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第67回関東大学バスケットボール選手権大会
決勝は3連覇を目指す筑波大vs17年ぶりにファイナルに進んだ中央大

2018.05.03 (Thu)

【2018トーナメント】5/3 準々決勝 大東文化大VS東海大

インカレ覇者・大東文化大が
余裕のある試合運びでベスト4へ


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写真:アビブのダンクにベンチも盛り上がった。

 昨インカレ覇者の大東文化大と、大学界を牽引する存在である東海大が準々決勝で対戦した。両者シュートが入らない立ち上がりとなるが、ここを先に抜け出したのは大東大。#12熊谷(4年・PG)がドライブで東海大ディフェンスを切って得点すると、高い位置からのディフェンスを展開し、#91ビリシベ(4年・PF)のスティールや3P、#15モッチ(3年・C)のゴール下へのシュートへとつなげた。東海大は#15モッチに阻まれてインサイドでの得点ができずに停滞。全体ではロースコア展開となり、1Qは16-11。

180503kumagai2.jpg 2Qも大東大は上からのプレスが機能する。東海大のミスを誘うと#81後藤(3年・SG)の3Pを始め次々と得点し、一気に10点差。東海大はファウルが続いて波に乗れず、#0寺嶋(3年・PG)が3P、速攻と唯一気を吐くプレーぶりを見せる。大東大は#15モッチをベンチで休ませるが交替した#39アビブ(1年・C・北陸)がバスケットカウントを獲得するなど、流れは切れない。東海大は激しいディフェンスを展開し、#0寺嶋、#11大倉(1年・SG・北陸学院)のバスケットカウントなども出るが、前半は38-29と大東大リードとなった。

 後半3Q、#91ビリシベのオフェンスリバウンドからの得点、#2飴谷(2年・SF)のオフェンスリバウンドなど、立ち上がりも勢いが切れない大東大に対し、東海大はフリースローを2本落とすなど、流れに乗り切れない。しかし大東大にファウルが続くと#10鶴田(4年・C)、#22笹倉(3年・PG)の得点で残り3分になって5点差に詰め寄った。だが大東大も焦らない。#2飴谷がオフェンスリバウンドから得点し、#12熊谷が追撃を断ち切るように3Pを沈めると、50-41として3Qを終了。

 4Qの立ち上がり、大東大は#81後藤が2本のアウトサイドと#15モッチへのアシストを決め、一気に点差を17とする。東海大は追い上げの起点が作れず、アウトサイドも決まらない。大東大はその後も得点を重ね、最後は#39アビブがダンクを見せて70-53で試合終了。ベスト4へと進んだ。

 大東大は出足から落ち着いており、余裕を持った試合運びだった。熊谷、モッチに注目が集まりがちだが、それ以外の選手の底上げができてきている印象があり、ベンチメンバーも仕事をこなしたのはインカレ決勝での展開が蘇るようだった。かつてない安定感が垣間見える印象だが、これを次の準決勝以降でも発揮できるかどうかに注目したい。

180503terasima2.jpg 東海大はリバウンドで37対55と大東大に大差をつけられた。さらに2-2-1のプレスに対応しきれず、ミスを頻発。リバウンドが取れず、さらにプレスでボール運びを停滞させられれば、いかにスピードある寺嶋らでも走って得点することはできず、単発の得点が続いた。余裕のなさからかアウトサイドも入らなかった。「これが今の実力」という陸川監督だが、有力な選手を多く抱えるだけに課題をどう突破していくのかシーズンを通して見ていきたい部分だ。

写真上:大東大は要所をピシリと締める熊谷のプレーがあるからこそ、チームが崩れない。
写真下:唯一の2桁得点をマークした東海大・寺嶋。3Pは4/4と確率も良かったが、一人の活躍では苦しい展開を打開できず。

※大東文化大・後藤選手のインタビュー、試合の写真は「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「プレーでもっとチームを引っ張っていきたい」
上級生としての自覚を持って3年目に挑む

