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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.05.21 (Thu)

【2015トーナメント】5/8 13位決定戦 早稲田大VS国士舘大

一気に引き離した国士舘大が勝利で大会終了
課題も収穫も得た早稲田大は早慶戦へ臨む

150508FUJII.jpg 今大会、今ひとつの内容が続きながらも、前日の試合では勝利している早稲田大国士舘大が、13位決定戦を戦った。

 試合序盤、国士舘大は不調の#22原(4年・F)の3P、キャプテンの#4菅(4年・F)も得点して幸先の良い滑り出しに。一方の早稲田大は、今大会好調の#8新川(2年・F)が得点出来ずに出遅れとなった。だが、#34池田(4年・G)がブザービーターを決めて1Qで4点ビハインドに留めると、#36澁田(3年・G)、#2木澤(4年・G)の得点で同点に。攻めの重くなった国士舘大を相手に、高さでは劣るものの着々と得点を重ね、33−28のリードで前半を終えてみせた。

 立て直したい国士舘大は3Q開始すぐに#68藤井(2年・SG)のフローターが決まった。これで流れが良くなり、#32臼井(2年・PF)のバスケットカウントで逆転。早稲田大も#7石原(2年・G)の攻め気で食らいつき、白熱の展開に。#34池田のシュートが当たった早稲田大が4点リードで4Qに入るが、これ以降は早稲田大の確率がガクッと落ちた。国士舘大は#68藤井がチームを乗せる2連続3Pを決めると、#66馬(3年・C)のインサイドも効いて一気に引き離しに成功。66−50とし、国士舘大が大会の最後を連勝で終える形となった。

150508SHINKAWA.jpg 今大会では昨年のような勢いのあるオフェンスが見られなかった国士舘大。最後は連勝したが、スタメンでは伊集と新田が抜けたダメージは小さくなく、未だ手探り状態でチーム作りを進めている段階にある。また、プレーに迷いの見える原の不調も響いた格好となり、この順位となってしまった感が否めない。昨年も春は良い内容ではなかった。3か月強の期間内で、どこまで完成度を高められるか。

 コーチが代わった早稲田大は、概ね昨年のスタイルを踏襲しての戦いを行っている。ただしガードのラインナップが若干代わり、下級生がオフェンスの構築役となっている点で安定感に欠けた。こちらはすぐに慶應大との定期戦が控えている。「4年生がいかに気持ちを出して全員を引っ張れるか」とは池田の弁。昨年は相手ホームで引き立て役に甘んじてしまったが、その借りを返せるか。

写真上:1番起用となっている藤井。国士舘大の浮沈を左右する存在だ。
写真下:高さに苦しんだ早稲田大・新川は無得点。それでも今季は要所で得点を決め、頼もしさの増した存在に。

※国士舘大・原選手、早稲田大・池田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「迷いながらやっているところがあった」
苦境を脱し、リーグでは良い状態となるか

◆#22原 修太(国士舘大・4年・F)
150508HARA.jpg厳しい言い方をすれば、原らしさが出ない大会だった。前にディフェンスが入ってもものともせずにシュートを打ち込み、しかも高確率で決めていた昨年のリーグ戦の姿は影を潜めた。求められる役割と重要度が増したがため、プレーに対する迷いもあるようだが、これは自分で消化していくしかない。だからこそ、吹っ切れれば昨年以上のパフォーマンスが見られる可能性もある。


—13位でした。やはり不本意なものだと思います。
「この結果になったのは自分の責任かと思っています。拓殖や専修の試合でも自分が集中しきれないところがあったので。満足は全然出来ていないです」

—内容も、昨年の良い時と比べると落ち込んでいる印象です。
「そうですね。トーナメントに入る前は良い雰囲気でやっていたり、今年は春にいろいろ練習試合をこなして、強いところとも競ったりして良い流れだったんですけれど、トーナメントに入って自分がボールを持ち過ぎて、それを指摘されたところから切り替えられずに、迷いながらやっているところがありました。それで、相手のチェックが来ても思い切って打つというところもなくなってしまったし、ボール運びの部分でも、エントリーでフロントに入ったところで自分がシュートを打つところで貰えていないんですよね。一番は集中しきれていなかったのと、迷いながらやってしまったことが、この不甲斐ないプレーに繋がったのかなと思います。メンタル的に、自分が成長できていないです」

