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2013.02.23 (Sat)
【その他の試合】白熱の展開となった千葉選抜VS市立船橋
千葉の大学4年生が市立船橋と千葉ジェッツの前座で対戦
終盤まで白熱した展開で会場を盛り上げる
千葉をホームタウンとするbjリーグ所属の千葉ジェッツ。1月13日に船橋アリーナで行われたホームゲームにおいて、前座試合として千葉にゆかりある高校生と大学生の試合が行われ、千葉のバスケットボールファンを楽しませた。
前座試合のカードは千葉の雄・船橋市立船橋高等学校VS千葉出身の大学4年生による混成オールスターによる千葉選抜。また、千葉出身ではないものの、流山市にキャンパスを置く江戸川大の選手もそのメンバーとして参加。日本体育大学の藤田HCがチームの指揮を採った。7分4Qで行われた試合は後半に市立船橋が逆転して1点を争う勝負となったが、最後は大学生チームが再逆転し、手に汗握る試合となった。
開場間もなく、午前中の試合開始ながら船橋アリーナには多くの観客が集まった。少し光を落としたほのかに暗いアリーナのセンターコート。中央に千葉ジェッツのロゴが浮かび上がり、音楽が流れる。学生の公式戦とは異なる雰囲気の中で始まった試合は、立ち上がりからアウトサイドが良く決まった市立船橋に対し、千葉選抜は#76星野(筑波大・SF)が2本の3Pで流れを作った。その後も#75和田(大東文化大・G)が速攻からバスケットカウント、#1粂川(江戸川大・G)もスティールから#75和田へつなぐなど勢いある攻撃を続け、1Qは26-17と先行。しかし選手をまとめて一気に変えていく市立船橋は的を絞らせず、2Qには39-33と追い上げを見せる。
3Qになるとリードしていた千葉選抜は得点を伸ばせず、じわじわと追い上げられた。市立船橋は試合を通じてミドルシュートが好調で、残り30秒に#6中川の3Pで52-54と逆転。2点リードで4Qへ入ると最後まで一進一退の攻防が続く形となった。千葉選抜は最終Qになって#14渡邉(中央大・F)の3Pがようやく決まり、波に乗りたいところ。しかし市立船橋もシュートが好調。194cmある#15山本健太へのアリウープパスがゴール下に通るなど、見せ場も作り、1点を争う好勝負となる。残り1:45で市立船橋は#5山本大貴のシュートで63-64とリード。しかし千葉選抜も残り1分で#75和田が返し、65-64。残り30秒、千葉選抜のシュートが外れ、市立船橋#6中川の速攻で65-66と再度市立船橋がリードを奪い返す。勝負は最後のプレーに託された。残り8.4秒、#75和田のシュートで千葉選抜が67-66と再び返し、タイムアップ。千葉選抜が逆転されながらも最後は大学生の意地を見せて1点差で勝利をもぎ取った。
試合後は両チームで集合写真を撮影。星野、和田、三富(明治大)らは市立船橋のOBでもあり、後輩に声を掛けるシーンも。船橋アリーナのメインコートで試合をすることは高校時代にもなかった体験、と参加した選手からはこの場所で昔からの仲間と試合ができたことを喜ぶ声が聞こえた。
写真上:千葉選抜のスタメンは#76星野(筑波大)、#75和田(大東文化大)、#15三富(明治大)、#16横山(日本体育大)、#28林(日本体育大)。
写真下:終盤、ゴール下を割っていった中央大・渡邉。
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「高校時代のメンバーと久しぶりにバスケを楽しめた」
後輩の勢いに負けず貫禄あるプレーで勝利
◆#75和田保彦(大東文化大・4年・G)
スタメンとして出場し、攻撃をリード。決勝点も決めた。市立船橋出身ということもあり、好勝負をした後輩の活躍や成長ぶりにも驚きつつ喜びを見せた。
「船橋アリーナのコートは高校時代でも半面とか1/3しか使ったことがないんです。メインコートで前座試合ができると聞いてびっくりしました。最初は緊張したけれど、途中からとても楽しくできましたね。今日は自分の調子も良かったし、高校の時に一緒にやっていたメンバーと久しぶりにやれたのも良かったです。小山(大東大・市立柏出身)が就活の関係で参加できなかったのは残念ですが、実は前日にメンバーが集まって練習もしたんです。“勝つつもりで行こうよ”とみんなの意見が一致して。でも一番強く言っていた星野が来なかったんですけどね(笑)。
