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2012.05.10 (Thu)

【2012トーナメント】5/10レポート(代々木第二)

2部チームが1部チームを追い詰めるが
最後は1部チームが貫禄を見せる


 駒沢会場同様、代々木でも2部の勢いが1部を席巻しそうな1日となった。しかしやはり1部、最後には相手の追い上げを断ち切り、上位校が勝利。次の戦いへと進んだ。


【追う慶應大を筑波大がシャットアウト】
120510SUNAGAWA.jpg 筑波大慶應義塾大の対戦は、終始筑波大がリードを保った。慶應大もディフェンスで粘り追い上げる時間帯もあったが、4Qで力尽き79-94で筑波大が勝利した。

 立ち上がりは競り合いとなった。筑波大は#34池田(3年・SF)、#47砂川(4年・PF)が好調。慶應大は#11中島(3年・F)、#7本橋(3年・C)の得点が光ったほか、#16伊藤(2年・G)も積極的に攻めた。筑波大は#14坂東(2年・SG)の3Pの2本が大きく、1Qはリード。慶應大は2Qに#23黒木(1年・PF・延岡学園)、#16伊藤のバスケットカウントで一時逆転するが筑波大#47砂川が力強いプレーで盛り返し、前半を終わって41-48の筑波大7点リード。後半は筑波大が10点前後リードする形で進んだ。しかし慶應大のミスで筑波大に流れがいくとそのまま点差が離れ、タイムアップとなった。

 筑波大は#32武藤(3年・C)が序盤で2ファウルとなってしまうが、周囲の選手が問題なくカバー。高さはさほどないがトランジションやディフェンスの良さは従来通り。次は大東文化大との対戦になる。慶應大は#4桂(4年・F)、#11中島がこの大会で復帰。上級生の帰還は明るい材料も出てきた。1年生もできることで貢献しており、約1カ月後の早慶戦でチームの成長具合が見どころになるだろう。

写真:豪快なドライブを見せた筑波大・砂川。


【エース#24田中大貴が34得点で東海大を牽引】
120510hasimoto.jpg 東海大白鴎大の対戦はお互いが激しいディフェンスを繰り広げる接戦となるが、チームを牽引するエースを筆頭に、各々が仕事を果たした東海大が65-54で試合を制した。

 1Qから互いに激しいディフェンスで譲らない両者。東海大は#30アビブ(4年・C)がそびえるインサイドにボールを入れることができず、#24田中(3年・SF)が苦しい中でシュートを放っていく。また、高さに対抗して#21橋本(1年・C・宇都宮工)も投入。フック、ミドルシュートで会場を沸かせた。一方の白鴎大も東海大ディフェンスの前に攻め手で限られているのは同じ。司令塔の#3横塚(4年・G)がドライブ、3P、フリースローと1Qほとんどの点数を稼ぐことになるが、高確率でシュートを決めて1Qは16-16の同点。

 2Q、#0ベンドラメ(1年・SG・延岡学園)を送り出すが簡単には得点できない。白鴎大もミスが続き、なかなか得点が伸びないが#30アビブのゴール下、#5柳川(3年・F)のミドルに続き#3横塚が3本目の3Pを決めると18-25とリードを奪った。東海大は#24田中がコートに戻ると3Pで同点に戻す働き。結局2Qは28-29と1点差の白鴎大リード。

 3Q、東海大のディフェンスが激しくなり、白鴎大#3横塚が3本の3Pで気を吐くが、その他の得点が#30アビブのみと苦しい状態。東海大は#24田中が得点に、アシストにと頼もしい活躍を続け43-42と1点リードで4Qへ。開始早々#10バランスキーが連続ファウルを吹かれるが、ここまで激しいマークでなかなかシュートを打てていなかった#33狩野(4年・SG)の3Pがついに決まると勢いづいた。ミスが続く白鴎大に対し、#24田中、#33狩野のシュートが決まり一気に白鴎大を引き離す。集中の切れた白鴎大は最後にファウルゲームにいくも、65-54で試合終了。東海大がベスト8へ進んだ。

