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2021.06.12 (Sat)

【2021全関】6/12 準決勝レポート

2年ぶりの全関決勝は近畿大VS天理大に
昨年のリーグ1位・2位が激突


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 昨年はコロナ禍の影響で、他のスポーツイベント同様に大会の中止や縮小を余儀なくされた大学バスケ界。現在もその影響が尾をひくものの、例年なら西日本インカレが行われるこの6月に、春の関西選手権(全関)がエディオンアリーナ大阪で開催されている。緊急事態宣言下ということもあってか、棄権を余儀なくされたチームも少なくないが、大会自体はここまで予定日程を消化している。

 この日行われたのは、5〜8位決定戦2試合と、準決勝2試合。順位決定戦では、関西大立命館大が勝利し、5位決定戦行きを決めた。一方、準決勝2試合は、それぞれ対照的な試合内容となった。

写真:逆転3Pを決めた志富田を、宮原とイソフが祝福した。


ラストプレーで逆転した天理大が決勝への切符を掴む

210612LV.jpg 準決勝第1試合に登場したのは大阪学院大天理大。昨年のリーグでは最終戦で対戦し、勝てば優勝だった大阪学院大を、天理大が圧倒しその夢を阻んだ因縁のカードである。

 試合は最後の最後まで僅差を競り合う金箔の攻防が続いた。1Qこそ#0深田(2年・SF)や#8川越(1年・C・藤枝明誠)の3Pが続いて大阪学院大が抜け出しかけるが、天理大がディフェンスを引き締めると単発に。天理大はコツコツと返していき、#5ラポラス(2年・PF)の豪快なダンクで2Qには逆転に成功する。大阪学院大はすかさず#10佐々木(2年・SF)、#30金田(3年・PF)の連続3Pで再度のリード。ここからは双方譲らず、2Q終了時、3Q終了時ともに同点という文字通りのがっぷり四つで組み合った。ゲーム終盤、大阪学院大は#0深田が大きな3点プレーを決めて2点のリードに成功。天理大は#21近藤(3年・PF)、大阪学院大は#0深田で2点ずつ決め合い、残り約30秒で天理大のシュートが落ちる。大阪学院大がフロントでゲームを進めようとするが、ここで天理大#55イソフ(3年・C)値千金のスティールに成功。ボールを受けたのはベンチスタートながらこの日シュート好調の#51志冨田(3年・SF)。放った3Pは試合終了のブザーとともにネットに吸い込まれ、もつれた試合に終止符が打たれた。75−74で天理大が競り勝ち、決勝進出を決めた。

写真:天理大はラポラスも気を吐き、大阪学院大を苦しめた。

※天理大・志冨田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


ライバルを圧倒した近畿大が春のチャンピオンに前進

210612YONEZAWA.jpg 準決勝もう1カードは、近畿大京都産業大の対戦となった。ここ数年の関西ではお馴染みと言って良い両者の顔合わせだが、試合は立ち上がりから意外な展開で推移した。

 この日の近畿大は#3高岡(4年・PF)、#56米澤(3年・SG)の両名が絶好調。#3高岡はミドルシュート、#56米澤はその機動力を活かした速攻で易々と得点していく。#2パトリック(4年・C)も#23サンブ(4年・C)を物ともせずに得点を伸ばす。昨年リーグ後半から見せる#93大町(4年・C)を#2パトリックと並べる陣容も機能し、京産大は5分過ぎまで無得点。その後も#56米澤の得点は止まらず、1Qの時点で得点差は2桁となった。立て直したい京産大は2Q、ルーキー#24アジャイ(1年・C・美濃加茂)も奮闘し僅かに詰める。近畿大は#2パトリックが2ファウルとなって不穏な空気となるが、#21坂口(3年・PG)、#3高岡の3Pが続いてこれを断ち切った。前半で23点となった差は3Q早々には30点に広がり、近畿大はベンチメンバーも織り交ぜながら戦う余裕の試合運び。96−62という大勝で、2018年以来の春の優勝にあと一つとした。

写真:近畿大・米澤は機動力と跳躍力を遺憾なく発揮した。

※近畿大・高岡選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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