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関東大学バスケットリーグ戦 9/25〜11/11
関西大学バスケットボールリーグ戦は近畿大学が優勝

2018.09.30 (Sun)

【2018リーグ1部】9/29,30レポート

1部リーグは前半戦を終了
大東文化大が首位で折り返し


180929tukuba.jpg

 9月1日から始まった1部リーグ戦も、11試合を消化してようやく折り返し地点を迎えた。筑波大のホームゲーム週、つくばカピオで行われた6試合は2つの延長戦を含むいずれ劣らぬ熱戦となり、会場は熱気に包まれた。また、台風の接近が懸念された2巡目初日となる30日は、3試合を残して延期の決断に至った。

写真:最終試合、中央大との激闘の中で値千金の3Pを決めた増田。


9月29日(土)

【早稲田大が得意の展開に持ち込み6勝目】

180929hamada.jpg 第1試合、じわじわ勝率を上げてきた早稲田大に対し、神奈川大が粘りのバスケットを展開した。1Qから#30松岡(4年・PG)が好調。積極的アタックで得点を重ねると13-21。2Q、早稲田大は早い段階でプレスを繰り出し、 相手のミスを誘う。神奈川大のシュート確率が落ちるとともに、早稲田大もディフェンスで粘り、#27濱田(4年・F)の3Pで詰め寄って30-35で前半終了。後半、神奈川大はプレスを突破してペイント内での得点が増え、10点のリードに。しかしここで#13長谷川(4年・G)の連続3Pとスティールからの速攻で早稲田大が1点差に追い上げて4Qへ。最終Qの立ち上がりは再び神奈川大がうまくボールをつないでゴール下で得点。しかし残り5分からの早稲田大のゾーンプレスが激しさを増すと、残り3分でこの試合初めて早稲田大が逆転し、あっという間に5点差に。#27濱田の3Pが決定打となると、早稲田大が70-60で逆転勝利。4連勝で6勝目。

「神奈川大はしっかりしたフィジカルでディフェンスもオフェンスもやってくる、点差が開こうがやることを徹底してくるチーム。これまであまり対戦経験がなく、彼ら特有の強さに対して最初は受けに回ってしまった。4Qにようやくアジャストできて、向かっていくことができたので、終盤のランプレーにつなげて勝つことができた」。(早稲田大・濱田)早稲田大は上り調子で中盤のやや上に浮上。神奈川大はまたも惜敗をどう克服していくかが問われる試合となった。

写真:苦しいときにチームメイトにしっかり声をかけている早稲田大・濱田。「声をかけるのも技術」という。



【拓殖大の追い上げも、明治大が最後をミスなくまとめる】

180929moriyama.jpg 第2試合、ともに2勝の明治大拓殖大の戦いは、前半は大きな差がつかず。明治大は#24森山(4年・PF)の3Pなど立ち上がりが好調で、2Q終盤に#10須藤(3年・SF)の3P、速攻が決まり40-47でリードして前半終了。拓殖大は後半に入り、ゾーンから勝機を見出し、#41杉野 (2年・PF) の3連続のジャンパーに#24荒川(3年・G)も小気味よくシュート決めると残り4分で5点差に。しかし明治大も#28今川(4年・SF)のスティール、#10須藤の3Pで62―72 の10点リードで4Qに突入。拓殖大は#99多田(3年・SG)の2本の3P、#0山梨(4年・PG)の速攻からのバスケットカウントで開始3分に3点差に迫り、ディフェンスでは高い位置からボールカットするなど粘っていく。終盤はシーソーゲームになり、拓殖大は#99多田や#15熊澤(4年・SG)の3Pも決まるが、明治大も残り1分を切ってからのフリースローを確実に決め、最後は拓殖大スローインから5秒オーバーを奪うと89―93。明治大は#24森山の3Pが5/6。「今日はアップからタッチも良く、入ると思った。自分に引きつけて周りに得点を取ってもらうこともできたので、チームの良いパフォーマンスを自分のプレーで引き出せたことも良かったし、再逆転して勝つという経験も今後大きなものになる」と嬉しい3勝目を語った。

写真:得意の3Pだけではなく、「1年のときからドライブも身に付けろと言われ、ようやくできるようになってきた」と、内外から翻弄した明治大・森山。



【延長戦までもつれるが専修大がわずかな差で勝利】

180929morizane.jpg 第3試合、青山学院大専修大の試合は延長戦となった。青学大はゾーンにも阻まれ、2Qに6点と失速。3Qは青学が点差を縮めると専修大が引き離すという展開になる。青学大は残り2分半に#21納見(3年・PG)の3Pで1点差に。専修大はゾーン継続。青学のターンオーバーから#34盛實(3年・G)が切れ込んでからのナイスアシストも出て、追いすがる青学の流れを切っていく。4Q終盤、青学大は#32前田(4年・SF)の得点で迫ると、専修大が#34盛實に託した最後のオフェンスが決まらず、ボールを取った#13前田が速攻に走った。レイアップはブザーともにゴールに吸い込まれ、 69―69で試合は延長戦へ。最後の5分、1点を争う中で試合時間残り14.3秒、#13前田が専修大のオフェンスを止めるがこれはアンスポーツマンライクファウルに。フリースローを決めた専修大が75-74と1点差で際どい勝負を逃げ切った。

 21得点ながらシュートの悪さをあげた#34盛實は、「前半から3Pがあまり良くなかったのに打ち続けてしまったため、悪い印象になってしまった。ドライブするところ、打つところの駆け引きを増やす必要もある。ドライブしたときは周りもうまく合わせてくれているので、そういうプレーを考えつつやっていきたい」と、次戦以降の課題をあげた。

