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2007.09.29 (Sat)

9/29 関東大学1部リーグ 第4週 第1戦

青山学院大88(29-14,23-9,19-15,17-26)64専修大
0923minatoya.jpg1敗で1位を守る青学大。この日は3勝3敗ながら波に乗ったら強い専修大と対戦した。試合序盤は専修大#20張(1年・C)、#28能登(3年・F)ら自慢のインサイド陣がリバウンド、得点でも力を発揮。#22鈴木(3年・G)も苦手なフリースローを沈めて好調かと思われた。しかし青学大も#15広瀬(4年・F)、#10小林(2年・F)らが得点し、ケガの#1熊谷(4年・F)に変わってスタートとなった#23湊谷(1年・F)も得点に絡んでいく。しかし専修大のエース#32喜多川(4年・G)が立て続けにファールし、1Qの残り3分で3つまで記録してしまうと、リズムがおかしくなった。攻撃できない専修大に対して青学大は一気に得意の速攻で攻めていく。専修大はゾーンを敷いて対抗したが、#12渡邉(2年・G)に2本連続3Pを決められてしまい効果のないまま29-14で1Qを終了。
この1Qが全てだった。専修大は3Pを決められ続け、速攻を出されてもゾーンをやめない。前半を終えたところで52-23とダブルスコアを記録。後半はゾーンをやめるが、#32喜多川は結局5ファールで退場。#55横村(4年・F)がアウトサイドで追い上げようとするが乱発に終わり、終盤青学大がベンチメンバーに交代してもその差は詰まらないまま試合終了となり、青学大はいともあっさり1勝を手に入れた。
写真:シュートにいく湊谷。



慶應義塾大75(26-24,16-19,11-28,22-17)88日本体育大
0929maniwa.jpg#4加藤(4年・G)、#7岩下(1年・C)、#19田上(2年・F)を次々ケガで欠いた慶應大。この日は佐々木HCも不在という厳しい状況での試合となった。一方日本体育大もバックアップガードだった#12堀田(2年・G)が骨折、ともに精神的にも追い込まれている。
序盤リードしたのは慶應大。#9香川(4年・F)のミドル、#17小林(2年・GF)の速攻などで一気にリズムを作ると、#6小松(4年・G)も果敢に攻めてフリースローを獲得。これをきっちり決めていく。一度は10点差がつくが、日体大は#27眞庭(3年・F)、#34小沢(3年・F)らがディフェンスの隙をついて得点、1Qは#34小沢のブザービーター3Pで2点差に戻した。
2Qも慶應ペース。ディフェンスで厳しく守り、速攻も出して先週とは違う姿を見せる。日体大はなかなか得点チャンスがないが、#34小沢は好調で、3Pで離されない。しかし中盤を過ぎると慶應大は笛の判定に振り回され、リズムを崩してしまう。慶應大はドライブをかけても全くファールをもらえない状態となり、オフェンスファールも続出。その隙をついて日体大が得点を重ねて慶應大を引き離し、3Qが終わった時には53-71という差に。4Qもそのまま一進一退、共にファールが込み、苦しい状態ではあったがアウトサイドの確率を保った日体大がそのまま勝利した。
審判の判定は絶対であるが、中盤はその判断基準はどこなのか理解に苦しむ試合であった。観客からも疑念の声が上がるとなると、単なるファウルトラブルでは片づかない後味の悪い試合だったといわざるを得ない。
写真:眞庭は32得点と爆発。



東海大90(17-14,21-16,25-9,27-26)65早稲田大
09296abe.jpgこの日屈指の好カードとなるはずであった東海大と早稲田大。しかし試合は期待を大きく裏切るものとなった。先週、宿敵慶應大に連勝しようやく軌道に乗ったと思われた早稲田大だったが、この日のFG%は東海大が50%を越えているのに対しわずか27.8%。これだけシュート確率が悪くディフェンスも崩壊しては勝てる理由を探すことなど不可能に近い。早稲田大を完璧に抑えた東海大はまた一歩着実に優勝に近づいた。早稲田大は明日の第2戦での巻き返しが期待される。

