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第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会
東海大学が5年ぶり5回目の優勝

2018.12.13 (Thu)

【2018インカレ】12/13レポート(A、C、Dブロック)

【明治大VS名古屋学院大】

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 関東10位の明治大と東海1位の名古屋学院大のベスト8をかけた戦いは、明治大が終始リードを保ち、昨年東海地区にさらわれたインカレのシードを奪い返した。

18121yamada3.jpg 明治大の#28今川(4年・PF)が先制すると、名古屋学院大は#13福岡(4年・PF)が3Pですぐ返す。しかし開始早々にテーブルオフィシャルの機械アクシデントにより、試合は約5分間一時停止。再開後、明治大がディフェンス力を発揮し速攻を連発すると、名古屋学院大はタフショットが多くなりシュートが落ち始め、26-16で1Qを終える。

 2Qは名古屋学院大#18山田(4年・SF)がオフェンスリバウンドで粘りを見せる。明治大はバックアップメンバーで我慢し、残り3分でスタメンに戻し、#15渡辺(2年・PG)が早い展開に持ち込む。終盤に名古屋学院大が速攻で連続得点するも、41-29と明治大がややリードを広げ後半へ。

 後半も明治大の勢いは止まらず、#24森山(4年・PF)が得点を量産し、この日22点とチームハイの活躍を見せる。名古屋学院大は走る時間はリズムが良く、#20村鳥(3年・SF)が速攻や3Pで加点するが4Qも明治大のディフェンスは緩むことなく、最後はフレッシュなメンバーの顔ぶれも見せて77-60で勝利した。

写真:名古屋学院大は主将の山田が粘りのプレーで最後まで勝負に挑んだ。

※明治大・綱井選手、名古屋学院大・山田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【日本大VS近畿大】

181213kentapato.jpg

関西の王者がベスト8突破に挑むが
日本大が接戦から抜け出す勝利


 208cmの関東最高峰クラスの#0シェイク(2年・C)を擁する日本大と、今季206cmの#0カロンジ(1年・C・東山)を迎えた近畿大の対決は、そのマッチアップの行方に注目が集まった。出足は互いに決めあい、リバウンドも取っていく。近畿大はペネトレイトもよく決まり、#9濱高(4年・SG)のスティールもあって17―16で1Qはリード。2Qは開始早々#0シェイクの#0カロンジへのブロックが決まるが、#0カロンジはバスケットカウントでその借りをすぐさま返すなど見所が続く。しかし開始2分で#0カロンジが3つ目のファウルに。しかし日本大の#0シェイクもすでにファウルが2つで状況は似たようなもの。さらに開始4分、#0カロンジは4つ目を吹かれベンチに下がるが、そこから1分もすると#0シェイクもまた3つ目の笛が鳴り、両チーム武器を引っ込める格好になった。そこからも互いに得点は伸びず、27―31の日本大リードで前半終了。

181213higa.jpg 3Q、互いに留学生をコートに戻す。近畿大はターンオーバーが続き、やや離されてしまうが、#24今村(3年・PF)のダンク、ドライブで粘る。日本大は#33比嘉(4年・SG)の3P、ジャンパーも出ると、最後は#21青木(4年・PG)の3Pで54―47として3Q終了。4Q日本大はようやくシュートが決まり始め、#33比嘉がリズムよく打っていくとリードを10点に。残り5分、近畿大#0カロンジがついに5ファウル退場。近畿大は#9濱高を起点に責任感を見せていくが最後は69―55。日本大がベスト8に進出を決めた。

「長くベスト8に入れていないので、絶対に勝とうという気持ちがあった」と城間コーチ。ファウルコールは軽めで思うようにいかない時間帯もあったが、シェイクが落ち着いてゴール下でプレーし、熱くなりやすいカロンジとは好対照だった。日本大は2012年以来のベスト8進出となる。

写真:後半の比嘉の当たりが流れを引き寄せた。

※近畿大・濱高選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【法政大VS白鴎大】

181213hakuo1.jpg

白鴎大がディフェンスと攻撃力を見せて
勢いある法政大の追い上げを振り払う


 関東6位の白鴎大と1部復帰を決めた法政大のベスト8を巡る戦いは、点取り合いの展開の熱戦となった。

181213sheha.jpg 1Qのペースをつかんだのは白鴎大。#37長島(4年・PG)のシュートで先制し、得意の走るバスケットと、#75シェッハ(3年・C)の高さを生かす。法政大は無得点が5分半続いたが、#30水野(2年・G)の投入で足が少しずつ動き始める。11-22の白鴎大リードで2Qに入ると法政大のギアが上げり、#30水野の3Pを皮切りに開始2分で6点差に迫ると、両チームは点の取り合いに。法政大は#30水野と#5玉城(4年・G)が果敢に攻め、#51金本(1年・G・光泉)がフレッシュな勢いのあるプレーを披露。白鴎大は#58前田(3年・SF)と#75シェッハが攻守の軸となり、じわじわと点差を離しし、#75シェッハの豪快なダンクシュートで29-40。前半を終える。

181213nakamura.jpg 3Qは早い展開の3P合戦となった。開始早々に白鴎大の#14髙間(4年・SF)が2本連続で3Pを沈めると、勢いそのままに2分間で10得点と一気に畳み掛ける。法政大も#5玉城の3Pとドライブ、#6中村(3年・G)の2本連続3Pで食らいつく。しかし走る展開を得意とする白鴎大は#23荒谷(2年・PF)を中心に点を取られては取り返す。53-72で最終Qへ。4Qは法政大#12千代(2年・F)の3P、さらにダンクシュートでスタート。白鴎大は#56中川(3年・PG)が得点に絡む。法政大は#30水野、#5玉城を中心に速い展開で攻めるが、1桁差まで詰め寄ることができなかった。78-91で白鴎大に軍配が上がり、ベスト8を勝ち取った。

法政大は序盤のスロースタートが響いたが、2Qからは1部で戦えるオフェンス力を十分示した。#6中村や#30水野の勝負強さはさすがだったが、#5玉城は本来の得点力と最上級生としての意地を見せた。白鴎大は#58前田と#75シェッハというキープレイヤーが働き、#14高間は大事な場面で3Pを決めチームを沸かせた。点の取り合いは白鴎大も得意とする部分。法政大の攻撃力は高かったが、ディフェンス力もそこにプラスして、揺らがずリードを守りきった。

写真上:この日終始素晴らしいパフォーマンスを見せたシェッハの豪快なダンク。
写真下:法政大の中村は現役Bリーガーとしての高い集中力を見せつけた。

※白鴎大・髙間選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【専修大VS大阪学院大】

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余裕を持った戦いぶりで専修大がベスト8
大阪学院大は木下の個人技が光る


181213morizane.jpg 1回戦を突破した大阪学院大は第3シードの専修大が相手。サイズもあって、専修大相手でも差を大きく感じさせない。1Qはゆるやかな出だしになり、17-19。大阪学院大は#30木下(4年・PG)、#8吉井(2年・SF)らを起点に攻める。専修大は無理せずスロースタートという状況で2Qに入るが、ここで一気に爆発。メンバーを変えつつも#23キング(1年・SF・アレセイア湘南)、#46寺澤(1年・PF・東海大諏訪)のルーキーたちも次々に得点に絡み、このQ32得点。49-36と大きくリードを奪った。

 後半、専修大は#30アブ(3年・C)のゴール下が生きる。大阪学院大は#30木下が起点になって得点するが、点差は詰められない。専修大はその後もプレータイムをシェアしながら点差を維持し、最後は4年生たちも出場させて88-61で試合を締めくくり、ベスト8へ進出。次はベスト4をかけて白鴎大との一戦になる。

写真:専修大・盛實、大阪学院大・木下。互いにサイズもあって機動力の高い好ガードで見応えがあった。

※専修大・重富友希選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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EDIT  |  23:45  |  2018インカレ  |  Top↑

2018.12.13 (Thu)

【2018インカレ】12/13結果(2回戦)