写真:今季はプレータイムも長く、責任あるプレーも担う。「自分のやるべきことをやるだけ」と専修大・盛實。



【2Q以降は失点を押さえて東海大が勝利】

180929akiyama.jpg 第4試合、2位の東海大日本大との戦いで1Qは#21青木(4年・PG)や#0シェイク(2年・C)ら、基点となる選手に簡単にシュートを決められてしまい、25-17と日本大がリード。しかし流れが悪いところは上級生をベンチから出場させてうまく使いながらディフェンスを要所で締めると、2Qは11-21と日本大の得点を押さえて前半に逆転。後半はロースコアな展開となるが、これは東海大のペース。日本大は自慢の得点力が生かせず、59-69。東海大が失点を60点以下に抑える目標を達成して9勝目をあげた。

 バックアップメンバーとして欠かせないのが4年生。#37秋山(4年・F)、#10鶴田(4年・C)らがコートに出てきてディフェンスが締まった。#37秋山「バックアップとしてはディフェンスをして、走って、再びスタメンが試合を決めに行くまでつなぐのが役目。追う展開のときに点数を取ろうとしてもうまくいかないのは、上級生はわかっている。逆に粘って後につなげる意識こそ大事」と、それぞれの役目を語る。個人ではまだパフォーマンスに満足してはいないと言うが、チームとしてどう戦うか、それをしっかりわかっているメンバーがいるのが、上位に留まる理由の一つだろう。

写真:今年は昨年連敗したような状況にならないよう、「チームのこと、役割を考えて動いている」と言う東海大・秋山。



【大東大はベンチメンバーの好プレーもあり9勝目】

180929goto.jpg 首位の大東文化大は黒星の増えてきた白鴎大との互いに挑んだ。互いに締まったディフェンスを見せる中、1Qは大東大が攻めあぐねて白鴎大がリード。それでも#12熊谷(4年・PG)の勝負強い3Pが決まって23―19で2Qに入ると、開始4分に#12熊谷の速攻からのバスケットカウント、スティールからの速攻で25―24と迫る。白鴎大は#14髙間(4年・SF)のアウトサイドが冴えるが、#12熊谷が再々の速攻で残り23.8秒に大東大が逆転。しかし最後のプレーで白鴎大はノータイムの3Pフリースローを獲得し、32―31とふたたび1点のリードを得て前半終了。

 3Q、大東大がわずかながらリードして試合が進む。しかし#12熊谷をはじめスタメンを休ませている間も#13小谷(3年・PG)、#34中村(3年・PG)がアウトサイドを決めるなど、ベンチメンバーが働き44―49で3Q終了。4Q、白鴎大は#14髙間の3Pで同点にするが、大東大は#13小谷が好調で3Pを決め返し、ゆずらぬ展開に。終盤は#13小谷のバスケットカウントの4点プレーが飛び出すなど大東大に流れが到来し、61-72で試合終了。スタメンもバックアップもコンスタントなパフォーマンスを見せての10勝目。シックスマンの#81後藤(4年・SG)「毎試合、試合で何が足りないかを見ながらコートに入っている。白鴎はトランジションが速くてガードが切ってくる。そこをケアすることを意識した。スタメンに疲労が溜まってきている今、シックスマンの果たす役割は大きい、が今日は良かったと思う」と、安定感の源はチーム全員での戦いぶりにあると語った。

写真:大東文化大・後藤は「シックスマンとして、ディフェンスから流れを作ることはいつも意識している」と言う。



【中央大の猛追を#11増田の3Pで断ち、筑波大に軍配】

180929masuda.jpg ホームの筑波大中央大を相手に迎え、前半は筑波大ペース。43-36で前半を終え、3Q終了時には62-49と大きく差を開いた。しかし、4Qに入ると様相が一変。中央大は高い位置から激しいディフェンスを仕掛けて筑波大にストレスをかけ続けると、この粘りが通じ、ターンオーバーから得点を重ねて残り3分を切ってから1点を争う展開になる。中央大は#13中村(4年・PG)のシュートで1点差にするが、筑波大も#8菅原(2年・PG)が返して譲らない。 しかし、粘り強さでは中央大が上。#76沼倉(3年・C)のオフェンスリバウンドから#86青木(2年・C)がゴールすると残り1分半で中央大がついに逆転。残り1分はシーソーゲームとなり、残り42.9秒、#28鶴巻(4年・SF)のジャンパーで76―77と中央大が逆転し、続いて得たフリースローを2本決めて3点のリード。しかし残り2.1秒、筑波大が#11増田の3Pが決まり、79-79で試合はこの日2つ目の延長戦へ。

 延長に入り、中央大はフリースロー確率が上がらず、逆に筑波大が連続得点し、リードを得る。焦る中央大はアウトサイドも入らず、インサイドもしっかり固められてゴールが割れないまま89―82でタイムアップ。中央大は猛然と追い上げたが終盤のシュート確率の悪さで白星を逃した。

写真:勝負どころの集中力はさすがの筑波大・増田。エースとして今リーグは奮闘を続けている。



9月30日(日)

台風接近により3試合が延期
その中で早稲田大が暫定5位に浮上


180929matuoka.jpg 9月30日につくばカピオでリーグ戦の2巡目がスタートした。しかし台風24号の影響で、交通機関の乱れが予想され、後半の3試合が延期された。未だ日程は決まっていないが、この3試合がどこで消化されるかがポイントとなりそうだ。なお、9月30日のチケットを提示すると、延期された日の観戦は無料となる。


 第12戦前半の3試合は予定通り開催された。早稲田大明治大を4Qに逆転で破り、7勝目を得ると、ここで3試合が延期になった分、暫定ではあるが5位に浮上した。神奈川大拓殖大に安定したゲーム運びで勝利し3勝目。拓殖大は2勝止まりで苦しい状況だ。


 2巡目が始まり、4年生の力もさらにはっきり台頭し始めている。明治大は敗戦したものの、#28今川(4年・SF)や#24森山(4年・PF)は果敢にゴールへ。早稲田大は前半#15森定(4年・G)が我慢してゲームを維持し、#13長谷川(4年・G)が連続3Pで流れを持ってきた。拓殖大から3勝目をあげた神奈川大#30松岡(4年・PG)「この試合で自分たちのバスケットを取り戻すことができ、結果に繋がった。先輩が1部へあげてくださったのに、自分たちの代で2部降格はしたくない」と自覚を見せた。下位2チームが自動降格という厳しい条件の中、2巡目はさらにシビアな戦いが予想されるが、最上級生の意地のぶつかり合いがどう作用するかに注目だ。