序盤から早稲田大は得点ランキングで断トツの首位独走中の#7近森(4年・PF)が積極的に攻める。シュートこそなかなか決まらないが、マッチアップの東海大#62長野(3年・PF)を早々に2ファウルに追い込み、ベンチに退く。それでも東海大は#24古川(2年・F)、#33西村(3年・PG)、#29嶋田(2年・C)の三本柱が順調に点を重ねゲームを作っていく。バランスの取れた東海大のオフェンスに対し、早稲田大は良くも悪くも近森頼みの状態が続くが、1Q終盤に#7近森、#17山田(2年・F)の連続3Pで食らい突く。2Qに入ると、東海大が#33西村、#1石谷(4年・F)の得点で7点差を付けるが、早稲田大も#4管川(4年・F)、#7近森で点差を詰める。東海大が離しては早稲田大が詰める展開が続き、均衡は破られることなく早稲田大の8点ビハインドで後半へ。

勝負を決したのはこのQだった。東海大は早稲田大のターンオーバーから速い展開で得点に繋げるとあっという間に点差を二桁に乗せる。その間にも早稲田大のオフェンスは空回りを続け点差は開いていく一方。早稲田大は次々にシュートを落としこのQわずか9点。3Q終了時点で24点差を付けられた早稲田大はその後反撃に出ることなく終了のブザーを迎え、痛い黒星をまた一つ増やした。
写真:レイアップで切れ込む安部。

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◆松野正監督(早稲田大)
今年は4年生を主体にメンバーも充実し優勝候補と目された早稲田大。しかし蓋を開けてみれば勝率5割をさまよっている。低迷の理由はバランスを失ったオフェンスとリーグを通して一貫性の無い選手起用などではないだろうか。松野監督の言葉からはチームの明確なビジョンが見えてこない。

―なぜこれほどまで点差がついてしまったのでしょう?
「んー、なぜでしょうね?(苦笑)やっぱり力の差があったからじゃないですかね」

―点が獲れてないですね。
「点が獲れないっていうのは力がないっていうことだと思うんですね。とにかくオフェンスがうまくいかなかった。だから見ていてわかるかと思いますが、(東海大が)きっちりとしたディフェンスだったので点数が入れられなかったということですね」

―近森選手(#7)以外が点を獲れてないですね。
「まさにその通りでね。だから近森以外が点を入れるとうちは結構強いんですよ」

―春に比べると得点のバランスが悪くなっているように思いますが。
「いや、いい試合と負けた試合っていうのはね、みんなそういう試合なんですよ」

―選手の起用が春と比べると変わりましたが。
「スタメンが最初の試合は一年生を入れたっていうことで春とは違うけど。春はまだ1年生を使えるレベルじゃなかったんでね、入れなかっただけで。秋になったら一年生を入れられると。でも今日の試合なんかも春と一緒ですよ」

―赤沼選手の起用が減りましたが。
「やっぱり山田が復活したので余分に出さなきゃいけないのと、このところちょっと調子を崩している、そういうところですね」

―シュート確率が悪いですが、これはシューター陣の調子が良くないということでしょうか?
「そうですね」

―今日の反省は?
「ズルズルとね、辛抱しなきゃいけない時間に辛抱できないで離されていくっていうかね。うちの悪いパターンが出たんじゃないかなと」

―春の準優勝チームがリーグで勝てないというのはこちらとしては予想外という印象なのですが。
「でもね、みなさんそう言うかもしれないですけど、春も要は1部のチームには法政に勝っただけなんですよ。法政に勝ってたまたま関東学院がこっちのプランに当たって、それで勝っただけでね。他のチームとは全然戦ってないんですね。だから春は準優勝したけれど、みなさんがおっしゃるそれだけの力があるっていうのは本来ね…法政が弱いとは言わないですけど、法政に勝っただけですから。だから春よりも力が落ちたとかそういうことじゃないんですね」

―明日への修正点は?
「細かいことを言うと色々ありますが、気持ちの面を切り替えてもう一度ぶち当たるっていうことですかね」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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