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第95回関東大学バスケットボールリーグ戦 大東文化大学が初優勝
関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大学が優勝

2017.05.03 (Wed)

【2017全関】5/3 レポート(準々決勝)

第1シードの大阪学院大は貫禄勝ち
残り3試合は緊張感溢れる接戦に


170503TANRI.jpg 大型連休の帰省客でごった返す新大阪駅からほど近い大阪市立東淀川体育館に会場を移し、準々決勝以降の日程に入った今年の全関。ベスト8をかけた10日前の争いもさることながら、実力が拮抗し、例年以上に混戦模様の今季の関西。その勢力図を象徴するかのように、この日のベスト4入りをかけた戦いも息詰まる接戦が続き、観衆が固唾を呑んで勝負の行方を見守った。

 準々決勝の結果、ベスト4に進出したのは大阪学院大、天理大、大阪体育大、近畿大。近年での関西上位校が勝ち名乗りをあげる形となったが、いずれも代替わりによる影響を受けながらも、現状で展開できるバスケットをぶつけて準決勝を戦う権利をつかみ取った。翌日からもタフなゲームが続くが、シーズン最初のタイトルに手をかけるのはどのチームとなるか。


170503KUSAGAWA.jpg 第3シードの大阪体育大は、1Qに流通科学大を圧倒。#20岸田(4年・PG)、#9内藤(4年・SF)の両輪の活躍で最初の10分間で10点差をつけた。だが、この試合の軽めの笛が次第にのしかかり、ファウルの込んだ両4年生をベンチに下げざるを得ない。その隙に流通科学大は#9諏訪(2年・SF)の活躍で一気に勢いに乗り、前半で33−32と追いつくことに成功した。大阪体育大は後半、コートに戻した#9内藤がいきなりバスケットカウントを獲得するなどして再度引き離しにかかるが、#20岸田とともに早い段階で4つ目をコールされて苦しい状況に。流通科学大はこれで得たフリースローを#9諏訪が落とさず、ビハインドが僅かな状態をキープ。4Qには相手のターンオーバーから速攻を続け、#6清水(3年・SG)が3Pを決めて一旦逆転した。だが、コートに戻った#20岸田がここから本領発揮。果敢にアタックし、3本のバスケットカウントを獲得して再びリードを得た。最後は流通科学大にファウルが込んでやや大味な展開となったが、74−65とした大阪体育大がどうにか逃げ切り、2年続けてベスト4入りを果たした。

170503YOSHII.jpg この日唯一差が開いたゲームとなったのは、前年の覇者・大阪学院大同志社大と対戦した試合だった。立ち上がりこそ同志社大がリードを得るが、次第にファウルも込んでいき、大阪学院大のエンジンがじわりと入る。前週の段階では故障のため欠場していた#8吉井(1年・SF・大阪学院大高)のインサイドが効いて前半のうちにリードを得ると、3Q序盤には#35吉川(4年・SG)のミドルや#9雲井(4年・SG)の3Pなどで一気に引き離しに成功した。最後はベンチメンバーを投入する余裕を見せて75−49で完勝。今年も準決勝に駒を進めた。

写真上:劇的な勝利を飾り、決勝点を挙げた榎本を中心に歓喜の天理大。
写真中:主力の最上級生のファウルトラブルに苦しんだ大阪体育大は、欲しい場面で得点を決めた草川の活躍も勝利には欠かせなかった。
写真下:大黒柱である福田の故障欠場もあって、ルーキーながら大阪学院大のインサイドを支える吉井。この日は18得点をマークした。

※大阪体育大・岸田選手、大阪学院大・吉川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【天理大が関西王者相手に鮮やかな逆転勝利】

170503FUJISAWA.jpg 昨年の西日本インカレを制した天理大と、リーグ優勝からインカレでのベスト8を勝ち取った関西学院大。いずれも強力なインサイドが卒業した今季、どのような戦いぶりを見せるのかが注目される両雄が、準々決勝で対戦することとなった。