写真:神奈川大・松岡は小酒部、工藤らとともにチームになくてはならない存在。4年生としての牽引が試される。


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2018.09.22 (Sat)

【2018リーグ1部】9/22レポート

大東文化大が連勝で1位を堅守
白鴎大は盛り返せず痛い連敗


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 半ばにさしかかった1部リーグは、水戸での開催となった9戦、10戦の2連戦でようやく厳しいスケジュールから開放されることになった。23日間で10試合(天皇杯出場の白鴎大は12試合、東海大は11試合)、しかも都心ではなく関東近郊開催で泊りがけの遠征となった試合もいくつかあり、選手やチームにはこれまで経験したことのない負担がのしかかったはずだ。

 この厳しい状況下で第10戦を終えてトップに立つのは大東文化大。それに東海大、青山学院大が続くが、上位は大崩れすることなく安定した戦いで順位を保っている。しかしそれ以下では星の取り合いで順位が変動した水戸での2試合となった。序盤に上位に立っていた日本大、白鴎大が連敗で順位を下げ、中央大、早稲田大はやや巻き返し。さらに、下位であえいでいた拓殖大と明治大もこの週に2勝目をあげた。

写真:拓殖大は2勝目。ベンチもにぎやかにコートの選手たちを盛り上げ、一体となっている。


拓殖大は苦しみつつも2勝目
中央大は白鴎大相手に終始ペースを握る

180922kumazawa.jpg ドゥドゥ、岡田の2大エースの離脱により大きくチームの姿が変わることとなった拓殖大は、第9戦で2つ目の白星を挙げた。対するは神奈川大。こちらも2勝止まりと苦しい状況だけに互いに譲らぬ展開となった。1Qは互いに差のない状態から、2Qで拓殖大は#0山梨(4年・PG)や#15熊澤(4年・SG)のシュートが当たって39-25と抜け出す。神奈川大はゾーンが崩せず、得点が伸びなかった。しかし3Qに#75小酒部(2年・SF)の連続3Pで拓殖大に迫ると50-46と追い上げて3Qを終了。勝負の4Q、神奈川大は#34工藤(4年・PF)が苦しい中でも得点し、大きくは離されないが4点から先が縮まらない。拓殖大は追い上げられそうなムードの中、#99多田(3年・SG)の3Pなど、相手のリズムを断ち切るシュートが決まっていき、69―62。嬉しい2勝目を掴んだ。

180922turumaki.jpg 勝敗数では少しずつ上位と下位の差がつきつつある中、中盤はまだ混戦気味だ。ここから調子を上げていければまだ上位陣に絡むことは可能なだけに、踏ん張りがいる時期でもある。その中でじわじわと存在感を高めてきているのが中央大だ。この日の相手は白鴎大。中央大は1Qで#13中村(4年・PG)のシュートをはじめ、インサイドで#76沼倉(3年・C)、#86青木(2年・C)もボールに絡み、中央大らしいオフェンスとディフェンスを見せると28―16と幸先のいい立ち上がり。この日の白鴎大はミスも多く、得点が伸びない。2Qは#32三浦(4年・SG)の活躍もあって白鴎大が持ち直すが、後半に入ると再び中央大ペース。激しくディフェンスで当たり、ゴールにアタックして10点差をキープ。白鴎大はフリースローを得るもなかなか決められないなど、チャンスを活かせない。69―80で中央大は4勝目を挙げた。

その他、東海大は専修大を下して2位をキープ。続く3位の青山学院大もディフェンスを締めて日本大を攻めさせず勝利するなど、首位の大東文化大をはじめ上位陣は安定を見せた。

写真上:4本の3Pを含む20得点、チームハイで盛り上げた拓殖大・熊澤。
写真下:22得点と、ポイントで引っ張った中央大・鶴巻。



【PICK UP】

大東文化大と筑波大の息詰まる攻防は
大東文化大が終盤の勝負どころを押さえて勝利


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写真:全員が好プレーを見せる大東大だが、それを締めるのが主将の熊谷。なくてはならない存在感を放つ。


 9節で首位に立った大東文化大は3勝であえぐ筑波大との戦いとなった。勝率的には厳しさを味わっている筑波大だが、固いディフェンスやエースの働きは決して上位に引けを取らない。試合は序盤から互いに譲らぬ展開となった。

180922morisita.jpg 1Q、筑波大は#88牧(3年・SG)の3Pが連続で当たり、#15森下(3年・C)もゴール下を攻める。大東大はスタメンの平均身長が1部リーグでもっとも大きな筑波大にゴール下をしっかり守られ、#15モッチ(3年・C)が簡単にはゴールを割らせてもらえないが、#23奥住(4年・SG)が連続3Pで粘る。しかし筑波大は#75井上(1年・C・福大大濠)のバスケットカウント、#11増田(3年・PF)のジャンパーもあって、1Qは25-17とリードを得た。

 2Q、大東大が巻き返す。#15モッチのゴール下、#12熊谷(4年・PG)の3Pと、2つの大黒柱が内外で機能すると、#2飴谷(2年・SG)の速攻など、走る展開に持ち込むパターンが増える。筑波大はそれでも#11増田の2本、#8菅原(2年・PG)の1本の3Pでリードを保って40-38と2点リードで前半終了。

 3Q、果敢にゴールアタックする大東大に対し、#11増田がブロック、フェイダウェイのミドルシュートと攻守で活躍。大東大は簡単にシュートできないが、ディフェンスの虚を突いて#91ビリシベ(4年・PF)の3P、#23奥住の速攻が決まると逆転に成功。筑波大は#27山口(2年・SF)の3P、#75井上がフリースローを獲得してこれについていく。ワンゴールを争う展開の中、大東大は残り3分で#39アビブ(1年・C・北陸)が退場に。これで#15モッチが休めなくなってしまい苦しくなるが、#23奥住、#12熊谷のアウトサイドもあって56-58と大東大がリードして4Qへ。

