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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.10.26 (Sun)

【2014リーグ】3部リーグ総括

上位と下位の分かれ目は紙一重の差
2部との入れ替え戦の切符は駒澤大・埼玉工業大の手に


 1部や2部とは異なる仕組みで、リーグ戦が2次ステージ制で行われる3部。まず全12チーム総当たり戦となる1次ステージを行い、その結果で上位リーグと下位リーグに分かれ2次ステージを戦う。10月26日に2次ステージ最終戦を迎え、3部リーグも2か月にわたる長い戦いに幕が下ろされた。


1歩リードした上位2チーム

 結果的に、上位2チームはやや抜け出す形となった。優勝を果たしたのは14勝2敗の駒澤大。唯一順天堂大には2敗したものの、他のチーム相手には接戦になる場面はあれど全勝し、波のない強さを見せた。スポーツ推薦での入学者は現1年生のみの若いチームだが、「下級生はうまくて能力も高いので、気持ちよくプレーしてくれればいい。自分たちはサポート役に回って、締めるところはしっかり締めることを心掛けている」(#4佐野)と、縁の下の力持ちとして働く上級生の存在も忘れてはならない。昨年の入れ替え戦で味わった悔しさを晴らすため、1年での2部復帰に燃えている。

 準優勝は、3部に昇格して2年目の埼玉工業大。現4年生が入学した年から本格的に部として強化が始まり、5部からスタートして着実に順位を上げてきた。下級生の頃からチームを引っ張ってきた#9佐藤、#0坂西も4年生となり、コンビネーションも抜群だ。特に今年は、坂西が「今年はガードを担うようになったので、チームをまとめたり慶太(佐藤)の負担を軽くしたりするのが仕事」と言うように、ポジションの変化も功を奏した。またインサイドにも、2mの#8閻が加入してチーム力がアップ。勝負の年ともいえる今年、2部昇格なるか。


力の差がなかった3位以下

141005gakushuin.jpg 今年は中位が大混戦だった。結果的に、3位〜5位には9勝7敗で東京成徳大・学習院大・順天堂大が並ぶことに。今年は入れ替え戦枠が2枠だが、これまでどおりに3枠であったならば勝負も最後まで分からなかっただろう。

 3位の東京成徳大は1次ステージ、得点源の#6真田(4年・SG)を中心にギリギリの6位で上位リーグ進出。さらに「1次ステージは競って負ける試合が多かった。リードして気を緩めてしまったのがいけなかった」(#6真田)という反省点を修正し、最終的には2次ステージの結果で順位を上げることに成功した。

 4位には、今年4部から昇格したばかりの学習院大がランクイン。「どこのチームも自分たちにとっては格上の相手なので、一戦一戦を大切に、必死にやるだけ」(#9小宮)というチャレンジャー精神で、リーグ序盤から強豪チームもいくつか破り奮闘が光った。2・3年が主力の若いチームで、インサイドの要となる小宮やガードの#6荻野ら、能力ある下級生が思い切りよくプレーしているのが特徴だ。来シーズンにも期待が掛かる。

 5位につけたのは順天堂大。昨シーズン、あと1歩のところで涙に暮れた雪辱を今年こそ果たしたかったが、「リーグ序盤から予想外の負けがこんで、そこから歯車が少し狂ってしまいました。特に3連休の3連戦を全部落としてしまったことが痛かった」(#37千葉)と、思うような結果にはならなかった。それでも、千葉や最上ら4年生は下級生の頃から「順天堂大を変えたい」とチームの悪い部分を修正しようと取り組んできた代。「外から見たらあまり変わらないかも知れませんが、僕としては順天堂のバスケ部も少し変わったんじゃないかと思います」(千葉)という4年生たちの貢献は数字に残らない部分でも大きかった。来シーズン以降、下級生がこの悔しさを晴らしてくれることを期待したい。

