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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.05.21 (Thu)

【2015トーナメント】5/10 7位決定戦 中央大VS日本大

中央大がディフェンスの良さで健闘も
日本大がこれを振り切り7位に


150510RYU.jpg ベスト8の壁こそ突破したが、その上の壁突破とはならず連敗で7位の順位決定戦を迎えた中央大日本大。最後を勝利で終えたい両者の対戦は、後半に地力を発揮する形でペースを握った日本大に軍配が上がった。

 開始から中央大はゾーンを展開。日本大は#15本村(1年・SG・土浦日大)がスコアリングセンスを発揮するも、他で得点が伸ばせず、中央大の思惑にはまる形となった。中央大は#99浅見(2年・PF)、#18國政(4年・F)を中心にオフェンスもリズム良く展開してリードで1Q終了。ここから日本大は反撃した。好調の#33上原(4年・PG)の外角が決まり始める。中央大もルーズボールやリバウンドへの反応が良く、2Qは締まった内容の競り合いが続いた。どちらも決定打は出ず、2Qに限っては23−23のタイスコア。中央大がリードを維持する形となった。

 3Q以降は、日本大が地力を発揮した。#33上原、#15本村はもちろん#8刘(4年・C)も得点やアシストで存在感を見せ、じわりと中央大を引き離す。中央大は#99浅見の奮闘が光るが、厳しいディフェンスもファウルとなってしまうなど、苦しい。残り10分で二桁点差となると、中央大は集中力が切れたのか、シュートミスやターンオーバーが目立つようになり、反撃はならず。98−77とした日本大が、最後の試合を白星で締めくくった。

150510ASAMI.jpg 日本大は久々にベスト8入り。元々ポテンシャルの高い選手が多いが、ようやく噛み合ってきた印象が強い。確度を高めていき、秋は1部復帰という至上命題の実現を期す。

 3連敗フィニッシュとなった中央大だったが、総じて局面のディフェンスの良さが垣間見えた内容だった。また、インサイドの柱である森(#25)が大会期間中に負傷しながらの8位は、胸を張っても良い。こちらも秋の目標は1部復帰。手応えを掴んだと言えるだろう。

写真上:今大会は刘の安定した活躍も大きかった日本大。
写真下:チームハイの16得点をマークした浅見。今年の中央大の牽引役のひとりだ。

※日本大・本村選手、中央大・渡部選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「『お前のタイミングで打って良い』と言われ吹っ切れた」
大学バスケのデビューとして十分過ぎる成績に

◆#15本村亮輔(日本大・1年・SG・土浦日大)
150510MOTOMURA.jpg6本の3Pを含め最終戦は37得点。法政大・加藤とともに3P王を獲得した。先輩たちのお陰と謙遜するが、1年生での個人賞の獲得は期待のルーキーとしては十分納得いく結果だ。一方で、ほとんどの1年生が直面する大学バスケのフィジカルには手こずっている様子も見せた。これからは一旦新人戦に向けた練習も始まる。既に「自分がリーダーシップを発揮する」と頼もしいコメントも出た。これからが楽しみな逸材だ。


—今大会の結果についてはどのように感じていますか。
「筑波と当たった時に、先輩たちはいつも以上のプレーができていて、最初は離すことができたんですけれど、自分は何もすることができなくて、足を引っ張ってしまって、そこでの敗因は自分にあるのかなと思っています」

—試合によっては、まだ良い時と悪い時がありますよね。
「高校と違って、体の当たりも強くてボールを貰うにも、いくつかスクリーンをしないと貰えないので、そこは高校とは違ったところでした。それでまだ自分のリズムを掴むことができなかったりすることもあります。波があると監督さんも使いづらいと思うので、波をなくして安定したシュート力をつけていきたいです」

—なるほど。もっと改善する余地があるんですね。
「この大会でも自分なりに課題が見つかったので、そこは自分で修復して安定した力を出せるようになりたいです」

—高校との一番の違いはどういった部分でしょうか。
「体の当たりですね。高校の時は、そこには自信があったんですけれど、大学生は一回りも二回りも違うので、大学に来てウエイトの大事さに気づきました」

