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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.05.26 (Mon)

【2014トーナメント】5/26レポート

駒澤大がダブルオーバータイムで専修大を下す金星
山梨学院大は神奈川大に善戦するが敗れる


140526komazawa.jpg 関東大学トーナメントは、残りのベスト16を決める12試合が大田区総合体育館にて行われた。神奈川大は山梨学院大相手に終始リードされる展開となり、最後は逃げ切ったが初戦の難しさを感じさせる形となった。また、今季3部の駒澤大は専修大を粘って追い上げ、ダブルオーバータイムの熱戦で勝利するというアップセットを果たし、これでベスト16へと名乗りをあげた。優勝候補の東海大ら残りの1部校は順当に勝利。27日には国立競技場代々木第二体育館、大田区総合体育館でそれぞれ4試合が行われ、ベスト8が決定する。

写真:専修大に勝利し、歓喜の駒澤大。

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【aコート】
 aコートは、下部チームの奮闘も見えたものの、2部の関東学院大と神奈川大、1部の白鴎大、明治大、拓殖大、青山学院大が順当に勝利した。

 関東学院大は、埼玉大を相手に95−74で手堅く勝利。白鴎大も、東京経済大を相手に1Qで35−9と圧倒して勝負を決めた。1部明治大と2部東洋大の対戦は、よく知る相手同士、火花を散らせた。東洋大は主力メンバーそれぞれが良さを見せ、最後まで明治大を追いすがったものの、地力で勝る明治大が終始リードを保って勝利した。拓殖大江戸川大の試合は、ディフェンスからブレイクにつなげた拓殖大が1Qからスコアラッシュ。その後はメンバーを様々起用しながら勝利した。青山学院大立教大の対戦は、序盤こそどこか動きの堅かった青学大も、次第にブレイクや1on1で引き離す。立教大も前から激しくディフェンスに当たるが、大差を縮めるには至らずにタイムアップとなった。

※立教大・平良選手のインタビューは「続きを読む」へ。

 
【山梨学院大を神奈川大が終盤に逆転で下す】
140526kanagawa.jpg 3部の山梨学院大と2部の神奈川大の対戦は、山梨学院大が主導権を握る時間帯も長かったものの、神奈川大も後半追いついてシーソーゲームに。最後は勝負所で確実に得点した神奈川大が勝る形となった。

 1Qは17−10と、先手を打ったのは山梨学院大。神奈川大はリバウンドが取れずにリズムを崩し、後手に回る形で入った2Qも追いつけそうなところでミスが出て我慢の時間帯が続いた。2Q終盤、#6山田(3年・C)のリバウンドシュートや速攻で1点差まで詰め寄るも、前半最後、山梨学院大#0橋本(2年・G)に3Pを決められ4点差で試合を折り返す。続く3Qは、山梨学院大が序盤から#3張(4年・C)のゴール下や#2森(2年・F)のアウトサイドシュートで内外バランス良く加点し、最大7点リード。それでも神奈川大は#98大石(4年・G)や#14田代(2年・F)のシュートで僅差のままついていった。すると3Q残り3分、神奈川大は#15狩野(4年・C)のバスケットカウントに加え、ディフェンスでも相手の24秒オーバータイムを誘って勢いに乗る。連続得点で46−47と逆転して3Qを終えた。

 4Q、互いに一歩も引かないせめぎ合いが続いた。僅差で神奈川大がリードするも、残り2分#3張がゴール下を決めて山梨学院大も2点差に迫る。だが残り1分半、山梨学院大は勝負所でフリースローが決まらず、反対に#24吉永(4年・F)がきっちり2投決めた神奈川大が6点リードに。神奈川大は守ってもダブルチームで#3張に仕事をさせず、残り時間もリードを保った。山梨学院大は最後に#2森が3Pを決めるも追撃はそこまで。60−64で神奈川大が逃げ切った。

 バランスの良いオフェンスを見せた3部の山梨学院大の奮闘が光ったが、「リードをどれだけ広げられるかに重点を置きすぎて、考えてバスケットができなかった」と#11今井(4年・G)が振り返るよう、大事な場面で攻め急ぎミスにつながるシーンも。その隙を見逃さなかった神奈川大が一枚上手だった。神奈川大は、次は専修大を破って勢いに乗る駒澤大と対戦。勝てばベスト8入りが決まるだけに、なんとしても物にしたい試合だ。

