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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.09.26 (Fri)

【2014リーグ1部】9/20,21 第7戦、8戦レポート

青山学院大が単独2位に浮上
国士舘大は5割に戻し筑波大に並ぶ

banba.jpg 2部ほどの混戦ではないが、1部もまだまだ順位は混沌としている。東海大の無敗はまだ揺るがないが、2位以下の勝敗による差は少なく、ここからどうとでも変わる可能性がある。第6戦で2位浮上の拓殖大は第7戦でまったく本来の力が出せずに3位後退。国士舘大はディフェンスの良さが光って少しずつ上向いている。第8戦では注目の青山学院大筑波大で青山学院大が勝った。上位4つまでのプレーオフにどこが進出するか、2位から中盤位の争いは見どころが多い。

写真:拓殖大・バンバをしっかりと押さえて勝利につなげた国士舘大。一定の高さがあり、原という得点源を持っているこのチームがどこまで勝率を伸ばせるかに注目だ。

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【9/20】
国士舘大が拓殖大を撃破し
上位の順位に変動が起こる


140921kan.jpg 無敗で首位を走る東海大にどこまで追いすがるか、といった構図になりつつある1部リーグ。20日には上位チームの一角が崩れ、やや動きがあった。

 2位につける拓殖大国士舘大と対戦。しかし立ち上がりから国士舘大の激しいディフェンスに阻まれて得点のチャンスを潰される展開に。国士舘大は#6伊集(4年・G)、#22原(3年・SF)の得点が面白いように決まり、1Qで8-25とする。拓殖大はインサイドの#23バンバ(2年・C)で得点できず、外も入らない。後半になってやや持ち直すが、前半の差は大きく71-86で破れ、前節で青山学院大相手に得た大きな1勝を打ち消す形で3位に後退することになった。

 その国士舘大に前節で勝利した明治大は、筑波大と対戦。この日#21笹山(4年・PG)が欠場し、#0山本(3年・PG)がスタメンガードで出場した。1Qは#51皆川(4年・PF)、#50伊澤(3年・PF)で明治大が得点。筑波大は#14坂東(4年・SG)がアウトサイドやドライブで得点し、ややリード。前半はどちらに転ぶか分からない状態だったが、3Qにじわじわと筑波大が引き離し、明治大も4Qは粘るが64-74で筑波大が勝利した。

 慶應義塾大青山学院大に挑んだが、前半の遅れが響いた。青山学院大はこれで2位浮上。東海大専修大に、法政大白鴎大に危なげなく勝利した。

写真:国士舘大・菅は今年から本格的に試合に出場しているが、攻守で安定した働きを見せている。

※筑波大・山本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【9/21】
注目の一戦は青山学院大が筑波大を下す

140921OKAMOTO.jpg この日の1部は春のトーナメント準決勝以来の顔合わせとなった青山学院大筑波大の一戦に注目が集まった。筑波大が驚異的な追い上げを見せるも、終始高い集中力を発揮した青学大がこれをねじ伏せ、1敗をキープ。白鴎大を寄せ付けなかった全勝の東海大をぴたりと追走する。次節はこの両者が激突する。拓殖大慶應義塾大に完勝して5勝目。国士舘大専修大に勝利し、筑波大と勝率で並んだ。法政大明治大は、途中まで法政大が競り合うものの、#21加藤(3年・F)がアクシデントで交代を余儀なくされ、明治大が3勝目を挙げた。

写真:ベンチスタートながら、安定した活躍を見せている拓殖大・岡本。

※21日の筑波大対青山学院大(田中選手インタビュー)、明治大・伊澤選手、東海大・中山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【9/20 INTERVIEW】

「できることを精一杯やっていく」
初のリーグ戦に真正面から挑む

◆0山本柊輔(筑波大・3年・PG)
140921yamamoto.jpg今年Bチームから上がってきた努力の選手。春のトーナメントで勢いあふれるプレーを披露し、リーグ戦でも2番手のガードとして登場し、チームを盛り立てている。3年目にして初のリーグ戦出場だが、下級生の多いチームにあって上級生としてどうすべきか、という点を考えている面も感じられる。期待はされているが、チームとしてはまだまだ荒削りな面もある筑波大。山本の活躍がチーム成長の一助となれるかにも注目したい。