■大田区総合体育館

明治大学77(28-12,15-17,23-18,13-15)60名古屋学院大学
日本大学69(16-17,15-10,23-20,15-8)55近畿大学
法政大学78(11-22,18-18,24-32,25-19)91白鴎大学
青山学院大学70(15-16,19-23,12-16,24-12)67神奈川大学
日本体育大学81(15-25,25-23,17-22,24-13)83筑波大学
専修大学 88(17-19,32-17,21-17,18-8)61大阪学院大学



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2018.12.13 (Thu)

【2018インカレ】12/14試合予定(準々決勝)

■大田区総合体育館
10:00 東京医療保健大学 vs 白鴎大学(女子準決勝)
11:40 筑波大学 vs 愛知学泉大学(女子準決勝)

13:20 日本大学 vs 早稲田大学(男子準々決勝)
15:00 専修大学 vs 白鴎大学(男子準々決勝)
16:40 東海大学 vs 明治大学(男子準々決勝)
18:20 青山学院大学 vs 筑波大学(男子準々決勝)



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2018.12.12 (Wed)

【2018インカレ】12/12レポート(2回戦)

残り7.6秒からの#27濱田の3Pで
激闘の末に早稲田大が大東文化大を打ち破る


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写真:早稲田大勝利の瞬間、4年生たちがその勝利を噛み締めた。


 この日行われた2回戦は2試合、そのうち関東8位の早稲田大と関東2位の大東文化大は、ベスト8進出を巡って大激闘が繰り広げられた。

181212miyamoto.jpg 早稲田大は立ち上がりから攻守に気迫を見せる。3Pが連続し、またディフェンスでゴール下を固めていく。大東大は#23奥住(4年・SG)、#12熊谷(4年・PG)の3Pも出るが、インサイドの固い守りにあい、#15モッチ(3年・C)を生かせず。早稲田大の方がアウトサイドの確率がよく、次々に外が沈んで1Qは17―25。2Q、早稲田大は#7宮本(1年・)の外が好調。大東大は#38アビブ(1年・C・桐光学園)に代え、ゾーンに。早稲田大の足を止めるとターンオーバーを奪い、ゴール下にもボールが回るようになってくる。25―29となって残り5分からは熾烈な主導権の握り合いになり点数が動かないが、残り3分で大東大はようやく29―29に追いつく。ディフェンスが効いて早稲田大を抑えると、最後は#12熊谷の3Pで36―31と逆転して前半終了。

 後半の立ち上がりにモッチのリバウンドが生きた大東大は8点のリードに成功。互いにここから停滞するが、早稲田大は#41小室(2年・C)、#13長谷川(4年・G)の3Pで追い上げる。さらに#7宮本の3Pで1点差にすると、#13長谷川のバスケットカウントで畳み掛け、残り1分に逆転。さらに#13長谷川のレイアップが続くと、45―49と早稲田大がリードを奪い返して3Q終了。

181212ametani.jpg 4Q、大東文化大は#1深渡瀬(1年・PF・広島皆実)の3Pで1点差とするが、ここで早稲田大は#13長谷川がスティールからの速攻を決める。さらに激しい主導権争いが続いて点差が2点となってから長い時間がすぎ、試合時間は残り3分まで大きく動かない状況に。ここから大東文化大は#15モッチのフリースローで1点を詰め52―53に。残り1分半、大東大が決め切れないターンオーバーから早稲田大はゴール下で#26富田(4年・PF)へボールが渡り3点のリードに成功。大東大は外を狙っていくがこれが入らない。だが、残り31.3秒、苦しい中で大東大は#2飴谷(2年・SG)の3Pで55―55の同点にすると、さらに#2飴谷のリバウンドでフリースローを獲得。これを1本決めて大東大がこの土壇場で1点のリードを得た。残り7.6秒、タイムアウト開けは早稲田大最後の攻撃。ここでボールが渡ったのは#27濱田(4年・F)。0度に近い場所からの3Pが沈むと、これが決勝点となり、56-58。早稲田大が昨年の覇者を下しベスト8進出。優勝候補の大東文化大はベスト16で姿を消すことになった。

 互いに激しいディフェンス、オフェンスを繰り広げた戦いは、最後の最後に4年生という意地を見せた早稲田大が制した。どちらもインカレという舞台にふさわしい両チームによる好ゲーム。そして早稲田大の勝利は大会全体の地図をどう変えるのか。続く戦いも見ものだ。

写真上:3P2本を含む12点の宮本。ディフェンスでもゴール下を止めた。
写真下:全身全霊のプレーで戦った飴谷の貢献度は大きい。この負けを糧として次に進みたい。

※早稲田大・濱田選手のインタビューは「続きを読む」へ。大東文化大のインタビューは別途掲載します。



第1シード東海大が勝利しベスト8へ
九州産業大は第2の壁は突破ならず


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写真:21得点、3Pは4本を沈めた西田のプレーも今後の鍵になる。


 この日のベスト8を決めるもう一試合は、優勝候補・東海大と九州1位の九州産業大の対戦。東海大はこの日#22笹倉(3年・PG)が欠場。その穴を#28津屋(2年・SF)がスタメンで埋め、起点になっていく。九州産業大は闘志を燃やす#58鈴木(4年・PF)がアグレッシブに内外決めるが、好調にシュートが沈んだ東海大が1Qで24-15とリード。2Qも互いに点を取り合うが、東海大のディフェンスも硬く、九州産業大は差を詰めきれないで前半は44-31。

181212suzukita.jpg 後半、九州産業大は十分追える点差で始まるが、東海大の3Pやインサイドでは#10鶴田(4年・C)の幅のある攻撃を止めることができない。しかし#47宮﨑(4年・SF)が果敢に攻めて気持ちは切らさず、このQだけでは23-18と善戦。続く4Qは#0仲上(3年・PG)、#47宮﨑、#58鈴木の渾身の3Pもあって追い上げを見せ、このQだけで27点。東海大はリードもあるがスタメンを最後まで残して、警戒を怠らず最後は89-76。最後まで激しくプレーする九州産業大をかわし、ベスト8へと進んだ。

 九州産業大は最後まで戦う姿勢を見せ続けた。#47宮﨑は22点、#58鈴木が15点、#32アンソニーが14点16リバウンドと確かな数字を見せ、東海大から76点をあげた。東海大は5人が2桁得点。もう少しディフェンスを締めたいところだが、第1シードの力を発揮して次へと駒を進めた。

写真:東海大・佐土原を止めに行く九州産業大・鈴木。攻守で最初から最後まで奮闘。今年のチームとしての健闘と成果はひとまず評価したが、自身はまだまだやり足りない、と上を目指す。

※九州産業大・宮﨑選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2018.12.12 (Wed)

【2018インカレ】12/12レポート(1回戦)

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1回戦がすべて終了。近畿大、名古屋学院大ら
期待の関西・東海のチームが2回戦へ進む

 インカレ3日目、この日残りの1回戦4試合がすべて終了。関西1位の近畿大、東海1位の名古屋学院大など関東以外のチームがベスト16に進出。近畿大は立ち上がりで中国1位の徳山大を圧倒。名古屋学院大も東北1位の仙台大に大差をつけた。

関東7位の日本大は九州共立大を、10位の明治大は東北学院大を大差で下し、それぞれ勝ち上がった。翌13日に2回戦をこなし、すべてのベスト8が決定する。

写真:初戦の快勝に盛り上がる日大ベンチ。次は近畿大との対戦でベスト8進出なるか。

※近畿大・稲見選手、名古屋学院大・鈴木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2018.12.12 (Wed)

【2018インカレ】12/13試合予定(2回戦)

■大田区総合体育館

10:00 明治大学 vs 名古屋学院大学
11:40 日本大学 vs 近畿大学
13:20 法政大学 vs 白鴎大学
15:00 青山学院大学 vs 神奈川大学
16:40 日本体育大学 vs 筑波大学
18:20 専修大学 vs 大阪学院大学



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2018.12.12 (Wed)