写真:最後まで勝負の分からない接戦となり、ルーズボール争いも白熱した。

※山梨学院大・今井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【bコート】
 本日登場の上位校はこの日が初戦。やや固さが見える部分もあったが、2部中央大、早稲田大、1部の慶應義塾大、筑波大、東海大は順当に勝利した。

 中央大は後半の点数だけで見ると東京農業大と同点に終わったが、前半のリードを守った。慶應義塾大玉川大と対戦し、京王電鉄杯では使わなかったルーキーも登場。終始リードして勝利した。ただし次の白鴎大戦では高さ的に不利となるため、リバウンドとディフェンス力が課題か。早稲田大明治学院大相手に前半はややもたつき、3Qまで明治学院大が10点前後のビハインドで食らいつくが、後半にはきっちり相手を突き放した。こちらもサイズがない分、次の国士舘大戦でどう戦うかが見どころになる。

 今季注目ルーキーが加入した筑波大は1Qから國學院大を圧倒。全体的にサイズアップしたことでチーム全体のバランスも良くなっており、#6馬場(1年・SF・富山第一)、#17杉浦(1年・PF・福大大濠)といった即戦力が大いに魅せた。初の優勝を狙う東海大順天堂大を寄せ付けず、控えも十分に活用しながら130点越えの勝利。メンバーは大きく変わらないがスタメンには#13中山(2年・PG)を抜擢。走力を生かしたアグレッシブなプレーが光った。今季はシューターらしいシューターのいない東海大。この中山の入る2番ポジションが鍵になる可能性もあるが、全体としてのチーム力、ディフェンス力は大学界の中でもやはり屈指だ。


【ダブルオーバータイムで駒澤大が専修大に粘り勝ち】
140526maeda.jpg 3部の駒澤大は1部専修大と対戦。前半は専修大が終始リードで試合を進めるが、主力メンバーを下げる余裕も見せる展開となる。駒澤大は大きく離されないで試合についていくが、前半は37―45の専修リードで終了。後半、駒澤大は#14川嵜(2年・F)の3Pなどもあって追い上げ開始。#20米澤(3年・SG)の3Pも続き、波に乗る。3Qはつかず離れずの勝負が続いたが、残り4:51に#20米澤の3Pで遂に逆転すると、ここから駒澤大の勢いが持続した。専修大はリズムを崩してターンオーバーで焦りを露呈し、#18前田(1年・PG・新潟商)にスティールを狙われ、#6佐野(4年・SF)のポストプレーなどで駒澤大がリードを広げ、3Qを69-62で終了。4Qに入った。

 4Qの2分には専修大は#6渡辺(2年・G)がアンスポーツマンライクファウルを吹かれるなど、なかなか悪い流れを変えられない。#47藤田(4年・C)のインサイドで返していく形になるが、それ以外でミスも続いてしまう。残り5分、最大7点差まで開いた状態から、#24田代(3年・F)の3Pがようやく決まると、専修大が持ち直す。#13石上(3年・G)の3Pも出るが、駒澤大はスティールを決めて再度同点に押し戻すなど、終盤になっても激しい攻防が続いた。

 残り3分を切り、勝負は最終局面へ。#24田代がインサイドで押し込み、残り2分で専修大が2点のリード。駒澤大は#20米澤がペイントに切れ込み再び同点に。残り1分、87-87の同点で専修大は24秒オーバー。駒澤大はシュートを決められないが、専修大も#24田代が守られてターンオーバーになるなど、どちらに転ぶか分からない展開に。残り3.3秒のタイムアウトを挟んで最後のオフェンスは専修大。だがシュートは決まらず延長戦に突入した。

 延長戦最初の得点は駒澤大。しかしすかさず専修大も#6渡辺が返していく。駒澤大はシュート確率が良くないが、ルーズボールには粘りを見せ、ディフェンスでも守ってターンオーバーを奪う。残り2:29、シューターの#14川嵜がファウルアウト。91-91の同点で互いにターンオーバーが続く。残り29.6秒、#24田代のレイアップが決まり専修大が2点リード。しかし残り9.9秒で駒澤大がフリースローを得た。#20米澤はこれを2本決めて93-93の同点に。タイムアウトのあと、専修大のオフェンスは残り2.7秒で#47藤田がフリースローを得た。しかしこれが2本とも外れ、試合はダブルオーバータイムに。

