーになっていきたいと思います」

―洛南のバスケをやってしまうと違うと言われる部分もあったと思いますが、そこは慣れてきましたか?
「春はすごくそれで怒られました。先生の言うことをしっかり聞いて、洛南のプレーで良いところを残して慶應のプレーにしていければと思っています」

―慶應大は4年生も責任感も強いですし、慶應という部分にとてもプライドのあるチームではないでしょうか?
「そうですね、早慶戦の前などはすごくピリピリしていましたし、慶應の伝統というのをそういうところで感じました。慶應を背負うというのはとても大きなことだと、それは肌で感じています」

―自分の役割はまずどこだと感じていますか?
「ガードとしてしっかりゲームメイクをすることです。今日のような出だしと締めくくりはあんなことではダメだと思います。そこをしっかりして、ゲームを組み立てる部分で成長していきたいと思っていますし、あとは持ち味であるディフェンスでチームに勢いを持たせられるプレイヤーになってきたいと思います」

―次は筑波戦ですね。
「ガードが起点になっていると思うので、気持ちでは絶対負けないし、絶対勝ちたいと思います」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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