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2010.05.15 (Sat)
【2010トーナメント】5/15 準決勝 慶應義塾大vs筑波大
慶應大がゴール下の強さを見せてリード
筑波大は終盤3Pを決め続けるが、20点差が縮まらず
慶應義塾大学103(26-20,24-11,27-23,26-27)81筑波大学
リバウンドの差は20本。これが勝負の結果に他ならない。筑波大は終盤3Pがほとんど落ちなかったが、それでもこの点差になってしまった。
#7岩下(4年・C)の守りは#36本井(4年・C)。しかし、序盤からインサイドへとボールが入り、慶應大がリード。筑波大はゾーンを試みる時間帯もあったが、春はそこまで作り込んではいない。さして機能しなかった。慶應大は#19蛯名(1年・G・洛南)などがルーズボールへも果敢に飛び込み、執着心を見せる。前半で19点のリード奪うと、筑波大は後半3Pに頼るのみでこの差を縮めることはできなかった。
慶應大はこの試合でようやく速攻も連発。#4二ノ宮(4年・G)、#5酒井(4年・F)も勝負のポイントで確実に得点していく。最後まで集中した慶應大が準決勝も100点ゲームで2年連続決勝進出を決めた。
慶應大はこの大会で試合をしながら成長を続けている。下級生も出場させておりまだまだこれからの部分も多いが、4年生がそれをいかに補うかが勝負を決するだろう。2連覇に向け、青山学院大に全力をぶつける。
筑波大も下級生を積極的に使っていった。#32武藤(1年・C・能代)や#35池田(1年・SG・京北)など、光るものは多い。まだ秋に向けてこれからだろう。次は日本大との3位決定戦に挑む。
写真:慶應大・家治は24得点。次第に調子を上げてきている。
※慶應義塾大・二ノ宮選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※筑波大・田渡選手のインタビューは追って掲載します。
「チームを一つにして勝ちたい」
連覇に向け、闘志を燃やす
◆#4二ノ宮康平(慶應義塾大・4年・G・主将)
この試合でようやく慶應大の走る形ができてきた。春から強化合宿でチームを行き来し、代表と慶應のバスケットの違いの中で、多少試行錯誤していた部分はある。慣れ親しんだフォワードが抜けて、下級生とどう息を合わせるかも時間のない中で課題だった。しかし周囲の人間が二ノ宮の望む動きを理解しさえすれば、本来の姿に戻れる。
普段はクールで、感情を体で表現する日本大の篠山や青山学院大の橋本などとは好対照だ。しかし、内面の意志の固さや秘めるものは誰にも負けないほど強固だ。それを決勝では必ず発揮してくれるに違いない。
-試合を終えて。
「勝負どころで岩下や祐典(#5酒井)といった4年生が頑張れたのが良かったと思います」
-相手もサイズが大きくなりましたし、インサイドは要だったと思いますが、注意していた点は?
「一番はリバウンド勝負でした。岩下がリバウンドを本当に頑張ってくれているので、それをガード陣、フォワード陣がうまく拾えていたのでそこが良かったかなと思います」
-今日のスタメンには蛯名選手(#19)を起用しました。大会の最初は少し合わない場面も見られましたが、試合をするにつれて息も合ってきたような気がします。
「息が合ってきたのと、あいつは元気があるので出てくるとチームの雰囲気も変わりますし、とてもすごい1年生です(笑)。気持ちが強いですね。体も強いんですが、一番は気持ちです」
-矢嶋(#22)、本橋(#14)といった1年生はどうですか
「2人ももちろん気持ちは強いんですが、まだ1年生ですし体の線が細いので少しそこは2人が苦労しているところだと思うんです。それは各自分かっていることのはずなので、これからやってくれると思います」
-ここまで岩下選手はかなりリバウンドを取っているんですが、そこから足を使った攻撃になかなかつなげられていなかったと思うんです。今日はようやく走れてきた試合でしたね。
「家治(#17)が意識的に走ってくれるようになったので、そこがいいところだと思います。昨日の試合から良くなってきていますね。去年の大祐さんのようにめちゃくちゃ早いという人とは違いますが、家治ともう一人走れる人が出てきてくれればいいですね」
-走り出しという点については日頃言うようにはしていますか?
「練習中から切りかえを早くしようとは言っていますが、去年よりはまだ全然早くない。そこはまだ課題ですね」
-でも電鉄杯の時点よりも良くなってきていますし、今日は二ノ宮選手も気持ちよく出来たのでは?
「そうですね、パスを前に出せたので。今までそれで結構苦労していたので(苦笑)」
-今日は積極的に内外で攻めました。
「相手も引いているところがあったので、空いていたらという感じでした」
-田渡選手が二ノ宮選手があそこまで意識して攻めてくるとは思わなかったと言っていたんですが、それぐらい意識していたのでしょうか?