 苦しい印象もあったが、終わってみれば相手を50点台に抑える東海大のゲームと言えた。田中は34得点。今年は先頭に立ってプレーし、チームを助けていかなければいけない立場であることを自覚している。陸川監督「まだ若いチーム、1シーズン進化し続ける」とこれまでの安定したチームとは違う新しい時代だと言い切る。白鴎大は惜しい敗戦。ウイングで点が伸びなかったのが惜しかった。今年はアビブも4年生であり、勝負の年。秋に激戦の2部を勝ち上がれるか要注目だ。

写真:東海大・橋本は白鴎大・アビブの前からフックシュートを決めるなど、いいプレーを見せた。

※東海大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【国士舘大が終始リードするも最後は拓殖大が逆転】
120510oogaki.jpg 拓殖大国士舘大の対戦は終盤まで拓殖大が苦しむ形となった。インサイドに#13曹(4年・C)という2m越えのビッグマンを持ち、各々の個人能力も高い国士舘大。サイズのない拓殖大は思うように得点が取れず1Qは20-19と1点を追う立ち上がり。2Qもエンジンのかからないまま中、スローインやトラベリングといったミスが続いて国士舘大に40-31とリードを奪われる展開に。

拓殖大は噛み合わないまま3Qも追う形になる。#94長谷川(4年・SG)の確率が上がらず苦しいが、国士舘大も停滞する時間帯が出て突き放せない。拓殖大は3Q終盤に#94長谷川の3Pでようやくきっかけを作ると、4Qの頭でもう1本が決まり、続けてフリースローをもらいようやく逆転に成功。国士舘大は#15松島(3年・G)のシュートで同点に戻すなど、簡単に逃げられたくはないが拓殖大は持ち前の機動力がようやくものを言い、#40藤井(3年・G)、#14大垣(2年・SF)らの活躍が光って最後は61-67の6点差で国士舘大を下した。

 オフェンスからリズムを作る拓殖大は、長谷川のシュートが今大会まだ安定しているとは言えず、国士舘大の高さ、思い切りの良さに翻弄された。国士舘大はあと少しというところまで拓殖大を追い詰めたが、後半は#13曹の高さを生かせず、逆転されてからの攻め手を欠いてわずかに及ばなかった。

写真:拓殖大・大垣ら機動力のある選手が終盤の鍵を握った。


【青学大の高さ・強さが中央大を圧倒】
120510nagayoshi.jpg 青山学院大中央大の一戦は、最初にリードして流れを作った青山学院大がそのままリードを保って試合を展開し、94-64で勝利した。

 中央大は試合開始からどこか重い様子。「まったく中央のリズムではなく、中央の良いところをひとつも出せなかった」#16佐藤(4年・G)。持ち味の速さや伸びやかなプレーを出す前に青学大に序盤から引き離された。ガード以外のポジションがほぼミスマッチということもあり、青学大ディフェンスの前に3Pも打てず、ファウルも続いてしまう。青学大は3Pがやはり入らないがゴール下ではやはり強く、1Qで29-14とリード。中央大は2Qになり#16佐藤の3Pなどで4点差まで迫るものの、その他の部分でなかなかシュートが決まらない。ミスが出るとそこから青学大に簡単に点を取られてしまい、3Q以降は再び差が広がってしまった。苦しい中、ファウルも続いた中央大。終盤には集中力が切れたか、ずるずると引き離されて悔しい30点差での敗北となった。

 青山学院大は課題の3Pが3本。少し固くなっているようにも感じられる。タイトなゲームになった時にどのようなシュートが打てるか、この先はそこが注目だろう。中央大は電鉄杯でケガをした#20小野(4年・F)を強行出場させたが、チーム全体が思うような動きができておらず、得意のアウトサイドが決まってこなかった。今年はサイズのある選手も獲得し、層も厚くなった。1年生から試合に出続けてきた主力の4年生にとっては勝負の年になる。この春の悔しさをぜひ秋に返して欲しい。

写真:ゴール下でシュートにいく青学大・永吉。

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2012.05.10 (Thu)

【2012トーナメント】5/10レポート(駒沢体育館)