140526ishigami.jpg 二度目の延長戦、なかなかシュートが決まらなくなっていた駒澤大が#21石井(1年・SF・長岡大手)の3Pで活路を開く。残り50秒、専修大は#13石上が3Pを決めて3点のリードに。しかし駒澤大は#18前田が2連続で決めて残り13.4秒で103-102と逆転。最後のオフェンス、専修大は#24田代がシュートを放つが決まらず、リバウンドは駒澤大。1点差を守りきり、駒澤大がベスト16へと進出した。

 駒澤大は昨年まで出番のなかった米澤が思い切りの良いオフェンスを見せ、主将の佐野も好調。1年生は運動量のある前田を筆頭に、#16渡邉(PF・前橋育英)、石井らも貢献を見せ、細かいミスはあったものの、終始ルーキーと思えぬ落ち着きぶりで最後まで粘りを見せた。これで駒澤大はベスト16。次はベスト8をかけて神奈川大と対戦する。

 専修大はオフェンスが安定しなかった。前半こそリードを得ていたが、後半になるとミスを連発。オフェンスでは田代に負担がかかってしまい、ディフェンスにも狙われた。こうした接戦を、昨年ならば宇都が支配したが今年はそうした選手はいない。春はここで終わるが、秋に向けての課題が見えた試合となった。

写真上:スティール、ドライブと1年生ながら攻撃の先陣をきった駒澤大の前田。
写真下:ガードとして良い動きを見せた専修大・石上は終盤の勝負どころで3Pを見せた。

※駒澤大・米澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

応援されるチームを目指して」
神大らしさを武器に次はベスト8を懸けて

◆#13鶴巻拓哉(神奈川大・4年・主将・G)
140526tsurumaki.jpg下級生時よりたびたび出番を得ていたが、今季は主将としてチームをまとめる役目を担う。古橋らエース級の選手が一気に抜け、試合に出るメンバーの顔ぶれも刷新された。元来真面目なチームだが個性派でもあり、今年もガードの大石を筆頭に多彩な面子が揃う。それをどうまとめてひとつの大きな力に変えていくか、2部の中堅から上位進出を狙うには考えていかなければならない。次の戦いは同じく接戦を勝利した駒澤大。勝てばベスト8という好ポジションを得られ、チームにも大きな糧になる。初戦での教訓を生かしたゲームをしたい。


―接戦の戦いでしたね。
「やはり初戦ということもあって、昨年ともメンバーが変わっているし、それが最初の出だしで出てしまったのかなと感じます。でも結果として勝てたので、それで良かったなと思っています」

―山梨学院大相手にこういう試合になるだろうなという予測はありましたか?
「山梨学院大には大きい留学生もいるし、最初からなかなかやりチームだと聞いていたので、そういう展開にもなりうると思っていました」

―春のプレシーズンマッチなどを見るとけが人もいましたが、今のチームのコンディションは?
「3月、4月に結構けが人がいたんですがみんな治ったので問題ありません」

―昨年の4年生が一気に抜けてかなりメンバーも変わりましたが、今年はどういうチームを目指していますか?
「今年は内容とか以前に、昨年の慶應大がすごく応援されるチームですごかったじゃないですか。ああいう応援されるチームを目指して、神大らしくディフェンスとかを頑張っていけたらと思っています」

―主将としてどういうことを心がけていますか?
「ほかに上手い人はいっぱいいるんですが、自分が一生懸命やってついてきてもらおうというのが一番ですね」

―今年の4年生はどんなメンバーですか?
「今年は見ての通り個性豊かです(笑)。去年もそうでしたが、今年はそれ以上だと思います(笑)。まとまりという面で最初は大変な部分があったんですが、今はみんな前向きに捉えてくれて、ちゃんとチームとしてやれていると思います」

―次は専修大と駒澤大の勝った方が相手ですが。
「初戦は緊張したこともあるんですが、次はもっとエネルギーを出してハッスルして、勝ちたいと思います」

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「今日の悔しさをどれだけぶつけられるか」
雪辱を果たしたい勝負のリーグ戦