—4年生になって考え方も変わりましたか。
「引っ張ることは大事だなとは思ったんですけれど、試合経験の少ない下級生がいる中で、自分がどう使っていくかを考えながらプレーして、それも途中からは自分自身が迷ってしまいました。去年の良い時は余裕もあって、年下を引っ張っていけたんですけれど、この大会は自分自身に精一杯でした。そこはとにかく反省ですね」

—悩んでいることや課題は、4年生同士で話したりしていますか。
「そこは自分自身の問題なので、その雰囲気はあんまり出さないようにしていたんですけれど、そういう相談もチーム内ではしないようにしていました。マイナスな感じになってしまうので。松島さんからも連絡が来て、『自分自身のプレーをやれ』と。そこで少し気が楽になりました」

—ボールの回り方も、伊集選手(現・九州電力)が抜けて昨年ほどではないのではないでしょうか。
「どちらかというと、伊集さんは出来てしまうので。球離れ的にはむしろ良いんですけれど、みんながパスばっかりになって、相手に守りに来られてしまっています。藤井(#68)も運ぶ時にやられて、自分たちが受けにいってもそれだけで6秒か7秒かかって、自分たちのセットも上手くいっていません。そこはリーグ戦までの課題ですね。練習中からも、ガードが前から当たったりしないといけないです」

—リーグ戦までは、まだ3か月以上ありますが。
「まあでも、3か月も結構あっという間なので。途中に新人戦があって、新チームのメンバーが主体でやっていくので、実質2か月とかで、その間に自分たちは体を作らなきゃいけないと思うんですけれど、それまでにはチームも息を合わせていかないと、ボール運びのところが課題かと思いますね。ただ、そういう内容でも勝てたというのは、小さな収穫と言えば収穫ですね。自分が25点とか取らないと。でもマークもきつくなるんで、取れなくても良い流れで自分がパスを回して取れないんなら良いんですけれど、自分が無理して打ったり、迷ったりして外して10点台とかに終わっていて、それは良くないです。誰が見ていても自分は去年のプレーとは全然違っているので、そこは自分自身の課題として直していかないといけないです」

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「4年生がいかに気持ちを出して全員を引っ張れるか」
最後の早慶戦を制し、秋の戦いに繋げる

◆#34池田 慶次郎(早稲田大・4年・主将・G)
150508IKEDA.jpg今シーズン最初の成績は14位。内容は悪くはなかったが、相手を圧倒するだけの力を発揮できた時間も多くはなく、課題の見えた大会だった。そんな中で、今年は2番起用となっている池田。次月には早慶戦も控える。キャプテンとしても、持ち前のスコアリングセンスを遺憾なく発揮したいところだ。


ー国士舘大と戦ってみていかがでしたか。
「国士舘に限らず、1部の3チームとトーナメントで戦って、前半はいい勝負ができているんですけど、後半になってフィジカル的にも体力的にも相手に負けてしまって、離されるっていう展開を3試合続けてしまいました。短い期間での修正っていうのがまだまだできていないのかなという感じで、チームの課題が分かったところが収穫かなと思っています。1部のチームを相手にしても、前半は自分たちのバスケというか、対等にやり合える力っていうのはあると思うので、この課題についていかに向き合うかが、1部昇格への道になると思います」

ー今日の試合で監督に求められていたことはありましたか。
「今日特別何か求められてはいなくて、毎試合、毎試合、自分たちのやってきたことをしっかり徹底しようって言われてきました。春だとディナイや、ボックスアウトっていうのがディフェンスの面で、オフェンスは積極的にリングにアタックしようというのをチームの軸としていました」

ー今年はキャプテンを務めですが、どのようなことを意識していますか。
「例年はAチームとBチームって、チームを分割して練習していたんですけど、それだとチームに一体感が無いっていうのを自分たちで感じていたので、それをまず無くしました。となると、練習は30人くらいになるんですけど、人数が多い分待ち時間も長くて集中力が途切れてしまったりだとか、モチベーションが下がってしまったりだとかがあったので、そこの待ち時間をどう上手く利用するかっていうのを自分が周りの人たちに伝えて、具体的に言うと、他人のプレーを見て、できていれば自分の糧として利用すればいいし、できていなかったら注意することでより自分の理解が深まるっていう風なかたちで、チームメイトに声をかけて頑張っていきたいです」