―笹山選手が欠場でスタメンということになりましたが。
「金曜日の練習で急に笹山さんが出ないということになって、吉田先生にスタートで行くと言われました。緊張しないで自分にできることをやろうと。ディフェンスと、展開を早くすることを心がけてやりました」

―緊張はあった?
「やはりちょっとしましたね。なかなかというか、初めてなので。こういう舞台は。でも仲間たちが結構、練習のときも試合の前も毎回声をかけてくれて、だんだん慣れてきた感じはありますね」

―前半はお互いにうまく展開できないな、という状態の試合になりましたね。
「前半はウイング陣の坂東さんと馬場が攻めてしまったので、あそこでもう少し声をかけて杉浦や村越のインサイドとか、セットプレーを使うことができたら良かったと思います」

―前半は膠着した感じるでしたが、3Qからペースを掴めました。
「ディフェンスが効いていたというのがあって、僕は体力があるのが自分の武器だと思っているんですが、前からプレスしていったのが少しずつジャブとなって相手に効いてきて、最後は点差を離せたんじゃないかなと」

―3日前に東海大とタフな試合をしたばかりで、惜しくも負けてしまいました。2日ありましたが、チームの雰囲気はどのような感じでしたか?
「東海に負けてしまいましたが、あそこでまだまだ足りないなというのがチームとしても分かりました。最近は練習でも雰囲気は良くて、サブ組がチームを盛り上げていこう、チームを変えていこうと。メインで出ているのは下級生も多いから、引っ張っていこうという雰囲気ができていると思います」

―そこまではいい雰囲気ではなかったんですか?
「法政戦ぐらいまでは少しゆるい感じがありました。そこからベンチの上級生が雰囲気を変えていこうとしていきました。ミーティングをして良くなってきています」

―その、悪いというか、ゆるんでいた時期に法政に負けてしまって、そこから変わっていこうとやってきた訳ですか。
「そうですね。あの負けがきっかけで、変わっていこうと意識ができてきたと思います」

―3敗はしてしまいましたが、ここからという気持ちの方が強いと。
「はい。個人的にももっとできることがあると思うのでやっていきたいです」

―初の1部リーグでのプレーになりますが、リーグ戦はどうですか?
「去年までBチームでプレーしていて、社会人の人たちとの試合が多かったんですけど、リーグは僕からしたらいつもテレビとかで見ていたような人たちばかり。その中で自分が通用するプレーがあるとやっぱり嬉しいし、そのできることを精一杯やってチームに貢献できたらいいなと思います」

―吉田監督はまずはBチームで経験を積ませたというようなことを春はおっしゃっていましたが。
「上がりたいという気持ちでずっとやってきました。去年はAチームにガードが4人いたし、なかなか機会がなかったかなと思います。でもBにいたときは早く上がりたいと思っていましたが、そこで2年間試合に出ていてAに上がって試合に出てきたときに、あの2年は無駄じゃなかったなと。ゲームメイクも先生にいろいろ教えてもらっていましたが、Aに上がって初めて『こういうことなんだ』と気づく部分がたくさんあって、無駄じゃなかったなと」

―体力的には自信があるということで、ディフェンスも良い面が見えますが、他にここをもっと見せたいと言う部分は。
「個人的にドリブルとピック&ロールも武器だと思っていて、ゲームの流れが悪いときに自分が攻める場面をもう少し作って、点を取ったりアシストを増やしたりできればなと思っています」

―今日は持ち直したという感じの試合でしたが、まだ明日は青山学院大戦で気は抜けませんね。
「また明日は厳しい試合になると思います。一つひとつ頑張っていきたいです」

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【PICKUP GAME】9/21青山学院大VS筑波大
インサイドディフェンスが奏功した青学大が
筑波大を振り切る


筑波大学79(19-27,11-16,22-20,27-21)84青山学院大学

140921ANDO.jpg 春の準決勝では、青山学院大が前半17点リード。しかし、スイッチの入った筑波大が3Qに一気に逆転するという劇的な試合を演じた両者。青学大は東海大の背中にぴたりとつける1敗、筑波大は3敗で敗れれば勝率5割になってしまうという、対照的な状況でこの試合を迎えた。