◆#11今井宏樹(山梨学院大・4年・G)
140526imai.jpg下級生の頃から試合に絡んできた今井。今年はチームの中の数少ない4年生として、下級生とよくコミュニケーションをとってまとめる役目を担う。山梨学院大は、現在の4年生が入学した頃は4部からのスタートだったが、有望な下級生も入って今や2部とここまで渡り合えるチームに急成長を遂げた。昨シーズンは3部2シーズン目ながら上位リーグに滑り込んで最終結果は3部6位。今年は大黒柱の張も最終学年となり、さらなる高みを目指したい年と言える。虎視眈々と2部昇格を狙う、侮れないチームだ。

  
―リードしている時間帯も長かったですが、惜しい試合でした。振り返っていかがでしたか?
「リードしている時は、向こうも苦しい状況だったと思いますけど、自分たちも苦しい部分があって。リードをどれだけ広げられるか、ということに重点を置きすぎて、大事なことを忘れてしまったのかなと思います。それで点差を詰められてしまったなと」

―忘れてしまった大事なこと、とは?
「監督からも言われたことですが、常日頃の練習から『考えてバスケしろ』と言われています。オフェンスでも考えて攻めること、ディフェンスでも考えて相手のバスケットに対応したディフェンスをすること。でも今の試合は、点差を離そう、離そう、ということばかりに頭がいってしまって、ディフェンスのボックスアウトを忘れて先走りしてしまったり、オフェンスでも考えずに攻めて単発なシュートに終わってしまったり…。うちの強みはセンターの張(#3)を中心にオフェンスを組み立てるところにあると思うので、それを忘れてしまっていたところが大きな敗因かなと思います」

―逆に良かった点は?
「いつも出だしが悪いと言われるんですけど、今日の試合は、出だし自体は悪くなかったなと。2部という格上のチーム相手でしたが、出だしの良さがこういう接戦につながったと思います」

―良い時間帯はオフェンスリバウンドも取れていた印象です。
「そうですね。セカンドチャンスを作ってオフェンスの回数を増やすことが結局点数につながると思いますし、リバウンドはいつもみんなでしっかり取りにいこうと話しています。ただ、それはディフェンスリバウンドもそうしなければいけないのに、逆に相手に飛び込まれてしまった場面も多かったですね」

―あとは、4Qの競った場面で、少し慌ててしまったように見えました。
「経験が浅いといったらアレですけど、自分たちは3部で、ああいう緊迫した苦しい場面での戦い方がまだ分かっていなくて…。そこは相手の方が一枚上手でした。自分も含めて、相手にちょっとプレッシャーをかけられると焦ってしまう選手が多くて、大事な場面でのターンオーバーやミスが相手の流れにつながってしまったと思います」

―あと一歩のところでしたね。
「そうですね。自分たちはいつもこのベスト16決めで2部や1部の壁を敗れなくて、今年こそ、その壁を打ち崩したいという思いでこの大会には臨んだんです。本当にあと一歩それに届かなくて、すごく悔しいですね」

―橋本選手(#0)や森選手(#2)もまだ2年生ですし、これからという感じもしますね。
「そうですね。もともとうちは、下級生主体のチームですし。自分たち4年生にとって最後のトーナメントは終わってしまったんですけど、チームとして最終的にはリーグ戦が本番だと思っています。だから、今日の結果は悔しいですけど、リーグ戦で2部に上げられれば。自分たちは2部でプレーすることはできませんけど、最後チーム自体を2部に上げて、後輩たちが2部でプレーしている姿が見られたらそれでいいです」

―4年生は人数が少ないですが、その中で自分の役割というのは?
「自分は後輩からも、いじられたりたまにタメ口で話しかけられたりして…(苦笑)、逆に言えば4年生でも親しみやすく思われていると思うんです。やっぱりキャプテンの小野(#77)には言うときは厳しく言ったりチームをまとめたりする役目があると思うし、副キャプテンの張(#3)もキャプテンをサポートする役目があります。その中で自分は、役職自体はありませんが、後輩から気兼ねなく何でも言ってもらえるようにして、それを自分が同級生の4年生に伝えていければいいなと思っています」

