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2010.05.26 (Wed)

【2010新人戦】5/26レポート

青学大は余裕を持ってベスト8へ
日本大は立教大相手に苦戦しつつ進出


100526yamazaki.jpg関東大学新人戦は、ベスト8の半分が決まった。
トーナメントから1週間あまり。新人戦に対しての練習はどこのチームも万全とは言えまい。基本の能力が高い方がこの場合は有利だ。また、ここに至るまでに明治大、早稲田大などが初戦で姿を消し、トーナメント以上にシードが大きく影響する新人戦特有の勝ち上がり方が見えている。

昨年優勝の青山学院大学。U-24の#56比江島(2年・F)、ルーキーとは思えない風格の#25永吉(1年・C・延岡学園)ほか、ツインタワーをはれる高さのある#8張本(1年・PF・中部第一)などトーナメント同様有力選手が揃う。能力の高い専修大を寄せ付けない戦いぶりでベスト8へ進んだ。専修大はインサイドで#22樋口(2年・F)が早々にファウルトラブルになり、#11宇都(1年・G・中部第一)が思い切って得点に絡めず攻め手が少なかった。また、守りでは#25永吉を止めきれず、ゴール下で次々と得点を許す結果となった。#3廣島(2年・G)が個人技で返すが、#33館山(2年・G)や#11宇都のシュートも単発に終始して大きく差を詰める展開とはならず試合終了。
青山学院大は連覇に向け、死角は少ない。次の相手は慶應義塾大対東海大の勝者となる。

100526kikuchi.jpg昨年準優勝の日本大立教大相手に苦しんだ。どこかもどかしいと感じるのは#3石川(2年・G)のスピードが生きない形だったからだろう。昨年は熊吉がインサイドで体を張り、名塚が走って石川の走るスタイルにぴったりマッチした。ポジションも明確で5人のバランスも良かった。しかしこの試合ではチームの形がアンバランスで、むしろ立教大の高さや早さに後手に回る展開が多かった。
立教大は#9婦川(2年・C)がインサイドでリバウンドを取り、#4小宮山(2年・G)が早い展開に持ち込み、#5菅原(2年・G)のシュートも決まった。後半追いつかれてからも3Q、4Qまで粘りを見せてあわやと思わせた。日本大は前半最後に1点逆転はしたものの、きっぱりと突き放せるポイントを作れず4Q終盤までもたもたした流れが続いた。勝負は、立教大のミスにより大きく動く。4Q残り4分半、2点を追う立教大は#9婦川がスティールから速攻に走るがレイアップをミス。その後日本大もシュートをミスするが、残り2分半でゴール下のルーズボール争いでインサイドの要である#9婦川が5ファウルで退場になってしまう。ここで日本大は#15服部(1年・G・市立柏)が2本の3Pを決め、ようやく最後立教大を突き放して辛くも勝利しベスト8。しかし次に不安の残る戦いぶりとなった。

代々木会場ではほかに筑波大拓殖大がベスト8を決めた。


100526sou.jpg駒澤屋内球技場で行われた国士舘大東洋大は、昨年7位の国士舘大がインサイドの強さを見せつけて東洋大を突き放した。203cmの#13曹(2年・C)に対抗するのは195cmの#34尾崎(1年・C・東海)。しかし高さ、パワーでは適わない。出足こそなんとか守る部分もあったが、次第にゴール下の支配は国士舘大に。加えて#4平田(2年・G)や#6竹内(2年・F)など機動力の高い選手が得点に絡んで国士舘大が東洋大を圧倒。ベスト16へ進んだ。

駒澤会場では昨年8位の慶應義塾大、同じく6位の白鴎大大東文化大らが同様にベスト16に進出した。

写真上:青学大の主将を務める#15山崎。アウトサイドの確率ではまだ苦心している。ここから調子を上げたい。
写真中:日本大は終盤に#25菊地がポストで得点し、立教大を引き離した。ここより先はよりインサイドの力が重要になる。
写真下:曹はやはり力強さでは別格。白鴎大のアビブやパブロビナス、青学大の永吉ら新人戦はビッグマンが大きなカギを握るだろう。

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昨年新人王に輝いた日本大・石川。昨年準優勝に終わったリベンジを果たせるか。


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チームを引っぱった立教大・小宮山。惜しい敗戦だった。


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インサイドで粘った婦川が退場になったのが痛かった。しかし3Pまでこなす幅広いプレーエリアはこれから立教大の大きな武器になるだろう。


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廣島は12点と、館山、宇都に続き得点。今後はやはりチームとしてどんなバスケットができるかが専修大には大事だ。


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宇都は27点。得点センスは高い。アウトサイド、ドライブもこなせるのが強みだ。


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やはり永吉の存在感は大きい青学大。激戦のブロックだが、どのような結果となるか。


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4番をつける国士舘大・平田。昨年以上の順位を目指す。


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トーナメントでも活躍した慶應義塾大・蛯名。慶應大にしては例年以上に粒が揃った新人戦だが、次は強敵東海大。大きな壁を越えたいところ。早慶戦も控えてルーキーたちには厳しいスケジュールであるが、そこでどう頑張れるかが将来の慶應大を決めるだろう。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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