後輩も自分たちの時とは違って、しっかりしているというか、イージーなミスもなかったしチームに厚みが出ている気がしました。強くなった印象があります。でも今日は1点差でしたけど先輩の意地を見せられて良かったです。
千葉の仲間は高校の国体のメンバーともかぶってますけど、仲が良くて大学に入っても千葉に帰ればみんなで集まったり、顔を合わせる機会は多かったんです。でもバスケをする機会はこれまでなかったですね。だから良い記念になりました。競って見せ場も作りましたしね(笑)」
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また、午後からはメインイベントの千葉ジェッツ対埼玉ブロンコスの試合が行われ、98-66でホームの千葉ジェッツが快勝。前座試合、メインゲームともに千葉のファンを存分に楽しませた1日となった。
多くのプロチームが地元密着でファン開拓を続けている。学生とのコラボレーションも観客の興味を惹きつけるには一役買うはずだ。今後もこうした催しの企画で、カテゴリを問わないバスケット全体の盛り上がりを期待したい。
写真:千葉ジェッツは新年度に入って好調。高い勝率を維持している。
※試合の写真は「続きを読む」へ。
立ち上がりの3Pで魅せた筑波大・星野。
好調な様子を見せ、ゲームを引っ張った大東文化大・和田。
駒沢大・鈴木も3Pをしっかり決めた。
力強さが目立った明治大・三富。
3P、ゴール下と活躍した中央大・渡邉。
シュートを打つ日本体育大・竹中。
体を張ったプレーで高校生に対峙した日本体育大・横山。
小気味よい動きでコートをかき回した江戸川大の粂川。
江戸川大からはもう一人、主将の臼井も参加。
筑波大・高梨は思い切りのいいドライブを見せた。
東京成徳大主将の金子。幕張総合出身。
今年度は学生コーチとして働いた日本体育大の林も今日は選手としてプレー。ゲームをするのを心底楽しんでいるようだった。
千葉選抜のベンチ。
先輩相手にリードし、市立船橋のベンチも盛り上がる。選手たちが笑顔を見せた。
終盤、得点を決めてベンチとハイタッチしていく和田。
際どい勝負を制し、喜び合う千葉選抜。
勝利し、両手を突き上げる林。一番うれしそうだった。
千葉選抜。
最後は市立船橋と一緒に集合写真を撮影。
終盤まで白熱した展開で会場を盛り上げる
千葉をホームタウンとするbjリーグ所属の千葉ジェッツ。1月13日に船橋アリーナで行われたホームゲームにおいて、前座試合として千葉にゆかりある高校生と大学生の試合が行われ、千葉のバスケットボールファンを楽しませた。
前座試合のカードは千葉の雄・船橋市立船橋高等学校VS千葉出身の大学4年生による混成オールスターによる千葉選抜。また、千葉出身ではないものの、流山市にキャンパスを置く江戸川大の選手もそのメンバーとして参加。日本体育大学の藤田HCがチームの指揮を採った。7分4Qで行われた試合は後半に市立船橋が逆転して1点を争う勝負となったが、最後は大学生チームが再逆転し、手に汗握る試合となった。
開場間もなく、午前中の試合開始ながら船橋アリーナには多くの観客が集まった。少し光を落としたほのかに暗いアリーナのセンターコート。中央に千葉ジェッツのロゴが浮かび上がり、音楽が流れる。学生の公式戦とは異なる雰囲気の中で始まった試合は、立ち上がりからアウトサイドが良く決まった市立船橋に対し、千葉選抜は#76星野(筑波大・SF)が2本の3Pで流れを作った。その後も#75和田(大東文化大・G)が速攻からバスケットカウント、#1粂川(江戸川大・G)もスティールから#75和田へつなぐなど勢いある攻撃を続け、1Qは26-17と先行。しかし選手をまとめて一気に変えていく市立船橋は的を絞らせず、2Qには39-33と追い上げを見せる。
3Qになるとリードしていた千葉選抜は得点を伸ばせず、じわじわと追い上げられた。市立船橋は試合を通じてミドルシュートが好調で、残り30秒に#6中川の3Pで52-54と逆転。2点リードで4Qへ入ると最後まで一進一退の攻防が続く形となった。千葉選抜は最終Qになって#14渡邉(中央大・F)の3Pがようやく決まり、波に乗りたいところ。しかし市立船橋もシュートが好調。194cmある#15山本健太へのアリウープパスがゴール下に通るなど、見せ場も作り、1点を争う好勝負となる。残り1:45で市立船橋は#5山本大貴のシュートで63-64とリード。しかし千葉選抜も残り1分で#75和田が返し、65-64。残り30秒、千葉選抜のシュートが外れ、市立船橋#6中川の速攻で65-66と再度市立船橋がリードを奪い返す。勝負は最後のプレーに託された。残り8.4秒、#75和田のシュートで千葉選抜が67-66と再び返し、タイムアップ。千葉選抜が逆転されながらも最後は大学生の意地を見せて1点差で勝利をもぎ取った。