法政大・関東学院大が早稲田大・日本大を下す
2部校の奮闘が光った駒沢体育館


 大会4日目、ベスト8を懸けた対戦のうち、駒沢体育館で行われた4試合のうち2試合で関東学院大と法政大の2部チームが1部チームにアップセットを果たし、波乱を巻き起こした。日本大、早稲田大はベスト16に沈み、春のシーズンを終えた。

【関東学院大が日本大から金星・
1部校対決は専修大が明治大を下す】
  
120510uto.jpg 関東学院大日本大の対戦は、序盤から関東学院大が試合の主導権を握り、日本大を圧倒した。関東学院大は開始から積極性を見せ、一気に0-9の立ち上がり。対する日本大は#1エリマン(2年・C)相手にインサイドで得点が伸びず、両ウィングのアウトサイドにも当たりが来ない。リバウンドを#1エリマンに抑えられ、単発な攻撃に終わってしまった。一方の関東学院大は、#3前川(2年・GF)がディフェンスを引きつけて#1エリマンを活かし、#81横瀬(3年・GF)も果敢にリングに向かって得点を量産。10点前後の点差を保ち続け、最後まで勢いを切らさなかった。日本大は終盤速攻を出して追い上げを図るも、パスミスなどもあって流れを引き寄せられない。そのまま65-80でタイムアップとなり、関東学院大が嬉しいベスト8入りを果たした。

 専修大明治大の1部校同士の対戦は、序盤はお互い堅いディフェンスで守り合い互角の展開に。たが相手の守りにアジャストした専修大が2Q以降引き離し、危なげなく勝利した。専修大は昨年同様ディフェンシブだが、今年はさらにオフェンスにも落ち着きが増した。主力が4年生となり、今年は勝負の年でもある。今後の戦いぶりに注目したい。明治大は攻め手に欠き、50点に抑えられて苦しい展開となった。勢いのある時間帯もあっただけに、それを継続して出せる力を得たい。

写真:専修大・宇都は22得点。ゾーンディフェンスにも落ち着いてアシストを供給した。

※関東学院大・横瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ


【流れに乗りきれない早稲田大から法政大が逃げ切る】
120510numata.jpg 早稲田大法政大の対戦は、ミスも多かった早稲田大に法政大が20点差で快勝を収めた。

 初戦同様、この日も開始からやや硬さが見られる早稲田大。法政大が連続でファウルを吹かれる場面でも、パスミスや速攻のレイアップを落とすなど自分たちのミスで流れを手放してしまう。このチャンスに法政大は#13三角(3年・F)らの活躍でリードを奪い、1Qは21-14と幸先の良い立ち上がりとなった。だが2Qに入り、早稲田大はディフェンスの足が動き始める。パスカットから#21河上(3年・F)が走って速攻を連発し、25-24と一気に1点差に詰め寄った。だがここで今度は法政大のゾーンディフェンスが上手く機能。早稲田大はシュートが再三リングに弾かれ、再び点差を2桁に引き離された。

 後半に入り何とか反撃を試みたい早稲田大は、#90二宮(3年・C)らがインサイドを攻めていく。しかしオフェンスリバウンドが取れているにも関わらず、ゴール下を決めきることができない。その間法政大は#0高田(3年・G)や#27岩崎(4年・SG)のアウトサイドが高確率で決まり、#16沼田(1年・C・湘南工科大附)も飛び込みリバウンドでチームに貢献した。大きく水をあけられた早稲田大は焦りからパスミスも増え、反撃の糸口を掴めず。89-69でタイムアップとなった。

 早稲田大はフリースローが13/28、3Pが0本とシュートの確率が最後まで上がらず、簡単なミスも多かった。昨年からメンバーが多く残るもののやはり大黒柱久保田(11年度卒・現JBLパナソニック)の穴は大きいようで、チームはどこか歯車が噛み合わずにいる。課題の残るトーナメントとなった。来たる早慶戦までに修正を図りたい。
 一方の法政大は、主力の抜けた危機感が逆にチーム全員の士気を上げ、「学年関係なく気合いが入っていた」と主将の#37岸が言うよう全員で戦う姿勢があった。次は青山学院大学との対戦となる。全力で立ち向かいたい。