ー去年もA・B分けていましたが、その前はどうでしたか。
「自分が大学に入ってから、ずっとAチーム・Bチームに分けていたので初めての試みです」

ーそれについては、大変な面はありませんか。
「人数が倍になったので練習自体の雰囲気は良いんですけど、一つひとつ区切った時に少ない人数よりもちょっと集中力が欠けるというか、そういったところが見られたので、いかにそこを無くすかっていうのをキャプテンとして課題に向き合ってきました」

ー昨年の早稲田と違う点はどこでしょうか。
「去年と違う点は、選手の使い方がちょっと変わったのかなと思っていて、去年は結構固定したメンバーで戦っていたんですけど、今年はチームの力っていうのが平行線というか、皆できるので。そういった中で試合の経験が少ないやつもいたりするので、ちょっとミスをしたり上手くいかなかい部分があるんですけど、試合で使ってもらうという環境の中で、去年まで試合に出てなかった選手が活躍していくっていうのが今年の良いところです。そういったことが去年まで出ていた選手を脅かすというか、相乗効果があると思うので。まだ切り替えてから3か月くらいなんですけど、これからどんどんそういう選手が出てきてチームとして全体的に上がれればいいかなと思います」

ー今大会のご自身の出来はどうでしたか。
「自分は去年とポジションが違って、自分が2番になって比較的ボールを受ける回数が減って、それで攻撃回数が少なくなった部分があります。それを受け止めてチームとしてやるべき事をしっかり徹底するっていう部分では、まあ自分なりなんですけど、我慢してやっていた部分がありました。でもこの大会ずっと、チームとして点を取れていなかったので、もっと自分がリングにアタックするだとか、アシストをするだとか、そういった部分を磨いていけばいいのかなと思います」

ー今年は2番に専念するという形を取るのでしょうか。
「春先は多分自分が2番でやっていくと思うんですけど、今後どうなっていくかはスタッフと話し合いをしていくと思います。今自分が2番になったことで、1番で石原(#7)とか森井(#18)とか、新しく入ってきた長谷川(#13)とかが活躍できているので、そういう選手の経験値になると言いますか、自分が1番でやってきた経験というのも伝えてあげて、彼らが成長していくことがチームの成長にも繋がっていくと思うので。自分は与えられたポジションで精一杯やるのが今年の目標です」

ー石原選手が1番で池田選手が2番をやるというのは、京北高校の流れで比較的合わせやすいのではないかと思うのですが。
「そうですね。高校の時にちょっと一緒にやっていたので。石原もリングにアタックできる人間なので、自分が疲れた時とかは石原が積極的にいってくれます。攻撃回数が平等になると言いますか、そういった部分で非常に楽ですね」

ー今日はなかなか難しそうでしたが、新川選手(#8)がかなり攻め気を見せられるようになったと思います。
「学年も一つ上がって、今年に入って攻めるポジションになったと言いますか、去年まで4番というか、慣れないポジションで頑張っていた部分もあります。今年もポジション自体は変わらないんですけど、全体的に攻める時間がもらえていると思うので、その中で実感としては、青学戦で新川が1番点を取っていたので、そういった部分で試合ごとに活躍する選手っていうのが出てきているのは、早稲田として収穫かなと思います」

ー来月には早慶戦がありますが、どういった戦いにしたいですか。
「トーナメントで慶應さんは早慶戦に向けて調整しているっていうのが見られて、それに比べて早稲田は全力出し切ってこの順位なので、力としてはやっぱり慶應の方があるとは思うんですけど、早慶戦はやる前の力の差ではなくて、そこに向けての気持ちでの戦いになると思います。特に去年は4年生の気持ちの部分で慶應に負けてしまったなという部分がすごく強いので、チームとしてそれを全員がわかっているので、今年は4年生がいかに気持ちを出して全員を引っ張れるかっていうのが鍵になってくるかなと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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