 4Q、筑波大は#8菅原、#88牧の外のシュートで開始4分で今度は4点のリードに成功するが、大東大のゾーンプレスも機能し始める。オフェンスでは#15モッチがフリースローをもらい、守っては筑波大のターンオーバーから#12熊谷の速攻、3Pと鮮やかに決まると逆転。残り4分からは3Pの打ち合いになるが、互いに落とさず残り1分半で大東大のリードは4点。大事な場面、大東大は筑波大を24秒守り切ると、残り50秒で#2飴谷がドライブからバスケットカウントを獲得し、7点のリードに。だが筑波大も切れない。#11増田が残り50秒で3Pを決めると点差は再び4となる。続く大東大のオフェンスが失敗に終わり、残り5.3秒、絶好のチャンスで放った筑波大の3Pは決まらず。最後は#12熊谷がフリースローを1本決め、75-80で大東大が勝負を制した。

180922ametani.jpg 昨年のインカレ決勝、今年のトーナメント準決勝と因縁めいてきた両者の対決はゴール下の力強さ、ディフェンスの強度、勝負強いシューターと、さまざまに見どころが多かった。大東大が終盤にリードする展開も春と同じでスリリングだったが、残りわずかから筑波大が逆転のシュートが決まった春とは違い、今回は勝負を左右する筑波大のシュートは入らず。軍配は大東大に上がった。この両者は2巡目に入ってすぐにも筑波大のホームゲームでの対決が組まれている。短い期間での再戦となるが次も注目だ。

写真上:筑波大・森下はフックでも見せた。
写真下:今季成長が目覚ましい大東大・飴谷。飴谷のランニングプレーが出始めると、大東大のペースだ。

※大東文化大・モッチ選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2018.09.19 (Wed)

【2018リーグ1部】9/19レポート

1部は厳しい日程における終盤の山場に突入
早稲田大が白鴎大を倒し、首位は大東文化大に


1部リーグ第8戦はとどろきアリーナにて2部と共催で行われた。天皇杯に参加したチーム以外は6日の中日を取ることのできたが、ここで首位に動きがあった。その天皇杯で2試合をこなし、二次ラウンドへの進出を決めた白鴎大が破れ、2位陥落。この日も勝利を守った大東文化大が首位に躍り出た。


◆aコート

筑波大、早稲田大が3勝目
白鴎大は惜しい競り負けで2位後退


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写真:早稲田大は上級生がしっかり声をかけ続けた。

2勝目の欲しい拓殖大専修大との対戦になった。この試合、#1岡田(2年・GF)の不在により、チーム全体でも調子が上がらない。拓殖大はシュートを打っていくものの確率が悪く、流れを生み出せない。専修大はサイズを活かして#30アブ(3年・C)がゴール下を決めてアドバンテージを得ると、拓殖大後半の追い上げムードを断ち切り5勝目。

FP9A3988.jpg 盛り上がりを見せたのは第2試合の早稲田大白鴎大の戦い。1Qはややロースコアで入った。2Qになると早稲田大のディフェンスが機能してターンオーバーを奪い、前半3点リードの33―36。3Qは互いにやりあうが、点差はつかない。4Q、#26富田(4年・C)が果敢に攻めて連続得点すると、流れが早稲田大に。アウトサイドも決まって69―79。最後は突き放して早稲田大が嬉しい3勝目をあげた。

「練習でやって来たことを出せた」と早稲田大の吉岡コーチ。今週、白鴎大と東海大の2チーム以外にとって良かったのは、ようやく試合と試合の間にまとまった期日が取れたことだろう。これまでの試合は中2日。1日休息に使ってしまえば、練習で課題を修正し、切り替える間もないといって良い。第7戦が終わってからこの日までの6日間に「自分たちのバスケットの練習をできたことが良かった」と勝因を口にした。

一方の白鴎大は動きにキレがなく、いつもの粘りがなかった。17日間で10試合をこなし、1部の中で最もタフさを問われているが、彼らもあと2試合でようやくその厳しさからも解放される。少し休息をとって立て直したい。

これ以上負けを増やしたくない日本大と、3勝目が欲しい筑波大の戦いはディフェンスが機能した筑波大が勝利した。日本大はこの日はシュートが入らず苦しんだ。筑波大はゴール下において日本大の起点になる#0シェイク(2年・C)をしっかり押さえてターンオーバーに追い込み、流れを奪わせず。

写真:早稲田大は長谷川が終盤にファウルアウトするも、森定がしっかりコントロール。


◆bコート

明治大、中央大は粘るも敗戦
上位チームは確実に勝利

180918 tokai

写真:後半は中央大をしっかり抑えた東海大。ルーキーたちが元気だ。


青学大明治大は、前半こそ青学大の#15石井(4年・PG)が試合をうまくコントロ ールしペースを掴む。後半明治大#10須藤(3年・SF)が果敢に攻めると、前からプレ スを仕掛けミスを誘う。#28今川(4年・SF)がゴール下で覇気を見せ、59ー 58と一気 に1点差まで詰め寄り4Qへ。明治大#24森山(4年・PF)のドライブで逆転するが、 ディフェンスをタイトにしていることもあり早くもチームファウルが4つに。青学大は #43渡嘉敷(2年・SG)と#21納見(3年・PG)の3Pが当たり再びリードを得ると 、そのまま流れを掴み逃げ切った。

大東文化大はリズムが良くない時間はあるものの、#12熊谷(4年・PG)と#15モッ チ(3年・C)を軸にハーフコートオフェンスで攻める。ディフェンスも徹底していて 、3Qの得点の伸びは厳しいディフェンスがあってこその結果だ。神奈川大は、サイズは ないが#34工藤(4年・PF)、#75小酒部(2年・SF)を中心にリバウンドに飛び込む。大きい相手に対してのダブルルチームも見事だが、終盤になると体力面で厳しい場面も 。