【2018インカレ】12/12結果(1回戦・2回戦)

■大田区総合体育館

明治大学 111(24-10,25-12,37-9,25-19)50 東北学院大学
徳山大学 52(11-23,11-24,21-28,9-10)83近畿大学
仙台大学 61(13-24,12-27,13-23,23-24)98名古屋学院大学
日本大学 90(18-11,13-7,24-15,35-18)51九州共立大学
早稲田大学58(25-17,6-19,18-9,9-11)56大東文化大学
東海大学89(24-15,20-18,23-18,22-27)76九州産業大学


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2018.12.11 (Tue)

【2018インカレ】12/11レポート(1回戦)

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福岡大が筑波大に大健闘を見せ
初出場の環太平洋大も勢いあるプレーを披露


 インカレ2日目は引き続き1回戦の6試合が行われた。この日は第4シードの筑波大以下、合計6チームの関東勢が1回戦を突破。

 この日は関東以外のチームの勝ち上がりはなかったが、初出場の環太平洋大は高校等で長年指導経験を持つ森 億氏を監督に迎え、2年目でサークルから体育会に昇格し、中国2位でインカレ初出場。下級生主体でここからの成長や強化が問われる段階だが、日本体育大相手に前半はポテンシャルを見せ、善戦した。今後の成長度合いが注目となる。

 また、11年ぶりにインカレに出場した九州2位の福岡大が、筑波大に真っ向勝負を挑み、ディフェンス、リバウンド、シュートで第4シード相手にまったく遜色のない素晴らしいプレーを披露した。惜しくも4Qで引き離されたが、その最後まで諦めない粘りと集中力は、見事だった。

 この日の勝利は以下の通り。関東4位・筑波大、5位・青山学院大、6位・白鴎大、11位・日本体育大、12位・法政大となり、すべて関東勢が勝ち上がった。翌12日は1回戦残りの4試合と、2回戦の2試合が行われる。

写真:1Qから筑波大と接戦を繰り広げた福岡大。最後まであきらめない姿勢が光った。


※法政大・竹内選手、神奈川大・浜谷選手、日本体育大・嶋田選手、福岡大・田方監督、太田選手、森本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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2018.12.11 (Tue)

【2018インカレ】12/12試合予定(1回戦・2回戦)

■大田区総合体育館

10:00 明治大学 vs 東北学院大学
11:40 徳山大学 vs 近畿大学
13:20 仙台大学 vs 名古屋学院大学
15:00 日本大学 vs 九州共立大学
16:40 早稲田大学 vs 大東文化大学
18:20 東海大学 vs 九州産業大学


アクセス:京浜急行「京急蒲田駅」より徒歩約7分、JR「蒲田」駅より徒歩約15分。
入場料ほか詳しい情報、また女子については大会公式サイトにてご確認ください。


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2018.12.11 (Tue)

【2018インカレ】12/11結果(1回戦)

■大田区総合体育館

法政大学69(17-16,19-13,17-9,16-11)49北海道教育大学岩見沢校
東海大学札幌キャンパス 54(10-18,11-23,11-35,22-16)92 神奈川大学
日本体育大学119(33-17,13-20,35-11,38-14)62環太平洋大学
常葉大学 59(22-22,10-17,12-22,15-27)88白鴎大学
青山学院大学126(23-10,33-13,31-12,39-15)50松山大学
福岡大学65(18-18,16-20,18-18,13-20)76筑波大学


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2018.12.10 (Mon)

【2018インカレ】12/10レポート(1回戦)

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第70回目となる記念のインカレが開幕
全32チームが大学日本一を目指す


 大学バスケットボールのシーズン総決算となる全日本大学バスケットボール選手権記念大会、通称インカレが、男子は大田区総合体育館で開幕した。

 初日から会場を沸かせたのは関西2位の京都産業大。関東8位の早稲田大と延長戦にもつれ込む大熱戦を見せ、あとわずかで勝利まで迫った。また、昨年ベスト8の中京大は九州産業大と好勝負を繰り広げたが、九州産業大が高さの利点が勝負ぎわの決め手となり、競り勝った。また、関西3位の関西学院大も大東文化大に善戦するが及ばず、関東越えはならず。東海大は新潟医療福祉大を、専修大は同志社大を序盤から圧倒。大阪学院大も富山大相手にうれしいインカレ初処理をあげた。

 この日勝利したのは関東1位の東海大、2位の大東文化大、3位の専修大、8位の早稲田大。そして関東以外のチームでは関西5位の大阪学院大、そして九州1位の九州産業大の6つ。翌11日は同会場で1回戦の続き6試合が行われる。

写真:京都産業大は早稲田大学を最後まで追い込むが、延長戦で敗れる。#23サンブ、#24大庭、主将の#3高田らの奮闘が光った。


※大阪学院大・木下選手、早稲田大・長谷川選手、京都産業大・高田選手、九州産業大・鈴木選手、関西学院大・高山選手、中野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2018.12.10 (Mon)

【2018インカレ】12/11試合予定(1回戦)

■大田区総合体育館

10:00 法政大学 vs 北海道教育大学岩見沢校
11:40 東海大学札幌キャンパス vs 神奈川大学
13:20 日本体育大学 vs 環太平洋大学
15:00 常葉大学 vs 白鴎大学
16:40 青山学院大学 vs 松山大学
18:20 福岡大学 vs 筑波大学


アクセス:京浜急行「京急蒲田駅」より徒歩約7分、JR「蒲田」駅より徒歩約15分。
入場料ほか詳しい情報、また女子については大会公式サイトにてご確認ください。


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2018.12.10 (Mon)

【2018インカレ】12/10結果(1回戦)

■大田区総合体育館

大阪学院大学101(22-20,29-15,23-8,27-22)65富山大学
早稲田大学81(17-22,18-19,16-12,21-19,9-4*)76京都産業大学 *OT
中京大学73(19-24,17-16,16-17,21-23)80九州産業大学
専修大学71(14-3,16-9,18-14,23-7)33同志社大学
関西学院大学67(7-17,20-25,17-17,23-20)79大東文化大学
東海大学102(33-4,16-14,30-21,23-7)46新潟医療福祉大学


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2018.12.09 (Sun)

【2018インカレ】12/10試合予定(1回戦)

■大田区総合体育館

10:00 大阪学院大学 vs 富山大学
11:40 早稲田大学 vs 京都産業大学
13:20 中京大学 vs 九州産業大学
15:00 専修大学 vs 同志社大学
16:40 関西学院大学 vs 大東文化大学
18:20 東海大学 vs 新潟医療福祉大学

アクセス:京浜急行「京急蒲田駅」より徒歩約7分、JR「蒲田」駅より徒歩約15分。
入場料ほか詳しい情報、また女子については大会公式サイトにてご確認ください。

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2018.12.09 (Sun)

【2018リーグ1部・コラム】2年生たちの台頭

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チームの未来を担う選手たちがリーグ戦で見せた成長
〜飴谷由毅(大東文化大#2)・小酒部 泰暉(神奈川大#75)・荒谷裕秀(白鴎大#23)〜


 チームの実力をはかる指針の一つに、節目節目に新たな選手が出てくるかどうか、というものがある。中でも長丁場のリーグ戦は安定して戦うためにも戦力は多い方ほど良く、ここで出場機会を増やして伸びていく選手の存在は欠かせない。それはBチームで努力を重ねて上がってくる上級生かもしれないし、実力ある下級生かもしれない。1部リーグでは今年、この先の成長が楽しみな2年生たちが何人も頭角を現した。今が伸び盛りと言える2年目の選手たちに焦点を当ててみたい。