写真:#5松澤のファウルトラブルを沼田がよくつなぎ、要所で活躍を見せた。

※法政大・岸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【土壇場に強い大東大が神奈川大に逆転勝利】
120510hayakawa.jpg 大東文化大神奈川大の対戦は、神奈川大が長い時間リードを奪っていたものの、4Q中盤から持ち前の勝負強さを発揮した大東文化大が逆転から一気に点差を突き放した。

 前半、神奈川大は#7古橋(3年・F)のシュートになかなか当たりがこないが、#29田村(3年・CF)のバスケットカウント獲得や、この日スターター起用となった#20早川(3年・G)のドライブで勢いに乗った。大東大は#14岸本(4年・PG)がディフェンスに囲まれ思うようなプレーができない。#75和田(4年・G)や#43鎌田(4年・C)らの活躍で何とかつなぐが、アウトサイドが決まらず、神奈川大の8点リードで試合を折り返す。
 
 後半に入り、大東大は#43鎌田、#99山崎のシュートで点数を重ねるが、神奈川大も#23大山(4年・C)らベンチメンバーが気を吐いてチームを盛り上げ逆転を許さない。だが「我慢、我慢とみんなで言っていた」(#14岸本)という大東大がじわじわ追い上げ4点差にして4Qに入ると、大東大は#13和田の速攻で遂に同点に追いつく。ここからシーソーゲームが続き、試合はさらに白熱。大東大は#14岸本が次々3Pを決めるが、神奈川大も#21増子、#7古橋がそれぞれバスケットカウントを獲得するなどエースが互いに一歩も譲らない。だが#14岸本がダメ押しの、4Q内で4本目の3Pを沈め6点差にすると、神奈川大はあとが続かず苦しくなった。タイムアウトを挟むも、大東大#8戸ヶ崎(3年・F)にスティールからワンマン速攻を食らうなど流れを立て直せない。結局72-56と、大東大が最後に突き放して勝利した。

 4Qだけの得点を見れば、27-7と一方的な展開。大東大の勝負所の爆発力が光った。神奈川大はあと一歩のところまで大東大を苦しめたが、突き放すべきところで突き放せず、終盤失速したのが惜しい。だが控えメンバーの活躍も光る試合だったことは今後の収穫となるだろう。リーグ戦に向け修正していきたい。

写真:初戦の怪我で欠場した#98大石のかわりにスターターに起用された神奈川大・早川。積極性が光った。

※大東文化大・岸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.05.10 (Thu)

【2012トーナメント】5/11試合予定(準々決勝)

■国立代々木競技場第二体育館

13:00 大東文化大学 vs 筑波大学
14:40 東海大学 vs 専修大学
16:20 関東学院大学 vs 拓殖大学
18:00 青山学院大学 vs 法政大学

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EDIT  |  22:10  |  2012トーナメント  |  Top↑

2012.05.10 (Thu)

【2012トーナメント】5/10結果

■国立代々木競技場第二体育館
慶應義塾大学79(18-26,23-22,15-26,23-20)94筑波大学
東海大学65(16-16,12-13,15-13,22-12)54白鴎大学
国士舘大学61(20-19,20-12,11-16,10-20)67拓殖大学
青山学院大学94(29-14,14-21,26-15,25-14)64中央大学

■駒沢体育館
法政大学89(21-14,21-18,27-19,20-18)69早稲田大学
日本大学65(10-22,17-16,17-25,21-17)80関東学院大学
明治大学50(16-12,10-27,17-30,7-13)82専修大学
大東文化大学72(17-22,8-11,20-16,27-7)56神奈川大学

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2012.05.09 (Wed)

【2012トーナメント】5/9レポート

上位校が勝利しベスト16が確定
次は第一の関門ベスト8へ


120509sato.jpg ベスト16をかけた戦いは残り4試合。この日行われた試合はすべて上位校が差をつけて対戦相手を下した。

 筑波大関東学園大59-120で筑波大が勝利。4部の関東学園大は1回戦からの勝ち上がりでこれで5試合目。昨年も日本体育大とベスト32で対戦したが、破れ、今年はひとつランクを上げてベスト32で大会を終了した。筑波大は日筑戦に欠場した#21笹山(2年・PG)、#6西村(3年・PG)、#34池田(3年・SF)らも出場。後半はベンチメンバーで余裕の勝利となった。次はベスト8をかけて慶應義塾大と対戦する。