◆#81後藤大輝(大東文化大・3年・SG)
180503goto2.jpg3年目となり安定感が出てきた。この試合、11得点。東海大の追撃を振り切るように決めた3本の3Pでチームを大いに盛り上げた。また、得点力だけではなくディフェンスにも注目だ。チームとしてのディフェンスも良かったが、「自分はディフェンスの選手」という後藤の身体を張った守りも見事だった。次の試合での働きにも期待したい。


―試合を振り返って。
「オフェンスよりはディフェンスとリバウンドを徹底しようというのが第一にあって、特にシューターの西田(#19)のところを止めようとチームで話し合って試合に入りました。あとは東海大はセンター陣が強いプレーをしてくると思ったので、モッチ(#15)だったりにストレスをかけないでヘルプだったりディフェンスから流れを作って、インサイドでしっかりプレーできるようにとやっていました」

―確かにヘルプのところの集中は良かったですね。
「ディフェンスでもオフェンスでもセンター陣へのヘルプは考えていました。寄りすぎると東海大にはシューターも多いので、そのバランスを考えて集中していました」

―後藤選手は途中からの出場になりますが、今日は気持ちよく3Pも決まりましたね。
「1試合目から狙ってはいたので、あとはガードとセンターに合わせるというのを考えながらやっていました。それでいいパスをもらえたのであとは打つだけでしたね」

―3年生になり、かなり存在感も出てきた印象です。
「プレーでもっとチームを引っ張っていきたいというのがあるので、少しは今日貢献できたのかなと思います」

―インカレで勝ってからチームの雰囲気は変わりましたか?
「勝ったから何か気持ちが大きく変わったということはありません。やることをしっかりやるというのはこれまでと同じなので。それはチームで一つひとつやろうとしています」

180503goto.jpg―2部時代からトーナメント大会では1部と対戦しても今ひとつ足りない、という部分も散見されましたが、今はもう互角かそれ以上、というところまでチームがレベルアップしてきましたね。
「そうですね。2部のときは体のぶつかり合いだったりプレーの質だったりがある程度低くても戦えました。しかし1部では細かいところの精度が勝負に関わってきます。そこは練習中からチームで精度を上げていこうとやってきています」

―交替も多くプレータイムをシェアしていますが、それでもベンチメンバーがしっかり活躍しているのは大きいですね。
「それはHCから交替メンバーの存在が大切と言われています。自分も後から出ていく選手ですし、後から出ていって少しでも貢献したいという気持ちは強いですね。それが活躍につながっていると思います」

―個人的にはさらに上げていきたいというのはどこでしょうか?
「自分はディフェンスを頑張ることを一番の目標にしているので、ディフェンスでチームの流れを作れたらいいなと思っています」


【GAME PHOTO】

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春はヨーロッパでトレーニングを行っていたモッチ。上半身の厚みが増し、さらに力強くなって東海大のインサイドをものともしないプレーぶりだった。


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「モッチにストレスを与えないプレーを心がけた」という後藤。同期として互いに通じるものも多いだろう。


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ファウルが増えてしまったが、1Qでスティール、3Pと攻守で見せてチームを乗せたビリシベ。


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ビリシベに代わってコートに入った飴谷はリバウンドで貢献。昨年1年生で唯一ベンチ入りしていた選手でもあり、ここからの伸びが楽しみ。


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終盤に中央突破でダンクを見せたルーキーのアビブ。


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セカンドガードの中村。3年生となり、さらに飛躍を期待したい。


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ディフェンスの虚を突いて抜群のタイミングで切れ込んでいく熊谷。


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モッチの力強さには平岩も苦戦。


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鶴田は外からのシュートも狙っていった。


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笹倉は5点と、得点面では伸びなかった。


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今年度の注目ルーキー、大倉颯太は15分の出場で7得点。ひきつけてのパス、ファウルをもらいに行くシュートなど、判断力が良くセンスが光った。




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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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