「期待されている以上、それに応えていきたい」
〜#2飴谷由毅(大東文化大)〜


 昨年インカレ初制覇を成し遂げた大東文化大。長らく2部と1部を行き来しながら地道に力をつけてきたが、今季のリーグ戦でも2位に入り、今や立派な1部強豪校だ。今年飛躍的にプレータイムを伸ばし、チームが苦しいときに鮮やかな活躍を見せたのが、今年から出番を得ている飴谷由毅だ。身長190cm、細身の身体はまだ下級生らしさを残すが、高い跳躍力を持ち、リバウンドや速攻は伸びやか。立ちはだかる相手チームのインサイドの壁にもひるまず、ぶつかっていく強さも備えている。昨年は1年生で唯一のベンチ入りを果たしていたが、出場機会はほとんどなかった。しかし2年目に入るにあたり、西尾監督は「昨年1年生で一人だけベンチ入りを果たした意味を、本人はわかっているはず」と発破をかけた。その言葉に応えるように、春から急成長を見せている。

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「昨年の葛原さん(現Bリーグ富山)の仕事が、今年の自分の仕事だと思っています。西尾監督にもそれは言われています」。

監督の言葉を、飴谷も痛いほど自覚している。インカレを制覇したときに欠かせなかった主将の葛原が抜けた分の働きをこなすのは、今年は自分だと春から言い続けてきた。高い身体能力を持ち、指揮官から期待のかかる逸材だが、彼の良さはそのポテンシャルだけではなく、常に一生懸命にプレーできるところだ。ディフェンス力の高い大東文化大は、チーム全体が粘りを持っているが、飴谷も最後まであきらめない選手。その根底には絶対にボールを取る、という強い気持ちがある。

「飛び込みリバウンドなどは勘もあると思います。でも、跳んでおけば自分は手足の長さを活かして高い位置でボールに触れることができます。絶対に自分のボールにできる、と思って跳ぶだけですね。それに、チームとしてもどんなときも泥臭くディフェンスをまとまってやるように練習を継続しています。負けても、どんなときもディフェンス、ディフェンスと突き詰めて練習していくことで、自分の中にどんなプレーでも最後まであきらめない粘りが蓄積されていっているんだと思います」。

1811209ametani1.jpg 飴谷が偉大な先輩の抜けた穴を埋めることを意識し、粘り強く泥臭くプレーし続けている部分は見逃せない。そして、もっと大きく飛躍していける選手としての期待もかけられている。

「監督からは将来も見据えて、選手としてさらにグレードアップして欲しいという話もされています。だから今できているプレーだけではなく、アウトサイドのシュートやドライブといった幅広いプレーを積極的に習得しているところでもあります」。

その言葉通り、リーグ戦では春に比べて外のシュートを打つシーンも多く見られるようになった。外も自分の強みにすれば、チームをもっと助けることができると今は痛いほど感じている。2巡目の筑波大戦で負けたあとは「自分がもっと決められたら。もっと練習しないと」と、決意を新たにしていた。

「学年が上がり、求められていることも増えました。外のシュートがないというのはこの先プレイヤーとして有り得ません。アウトサイドはもちろん、ドライブもそうです。期待されている分、それに応えないといけません。そうでなければ出られない人もいる中で自分が出してもらっている意味がないし、多くの人に支えてもらっているからこそ、成長しないといけないと思っています」。

求められていることを素直に受け入れ、それに向かってひたむきに努力しようとする姿勢。それがあれば、まだまだ伸びていける。これから先、飴谷はまだいくつもの階段を上がっていけるだろう。


飴谷由毅
#2/SG/190cm/77kg/富山工業/2年



「悔しかったから、シュート練習を積んできた」
〜#75小酒部 泰暉(神奈川大)〜


 ダイヤの原石、と評されるのは神奈川大の#75小酒部 泰暉だ。神奈川県の最西端にある山北町に生まれ、小学生から高校まで同地で過ごした小酒部。所属した地元のバスケット部は強いわけではなかったが、抜群の跳躍力を持ち、オールラウンドなプレーでチームを牽引する小酒部は県内では知られた存在だったという。本人は神奈川大へは地元だから「普通に受験しよう」くらいの考えだったと言うが、幸嶋監督のかける期待は大きい。また、今季はチームが1部に昇格したことで注目され、小酒部の能力も大きく花開くに至った。

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 昨年、彼がルーキーイヤーの神奈川大は3、4年の上級生が多く、リーグ戦ではスポット的な出場にとどまった。自身、「まだ大学の練習にも馴染めていなかった」と、チームルールや大学の練習のレベルに慣れるまで少し時間が必要だったようだ。だが、インカレ時には既になくてはならないバックアップ選手となっており、神奈川大初のベスト8にも貢献した。そして、そのインカレの戦いが彼の成長を大きく促すことになる。

インカレのベスト4がかかった試合は、その年の1部リーグを制した拓殖大との対戦だった。この年の拓殖大はルーキーのドゥドゥ ゲイと岡田侑大を両エースとし、得意のオフェンスで勝っていくチーム。一方、守備力に定評のある神奈川大は1Qから拓殖大をロースコアに押さえて接戦を繰り広げ、最後までわからない勝負になる。この試合、小酒部はゲーム終盤の勝負がかかった場面で自分が放ったスリーポイントが決められなかったことを、今でも悔やんでいる。

「もし、自分があのスリーポイントを決めていたら勝てたかもしれないし、延長に持ち込むとか、勝機があったと思うんです。だから本当に悔しくて。この春からそのためにシューティングをしてきました」。

1811209osakabe3.jpg 敗戦が彼の意識を変えた。これまでの得点の取り方だけではダメだと、2年目の春から本格的にスリーポイントに取り組み始めたのだ。そして、リーグ戦では初戦から小酒部のスリーが勝負どころで試された。試合の勝敗を決める最後の1本、それを託されたのだ。惜しくも第1戦の筑波大戦ではそれを落とし、1点差で黒星スタートとなったが、2戦目以降もきれいなフォームから放たれるスリーポイントは次々にネットに沈み続けた。その勝負強さは、「これまでちゃんとスリーポイントの練習をしたことがなかった」、というのが信じられないぐらいの美しさと確実さでチームを勇気づけた。

その後も「自分の出来が勝敗を決める」と常に高い意識で試合に臨み続け、リーグ戦では1試合平均で35分近いプレータイムで、工藤卓哉らをはじめとする4年生のエースたちとともにチームを支えた。順位的には苦しんで9位となったが、挑戦という意味では得たものは小さくないに違いない。個人ランキングでは得点、スリーポイント、リバウンドでトップ10以内に食い込み、その能力の高さを示した。また、「やってみたい」と言っていたキャリアのある選手たちとのマッチアップも刺激を得ただろう。「まだまだプレーのバリエーションも、スキルも上げたい」と言うだけに、ここからの輝ける飛躍も大いに期待したい。


小酒部 泰暉
#75/SF/184cm/70kg/山北/2年




「ディフェンスでも流れを作っていく選手を目指す」
 〜#23荒谷裕秀(白鴎大学)〜


 今季のリーグ戦で後々まで記憶に残るであろう一戦が、9月12日の第6戦、白鴎大と拓殖大の試合だ。この試合はのちにBリーグの三河入りした拓殖大の岡田侑大が58得点を記録した試合であり、両チーム合わせて20本の3Pが沈む熾烈な点取り合戦でもあった。終始両者の集中力は切れず、100点を超えて延長戦にもつれ込んだが、終盤になってその得点能力を発揮し、チームの大きな助けになったのが、白鴎大の荒谷裕秀だ。アウトサイドシュートをしぶとく決めた白鴎大の髙間 龍之介や、岡田のマークマンだった前田怜緖らの要所の活躍も光った。その中で合計31点を挙げた荒谷は、119―117の2点差のゲームを制するに当たって見逃せない働きを見せた。

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 この春はトーナメントからの出場を果たし、新人戦ではベスト8入りに貢献。独特のタイミングでペイントに切れ込むプレーのリズム感と、抜群の得点感覚が光る。

「外のシュートよりはそういったプレーが得意ですね。春のトーナメントで公式戦に初出場したときは緊張があってうまくできない感じもありました。でも試合に慣れてきて新人戦ではベスト8入りの結果が残せました。ここでうまくプレーできたのも、春に準決勝や3位決定戦に出て少し試合に慣れたおかげだと思います」。