180918 numakura
この日の最終試合の東海大中央大は前半互角の戦い。中央大は#28鶴巻(4年・SF)の3Pに続き#13中村(4年・PG)も好調。高さは不利にはなるも、#71沼倉 (3年・C)と#86青木(2年・C)がゴール下で奮闘する。東海大は序盤から#11大倉颯太(1年・G・北陸学院)が積極的に得点し17点の活躍#25平岩(3年・C)と #86八村(1年・C・明成)の高さを生かし、33―37と中央大のリードで前半を終える 。3Qにギアを上げたのは東海大だ。開始1分で5点を奪いあっという間に逆転。中央大はミスが続き苦しい展開に。4Qも東海大はそのまま逃げ切り75ー64で6勝目を挙げた。 中央大は惜しくも敗れ3勝止まりとなった。

写真:中央大は沼倉の働きぶりも欠かせない。

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2018.09.13 (Thu)

【2018リーグ1部】9/12,13レポート

日本大に2敗目がつき、3位へ後退
1敗の白鴎大と大東文化大が首位を争う


180912 hakuou11

 13日間で7試合、単純に割れば約2日に1回はゲームという過酷な9月前半も、12日、13日の第6戦、第7戦で日程的には一旦小休止となる。その2試合で首位に動きがあった。トップを走り続けていた日本大が第7戦の中央大相手に黒星がつき、2敗目を記録して3位へと後退。白鴎大は第6戦の拓殖大との激闘を1点差で制するなど連勝して1敗を守って首位に立ち、大東文化大も危なげない試合運びで連勝。こちらも1敗を守って同率で2位に位置する。上位争いはこの次に東海大、青山学院大と続きまだまだ予断を許さない状況だ。

 1部リーグはここから19日(水)の試合までようやく6日の中日ができて少し身体を休めることができる。ただ、白鴎大と東海大は仙台で行われる天皇杯の一次ラウンドに参加するため、この2チームだけは一息つく間もなくもうひと踏ん張りが必要だ。

写真:第6戦の白鴎大と拓殖大の戦いはまさに死闘の様相を呈したが、わずか1点差で白鴎大が競り勝った。


【9月12日(水)】

神奈川大は東海大を追い詰めるも3勝目ならず
筑波大は専修大を倒しようやく2勝目


 第5戦で日本大を倒した神奈川大は第6戦で東海大に挑んだ。ともにディフェンス巧者の両チームだけにゲームはロースコア。40分を通して大きな差はつかず一時は神奈川大が逆転する展開だったが、#75小酒部(2年・SF)のファウルが混むと思い切りの良さが出せず、65-60で東海大に軍配。東海大は#86八村(1年・C・明成)が19得点12リバウンドのダブル・ダブルで活躍を見せた。

180912sieiku.jpg 前節で神奈川大に敗れて1敗のついた日本大は、この日は早稲田大に対して#0シェイク(2年・C)がゴール下の強さを見せてリードするゲーム展開となった。早稲田大は#26富田(4年・C)が得点を引っ張り、#41小室(2年・C)も2本の3Pを含む内外の得点で貢献するが、日本大のサイズ、また攻撃力のあるメンバーたちを止めきれず72-61で日本大が勝利。首位を守った。

 1勝にとどまり苦しい筑波大専修大と対戦。立ち上がりは専修大が#12西野(2年・F)、#30アブ(3年・C)でシュートを決めて波に乗る。筑波大は#11増田(3年・PF)が早々に2ファウルになるなどしてベンチへ下がるが、専修大も#30アブが2ファウルとなるとベンチメンバー主体となり、接戦に。3Q、専修大はアウトサイドシュートの確率が悪く、ターンオーバーから筑波大に走られてしまう。筑波大は#11増田を起点に3Qで31点の猛攻。専修大はターンオーバーが続きシュートも入らない。このQでリードを得た筑波大は最後はベンチ全員を出場させ、ホームで2勝目をもぎ取った。

写真:日本大・シェイクは22得点。208cmという1部リーグ2番目の高さを活かした彼のプレーがまずチームの土台になっている。

※日本大・比嘉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【PICK UP】
拓殖大#1岡田が猛攻で58得点の個人記録をマーク
白鴎大は一歩も引かず119-118の1点差で激闘に勝利


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写真:両チームの激しいルーズボール争いも何度となく見られた。

 1敗で首位と同率の白鴎大は1勝からさらに浮上を目指す拓殖大に対し、前半は追いかける形になった。ゾーンから白鴎大のターンオーバーを奪う拓殖大は、アウトサイドも好調。前半から#99多田(3年・SG)、#1岡田(2年・GF)の3Pが面白いように決まり、ハイスコアの展開に。白鴎大は一時留学生を下げて機動力ある早い展開にし、#14髙間(4年・SF)が前半2本の3Pを含む12点、#23荒谷(2年・PF)も11得点をあげて点の取り合いについていく。それでも拓殖大は#1岡田が前半だけで3P5本を含む27得点、#99多田も3本の3Pを沈めて52-59と拓殖大が7点のリード。

180912maeda.jpg 後半の立ち上がり、拓殖大はターンオーバーが続き、白鴎大が次々に得点。開始4分に#58前田怜緒(3年・SF)の3Pで逆転した白鴎大は#75シェッハ(3年・C)のダンクやリバウンド、拓殖大のターンオーバーからの速攻などで勢いづく。拓殖大も再びゾーンで粘って#1岡田や#99多田の3Pにつなげ、これが次々に決まると3Qは82-85の3点リード。

