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2017.10.08 (Sun)

【2017リーグ1部】10/8レポート

首位・拓殖大は東海大との接戦を制し9連勝
筑波大が早稲田大を下し単独2位に浮上


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 3連戦の中日、1部リーグ第11戦は拓殖大が東海大を退け、首位を守った。続くポジションには筑波大が単独2位に。しかし2位から7位まではわずか1勝差でしかない。順位、星の差に関係なくこの日も最後までわからない接戦続きとなった。今日を勝ちきり、そして翌日も続く試合に集中力を保つことこそ勝利のポイントであり、上位チームはそのきわどい勝負を制し続けている。

写真:筑波大は出だしから早稲田大を圧倒し、全員出場で勝利し単独2位に。



首位を伺う位置にいた明治大、早稲田大が黒星
日本大は最終盤まで粘るが白鴎大が競り勝つ


171008akaho.jpg 4勝6敗で下位ゾーンに位置する青山学院大は、6勝4敗の明治大と対戦。1Qこそファウルが続き波に乗れなかったが、この日は明治大も青学大のディフェンスの前に簡単に得点ができず、リングからボールがこぼれた。前半はあまり得点差がつかずに終わったが、3Qに青学大のディフェンスが機能して速攻が続くと、15点もの差をつける展開に。明治大は4Qに盛り返すが、ファウルが厳しく、シュートも簡単には打てない。粘りはしたが72-64で青山学院大が5勝目を挙げた。

171008sheha.jpg 3勝にとどまる日本大は6勝の白鴎大相手に、互角の戦いに持ち込んだ。1Qは#10杉本(1年・SG・土浦日大)のシュート、#0シェイク(1年・C・北陸)のゴール下のシュートもよく決まった。しかし次第に巻き返され前半は白鴎大の37-36と白鴎大の1点リード。後半も競り合いのまま試合は進み、日本大は4Q終盤に#44松脇(2年・SG)が3連続の3Pを決めるが、白鴎大も#35秋野(3年・PF)のバスケットカウントや#21神里(4年・PG)の3Pで1点差で行ったり来たりするシーソーゲームが続いた。しかしチャンスを得ながら日本大は終盤ミスに泣き、71-68の3点差で白鴎大の勝利となった。

  大東文化大は前節の試合で負傷した#15モッチ(2年・C)が欠場。専修大との対戦になったが終始後手に回った。4Qにディフェンスから追い上げたが届かず83-91で専修大が勝利し5勝目。

 勝ち星で同率だった明治大が負けたため、2位争いとなった筑波大早稲田大の最終戦は、筑波大のディフェンスが固く、サイズのない早稲田大は1Qで5-18と出遅れると、そのまま筑波大が攻守で流れを渡さず86-46で試合終了。この結果により、団子状態だった中で筑波大が単独2位に躍り出た。

写真上:青山学院大はセンター陣が次々にファウルする中、赤穂がゴール下で踏ん張りを見せた。
写真下:白鴎大はシェッハが17点8リバウンド。日本大のシェイクもそれに近い数字だったが、白鴎大に軍配が上がった。



拓殖大はビハインドから競り合い逆転勝利
東海大は健闘するも7連敗


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171008okada.jpg 6連敗で苦しむ東海大は8勝で首位の拓殖大相手に前半はリード。東海大のタイトなディフェンスに、拓殖大もオフェンスで速攻を何度もつぶされるなど得点が伸びなかった。後半は得点差がつかないまま推移し、どちらに転ぶかわからない展開の中、終盤にリードを握ったのは拓殖大。残り1分、東海大は#19西田(1年・SG・福大大濠)がフリースローを得て64-66の2点を追う形。しかしそこから#23ドゥドウ(1年・C・八王子)がゴール下、フリースローを決めていく。負けられない東海大は#0寺嶋(2年・PG)が3Pを沈めて再び1点差に。しかし残り7秒は拓殖大ボール。最後はフリースローを得た#23ドゥドゥがこれをしっかり2本決め、68-71で逃げ切り勝利を決めた。このカードは1巡目で拓殖大が最高の攻防の1点差に泣いたゲームだったが、見事借りを返した。

写真上:苦しい体勢からでも何度もゴールをねじ込む阿部の粘り強さも、拓殖大の勝利には欠かせない。この試合は13得点6リバウンド。
写真下:ドゥドゥとともに攻撃で大きな役目を果たしている岡田。

※拓殖大・ドゥドゥ選手のインタビューは「続きを読む」へ。




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【INTERVIEW】

「チームのために勝ちたいから頑張る」
自分のためではなくみんなのためにという思い

◆#23ゲイ ドゥドゥ(拓殖大・1年・C・八王子)
171008dudu.jpg32点19リバウンド。この日も獅子奮迅の活躍だった。登録は203cmで身体がしっかりしている上に運動量が多く、ゴール下の強さだけではなくディフェンスでは広いエリアを動き回り、相手にプレッシャーを与える。さらにボール運びも3Pもこなせるオールラウンドプレイヤーだ。この試合でも東海大のディフェンスが厳しい中、リバウンドを取り、ゲーム終盤の勝負際も彼のプレーでフリースローを得られた。チームでは一番長い時間コートに立っているが、誰よりも献身的にプレーし、勝利に貢献している。


ー今日の試合を振り返って。
「今日は少し大変でした。シュートもなかなか入らなかったし、リバウンドも東海大は少し大きいのでなかなか取れないし」

ー昨日よりシュートが入りませんでした。簡単には打てなかったのでしょうか?
「そんな感じはしませんが、少しプレッシャーがありました。相手は速いしリバウンドも取れるし」

ーよく我慢して逆転しましたね。
「試合中にイライラするとあまり自分のプレーができなくなります。落ち着いてやった方がいいかなと思ってやっていました」

ードゥドゥ選手は試合中、本当に我慢が見えますね。ゴール下のプレーは笛もきわどかったりしますが、すぐ切り替えています。
「自分のためというよりもチームのために勝ちたいし、みんなが頑張っているところを見て、自分も頑張ろうと思っています。だから落ち着こうとしています」

171008okadadudu.jpgー岡田選手(#2)と試合中によく話をしていますね。
「岡田は同じ1年生だし、とても仲がいいし、試合中はちゃんと話し合いながら自分たちのプレーをした方がいいなと思っています」

ー4年生もよく声をかけてくれていますね。
「4年生もとっても優しいです。みんな家族みたいな感じです。上下関係もないし、ミスをしてもちゃんと話し合っていけるし、とてもいい先輩たちです」

ー大学は高校とは違いますか?
「高校とはぜんぜん違います。当たりもそうだし、高校では3Pを打ったり、自分の好きなプレーを楽にできます。でも大学はそうじゃない。簡単に打てないし、難しいです」

ー出場時間が長いですが大丈夫ですか?
「長いですが、必要なことです。負けているときにはそこを頑張らないといけないし。大丈夫です。大変だけど身体は大丈夫(笑)」

ーまだ残り試合は多いですが、勝ち続けるためには何が大事ですか?
「気持ちが一番大事です。みんな気持ちがあるはずです。みんながそれを一つにして、試合に勝ち続けられるようにしたいと思います」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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