―昨年のリーグ戦は3部の上位リーグに入って6位という成績でした。
「3部でここ2年間残留することはできたんですけど、やっぱり3部も混戦というか、どこも同じくらいのレベルで、どこが上位リーグに来てもおかしくありません。少しの差で上位リーグに行くか下位リーグに行くかも分かれてくる。そういう中で、たぶん今日みたいな苦しい試合も何回も出てくると思うんですけど、そこでやっぱり今日の悔しさをバネにしたいなと。今日の悔しさをどれだけぶつけられるかで、接戦のときに強くなるか、弱気になってしまうのかが表れると思うので、そこはこれからの練習でも意識してやっていきたいです。絶対上位リーグに行って、入れ替え戦で2部の壁を破りたいです」

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「挑戦する気持ちだけで戦った」
ひるまず向かっていく姿勢で呼び込んだ勝利

◆#20米澤佑真(駒澤大・3年・SG)
140526yonezawa.jpgアグレッシブなドライブで次々ファウルをもらい、チームに流れをもたらした米澤。特に後半やオーバータイム中は、バスケットカウントで味方を大いに沸かせて勇気づけ、1部を破るアップセットの立て役者となった。米澤自身、昨シーズンまでほぼ試合に出ていないが、その間も腐らず練習に取り組んできたことがこうして結果に結びついたと言う。下級生も含めてまだ試合経験の浅い選手も多いだけに、今大会で貴重な経験を積みたいところだ。

 
―おめでとうございます。どんな心境ですか?
「自分たちは3部で格下のチームなので、格上相手に本当に挑戦する気持ちだけで戦いました。それで勝てたのは本当に嬉しいです」

―序盤からチームとして積極的でしたが、試合前はどのような意気込みだったんでしょうか?
「専修大は能力も高いので、うちが出だしから全力でぶつかっていくしかないと。1年生とかも吹っ切れたようにのびのびプレーしてくれたし、自分も3年で、3・4年生が少ない中で自分がやらなきゃいけないという気持ちがありました。それが積極的なプレーにつながったかなと思います」

―専修大に対しては、どんな対策を立てていましたか?
「6番(渡辺)と24番(田代)のところを中心に攻めてくるというのはスカウティングでも分かっていたことなので、そこをチームで守ろうと。特に自分と川嵜がつくことが多かったので、そこは負けないようにしっかり勝負しようと話していました」

―米澤選手自身、オフェンスでは力強くドライブに行ってファウルをもらうプレーが多かったですね。
「そうですね。もともと、そんなに得意じゃないんですけど(苦笑)」

―そうなんですか?
「はい、そんなに…。どちらかというと、中学や高校では3Pシューターみたいな形で使われることが多かったんです。なぜか不思議と今日はドライブが当たりましたね(笑)。前半、2本くらい行けたときに、後半もうまく行けるかも知れないなと思って。後半や延長では、無心の状態でした」

―あとは、フリースローがなかなか……。
「そこは本当に申し訳ないです! 自分が入れていれば、もっと、楽にとは言わないまでも普通に勝てたかなと思います」

―最後までかなり緊迫したシーソーゲームでしたが、崩れませんでしたね。
「自分では、とにかく落ち着いていこうと意識していました。あまり熱く興奮しすぎないように、どこまでゲームが伸びても集中を切らさないような気持ちは作っていました」

―米澤選手は、1・2年の時はあまり試合に出てないですよね。
「はい。去年は、トーナメントで結構出させてもらったんですけど、リーグ戦ではあまり出られなくて。でもその出られなかった悔しい気持ちがあって、この大会に向けて何ヶ月も一日一日無駄にせずにやってきました。それがこういう形で今成果として出たのは良かったです」

―スポーツ推薦は1年生のみの駒澤大ですが、ルーキーも期待に応える活躍でしたし、2年生も川嵜選手が良いところで連続3Pを決めました。頼もしい下級生ですね。
「1・2年生には本当に感謝しています。3・4年生だけじゃ試合できないので。能力の高いやつが多いので、すごく助かっているし感謝しています」

―ベスト16に入って、これで順位決定戦まで試合ができることになりました。良い収穫が得られるのでは、と思いますが。
「はい。1部や2部の格上のチーム相手に、貴重な経験が積めると思います。無駄にせず、一試合一試合大事に戦っていきたいです」