 4Q開始1分、拓殖大はインサイドの要#8須崎(2年・C)らをはじめファウルトラブルが厳しくなる。白鴎大は#58前田が#1岡田をぴったりマークし、#23荒谷がゴールに切れ込み得点すると白鴎大が8点のリードに。拓殖大は残り4分にこちらもファウルトラブルで苦しむ#99多田を投入すると勝負をかけた。その#99多田の3Pや#1岡田のレイアップもあって1点差にした拓殖大だが、ここからの攻撃が続かず。白鴎大が足が動かなくなってきた拓殖大ディフェンスの穴に切れ込み、#75シェッハのゴール下等の攻撃で5点リードになるが、引き離されても追い上げるのがこの日の拓殖大。白鴎大が逃げては拓殖大が追うという展開が続いた試合の最終盤、残り35.8秒で拓殖大#99多田の3Pがバンクで沈み106-108と逆転。しかし白鴎大もオフェンスの残り2秒で#58前田が返し108-108とすると、残り9.9秒、タイムアウトを挟んだ最後の拓殖大のプレーは決まらず、延長戦へ。

180912tada.jpg 残り5分の延長戦、拓殖大は白鴎大の激しいディフェンスに、アウトサイドの確率も悪くなる。一方の白鴎大は#23荒谷が止まらない。しかし離されてもあきらめずに攻撃し続ける拓殖大は残り1分台に突入しても粘る。#1岡田がファウルをもらっての同点のフリースローを狙っていくが、1本を落とし同点にはならず。そして残り4.4秒からも最後の攻撃のチャンスを得た拓殖大だが、#1岡田のシュートはファウルをもらえず。岡田は44分の出場で58得点を記録するも、119-118で白鴎大が激戦を制した。

 残り3分半で100点を超えるハイスコアリングゲーム。展開としては拓殖大のペースだが、白鴎大もこれに遅れを取ることなく得点を重ねていった。岡田をマークした前田怜緒、アグレッシブにプレーした髙間、荒谷らのプレーぶりが光ったが、チーム全体が店の取り合いと我慢比べに負けなかった。一方、驚くべきシュート力を見せた拓殖大は終盤に疲れが見え、次第に確率が下がっていった。それでもインサイド陣が懸命にボールに絡み、ディフェンスで粘って攻撃につなげてスコアラーを助けるなど、チーム一丸の様子が感じられる。惜しすぎる敗戦だったが、ベンチを含めてチーム全体が盛り上がってプレーしている。こうした雰囲気が次の勝利につながるよう期待したい。

180912okada.jpg 過去93回の大会を通じての得点記録は調べる必要があるが、この10年ほどを遡ってみたところでの1部、ないしは2部の個人得点記録では、2008年に明治大の当時2年だった金丸晃輔(現Bリーグ渋谷)が2部リーグで54得点、2010年には法政大の当時3年だった長谷川 智也(現Bリーグ三河)が1部リーグで53得点という数字を残している。岡田の58点はそれを越える大記録だ。おおむね40分出場がチームの基本方針であり、攻撃のファーストオプションである岡田だからこそ打ち立てられたこの点数は、今後そう簡単に越える者は現れないだろう。

写真上:白鴎大は前田が岡田をマークしてディフェンスでしぶとさを見せながら、オフェンスでも勝負強いシュートを決め、流れを切らさず。
写真下:拓殖大は多田も高確率で3Pを沈め、8/12という驚異の確率で28得点。何度も白鴎大に食い下がるシュートを決めた。

※白鴎大・荒谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2018.09.09 (Sun)

【2018リーグ1部】9/8,9レポート(第4戦・第5戦)

拓殖大が大逆転でリーグ初勝利をあげ
神奈川大が首位日本大を下した第4戦・5戦


 9月5日から中2日で再び1部は試合を迎えた。1日の開幕戦から13日までに7戦をこなす、リーグ戦の中でも一番厳しい日程の真ん中にあたる。8日の第4戦では拓殖大にようやく白星がつき、9日の第5戦では無敗で首位だった日本大が初黒星となって、各チームの勝敗差が縮んだ2日間でもあった。



■9月8日(土)
大東文化大は同率の東海大に勝ち上位キープ
拓殖大は劣勢から巻き返し1勝目


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写真:拓殖大は出場した全員が好プレーを連発し、今後にもつながる大きな1勝。


180908ookura.jpg この日の注目は2試合。5日の第3戦でともに1敗のついた大東文化大東海大の試合は上位を争う見逃せない一戦だった。大東大は移動中の渋滞により開始時間が遅延となり、アップ時間がないままの試合開始となった。立ち上がりはほぼ差のない展開で両者3P、インサイドで得点していく。2Qになると大東大のディフェンスが締まって東海大を9点に抑え込んで迫ると、前半は31-33と東海大リードの僅差の勝負。しかし後半にじわじわと差がつきはじめる。序盤こそ点を取りあう展開だったが、#23奥住(4年・SG)、#12熊谷(4年・PG)、#34中村(3年・PG)の3Pに#15モッチ(3年・C)のフックなどが気持ちよく決まって大東大が抜け出すと3Qは55-48と7点のリードに。4Qに入り東海大は#11大倉(1年・G・北陸学院)のリバウンドやフリースローなどで追い上げのきっかけを得るが、再び大東大の3Pが3本続けて沈むと10点差。東海大は#0寺嶋(3年・PG)の攻撃もあって追い上げも見せるが大東大の優位は崩れず72-62。大東大は奥住の5/6の3Pをはじめ、11本の3Pとリバウンドでの11本差がものを言った。


180908tada.jpg また、ここまで3連敗で苦しいスタートとなっていた拓殖大は、筑波大相手にアグレッシブに挑み、逆転で初勝利をあげた。立ち上がりからペースは筑波大。1Qで29-12と20点近い差をつける展開に。2Qは拓殖大も27得点で迫るが、58-39で前半終了。しかしこの大差のゲームが後半に様相を一変。拓殖大のゾーンが徐々に奏功し、筑波大がターンオーバーを重ねる。拓殖大は攻撃では#1岡田(2年・GF)が1対1を仕掛け、内外から得点して追い上げていくと、ディフェンスで踏ん張り、#51前田(3年・PF)のバスケットカウントで3Q終了時には70-69の1点差。4Qに入ると#99多田(3年・SG)の3Pが続けて沈み、チームを盛り上げる。最後は#1岡田がスティールで筑波大のボールにサイドを割らせるなど際どいプレーが冴え、91-87と大逆転で1勝をあげた。#1岡田は38点、#99多田が3P6本を含む20点で勝利の立役者となり、遂に1勝。これで全敗のチームが消えた。