 1Qは19−18というイーブンの展開。関西学院大は#10松原(4年・SF)や#14高山(3年・SG)といった昨年までのチームを知る面々が牽引し、天理大は1年生の#15黄(1年・PF・岡山工業)のインサイドが光った。ここから2Q、3Qは関西学院大ペースに。昨年のリーグ戦でも効力を発揮した#22堤(4年・PG)、#74中野(3年・SG)、#10松原によるアウトサイドが決まり、#29八角(3年・PG)も連続得点をマーク。天理大はターンオーバーが目立ち失速した結果2Q僅か6得点。関西学院大が易々と二桁点差に乗せ、3Qに持ち直した天理大から要所で3Pを沈め、勝負の体勢は決したかに見えた。

170503MATSUBARA.jpg しかし4Q、天理大は#3藤澤(1年・PG・東山)が攻め気を見せる。3ショットのファウルを得てチームを盛り上げると、同じくルーキーの#15黄のゴール下も決まって俄かに反撃モードが上がる。逃げ切りたい関西学院大も一旦は#74中野、#10松原の得点で返すが、すぐに詰め寄られる展開に。この重要局面でそれまで好調だったシュート率が下がり始めたのを尻目に、天理大は#29榎本(4年・SG)と#30梶井(4年・PG)が相次いで3Pを決めて残り1分を切って逆転に成功。更にプレッシャーのかかる場面で獲得した2スローを#15黄が落とさずリードは3点に。関西学院大は最後のオフェンスで#22堤が値千金の3ショットのファウルを誘発。こちらもこれを全て決めて3.2秒を残して同点に戻した。このまま延長戦かと思われた展開で、タイムアウトを挟んで天理大最後のオフェンスを託されたのは#29榎本。ディフェンスを上手くかいくぐって放ったフローターのシュートが見事にリングを通り抜けた。最終スコア66−64とした天理大が、劇的な形で準決勝進出を決めた。

写真上:ルーキーながらメインガードを務める天理大・藤澤。アグレッシブなディフェンスと得点への意識が輝いている。
写真下:松原の攻め気も光った関西学院大だったが、チーム全体としてゲーム時間残り僅かの場面でのシュート率を上げられず。

※天理大・榎本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【敗戦寸前から延長戦に持ち込んだ近畿大が激戦を制す】

170503KAJIWARA.jpg 昨年はリーグ中盤から歯車が噛み合わずに入替え戦までも経験した近畿大と、リーグ中盤からはやや持ち直しながらも入替え戦で敗れた関西大。今季はそれぞれ別のカテゴリでリーグを戦うことになるが、ともにレベルの高い選手が揃った2チームの対戦が、この舞台で実現した。

 試合は、終始一貫して僅差の攻防が続くこととなった。#15金田(4年・PF)のアウトサイドが決まりやや抜け出しそうになった近畿大だが、関西大も#11森田(3年・PG)の3Pや#21窪田(2年・SF)のレイアップで食い下がる。関西大がディフェンスでも#15金田に簡単に持たせない形を徹底し、近畿大も相手のストロングポイントであるインサイドをしっかり守り、じりじりした展開が続いて3Q終了時点で39−40という超ロースコアの展開に。

170503IMAMURA.jpg 拮抗した展開が崩れたのは試合時間僅かの状況になってから。#21窪田が中に切れ込んで得点を重ね、関西大がじわりと抜け出す格好となった。#31梶原(3年・PF)がフリースローを2本とも決めて1分を切った状況で関西大は6点リードに成功した。だが、ここで近畿大は#15金田が覚醒。対面のディフェンスとリングへの距離をものともせずに2本の3Pを決めて会場をどよめかせて同点に戻す。関西大は最後のオフェンスを決めきることが出来ず、56−56となったゲームは延長戦に突入した。

 敗戦の瀬戸際から立ち直った近畿大は強かった。ミスマッチをものともせずに奮闘していた#24今村(2年・PF)がいきなりのバスケットカウント。関西大も一時同点とするが、#24今村、#9濱高(3年・SF)が果敢にシュートを決めて関西大の勢いを削いだ。関西大はこの間ターンオーバーも犯して反撃の機運を高められず。緊迫の勝負は69−65とした近畿大に軍配が上がった。