 #7野本(4年・C)のセカンドショットで先制を許すも、#14坂東(4年・SG)のドライブ、#6馬場(1年・SF・富山第一)のアリウープもあって、筑波大ペースの試合かと思われたが、#0船生(3年・SF)の得点が続いてすぐに青学大がリードを得た。青学大は、特にインサイドでのディフェンスが際立ち、筑波大のオフェンスは単発に。それでも1Qで19点をマークした筑波大だが、青学大は#7野本のバスケットカウントや#9安藤(2年・SG)の速攻が随所に出るなどで、筑波大を8点リードして2Qへ。青学大の勢いはここで更に加速。#11田中(3年・F)の得点が続いて、二桁の点差に乗せる。筑波大は、1Q終盤から前節欠場している#21笹山(4年・PG)を投入するが、得意のトランジションの展開が出せない。#17杉浦(1年・PF・福大大濠)が要所でタフショット、#21笹山も3Pを沈めていき追いすがるが、ディフェンスでしっかり足の動いた青学大ペースのまま試合は進み、13点差で前半終了となった。

140921BANDO.jpg 3Q、筑波大は#14坂東の3Pで反撃の狼煙を上げたかに思われたが、主導権は変わらず青学大が掌握。激しいぶつかり合いで互いにノーゴールの時間帯もあったが、インサイドディフェンスの優位性、しっかりと速攻が出せた青学大のリードは変わらない。ただ、筑波大はここから#14坂東の3Pに当たりが出始め、青学大のフリースロー率が上がらないことにも助けられて、致命的なビハインドを負わずに11点差で4Qを迎えることとなった。青学大は、4Qに入るとまず#9安藤の3Pと速攻が決まり点差を拡大。しかし筑波大は#14坂東の3Pが落ちずに離されない。青学大にファウルが増え始めるのを尻目に、筑波大は残り7分余りで#14坂東がこの日6本目の3Pをバスケットカウントで決めて7点差に迫る。青学大は、この時間帯で思うように得点を伸ばせず、#21笹山にも3Pを決められて、残り3分でとうとうリードは4点に。この大事な場面で仕事をしたのが#11田中だった。オフェンスリバウンドを押し込み、直後の#21笹山の3Pにも切れずにミドルシュートを決める。更には#9安藤が豪快なレイアップを決めて、1分17秒を残して7点リードに戻した。筑波大は、ここでフリーのシュートを落としてしまい、勝機を逸した。最後に#17杉浦の3Pと#6馬場のリバウンドシュートが決まったが、時既に遅し。84—79で青学大が逃げ切り、1敗を死守した。

写真上:田中とともに、終盤に決定的な仕事をした安藤。昨年よりも、安定感を増している。
写真下:後半だけで6本の3Pを沈めた筑波大・坂東。一気に個人ランキング上位争いに食い込んできた。

[青山学院大スタメン]#0船生、#7野本、#9安藤、#11田中、#13鵤
[筑波大スタメン]#0山本、#6馬場、#14坂東、#17杉浦、#92村越

[青山学院大]#0船生20点、#9安藤18点、#7野本15点、#11田中15点
[筑波大]#14坂東24点3P6本、#17杉浦21点、#21笹山14点

【INTERVIEW】

「リバウンドをやり続けて良かった」
泥臭い努力が結実、春のリベンジに成功

◆#11田中 光(青山学院大・3年・SF)
140921TANAKA.jpg筑波大が猛然と追い上げる中、安藤とともに青学大を救ったのが田中だった。春からプレー面だけでなく、精神面でもチームを救ってきていたが、この試合ではインサイドでの頑張りや、外のシュートも効果的に決まった。次戦は、東海大相手。公式戦では1年以上勝てておらず、一筋縄ではいかない戦いが予想されるが、勝てば直接対決の結果上で首位に立つ。最近は苦杯を舐め続けているライバルを、久しぶりに沈められるか。


—今日の試合前に意識していたことは何でしょうか。
「それぞれ、個人個人には具体的な指示はあったんですけれど、全体的には春のリベンジで、後半をどう乗り切るか、試合を通じて同じ力を発揮させることは夏からずっとやってきたことなので、今日はそれができていたんじゃないかなと思いますね」

—前半は、そのトーナメントとほぼ同じスコアでしたね。
「そうですね。だから逆に自分たちも『春みたいになっちゃダメだ』ということは、ハーフタイムにベンチでスタートの5人でも話したので、そういった意味では良い意識ができたかなと思います」