写真上:東海大・大倉はセカンドユニットのガードとしてプレーをリードしつつ、この日はチームハイの12点を記録し、得点面での貢献も大きい。
写真下:岡田が圧巻の得点力を見せたほか、拓殖大は多田の3Pの破壊力も大きかった。

※大東文化大・奥住選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■9月9日(日)

日本大に初の1敗がつくも首位は変わらず
青山学院大は接戦を勝ちきり3連勝


180908maeta.jpg 第5戦は首位チームに動きがあった。無傷の連勝街道を走っていた日本大が神奈川大にペースを握られ、敗北。1敗がついた。また、大接戦となったのは連勝を伸ばしたい青山学院大と、1勝にとどまる筑波大の一戦。立ち上がりから点差のつかない勝負となり、1Qは17-16の1点差。2Qに入りエースの#11増田(3年・PF)を中心に得点し、守りでも手堅さを見せる筑波大が一時リードを広げるが、青学大は#15石井(4年・PG)の3Pが苦しい状況を救い37-33と筑波大4点リードで前半終了。3Qも差のない展開で推移し、勝負は4Qへ。筑波大は#11村岸(3年・SF)が連続で中距離を決めれば青学大は#10高橋(4年・CF)がインサイド、#15石井のレイアップなど奮闘が見える。青学大はフリースローの確率が悪く、最後の攻防で得たアンスポーツマンライクファウルのフリースローも落としてしまうが、筑波大も最後の攻撃がうまくいかず66-65。青学大が激しい勝負を制して3連勝。筑波大は3連敗となった。

写真:青学大は終盤に前田のシュートが苦しいところでものを言った。

※青山学院大・石井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【PICK UP】
神奈川大が首位の日本大を終始リードで下す

180908matuwaki.jpg 4戦消化時点で4勝0敗の単独首位に立った日本大は、ディフェンスを武器に粘りのバスケットを展開する神奈川大に前半からビハインドを負った。1Q、#0シェイク(2年・C)が早めに2ファウル。これを下げるも持ち味の攻撃力を武器に得点を重ねるが、神奈川大もシュート確率は良く、ついていく。残り約1分で#14松脇(2年・SG)と#33比嘉(4年・SG)を投入した日本大は19-20で2Qに入るとディフェンスも激しくなる。この中で神奈川大はボールを回し、#75小酒部や#34工藤(4年・PF)までボールが渡って得点。日本大は#14松脇が連続の3P、#33比嘉もゴール下で粘ってボール押し込むなどするが、神奈川大は#75小酒部が立て続けに3本の3Pを沈めて開始4分で26-33とリード。日本大がタイムアウトで流れを切ろうと試みるも、神奈川大は中距離のタフショットもよく沈み、前半は31-44と13点リードで終了。

 3Q、開始2分で神奈川大は攻守でファウルが続き、あっという間にチームファウルが4と苦しい出だしに。コートに#0シェイクを戻した日本大はその高さを活かして次々にゴールし、追い上げる。やや得点に停滞が見られる神奈川大は#34工藤の3Pで持ちこたえるが、ファウル続きでディフェンスに粘りがなくなっていく。しかし日本大もこの日の笛に対応しきれず、開始4分半、#75小酒部をマークする#14松脇が3ファウル目をコールされると、動きが鈍りがちに。しかし攻撃では#14松脇が3Pで返し、#0シェイクのダンクも出ると4点差に。やはりファウルトラブルで得点の伸びない神奈川大は、ここで#3小針(1年・PG・桐光学園)のドライブが決まり流れが変わる。#11細澤(4年・SG)、#34工藤、#75小酒部のアウトサイドが決まり、#75小酒部がドライブからのバスケットカウントでリードを守りきり、61-70で4Qへ。

180908kobari.jpg 4Q、神奈川大は連続のオフェンスファウル。苦しい中で#34工藤、#75小酒部がゴールを射抜いて開始3分で63-75と持ち直すと、ディフェンスでターンオーバーを奪い、さらに得点を重ねる。日本大はディフェンスがゆるくなって次々に神奈川大にゴールを許すと最後は68-90。日本大が初黒星を喫し、神奈川大が2勝目をあげた。日本大の敗北により、これで4勝1敗が白鴎大、大東文化大を合わせて3チームとなった。

 1敗がついた日本大。杉本、ジャワラが怪我でリーグ戦は出場しておらず、戦力的にはダウン気味だ。しかし、その分「他の選手に自覚が生まれた」城間コーチが言うように松脇や青木といったこれまでの主力に加えて比嘉、島袋といった面々が良い働きをしている。最初の4連勝は「たまたま」と言うが、攻撃力は大きな武器だけに今後の戦いぶりも注目だ。

 神奈川大はここまでほとんどが接戦。5戦目にして初めて点差がつく快勝を収めたが、小酒部の37点(うち3P6/8)、工藤26点(うち3P4/5)の2本柱の得点に加え、リバウンドでは10本の差をつける会心のゲームだったといえよう。この勝利を弾みに白星を増やしていけるか。

写真上:厳しいマークを受けながらも松脇は攻撃で主軸となり、ディフェンス面でも小酒部とのマッチアップは見ものだった。
写真下:ルーキーの小針はアグレッシブにプレーして良いリズムを生んだ。

※神奈川大・小酒部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【9/9・第5戦終了時点】
日本大学   4勝1敗
白鴎大学   4勝1敗
大東文化大学 4勝1敗
東海大学   3勝2敗
専修大学   3勝2敗
青山学院大学 3勝2敗
早稲田大学  2勝3敗
神奈川大学  2勝3敗
中央大学   2勝3敗
拓殖大学   1勝4敗
明治大学   1勝4敗
筑波大学   1勝4敗