新人戦のあとでそんなふうに語っていたが、リーグ戦ではもっとチームに欠かせない存在となり、件の拓殖大戦では荒谷のプレーが何度もチームを救った。しかも、この試合で取った31点のうち、4Qと延長戦だけで17点を入れたのだ。リーグ戦の抱負として、「まだ他のチームにスカウティングされていないであろう自分だから、チームの役に立てることがあるはず」、とも言っていたが、第6戦のプレーはまさにそれに当てはまるような状況だった。この試合後もやはり「新人戦で自信がついたから」と控えめな態度だったが、その後は得点面で確かに計算できる選手としてプレータイムを伸ばしていく。そんな荒谷に課題を聞くと、アウトサイドのシュートとディフェンスという答えが帰ってきた。

1811209araya3.jpg「外のシュートをもっと打てるようになりたいです。そうすれば攻撃の幅も広がると思います。ずっとドライブが好きで、ドライブばかりしてきて、高校だとそれでも問題なく攻めることができました。でも大学だとそれだけではうまくいかないので、武器を増やしたいですね。あとはディフェンスです。勝たなければいけない接戦ではどうしてもオフェンスの方が先に立ってしまう。でも、ディフェンスを頑張って、そこからチームの流れを作っていける選手にならなければと思っています」。

白鴎大はディフェンスを重要視するチーム。それができた上でのオフェンスであれば、今より荒谷はもっと強力で存在感ある選手になるだろう。ディフェンス自体は「得意じゃない」と素直に認めるが、それが何よりも大事だということも理解している。

今季のチームは1部の中盤でリーグ戦を終えたが、荒谷の成長がチームの躍進と重なっていくかどうか、そういったところもここから見どころになっていくだろう。


荒谷裕秀
#23/PF/188cm/78kg/東北/2年



 2年生たちはいずれもまだ多くのことを学び、身につけようとしている段階だ。課題に正面から向き合い、克服していくこと、そして目指すところをはっきりと持ち、高い意識で臨んでいる姿勢が感じられる。20歳前後はまだ多感で、揺れもある。だが、学生時代だからこそ得られる豊富な練習時間を活かして素直になんでも習得し、伸びていける時期でもあることは間違いない。すでに自分のやるべきことを意識した彼らの、ここからのもう一段階、二段階のステップアップを楽しみにしたい。


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2018.12.09 (Sun)

【2018リーグ1部】東海大学〜ルーキーたちの挑戦〜

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1年生がみずみずしい魅力を発揮して
初めてのリーグ戦で優勝に貢献


94回目の関東大学リーグ戦は、東海大学の3年ぶり5度目の優勝で幕を閉じた。2005年に1部に参戦してから、大学界の強豪としてライバルたちとトップを争い続けてきた東海大には、優れた選手たちが毎年入学してくる。今年、チーム一丸で優勝に向かっていく中で目を引いたのは、そうした1年生たちの活躍だ。大会の優秀選手に入った大倉颯太、八村阿蓮の2名はリーグ戦途中からスタメンとしてチームに大きな貢献を果たすプレイヤーとして活躍。またもう一人、佐土原 遼もセカンドメンバーとして出場機会を得て、経験を積んだ。



「絶対どこにも負けられないと思ってやってきた」
 〜#11大倉颯太〜


 強い東海に憧れ、「東海大でチャンピオンになる」という固い決意を持って入学してきたのが、大倉颯太だ。彼にとって東海大は大学界を代表するチームであり、だからこそ勝たねばならない、という確固たる意志が1年目から彼を突き動かしていた。

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 今年最大の鳴り物入りとされ、注目を浴びていた大倉。その期待に違わずトーナメントからプレータイムを獲得して短い時間でもその実力を知らしめると、新人戦では主力として活躍し、優勝こそ叶わなかったものの3位。リーグ戦では第6戦からスタメンを務め、アシスト、得点にと随所でチームを輝かせるプレーを見せた。結果、チームは優勝。個人としてはリーグ優秀選手賞を八村阿蓮とともに受賞した。順調に見える初年度のここまでの結果は、彼がもともと持っている能力だけで獲得したものではない。チーム全体の取り組みはもちろん、大倉個人としてもどのようにすればチームの信頼を勝ち得、また対戦相手を凌駕し、勝利という結果を残していくことができるのか、普段の練習からたゆまぬ努力とあくなき追求を行ってきたからに他ならない。

「最初はもちろん信頼なんかありません。だから試合を重ねて自分の存在感を出して、しっかりチームの中心になれるように努力し、そのために必要なことを考えてやってきました。リーグ戦では帰宅中と帰宅後にはその日の試合のビデオを見直し、それから翌日には次の対戦相手の映像を見て、また次の日にはチームミーティングで再び映像を見て、と振り返りと次戦の予習を学生コーチにも協力してもらって、何度も繰り返しました。勝つために絶対に努力は怠りたくなかった。練習ももちろんファイトして、みんなに認めてもらわなければならないと思ってやり続けました」。

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勝つために必要なことを突き詰め続ける彼の姿勢が、チームに通じないわけはない。そして信頼を得た分、大きな責任を背負っていることも決して忘れていない。バスケットに真剣で、試合中は自分の意見をはっきり言い、ミスをしたら全力で謝る。リーグ戦中はそんな姿勢でチームに影響を与えるプレーを見せ続けた。

181208okura.jpg だが見事優勝を果たし、努力の成果は出たのでは、という問いはきっぱりと否定した。「4敗もしているようではまだまだ」と、厳しい表情を見せる。個人としてもチームとしても最大限の準備とトレーニングをしているのに、それでも4敗したというのは、まったく納得いっていない。そしてこのリーグ戦中、チームで最大の敗北感にうちのめされた出来事もあった。9月の半ばにあった天皇杯一次ラウンド、社会人チームの黒田電気に78-83で破れたことでチーム全体も言いようのない衝撃を受けた。

「あそこでチームが一番落ちました。陸さんも、学生コーチもあんな厳しいことを言ったことはありません。勝てた試合だったと皆が思っているはずだし、出ているのだったら本当にその分の役目を果たさないと、ということをもう一度突きつけられました。そこから一戦一戦をファイトしていくことを今まで以上に意識するようになったし、チームとしても大きく変わった瞬間だったと思います」。

敗北で得た教訓を生かし、チームは一つ大きくなった。優勝も遂げたが、まだそれは大倉が理想とする頂点ではない。もっと強く、もっと圧倒的な東海大にならなくては、という思いはむしろ強く掻き立てられたに違いない。リーグ戦はゴールではない。続くインカレでの戦いぶりはもちろん、自身の目指す強い東海大をどんなふうに見せてくれるのか、ここから描いていく軌跡をしっかりと見届けなくてはならない。

大倉颯太
#11/G/184cm/79kg/北陸学院/1年




「幅広いプレーのできる選手を目指していく」
 〜#86八村阿蓮〜


 大倉と呼応するような息のあったプレーを見せたのが、八村阿蓮。春こそ怪我で試合には出場せず、状態が気になるところだったが、新人戦からコートに登場すると、存在感を示し始めた。リーグ戦は鶴田 美勇士、平岩 玄といった上級生とプレータイムを分け合う形でスタートするが、どっしりしたセンターらしい先の2名と異なり、飛び込みリバウンドや合わせ、セカンドチャンスにも絡むうまいポジション取りでチームに何度も流れを持ってくるプレーを見せている。

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「新人戦では膝の状態があまり良くない中でのプレーでした。でもリーグ戦までは時間もあったのでしっかり完治させて、トレーニングも積んでいい状態にしていけました。リーグ戦では問題なくプレーできて、体力的にも不安はなかったです。トレーナーの方々には本当に感謝しています」。

リーグ序盤はベンチスタートで、数字も控えめだったが、プレータイムの増加とともにそれがどんどん上がっていく。第6戦から大倉とともにスタメンに入ると、その神奈川大戦では30分の出場でチームハイの19点12リバウンドを記録。一気にブレイクすると、それ以降はどの試合でも欠かせない活躍を見せ、得点やリバウンドで数字をあげていく。