 東海大対3部江戸川大は、ゲームの立ち上がりで江戸川大のトランジションが東海大を翻弄した。昨年から大きくメンバーが変わらず戦っている江戸川大。早いトランジションと激しいディフェンスが特徴で、ゲーム開始から東海大相手に一歩も引かない展開となった。東海大は満原(日立サンロッカーズ)、坂本(豊田通商ファイティングイーグルス)というインサイドが抜けた穴を#10バランスキー(2年・PF)、#7晴山(2年・PF)が埋める。しかしリバウンドでは江戸川大が粘り、#1粂川(4年・G)の3Pが連続して立ち上がりは江戸川大が勢いづいた。東海大は思うようにボールが運べない展開となり1Qは19-19となるが、2Qに立て直し、江戸川大を9点に抑えると後は余裕の展開となった。江戸川大は粘るも後半にアウトサイドの確率が落ち、反撃のきっかけが掴めないままゲームは推移。最後は94-64で東海大が勝利した。

 東海大は次は白鴎大との対戦になる。#30アビブ(4年・C)らに対し、やはりインサイドの安定が重要になるだろう。#33狩野(4年・SG)、#24田中(3年・SF)の両ウイングを生かすにはやはりリバウンドは鍵だ。203cm#21橋本(1年・C・宇都宮工)を含め若いインサイド陣の働きに注目したい。


120509hasegawa.jpg 拓殖大國學院大と対戦。1Qで23-33とリードするが、ややディフェンスの甘い拓殖大に対し國學院大はディフェンスリバウンドから得点を重ねる。拓殖大のアウトサイド確率が今ひとつの状態もあって終盤まで粘ったが、109-80で拓殖大が勝利。拓殖大は次は国士舘大との対戦になる。


 青山学院大は3部の東京経済大と対戦。点数は109-53と大差をつけたが、バランスの悪さは京王電鉄杯からあまり変わらない印象となった。現状、辻(東芝ブレイブサンダース)の抜けた穴は大きい。インサイドの強さは十分だが、上の対戦になればそれだけでは苦しい場面も出てくる。この試合では3Pがなかなか決まらない場面が見られた。また、#32畠山(3年・PG)が欠場していることもあって、#3小林(3年・PG)がほぼ一人でコントロールを担う。こうした状況の中で残りの選手たちが奮起できるかどうかが見どころになりそうだ。次の対戦は中央大。こちらは4年生が主軸となり、安定度が増してきている。注目の一戦になりそうだ。

写真上:ベンチスタートで流れを変えるシュートを決めた東海大・佐藤。
写真下:シュートに行く拓殖大・長谷川。京王電鉄杯を制し、このトーナメントでも頂点を狙う。

※江戸川大・臼井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.05.09 (Wed)

【2012トーナメント】5/10試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
13:00 慶應義塾大学 vs 筑波大学
14:40 東海大学 vs 白鴎大学
16:20 国士舘大学 vs 拓殖大学
18:00 青山学院大学 vs 中央大学


■駒沢体育館
13:00 法政大学 vs 早稲田大学
14:40 日本大学 vs 関東学院大学
16:20 明治大学 vs 専修大学
18:00 大東文化大学 vs 神奈川大学

【駒沢体育館アクセス】
東急田園都市線「駒沢大学」駅徒歩15分
JRほか「渋谷」駅より「田園調布」行きバス乗車、「駒沢公園東口」 または、「国立第二病院」下車徒歩5分所

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EDIT  |  21:36  |  2012トーナメント  |  Top↑

2012.05.09 (Wed)

【2012トーナメント】5/9結果

関東学園大学59(18-30,11-29,14-35,16-26)120筑波大学
東海大学94(19-19,22-9,33-18,20-18)64江戸川大学
國學院大學80(23-33,21-22,8-31,28-23)109拓殖大学
青山学院大学109(31-12,17-18,34-8,27-15)53東京経済大学

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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/8レポート