―最終的にはリーグ戦が勝負になりますね。
「そうですね。去年3部に降格してしまったので、この1年で絶対2部に戻ろうと。1年生にとっては去年の悔しさは知らないですけど、2年生以上がそれを伝えて、この1年間、本当に努力してやっていこうという感じで今はやっています」

―3年生の米澤選手にとっては、最終学年を2部でプレーしたいところですね。
「そうですね。来年は絶対に2部でプレーして、2部でも駒澤は通用するんだというところをまわりの人に見せたいです」

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「一人ひとりのさらなる成長が求められる」
秋に向かい2部でも通用するチーム作りへ

◆#4平良彰大(立教大・4年・主将・G)
140526taira.jpg1部の強豪・青山学院大を相手に、一矢報いることは叶わなかった立教大。それでも豊富な運動量が繰り出すディフェンスや思いきりの良いシュートなど、自分たちのスタイルも随所に見えた。昨シーズンから主力メンバーもほぼ変わらないため、自分たちのやるべきことへの共通意識は高いと言えるだろう。
キャプテンを務めるのは、下級生の頃から試合経験を積んできた平良。集大成の年となる今シーズンは、過去ひたすら追い求めてきた2部の舞台でプレーすることができる。2部10位の位置からどこまで駆け上がれるか、リーグ戦の戦いぶりにも注目だ。


―青学と戦ってみていかがでしたか?
「やっぱり力の差は感じましたね。身体の強さもそうですし、バスケットのうまさもそう。何もできなかった感じです」

―それでも激しいディフェンスからよく走っていましたし、立教らしいプレーも出ていたと思いますが。
「試合前から相手がどこでも自分たちのやるべきことはやろうとずっと言っていたので、それは良かった点かなと思います。でも、ディフェンスでも簡単に抜かれてしまったり、オフェンスでも相手にプレッシャーをかけられたときにボールがつながらなかったりして、全部後手後手になってしまったので、そこは修正しないといけない点ですね。あとは一対一も、自分たちはもっと強くならなきゃいけないと感じました」

―トーナメント前は、チームの調子はいかがでしたか?
「今年は練習試合を結構多めにやっていて、その中で、どういう時に自分たちは流れが良くなるのかというのはよく分かっていたんです。ディフェンスをしっかりガチャガチャ当たっていければ自分たちの流れに乗れるので、そういう意識を持って試合に臨んでそれが少しできたのは良かったです」

―練習試合はどこのチームとやったんですか?
「日体、白鴎、大東……あとは六大学もありました。今まであまりやったことのないチームとも練習試合をしたんですけど、そこで結構良い試合ができたこともあって、ある程度みんな自信になったと思います」

―平良選手は今年キャプテンを務めますが、こういうチームにしたいという思いや、何か心掛けていることはありますか?
「やることをしっかりやるチームにしたいですね。当たり前のことを当たり前にやる。そういうことが試合の結果にも出ると思います。自分個人としては、最終学年ですし試合に出る下級生も多いので、引っ張っていくことも意識してプレーしています」

―平良選手は、昨シーズンなかなかプレイタイムも伸びない時期もありましたよね。その間はどんな心境だったんですか?
「出られないときは、正直落ち込んでいました。下級生もすごく勢いがあって良いし、自分は何をやってもうまくいかなくて…。自分の中で辛かった時期でしたね。ただ、今試合に出られているのも、もっちー(#12望月)がケガで練習に参加していなかったこともあると思いますし、これからも出続けられるかは分かりません。そこは危機感を持って、チーム内の競争で切磋琢磨していきたいです」

―リーグ戦は2部の舞台で戦うことになりますね。わくわくしていますか?それとも不安ですか?
「いや、やっぱり楽しみですね。やっと、やっと念願の2部でできるので。それはすごく楽しみです。自分たちの目標は、2部でやるからにはもちろん1部昇格なんですけど、まずはひとつひとつ勝っていくことが大切だと思います。まだまだ通用しない部分もいっぱいあると思うので。リーグ戦に向けて、一人ひとりがさらに成長することが求められるかなと思います」

―去年の夏も、走り込んできたという話でしたが。
「そうですね。また今年もそうだと思います(苦笑)。しっかり全員で追い込んで、成長できればいいなと思います」

 
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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