181208hatimura4.jpg「最初はあまりプレータイムもなかったけれど、徐々に慣れてフィジカルの強い当たりも気にならなくなりました。リバウンドは練習から意識してきましたが、玄さん(平岩)が留学生と競り合ったときに、こぼれたりチップしたボールを取ったりして、玄さんの助けになるプレーを心がけていました。それが数字にも出てきたのかなと思います」。

そんなふうに先輩をサポートする意識でもぎ取ったリバウンドはもちろん、彼と一緒に出場している大倉との息の合ったプレーでも見せた。大倉のプレーぶりは際立っていたが、そこに抜群のタイミングで合わせてくる八村の動きもまた素晴らしかった。

「大倉はゴール下の動きを本当によく見てくれていて、そこにちゃんとジャストでボールが来る。すごいです。もちろんプレーの合わせは練習でもやっていますが、うまくそれを試合でも出せました」。

この2人がのびのびとプレーできるチーム環境もいい方向に働いたが、両者の働きは大きく、2人揃って1年ながらリーグの優秀選手賞を受賞する栄誉にも浴した。良い循環が働き、入学1年目でリーグ優勝を経験することになったが、もちろんそれでは終わらない。個人的にもまだもっとレベルアップしたいと思うところは多い。

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「国際的に見れば自分は大きくありません。代表の合宿ではラマスHCに世界で通用するようなプレイヤーになって欲しいと言われました。そのために大学のうちに3番ぐらいはこなしたいし、いずれは代表に入って3番や4番をやれるような選手になりたいんです。今はゴール下が多いですが、外のエリアへどんどんプレーを広げていきたいと思っています」。

目標は明確で、大きい。バスケット一家で育ってきたが、東海大というチームで得られる刺激も少なくないはず。目指すところに向かってただ、突き進んで欲しい。

八村阿蓮
#86/C/198cm/98kg/明成/1年




「泥臭く、常に120%で自分の持ち味を出すことが大事」
 〜#23佐土原 遼〜


 インサイドプレイヤーとして八村ともう一人、リーグ戦で出場機会を得られたのが佐土原 遼だ。東海大相模のエースとして活躍し、大学部へと上がってきた。

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身長192cm・97kgと厚みのある体格だが、高校入学時は今より身長が5cmほど低く、体重は20kgも軽い、線の細い選手だった。しかし東海大出身の小山孟志トレーナーの指導の元、体づくりに取り組み、増量に成功。「食べてウエイトをするとすぐに増える」そうだが、力強い肉体を作ったあとはフィジカルを武器として活躍。高校3年の関東大会では40分で54点を取るようなパフォーマンスも披露している。しかし、大学はまたレベルが一段階上がる。

「高校のときはトレーニングのおかげでフィジカル負けはしなかったけれど、大学にはもっと強いフィジカルの選手もいて、やはり負けてしまうことがあります。だから自分のこれまでの持ち味である体の強さだけではない、新しいプレーがこれから必要になってきます。それを考えながらやっていきたいです」。

大学に来て新しい壁に直面しているが、東海大にはそれを乗り越えるため、思い切ってぶつかっていける先輩もいる。100kgを越え、佐土原より上背もある平岩や鶴田といった相手と練習できるいい環境が東海大にはある。1対1では先輩に勝てることもある、と練習での成功体験を自信にするが、その積み重ねを確実な実力としていく努力が問われるだろう。

181208sadohara2.jpg リーグ戦ではセカンドチームとしての出場を果たしたが、同じルーキーでも大倉や八村とはまた異なる面で貢献していこうとしている。

「自分はあの2人のような、得点を取って活躍するタイプではないと思っています。それよりはリバウンドや泥臭いプレーでチームを救うような働きをしなければいけない。高校時代の恩師からも常に120%でやり続けるように言われてきました。今、少ないプレータイムで少しなりとも結果を残せるのは、高校時代からその心がけを忘れずにやっているからかなとも思います」。

全国大会に出場したことがなく、先の2人に経験もまだ及ばないが、そこで焦るよりは自分ができることは何かを考える方が先だ。

「思っているようなプレーはまだできていないんですが、そういうことばかりに気を取られていたらそれは自分じゃない。泥臭いプレーを忘れたら自分の良さがなくなってしまいます。だからリバウンドは誰にも負けない、その気持ちを忘れず、そして自信を失わずにやっていきたいと思います」。

持ち味を忘れず、そこに良さを付け加えていくことが第一と捉えているが、仲間たちに触発される部分は少なくないようだ。同期たちは佐土原がこれまで会った誰よりも個性的で、バスケットに懸命だという。東海大を目指してくるだけあって皆が負けず嫌いで、練習などでも喧嘩をするぐらい熱く、真剣に取り組み、コートを離れれば皆が和気あいあいと仲が良い。佐土原にとってそうした仲間たちを得られたことこそ、きっと東海大に進んだ一番の財産になっていくに違いない。

佐土原 遼
#23/PF/192cm/97kg/東海大相模/1年



 大倉、八村、そして佐土原。彼らのほかにも期待の選手は多く、伊藤 領や坂本聖芽といった面々も新人戦で活躍し、リーグ戦も試合によっては登録され、少しずつチーム内でその力を示しつつある。大学バスケット界に一歩を踏み出したルーキーたちにここからの4年間、どのような時間が訪れるのか、その行く末には大きな希望が広がっている。



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2018.12.07 (Fri)

【2018リーグ2部・コラム】悲願の1部昇格とその原動力〜日本体育大・井手優希〜

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チームとしてのつながりを最重要に1部昇格の目標を達成
〜井手優希(日本体育大・4年)〜


 2部リーグの優勝候補の一つだった日本体育大は、20勝2敗で見事優勝。1部自動昇格とインカレ出場を勝ち取った。2013年に2部に降格してから6年が経過。来季7年ぶりの1部復帰となる。今年は2部の多くのチームが下級生主体で安定感に欠けるチームもあった。日本体育大も同様だったが、チームは大きく崩れることなく勝ち星を重ねた。その中でコートに立つ4年生として、主将として奮闘したのが井手優希。点取り屋のイメージが強かった下級生時代から、今季は周囲を生かすアシストでチームを引っ張り続けた。



大切なのはコミュニケーション
4年生がコート内外でチームのために働く


 春からチームとしての勢いが見えていた日本体育大。今年藤田監督が取り入れた速いバスケットスタイルがメンバーにはまり、下級生たちが成長を見せてルーキーも輝き、チームに勢いが生まれていた。1年生の#50バム ジョナサンはハードワークに徹し、#24土居 光や#33遠藤 善は抜群の機動力を発揮。#3大浦颯太は昨年の怪我を乗り越え、ポイントゲッターとして花開いた感がある。トーナメントではベスト16だったが新人戦は準優勝、2部リーグは見事優勝を飾った。

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 4月の日筑戦で井手は「自分はキャプテンとしてチームメイトの気分の浮き沈みやチーム全体の波を一定にして、悪い方に行かないように声掛けをするようにしています。学年関係なく喋ろうとしています」と、大事にしたいのはコミュニケーションと語っていた。昨年もトーナメントでは3位という結果を出し、1部昇格の力は備えていた。しかし何が足りなかったかと言えば話し合うことや横のつながりではないか、という結論に至ったからだ。それは井手だけではなく、同じ4年で学生コーチの畠山 大や、試合には出ていないが他の4年生にも同様の思いがあったと言う。リーグの開幕戦では「AからCチームまである中で、信頼関係を大事にしていろんな人と接し、できるだけ温度差をなくしたい」そんなコメントがあった。そしてその意識はリーグの最後まで貫かれたからこその優勝だった。最終週、チームメイトがどんな働きをしていたのかを教えてくれた。