「気持ち的な面もあったと思います。隙があったので自分のタイミングだったというだけですね。特にそんなに意識はしていません」
-明日は最大の強敵ですね。
「明日が勝負ですね。2連覇したいし、チーム全員がそう思っているのでチームを一つにしてそこは勝ちたいです。勝ちにいきます」
筑波大は終盤3Pを決め続けるが、20点差が縮まらず
慶應義塾大学103(26-20,24-11,27-23,26-27)81筑波大学

#7岩下(4年・C)の守りは#36本井(4年・C)。しかし、序盤からインサイドへとボールが入り、慶應大がリード。筑波大はゾーンを試みる時間帯もあったが、春はそこまで作り込んではいない。さして機能しなかった。慶應大は#19蛯名(1年・G・洛南)などがルーズボールへも果敢に飛び込み、執着心を見せる。前半で19点のリード奪うと、筑波大は後半3Pに頼るのみでこの差を縮めることはできなかった。
慶應大はこの試合でようやく速攻も連発。#4二ノ宮(4年・G)、#5酒井(4年・F)も勝負のポイントで確実に得点していく。最後まで集中した慶應大が準決勝も100点ゲームで2年連続決勝進出を決めた。
慶應大はこの大会で試合をしながら成長を続けている。下級生も出場させておりまだまだこれからの部分も多いが、4年生がそれをいかに補うかが勝負を決するだろう。2連覇に向け、青山学院大に全力をぶつける。
筑波大も下級生を積極的に使っていった。#32武藤(1年・C・能代)や#35池田(1年・SG・京北)など、光るものは多い。まだ秋に向けてこれからだろう。次は日本大との3位決定戦に挑む。
写真:慶應大・家治は24得点。次第に調子を上げてきている。
※慶應義塾大・二ノ宮選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※筑波大・田渡選手のインタビューは追って掲載します。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「チームを一つにして勝ちたい」
連覇に向け、闘志を燃やす
◆#4二ノ宮康平(慶應義塾大・4年・G・主将)

普段はクールで、感情を体で表現する日本大の篠山や青山学院大の橋本などとは好対照だ。しかし、内面の意志の固さや秘めるものは誰にも負けないほど強固だ。それを決勝では必ず発揮してくれるに違いない。
-試合を終えて。
「勝負どころで岩下や祐典(#5酒井)といった4年生が頑張れたのが良かったと思います」
-相手もサイズが大きくなりましたし、インサイドは要だったと思いますが、注意していた点は?
「一番はリバウンド勝負でした。岩下がリバウンドを本当に頑張ってくれているので、それをガード陣、フォワード陣がうまく拾えていたのでそこが良かったかなと思います」
-今日のスタメンには蛯名選手(#19)を起用しました。大会の最初は少し合わない場面も見られましたが、試合をするにつれて息も合ってきたような気がします。
「息が合ってきたのと、あいつは元気があるので出てくるとチームの雰囲気も変わりますし、とてもすごい1年生です(笑)。気持ちが強いですね。体も強いんですが、一番は気持ちです」
-矢嶋(#22)、本橋(#14)といった1年生はどうですか
「2人ももちろん気持ちは強いんですが、まだ1年生ですし体の線が細いので少しそこは2人が苦労しているところだと思うんです。それは各自分かっていることのはずなので、これからやってくれると思います」
-ここまで岩下選手はかなりリバウンドを取っているんですが、そこから足を使った攻撃になかなかつなげられていなかったと思うんです。今日はようやく走れてきた試合でしたね。
「家治(#17)が意識的に走ってくれるようになったので、そこがいいところだと思います。昨日の試合から良くなってきていますね。去年の大祐さんのようにめちゃくちゃ早いという人とは違いますが、家治ともう一人走れる人が出てきてくれればいいですね」
-走り出しという点については日頃言うようにはしていますか?
「練習中から切りかえを早くしようとは言っていますが、去年よりはまだ全然早くない。そこはまだ課題ですね」
-でも電鉄杯の時点よりも良くなってきていますし、今日は二ノ宮選手も気持ちよく出来たのでは?
「そうですね、パスを前に出せたので。今までそれで結構苦労していたので(苦笑)」
-今日は積極的に内外で攻めました。
「相手も引いているところがあったので、空いていたらという感じでした」
-田渡選手が二ノ宮選手があそこまで意識して攻めてくるとは思わなかったと言っていたんですが、それぐらい意識していたのでしょうか?
「気持ち的な面もあったと思います。隙があったので自分のタイミングだったというだけですね。特にそんなに意識はしていません」
-明日は最大の強敵ですね。
「明日が勝負ですね。2連覇したいし、チーム全員がそう思っているのでチームを一つにしてそこは勝ちたいです。勝ちにいきます」
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