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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2010.05.29 (Sat)

【2010新人戦】5/29 5~8順位決定戦レポート

流れを変えた3Qの3Pとディフェンスで
東海大が中央大を下す

東海大学69(14-19,13-18,26-11,16-16)64中央大学
100529wada.jpg前日、青山学院大との一戦を落とし、順位決定戦に回った東海大。そのままの勢いが出せればよかったが、立ち上がりは鈍い。中央大が#6小野(2年・F)の得点でリードし、1Qは14-19。2Qも中央大ペースで進んだ。#6小野が内外から攻め、#7渡邉(2年・F)の3Pもあって10点以上のリードを得た中央大。東海大はディフェンスの動きが青学大戦に比べて若干鈍い。なんとか盛り返したのは2Q残り2分の#18和田(1年・PG・福岡第一)のバスケットカウント、#33狩野(2年・SG)のシュートが決まってから。東海大は最大15点つけられた差をなんとか10点に戻して前半を終えた。
後半、ディフェンスをチェンジした東海大。中央大はプレッシャーの前に持ち味の早い攻撃をしかけにくくなる。序盤は#6小野で稼いだが、甘くなったディフェンスから#33狩野に連続の3Pを打たれると、東海大に流れが傾いた。中央大はリバウンド争いやレイアップをブロックされる部分など、サイズ不足という弱点が表に出始める。東海大は#33狩野の4本の3Pが効いて3Qで逆転。4Qで中央大を引き離した。ただ、中央大も簡単にはやられない。ここまで足りない駒を勝負所の集中力で補ってきた。守られながら#7渡邉が打っていき、#6小野のドライブなどで粘って10点以上引き離された点差を残り1分では4点差にまで戻す。しかし最後、#7渡邉が放った起死回生の3Pが外れてここで中央大反撃の大きなチャンスは潰えた。東海大が逆転から逃げ切り5位決定戦に駒を進めた。

写真:和田はアシストだけでなく、攻撃的な部分も見せる。


出遅れた日本大は追い上げ適わず
白鴎大が5位決定戦へ

白鴎大学80(24-7,18-14,14-28,24-23)72日本大学
100529kikuchiabibiu.jpg国士舘大との一戦では単発に終始してしまった日本大白鴎大との順位決定戦では序盤に#30アビブ(2年・C)相手に思ったように得点できず、1Qは7点という滑り出し。白鴎大は逆に積極性が見え、ゲームの出足で日本大を突き放した。日本大は前半いいところが見えずたったの21点。インサイドで得点できないのは致し方ないが、攻め手がなく動きがバラバラになってしまっている。#3石川(2年・G)がアウトサイドを打っていく形が続く。
しかし3Qには#3石川の早さで次々速攻を繰り出すと、日本大が得点面では持ち直した。白鴎大は#2石川(2年・F)が3Qで前日同様ファウルトラブルになるが、大きく慌てなかった。4Qになると#3横塚(2年・G)がミドルシュート、ドライブなどで積極的に得点し、再び点差を開く。日本大はこうした勢いの前に再び流れが悪くなり、白鴎大を追いつめるまでには至らず、試合終了となった。

白鴎大は昨年順位決定戦で大東文化大に敗れ、6位。最終日の順位決定戦は昨年の壁を破るチャンスだ。昨年からの経験を生かせるか。一方の日本大は石川以外の経験が少ないこともあるが、チームプレーができないのが痛い。浜田が戻ったことで好転した部分はあるが、この大会で見えた課題は大きい。

写真:日本大・菊地はアビブの前に苦しんだ。しかし高さのある相手にどうやって得点していくか今後の課題だ。

※東海大・田中選手、白鴎大・横塚選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】
「粘って勝てたのは新人戦チームで取り組んできた結果」
最後まで東海大らしくチームとして勝利を目指す

◆#24田中大貴(東海大・1年・SG・長崎西)
100529tanaka.jpgトーナメントからスタメンとしてプレイングタイムを得ている期待のルーキー。卒業した古川(JBLアイシン)の穴を埋めるには十分のサイズと能力を持つ。同じ背番号を背負うが、特に番号を継いだという訳ではない。だが、24番がシュートを放つ瞬間は大学ファンは奇妙な既視感を覚えるだろう。しかし異なる個性、異なる能力で彼は東海大で一個の選手としてこれからキャリアを築くことになる。
ここから始まる新たな24番の4年間が楽しみでもある。


-前日の青学戦から気持ちの切り替えはできましたか?
「コーチから言われている24時間ルールというのがあるんですが、その日1日は試合の悔しさもありますが、次の日になったらまだ2試合できる、ということでもう一度自分たちのバスケットができるよう気持ちを切り替えるようにしています。だから引きずってはいなかったです」

-出だしは少しもたついてしまいましたが。
「試合が終わった後も話をしたんですが、出だしは狩野さん(#33)以外はみんな声を出していなかったし、前半で乗っていなかったです。バラバラでした」