—前半だけに限っての相手の出方はいかがでしたか。春に対戦した時の前半と、今日の前半とで違いは?
「そこはそれほどでも……。自分たちのやることをやってああいう結果だったので。ディフェンスからの形が、ちょっと春とは違う形にはなりましたけれど、全体的に見れば同じ形かな、と」

—今日は特にインサイドのディフェンスが効いていたのかなと思います。
「今日は杉浦(#17)のタフショットが入っていたので、でもそれだけ我慢強くやらなきゃな、とは感じていました。少しファウルは多くなっちゃいましたけれど、次はもうちょっとタフにディフェンスできれば良いかなと思いますね。まだ自分では満足できていないです」

—4Qには劣勢でしたが。
「4Qになって、やられちゃいけないと言われていたところ、坂東さん(#14)の3Pとか、そういうところをやられ始めて、流れが向こうにいっちゃったのが、今日の反省点だと思います。そこはまだ自分たちは甘かったです」

—焦りはなかったですか。
「いや、自分たちは粘り強くいこうとやってきたので、そういった意味では春のようには崩れずに、言ってきた通りに粘り強くやれたかなと思います」

—あわやという展開で、安藤選手(#9)と田中選手がチームを救ったように思います。
「そうですね。自分、あまり打つタイプじゃないので、正直あそこは自分で『打って良いのかな』と思ったりして(笑)。ただ、一つ嬉しかったのはあのタイミングでオフェンスリバウンドからポンと決められたというのは、今までリバウンドをやり続けて良かったなと思います。外のシュートは水ものですけれど、リバウンドは自分の中で手応えを感じたところです。3月から言われ続けていたことなので、こうやって大事なゲームで出せたのは良かったと思います」

—インサイドの柱は野本選手(#7)ですが、そこを助けようという気持ちはありますか。
「そうですね。自分はそんなに点数は取れないので、野本さんの後ろにくっついていって、こぼれ球を拾うとか。ディフェンスはしっかり自分がやって、野本さんのフォローはできれば良いかな、とはすごく思います。それも春からずっとやってきたことなので」

—リーグ戦では既に1敗ですが、そこから切り替えられていますね。
「そうですね。拓大戦の後にみんなですごく話し合って、ちょっとオフェンスを変えようとか、そういう話はして、その後に3試合やって手応えはあるので、変わってきていると思います」

—ボール回しが、もう少しうまく流れるようになれば良いように思います。
「そうですね。余裕がある時は良いんですけれど、余裕がなくなった時に、いかにボールを回して、うまくスクリーンをつけられるかとか。疲れた時がポイントかと思います。そういう時に止まってしまうので」

—次は、いよいよ東海大戦ですね。
「8月からオフェンスのやり方を変えてきていて、8月の終わりにも一回東海と練習試合をやっているので、その練習試合からどう変われているかも来週の試合の鍵になるかと思います。自分たちがチャレンジャーなので、この試合の勢いをそのまま出せれば良いかなと思います」

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【9/21その他INTERVIEW】

「勝ち方、内容をしっかりさせて勝っていく」
ジャンプアップには欠かせない仕事人

◆#50伊澤実孝(明治大・3年・PF)
140921IZAWA_20140926214539308.jpg他の選手にマークが集中していることで、シュートが決まっているだけと謙遜するが、伊澤の高い安定感は明治大の重要なポイントになっている。黒星先行の状況に変わりはないが、ここ数年の明治大はリーグ戦中盤以降に盛り返す傾向が強いだけに、順位を上げてくる可能性は高い。伊澤がこの状態を維持させ、更に高めていけるかもその動向を左右しそうだ。


—厳しい日程の8試合が終わりました。
「最初の慶應戦を始め、簡単に落とす試合があって。勝ちきれる試合もあったんですけれど、なんだか変に落としてしまって、そこはもったいなかったですね」

—そうしたことは、なぜ発生してしまったのでしょうか。
「チームの状況が、試合に向けて固まっていないというか、そういう部分がありました。試合をするにつれて段々チームがまとまってきて、今は良い感じに出来上がってきていると思います」

—伊澤選手はこの期間ずっと好調ですね。
「どうなんですかね?シュートはずっと入っているんですけれど、ただ泰斗(#12中東)さんのところへのマークが厳しいと思うので、そこで自分のところが空いたり、インサイドでも徹(#51皆川)さんが攻めてくれたりするので、そこで僕が空いて打っているだけなんで。これからの試合で、僕にディフェンスがついてきたときに、どう周りを活かせるかが課題だと思っているので、そこをしっかりやっていきたいですね」