—それでもこれだけ得点出来るのは凄いの一言です。
「先輩たちも1年生の自分に合わせてくれています。先輩たちがいないと点数が取れないので、自分一人で取れた点数ではないと思っています」

—先輩たちからはどんな言葉をかけてもらっていますか。
「最初に入ってきたときは、自分では気を遣ってプレーをしていて、自分のタイミングないのに打たない時もあったんですけれど、『お前のタイミングで打てば俺らがリバウンドを取るから全部打っていい』と言われて、そこから吹っ切れて自分のタイミングで打つことができました」

—下級生なので、すぐに新人戦です。そこでは少しやり方も変わると思いますが。
「この大会は先輩に頼ってしまった部分があったので、新人戦の下級生チームでは2年生もいるんですけれど、自分がリーダーシップを発揮してチームを引っ張っていくように頑張りたいです」

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「細かいことの徹底で大きなことが変わっていく」
変化しつつある中央大で、名実ともに精神的支柱に

◆#2渡部史鏡(中央大・4年・主将・G)
150510WATANABE.jpgいわゆる『カルテット』と呼ばれた3年前の4年生たちの卒業以降、思うような結果を出せていなかった中央大が、再び存在感を見せつつある。試合途中で森を欠きながらも青学大を6年ぶりに撃破した試合は、今大会の重要なハイライトの一つとなった。その後は勝てずに結果は8位となったが、局面局面で今季取り組んでいるというディフェンスの良さが垣間見えた。だが、主将は決して満足していない。ベスト8に安堵せず、チームをもっと高いレベルに引き上げていくつもりだ。


—まず、今大会の総括をお願いします。
「青学戦に向けて、それに勝つぞと言ってやってきて。去年までは良いところまで行っても結局負けてしまっていたんですけれど、今回青学に最後まで競って最後に勝ったというのは、今大会の一番の収穫だと思っています」

—照準はそこに合わせていたという感じだったんですか?
「そうですね。そこで絶対に勝って最終日まで試合をするぞというのが今回の目標でしたね」

—ただ、その後の結果が出なかったのは課題ですね。
「そうですね。森(#25)がインサイドの主力で、それが途中にケガをしてしまったのが痛かったんですけれど、でも言い訳にはできないです。でも、確かに最後の3試合の結果は残念ではあります」

—ディフェンスについては手応えを感じたかと思います。
「去年のように谷口さんや流田さんという点を取れる選手がいない分、ディフェンスで頑張ってみんなで点を取るチームにしようのが今年の目標です」

—新チームが始まってから、主にディフェンスに取り組まれていたんですか。
「そうですね。4年生と、チームとも話し合いながら、とにかくディフェンスだと言ってやってきましたね」

—青学大に勝って、自信もついてきたのではないですか。
「でも残り3試合の結果から見ると、もう一段階上のディフェンスはやれるなと感じています。せっかく前から当たっているのに、ハーフに戻ってきたらハーフのディフェンスがまだまだで。なおかつリバウンドを取ることもディフェンスだと思うので、そこからブレイクが出せれば、もっと良い結果になると思います」

—キャプテンという立場になって、チームを変えようという意識でやってこられていると思います。
「去年から『チェンジ』というテーマで、去年はヘッドコーチも中山さんから荻野さんに変わって、ユニフォームも変わったということもあったんですけれど。今年は大きく何かを変えようということではなくて、細かい部分で頑張ることだとか、とにかく一生懸命やるとか、細かいことを徹底していって、そうすることで大きなことが変わっていくんじゃないかと思っています」

—変わってきたという実際の手応えはいかがでしょうか。
「去年よりはみんなだいぶ意識も変わってきて、ウエイトだったりシューティングだったりで、変わってきていると思います」

—今後の3か月、リーグ戦まではどのように過ごしていきたいですか。
「今日の試合では失点が多かったです。自分たちは100点とか取れるチームではないので、ディフェンスでコツコツ頑張って、ロースコアゲームで勝つようにしたいと思います」


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