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関東大学バスケットボール新人戦 拓殖大が1992年以来の優勝
西日本インカレは近畿大が優勝

2018.05.01 (Tue)

【2018トーナメント】5/1レポート

ベスト16を懸けた戦いで
日本体育大が激闘の末に早稲田大を下す


180501takahashi.jpg 関東大学バスケット選手権はいよいよ1部校が登場。駒沢屋内球技場と大田区総合体育館にて合計16試合が行われ、一気にベスト16までチームが絞られた。今年は8位以下の順位決定戦が行われないため、ここからベスト8に残ったチームだけが最終日まで試合を戦うことになる。勝負のかかる一戦が続く。
Aブロック…筑波大学、明星大学、青山学院大学、拓殖大学。
Bブロック…大東文化大学、国士舘大学、駒澤大学、東海大学。
Cブロック…日本体育大学、日本大学、明治大学、中央大学。
Dブロック…専修大学、神奈川大学、法政大学、白鴎大学。

写真:高さ、攻撃力ともに充実してきた青山学院大は今大会注目のチーム。次は拓殖大に挑む。高橋らビッグマンの活躍が必須だ。


【駒沢屋内球技場】

1部校を中心に順当に勝利を挙げベスト16へ

 この日は1~3部校での対戦となり、概ね差のつく内容となった。

180501toba.jpg 1部の明治大は2部の慶應義塾大と対戦。インサイドのメンバーが卒業して苦しい慶應大に対し、サイズで勝る明治大が立ち上がりから簡単にシュートを決めていき、1Qで30-6と大差をつけた。慶應大は2Qも序盤は苦しい状態が続くが、明治大が控えメンバー主体になったことでオフェンスが容易になり、アウトサイドが入り始めて追い上げ。#9山﨑(3年・G)の3Pや速攻、#10高田(3年・G)のスティールなどもあって41-36と追い上げて前半終了。しかし後半3Qの立ち上がりでスタメンに戻った明治大に簡単にシュートを決められ、再び点差が開いた。結局3Qに34得点を挙げた明治大がその差を守り、94-73で試合終了。次に駒を進めた。今季の明治大はゴール下で身体を張れる#28今川(4年・PF)、高い機動力で内外からプレーできる#10須藤(3年・SF)、高確率のアウトサイドを狙える#24森山(4年・PF)、#3綱井(4年・SG)ら経験ある選手が残る。次の中央大戦で勝利し、ベスト8に残れるか。

 今季1部昇格の神奈川大と2部の江戸川大の対戦は1Q、江戸川大が3-20と出遅れるが2Qにゾーンで神奈川大のオフェンスを阻止するとアウトサイドも入って追い上げ、前半は23-33と10点差。3Q、神奈川大は再び激しいディフェンスを見せ、点差を20に。その後もリードを守り43-71で勝利。江戸川大は#12オウマ(3年・C)がベンチ入りせず。昨年とは主力がガラリと変わった中での戦いだった。一方の神奈川大は#30松岡(4年・PG)、#34工藤(4年・PF)、#75小酒部(2年・SF)ら昨年インカレでも好プレーを見せた選手が残り、今年は1部挑戦の年でもある。次はサイズのある専修大相手だが、ベスト8の壁を突破できるかどうかに注目だ。

 そのほか、拓殖大、国士舘大、青山学院大、専修大は立ち上がりから余裕を見せてベスト16入り。中央大、大東文化大は立ち上がりでそれぞれ点の取り合いとなるが次第に地力を見せて埼玉工業大、東洋大の2部チームを振り切った。

写真:慶應大は山﨑が次々と3Pを沈めたが総合力では明治大が上だった。


【大田区総合体育館】

日本体育大が早稲田大を1点差で撃破
昨年同様早稲田大は初戦で姿を消す


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 大田区会場では上位校が下馬評通りに勝利を挙げたが、この日一番の目玉となったのは、昨年一気に3位まで駆け上がった日本体育大と、その日体大に初戦敗退を喫して雪辱に燃える早稲田大の一戦だった。

 立ち上がりは日体大のリズム。#50バム(1年・C・福岡第一)のオフェンスリバウンド、#24土居(2年・F)、#3大浦(3年・SG)の3Pと続く。しかし一方でファウルも続いてしまい、#50バムが開始5分で2つの笛を吹かれ早々にベンチへ。早稲田大は#26富田(4年・C)がゴール下での上手さを見せ、3Pも沈めると1Qは14-16と早稲田大2点リードに成功。2Q、早稲田大は#27濱田(4年・F)が2本目の3Pを決め、#41小室(2年・C)もゴール下を決めて立ち上がり2分で7点リード。しかし日体大も戻った#50バムのほか#24土居、#64井出(4年・PG)に続き、#3大浦がゴール下に切れ込んでのレイアップを決めて追いつくと、#64井出、#24土居のスティールも出て逆転。早稲田大は引き離されそうなところを#13長谷川(4年・G)、#26富田がつないでQの終わりに#13長谷川の3Pが沈むと33-30。今度は日体大が3点のリードで前半を終えた。

180501ooura.jpg 後半、#24土居の3Pに始まった3Q、日体大は#3大浦が圧巻の活躍を見せる。スペースを縫って放った3PはこのQだけで4本が沈み、大歓声。ゴール下の#50バムへのアシストも連続で通り、日体大が最大18点のリードに成功する。早稲田大は焦りが出たかシュートがことごとく外れていく。ただし、残り3分からプレスが機能し、日体大がミスを続発する間にじわじわと追い上げ、フリースローや#7宮本(1年・C・桐光学園)、#8津田(1年・F・洛南)ら1年生のシュートで66-55と11点差まで戻して3Q終了。