試合後は両チームで集合写真を撮影。星野、和田、三富(明治大)らは市立船橋のOBでもあり、後輩に声を掛けるシーンも。船橋アリーナのメインコートで試合をすることは高校時代にもなかった体験、と参加した選手からはこの場所で昔からの仲間と試合ができたことを喜ぶ声が聞こえた。
写真上:千葉選抜のスタメンは#76星野(筑波大)、#75和田(大東文化大)、#15三富(明治大)、#16横山(日本体育大)、#28林(日本体育大)。
写真下:終盤、ゴール下を割っていった中央大・渡邉。
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「高校時代のメンバーと久しぶりにバスケを楽しめた」
後輩の勢いに負けず貫禄あるプレーで勝利
◆#75和田保彦(大東文化大・4年・G)
スタメンとして出場し、攻撃をリード。決勝点も決めた。市立船橋出身ということもあり、好勝負をした後輩の活躍や成長ぶりにも驚きつつ喜びを見せた。
「船橋アリーナのコートは高校時代でも半面とか1/3しか使ったことがないんです。メインコートで前座試合ができると聞いてびっくりしました。最初は緊張したけれど、途中からとても楽しくできましたね。今日は自分の調子も良かったし、高校の時に一緒にやっていたメンバーと久しぶりにやれたのも良かったです。小山(大東大・市立柏出身)が就活の関係で参加できなかったのは残念ですが、実は前日にメンバーが集まって練習もしたんです。“勝つつもりで行こうよ”とみんなの意見が一致して。でも一番強く言っていた星野が来なかったんですけどね(笑)。
後輩も自分たちの時とは違って、しっかりしているというか、イージーなミスもなかったしチームに厚みが出ている気がしました。強くなった印象があります。でも今日は1点差でしたけど先輩の意地を見せられて良かったです。
千葉の仲間は高校の国体のメンバーともかぶってますけど、仲が良くて大学に入っても千葉に帰ればみんなで集まったり、顔を合わせる機会は多かったんです。でもバスケをする機会はこれまでなかったですね。だから良い記念になりました。競って見せ場も作りましたしね(笑)」
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また、午後からはメインイベントの千葉ジェッツ対埼玉ブロンコスの試合が行われ、98-66でホームの千葉ジェッツが快勝。前座試合、メインゲームともに千葉のファンを存分に楽しませた1日となった。
多くのプロチームが地元密着でファン開拓を続けている。学生とのコラボレーションも観客の興味を惹きつけるには一役買うはずだ。今後もこうした催しの企画で、カテゴリを問わないバスケット全体の盛り上がりを期待したい。
写真:千葉ジェッツは新年度に入って好調。高い勝率を維持している。
※試合の写真は「続きを読む」へ。
[続きを読む]
立ち上がりの3Pで魅せた筑波大・星野。
好調な様子を見せ、ゲームを引っ張った大東文化大・和田。
駒沢大・鈴木も3Pをしっかり決めた。
力強さが目立った明治大・三富。
3P、ゴール下と活躍した中央大・渡邉。
シュートを打つ日本体育大・竹中。
体を張ったプレーで高校生に対峙した日本体育大・横山。
小気味よい動きでコートをかき回した江戸川大の粂川。
江戸川大からはもう一人、主将の臼井も参加。
筑波大・高梨は思い切りのいいドライブを見せた。
東京成徳大主将の金子。幕張総合出身。
今年度は学生コーチとして働いた日本体育大の林も今日は選手としてプレー。ゲームをするのを心底楽しんでいるようだった。
千葉選抜のベンチ。
先輩相手にリードし、市立船橋のベンチも盛り上がる。選手たちが笑顔を見せた。
終盤、得点を決めてベンチとハイタッチしていく和田。
際どい勝負を制し、喜び合う千葉選抜。
勝利し、両手を突き上げる林。一番うれしそうだった。
千葉選抜。
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