駒澤大、玉川大が1部校を追い詰める惜しいゲームが続く
序盤の注目対決は日本大が日本体育大を下す


 代々木でのトーナメント2日目は見どころのある勝負が続いた。早稲田大対駒澤大はなかなか調子の上がらない早稲田大を駒澤大がリードする展開に。接戦から終盤まで駒澤大がリードするが、最後は早稲田大がチャンスを掴み、きわどい勝利。同じく大東文化大も3部の玉川大に速い攻撃で翻弄された。1部2部校にとっては初戦の固さやゆるみもある。そこに下位のチームが食い下がり、一時は凌駕する展開で白熱したゲームとなった。前半戦は競り合い、後半で離されるというのがこの段階ではよく見られる形だが、駒澤大、玉川大は後半終盤まで粘り、気迫を見せた。

 また、今期1部復帰の日本体育大と日本大がベスト16がけで対戦。しかし出だしで日本大がリードを奪う展開となり、そのまま引き離してゲームを制した。


【慶應義塾大・白鴎大・専修大は難なく初戦突破】
 慶應義塾大は今期より3部の山梨学院大と対戦。慶應大は司令塔の#16伊藤(2年・G)を筆頭に下級生が奮闘。インサイドでは#7本橋(3年・C)が山梨学院大の#3張(2年・C)を抑え、100点ゲームで勝利した。立教大と対戦した白鴎大は高さでは立教大を圧倒。立教大はスピードあふれるプレーで再三白鴎大からターンオーバーを奪うが、フィニッシュまで持ち込めず惜しい場面が続いた。白鴎大は勝利したがややロースコアな内容だった。専修大東京成徳大と対戦。序盤は成徳大のシュートがよく決まり接戦だったが、専修大が後半一気に突き放した。

※慶應義塾大・伊藤選手、山梨学院大・林選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日本大が大量リード、安定したゲーム運びで勝利】
120508isikawa.jpg 昨年のトーナメントで東海大に敗れ、ベスト32で終わった日本体育大。そのため今年もひとつ下の回戦からのスタートとなり、1部同士が序盤で対戦する形となってしまった。その相手、日本大は開始早々#3石川(4年・G)が3Pを決めると#11飛田(4年・G)のミドルシュート、#19浜田(4年・F)のドライブで立て続けに得点し相手の出鼻をくじく。日体大は開始早々#16横山(4年・SF)、#19中野(3年・SF)の2人が2ファウル。思うような攻撃ができずに1Qで30-13と離されてしまった。

 2Q以降、日体大はやや持ち直し、3Pや#21熊谷(4年・PF)のドライブなども出るが単発の攻撃が多く、流れを持ってくるまでには至らない。日本大が余裕で試合を進め、最後は日体大も#22水沼(4年・SG)の3Pなどで差を詰めるが86-71で日本大が勝利した。

 日本大は今期2m以上を4名揃える布陣。日体大も2mの留学生2名がいるが、ゴール下での勝負とはならずアウトサイドが多い大味な展開だった。日体大のエース熊谷は日本大#1坂田(3年・F)がよく抑え、仕事をさせなかった。日本大は次は関東学院大とベスト8をかけた戦いへ進んだ。

写真:速攻を決める日本大・石川。攻撃の端緒を開いた。


【駒澤大が早稲田大に善戦するもあと一歩及ばず】
120508ikeda.jpg 2部の駒澤大と1部の早稲田大との戦いは、終始接戦となったが早稲田大がなんとか4Q終盤に引き離し65-74で勝利した。

 まず先手を奪ったのは駒澤大。#55近藤(4年・PG)が果敢に攻め、#5槇坂(4年・SG)らのシュートもそれに続いて試合の主導権を握った。初戦の入りに精彩を欠く早稲田大はターンオーバーを連発して追う展開に。メンバーをフルチェンジして流れを変え反撃を図るも、駒澤大も2Qで#7馬場(4年・SF)の高確率のミドルシュートが得点を引っ張り簡単にはリードを奪わせない。33-27と、依然駒澤大のリードで試合を折り返す。後半に入っても厳しいしのぎ合いが続いた。早稲田大が開始から2連続でファウルとなるも、駒澤大もアウトサイドが落ち始め攻撃のリズムが掴めない。早稲田大はこのチャンスを見逃さず、#15木村(2年・F)の連続得点や#6大塚(4年・G)のスクープショットで追い付き試合を振りだしに戻す。シーソーゲームが続き、50-51と点差のないまま勝負の最終Qへ。