181207iide4.jpg「昨年までは監督に言われたことだけしかやっていないし、言われた通りにしかしていなかった。これはやっぱり良くないことだと思いました。だから今年は“自主性”をすごく大切にしてきました。練習の内容も自分たちで考えたり、みんなで意見を出し合ったり。自分が言ったことであれば、選手たちもやるしかない。その結果、試合でも力を発揮することができたんだと思います。学生コーチの畠山も一緒にいろいろ考えましたし、出ていない4年生も試合とは違う部分で協力してくれました。ダリ(#32フェイ)も怪我をしていて出られない時期もありましたが、彼はチーム内で誰かが落ち込んでいたらしっかり声を掛けてくれました。そこが昨年とはぜんぜん違うところだと思います」。

下級生が多いチームであった日本体育大がむしろ若さを勢いに変え、快進撃が続いたのはそうしたチームでの共有やコミュニケーションがうまく働いたからだろう。井手がコート上では絶えずチームに声を掛け、見えない部分でも4年生が支え、下級生たちはのびのびと自分たちの持ち味を発揮しての20勝だった。

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チームに合わせたスタイルチェンジで
見事2部リーグアシスト王を獲得


 これまで点を取るイメージが強かった井手。昨年はスリーポイントやビッグマン相手にでも軽々と決めるフローターなど、さまざまなテクニックや得点パターンを見せ、その存在を知らしめた。しかし今年はガラリと印象が変わった。得点能力のある下級生が伸びてきたことで、自身はゲームコントロールをより意識するようになったのだ。

「下級生はフレッシュにやってくれるので、自分は彼らが思い切りできるようにパスをしたり、声を掛けたりすることを考えていました。自分は大事なときにだけ得点を取れればいいと思っているんです」。

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ポイントガードというポジションを意識し始めたのは高校時代だと言うが、大学に入ったときは攻められるガードでなければいけないという思いもあり、攻撃的なスタイルを意識してきた。しかし、周囲に頼りがいがあって伸び盛りの選手がいる今年は、それを活かそうとさらにスタイルチェンジ。1部に行くためには安定感も重要だと考え、その土台となるのは4年生の自分であると考えての選択だった。そして今年入学してきた弟の井手拓実もガードの控えとして、頼もしい活躍を見せて兄をサポート。その結果、今年は2部リーグでアシスト王を獲得。やろうと意識したことが見事に結果として現れた形になった。


「自分や4年生がやろうとしたことに、みんながついてきてくれました。だからチームとしてまとまって2部リーグ優勝を達成できたと思います。それは本当に良かったです」。

181207iide5.jpg 喜びがある一方、リーグ戦では課題も見つかった。リーグ最終週にダリ、バム、大浦、磯野といった面々が欠場し、連敗で最後を迎えることになってしまったからだ。井手は悔しいときは素直に悔しさを表に出す選手だ。チームの3つの目標のうちの一つである全勝優勝が潰え、試合が終わったあともいつまでも納得のいかない顔で眉をひそめていた。チームを勝たせるためにやってきた主将として、この負けには忸怩たる思いがあったに違いない。

「メンバーがこれだけいないとさすがに大変だったけれど、主力がいないときも想定してやっていかないといけません。本当に悔いが残る最後になりました」。

敗戦を受け止めた井手の顔は、決意に満ちていた。得られた課題は飛躍のバネにしなければならない。続くインカレはこの1年間、そして井手の4年間の集大成でもある。次はインカレでどのようなプレーを披露するか。成長を続けるチームを率いる井手の姿を目に焼き付けたい。



井手 優希/いで ゆうき
#64/PG/175cm/70kg/4年/福岡第一



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2018.12.07 (Fri)

【2018リーグ2部・コラム】法政大学〜1部復帰までの軌跡〜

「1部復帰」までの長い3年間と、インカレにかける思い
~法政大4年生たちの奮闘~


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 2018年10月27日、江戸川大学駒木キャンパス会場で行われた2部リーグ第20節。その日の最終試合終了のブザーと同時に、法政大のコート内の選手、ベンチ、応援席は歓喜に沸いた。苦しかった日々が、ようやく報われた瞬間だった。2015年のリーグ戦で2部降格、翌年は3部降格でどん底に。しかし1年で2部復帰を果たすと、今季2位で来季の1部復帰を決め、最短距離で彼らは駆け戻ってきた。



玉城が全4年生の気持ちを背負い
誰よりもコートで奮闘する姿を見せる


 現在の4年生たちは苦しい道を歩んできた。そのためリーグ戦序盤から、いやシーズンを通して「1部昇格」と「インカレ」への思いは特別だった。試合に出場する、4年生唯一の主力である#5玉城啓太はリーグ中にコメントを求めると「もう一度インカレという大舞台に立ちたい」と3年前を思い出すように話していた。自身はもう1部でプレーすることはできない。それゆえに、「インカレ」は心の支えだったに違いない。1部昇格を決めた試合後、さわやかな満面の笑みで喜び噛みしめ、同時にここまでの長い苦労の道を振り返った。

「本当にめちゃくちゃ嬉しいです。最高です。でもここまで本当に大変でした。例えばと言われると難しいですが、僕が1年時に2部に落ちて、そのまま2年目で3部に落ちて。それでもここから這い上がるぞとなって、チームで頑張りました。特に今年は2部から1部へということで、簡単ではないことはわかっていました。4年生が引っ張らなければいけない状況でしたが、あまり試合に出る選手は多くなかったので、その分責任が重かったですね。その中で一人ひとりができることをやっていけたと思います。学生スタッフも頑張ってくれました」。



それぞれの役割で最上級生としての責任を
キャプテンと学生コーチの努力


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 選手のみならず、スタッフも含め全員で作ったチーム。コート内外で大きな役割を果たした者が2人いる。4年生の多治美 篤学生コーチはチームとともに歩んできた欠かせない存在だ。高校時代は法政二高でプレーし、大学に進学し1年目は審判、2年目はマネージャー、そして3年目から学生コーチとして携わった。監督が練習に毎日来ることができない中で、常にベストな形を模索してきた。

 コーチングの対象となる選手も多様だった。3年生の#6中村太一を筆頭に、プロを目指しすでに経験を持つ選手もいれば、同時に「法政大に入ってきた目標の一つとして、1部に上げること」とチームへ熱い思いを示す2年生の#30水野幹太のような選手もいて非常に多様で個性的。サイズのある選手も揃い、能力の高いメンバーは豊富だが、3年生以下が主力であるがための「協調性」や「安定感」に欠ける課題もあった。それをいかにうまく導くかが多治美に問われた部分だ。

「選手たちはもともといいものを持っていますし、高校までしっかりバスケットをやってきたという自信もあります。個性が強く、『自分がやる』という意志がそれぞれ強い分、チームとしてまとめることには苦労しました。ただプロを目指す選手も多いので、自分のコーチングの勉強にもなりましたね」。

コートでの玉城、戦術での多治美、そしてもう一人チームに欠かせなかったのはキャプテンの#54小野玲音だ。この3人はチームについて頻繁に話し合いを重ねた。小野は常に声かけを忘れず、メンタル面の核として大きな役割を担った。試合に出ない選手たちのモチベーション管理や普段の練習の強度を保つことは、チーム強化には必須だ。しかし少数のスタッフだけでは細部まで把握しきれない部分もある。選手同士で切磋琢磨していかなくてはいけないチーム状況で、小野がこの部分で責任と役目を果たしていった。

 彼らの努力は長い時間をかけて実を結んだ。あとはここまで作ってきた「個性を生かしたチーム力」を存分に発揮するだけだ。玉城が言う「2部からインカレに出場するチーム」の意地を見せ、多治美が掲げる「2部からインカレ優勝」は実るかどうか。3年ぶりの大舞台での戦いが控え、4年間の集大成はここからだ。

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2018.11.14 (Wed)

【2018リーグ】11/14順位決定戦レポート(2日目)