写真上:相手に警戒されながらも10得点をマークした関西大・梶原。しかしそれ以上に21リバウンドという数字も光った。
写真下:傑出したインサイドプレーヤー不在の今季の近畿大だが、今村が濱高とともに最後まで奮闘を続けた。


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2017.04.30 (Sun)

【2017全関】4/23 ベスト8決定戦

緊迫の接戦が出るもベスト4シードは崩れず
2部勢からは関西大、同志社大が勝ち進む


170423HIROYAMA.jpg 今年で44回目となった春の関西選手権(全関)が、今年も4月中旬に開幕した。昨年の関西三冠タイトルは、大阪学院大、天理大、関西学院大が分け合った形となったが、いずれのチームも核となっていた選手が卒業。そのため今年の関西学生界は、とりわけ戦前からどこが勝ち進むのかを読むのが難しい状況だ。また、シーズン自体が始まったばかりという時期でもあり、上位進出が期待されるチームの完成度も決して高いとは言えない部分が大きい。

 ベスト8入りをかけたこの日、それを象徴するような展開となったのが、3部所属の神戸医療福祉大関西学院大に挑んだゲームだった。下級生主体の神戸医療福祉大が一貫して果敢な攻め気を見せ、対する関西学院大は決定力が振るわず、3Q終了時点で神戸医療福祉大が14点差をつける展開に。誰もがアップセットを予期したが、関西学院大は危機的状況から#10松原(4年・SF)がリバウンド面で奮闘し、これを起点とした攻めでそれまで低調だったシュート率が向上。同点に追いついた直後のラストプレーで#22堤(4年・PG)のジャンパーが決まり、辛くも勝利する内容となった。

170423NAITO.jpg チャレンジャーが上位校を慌てさせる光景はもちろん、ベスト8をかけた舞台での争いは、トーナメント方式ゆえに1部に所属する実力校同士の対戦が見られることも必定だ。1部同士の対戦となったのは3カード。まず大阪体育大京都産業大の対戦は、序盤から#20岸田(4年・PG)の華麗なプレーが光った大阪体育大が優勢。迫られてもエースの#9内藤(4年・SF)が得点を重ね、結局相手を寄せ付けなかった。昨年はシーズンを追うごとに順位を下げる悔しい気持ちを味わった近畿大も、立ち上がりから立命館大をリード。こちらも#3岡田(4年・PG)、#15金田(4年・PF)の最上級生が大事な場面で力を発揮し、ベスト8に駒を進めた。昨年2部リーグを優勝、準優勝で終え、今年は1部で戦うことになる大阪産業大流通科学大のゲームは、こちらも序盤でリードを得た流通科学大が押し切り勝ち。2年続けてベスト8入りを果たした。

 この他では、大阪学院大天理大関西大といったシード校は、一部に故障者もいるものの順当に勝利。その中でシード校という観点で唯一波乱というべき結果になったのが、同志社大大阪経済大だった。昨年のリーグではどこか噛み合わずに負けが込み1部最下位、2部への自動降格という屈辱を味わった同志社大が、大阪経済大をねじ伏せて準々決勝行きの切符をゲット。ただ、元々能力値の高い選手は多く、ベスト8入りは最低目標とも言うべき戦果でもある。一方、強いインサイドを擁した昨年はまずまずの戦いぶりだった大阪経済大のこの全関での戦いは、ここで終わりとなった。

 大型連休に佳境を迎える大会は、例年通り5月3日から3日間の日程で準々決勝以降の戦いが行われる。大なり小なりこの日どのチームも得たであろう課題と反省を消化し、今季最初の関西のタイトルを手にするのはどのチームとなるか。


写真上:昨年度オールジャパンまで戦った関西学院大を相手にあわや、という試合を演じた神戸医療福祉大。廣山を中心に下級生主体であり、これからが楽しみなチームだ。
写真下:学生バスケのオフシーズンは強化指定選手として、西宮ストークスでBリーグのレベルを体感した大阪体育大・内藤。最終学年の今年こそ、チームに悲願の三冠タイトルをもたらしたい。

※京都産業大・辻選手、立命館大・平岡選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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