 4Q、序盤は激しい守りからブレイクを出した駒澤大がややリード。だがここで早稲田大は#90二宮(3年・C)が積極的にリングへアタックし、次々相手のファウルを誘った。4Q残り5分を残し、駒澤大は#6伊藤(4年・CF)が5ファールで退場。これが大きな痛手となり、早稲田大#8玉井(3年・G)のドライブが追い打ちをかけた。「あと5分体力が持たなかった」(#7馬場)と激戦が足に来た駒澤大に比べ、運動量の落ちない早稲田大は前からディフェンスしてスローインをカットし易々シュートにつなげる場面も。最後に#34池田(1年・G・京北)の3Pも決まり、65-74でタイムアップとなった。

 早稲田大は集中を欠いたミスも多かったが、なんとか後半に巻き返して勝ち切った。次はベスト8の座を賭けて2部の法政大と対戦。切り替えて試合に臨みたい。駒澤大はラスト5分に脆さを露呈したが、それまでは終始良い流れを掴んでいた。スターター全員が経験豊富な4年生という布陣で、春先としては完成度が高い。昨年の2部4位という成績を、今年は超えられるか。

写真:早稲田大ルーキーの池田(京北)は控えガードとしてチームを助ける。終盤の3Pも効果的だった。

※駒澤大・馬場選手のインタビューは「続きを読む」へ。

【3部玉川大が1部大東大に健闘】
120508nakano.jpg 最終試合、大東文化大玉川大の対戦は70-58で大東大が勝利した。だが玉川大も最後まで食らい付いて好ゲームを演じ、秋のリーグ戦に期待が持てる一戦となった。

 序盤は動きが硬く、フリースローも落ちた玉川大。一方の大東大は#43鎌田(4年・C)のインサイドプレー、#99山崎(1年・G・弘前実業)の3Pと内外バランスの良い攻めを披露し、開始5分で15-3と一方的な展開となった。だがタイムアウトを挟み、#32冨永(2年・PG)、#34塚越(4年・SF)の得点でようやくエンジンのかかってきた玉川大。6点差で2Qに入ると、素早い平面バスケットで反撃に出た。大東大は#14岸本(4年・PG)の調子が上がらず得点が伸びてこない。結局34-32と、大東大がわずかにリードして後半へ。

 3Qに入ると大東大は#75和田(4年・G)、#14岸本の3Pも決まって点差を2桁に乗せる。だが玉川大も追いすがり、#5中野(2年・PG)の苦しい体勢でのバスケットカウント獲得で再び流れを引き寄せると、小さい布陣ながらオフェンスリバウンドに絡んでシュートをねじ込む気迫を見せた。じわじわと点差を縮め、4Qには#34塚越、#32冨永の活躍で残り6分3点差に詰め寄る。しかし次の1本がつながらず、ここで逆に大東大は#43鎌田にディフェンスを集めてまわりの#8戸ヶ崎(3年・F)や#28兒玉(2年・PG)が得点。玉川大には焦りも見られ、再び追い詰めるには至らず。大東大が最後に点差を引き離し、玉川大を下して初戦を突破した。

 大東大は強みのインサイドを起点にリードを奪い続けるものの、ファウルやターンオーバーで勢いを継続できない部分があった。今年は昨年の4年生が抜け、スタートに#8戸ヶ崎や1年生の#99山崎が起用されるなどチームとしてやや生まれ変わりつつある。試合を重ねて完成度を上げていきたい。

 玉川大は春はずっとトレーニングや走り込みを重視してきたとあって、最後まで走り負けない走力と押し負けずにバスケットカウントを獲るフィジカルの強さが目立った。高さはないものの、持ち味が出せれば強いインサイドのいるチームにも対抗できるはず。3部での戦いも注目だ。