下部リーグチームの気迫が見える試合が続くが
上位リーグチームがいずれも勝ち切る


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 順位決定戦は2日目を迎えた。この日、上位チームが勝利すれば1―2、2―3部間の日程は終了となる。一矢報いたい明治学院大が粘りを見せ、東京成徳大、国士舘大が最後の最後まで粘って接戦に持ち込むが、いずれも上位ディヴィジョンのチームを倒すことはできず、一発勝負の下位も含め、この日は全チームが現状の部に残留が決まった。

写真:神奈川大は国士舘大に追い込まれたぎりぎりの勝利。リーグ戦から中2日。コンディショニング的にも厳しさはあった。


東京成徳大が前半から粘るが
上武大が逃げ切り2部残留


181114 abe 2部9位の上武大は1勝すれば2部残留だが、3部4位の東京成徳大に接戦に持ち込まれた。前半から点数はつかない両者。東京成徳大は#99ザン(3年・C)が存在感を発揮。上武大はディフェンスが徹底できず、ミスもあってなかなか締まった内容にならないが、前半は37―33でリード。3Qになると#61布田(4年・SF)の3Pなどもあって10点のリードを得る時間帯も出て、このままの流れで進むかと思われた。しかし4Qに東京成徳大が反撃。じわじわ差を詰めていくと、#99ザンのゴール下、#52杉山(2年・PF)の3Pが決まり、残り1分41秒で65―65の同点に追いついた。上武大はタイムアウトで流れを切り、仕切り直し。すると再開直後に#5アリウンボルト(2年・F)の3Pが沈んだ。しかしここからは追加点を入れられない状況になり、残り1分、東京成徳大は#52杉山が3Pを狙っていく。しかしこれを決められず68―65。あとわずかの差で上武大が逃げ切り勝利を決め、アドバンテージも含めて通算2勝、2部残留でリーグ戦を締めくくった。

写真:東京成徳大・阿部は11点。スタメンはすべて3年生以下だけに、来季の上位進出が期待できる。


明治学院大が前半は好調ながら
明星大が3P攻勢で逆転し2連勝


181114 okada 1戦目に大差で明治学院大を下した明星大は、勝てば2部残留が決まる状況。しかしこの2戦目は出足から得点が伸びず、1Qは9―11と明治学院大がリード。2Qも明星大の動きは悪い。一方の明治学院大は#6コラン(4年・GF)のシュートや#24大島(2年・F)の3Pが決まり、#12高橋(1年・PF・アレセイア湘南)リバウンドももぎ取ってリードを継続。明星大はゴールへのペネトレイトも決めきれず苦しいが、#7岡田(1年・SG・北陸)の3Pでなんとかこらえ、#5水谷(2年・PG)のシュートで残り3分になんとか同点に追いついた。しかし明治学院大も逆転し返すなどシーソーゲーム。最後は#20黒田の3Pが決まった明治学院大が29―32とリードして前半終了。3Q、明星大は#7岡田、#18 菊地(4年・SF)の3Pが相次いで沈む。明治学院大もシュートは好調だが、明星大の勢いがそれを上回った。開始3分で10点をリードした明星大はその後も得点を重ね、このQ44点で点取り屋たちが本領発揮。最後に#2新田がハーフラインの向こうから放ったボールもゴールに吸い込まれ、73―46で3Qを終了すると、4Qもリードを広げ、 93―61で2戦2勝。2部リーグ残留を決めた。

写真:4本の3Pを決めた明星大の岡田。2部リーグ3P王を獲得。


国士舘大が後半に逆転するが
神奈川大が2点差で辛くも勝利


181114 shimo 1部9位の神奈川大は1勝のアドバンテージありでスタート。相手は2部リーグ最終日の激闘で4位を死守した国士舘大だ。1Qから神奈川大はディフェンスを締め、リードする。19―9として2Qに入りやや差を広げるが、国士舘大は#51田中(4年・PF)のスティール、#25中村(3年・F)の3Pも決まって差を一桁に戻す。神奈川大は#75小酒部(2年・SF)の3P、#30松岡(4年・PG)のシュートなどで簡単には詰め寄らせないが、国士舘大も粘りを見せて36―29と7点差で前半終了。後半3Q、神奈川大は#34工藤(4年・PF)のジャンパーが2連続。しかし国士舘大もディフェンスを締めて24秒オーバーを奪い気迫を見せる。開始5分で#18清水(3年・PF)の3Pが沈むと4点差。ここからさらに#86下(4年・PG)のシュートが連続で決まると残り4分で42―40の2点差に迫った。神奈川大はここでタイムアウト。しかし一進一退は変わらず#86下のスティールで国士舘大が同点に追いつくと、#21池田(3年・G)の3Pで44―47と国士舘大が逆転して4Qへ。

 181114 kudou 神奈川大はなかなかゴールが割れずに苦しい展開が続く。 両者同点で3Pが続く展開から後半に入ると、神奈川大は#27二ノ宮(2年・PF)が切れ込んでゴールし、続けて#75小酒部の3Pも決まり5点のリード。逆に国士舘大はミスが続いてしまう。神奈川大は残り4分、#34工藤が手を痛めて一時下がるが、国士舘大はこの絶好のチャンスで詰めきれない。しかし残り16.7秒、粘る国士舘大は#21池田の3Pが決まり58―55の3点差。ゲーム再開から国士舘大はファウルを犯してフリースローを2本決められるが、このタイミングで投入された#17望月(3年・SF)が残り12秒で3Pを沈めて2点差。続けて5.5秒でスティールからの速攻を決めて同点に追いつく。しかし4.4秒、国士舘大は#21池田が激しいディフェンスが仇になってファウルを取られてしまう痛恨のミス。神奈川大はこのフリースローを右手の指を痛めた#34工藤が放つが、2本ともインして62―60。あわやという勝負を神奈川大がなんとか勝ち切って、1部残留を1試合目で決めた。

写真上:リーグ戦は調子の上がらない試合もあったが、この日は彼らしい得点力でチームを牽引した国士舘大・下。
写真下:大事な右手の指を痛めながらも最後のフリースローをきっちり決めた神奈川大・工藤。レギュラーシーズンは1部で最も長い1試合37分の出場を続けた“鉄人”だ。


明治大が後半に確実性を見せて
駒澤大の反撃を断ち切る

18114 huda 明治大駒澤大の戦いは前半互角。駒澤大は#65針生(4年・PF)が1Qから2ファウルと苦しいが、残りのメンバーがカバー。接戦に持ち込み前半は31―30と明治大のリードは1点。後半3Q、駒澤大はターンオーバーが続き、明治大に次々にゴールを決められてしまう。#10須藤(3年・SF)の3Pが決まると開始2分で明治大のリードは10点に。駒澤大は#23金久保(3年・PF)の3Pも出るが、#65針生が3つ目のファウルで苦しいところ。外のシュートも打っていくが確率がなかなか上がって来ず、追い上げのきっかけができない。59―41と引き離されてしまうと4Qは明治大がこの得点差を維持していく形になった。最後は互いになかなか出番のなかった4年生や下級生を出場させ、78―56。明治大が2連勝で1部残留となった。

写真:今季は存在感も高まった駒澤大・布田。ほかにも大髙や金久保、櫻井など3年生たちの活躍も大きかった。。

※インタビューは別途まとめて掲載します。


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2018.11.14 (Wed)

【2018リーグ】11/14順位決定戦結果

◆駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

山梨大学71(18-8,11-11,21-11,21-6)36都留文科大学
東京大学76(19-16,16-14,21-10,20-14)54創価大学
上武大学68(21-19,16-14,19-15,12-17)65東京成徳大学
明星大学93(9-11,20-21,44-14,20-18)64明治学院大学
神奈川大学62(19-9,17-20,8-18,18-13)60国士舘大学
明治大学78(14-15,17-15,28-11,19-15)56駒澤大学

神奈川大学  1部残留
明治大学   1部残留
駒澤大学   2部残留
国士舘大学  2部残留
上武大学   2部残留
明星大学   2部残留
明治学院大学 3部残留
東京成徳大学 3部残留
山梨大学   4部残留
東京大学   4部残留
都留文科大学 5部残留
創価大学   5部残留

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