 6位は、近年上位リーグ常連となっている玉川大。司令塔としてチームを引っ張った#5中野は、「今までは常に上位リーグで、上との入れ替え戦に絡むのが当たり前のような感じでしたが、それがいかに当たり前のことではなくて、その年ごとにその代の4年生がどれだけ苦労して頑張ってくれていたのか、やっと分かりました」と言う。昨年まで3年連続で上位との入れ替え戦に進出していたが、今年は2次ステージでの1勝4敗も手痛く、そう簡単にはいかなかった。

写真:4部から昇格して初年度で4強入りを成し遂げた学習院大


延長戦など熱戦が相次いだ下位リーグ

141005tounou.jpg 下位リーグは例年と同じく、12位・11位が4部へ自動降格、10位、9位が4部との入れ替え戦に回る。なんとしても自動降格は避けたいところだったが、3部に昇格して1年目の上武大が12位、またケガ人にも悩まされた國學院大が11位となった。10位の関東学園大も今年から3部に昇格したチームだが、なんとか自動降格は避け、4部3位との入れ替え戦に回る。

 一方、下位リーグの中での最高順位、7位につけたのは東京経済大。1次ステージ最終戦、悔しい逆転のブザービーターで上位リーグ進出を逃したが、気持ちを切り替え2次ステージ4勝1敗の好成績で締めくくった。続く8位は山梨学院大。下との入れ替え戦も見える危ない位置にいたが、最終週の2連勝で東京農業大と8勝8敗で並び、なんとか3部残留を決めた。9位で入れ替え戦へと回ってしまったその東京農業大は、1次ステージ、あと一歩のところで上位リーグ進出を逃した強さを持ったチーム。だが2次ステージでは5試合中3試合でオーバータイムを味わい、接戦を落としてまさかの入れ替え戦行きとなった。一発勝負となる入れ替え戦では、「最上級生として、チームをまとめること、ゲームコントロールとアシストを意識してやっています」と言う絶対的司令塔#11菅野と、大黒柱の#17杉本の働きがカギを握るだろう。

写真:劇的な喜びもオーバータイムでの惜敗も味わった東京農業大

※3部リーグの写真(10/5)は「続きを読む」へ。
 

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【PHOTO】

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下級生の頃は先輩の下でのびのびプレーしていた駒澤大#6佐野(4年・SF)も、今年はチームの土台として貢献


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声を出し、積極的なプレーでチームを盛り立てる駒澤大#20米澤(3年・G)


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埼玉工業大のエース#9佐藤(4年・G)は最上級生としてチームを牽引

 
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埼玉工業大#0坂西(4年・GF)は、スティールやブロックなども得意で、ディフェンスの読みに長けた選手

 
 
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マークが厳しい中でも得点面でチームに貢献した東京成徳大#6真田(4年・SG)

 
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東京成徳大をキャプテンとしてまとめた#41中村(4年・PG)
 
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身長のそう大きくないチームの中で、屈強なセンター陣を相手に身体を張った学習院大#9小宮(2年・C)

 
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荻野(2年・G)は学習院大の躍進に欠かせない選手だ

 
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苦しむことも多かったが、豊富な経験とリーダーシップでチームを引っ張った順天堂大#37千葉(4年・PG)

 
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年々頼もしい存在となった順天堂大#33喜久山(4年・SG)

 
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玉川大は代々ガードポジションに定評のあるチームだが、#5中野(4年・PG)もその系譜を受け継ぐひとり


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ディフェンスや要所でのシュートでチームに貢献した玉川大#91門田(4年・SG)

 
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東京経済大のルーキー#23安藤(1年・F・八王子)も経験を積んだ

 
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アシストランキングでトップにつけた山梨学院大#11今井(4年・PG)


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東京農業大#11菅野(4年・F)は最後に3部残留という仕事が残る

  
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東京農業大の得点源#17杉本(4年・C)はブロックやリバウンドでも奮闘

 
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キャプテン、また司令塔として関東学園大を引っ張る#6佐藤和樹(4年・PG)

 
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身体能力の高さが光った國學院大#7丸山(4年・F)

 
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アグレッシブにゴールに向かった上武大#1安井(3年・G)

 
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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