—昨年と比較すると、チームの構成も苦しいと思いますが、ご自身ではどのように感じていますか。
「去年は控えもしっかりしていて、交代した選手がしっかりできるので、ベンチメンバーもクオリティが下がらずにやれました。今年はその交代する選手があんまりいなくて、チームも一気に若くなってしまったので、その安定しない部分をどう上級生のところで引っ張っていくかを、チームとしてやっていることです。今のところはうまくいっていると思うので、そこを崩さないようにしていきたいですね」

—3勝5敗という結果自体は納得のいかないものかと思います。今後、どのように高めていきたいですか。
「今後は勝敗も大事だと思うんですけれど、どうチームをまとめていくかもインカレに向けて大事だと思います。勝ちは大事だと思うんですけれど、勝ち方、内容をしっかりさせて勝っていきたいと思っているので、内容は練習のところから取り組んでいきたいと思っています」

—ちなみに、今日のその内容面はいかがでしたか。
「点数は抑えることができたんですが、簡単にやられたりとか、リバウンドを相手に何回も連続で取られてしまったりとか、そういう部分があったので、そこは修正していかないと上位組相手に戦っていけないと思うので、まだ甘いところかと思います」

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「スティールはチームディフェンスがあってこそ」
謙虚に奢らず、全勝街道をひた走る

◆#13中山拓哉(東海大・2年・SG)
140921NAKAYAMA.jpgコンスタントに得点を重ねるタイプではないが、高い運動能力でディフェンス・オフェンスに貢献するスタイルは、2年生ながら既に東海大には不可欠だ。今季ほとんど負け知らずの東海大だが、中山はスタメンでは唯一新人戦決勝での敗北を味わっており、悔しさもぶつけながら8連勝に貢献している。次戦はリーグ前半の最終戦、1敗の青学大が相手となる。夏の練習試合では勝利したが、それでもその強さを肌で感じたという。敗れれば、連勝が途切れるだけでなく、2位にも落ち込んでしまう大事な試合。これまで同様に、高いレベルで安定したディフェンス力を発揮できるかが鍵となる。


—ここまで8連勝です。内容的にはいかがですか。
「自分たちの目標は相手を60点以下に抑えることなので、何試合かはそれを果たせていないので、それは良くないなと思います」

—60点以上の失点の試合が少し多くなっている印象があります。
「そうですね。最初の法政や国士舘にも60点以上取られていて、今年はリーグの入りが良くなかったのかな、と思いますね。ただ、その後は60点以下に抑えることが多くなってきたので、そこは修正できてきたんじゃないかと思います」

—中山選手ご自身の調子はいかがですか。
「良くても悪くても、やることは変わらないので。多少良い日、悪い日があるとは思うんですけれど、それでもディフェンスはやらなきゃいけないので、そこで調子が悪いからディフェンスできない、とかではなく、どんな時でもディフェンスはやらなきゃいけないという気持ちでやっています」

—中山選手は、そこにプラスしてスティールやスピード面が持ち味かと思いますが、いかがでしょうか。
「東海は、インサイド陣も外のシュートが上手いので、自分たちが切っていって、カバーが来たら打てると思うので、そこは心がけていますね。スティールは、狙っているというよりも、チームディフェンスでたまたま取れるのが自分のところだと思っているので、チームのディフェンスがあってこそ増えているのかと思います」

—スタメンでは唯一の2年生ですが、そこで遠慮しているような部分もなさそうですね。
「それはないですね。むしろ、もっとシュートに行けとか、もっと自分でやっていけと言われますね」

—東海大はフルメンバーでは今年は負け無しですが、中山選手の場合は新人戦で苦い思いをしています。スタメンの中ではそこで、一人だけ違う意識を持っているのではないでしょうか。
「そうですね。この前の筑波戦では、リベンジをしたいという気持ちは上級生よりも強かったと思います。しかも、新人戦は自分たちの代での初めての試合で、そこで負けたのは今の自分の状況がダメなのかな、とも思って。だから、もう筑波には負けたくないですね(笑)」

—来週が、折り返しの青学大戦ですね。
「自分たちのバスケットができれば、青学にも勝てると思います。相手がどうこうではなくて、自分たちのバスケットをすることが、まず第一にやらなきゃいけないことだと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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