写真:大東大・岸本をかわしこの体勢からバスケットカウントを奪った玉川大・中野。玉川大はガード陣のスピードで大東大を凌駕し、会場を沸かせた。

※玉川大・塚越選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/9試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

13:00 関東学園大学 vs 筑波大学
14:40 東海大学 vs 江戸川大学
16:20 國學院大學 vs 拓殖大学
18:00 青山学院大学 vs 東京経済大学

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2012.05.08 (Tue)

【2012トーナメント】5/8結果

慶應義塾大学117(23-13,26-23,36-16,32-22)74山梨学院大学
立教大学47(15-21,11-17,8-16,13-20)74白鴎大学
駒澤大学65(14-12,19-15,17-24,15-23)74早稲田大学
日本大学86(30-13,16-17,23-20,17-21)71日本体育大学
東京成徳大学62(20-20,20-25,6-34,16-24)103専修大学
大東文化大学70(17-11,17-21,18-13,18-13)58玉川大学

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2012.05.07 (Mon)

【2012トーナメント】5/7レポート

1部・2部校も登場し
いよいよトーナメントも中盤戦


120507ando.jpg トーナメントはこの日から1部、2部のシード校が登場。6試合が行われた。9日までベスト16をかけた戦いが代々木第二体育館で行われ、ベスト8の決定する日は代々木第二体育館と駒沢屋内競技場の2ヶ所に分かれる。

 中央大埼玉大に、国士舘大東京農業大に、明治大東洋大に大差で勝利し、ベスト32に進んだ。関東学院大上武大法政大明治学院大は上位の関東学院大、法政大が立ち上がりでなかなか波に乗れず相手に迫られる展開となったが、次第に引き離した。

 第3試合、2部校同士とあってこの日注目の対戦となった順天堂大神奈川大の戦いは、3Qで一気に引き離した神奈川大が63-91で勝利した。
 序盤、神奈川大は硬さが見られファウルがかさんで思う様に流れに乗れない。一方上々の立ち上がりとなった順天堂大は2Qに入って#22飯田(4年・F)の3Pが次々リングを射抜き、ゲームの主導権を握って39-32で試合を折り返した。だが後半に入り、順天堂大がイージーミスを繰り返す間に神奈川大は#21増子(4年・F)らが攻め気を見せて連続得点。一気にリードを奪い返すと持ち前のディフェンスも機能しはじめ、3Qを9-30として2桁差をつけた。4Qでは#7古橋(3年・F)のシュートが追い打ちをかけるように決まり、結局30点近い点差をつけて神奈川大が快勝。初戦を突破し一歩駒を進めた。

写真:明治大は2年生の安藤がコントロール。得点面でもチームをリードした。

※神奈川大・増子選手、順天堂大・大下内選手、東洋大・前田選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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2012.05.07 (Mon)

【2012トーナメント】5/8試合予定

■国立代々木競技場第二体育館

10:00 慶應義塾大学 vs 山梨学院大学
11:40 立教大学 vs 白鴎大学
13:20 駒澤大学 vs 早稲田大学
15:00 日本大学 vs 日本体育大学
16:40 東京成徳大学 vs 専修大学
18:20 大東文化大学 vs 玉川大学

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2012.05.07 (Mon)

【トーナメント2012】5/7結果

埼玉大学67(11-30,19-25,12-19,25-28)102中央大学
国士舘大学105(21-11,23-16,31-12,30-25)64東京農業大学
順天堂大学63(15-16,24-16,9-30,15-29)91神奈川大学
明治大学90(21-13,25-17,20-11,24-11)52東洋大学
関東学院大学99(18-14,24-12,29-6,28-20)52上武大学
法政大学73(20-19,20-6,15-10,18-8)43明治学院大学

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2012.05.07 (Mon)

【2012トーナメント】5/7試合予定

■国立代々木競技場第二体育館
10:00 埼玉大学 vs 中央大学
11:40 国士舘大学 vs 東京農業大学
13:20 順天堂大学 vs 神奈川大学
15:00 明治大学 vs 東洋大学
16:40 関東学院大学 vs 上武大学
18:20 法政大学 vs 明治学院大学

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