-中央大は2年生で経験もあるし、人数が少ないなかでここまで頑張っているチームですが注意点というのは?
「センターらしいセンターがいなくて5人全員が外から打ってくる。うちから考えたらセンターのディフェンスはミスマッチなんですが、ディフェンスの時はスピードのミスマッチを注意しようとしていました。そこはみんなで助け合ってできたと思います」

-後半になってディフェンスも良くなりましたが、ハーフタイムには何を?
「リードされていたんですが、もう一回しっかりディフェンスから入って相手に点を取らせなかったら差は開かないから、少しずつ返していこうということでした。チェンジングして2-1-2をしいて少し変化を与えたのでそこが良かったと思います」

-トーナメントからスタメンで出場していますが、責任は感じますか?
「試合に出たら1年生ということは関係ないんですが、応援されている、部員の代表なのだからそこはしっかりやらなければいけないし、それは当たり前のことだと考えています。役割としては苦しくなった時には点を取るのは自分の役目だし、コーチにもそこは行けと言われています。あとは自分と狩野さんだけがトーナメントに出ているので、2人で引っぱっていけということも言われています」

-ここまで新人戦用に練習も積んできたと聞きましたが。
「トーナメントの練習と新人戦の練習で毎日2部練習をしてきました。朝新人戦の練習をしたら、午後はトーナメントという風に。ずっとやってきたので今日粘って勝てたのはそういうチーム力の差だったり、ベンチが一緒になって盛り上がって4月からやってきたからだと思います」

-東海大に入ってここまでどうですか?
「入る前から全員で勝とうとするし、青学にも負けていないなと思うのはベンチも応援も本当によく声を出して全員で戦うチーム。練習の時も終わった後も試合に出る出ないは関係なく、みんなが努力する。そういうところは本当にいいチームだと感じています」

-24番はどうして選んだのですか?
「去年古川さんがつけていたということではないんですが、高校の時に番号を決めなくてはいけなかったんです。自分は長崎西なので監督に西(24)でいいんじゃないかと言われたのが決めた理由です」

-最後の試合に向けて抱負を聞かせてください。
「ずっと練習してきて、この新人戦チームでやるのはこれが最後だし、最終日まで戦えました。もう一度今日のことは今日のことで切り替えて、もう一度明日は東海のバスケができるように準備して明日も勝ちたいと思います」



「自分にできる部分をアピールしたい」
昨年より上の5位入賞を誓う

◆#3横塚 螢(白鴎大・2年・G)
100529yokostuaka.jpgアビブとともに今大会ではリーディングスコアラーとなっている横塚。持ち味は鋭いドライブやアウトサイドシュートだ。昨年まで出番はなかったが、今大会では十分力があることを示している。
昨年は惜しくも6位に終わったが、今年はもう一つ上の5位を目指す。ベスト4の壁を破れなかったことは残念だが、上位と戦うことでどこに差があるのか体で学んでいるだろう。秋以降もメンバーに食い込んで活躍できるか、この新人戦での戦い方も大事だ。


-昨年と同じ順位決定戦になった訳ですが、どんな気持ちですか?
「チームの目標は去年より上回ろうということで短い練習時間ではあったけど、やってきました。昨日は勝てた試合だったのに負けてしまって残念でしたが、気持ちを切り替えて絶対勝とうと。今日と明日勝てば去年より上だし、みんなの気持ちもそうでした」

-準々決勝の拓殖大戦はどこが敗因だと思いますか?
「リバウンドとか、アビブに任せてしまった部分がいっぱいありました。上3人のルーズボールやリバウンド、そういうちょっとしたところのミスで点差が開いてしまった。そういう小さな積み重ねで負けてしまいました」

-トーナメントも齋藤監督が同じようなことを言っていましたが、そこは1部などの差を感じますか?
「小さな差は1部のチームは細かいところができています。そこを見習っていかなければいけないし、細かい部分だけど自分たちにもできると思うので試合を通して経験できれば、勝ち続ければ試合もできるし、対戦することで相手の良さを盗んでいこうと思います」

-今日は入りからアグレッシブな印象でしたが。
「新人戦は練習期間が短いので、ブレイクの練習が主でした。早めの速攻で点数を取るのが形なんですがそれを最初から出そうと話し合っていました。そこをやっていけばこちらの流れになると齋藤監督にも言われていました。日大に追い上げられた時は点差の余裕もあってミスもありました。でもミスだけで点を取られていたのでそこをなくそうと言っていました」

-この大会では得点で貢献していますね。
「もともと2番でプレーしていたので、1番は初めてです。だから流れが悪い時は自分が2番になって点を取りにいこうと切り替えています。今日は抜ける場面もあったし、流れが良くなると感じた場面では積極的にいきました」

-秋もあるし、リーグで出番を得るためにはどういう部分を見せたいですか?
「自分にしかない部分もあって齋藤さんに使われていると思うので、そこをやってアピールしていきたいです。でも足りないところもあるのでそこは先輩を見習って、できる部分は出していきたいです」

-他の選手にないところというのは?
「ドライブだったりペイントを割っていったりそういうプレーですね」

-明日は最終戦ですが、5位になりたいですね。
「もちろんです、頑張ります」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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