 勝負の4Q、3Q終盤からの流れで勢いづいた早稲田大はここで#41小室、#8津田、#13長谷川、再び#41小室と4本の3Pが決まると開始3分で逆転に成功。日体大は開始3分で#32フェイ(4年・C)がゴールした以外は沈黙してしまう。さらに3Q終盤に#50バムが4ファウルになったのに続き、徐々にファウルトラブルが厳しくなっていき、残り6分で#45河野が退場に。残り3分、早稲田大は#27濱田のフリースローで68-75と最大7点のリードに成功。日体大は7分間で2得点とかなり長い我慢の時間を過ごすことになった。しかし、勝負はまだここからだった。日体大は#45河野に交替した#54津田(3年・C)の連続3Pと#96ディクソン(2年・F)のフリースローで残り2分で同点に。さらに早稲田大のターンオーバーからゴール下への#50バムへの抜群のアシストが決まると逆転に成功。早稲田大はここで切れず、#27濱田がシュートを沈め残り57.8秒で79-80の1点リードに。タイムアウトをはさみ、日体大は最後のオフェンスに懸ける。放ったシュートは外れるが、#96ディクソンが渾身のオフェンスリバウンドからのシュートで81-80。続く攻撃で早稲田大のオフェンスが決まらずこれが決勝点となり、昨年に引き続き日体大が激闘の末、早稲田大を破った。昨年は前半は42-22と日体大が20点リードし、最後まで逃げ切った試合だった。今年は大量リードからの逆転も許す苦しい展開。しかし日筑戦であとわずかだった負けを帳消しにする得難い勝利でもある。

180501hamada.jpg 昨年に引き続き初戦で日体大に敗れた早稲田大吉岡HCは「最大18点差から盛り返せたのは意味がある」としながらも「あと少し、何が足りないのかを考えないといけない」とのコメント。プレスでの追い上げには成功したが、最後はほころびが出てしまったのが惜しまれる。

 日体大は序盤からファウルが続いて苦しい時間帯もあったが、津田の3Pを皮切りにした最後の流れを持ってきた。中盤を引っ張った大浦に続き、最終盤は津田、バム、ディクソンらで制した。井出は日筑戦での言葉通りコントロールに徹しながら、大事な場面での働きでチームを支えたのも印象的だ。若返ったチームはミスもあるが、勢いがつけば強い。大きな勝利だがまだベスト16。次の日本大も高い山ではあるが、それを越えられるかどうかが楽しみだ。

写真上:昨年の怪我から完全復活とも言える大浦。内外のアグレッシブな攻撃がチームを引っ張った。
写真下:早稲田大は濱田が最後のシュートを放つが決まらず。


※日本体育大学・ディクソン選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※慶應義塾大・鳥羽選手、早稲田大・長谷川選手のインタビューは追って掲載します。

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【INTERVIEW】

「チームを波に乗せられる選手になりたい」
ムードメーカーの盛り上げ役が躍動

◆#96ディクソン ジュニア(日本体育大・2年・F)
180501dicson1.jpgベンチからの登場になるが、コートに立てば応援席から「ディクソ〜ン!ディクソーン!」と大きなコールがかかる。自他共認めるムードメーカーだろう。ファウルが混んでしまった状況で出番が来たが、それも「光栄」とポジティブに受け止める。決勝点のオフェンスリバウンドはその強心臓だからこそのたまものとも言えるかもしれない。今後も登場シーンに注目したい。


―昨年に続いて早稲田大を下しました。試合を振り返って。
「出だしは結構良かったんですが、途中で相手の勢いに飲まれかけてしまいました。でもこっちも勢いがあるチームなので、先輩たちがリバウンドなど泥臭いところを頑張ってくれて、もう一度息を吹き返すことができました。そこで最後に波に乗れましたね」

―スタメンメンバーにファウルトラブルがあって、再々の出番がありましたが、うまく乗り切りましたね。
「自分の交替選手となる土居(#24)が結構笛を吹かれがちです。自分もそうなんですが。だから普段は笛を吹かれないディフェンスを意識していて、それができたので、チームにいい形になったと思います」

―日筑戦でも途中交替でいい速攻などを見せました。ムードを変えてくれる選手という印象です。
「そういう感じに使ってもらっていますね。いいことだと思います。これからもチームが悪い流れのときに、波に乗せら得れるような選手になれたらいいなと思います」

―ピンチで出るのは嫌ではないでしょうか?
「嫌じゃやないですね。むしろいいことだと思います。嬉しいし、光栄ですね。任せられているという気持ちになりますし。空気が読めないと言われているからいいのかもしれないです(笑)」

―後半は早稲田大のプレスで苦しみましたが、ディクソン選手がボールを運ぶ場面も多かったですね。あれはガードに渡さなくてよかったのでしょうか?
「本当は自分は4番気味のプレイヤーなんですが、自分のマークだったのが1年の津田(#8)だったのでいけるかなと。ガードの先輩にもお前が運べと言われたので、それで持たされていましたが上手く行って良かったです」

180501dicson.jpg―最後のゴール下も見事でした。
「大きなプレーはできないので、地道で泥臭いプレーを高校からやってきています。それが出せました」

―バム選手(#50)がいて、その脇を狙う感じですね。
「そうです。いいところ、美味しいところを狙っていきたいです(笑)」

―チームを引っ張る4年生が抜けて今年はどう感じていますか?
「昨年は4年の3人が引っ張ってくれました。今年は学年に関係なくみんなでやって点を取るのがスタイルです。みんなも最初は不安があったと思うけど、やることをやってきて今はもうやるだけ、という気持ちになっています」

―次は日本大。これも強敵ですね。
「3Pシューターが多いチームですね。頑張りたいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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