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2018.09.05 (Wed)

【2018リーグ1部】9/1,2レポート

1部リーグが開幕し、初日から接戦が連続
22試合の長丁場で栄冠に輝くのはどのチームか


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 9月1日、2部以外の1部と3~5部リーグが開幕した。1部リーグは2部と同じく22試合を戦うハードなリーグ戦になる。また、天皇杯の一次ラウンドが9月16日(日)、17日(月・祝)に予定されており、県予選を勝ち抜いてこれに参加する東海大や白鴎大はさらに過酷なスケジュールだ。9月中は平日の試合も多い変則スケジュールだけに、コンディショニングも気にかかるところ。

 昨年は実力が拮抗したチームが多く混戦気味だったが、1週目の2試合を消化した時点で今年もやはりどこが勝つか単純にははかれない試合が多く見られた。さらに5日の3戦終了時点では全勝は白鴎大と日本大の2チームに。接戦の展開から勝負がつくという内容が多く、今年は昨年以上の混戦リーグとなる可能性もある。



白鴎大・日本大は好調な滑り出し
大東文化大・東海大は3戦目に初黒星


180901matuwaki.jpg 開幕連勝を飾っているのは白鴎大日本大。日本大はアジア大会の3×3代表として出場していた#10杉本(2年・SG)が負傷で欠場しているが、同じく代表の#14松脇(3年・SG)ほかポイントゲッターが好調。40分間飽かず攻め続けるオフェンスチームの強みが出て、#0シェイク(2年・C)の高さも生きている。開幕から明治大、拓殖大を下したが、3戦目も大東文化大に勝利したのは大きい。このあとディフェンスのより強いチームと当たったときも長所を出し続けられるかどうかが注目だ。

 白鴎大は#75シェッハ(3年・C)の高さと器用さは有効で、どの試合も出た選手が良さを出している。ディフェンスの良い青山学院大、東海大に勝利し、高さのある専修大も接戦から僅差で下し、白星を積み上げたのは自信にして良いところ。春からU22の活動でチームを離れることが多かった網野監督は、チームにすべての時間を注げていないという部分で「満足いく練習を積めてきている訳ではない」と言う。ただし「自分が不在にしていた分、選手に少しずつ自覚が芽生えてきている」と、個々の意識の変化や自主性の芽生えを好材料に挙げている。9月中の懸念といえば天皇杯の一次ラウンドか。昨年も出場しているが、勝ち上がれば2試合こなす必要があり、監督曰く「未知数」とするスケジュールをうまく乗り切りたい。

180901kumagai.jpg 大東文化大東海大は3戦目にともに破れた。夏は海外遠征を行い、ハードワークしてきた大東大の中で初戦、第2戦ともに存在感を見せたのは#12熊谷(4年・PG)だ。2戦目の青山学院大戦では得点が伸びずに苦しいところを、6本の3Pでチームを救った。西尾監督によれば「アジアパシフィックユニバーシティチャレンジに代表として選ばれ、これまで以上にリーダーとしての自覚が備わった」と言う。もともと落ち着いてリードする優れたPGだったが、精神的成長による変化がチームにもたらすものは少なくない。また、チームとしては春は見られなかった選手の出場も増えてきており、ここからの伸びしろに期待したい。同じく3戦目に敗戦を喫した東海大も豊富な選手層はやはり魅力的。このタレントたちが十二分に能力を発揮できるか否か、昨年9位となったときの轍を踏まないよう、上位をどのように維持していくのかを見ていきたい。ここに2戦目にワンゴール差で筑波大を下した早稲田大も2勝1敗で上位についている。

写真上:アジア大会終了後すぐだが、松脇は好調。
写真下:大東大は熊谷の勝負どころのプレーとリーダーシップが見どころ。



初の1部に挑む神奈川大は印象的なゲームを連発
拓殖大は苦しい黒星スタート

180901osakabe.jpg 1部昇格組で鮮烈な印象を与えたのは神奈川大。長く2部や3部に籍を置き活動してきたが、ディフェンスを主体に40分粘り続けるスタイルは変わらない。そこに得点力のある選手が少しずつ加入し、総合力も上がってきている。1戦目は筑波大相手に1点差の惜敗、2戦目では昨年ともに2部で切磋琢磨した中央大を1点差で下した。ここで2戦とも最後のシュートを放って観客をあっと言わせたのが、昨年から逸材との呼び声高かった#75小酒部(2年・SF)。180センチ台半ばの身長ながら高い跳躍力で2m級がそびえる筑波大相手にもリバウンドをもぎ取り、勝負どころのシュートを託されるほど信頼感もある。春のトーナメントでも活躍が光ったが、大学界に現れた新星のプレーは秋も必見だ。3戦目は専修大に破れたがこれも1点差。小さなようで大きな1点の壁を越えていくようなチームの成長を2か月で見たいところだ。

 苦しい船出となったのは拓殖大。#23ドゥドゥ(2年・C)の離脱により、これまでの必勝パターンが崩れ、3連敗。どう立て直しをはかるかが問われる。

 残りのチームも大きく実力差があるような試合展開は少なく、今のところどこが勝ってもおかしくない状況にある。中2日で次の4戦、5戦が迫る。焦る段階ではないが、序盤からコツコツ勝利を積み上げられるか否かが終盤戦にも響いてくるのは確か。すでに怪我人も出ているチームもあるだけに、過密日程の中でコンディションを維持できるかも注目だ。

写真:神奈川大・小酒部は第3戦終了時点で得点4位、リバウンド6位につける。


【9/5・第3戦終了時点の勝敗】
白鴎大学   3勝0敗
日本大学   3勝0敗
大東文化大学 2勝1敗
東海大学   2勝1敗
早稲田大学  2勝1敗
筑波大学   1勝2敗
中央大学   1勝2敗
専修大学   1勝2敗
青山学院大学 1勝2敗
明治大学   1勝2敗
神奈川大学  1勝2敗
拓殖大学   0勝3敗


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